しなのさかいの駅前広場

いろいろと整理中

KATO 2020年8月分2枚目のポスターを見て事態の深刻性を憂う。

こんばんは。しなのさかいです。




カトーから8月分2枚目のポスター(1枚目は先月に発表された8620形のポスターですよ)が発表されました。
いつもどおり、この内容を見て自分に対するメモとしておきましょう。





が。
今回ばかりはいつものとおりに見てはいけない気がしています。
と言いますのも、このポスター発表とほぼ同じタイミングで、カトーから出荷予定の変更がアナウンスされたからなんです。

そのアナウンスには「部品製造に使用する原材料が入手困難」という言葉が含まれており、続く出荷案内表では「繰下げ」とされた既発表アイテムがチラホラと示されることとなりました。
少し楽しみにしていた225系100番台の再生産も、なんとこの4月から7月へ繰下げ…。

その一方で今回のポスターにある681系「サンダーバード」、キハ110系がなんと6月に、700系とEH10が(繰下げとなった既発表アイテムよりも早い予定として)8月分に割り込んでエントリーした形です。
このスケジュール上のトレードはなかなか興味深いと考えました。


入手困難となっているという「原材料」とは。

これがボディなどを構成するABSやPSなどのことを指すのであれば、カトーの車両製品は全く生産できないこととなりますから、わざわざ再生産アイテムを持ち出して発売順序の入換えを行うことは不自然です。
ここはプラスチック以外の原材料と考える方が無難のようなんです。


そこで、今回のポスターに掲載されている700系、681系、キハ110系、EH10を見ると「ずいぶんと昔のアイテムたちだよなぁ」と、ふとそんなことに気づくんです。
700系は正に「さよなら企画」ですからタイムリーなんですけど(商機としてはちょっと遅いですけどね)、他のアイテムと並ぶと、どこかカトーとしての時代の一部が切り取られたような、そんなポスター。
実はこれら、いずれも20年程前、2000年頃に設計されたアイテムたちです。
したがって、動力ユニットに使われているモーターは一世代前のGM-5であること、LEDはいわゆる砲弾型であることなどが挙げられそうです。

チップLEDがいつから使用されるようになったかは記憶していませんが、現在多く使われている(フライホイールを付けても床下に収められる)GM-3モーターは2005年発売のフルリニューアル版キハ82系から始まったことを覚えています(なお「KATO Nゲージ生誕50周年記念誌」では2007年となっていますので当方の勘違いかもしれません…)。
なのでこれらは「フルリニューアルキハ82系以前」のアイテムということになります。
仮にモーターの部品やチップLEDが入手困難なのだとすれば、近年のカトーの基礎設計は活用できないこととなり、しばらくはこの傾向が続くのではないかと見ます。
そんな状況での今回のポスター、なのかもしれず、その読みの上では、ある程度は仕方がないことと考えるべきなのかもしれませんね。




ただし近年の企画を振り返ってみると、あえてフライホイールを搭載しない、古い動力ユニットを活用した面白い新製品がありました。
その筆頭は西武101系、5000系「レッドアロー」。
そしてまた、E257系500番台なんていうのもそうでしたよね。
既存製品のボディを載せ替えて新しい形式をリリースするやり方には感心してしまいました。

カトー製品については、フライホイール付動力ユニットではないからといって決してダメではなく、安定した動きは間違いなく確認できます。
ですから、既存の動力ユニット等を活用して新しい車両が設計されないかなぁと思うのですが、そんな発想は野暮でしょうか。
例えばですが、キハ283系と並ぶものとしてキハ281系なんていうのもウットリしちゃいます。
たったの4形式(キハ281、キハ280-0、キハ280-100、キロ280)だけで済んじゃうというのも好都合ですよね。
今回のキハ110系にしても200番台のボディをこしらえてくれたりすれば、話題性はそれなりにあったような気がしました。
電気機関車などを見ても、まだそんな狙いを持てるネタはまだありますでしょう。



おっと、忘れていました。
ここまで語っておきながらアレですけど、今回のポスターを見て、やはり当方はどれも「買いません」。
販売店としては、こういう厳しいときにこそ集客できる(「売上につながる」という意)ネタが欲しいはずですよね。
実に難しい局面です。
なんとかして知恵を出さないといけませんね。
メーカーも、販売店も、そしてユーザーも、です。

ではまた。

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  1. 2020/04/06(月) 23:00:00|
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KATO 20系寝台客車 7両基本セット(2020年版)

こんばんは。しなのさかいです。

暗くなる話題は始めればキリがありません。
あえてスルーしましょうか。




カトーから20系客車が再生産(?)されたので、基本セットのみ引き取ってきました。
旧セットに当たる品番10-366は既に手元にはありませんので、この際、汎用性の高いセットを1つ持っておこうかという魂胆です。
1997年のリニューアル以降もロングセラーとなっているカトーの20系には、どこか繰り返して手を伸ばしてしまう〈魔力〉のようなものが宿っていますよね。





今回の目玉パーツは、ナハネフ22とナハネフ23の車掌室が表現された床下パーツ。
この改良は2016年の「日本海」から行われていて、その際にはカニ21、ナハネフ20が先んじて改良されました。
ですから、ASSYパーツだけを買って既存製品に組み込むことも必要でして(いや、むしろそちらの方がメインでして)、当方は…
・2006年の「ちくま」のナハネフ22
・2013年の「さくら」のナハネフ22
・2015年の「あさかぜ」のナハネフ22
に組み込みましたよ。
総本山からの直送により、発売日である土曜日の午前中の到着という粋な計らい。
近所の量販店で基本セットを引き取りに行く前に、もう到着してしまいました。





車掌室が表現された床下パーツだけでなく、カプラーがボディマウント化されたことも特徴。
これは2018年の「ゆうづる」でカニ21、ナハフ20に対して行われた改良措置の延長。
ただしナハネフ23については編成端部になる場合のみボディマウント化を行うべきなので、基本セットを購入した場合は少し迷います。
カプラー取付部の切り飛ばしも必要になるのです。

で。
今回は基本セットだけにしようと思いながら、ASSYパーツだけで構成された単品にも手を伸ばしてしまいました(近所の量販店にぶら下がっていましたのでね)。
これでナハネフ23を殿にすることもできるようになりました。





「鳴らない電話」。
これこそが車掌室表現のポイント、ツボですよ。
「日本海」で施されたときはヒェーとなりました。

トミックスも20系客車の製品化については、UFOのような電飾を身につけた電源車のみを製品化するという壮大な観測気球を上げたままとなっており、この後どーするのか気になります。
ですが、どうか断念してくださいませ。
ユーザーとしては、もうバリエーション豊かなカトーの20系で満足しており、変な選択肢を与えられることはやや迷惑です。
トミックスにしてもカトーがなかなか突き崩せないほどのHG気動車群を、まるで要塞のように築いているのですから、ここは理性のある住み分けをお願いしたいですね。





DD54は前回品でOKとしました。
今回のロットはライトの色味が若干実物寄りになったそうですが、トミックスの機関車のように光量が改善された訳ではなく、この前回品でも十分な光量じゃないかという結論です。
赤い機関車とブルーの車体は、架線柱のない区間にはベストマッチ。
もっと早くこうした編成で遊ぶべきでした。



ASSYパーツのメニューを見て、自分が持つコレクションの、どのセットの、どの車両をアップデートできるか。
今回の20系客車の再生産には、そんなユーザーの目的の絞り方が見え隠れします。
いわば「新規パーツ」の総決算のようなもので、買い忘れを思い出しながら模型店を往復することが今後もありそう。
こう書いているうちに「あれも必要だったか!」と気づきました。
まだあるかなぁ。

残るメニューはカニ22のボディマウントカプラー対応床下。
世に出てくるのはいつの日になるでしょうか。


それにしても、今回の基本セットがネームドトレインのセットとならなかった事実はやはり心配です。
列車名が付くことで20系客車のバリエーションがここまで増えてきたのですから。
ナハ21だって必要です。
古い車両の記号化が見える企画は、今後もユーザーとして注視していく必要があるでしょう。





んでもってコレも。
2か月も遅れて発売するものだから、この週末はちょっと大変でした。
カトーにおかれましては、車両ケースの製品を大量に持ち帰ることの大変さ(家族から注がれる冷たい視線)を想像してくださいませ。


ではまた。

  1. 2020/03/30(月) 18:30:00|
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KATO 2020年7月分ポスターを見て8月分ポスターに救われる。

こんばんは。しなのさかいです。
半月ばかりご無沙汰してしまいました。
皆さんは鉄道模型趣味を楽しめていますでしょうか?


あっという間に世の中は暗いニュースばかりとなってしまいました。
頭の中に趣味のことを置いておくこともやっとのことになっています。
あいにく当方はテレワークなどができない職場に勤めていますので、毎日危険を感じながら都会まで電車通勤をしていまして、吊革も手すりも触りまくっています。
で、帰ってからはひたすら感染者数増加のニュースを見る毎日。
楽しいことを考えようにもその時間的隙間すらありませんし、(以前から申しているとおり)模型店で待望の新製品を手に入れるようなこともありません。
このままではホントにヤバイです。


また、先の見通しが立たない中、娘たちの学校は例の人の「要請」で休校に追い込まれ、早くも2週間が経とうとしています。
科学的根拠も(教育現場に対する権限も)ないまま「要請をした人」は、今度はどういう機会を捉えて再開のタイミングとする気なのか疑問だらけ。
まさか「万全の安全策を講じた上での再開を要請する」という、これまた精神論を持ち出すのでは。
もし、こんなアナウンスだけで学校を再開させるつもりならば、そもそも休校する必要もなかった訳で、ますます人災の面が強くなってくると言えます。
社会システムを止めたことで「経済的な死」に直面する人々も生まれているのです。





とはいえ、レイアウト作業は細々と続けています(基本的に週末は家の中に居る訳ですから)。
常葉針葉樹の第5ターム分は、既存の(北海道風)直線モジュールに植えていた防風林(ウッドランドシーニックス製の木のキットを使用していました)を置き換えるためのものでしたので、この作業を行っているところなんです。

でも、ただ植え替えるだけでは面白くない。
何かアレンジを加えられないかと考え、木を植える地面を小高い丘のように盛り上げることとしたのです。
出歩くこともなさそうですから、もう少し家の中でこの作業を続けます。
したがって運休状態も継続中。





