しなのさかいの駅前広場

ご無沙汰しています

春になってしまいました

大変おひさしぶりでございます。しなのさかいです。




今年も春になってしまいましたね。
もう辺りはすっかりと葉桜状態ですが、桜が咲くと、どうしても「1年」という時の積み重ねを意識してしまい、気が滅入ることばかりです。
当方がこの花の咲く季節を愛でることができるのは、もっと先の、本当に肩の荷が下りたときになるのでしょう。
それまではひたすらに前を向いていかねばなりませぬ。


そんなことよりも。
とうとう未更新期間の長さを更新してしまったようです。
本当に申し訳ございません。

2月の後半から4月当初にかけて娘たちの新しい生活を支援していたり、また人事異動によって仕事をゼロから覚えなければならなくなるという困難が生まれたりして、Nゲージのことが頭の中からすっかり消えてしまっていました。
というわけで、身内に別に不幸があったわけではありませんので、念のため申し添えます。

とにかく、何重にも変化があった大変な日々でありました。
いや、今もあり続けています。





このような多忙な中で、かろうじて取り組んでいた趣味活動が「木」の増産でした。
製作練度を高めているうちに、同様の方法で極初期に製作したモノが陳腐化して見えてきたため、現在のスキルで製作したものと置き換えようと考えまして。

その置き換えた「木」ですけれど、やはりクローズアップするとアラが見えてしまいますので、背景としてボケている画像でお許しください。





こういう角度からだと、ちょっとそのアラが見えてしまいますかね。
まぁこんなものでイイのですよ。
以前から申してきたとおり、見た目と耐久性とホコリの掃除のしやすさを程よくバランスよく検討した結果でございます。





「木」の下が空いていると、向こう側の光が漏れてしまい、山としての奥行き感が欠けるんですよね。
こんな課題を解消しようと、最奥の列はより密接に、地面に接する形で「木」を植林し直してみようと企んだことがキッカケです。
だんだんとそんな細かいところに神経を使う欲が生まれてきています。





カトーの165系「伊那」を。
この山岳モジュールは背景が全て立体物となる(背景画に頼らない)ことを目指してやって参りました。





※向きが揃っていないかもです


年頭の挨拶で「今年はもう少し更新を」というようなことを書いたのに、このテイタラクですから。
情けない限りです。

ただ、実際に新製品方面の話題も乏しいままのような気がしていて(飽くまでも当方の主観です)、趣味方面における外部からの〈牽引力〉が市場全体で失われているのかもってな風に思うんです。
簡単に言ってしまえば、模型店へ足を運びたくなる熱のようなものが全く失われている…というか。


自分の中で、何らかの方法でこの趣味の火を燃やし続けないといけなくなっていて、これが簡単なようで実に難しい(「ぼっちキャンプ」みたい)。
皆さんもそんなところではありませんか?
この場を更新すること自体が自分にとっての「火を燃やし続けること」になっています。


てなことで久しぶりの本稿はおしまいです。
ではまた。


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  1. 2024/04/21(日) 09:30:00|
  2. 鉄道模型(レイアウト)
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リニューアルの時代の困難な隘路

お久しぶりです。しなのさかいです。


「今年はもう少し…」と、マトモにこの場を運営しようと決意していた2024年の正月明けでしたが、早くも御覧のとおりの有り様となりました。
誠に申し訳ございません。

とにかく休日の自由時間がないんですね。
下の娘の4月からの生活のことなど、やらなきゃいけないことが(仕事をしている日よりも?)多過ぎて、気がつけば日曜日の夜。
そして、眠ったのか眠れなかったのかよく分からない一夜を抜けて月曜日の朝。
家から押し出されるようにまた仕事に向かうのです。
そうこうしているうちに「これはもう、しばらくお休みをいただくしないな」と。



そんな週末に少しでも趣味の香りを嗅ぐことができる時間は、買い物などの用事で外出するついでに立ち寄る模型店なんですが…
店頭に並ぶ「新製品」たちも、10年前と比べると大分様変わりしましたよね。

