しなのさかいの駅前広場

みんな考え始めているようです。いろいろと。

KATO クモハ52(2次車)飯田線

こんばんは。しなのさかいです。




梅雨入りとほぼ同時に台風と集中豪雨が日本列島を襲いました。
関東平野もその一部だったのですが、過ぎ去るとカラリとした湿度の週末になりました。

雨降りではない日曜日は久しぶりだったのではと思い、模型活動をほどほどにして朝から近所の山の中へ。
こんなことでもしておかないと、なかなか月曜日からの都会への往復には耐えられそうにありません。

山坂道ではバイクもオープンカーも自転車もビュンビュンと走っていました。
みんな同じことを考えている週末なんですかね。







カトーからクモハ52(飯田線)2次車が発売されました。
これにて飯田線に集結していた5両の流電は同社製品でコレクションできるようになりまして、もちろん当方の手元にも5両のクモハ52が所属することとなりました。

今回は広窓流電のこと、それから少々旧国シリーズの“まとめ”という意味を込めて駄文を書いてみました。
よろしければお付き合いの程よろしくお願いいたします。



① 広窓流電のおもひで



まずは当方にとっての2次車流電。
飯田線の旧型国電に“間に合わなかった”当方にとって、今回の2次車、広窓流電たちは、グリーンマックスのカタログ上で眺め続けた「あこがれの飯田線の旧国」そのものでした。

流電のページを眺めるだけの年月が過ぎ、こんな年齢になってしまいましたが(?)、ヘッドライトとテールライトが点灯する完成品模型を買えるときがやってきたのです。
「カトーは寝て待て」ですねー。

今回の発売に合わせたタイミングで、いろいろと知識を得る機会にも恵まれました。
グリーンマックスが選んだのは、両端が003と004で、中間車の1両がサハ87の編成だったんですね。
学習の成果と言えばオーバーですが、そんなことにも今更ながら気づいて「へー」と感心しています。



② 10-1288を活用してみる

さて。
このまま003と005の編成で走らせても良いのですが、少しだけ思いつきがありまして。




2015年発売の10-1288です。
この中からクモハ52004とサハ75106を取り出します。





今回の2次車セットのうち、クモハ52005をクモハ52004に交換。
005は偶数向きに方転改造されていたものですから、正規の偶数向きの004に置き換えても差し支えないのでしょう。
スロットレスモーターではなくなりますけど。





その004の次にはサハ750106を連結します。





続けて今回発売されたセットからサハ75103、クモハ52003を連結。
こうすることで、屋根の“塗り分け位置”が整った4両編成になります(窓割りはイマイチですけど)

この編成が史実として実現していたのかどうかは今のところ分からないのです(本棚の文献を探しましたが見つけられませんでした)
けれど、豊橋の流電編成同士の組み合わせですので「あったのかもね」と。

飯田線の旧型国電を集めてみると、考察や空想が広がってきていくようで、これからいよいよやってみるか…という感じです。



③ 2013年から2023年へ



2013年の秋に発売されたクモハ53007と並べても違和感のない仕様。
このさりげない質感の同一性に改めてうっとりするのです。
皆さんはいかがでしょうか。





特に、塗料の色調は11年経った今も全く同じ(あえてクモハ53007は初回品を置いています)
最近、他社製品でよく見られる「今度はこうなるのかー」といったガチャ性は皆無です。
艶や手触り感もまるで同じでして、クリーム色が透けるとか、塗り分け線が歪むとか、そういうこともありません。





2013年当時の仕様の検討がいかに入念に行われた上でのものだったかということを、今回のクモハ52を手にしたユーザーはかみしめなければなりませぬ。

当たり前のようで、でもそれはカトーだから可能だったことなのではないでしょうか。
“シリーズ”と銘打った以上の「責任」のような強い意志を、この不変の仕上がりから改めて感じ取った次第です。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎





カトーによる「飯田線の旧形国電」は、今回のクモハ52・2次車の発売を持って大団円を迎えることとなりました。

当ブログでも2013年から本シリーズの旧国車両たちを見続けてきただけに、エンディングとなることには一言で表せない、感慨深いものがあります。
“10年ひと昔”と言いますが、もうそんなに時間が経ってしまったんですね。





今振り返ると、このシリーズに寄り添った年月は、鉄道模型の楽しみ方を再認識する「旅」そのものでもありました。

そして「楽しみ」とは、この趣味の黎明期における、小規模ながらもバランス良く総合的に鉄道シーンを捉えようとする追求の実践であり、そのための観察力を日々(無意識に)鍛える、というものだったように思います。
昔のグリーンマックスのカタログに掲載されていたネタの数々を見て、自分でも「ああそうか」と考え始めたときの「対話」は、そのイメージに近いでしょうか。

ある意味で「豊かになってしまった」時代に、この趣味へ入門した当時の淡い思い出を呼び起こさせてくれたカトーには重ねて感謝の言葉しかありません。
「鉄道模型、Nゲージってこうやって遊ぶものだったはずですよね」って語りかけ続けてくれたような気がしています。





1970年代から1980年代初頭までは、生き生きとした鉄道シーンが日本の各地で見られたものでした。
現実の世界をデフォルメしながらスケールダウンするこの趣味のあり方は、入門すれば当たり前のようにくぐっってみたくなる関門だったのです。
やがて地方交通線が次々と廃止になり、貨物列車も幹線のコンテナ列車ばかりとなると、その関門が見えにくくなり…

1/150スケールの旧型国電たちは、その原点のようなものへの回帰へと誘う存続でもありました。





幸いにも当方は「飯田線シリーズ」を旧型国電に限らずにコンプリートできています。
仮にコレクションの断捨離をするとしても、本シリーズだけを手元に残すことで細々と、大きな財政負担などなく鉄道模型趣味を続けることはできそう。
正に「ワールド」を考えた上で「飯田線」という舞台が選ばれた故の結果ではないでしょうか。

製品の価格が高騰し続けているだけに、この「いざ」というときのことを考えた気持ちのゆとりは大きく、いざとなればシリーズだけを家から持ち出す覚悟ができています(ナンダソレハ)





今後カトーが「飯田線シリーズ」をどうするつもりかは全く分かりません(分かりようがありません)。

ただ、2013年のシリーズ開始当初は疑われていたはずのユーザーの支持が、実は11年間もの間、一定程度存在し続けていた訳で。
このことをポジティブに捉えるかネガティヴに捉えるかは、今後の企画をウォッチし続ければ窺い知ることができそうです。

つまり「飯田線シリーズ」の続編が現れなくても、カトーが本シリーズの意義を捉え続けているかどうかは考えているかは「見えちゃいますよね」っていうことです。
上手く言えませんが、飯田線シリーズのDNAがカトーの中に残る限り、カトーファンを続けていくことはできるのでしょう。



エンディングからエピローグへ。
何をしてみようか、何から始めたらイイかとあれこれ考えているところです。


ではまた。
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  1. 2023/06/05(月) 22:30:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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気づかされる日々

おはようございます。しなのさかいです。




この前の土曜日は、自宅から車でそう遠くない場所にある古民家カフェで新鮮な空気を吸ってきました。

1/150スケールの模型が発売されることとなった某名古屋系喫茶店も、まだまだ珍しかった頃と現在とを比較すれば、もはや「うるさくて落ち着けない場所」でして。
この場所が関東平野の「へり」に当たるのだと気づくと、眼下に広がる灰色の地面を見渡しているうちに「なるほどそりゃそうだよな」と理解できるのでした。

だんだんと自分が生存できる範囲が郊外へシフトしているようで気がかりです。




カトーの流電2次形はまだ引き取っていませんので、今回は些細なお話でもと思いまして。
よろしければお付き合いください。





ずいぶん前ですが、こんなものを買っていました。
レイアウトのリニューアル工事の真っ最中でしたので、どちらかと言うと線路のチェックのために手っ取り早く買ってきた車両を置いてみた、という1シーンです。