さて、カトーから7月分と8月分のポスターが発表されています。
頭の中に楽しいことを吹き込むには、こうした発表は大変有効であり、提供された話題を温めていきたいものです。
今回は機になるアイテムが現れたでしょうか…





【10-1610 227系0番台 基本セット(3両)】¥11,700+税
【10-1612 227系0番台 2両セット】¥9,800+税
【10-1629 特別企画品 227系0番台 6両セット】¥23,400+税

今度は広島へ。
トミックスが先行発売した際は、なかなかの売れ行きだったように見ています。
カトーが描くこの顔に惚れ込んだユーザーも多いでしょうから買い替え需要も生まれるかも知れません。
当方はトミックス製品を買っておらず、おそらく今回も「買わない」と思いますが、これは関東の人間にとって今の広島地区が縁遠いことにあるからです。
「地域を走る列車シリーズ」の一環でしょうから、この企画はアリでしょう。

ただ、やはり価格は高いですね。
JR東日本701系もそうで、2両セットがとうとう9,800円。
カトーの2両セットって、どこかヒョイと摘んで買えるようなものだったんですが。
同じく片側ライト点灯の車両が2両入っていた飯田線シリーズのセットは8,400円+税。
数年前の521系2両セットでさえ9,000円+税でした。





【3066-A EF81 カシオペア色】¥7,500+税
【3065-2 EF510 500 カシオペア色】¥7,000+税 ※再生産
【3065-3 EF510 500 北斗星色】¥7,000+税 ※再生産
【10-1608 E26系「カシオペア」 6両基本セット】¥16,200+税
【10-1609 E26系「カシオペア」 6両増結セット】¥14,000+税

カシオペア色のEF81をリニューアルする必要性は同意するとしても「うぇー、またカシオペアかよ」という印象は拭えません。
もう飽きました。

E26系客車もまたまた品番が変わる措置が行われるようで、かといってアナウンスの中にリニューアルされる点は見出せず。
カトーのE26系の変遷を辿ると以下のようになります(勘違いがありましたら御容赦願います)。


〈初代〉1999年
【10-399 E26系「カシオペア」6両基本セット】¥14,300+税
【10-400 E26系「カシオペア」6両増結セット】¥12,800+税

〈二代〉2011年
【10-833 EF510+E26系「カシオペア」基本4両セット】¥14,800+税
【10-834 E26系「カシオペア」増結A(3両)】¥7,500+税
【10-835 E26系「カシオペア」増結B (6両)】¥13,200+税

〈三代〉2016年
【10-1336 E26系「カシオペア」12両セット】 ¥28,700+税

〈四代〉2017年
【10-1441 EF81 95+E26系「カシオペアクルーズ」 基本セット(4両)】¥15,800+税 ※特別企画品


代が変わるたびにスロネフとカハフのナックルカプラー化、車端部床下機器の取付、ライトのLED化、実車に即したカハフの改良などが行われました。
この辺は割愛します。

今回は五代目に当たります。
が、内容としては四代と変わりないように見えており、どこか改良点があるならば追加で構わないのでカトーからアナウンスしてもらいたいところです(スロネフの顔を作り直すならば大事件ですが)。
価格の上昇も気になります。
今回の基本セットと増結セットを合わせると30,200円+税。
四代の28,700円+税よりも1,500円高くなりました。


つい先日にこの趣味に入門した方でなければ、E26系客車って既にどこかの時点で入手したことがあるアイテムなのではないでしょうか。

当方は二代目を持ちながらASSYパーツなどでライトのLED化を果たしていますので「買いません」。
EF81については持っておいた方がいいということで「買います」が、デビュー以来このデザインは最悪だと思っており、どこかつまらない買い物になりそう。
EF510はどちらも持っているので「買いません」。

これだけポスター上では賑わっているように見えるカシオペアシリーズですが、結局当方にとって需要があるのはEF81だけという寂しい結論でして、販売店の店頭で話題にすることもまずありませぬ。
トミックスの「北斗星」ネタが途切れることなく続いており、その一方でカトーは「おい、どうしたんだ」って思います。
銀色の客車よりも青色の客車が求められていることは明白で、そのネタを絶やさずに発表し続けるトミックスの方が「判っている」と評価したくなります。





【7011-4 DE10 JR九州仕様】¥7,200+税

昨年に「特別企画品」として2両セットが発売されたと思っていたら、今度は1両のみの通常品だそうです。
マヌ34セットや伯備線セットなど、再生産も頻繁に行われるようになっており、すっかり最近は「特別企画品」の意味が分からなくなってしまいました。

当方は2両セット発売時に「ななつ星in九州」を持っていませんでしたので問答無用でスルーしていました。
今はそうではないので、今回の1両のみを「買います」。
もともと1両のみでもいいかなぁと思っていたので好都合なんです。
ところで「ななつ星in九州」ってまだ市場在庫が残っているんでしょうか。

ちなみにこちらも価格を。
前回の【10-1534 特別企画品 DE10 JR九州仕様 2両セット】は13,500円+税でした。
1両にすると6,750円というところ。
今回は7,200円です。
「バラシ売りをすればそうなる」ということでしょう。





【23-520 乗用車セット2(90年代日産車)8台入】¥1,500+税

以前に当ブログで指摘したとおり、貨物駅プレートでの遊び方を推奨しておきながらトリコロールカラーのク5000のみを発売することにはどこか違和感がありました。
貨物駅に並ぶ車はこれから自走して「ク」に入るはずなので、カバーをしているはずもなく(例のカバー付タイプを使えることはないという意)、かといって「トヨタクラウン」では…ということです。
ク5000の発売が先行し、1か月遅れでこの車たちが店頭に並ぶようですから、インパクトも低く、販売する方としてはやっていられないことでしょう。
「90年代」の車という製品名も微妙で、1980年代の方がピンと来たような気もします。
まぁ選ばれた車は80年代から製造されていたからイイのですが。
「日米貿易摩擦」で自動車が標的にされた時代、を頭に置かないといけませんよね。
以上、現代史からの出題でした。

登場時カラーのEF200、それにコンテナ無積載のコキ104を発売しておきながら18Dコンテナのみの発売を後追いで発表するということもありました。
今回もそのときと同じように、企画段階での詰めの緩さが垣間見えるようで、ユーザーとしては複雑な気持ちにならります。
慣れないクルマの金型を起こされることは大変(面倒?)だったと思いますが、トリコロールカラーのク5000と同様に「買いません」。




その他、E233系3000番台とE353系、それからHOの24系25形の再生産も告知されました。
E353系はまだまだ市場に浸透するということのようで、販売する側にとっては「売れるアイテム」になっているということなのでしょう。
「富士回遊」3両セットをちゃんとやってくれる日は来るのかしら。
いつまでもナンチャッテ動力ユニットに頼るやり方を続けるのはどうかと思います。





【2028-1 8620 東北仕様】¥13,500+税
【10-1599 特別企画品 花輪線貨物列車 8両セット】¥8,600+税

こちらは8月分(おそらく8月分はコレだけではないでしょう)で久しぶりに新しい蒸気機関車。
カトーにとって蒸気機関車は受注が多くなるからか、通常アイテムよりは早めのポスター発表となるのが常です。

さて、国鉄8620形蒸気機関車ということで、大いに気になるネタ。
「8620はC50の原型だから簡単に…」といっても決定的に違う点があり、それはランボードの低さから動輪のカバーがランボード上に露出しているということのようです。
Nゲージで再現するとなると、この動輪カバーの位置はゲージ幅をストレートに反映してしまうため、ランボードの形状にも影響が出てしまうことになります。
C50があるから…という訳にはいかず、ほぼオールニューの設計なのでしょう。
「C11以来の新形式」というアナウンスはそんな苦労にあるようです。
今回その障壁もクリアするようで「すごいなぁ」と思わざるを得ません。
こうした設計上のブレイクスルーはこれまでのカトー製品でたびたび見られてきたことでした。

花輪線にスポットライトが当てられることなんて、この趣味をやってきて一度も経験がなく、それだけでも「面白い」。
あの長い勾配、一度現地で楽しむと病みつきになるのですぞ。


しかしながら貨物列車セットは少しばかり残念。
新しい仲間を連れてきたという施しも、それがレ5000では説得力に欠けます。
花輪線にレ5000…。
実際に連結されていたようで、おそらく太平洋側から山間地へ鮮魚を運ぶためのものなのでしょうが、どこか違和感があります。
山を登る三重連を前提にするとなると正解とも言えますけど。
まぁ黒い貨車をメインにまとめられていますから、それだけでもいいでしょうか。
木材輸送用の貨車は製品化されませんかねぇ。
トミーテックのジオコレではそういうイメージを狙った新製品が企画されたようですよ。

伯備線セットのように8620にアレンジを加えるためのスペシャルパーツも入ります。
ここは思い切ってフルコースで買うとしますかね。
8620×3両、それと花輪線貨物列車8両セット、全て「買います」。
皮肉なことに、ポスター上で他に魅力的なアイテムがないということもこんな買い方を可能とさせているようです。





 
最後に。
前回の6月分ポスターにあった323系について。
カトーが新たに設定した「LS09編成」という車番が先頭部の形状(意匠)と合っていないことを申し上げました。
実は当方、このLS09を撮影していたので、ココで改めて触れておきます。




2018年2月27日 西九条にて LS05編成




2018年2月27日 弁天町にて LS09編成

前面中央の上にある種別表示、の下。
近畿車両製のLS01~LS07ではココに段差がある意匠となっているのですが、川崎重工製のLS08ではこれがなくなりました。
ややこしいのは、その後に続くLS09編成がまた近畿車両製なのに、LS08編成と同じように段差をなくしたということなんです。
カトーの企画者は、この事実の把握をしないまま、LS09が従来製品のLS07と同じ近畿車両製だという点を捉えて「LS09にします」と言ってしまったのではないでしょうか。
当ブログ以外にも指摘するユーザーは多くいらっしゃったようで、その後カトーからは「LS06に変更します」とのアナウンスがなされています。
エラー封じはギリギリ成功した模様。




それともう一つ。
E233系7000番台の価格について、これまたありがたいことに、しんゆり湘南ラインの清水さんが、先月のセールスミーティングでカトーから、ATACSアンテナ用の「屋根パーツを製作した分だけ323系よりコストがかかっているとのことでした」と聞き出してくれました(323系は価格に動きがありませんでしたので)。
清水さん、「ゆうづる」の件に続いてありがとうございました。