過去に書きましたとおり、まずは「①企画内容の高揚感のなさ」が襲ってきましたけど、やがて「②価格の上昇」が重なってきました。
もうこの辺でお金の使い方は見直さざるを得ない状況でして、このことはこれまでにアレコレと書いてきましたっけ。

その上で現在は「③望まないリニューアル」が追い討ちをかけてきたんじゃないかと考えるのです。

とにかく「リニューアル」のサイクルが早くて戸惑っています。
戸惑ってしまうということは、必要性を考えたこともなかったということです。
たまに賛同できる企画があって、上昇した価格になんとかして付き合って買い求めたフル編成が、僅か4、5年(もっと短いかも)で当のメーカーに否定されてしまうという嫌なトレンドが完成しつつあります。
こうなってくると「どうせ買ってもまた数年後には…」と考えてしまうもので、そのうち鉄道模型、Nゲージにお金を使うこと自体を疑問に思うことになりはしないかと。

市場全体で、上流と中流で売れる仕掛けを考えていることは十分に伝わっています。
リニューアルパーツの分売という小さな商いで旧製品を持つユーザーを救済するよりは、そのユーザーに買い直させた方が売上げも良いのでしょう。

その一方で、ユーザーを財政的に疲弊させて、結果的に鉄道模型ユーザー人口を縮小させていないかと心配しています。
買う人が少なくなれば当然に…ですよ。



久しぶりなのにつまらないことを書いてしまいました。
これまでも自由時間が少ないときはありましたけど、月末に待ち望んでいた新製品が何らかの起爆剤となって、模型に向き合う気力だけは維持できていたような気がします。
今はどうなんだろうと。

メーカー各社から毎月発表される「新製品」を見ながら、Nゲージ趣味から退場するユーザーが増えていないかと、改めて気になった次第です。









(おまけコーナー)

とはいえ。
この週末は久しぶりにまとまった自由時間を持てたのでした。





「ラストラン」の編成だとか、「ありがとう、キハ183系」だとかそんなことはどうでもよくて、見慣れたカラーリングのボディがようやく真っ直ぐにリニューアルされたことにホッとしたということです。
当たり前のことが当たり前じゃなかった時間が長かったので、ただそれだけを味わいたくて買い求めてしまいました。





うん、よろしいですね。





左が今回の、右が2021年の(キハ183-500)。
屋根裏の、窓ガラス上部の取付位置に沿ってイカつくなっています。
この措置により「曲がらなくなったよ」と立石の聖職者たちは言いたいのでしょう。





でもですね。
この2021年発売の98419「おおぞら」6両セットは、キハ183-1500を例外として(コイツはやはりダメでした)連続窓のキハ183-500(画像奥の室内灯が点いている方)、キハ182-500は今回の製品と同じくらい真っ直ぐになっていたんです。
あんまり話題にはならなかったようで。
どっちにせよ不思議ですよね。





ブルーの色調の違いも御覧いただきましょう。
これはこれでどちらも正解のようです。
HETロゴの印刷位置はどうなんでしょうかぁ。





曲がったボディが何のためらいもなく店頭に並ぶこと自体、あってはならないことでしたが、曲がっていないボディによるリニューアルをユーザーが待ち望んでいたことは確か。

ユーザーの気持ちに対する「的確なリニューアル」がナンなのか。
上流の聖職者の方々、その上流に意見具申することができる中流の方々にはそこんとこをヨロシクということで〈おまけコーナー〉はおしまいです。


ではまた。



  1. 2024/02/27(火) 09:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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キハ181系に対する興味はトモダチから

こんばんは。しなのさかいです。




週末に隣町でこんな映画を観てきました。
キミ悪い書き出しにすると「何を始める気だ?」と案じられることと想像しますが、当方に映画を評論するような自信は備わっていませんから御安心くださいまし。

申し上げたいことは、こういう映画を観て自分の中に“なにかしら”が残るようになった、そういう年齢になった、というただそれだけのことなのです。
もしかしたらこの場にお越しくださっている方々の中にも…と思いまして紹介させていただきました。

解散。







ではなくて(^^)