トミックスの「ゆふいんの森」は2007年の発売だったかと記憶していて、その後に何度か再生産されていました。

よくできた製品ではないか、と思っているんですが、フロントガラスのワイパーが表現されないことにやや不満がありまして、今回の再生産で改善されないかと期待していたんですが、そうはなりませんでしたね(こういうところはやらないんだな)。
立石の方々には、もうこのままにして、これ以上の改良再生産なんてしないでくださいとお願いしておきます。





で、線路の上で見ているうちに、ふと気づいたことが。
「所属標記なんて印刷されてたっけ?」

トミックスでは、あのPG仕様の「瑞風」でさえ印刷していなかったはずですから、ちょっとびっくりしました。
過去製品ではこんな印刷はなく、どうやら今回で採用した「仕様」のようです。
公式のアナウンス文にも「印刷しまっせ」のような記述は見当たらないので、果たして気まぐれでやっているのか、そうでないのかが全然分からなくて、そのうち考えることすら面倒になってきました。





そして車両をケースにしまおうとしたら、またもや妙な点に気づく羽目に。
「ケースにこんなカキトリってあったっけ?」

最近こちらも改良されたみたいですね。
ただ、ユーザーとして求めてしまうのはケースの機能の維持ですから、本当に「改良」なのかどうかは以前と同じように裂けるようなことがないか見定めてみる必要がありそう。
ボーっとしていると、いろいろな変化に置いていかれそうですよ。





レイアウトの工事もひと段落しましたので。
近所の量販店で電球色の室内灯を買ってきて、アンバーな雰囲気を楽しんでみました。





ところが、中間のトレーラー車・キハ70-2だけ室内灯が点かない。
いや、点くときもあるんですが、ほとんど点かないんです。
室内灯自体に不具合があって発熱していたら大変なので、運転もそこそこにして原因を調べることにしました。





まさか、こんなことにまで「気づく」こととなるとは。
集電機能を兼ね備えたウエイトが短くて、室内灯の集電スプリングを差し込んだ下には僅かしか届いていないのです。
だからウエイトとスプリングが接触しないのですね。

以前からこんなだったのか記憶になくて困惑しています。
設計段階ではこれで可とされたのでしょうか。
面倒くさいこととなりました。




(おまけコーナー)

最近気づいたことをもう一つだけ。

当方は以前から車両ケースに興味があり、それは模型部屋のビジュアルに直結する要素だからです。
少ないスペースでビシッと収まれば、同居人たちの理解も(多少は)高くなるというもの。
逆に細かい箱があちこちに散らばっていては、ね。

サードパーティでもその辺の需要を察しているようで、ケースや工夫されたウレタンを発売していますが、当方からすれば納得できるものはありません。
無印良品とかセリアで車両ケースを作ってくれないかな…と本気で思うこの頃です。


そんな中、手元にあったマイクロエースの空箱に、クレオスの「Mr.ツールクリーナー改」を浸したティッシュを当てて拭いてみたんです。





綺麗に文字が拭き取れました。
こういうやつが欲しかったんですョ。
マイクロエースの二代目ケースはなかなか丈夫でしてね。

大変失礼ながらメーカー名まで消えてしまったところに自分としては納得感がありました。
だって、中に入れる車両がマイクロエース製とは限りませんから。
飽くまでも1人のユーザーとしての、汎用「車両ケース」の求め方として御理解ください。





でも、どれもが綺麗サッパリに…とはいかないようです。
現在の成績は2勝2敗。
さすがに印刷の強弱までは見抜けないなぁと困っています。


ではまた。

  1. 2023/05/27(土) 10:00:00|
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KATO クモハ52(1次車)飯田線