さて、このカトーの答弁、皆さんはどう思いますか?
「語るに落ちる」と言うべきかどうかは微妙ですが、少なくとも新規金型を投入することを価格上昇の理由としてアナウンスしたことは間違いないようです。
これ、結構大変な話でして、要は「新しい金型を投入したときは価格を上げるぞ」とカトー自身が認めてしまったんですね。
今後は(も?)ユーザーが改良などを求めると、その分を(容赦なく?)価格に転嫁される可能性があります。
ユーザーとしては自分の首を絞めることになりそうですから、要望はほどほどにしておいた方がイイでしょう
(トミックス製品でもそういうこと、ありますかね)。

また、この説明では腑に落ちない点もあるんです。
例えば、先に触れたE26系。
この増結セット(6両)の価格はどう解釈すればいいんでしょう?
10-835(¥13,200+税)と今回の10-1609(¥14,000+税)を比較すると、どちらもライトユニットが含まれない、スロネだけが6両入ったセットでして、部品数も変わらないように見えるんだけど、何故か800円の価格上昇がある…
10-1609については、どこかに新規金型が使われるのでしょうか。
っていうか、10-835を再生産すればいいじゃないかとか、そう思いますよね。
やはり謎です。

かつてのカトー製品って、「先頭車が2両、残りは中間車でそのうち1両が動力車の◯両セット。それならおおよそこのくらい」というように、車両数とパーツ構成(数)が(ほぼ)同じならば、それなりの価格帯に収まるように製品化されていたと思うんです。
当方は古い人間なので、そうした買い物感覚がしみ込んでいるのですが、最近はその感覚がまるっきり通用しなくなっていて、ユーザーとしてはより慎重さが必要となっています。
当ブログで今のカトー製品の価格設定にこだわる理由はそんな昔話にあります。
消費税率が10パーセントになり、今般の騒動で大不況がやってくることも確定路線となり、ますます趣味の継続が厳しくなっている。
可処分所得の大幅減少の中、上流から流れてくる製品そのものの価格が高くなる一方。
この趣味の継続には、なかなか難しい問題が横たわっているようです。


暗い終わり方で申し訳ありません。
とにかくレイアウト工事は続けています。
これまでに手に入れた列車たちに活躍の舞台を与えるつもりで。

ではまた。



  1. 2020/03/13(金) 23:50:00|
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まずは伊豆&房総、山陽を、はたして東海方面は?「トミックス153系」



久しぶりの投稿になりました線路際の住民です
先日 頭の上で鳥の鳴き声に見上げると小さなウグイスが…初鳴きでしょうか?
寒い日はまだまだ続きますが春は間近なんですね。


トミックス製153系0.500番台を一度に発売です、
昨年辺りから他に買いたいモノも無かった事もあり、思い切って両方とも買ってしまいました。
正面を見て、正に153系だね!と思わせる造形で
思わずイイね~と見入ってしまいます。
ヘッドライトも非点灯時でも黒目にならない様になっていました。


上から見ても よく出来てます、程良い後退角がキマッテます、
因みに信号炎管は、カトー165系のモノを使用して後付け感を無くしてます。


手持ちのカトークロ157 と比較します。
流石に年代差を感じますが、違和感なく並べる事が出来るのは、当時のカトー設計が優れていたのだと実感します。




最近の標準でしょうか、手すりの塗り分けとトイレの臭気抜き窓枠にHゴムの再現です。
カトー165系製品の影響だとすれば、こまがねセットは衝撃を与えたたのかもしれませんね。
最近は、カトー165系シリーズの展開が見えなくなっているのが気になりますが…


市場で品薄と伝えられる サハ153の床下です
メーカー説明によりれば、プロトタイプをMG.CP付き200番台だそうで、ポスターや付属のヘッドマークを見ると 幕張、田町、宮原所属編成を意識したものとわかります。
私の慣れ親しんだ「急行東海」や大垣夜行347Mは大垣所属てますから本来 0.100番台があって欲しいものですが、後日のお楽しみでしょうか…
「急行東海」まで含めると、そこに「急行ごてんば」のモハ164-500や347Mのクモユニ+クモユをどうするか? そんな事で敢えて外したのかもしれません、なかなかユーザーを引っ張りますよね。


メーカーの担当者は、鉄コレ伊豆急の発売を153系発売への伏線としていたのかも…そうであれば、凄い企画力と展開ですよね。直近の発売予定の251系が続くのかが注目でしょうか。




251系踊り子の春バージョン花びら付きです、私としては、好デザインなのではないかと思うのですが如何でしょうか? 引退間近で疲れも見える車体ですが最後の日まで頑張っ欲しいものです。







  1. 2020/02/15(土) 20:48:22|
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KATO 2020年6月分ポスターを見ながらTOMIX153系瞬殺の状況を目の当たりにする。

こんばんは。しなのさかいです。

財政的におだやかな日々が続いており、マイペースにのんびりと趣味活動を営んでいます。
レイアウト上にもう少し大幅なアレンジを加えたくなって、せっかくの週末の運転もウヤにして「列車の背景」づくり。
近いうちにきちんと御報告が出来ればイイんですが。
2週間連続でそんなことをしてしまうと更新が滞ってしまうのはこれまでどおりで、皆さんには大変申し訳なく思っております。





さて、2月1日と2日、つまり昨日と今日に横浜ランドマークプラザで鉄道模型イベントが開催される関係から「その前日の1月31日にはあるだろう」と思っていたカトーの新ポスター発表。
やはりそのとおりに発表されまして、内容に対する感想はまたもやイロイロです。
いつものことではありますが、一人のユーザーという立場でカトーの新しい提案に対する受け止めを整理してみます。
よろしければお付き合いください。





【10-1641 381系「スーパーくろしお」(リニューアル編成) 6両基本セット】 ¥18,800+税
【10-1642 381系「スーパーくろしお」(リニューアル編成) 3両増結セット】 ¥6,800+税

カトーは紀勢本線の「くろしお」を製品化する機会が多く、気が付けば当方も287系(パンダも)を除いて手元にある状態でした。
しかし「くろしお」ブランドは、Nゲージ市場への浸透力はそれほどないようで、287系や289系の「くろしお」はまだ中古市場で見ることがあります。
287系は「こうのとり」の方はどこを探しても見当たらないのに、この差はなんだろう?

余談ですが、メーカーの生産数如何で「売切れ」「メーカー在庫完売」が演出されることは多々ありますから、その点、中古市場で流通しているかどうかを観察する方が、ユーザーに刺さった製品かどうかが分かる気がしています。
強く刺さった製品であればユーザーは手放したりしません。
そうなると、たとえ中古市場であってもそう簡単には流通しませんよね。

さて、今回の「スーパーくろしお」、どうしましょうか。
アーバンネットワークの一部である阪和線系統には、大阪環状線を通るという意味でも親しみを感じており、「くろしお」はその仲間ですから気にはなるんですが、かといって「待ち望んでいた製品」というワケでもないのです。


おそらく多くのユーザーは、「スーパー○○」については、ズバリ「スーパー雷鳥」を切望しているんだと思うんですよ。


でも、カトーとしては「ゆったりやくも」のバリエーション展開を急ぎたい(急ぐしかない?)ようでして、こういう「これでもか、これでもか」という展開に付き合わされることが非常に疲れる…、とは以前の稿でも指摘しました。
225系「関空・紀州路快速」や281系「はるか」の仲間として、消極的な姿勢で「買います」かね。
白浜駅のように、増結の3両を駅の端っこに留置しておく、といった邪道な遊び方も面白いかも。

セールスポイントのテキストを読むと実に細かい仕様が語られています。
特に非常口の閉塞状況は丹念に調べ上げているようで、エラー騒動を気にしている姿勢が見て取れます。
この考証努力、最近はトミックスの方に力強さがあるようですが…。

高価格路線は今回も健在で、ユーザーにとってはそこまでお金を出して手に入れるものかどうか悩む、厳しい選択となっています。
ちなみにですが、10-1451「ゆったりやくも」6両セットは18,200円+税でした。
今回の基本セットは、それとほぼ同じ(部品)構成のように見えるんですけど、600円の価格上昇が仕込まれています。
謎です。





【10-1630 E233系7000番台 埼京線 6両基本セット】 ¥17,000+税
【10-1631 E233系7000番台 埼京線 4両増結セット】 ¥7,500+税
【28-240 E233系7000番台 埼京線 グレードアップシール】 ¥1,700+税

昨年末のJR・相鉄直通大騒動のときに「どうして再生産しないんだろう??」と思っていましたが、ようやく約半年遅れでの製品化だそうです。
トミックスでは早々に相鉄12000系の製品化決定情報を打ち出していますから、トミックスとしては7000番台とのセット的な意味で商品展開を考えているんでしょう。
前面ガラスに掲げられたATACS-IDは特徴的ですから、ガラスパーツへの印刷をこなせるカトーがやるべき仕事ではあると思っています。
もし、カトーでも相鉄12000系をやる気があるんだったら、先にこちらをぶら下げられても困りますョ。
なので「買わない」です。
カトーから12000系がリリースされるなら両方まとめて「買う」んだけどなぁ。

ちなみに、これまでの10-1195(6両基本セット)は16,000円+税、10-1196(4両増結セット)は7,000円+税でした。
部品構成上に大きな変更点もない(はずな)のに約6~7%の価格上昇が仕込まれています。
ですから我々は、店頭で会計したときに「そうか、消費税も上がったしな」と納得しちゃダメ。
それにしても、日銀もウットリしてしまうほどの物価上昇率ではないでしょうか。





【3023-7 EF64 1030 長岡車両センター】 ¥7,200+税
【10-822 24系寝台特急「あけぼの」 6両基本セット】 ¥12,000+税 ※再生産
【10-823 24系寝台特急「あけぼの」 3両増結セット】 ¥5,000+税 ※再生産