前回、国鉄時代の山陰本線の顔と思える車両を少々語ったところでした。
その頃の山陰本線を訪れたこともない当方の、極めて感傷的なむかしばなしとなりますが、もう少しお付き合いください。





山陰本線のディーゼル特急としてキハ82系ではなくてキハ181系を持ち出すところが年代としてアレかもしれませんが、当方としてはやっぱりこっちなんですの。
「山陰」の座席車として12系を推したことからもお分かりいただけるでしょう。





キハ181の運転台の後ろには大きな機械室があって、キハ180とキロ180の屋根上にはラジエーター。
ライトのケーシングから印象付けられる顔つきも、当時のアメリカ車やそれを真似た国産車のような流麗さが見えたキハ82と比べると精悍な角張ったものになりました。
外観からして「強そう」という言葉が思い浮かびますが、20系客車のデザインも過去のものになりつつある時代でしたから、このキハの変化もトレンド、時代の転換点に差し掛かったものだったのかな。

キハ82系は北海道から九州まで(四国を除いて)全国的に散らばって活躍したため、運用線区が限られたキハ181系の方が特定の路線を思い起こしやすい…ということもあります。



1984年にトミックスからキハ181系が発売されたときは、その良さがイマイチ分からなかったんです。
その頃の“カッコイイ先頭部”の概念は運転台が屋根と同じレベルにあるそれでしたしね。
あ、トミックスでも動力ユニットが入る車両に室内灯を取り付けられるようになったのも、確かこのキハ181系あたりからでして、その点では素晴らしいと感じた記憶があります。

とまぁ、そんな程度の当方だったんですけど、実は同じクラスの同級生にいち早くトミックスのキハ181系をハアハアしながら買うマニアがいましてね。
関東平野に住んでいながらずいぶんと渋い車両を推すものだと、やや距離をとって(?)見ていました。

ただ、飯田線の旧型国電やオハフ61に乗ったりする(俗に言う“間に合った”)同級生もチラホラいまして、毎朝学校に行けばこういう人物たちが集まって、自然に刺激を受け続けることができていました日常でした。
なので、次第に当方もキハ181系の顔に妙な愛着を持つようになってしまいまして。





1987年11月17日 山陰本線 保津峡駅付近

当方がキハ181系を好きになるまでの時間もそんなに掛からず、こうして約3年後には修学旅行のついでに京都口で実物を見て惚れてしまった、ということなんです。
京都駅でもキハ181系が大音量を奏でて排気ガスをモクモクと上げて入線してくる様子を見まして、関東の人間には刺激が強すぎる景色でした。


んでもって、帰ってきてすぐに街の模型店へ自転車で急行してトミックスのキハ181系を入手。
民営化後の姿にすべくJRマークを転写して、銀河モデルの列車無線アンテナを付けることに大きな満足感を得ていましたっけ。
今となってはやらなくても良いことでしたが、できるだけ肉眼で見た車両を手元に置きたかったのでしょう。

トミックスのキハ181系は、20世紀の終わりの頃にBMTNカプラー対応が行われただけで、長らくそのままの仕様で生産され続けました。
しかし、前面窓周りの無塗装など、見劣りする点も大きくなりましてね。好きな車両ではありましたけれど、やがて手放してしまいまして。

その夜明けがカトーによる製品化によってもたらされました。
2010年12月のことでございます。





このように今回のキハ181系、前回の12系「山陰」を推すことは、実は当方が自分の目で見て興味を持った対象だからではなくて、そのときの同級生の推しアピール、巧みなプレゼンテーションによって感化された結果だったからなのでした。

今から考えると自分史の中で鉄分が濃い目だった最初の時代でしてね。
それはもうすごかったですよー。
朝、登校すると始業までの間はずーっと鉄道の話題。
掃除の時間も4、5人が集まれば同じ。
学校にバレないようにグリーンマックスのオロハネ10やオハネフ12を組んで持ってくる奴とかがいましたから。
昼休みに学校を抜け出して時刻表を買ってくる奴もいて、体育館で寝そべってみんなでそれを見ながら談義したり。

これ、普通の公立学校であったことなんです(笑)
このときのアナログ的な仲間の存在は、今の趣味の楽しみ方に強く影響し続けていて、数十年間感謝し続けています(みんなどうしているのかしら)。