こんばんは。しなのさかいです。




昨年末にカトーから発売された10-1764 クモハ52(1次車)飯田線 4両セット。

お店から持ち帰って、すぐにセットアップしようと思っていたところ、レイアウト工事を優先してしまったために、そのままにし続けてしまいました。

4か月以上の遅れでようやく車両ケースを開け、神々しいカトーの横須賀色を見てニヤッとし、ささっとジャンパ栓受及びジャンパ線、室内灯を取り付けてみました…というのが今回の話題です。
お付き合いいただければ幸いです。





「流電編成」となると、どうしてもその顔になるクモハ52に注目されがちですが、当方は次第にこの編成に欠かせない中間車たちが面白いと思うようになりました。

今回の中間車は「サハ48021」と「サハ48024」。
これらは関西急電のグループではなく、横須賀線向け32系電車に属していたサハ48(サハ48001~サハ48028)のうちの2両でした。
この2両はその後、関東各地と静岡を経て、021は1970年に、024は1965年に豊橋(つまり飯田線)へ転属させられています。


「じゃあ、クモハ52001とクモハ52002の間にあった本来のサハは?」という疑問が生まれてきます。
本来のサハ…

実は「サハ48029」という編成美の整った三等車が「サロハ46018」(→サロハ66020)という合造車とともに存在していたのでした。

サハ48029は昭和28年に横須賀線へ転属。
昭和38年頃には3扉化改造により「サハ58000」に改番されて宇野線へ…と、クモハ52とは運命を共にできなかったようです。

今回の流電編成は、中間車のすれ違いの運命によって生まれた、言わば関西と関東の文化の融合による編成、ということもできそうなんです。





サハ48021




サハ48024


021と024は構造的に同じはずなのに、前位と後位が逆というミステリーがあるようで、印刷でもこの事実が反映されています。
それだけでなく、リベットの列数の差異も両車で作り分けるという金型レベルでのこだわりが。

起こす金型数の制約から合理的な発想で設計されることが多いNゲージの中で、今回のセットには「ここだけは」というこだわりがあったように見受けられます。
少なくとも調査不足による「エラー」が生まれる気配は、カトーの飯田線旧国シリーズに関してはほぼ皆無でした。





サハ48は出自が異なると言いましたが、それでもかろうじてクモハ52001、002とともに小窓が並ぶ外観となるため、この4両で組成されると「比較的美しい編成」と評価される向きがあったようです。

ウインドウ・ヘッダーの高さが若干違うためだからか、屋根下の青15号の塗装幅が揃いませんが、許容範囲、ということですかね。
「良いことにする」といった心の中の整理が旧国とのうまい付き合い方の一つなのかも。



飯田線にいたサハ48は計3両。
流電の正統派流電中間車である「サハ48034」(元サロハ66016)は10-1288で製品化されましたから、これにて3両はコンプリートです。

10-1288の発売当初は「なんで片側だけがクモハ52のセットにしたのだろう?」という疑問がありましたが、今振り返れば飯田線旧国コレクションには欠かせない4両セットで、もし先に両端クモハ52の編成が発売されたなら、製品化の可能性は低かったかのかもしれません。

10-1288の発売はもう8年も前のことだったりします。

2015年8月25日「KATO クモハ52004+クモハ54100 飯田線」





クモハ52001にはジャンパ栓受とジャンパ線がそれぞれ別パーツ化されました。
よって栓受は青15号、線は黒という色分けが。





でもこれはクモハ52の流線型が、テールライトと同様に栓受を飛び出させていることからの合理的かつチャレンジングな設計なのかもしれません。
従来の「ジャンパ栓」パーツが栓受と線とで分離するとなると取付作業も大変になるのでは。

クモハ52の奇数車は今回が初めての製品化でした。





駅に佇むクモハ52002。
背景に黒い貨物列車があると、より飯田線らしく見えます。





こんな走行シーンを肉眼で見るには、もう少し早く生まれている必要があったようです。
でもまぁ、こうして手元でいつでも再現できるようになったのですから。
ありがたいことです。