「買いません」(即答)。
もう、この<死神シリーズ>に付き合う気力がありませぬ。
特定番を追いかけている人が買えばいいんじゃないのかな。

24系「あけぼの」だって、これまでにも再生産を行っていますから、そろそろ市場には浸透しないはずなんですが。
どこかのお店が強く再生産を要望したのでしょうか。
カトーの14系・24系はパーツ構成と共に細かい印刷が当方の中では高評価となっていて、もはやトミックス製品を受け付けないくらいなのです。
それなのに、「ゆうづる」に続いてこうして単純な再生産が繰り返されるようでは、設計の宝の持ち腐れ状態です。
トミックスのブルトレシリーズを見ていると、トミックスの方がユーザーの心理をよく分かっていると思うときがあります。

これまた価格チェックでして、3023-4「EF64-1031 長岡車両センター」、3024-6「EF64 1032 長岡車両センター 双頭連結器付」は共に6,700円+税でした。
やはり約7%の価格上昇。
気が付かないうちにジワジワと来ていますよ。





【10-1601 323系大阪環状線 基本セット(4両)】 ¥13,400+税
【10-1602 323系大阪環状線 増結セット(4両)】 ¥10,200+税

「平成30年(2018)5月以降の弱冷車が2・7号車へと変更された際、弱冷車表記と表記位置が変更された形態を的確に再現」ですって。
これまでの10-1465/1466と異なる点はソコだそうで、後は車番がLS07編成からLS09編成に変更されるという点。
そうですか、LS09…。
LS09はLS07と同様に近畿車両製ですが、前面貫通扉上から種別表示器あたりの意匠がLS08(川崎重工製)のそれと同じように平坦なものに変更されたようです。
やはり電車の「顔」ですからね(連結側の妻面じゃなくてね)、素人でもこの違いはよく分かる。
カトーはなんとも微妙な編成を選んだものです。
ここら辺の差異まで再現すれば大したものですが、なんといっても「顔」ですから。
「スーパーくろしお」の非常口には相当なこだわりを持っているようですけど、こちらはどうしますか?
差異を表現してくれるなら買いますが、おそらくやらないだろうから「買いません」。
もっとも、これは実質的には「再生産」ですので、実車を見て買いたくなった人のためのメニューでしょう。
当方は車番と整合性のあるLS07でやっていきます。

この323系に関しては、10-1465/1466と同じ価格で設定されているようです。
よく分からんなー。





【10-1158 特別企画品 伯備線石灰輸送貨物列車12両セット】 ¥14,800+税 ※再生産

これ、どう思います?
2012年に発売されてから大分時間が経ちましたから、確かに中古市場でも高騰していたりして、今になって探しているユーザーは少なからず居るんだと想像しますけど、発売当時にこのセットの価値を感じて買った人間としては何とも複雑です。
先のマヌ34の再生産もそうですが、こうした特別企画品を再生産しなきゃなんないほどネタが浮かばないのかと思い、残念です。
中古市場におけるプレミア崩しをやる暇があるならば、もっとプレミアになる「何か違うこと」をしてそのプレミア価格を崩してもらいたいですよね。
2016-9の在庫を動かすためなのかなぁ。


とはいえ、D51を楽しむ上では至高のアイテムと言えましょう。
足立石灰工業のHPにもこの列車のことが触れられていますので勝手にリンクさせちゃいます。

https://www.ashidachi.co.jp/地域情報/文化-歴史/d51/


それから、2013年のことになりますが、当ブログでも取り上げていますので、よろしければ是非こちらも。

http://sinanosakai.blog100.fc2.com/blog-entry-1163.html





【3039 EF58 初期形大窓 青大将】 ¥6,200+税 ※再生産
【10-428 「つばめ」青大将 7両基本セット】 ¥12,000+税 ※再生産
【10-573 「つばめ」青大将 8両増結セット】 ¥12,800+税

困りました。
もちろん2002年に発売されたこれら全部、今でもちゃんと持っているのです。
2005年の「はと」と一緒に、全車両に室内灯を組み込んで綺麗に保存していますので、先日の謎の「はと」再生産は当方にとっては全く関係のないイベントでした。
ただし、「はと」と違って「つばめ」の再生産にはそう思うことができない理由があります。
もちろん、発売当時はナロ10とスハ44が単品で設定されていたため、今回の「増結セット」新設により“車番被り”がなくなるという点は大きいのです。
しかし何よりも気になるのは、2002年の「つばめ」のスハ44がいわゆる“バナナ状態”で、曲がって成型されていた点です。
小窓がズラリと並ぶ車両だけに、編成を組成するとトミックスのキハ183-550顔負けの、まるで錦帯橋のようでして、2002年当時はボディを手で丁寧に曲げては深呼吸をするという作業を繰り返した記憶があります。
追って発売された「はと」では曲がっていないスハ44が製品化されましたので、「つばめ」のスハを全てこれらに置き換えたのでした。

もう面倒くさいので、客車セットを両方「買います」。
このような買い直しには気が向かなくても、もう18年も前の事件ですし、これから先も美品状態で持っていたい列車ですからやむをえません。
EF58も地味にアップデートされているでしょうから、あれこれ悩むよりは更新してしまった方がイイかも。
複雑な気持ちで更新費用がかさむこととなりました。
カトーの年度末である5月に滑り込んでくるようですし、そんなに生産しないような予感もしますから、予約は必須かも。

しかしなんで今、こいつを再生産するんでしょう。
小売店側の要望がトリガーだとしたら、そういう声を右から左へと処理するのではなく、昭和30年代の列車たちと並べられるようにするとか、そうした企画上の工夫、舞台の設定が求められているような気がします。





【10-1182 クモニ83100(T)+クモニ13(M) 飯田線荷物電車 2両セット】 ¥9,800+税 ※再生産

不気味な再生産。
「飯田線シリーズ」リスタートへの「地ならし」なのだと思いたいです。
あ、「買いません」よ。
持ってますもの。



□     □     □



結局のところ、広義の意味での「再生産」メニューばかり並んだポスターとなっていて、「よし、これは買うぞ!」と息巻くものは見られませんでした。
「買う理由」を自分に言い聞かせるように、時間をかけて細かく分析して見つけ出すことばかりで、情報に接してストレートに脳内スイッチが入るものは残念ながら今回もナシです。
少なくとも、このポスターを見ながら小売店の店頭で話に花を咲かせることは至難の業でしょう。

この1月末の出荷はトミックス(トミーテック)製品の独壇場となったようで、特にHG153系の瞬殺ぶりが目立ったようですね。
14系「出雲2・3号」なんていうのも、製品の仕様はともかくとして、ネタとしてはナカナカでした。
当方は全て見送って、12月に続いて1月も限られた財源を温存しましたが、153系を見ると(これまでのHG165・169系のように)決して悪い製品ではなかったと拝察しています。
改善されたポイントは多くあるようでしたし、153系で再現したい鉄道シーンも多いですから。
カトーがやるべきフルリニューアルがトミックスで代行された形で、このフルリニューアルはカトー製品の古さからすれば問題なく許容されるものと言えましょう。


「153系」に似た「鉱脈」はまだまだあるはずです。
こうした鉱脈をカトーではなくてトミックスがジャンジャン掘り当てている「様子」とその両者の「構図」は、ここ数年の変化の果てとしてはあまりにも皮肉であり、完全に立場が入れ替わっている感があります。
トミックス側に「おい、向こうが休んでいる間に全部掘っちゃおうぜ!」「おう、ガッテン承知だぜ!」なんていう会話があるかどうか知る由もありませんが、葛飾区立石でそういう会話をしているんだろうなと想像してしまうほど、カトーの棒立ち状態には目を覆いたくなるものがあり…
多くのユーザーがこれでいいとは思っていないはずです。






おっと、取り上げるのを忘れていました。




【10-1618 特別企画品 E231系500番台 山手線 <最終編成> 11両セット】 ¥26,000+税

もうね、こんなのばっかり。
トミックスの「さようなら」商法が落ち着いたと思ったら、今度はカトーが「最終編成」商法を身に着けたようです。
ときめくユーザー、どれだけいるんでしょうか。
もちろん「買いません」。


ではまた。


  1. 2020/02/02(日) 16:30:00|
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KATO 2020年5月分ポスターを見て同じモノを持って来た相手と鉢合わせるシーンを生暖かく見守る。

おはようございます。しなのさかいです。

例年よりも長めだった年末年始の休みが終わり、2020年の日常がスタートしました。
怠惰な生活はもうおしまいでして、今年も趣味を続けながら1年間を生き延びなければなりません。
結局のところ、毎年同じような心配をしても無事に済んでいますから、今年も大丈夫かな…
何事も焦らず、欲張らず、マイペースで、です。







昨年末には、カトーから5月分ポスターが発表されています。
いつものことではありますが、一人のユーザーとしてその内容を見て、受け止め方をメモしておきます。







【10-1607 117系<新快速> 6両セット】 ¥19,200+税
【10-949 117系 京都地域色タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥21,000+税

念頭で御挨拶させていただいたときに触れた「疲れる選択肢」。
その具体例が正にコレです。

大手2社で、互いに同じカードを「いっくよー、いっせーのーせ!」と出してしまった形となり(本当は意外な方が後出しだったりして?)驚きの上に脱力感を重ねてしまった12月末となりました。
トミックスがツイッター上で製品化を告知したと思ったら、その数日後にカトーがこうですから。

先日JR西日本が発表した「WEST EXPRESS 銀河」(117系改造による)を意識した上でのバッティングであろうことは素人でも想像がつくことであり、それだけ企画に携わる人たちの視野、視界がナローになっているのではないかと心配になります。
まだ運行すらしていないのに、そしてそのホスピタリティは未知数であるのにもかかわらず「夜行列車」というキーワードだけで飛びついているのだとしたら、それはどうなんでしょう?
2020年の最初に考える上で大変良い事例だと言うべきかもしれません。

その「銀河」は未だ詳細が明らかになっていませんので「それならば」と原形を先にすることとしたのかな?
「新快速のルーツともいえる“関西急電”を連想させるクリーム1号のボディ」とありますから、一応この点は認識しているようですが、「117系」という題材を考えるのであれば、むしろこの点を主眼に置くべきでした。
単に「1980年代の新快速」であることだけを売り文句にしても、商業的にはなかなか厳しい展開が待っているのではないかと想像します。
時代背景を考えて仲間を増やすよりは「カトーの企画で紡ぐ新快速物語」として、時間軸を持った企画にした方がイイ、登場時の221系もリニューアルする覚悟を持ってやった方がイイということです。
1980年代の京阪神地区を丸ごと切り取ろうとすれば、この117系の外に目立った形式はありませんから、唐突感は拭えません(まぁ、あることはあるのですが)。