ついでに。
1980年代前半の山陰本線の旧型客車の中では、オハニ36がアイドルだったのではないかと(そうですよね?)。





荷物室が行商の方々にとっての荷物置き場として機能していたことは有名なエピソード。
構造の特徴から編成端に連結されるので、灯るテールライトがよく似合う客車だと当方はスリこまれています。





室内灯は白熱灯のイメージにしたくて、旧LED室内灯にオレンジフィルターを被せています。
この車両に乗車することはいろいろと大変だったようですが、アンバーな色の車内に身を沈めて車窓を眺めてみたかった。
あ、飽くまでも現役の普通列車に、ということでです。





キハ58系も置いておきましょう。
山陰本線の顔として登場しなければならない車両はまだまだあります。





いかがでしたでしょう。
鉄道趣味の対象を自分の脚と目を使って広げることも大切ですが、素直に他者の「楽しい」をおすそわけしてもらうことも面白いものです。
自分が“間に合わなかった”過去の対象であればなおさらでして、現代の常識や価値観と比較すれは笑い話になったり、お金を支払ってでも得たい価値を見つけることにつながったり。

「夜行列車」であれ「山陰本線」であれ、それらを愛おしく興味深い対象として誰かにリコメンドできている、そんな“電波塔”を、あの頃を思い出しながら探しているところです。


ではまた。

  1. 2024/01/20(土) 00:10:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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「山陰」を見つめる眼差しあれこれ

こんばんは。しなのさかいです。




所用がありまして、年明け早々に信州・松本まで遠征してきました。
中央自動車道を利用して、片道3時間弱の旅。
この期間、国宝・松本城では連日夜間にプロジェクション・マッピングのイベントが開催されていて、日没後に観光客を街中へ誘い出すことに成功しているようでした(所用のついでに見てきましたよ)。





街全体も松本城への誘導を上手くやっていまして、こうなるとビジターはチェックイン後にホテルや旅館に引きこもることを「もったいない」と考えがち。
商売って人の心理を揺さぶる工夫があってこそ、なんでしょうね。





ちなみに。
松本市では市内の路線バスの公設民営化を断行しました。
昨年4月のことです。
複数のバス事業者でまちまちだったバス停のデザインも、りんごの中にバスが描かれた可愛らしいものに交換され、新ブランド「ぐるっとまつもとバス」として統一化されています。

おそらくですが、自治体が赤字事業者に補助金を支払い続けても「もう無理です」と撤退されてしまえば元も子もないので、今のうちにバスを利用しない人も含めた市民全体での維持費負担へと転換して「地域の魅力を維持しよう」ということかと想像します(違っていたらゴメンナサイ)。
この結果、路線の見直しも市主導で行われ、より市民の声が反映された形で再構築が遂げられたようです。

市内には3月以前と同じようにアルピコバスや、タウンスニーカーバスが走っていますが、全ての車両には「ぐるっとまつもと」のステッカーが貼られ、事業者各社は松本市から運行を委託された「受託者」という形になりました。

真の意味での「公共交通」が市内の回遊性を確保して、暮らしだけでなく交流人口の維持にも貢献できているのでしょう。
「公共交通」と言いながら事業者の収益性に寄りかかって見て見ぬふりをしてきたこの国の流儀には、あちこちで綻びが見え始めています。
北海道の現状を見れば分かりやすいですね。
地域の魅力は観光資源やスポーツイベントだけで維持できるものではありません。
公益とは何か、なんていうことを考えてしまう2日間のハイランド・ステイでした。



□     □     □



雑談が長くなりました。
模型の話に進みませう。

昨年末、カトーから新しいポスターが発表されました。
基本的にその内容を個々に語ることはしないつもりなのですが、当方が好きな列車に関連するメニューがありましたので、少しだけおしゃべりすることをお許しください。


気になったのは以下のメニューでした。






10-1879 夜行鈍行「山陰」 9両セット ¥25,300
​5141 スユニ50 ¥2,420


カトーとしての年配層をつなぎとめておくためのアイテムではないかと拝察しています。
当方も、夜行の各駅停車である「山陰」は、その時代と走行区間を含めて以前から好んでいる対象です。