蛇足ですが。
ある意味で“レジェンドコレクション”な蕨方面のクモハ52と比較できないのが残念です。

今から20年前。
2003年6月に現れたNゲージ初の完成品としての流電製品は、今回のカトーの4両と全く同じ内容だったんです。
梅雨空の中、新宿の「さくらや」の新製品展示コーナーで他のお客さんと共有したあの時間と空間は一生忘れられない宝物となりました。
何故か、誰もが展示品を見たまましばらく動くことがなかったと記憶しています。

前述の「サハ48029」はその蕨方面でしっかりと製品化されとりますので、興味のある方は是非。




⬜︎ ⬜︎ ⬜︎



2013年から始まったカトーの「飯田線シリーズ」。
これまでに数々の「シリーズ」が銘打って走り出しましたけど、カトーにおいてここまで長く、かつ尻切れにならずに走ってきたシリーズは、同社の中でほぼ見られませんでした。

いや、正確にはこのシリーズも尻切れになるところでしたね。
当方は1年以上前にそんな懸念を指摘していました。

2022年2月11日「もう一度、飯田線に帰ろう。」







数年ぶりに新しいカトーの飯田線の旧型国電が発売され、それとともに同シリーズ内の旧型国電は今回と次回(2次車)で終了すると、しっかりアナウンスされています。

振り返れば、足掛け11年のうちに、そこそこの量の旧型国電が手元にある訳で。
ユーザーがこれらを活かすために何かを取り組んでこその「飯田線シリーズ」のエンディング、いやエピローグ。
その辺りのヒントがあれば…と思い、4月末に総本山を参拝してきました。





およそ100名の観覧者が来場したため、急遽椅子が追加されました。
それでも立ち見が出現したほど。
当方よりも御年配の方々がほとんどでしたが、鉄道模型への向き合い方については世代を越えて同じ姿勢なのではと思いました。





会場で撮影許可がありましたので1枚。
2次車は5月23日発売予定だそうです。
再びこちらを囲みながら、近日中にあれこれと考えてみることとしましょうか(^^)





ではまた。

  1. 2023/05/17(水) 23:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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運転再開

おはようございます。しなのさかいです。




またもや御無沙汰してしまいました。

今年のGWはカレンダーどおりのオンオフとなりましたので、ありがたいことに5連休が出現してくれました。

なのですが、関東平野から各方面へ延びる車列の規模は「脱出」という言葉が相応しい程のものでしたよね。
あれでは、せっかく脱出した先での困難とか他者とのトラブルも簡単に想像できてしまう訳で「それならと大人しく…」とあきらめて、ずーっと自宅に引きこもり。
今回に関しては、連休中は働いてしっかり稼ぎ、その後の混雑がないときにゆっくりされる方がリフレッシュにはよろしかったのではないでしょうか。

当方は、せいぜいこうして新緑の森の中を徒歩で抜けて、近所の量販店へパトロールに出動することがイベントでした(そのお店は見事にガラガラでしたね)





さて、レイアウト工事はひとまず「終わり」としました。
思わせぶりにトワイライトエクスプレスを置いてみて、線路を張り替えた北海道風直線モジュールの雰囲気チェックをしているところです。

以前と比べると、ユニジョイナーによる線路の繋ぎ目がゼロとなっています。
線路際のコースターフも撒き直してバラストの色との対比、境界線をより楽しめるように。

ハエタタキは北の扇形庫から先生の強烈な指導により背を低くしてみました。





コーフターフは時間とともに褪色することがあるようで、新しい部分との差が目立ってしまいました。
時間が解決してくれるだろうと思いますが…





こちらは12月から1月にかけて線路を張り替えた田園モジュール。

思えば、このモジュールの線路上に散在していた「繋ぎ目」をどうにかしようと立ち上がってしまったことが足掛け5か月に及ぶ大工事のトリガーでした。
無計画な着工だったナと大反省しています。