「今さら、何で117系?」という受け止め方をしているあなた!
そうなりますよねえ(笑)

実は、時間軸的な捉え方に関しては、カトーよりもトミックスの方が先に王手をかけているように見えます。
今月に発売される153系も〈ブルーライナー〉へ仕立てることができそうですし、モハ52系だって鉄道コレクションで存在しちゃっている。
80系はともかく221系あたりを製品化すれば、おおよそ新快速の歴史が揃うので、カトーだけがこだわっていたはずの分野がいつの間にかトミックスに侵食されてしまっている、そんな風にも見えちゃうんです。
トミックスは221系もやりたいのかな。


さーて、皆さん。
マイクロエース製品以来の、久しぶりの117系です。
どうしますかぁ?
ホビーセンター扱いの湖西線色も気になるという人は、仕様の統一を考えてカトーを選ぶかもしれませんが、トミックスこそ塗替えで済む企画を見通していない訳がない、と思います(座席パーツだってキチンとやるでしょう)。
ですから、ここは両社の仕様を見比べて、となりそうです(だから「疲れる選択肢」なのです)。
当方はインレタを貼るくらいならカトーを選びたいところです(笑)
だから「買いたい」ところなんです、が…

ドーン!
6両セットで19,200円+税。
さらに、ホビーセンター扱いの緑のやつは6両セットで21,000円+税ですからね。
もはや「メロンです」「請求書です」と同じ状況ではないかと。
こんな価格に見合う、釣り合う買い物となるのかどうか、そろそろ真剣に悩まなくてはならない頃合のようです。
フルリニューアルという、本来なら嬉しい情報に接しているはずなのに、どこか暗いニュースに見えてしまう。
こんな思いをしているのは当方だけでしょうか。





【3060-3 EF65 500番台 P形特急色(JR仕様)】 ¥7,100+税
【10-1603 ク5000 トリコロールカラー 8両セット】 ¥14,900+税
【8078-7 ク5000 トリコロールカラー】 ¥1,650+税
【3088-9 EF65 0 JR貨物(茶)タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥7,300+税

ク5000のリニューアルがあったので、いずれは製品化されると考えていたトリコロールカラー。
しかし、未だこれを買わなきゃいけない流れが敷かれておらず、やはり唐突感だけが伝わってくる企画です。
おそらく「貨物駅プレート」を市場に流したことにより登板させた企画なのでしょう。

でもね、それならばその駅で積む自動車はどうするのさ、と思ってしまうのですよ。
プレートに置く自動車は、まさか「あのクラウン」でイイなんて思っていませんよねー。
時代的に合わないのはもちろん、一応指摘しておきますが「クラウン」はトヨタの車ですから。
カバーをつけた状態でプレートに置くのも変。

台車は前回の製品とは違うTR63CFというものになるそうですが「はぁ、そうなんですか」という感想しかありませぬ。
こういうセールスポイントでワクワクするユーザー、そんなに居ないんではないかと(どちらかと言うと「エラー騒動」対策?)。

65のPは国鉄時代・ブルトレ牽引機として欲しかったもの。
茶色い65も当方には全く不要で、結局のところ、これら全ては「買いません」。

どこか、先の「カートレイン」とテイストが似ています。
その「カートレイン」は近所の量販店でバラされても、セットのまま叩き売りされても在庫が動かないという、どこか始末の悪い深海魚のような優れものでして、多くのユーザーは徹底的にそういう反応なんだなとつくづく感心して見ています。





【8065 ヨ8000】 ¥2,400+税

これは「買います」が、トリコロールカラーのク5000と組み合わされて出てくるところがちょっと残念。
ま、リニューアルされるだけ喜ばないといけませんかね。
時代的に新しい部類の車掌車なので、もう少しダイエットに成功したワム80000と組み合わせたかったナ。
御神輿ワッショイ。





【22-241-3 サウンドカード<221系>】 ¥3,000+税

これも「買います」。
最近はカトーが放つ「車両」の企画にはあまり期待を寄せておらず、どちらかと言うと、こうした既存の車両製品の「魅力再発見」につながる仕掛けづくりの方を面白く観察しています。
やっぱりね、手元にある車両はもう一度車両ケースから出して走らせたいですから。
そのキッカケって、あるようでなかなか無いものなのです。
こちらの開発チームにはまだまだ頑張って欲しいと思い、エールを贈らせていただきます。




その他、TGVレゾ・デュープレックスについては新製品となっていますがココでは省略します。
当方に語る資格はないですし、氷河特急シリーズとは別の方向のようでして、それなりの守備範囲を持つ方々には必要なのだろうと想像します。
それはそれで可。


再生産品についても、特には。

10-288「883系〈ソニック〉リニューアル車」は「ななつ星in九州」「787系アラウンド」に続くものとして九州地方の販売店からの要請があったのかなぁと。
再生産よりも、カトーがやる「ゆふいんの森」なんていうものを見てみたいゾと。
銀、青、赤、緑。
この辺りのカラーが揃うと、水戸岡デザイン黎明期を好む当方としては落ち着くというか、和むというか。

牛乳パックのロクヨンはタキ1000が米タンを機にフルリニューアルするから、通常のエネオス仕様の発売を控えた布石ではないかナ。
以上、勝手に想像。
ところで、JRFマークってまだ使えるんですね。

ホキとかDD51の再生産はよく分かりません。


これらはいずれも「買いません」。
よってこれらに釣られて販売店へ足を運ぶことはありません。
それにしても、再生産品と新製品がポスター上で噛み合わないことばかり。
スカイブルーの201系なんかを再生産すると発表したら、117系の写真と相まって、少しは華やいだんではないかしら。



□ □ □



5月はカトーの決算期に当たり、今回の内容をもって2019年度の「数字」が決まるみたいです。
Nゲージ市場におけるカトー製品のシェアは大きいものがあり、カトー製品の規模の伸縮が市場規模のそれと同じ、とも言えそう。
この場でカトーのポスターばかりウォッチし続けている理由もそんなところにあります。

だから毎年5月にリリースされる製品は、その伸縮を決める〈駄目押し〉とも言えるモノたちであるはずなので、よりユーザーの琴線に触れるアイテムであることが求められているんだと、過去の「5月モノ」を見て、そう分析していました。

今回のポスターはそんな条件をクリアしているかな?
少なくとも117系が「6両」セットであるというところは「クリアしているか微妙」と言えそうです。
だってねぇ、こういうときこそ15両編成モノで稼ぐべきでしょう(笑)
ま、ユーザーにとっては関係ないことですね。


ではまた。

  1. 2020/01/07(火) 08:30:00|
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AROUND THE KYUSHU

おはようございます。しなのさかいです。

いよいよ年末。
今年の年末は恐ろしいほど、食指が動くような(自分にとって待望と言える)Nゲージの新製品がなさそうです。
例年なら、連日のように模型店へ足を運ぶところなのに、その予感が全くありません。
これも時代、なのでしょうか。





だからといって趣味生活が鎮静化してしまったワケではないのです。
先週末は「九州」っぽい風景を広げて遊んでみました。

実は既にカトーの787系〈アラウンド・ザ・九州〉を複数導入しておりまして、これらをレイアウト上で走らせたくなった…、ということがひとり運転会の隠れた真相であります。





2019年版のカトー製787系…。

ちょうど1年前に発売された2019年版カタログでは「コラム」という新しい扱い方で製品化を疑わせる構成となっていて、読み手としては「?」というマークだらけでした。
なぜならば(あぶないクスリのようですが)高値で取引されていた品番10-590は2017年に再生産されたばかりでしたから。
2011年以来の再生産の恩恵を受けたばかりのユーザーとしては「おい、この前手に入れたばかりだよ」「一体何をする気なんだ?」となりますよね。
もちろん「コラム」ですから、カトーとしては「製品化するよ」などとは一切言っておらず、仮に製品化しなくても「あれは単なる話題提供ですから」としてしまえばイイのです。



それにしても「コラム」…。
この度発売された2020年版カタログにもこの方便が引き継がれたようですが、全くもって妙な語り方が定着したものです。
当方からは、未成熟な「アイデア」たちがそのままとっ散らかっているようにしか見えません。
観測気球を上げているようでは(市場の反応を探っているようでは)、たとえ製品化を決めても結局のところ、もともとコアに存在する購入層へのアピールにしかならないでしょう。

Nゲージのカタログはユーザーが対価を支払って手に入れるという、他の市場とは異なる位置付けで定着しています。
つまり、お金を出して「具体的なこれから」を買うようなものなのです。
だから「カトーは何を考えているんだ!?」と思わせるような、そんなストレートなメッセージ、今後の企みは掲載されていて欲しいし、そうでなくてはいけません。
メーカーがユーザーと一緒に「あったらいいな」と言っているようです。
おいおい、それは違うだろうと(大笑)





本題へ戻します。
ともかく、その「コラム」は見事に製品化へとつながりました。
企画を発案された方、よかったですね(笑)

その企画の意図は今さら説明するまでもなく。
クモロ787を含む7両編成は南福岡車両センター所属のBM13編成として再構成され、さらに多客期の「かもめ」と「みどり」をやるためのサハ787-100が単品で販売。
これで8両編成までイケますから、往年の9両編成に最も近い姿と言えます(両端2両ずつが電動車、中間の4両が全て付随車という変わった編成ではありますが)。

また「きらめき」として6+6をやることも可能のようです。
メーカーも推奨しているようですから、品番10-590との重連をやる方がいれば是非。





さらに4両編成のセットは大分車両センター所属のBo104編成で、両先頭車に当たるクロハ786とクハ787 0番台を新規で製品化。
クロハには特徴的な縦型の窓が再現されました。
「有明」用に増備されたことで知られるこんな車両が模型化される日が来るなんて、生き続けてみないと分からないものです。





主に「ソニック」の代走編成である4+4を再現するために、先頭部をボディマウントカプラーに交換できるようになりました。
スカートのかき取りに多少のデフォルメがありますが、連結間隔の狭さには目を見張るものがあります。
カトーが再現する先頭車同士の連結間隔は、カプラーの構造からかユーザーの不満が高めのようで(当方はあんまり気にしていません)、床下を加工してトミックスのTNカプラーに強制交換されるケースが多いと見ます。
だけど、今回の787系の間隔であればまず文句なかろうと。