「山陰」はセット構成を見ると、ずらりと模型的に見覚えのある旧型客車が並んでいまして、例外としてオハフ45 100だけが新規となっているみたい。
価格は1両当たり平均で約2,800円というところで、9両のうち3両だけ(マニ60、スユニ61、オハフ45)がテールライトユニット入り。
価格面での検証はその他にASSYパーツでの1両分で見てみるとか、いろいろありそうですがやめておきます。
いずれにしても、思わず検証してみたくなるセット価格であることは間違いないんですの。

スユニ50は、10-1326 14系500番台 寝台急行「利尻」 8両セットに500番台が入っていただけですから、本州タイプとして単品設定されたことは歓迎できます。
こちらはテールライトユニットが入って2,420円だそうです(…ん?)



さて、気になった点の一つ目です。

カトーから客車セットが発売されるときは、必ず牽引機も設定されるのが常なんですが、今回はその前の月に発表された7008-K DD51 0暖地形がそれだったようです。
そのときに同時に発表した20系「さくら」向けに設定されたため、販売店が今回の「山陰」に対応する数を発注できなかった可能性もあります(説明文には「昭和50年代になると米子区に転属し、福知山線や山陰本線などで活躍を続け」とのほのめかしはありましたが)。

「それならもう少し多めに発注したのに」「先月予約しなかった」などなど、販売する側、予約する側のちょっとした機会損失になっていないかと老婆心ながら気になったのでした。



二つ目です。

やはり今後の展開がよく見えないから、買った後の自分の満足感に自信がないんです。
カトーとしては往年の夜行鈍行を次々と製品化していくのか、それとも国鉄時代の山陰地方を見せようとしているのか。
特設ページのニュアンスを窺うと(今後の製品化は分かりませんが)どーも前者っぽい。
今回の「山陰」自体が観測気球なんでしょう。
まぁ、どちらもどちらで面白そうではありますが、当方としては「後者でやれそうだったのに」と思えてしまう点が気になりました。

と言いますのも、昨年夏に再生産したキハ58系は、昨年から年明けにかけて近所や都心で絶賛叩き売り状態であるほど「売れない」と評価されているようだからで、それならば「山陰」に似合うアイテムとしてタイミングを合わせて店頭に並べられなかったのか、という疑問が浮かぶんです。

また、先に発表された20系「さくら」も「出雲」、あるいは(新規で)ナハ21、(カートレインのときの)カヤ21入りで「だいせん」だったなら…と考えてしまうわけです。
その20系「だいせん」にはマニ50とスユニ50も連結されていました。
「出雲」ならDD54ブルートレイン牽引機も登場すれば山陰本線の表情もより賑やかになります。
同じく山陰の顔であった朱色のDF50もしばらく再生産がありませんし。
これまた再生産が途絶えているキハ82系、キハ181系も然り。

カトーは最近の電車であるとか、イベント・観光系の列車については豊富な知識を開示しながら説明されているように見えますけど、国鉄時代のそれは不得手になっていないかと。
大変失礼ながら、先日のホビセンフェスティバルでの説明を拝聴していても、その「落差」が見えたような気がしています。




皆さんは新しいポスターを目の当たりにして「これを買ってどうするのさ」という自問自答をしている、ちょうどそんな頃ではないでしょうか。

当方も同じなんです。

夜行鈍行「山陰」というよりは「山陰本線の旧型客車(蒸気暖房車)の詰め合わせ」と解釈し直して、日中の普通列車を組む前提で受け止める方がしっくりくるのかなぁとも(「オマケで『山陰』にもなるよ」という体で)。
旧型客車の時代ですから「山陰」のための固定編成だったわけでもありませんし。

これらの客車をシリーズ的に単品で設定し、毎月2両くらいを小出しに発売して、ユーザーの販売店来店頻度を増やすとか、そんなこともアリだったのかもと考えてしまいました。
ユーザーの山陰本線への眼差しを数か月間キープするようなやり方です。
買って走らせることが大きな目的ではあるけれど、「ポスターを見ることで、そして細々と客車を買い続けることで、あの頃の山陰本線に思いをはせ続けたい」というニーズもあるのではないか。
鉄道模型を買う行為にはそんな効能もあるのかも、とはこの場で散々申し上げてきたことです。