カーブ区間もカント付複線線路を張り替えて、さらにレールをフレキシブルレールのロングレールに交換。
これにより、繋ぎ目でレールの踏面が落ち込むような違和感がなくなりますので、長編成の列車が妙な上下挙動なくシャーっと走り抜けてくれる様を見るとホッとします。
今は動画でレイアウトの走行シーンを見ることが多くなりました。
そうしているうちに「こういうのはマズいな」と思うようになってしまったという訳です。
今の時代ならではの新しいこだわり、でしょうか。
こだわって不具合をゼロにできることでもないのですが、少なくとも意識するようにはなったョということです。





ところで。
KATOの581系は最近発売された「スリットタイフォン」のクハネ581が先頭に立つものです。
581系よりは583系派な当方は、かつて2回あった KATO製581系入手の機会をスルーしていました。
それぞれの発売時期には他に買わなければならないアイテムが盛りだくさんでしたので、優先順位を付けて仕方なく…という面がありました。

塗装はピカピカだし、ナンバーなどは印刷済みだしと、外観の形状の精密化(別パーツ化)を求めなくてもため息の出る品質、仕上がりってあり得るのだなと。
久しぶりに新しいカトーの編成モノを手にして再確認した次第です。
できれば「スリットタイフォン」というサブネームだけはどうにかしてもらいたかったなと。

今回の運転再開を楽しむにはちょうど良い長編成でしたので、いつも通りに全車にLED室内灯クリア(白色・フィルター入り)を取り付けて試運転。
これにて復活でございます。





これまでの1年間は、樹木の増産、温泉宿の自作、そしてレイアウトの約半周に及ぶ線路の張り替えと地面系の作業、しかもロングランなそれを続けてしまいました。

これはこれで楽しみ方の一つではありますが、いつまでも列車を走らせられないようでは精神的によろしくなく、やはり何事もバランスが大事なのだと気づきます。

今後の課題は「車両」と「地面」の両立を図りながらの進み方で、限られた自由時間とのニラメッコをする必要がありそうです。




あ、静岡ホビーショーには行きませんよ。
理由はいろいろです。

ではまた。


  1. 2023/05/12(金) 09:30:00|
  2. 鉄道模型(レイアウト)
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端梁パーツの活用



線路際の住民です、相鉄にまさかのQシート車が来るなんて思いもよりませんでした、川越行きと川越市行きの2種類は経由地が違いますから注意しないといけません。

さて最近は購入した製品のアップグレードにハマる毎日です。C55をきっかけにトミックス旧型客車を弄る事が多くなったのですが、附属するダミー端梁パーツを眺めてるうちにビジネスカーナックルを取り付ける事でカトー車両との連結出来るのではないかと思い立ち早速試して見ました。


ナックルの小さいビジネスカーナックルでも 流石にそのままではカプラーの取り付けや首振りができないのでカプラーが当たる端梁部分を削りカプラーが左右に振れる事が出来る様にします、ナックルが小さい為に削り出す幅か小さく済みます。

加工した端梁パーツにカプラーを合わせて支障がない事を確認してから ネジの取り付け位置を決めピンバイスでネジ穴を開けネジを取り付けます。

エコーの精密ビス直径1.2mm をカプラーにセットして端梁パーツに取り付けます
一度締めてからカプラーの首振り具合や水平になる様にネジを緩めながら調整し最後にネジの端梁パーツから飛び出た部分をカットして車体に取り付けます。ここで問題がなければとりあえず完成です。


トミックス客車の難点のひとつに客室仕切が無く座席剥き出しでは興醒めです。


とりあえずBMTN取り付けの車両ですが、アルモデルの仕切り板を取り付けてどの様な感じになるのか取り付けてみました。


客車ドアに曇りガラスを入れれば様になるでしょうか。
何だか元々は余りパーツの活用目的なので極端な走行に向きませんが、編成中間に入れたりカトー客車と混結出来るのは遊びの幅が拡がりますね。
  1. 2023/05/08(月) 21:11:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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