ちなみに当たり前のことですが、同じ車番の4両編成をダブルで所有していると、片方を「増結専用」あるいは「中間封じ込め用」と割り切って、カプラーを交換しっぱなしにして持つことができて便利。
なのでやってしまいました。
この先頭車同士の連結シーンはジワジワと来るものがありますよ。
良い子はマネしないでくださいね。





今回の品番10-1590、10-1591は手元に寄せていろいろと見てみると、実に多くの新規金型を投入して製品化されていることに気づきます(ちょっとやり過ぎ?)
語り尽くせないほど(?)なので省略しますが、一例を挙げれば、スカートの取付方法は大幅な改善が行われており、これに伴って床下も座席パーツも新規。
こんな具合でアチコチに改良、今の姿へのアップデートが見られます。
気になる方は一度お手元に(笑)





それから、無線アンテナの取り付け穴がガバガバだとか、そんなことがユーザーの間で言われていました。
当方も手にしてはめて見て一瞬「そうか」と考えたのですが、不思議なことに90°回して差し込み直すとキチンと締まるのです。
コンマ数ミリのマジックなのかもしれません。

それよりもアナウンスされているパンタグラフの不良。
こちらの方が謎ですよ。
自分のパンタグラフが交換対象なのかイマイチ分からないでいて、困っています。
「立つ」といえばそうだし、「ふにゃる」といえばそれもそう。
明確に症状を主張できずにモヤモヤしたままです。
「自覚症状」で対応してくれるのかなぁ。



□ □ □



オホン、さて。
「お前は『現行仕様だから』とボロカスに言っていたではないか」との御指摘があろうかと存じます(笑)
もっとも、この企画に限ってはボロカスに言ったつもりはございませぬ。
とにもかくにも結局のところ、こうして導入してしまったのですが、その理由は幾つかあるんです(最近このパターンが増えたなぁ)。


理由① カトー製787系を最新仕様で持っていたくなった。
理由② ガンメタリックだけの787系はやっぱりカッコイイ。
理由③ 「にちりんシーガイア」が日本最長距離を走る特急列車であることに遅ればせながら気がついた。


特に③が理由としては一番大きいのです。


787系は登場時・供食設備付きの「つばめ」のための車両である…という当方の偏見、考え方にブレはありません。
しかし、鹿児島本線でなくても、あの退屈な日豊本線をひたすら走る特急という点でこの「にちりんシーガイア」は「つばめ」に通じるものがあります。

その「にちりんシーガイア」。
時刻表2019年12月号をめくってみると、本数はたったの3つしかありませんでした。

〈下り〉
5007M「にちりんシーガイア7号」
博多 7:31
宮崎空港 13:18


ただしこれは「ハイパーサルーンで運転」とあります。


〈上り〉
5020M「にちりんシーガイア20号」
宮崎空港 15:25
博多 20:57


残念。これも「ハイパーサルーンで運転」とあります。


〈上り〉
5024M「にちりんシーガイア24号」
宮崎空港 17:19
博多 23:25


「DXグリーンがあります」との注釈がありますから、これが南福岡の787系を使用した列車のようです。





いずれにせよ特急なのに6時間を超える乗車時間、営業距離にして413.1Kmですから(Wikipediaによる)、これを“つまらないイマドキの列車”と斬ることは短絡的で、どちらかと言えば「乗ってみたい列車」と認識したいなと。
このことに気づくのに少し時間を要したのです。
メーカーHPにも「にちりんシーガイア」に関する記述はほとんど見られませんでしたから仕方がないですよね。



□ □ □



さて、ぶん回しますか。




青い列車ともすれ違ってもらいました。





分かりにくいけれどもコレ、中間に885系のような1000番台を挟んだ4次車の方です。
883系もデビューからずいぶんと時を経ました。
こちらも登場時のデザインに一定の支持を集める形式です。
もはや水戸岡デザインの歴史も、この国の鉄道史の1ページと言えそう。
ついこの前にデビューした気がする787系や883系は、それだけ貫禄のある車両になったのです。





真夜中の駅に滑り込んできました。
融雪溝との組み合わせには目をつぶってください。





「ドリームつばめ」「ドリームにちりん」を知っている世代としては、787系に夜行列車としての性格も見出しています。
「かいもん」「日南」から転じた二つの“ドリーム”
御存知ない方も増えたことでしょう。

ライトのレンズカバーがわずかに光を導光していて、表情がよりリアルになっています。
「リレーレンズカバー」は大したものです。

 



長時間停車。
隣にいる883系は翌朝の特急列車となるために駅に留置?






以上、カトー謹製 787系〈アラウンド・ザ・九州〉でした。

今を走る、落ちぶれ感のある787系の姿がプロトタイプに選ばれたことから、製品化発表当初は残念な気持ちになってしまったのですが、よくよく調べれば日豊本線に転じた787系には、わが国の在来線特急としての貫禄も残っていて、それはそれで興味の対象となり得ると考え直しました。

高速バス路線網が張り巡らされた九州において、どうして「JR最長距離」と言われる強烈なスジが残されているのか、その辺は興味が尽きないワケで(南福岡へ編成を戻す使命かな。それと、おそらく乗り通す需要は考慮されていないのでしょう)、こんな列車を乗り通すことには、乗り鉄世代としては大いなる無駄へのチャレンジであり、ロマンを感じます。
そうなんです。
かつての「乗り鉄全盛期」とは大いなる無駄を価値として捉えることができていた時代なのですよ。


来年秋には新しいD&S列車『黒い787「36ぷらす3」』として再改造される編成もあるそうですから、まだまだ787系には活躍の場が用意され続けるみたい。
特にこの列車は肥薩おれんじ鉄道線にも乗り入れることが予定されていますし、「ビュッフェ」の復活もアナウンスされていますから、かつてのように東シナ海を眺めながらコーヒーでも飲めることは確実。
そんなことをしに行くだけでも、南九州を再訪する価値はありそうです。


ではまた。

  1. 2019/12/19(木) 08:30:30|
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KATO 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」

こんばんは。しなのさかいです。




とうとう2019年も最後の月となりまして、脳内で反省を繰り返す日々を送っています。
「今年はどういうことをやれたのかなぁ」とか「少しは進歩したのかなぁ」とか。
まぁ、これら全てはNゲージに関することなんですけどね(^ ^)

その反省の一環となるのかもしれません…↓







実は、今月の初日にはカトー謹製 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が入線しておりました。

「お前は散々豪華列車の模型化には反対していたではないか」との御指摘は甘んじて受けるつもりでございます(笑)
「転向した」と言えばそうでもあり、そしてそうでもない。
その辺を上手く説明できればいいなぁ、というのが本稿の趣旨となります。



この「瑞風」を入線させた理由は複数あります。




まずは何と言っても、ボディの艶とその印象を確定させる手触りがとても良いこと、です。
光沢があると塗装の仕上がりの宿命として手触りはしっとりとするものなのですが、意外にもサラサラとしていて、指で軽く撫でてもボディ上で引っかかることはありません。
やはり「あ、サラサラ」と思わずつぶやいてしまうほどです。
触って気持ちいい模型というのも珍しいですよね。
光沢感と心地よい手触りの両立、と勝手に認定させていただきます。
鉄道模型にとって必要がないポイントとも言えそうですが、実はユーザーは無意識のうちにこうした感触も評価しているのではないでしょうか。

巷で言われていたメタリック粒子も肉眼で見れば緩和されて見えます。
どうしてもデジタル画像だと撮影の諸条件でそれが強調されて見えますから、一度は自分の目で確かめて…と申しておきましょう。
窓周りに吹き付けた塗料が盛り上がるようなこともなく、ボディ全体に渡って金型どおりの平滑性が保たれています。

こうした模型は、一度手元に置いてその価値を確かめたくなる。
このような点が入線させる理由として非常に大きかったのです。





先頭デッキのゴールドのラインの入り方(の上品さ)もその理由の一つです。
選択されている色が落ち着き感のあるものだし、何よりも繊細な細さが自分の好み。
厚ぼったくなくてとてもイイんです。





車体標記もカトー標準で印刷済。
よく見てください、ドアコックマークまでありますからね。
エンブレムマークにはきちんと台座の表現があります。





金型の精度も考慮したポイントと言えます。
ホビーショーでも着目していたガラスパーツの平滑性はキチンと確保されていました。
この「瑞風」に限らず、カトー製品全般に渡って優れている点でありましょう。
部屋の天井の蛍光灯を反射させて、自分の見る位置をチラチラと変えながら観察すると、実に歪んでいないガラスパーツであることが分かります。





前述したとおりボディ側のガラス周りの引き締まり感と相まって、ボディに金属感のニュアンスさえ持つポイント。
「豪華列車」であるのですから、模型としてもこういうところに〈豪華さ〉を感じる必要があるのではないでしょうか。





室内灯に関連した設計の面白さも特徴として挙げておきます。
各車共、LED室内灯クリア1個だけで車内の隅々まで、実に隅々まで点灯します。
それもそのはずで、小田急3100形ロマンスカーNSEの先頭車、ベルニナ急行などと同様、あらかじめ専用のプリズムが内装されているからなのです。







また、設計の段階で「点灯しなければならないところ」を決め、そこまでの導光をプリズムを介して確実に行っているというワケ。
カーテンの間にある柱に光源が下りてきているのがお分かりいただけますでしょうか。
そこまで導光できているのですョ。
この技術を見てチップLEDの個数を増やして対応するメーカーと比べてしまうと、カトーはそれらのメーカーの何周も前を走っていると言えそうです。





ユーザーは室内灯本体と集電シューを差し込めばOK。
LED室内灯クリアは悩んだ結果、メーカー推奨の〈電球色〉にオレンジフィルターを取り付けて、よりアンバーな、落ち着いた雰囲気になるように仕立ててみました。
しばらくはこれで遊んでみます。





車内がさほど作り込まれていなくても、車外、外観を構成するところにはきちんと対応されています。
その象徴が「オリエントエクスプレス'88」以来の措置という、このカーテンパーツ。

折り目が規則正しくつけられたカーテンの「彫刻」も実に雰囲気が出ていて、今後のカトー製品の1段階上へのグレードアップの方向性にも見えてしまいます。
24系客車のハシゴパーツのようなものです。
もっとも、これから全ての製品に施されたら、それこそ「買い直し地獄」ですからやめてくださいねー。





ラウンジカーの窓際に逆さに置かれたグラスも御覧のとおり、ガラスパーツに彫刻されています。
車内における「人の営み」がにじみ出ているようで、駅のホームでこんな部分を見てしまうと、結構自分の中では強烈なイメージとして残るものです。
そんな狙いがあっての再現かもしれませんね。





展望デッキ上のマーカーランプ。
金色の手すりに反射して、最後部のデッキであることを主張しています。
真っ赤なテールライトと相まって、かつてのマイテ39などの展望車のイメージ。
だんだんそう見えてくるのですから、工業デザインって不思議。



□ □ □





ライト点灯。
それでは出発進行!