ところで。
当方は2021年発売の10-1670 客車編成セット「きたぐに」の中のオハネフ12(2080)を単品で持っていましてね。

『j train』Vol.49「特集 夜汽車の時代1980’s ながさき・山陰・はやたま・からまつ」によれば、「きたぐに」に使われていたオハネフ12は、晩年の「山陰」に使われていたとのことです。
車番は2010、2018、2022、2033で、出雲客貨車区の所属でした。

今回発表された「山陰」に含まれるオハネフ12は蒸気暖房の番号(42)ですが、その後に車検切れとなり、「きたぐに」からバラされたこれら2000番台の車が使われたとのこと。

ああそうかと客車編成セット「きたぐに」に含まれているオハネフ12を見ると2010、2018、2079、2080。
お、2010と2018は最晩年の「山陰」に使えますね。
2079と2080は出雲ではなく竜華客貨車区へ転属となって「はやたま」に連結されました。
したがって、手持ちの2080は厳密には「山陰」に使われていませんが、雰囲気としては十分でしょう(^^)





この「きたぐに」の残党のオハネフ12と12系が併結されて「山陰」として活躍していたのは、1984年2月から1985年3月まで。
郵便・荷物輸送が廃止されたことを機会に座席車が12系化され、こんな異形式の混結が生まれました。
12系の使い方は「きたぐに」の他にもこんな列車で存在したんだ、ということです。





電気暖房仕様なんですけど、牽引機はDD51ですから、相変わらずの蒸気管を使っての暖房確保だったようで。
座席車(12系)だけはスハフの床下のディーゼル発電機による電源供給。





この頃のDD51 0はもうそろそろ廃車…という状態だったのでは。
1000番台 暖地形の再生産もしばらく途絶えていますから、そろそろ?



「12系は異形式との混結編成に仕立てて眺めてみたい」。
こんなことを考えながらレイアウト上をぶん回した変態趣味の人の独り言でした。


ではまた。

  1. 2024/01/11(木) 23:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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2024年 あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。しなのさかいです。




※画像は昨年中に旧東海道を歩いたときのものです

更新をサボっている間に2024年となってしまいました。
いつも見に来てくださる方々には重ね重ね申し訳なく思っております。
2023年は、近年稀にみる更新頻度の低さだったと猛省しているところです。
とはいえ、皆さんにおかれましては、年末に自分だけの鉄道模型を手にされて(家族にシロい目で見られても)ホッコリ、ニンマリしている頃だったりしているのでしょう。



当方のNゲージ趣味活動における2023年を振り返ると…




とにかく「買い物で楽しむ」よりは、レイアウトのメンテナンスに時間を費やして楽しんだ(苦しんだ?)1年でした。
約9割の区間においてレールを交換したり、バラストを敷き直したりして…っていう感じです。
この12月の1か月間も結局レイアウト工事を進めてしまいまして、なかなかこの場での御挨拶ができなかったのでした。


そしてですね。

なんと、この12月において新たに導入した車両がゼロになりました!

年末商戦真っ只中、メーカー各社、販売店が猛チャージをしかけてくる12月なのに、リアルに新しい車両を買い足していません。
さらには近所の量販店で少々割引になるクーポン券があったのに、使わないまま期限を切らしてしまいました(アララ)。
よって、こうして物足りなくもあり、でも不思議なことに穏やかな新年を迎えています。
こんな12月、数十年にわたるNゲージ趣味の中で初めてです。

巷では評判が良かったらしいアノ新製品やコノ新製品も、当方にとっては必要のないものだったり、買った後で自分が走らせている様子を想像できなかったり、現物を見てみれば品質に疑問があったり、ということでパス。
「念のために(買わないより買って後悔した方が楽)」という心理で買っておく行動にもいよいよ疲れるようになっておりまして、明らかに一昨年よりも財布を開く意欲が減退しています。
別に節約志向となったつもりはないんですけどね。
「そう、これ!」っていう衝動で買おうとするものがなかなかお店に並ばないからなのですよ。
だから、理由を考えて買うことが面倒くさくなっている、と言ったらいいのかナ。





車両は買わなくなりましたけど、自宅でこういう遊び方をしていると、趣味活動としての気分がへこみません。
野立て看板の模型が1,000円弱で販売される時代ですが、自分で作ってしまえばよろしかろうということであります(飽くまでも個人で楽しむ範囲で、です)。





些細なレイアウト上の小道具です。
しかし、既に手元にある完成度の高い車両にストーリー性を持たせることができる効果的なエッセンスでして、その意味において車両工作の一環でもあります。
当方は、例えば車両にインレタを貼るよりは、こーいう作業に自由時間を消費してみたいんですよね。





この年末の休みを利用して樹木の追加増産にも取り組みました。
30本を追加しまして、これにて合計600本は超えたナと(本数を誰かと競っているのではありません)。
これも手元にある車両を引き立てるための(自分の中では)避けられない「背景づくり」です。
同じことを繰り返しますから正直つらいですけど、地面や山に植えたときに報われる気がするので不思議。





ということで、あとはひたすらに列車をぶん回しています。

まずは、カトーの12系客車(リニューアル版)。
EF81との組み合わせは、当方がこの趣味に入り込んだ1980年頃、黎明期のトミックス製品で散々遊んだときの、自分の脳内の中の編成です。
レサ5000は車間短縮ナックルカプラーに交換しましたが、車間が狭くなりすぎたか???





バラストを撒き直した外側線を、スロ54を連結して試運転しているところ。
編成に特別な意味はありません(ホントか?)。

その他の区間の線路も、この1年間のうちに交換したりバラストを入れ直したりしたので、少し前の風景とは大分変わっています。
ほぼ自己満足の世界ではありますが、大事なことです。





ED75と旧型客車4両による普通列車の編成も、この趣味に入門した頃の思い出の編成です。
最近はこーゆー遊び方が増えてきました。
70年代から80年代にかけてのメーカー各社のカタログに掲載されていたグラビアを思い出しながら、今ではフルリニューアルを遂げた模型に代えて並べて楽しむことができるんですから、すごいことです。
(その中において見劣りしないレサ5000はもっとすごい!)





夏に導入した475系もいよいよ走り始めました(運行番号表示器がまだですが)。
フルリニューアルを遂げたカトーのこやつは、これからも当鉄道の主役級となり続けるでしょう。





以上、新年の御挨拶を兼ねました近況報告でした。

買い物中心の趣味生活を大きく転換し、地面のメンテナンスを主軸としながら、必要なものをより強く見極めて細々と車両の増備を行っています。
「必要なもの」と言っても、ガイドラインは自分の頭の中にしかなく、皆さんに説明できる自信もありません。
突然目の前にピカーっと輝く模型が現れれば、すぐにガイドラインは引き直されるかもしれませんし(笑)

結局は「それを買って、その後はどうするのさ?」という自問自答がその「ガイドライン」なのかも。
こういう言い方をすると、お買い上げになった他の方々をディスっているように聞こえるかもしれませんが、決してそういう意味ではありません。
幅広いユーザーに「これ、買ってみたーい!」と思わせる新製品が現れない以上、各ユーザーがローカル的な価値観で車両を増備していくしかなく、現にそういう時代になっているのではないかなぁと。
で、狭いターゲットを狙った新製品であれば少数生産とするしかなく、価格も…



「今月の新製品」を持ち帰るよりは、「数か月前、数年前の新製品」を自宅で発掘して、そのときのトキメキを思い出しながら再発見してみるのも良いですね。
んでもって、自宅のレイアウト上を説得力のある車両たちで展開してみたい。

Nゲージに関係する野望は潰えることがありません。
仕事はほどほどにして、「この1年も電車ゴッコにまい進していこう」と誓う、2024年の元旦です。


それでは、本年もよろしくお願いいたします。


  1. 2024/01/01(月) 00:01:00|
  2. 駅ノート
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