ガーター橋を轟音と共に。
おそらくこういう所はゆっくりと走っているんでしょう。





架線柱の有無に関わらず、どんな背景にも似合うところが模型としても便利な列車です。
もっとも、架線柱だらけの都会の風景よりローカルなところがイイに決まっていますが。





「なんだこの列車は?」的なイメージで。
こういうトラックが入ってくると、撮影している方々はいろいろな感想をお持ちになるようです。
ダメなんですかね(笑)





「瑞風」って、どこかこうして編成をくねらせながら駅本家に接したホームへ進入してくるイメージがあります。
そのホームでは歓迎セレモニーが行われるのでしょう。



□ □ □





以上、カトー 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」でした。


西日本を走る豪華列車、クルーズトレインということで、関東に暮らす者としては肉眼で見ることは難しく、もっぱら諸先輩方がアップされている動画、特に山陰本線を走る動画を拝見しながらそのイメージを掴んでいます。


この「豪華」という点は庶民にとっては実にクセもので、ついつい卑屈な姿勢で拒絶的に受け止めがちになるものです。

しかし、山陰本線をスロースピードで走る姿を見ていると、実に様々な地域の風景を切り取る際の触媒として、この「瑞風」が効果的な「役者」を演じていることに気づきます。
であるならば、1/150の模型を手にしたとしても走らせて眺める対象にはなり得るのではないか。
つまり、自分が乗客となって利用する(その中に入る)対象として捉えるのではなく、もっと違う視点で、ひたすらに外側から見続ける視点でこの列車を捉えることも可能なのではないか。
長閑な風景にゆっくりとカットインしてくるグリーンの列車を見ているうちに、不思議とそういう考えを持つようになりました。

であるならば、徹底的に外観重視で製品化に挑んだカトー製品は十分に選択肢になるワケで。
その取組結果から来る必然なのか、手にしたときの感触まで良いということは思わぬと利となりました。





やはり鉄道模型を手にするときは、乗ったときの思い出や、風景に溶け込んで走る姿のイメージがあった方がイイ。
かつての鉄道はその両方を持つことが可能でしたが、いつの間にか後者でさえ難しいミッションになっていたのです。
「瑞風」には山陰本線という格好の舞台が残っていて、当然のようにその後者があてがわれました。
だから、遠く離れた関東に暮らしていても「瑞風」はいつも山陰地方を走っているような気がしていて、その認識は自分の中でほぼ固定されています。
「ななつ星in九州」も日豊本線をかっ飛ばす姿よりも大畑付近を走っている姿の方が好みであり、違和感がありません。
しかし「四季島」はどこを走っているのやらさっぱり分からず…
皆さんはいかがでしょうか。





とにもかくにも、山陰本線は残っていて良かったなぁと、つくづくそう思う最近です。
今、北海道では、容姿なくそうした最高の舞台が消え続けています。
伊豆急の青い電車、間に合うといいですね。


ではまた。

  1. 2019/12/14(土) 00:50:00|
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KATO 2020年4月分ポスターを見てマニ44を函館本線に置いてみようと思う。

こんにちは。しなのさかいです。




早くも11月30日にカトーから新しいポスターが発表されました。
例年、12月末には新しいポスターを発表して年末年始…という流れですので、同月中に短いインターバルで2回発表する形となると、先行する分の受注期間が短くなってしまう。
そんな影響を考えてのことかもしれません(分かりませんけどね)。

まぁそんなことは下流にいるユーザーにはあまり関係なく、いつもどおり、上流から新しい価値の提案が流されているかどうか、そこを考えてみようと思うわけであります。

またまた当方のポエムとなりますが、よろしければお付き合いください。





【10-1210 789系1000番台「カムイ・すずらん」 5両セット】 ¥18,200+税

JR北海道の特急列車が久しぶりに企画化されました。
先行しているマイクロエース製品が手に入りにくい状況となっていましたから、この製品化を歓迎するユーザーは多いようです。
当方も、マイクロエース製品を持っていた人間ですが、2019年版カタログにこの1000番台の写真が掲載されたことをもって早々と処分しました(2019年版カタログ、今読み返すと結構な数の仕掛けをしています)。
マイクロエース製品もなかなかのものでしたが、ASSYパーツの揃い方などアフター面を考えると、どうしてもカトー製品を持つことに安心感があるのです。
蕨方面に向かって頭を下げて「ごめんなさい、カトーのを買いまぁ~す」。


ただ一言だけ。
JR北海道の列車を企画化するときに、この1000番台が優先されるべきだったのか。
そこが非常に引っかかります。

新千歳空港から広がる視界、そのイメージが大きく、これはやはり「飛行機で行く今の北海道」に注目したんだろうと。
でもね、民営化以降のJR北海道を見続けていると、今の状態が一番最悪なんです。
既に本州から乗り入れる定期寝台列車は全廃しており、北海道新幹線で行くには時間的、運賃・料金的、そしてアクセス的にも中途半端。
北海道島内に魅力のある列車も見当たらないし。
経営的にも複数の地方交通線の維持が困難との宣言されており、この流れで日高本線の鵡川・様似間116Kmはとうとう廃止が決まりました。
そしてまた、『北の国から』も2002年で終了し、黒板一家とテレビで会うことなどもはやないのです(爆)。
つまり「北海道」という土地に憧れを持つ機会やキッカケ、機運というものが国内需要的には確実に失われているということであり、さらに極端に言えば、北海道の地図を広げても鉄道の路線を指で辿るようなことはまずしない、ということなんですョ。

だからこそ模型の世界では、国鉄時代に限らず、民営化以降であっても「まだまだ北を目指すことが楽しかった時代」を再認識し、メーカーからユーザーまでそんな話題を交えて楽しみたい…
キハ183系550番台はトミックスがいくら製品化ししたってボディが曲がるのですから(大笑)、あえてこんな形式にチャレンジしても良かったのでないでしょうか。
もちろんデビュー時のカラーで、ハイデッカーのキロ182も含めて、です。
なんならば50系5000番台も製品化して(50系はもうあるのですから)、敬意を表して玄関口・函館駅から北海道を楽しむイメージもアリ。
ED79だって、普通の下枠交差のパンタグラフのみでグレーのHゴムの仕様の製品が欲しいですよねぇ。
そして「フラノエクスプレス」の再生産、いやいやここは思い切って「アルファコンチネンタルエクスプレス」で!
そうしたら次第に函館駅から札幌駅へイメージが膨らみ、4灯化された711系の登板だってアリだし、3往復体制の頃の「北斗星」だって欲しくなる。
そのホームにはドリームカーが連結された14系「まりも」もいたらイイなぁ。
だからね、この妄想の先に見えてくるのは、789系1000番台ではなくて785系、列車名も「カムイ」ではなくて「スーパーホワイトアロー」だったりするのです。


さあ、果たしてこの789系1000番台からは、こんな風に様々な列車を関連付けて引き出すことができるでしょうか。
どうやら大事なのは「北海道を走る列車」を切り取る作業ではなく、「北海道を走る鉄道」を切り取る思考のようです。
今後に期待しましょう。





【3058-3 EF62 後期形 下関運転所】 ¥7,500+税
【10-1590 郵便・荷物列車「東海道・山陽」後期編成 6両セット】 ¥13,000+税
【5146 マニ44】 ¥2,200+税

EF62は、なんとも短い活躍期間のスタイルで登場。
いわゆる“里に下りたロクニ”でして、信越本線・碓氷峠で貨物輸送が廃止されたことを契機として、1984(昭和59)年3月26日から29日にかけてEF58との置き換えが完了。
以降、1986年10月の国鉄荷物輸送廃止までのたった1年半を東海道・山陽の荷物列車の牽引機として活躍しました。
この辺は『Jトレイン』vol.27(2007年秋号)「特集 寝台急行・急行荷物列車」p.50以降に超絶詳細な記事が掲載されていますので、バックナンバーを是非。

当方は次のロクニとして、C'アンテナがない碓氷峠にいたころの後期形(全機を里に下ろした訳ではありませんから)を望んでいましたが、それもそれで再び「碓氷峠地獄」が生まれることとなりますから、これで良かったとも言えそうです。


それよりもニュース性が高いのが、マニ・フォーティフォーの製品化ですよ。
この荷物客車もなかなか決定版と言えるモノに恵まれず、カトーやトミックスがやらないことをもってグリーンマックスが3回も製品化してきました。
その過程は説明するまでもなく、板キット→完成品その1→完成品その2というもので、「完成品」とはいえその中身は価格と釣り合わないチープな雰囲気でまとめられていたと記憶しています。
さらについ最近では、札幌方面の会社による板キットが発売されましたっけ。

カトーの企画としては荷物専用列車の一員として…だそうで、そこに意見するつもりなどないのですが、当方は長年「マニ44」という車を函館本線(山線経由)の普通夜行列車・荷41レの再現に欠かせないアイテムだと思っていて、「ついにカトー製品だけで整った荷41列車を再現できる!」と、別の解釈をもって一人でニンマリしています。
荷41レを示唆する編成例はカトーのHPでもキチンと示唆されていますので各員御確認を。

この列車は旅客車(スハフ44など)も申し訳程度のボリュームで連結されていて、しかし真の主役は「北東航」など本州から引かれた様々なスジではるばると旅をしてきた数多くの荷物客車。
だから「荷」。
詳しくは『Jトレイン』vol.25(2007年春号)「特集 旧型客車の時代」に詳しく掲載されていますので、そちらをお読みいただくとして、ここに掲載された編成表の中から一つを取り出しますと…

○1986(昭和61)年3月1日
DD51 1013(五)スハフ44 7(函ハコ)スハフ44 3(函ハコ)マニ50 2141(北スミ)マニ44 2109(北スミ)スユ15 2033(北スミ)


偶然にもマニ44 2109は今回の単品で採用される車番のようです。
その他ここでは紹介しきれませんが、同じ出典ではDD51について710番を先頭にした編成表も示されていますから、これもカトーのでOK。
スハフ44もマニ50もスユ15も、今回のセットを含めて全てカトー製品で統一できます。

ブルーの車体ばかりとなりますけど、厳寒の夜の函館駅ホームでDD51が先頭に立つ姿には、かつての急行「ニセコ」のような精悍さがあって、1980年代に残っていた北海道の鉄道の姿の多様性を示す一場面ではないかと勝手に認定しています。
長年こんな編成を、マニ44を入れてやってみたいと思い続けていましたので、東海道や山陽の荷物列車としてではなく、ここはやはり北の大地をイメージして遊んでみようと思います。
単品のマニ44だけでもよさそうですが、えーい面倒くせー、一通り「買います」かね(大笑)。





【10-1605 東京メトロ 千代田線16000系(5次車)6両基本セット】 ¥17,600+税
【10-1606 東京メトロ 千代田線16000系(5次車))4両増結セット】 ¥8,900+税

再生産かと思いきや、いやいやそうではない(笑)
「小窓あり」や「ノーマル編成」のように、またもや〈丸カッコ〉が付いた製品タイトルで、この傾向が今のカトーの企画の方向性の一つをよく表しているようでもあります。
つまり、細かい差異を持たせてユーザーにもう1回買わせる気分になることを窺っているんじゃないか、ということなんです。
流通にとっては単なる再生産よりはマシだろうと考えますけど、例えば阪急6300系のように「小窓あり、だからもう一度買って」というキャンペーンには、その前に小窓がない6300系を買ったユーザーの全てが追従するはずもなく、その何割かに留まるのではないかと。
もちろん、長期に在庫を持てば新規参入ユーザーへの選択肢にもなり得ますから、プラス面もありましょうが、年がら年中新規参入ユーザーがいるとも思えません…。

「阪急ファンは既に小窓ナシ編成を持っている」ことを、「千代田線ファンは既に前回の16000系を持っている」ことを前提にして「新しい何か」を企画してくれると助かります。
どのユーザーもそんなに短いスパンで似たようなモノの買い物をしたくないでしょう。
だから当方は、前回品を持っていますので「所詮はまた16000系。どうしようかな」と悩んでしまうのです。
221系リニューアル車の展開もそう。
同じ「◯◯系」であっても細かい差異を求めてまた買うような、ヘビーユーザー(ディスってはいませんよ。当方もそうですし)に対してだけの(執拗な)アピールが繰り返されていないかしら。
ちょっと気に障りますよ。

それにしても前回の16000系(2次車・品番10-877、10-878)はカトーとして今後どうするのかしら。
それから価格も漏れなく上昇しておりまして、10-877は16,000円+税、10-878は8,000円+税でした。
それぞれ1,600円、900円(本体価格のみ)という上昇ですから、この辺もお忘れなく。
ジワジワとヤられているんです、我々は。





【10-1365 阪急電鉄9300系 京都線 基本セット(4両)】 ¥13,700+税
【10-1366 阪急電鉄9300系 京都線 増結セット(4両)】 ¥10,500+税

「大阪梅田」に違和感を感じない人は買うべし、かな?
当方は既に「旅のおみやげシリーズ」として通常品を1編成持っています。
通常品にしたのは、実際に梅田行にかぶりつきで乗ったということと、9300形の前パンを上げた9300系に惚れたということからです。
特別企画品は河原町行で、どうしてもパンタグラフがない9400形が先頭になってしまいますからね。

さて困りました。
実際に生産品を見て、塗装の状態をチェックしてからあれこれ考えるとしましょう。
言うまでもなく阪急電車はマルーンの塗装と艶が命です。



その他、再生産品について。
225系100番台については、巷での「帯の色調をいい加減改善してくれー」という切実な声が日に日に大きくなっており、某サードパーティの帯インレタが売れまくっているような現象まで起こっていますが、カトーさん、この状況をどう考えます???
当方も100番台は8両を1本、4両を2本持っていますけど、色調の改善があるなら「買い直してもイイかな」と思っています。
というのは、221系リニューアル車でまずまずの色調が再現できているからなのです。
顔つき、表情に高評価が集まっている100番台ですから、ユーザーとしては今度発売されるトミックス製品よりもできればカトー製品を決定版にしてしまいたいと考えているのではないでしょうか。
ナンダカンダでトミックス製品のインレタ貼り、TNカプラーへの交換は嫌なものなのですよ。
24系「トワイライトエクスプレス」の黄色帯の色調を改善したという前例もあります。
どうかお聞き届けくださいまし。


205系3100番台仙石線色は久しぶりの(忘れかけていましたが)再生産。
こういうのを見ると仙台地区への配慮キャンペーン(?)なのかと想像してしまいます。
ただ、東北地区の中でも仙石線だけは異質な空間ですからねぇ。
中古市場でも既に見られなくなっているとは想像しますが、かと言ってそんなに需要があるようにも思えません。
「買いませーん」。



□      □      □



今回のポエムはこれにておしまいです。
当方から見て今回のポスターには「?」という感覚はそんなに大きくなく、ある程度は肯定的に受け止めることができました。

とはいえ789系1000番台は、買わせたユーザーに今後どういった風景を見せるのか、示唆するのか、その辺が不安で仕方がありません。
まず0番台はやってもらうとして、後は733系快速「エアポート」でもやるつもり???
素晴らしい雪景色の写真が、雪解けの季節である4月分のポスターに採用されるという微妙な感覚は、その後の夏本番に向けての橋頭保なのだとポジティブに捉え、再び「夏=北海道」というような機運であるとか、夏休みを北海道で過ごすことが最高のステイタスであった頃を思い出させてくれるような、そんな仕掛けをお願いしたいです。
Nゲージユーザーは、手の中にチョコンと車両を置いて、その当時を懐かしむだけでも楽しさを感じるものなのですよ。



1987072207.jpg

1987(昭和62)年7月22日 札幌駅

小さくて見ずらいかもしれませんけど、お分かりいただけたら幸いです。
あいにくの雨の中、駅前にはバイク、バイク、バイク。
フェリーなどで渡道した、高校生や大学生といった若いライダーにとっては、札幌駅が立ち寄り場としてのマストだったのかもしれません。
その当時は「道の駅」なんていうのもありませんでしたからね。
このライダーたちと同じように、周遊券を持って北海道を鉄道で旅することは、若年層にとっては「あたりまえ」のことだったのです。


ではまた。


  1. 2019/12/04(水) 11:00:00|
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中央西線にも緑色を添えて

おはようございます。しなのさかいです。




ようやく今年も関東平野に秋の景色が見えてきました。
キチンと秋の空気を吸っておかないと、どこかモヤモヤしたまま年末を迎えることとなりやすいので、この週末がラストチャンスかもなぁと考えているところです。
今のところ天気予報は「雨」ですが…。

季節の移り変わりを肌だけでなく「目」で感じることには、都会で暮らす者として積極的な姿勢でいようと思うここ数年です。





「快走! 383系ワイドビューしなの」というノリで、Nゲージマガジン風にしてみましたが、いかがでしょうか(と言ってもいつもどおりなんですが)。
実は、懲りずにまだこの列車を走らせて、イマドキの中央西線を楽しんでいます。
上流からのネタを待つだけでなく、既に与えられたアイテムを組み合わせて楽しまなくっちゃ、ということなんですョ。





ところで。
前回紹介しましたカトーの383系の室内灯の件。
少しだけ修正させてください。

前回では、旧LED室内灯用のプリズムを使うこととしましたけど、やはり旧プリズムの形状から灯りにムラが出てしまい、室内が均一に照らされません。
そこでもう一度考え直し、素直にLED室内灯クリア用のプリズムを用意して、ポッキリ折るガイドラインを無視して(画像の位置で)カット。
これでボディ側にハマる突起を維持できますから、プリズムが室内でグラグラドタバタするようなことはありません。

カットは、カッターナイフで軽く位置をけがいた後、あらかじめそこに合わせるようにセロハンテープでプリズムをグルグル巻きにし、金定規を当てて直角線を出しながらクラフトノコでやりました。
もちろんその後にヤスリで仕上げ。
セロハンテープでグルグル巻きにすると、プリズムの両側の細い部分がしっかり固定されるようで、変な力が加わって根元からポッキリ折れることもありませんでした。
もちろん丁寧にノコを動かすことは言うに及ばずです。





ついでにこんなことも。
今回、プリズムには(旧LED室内灯に付属していた)銀箔テープを貼らず、その代わり、LED室内灯クリアのユニットの裏(黒い面)に少々はみ出すように銀箔テープを貼りました。
383系は車内に組み込むとプリズムとユニットの間に僅かな隙間が生まれるようで、そこから光漏れがあるのです。
これを防ぐための措置で、確かに効果はありました。





ダメ押しで、もう一段階グレードアップ。
この11月、その人気と需要から一部のASSYパーツ「だけ」の再生産が行われました。
その中にある「Z04K5589 313系5000 車体間ダンパー」を数袋購入。
御約束どおりにダンパー部分を切り落として取り付けてみたんです。

ただしこのパーツの取付は施工し始めるとキリがないので(あらゆる列車に施工したくなるので)、お気に入りの列車だけにしておくとか、自分なりのボーダーラインを引く必要はあるかと。
連結部を見て片側の車両にしか付かないパーツですから、編成を組成するときの車両の向きが容易に分かってそれは便利なんですけど、とにかく「中毒」になることだけは気を付けねばなりませぬよ。





これだけのことなんですけど、スノープロウや電連カプラーと共にスペシャル感は増幅。
メーカー純正品でのグレードアップ、しかも取外し自由という点でも気に入っています。





6+4+2の12両編成で駅に滑り込んで。
架線は張られているものとして見てください(笑)





GTOインバータ音を響かせて木曽路のどこか(と行っても木曽福島しかないかも)に停車。
ステンレスの銀色とJR東海のオレンジ色はタキ1000の色と良く合うようですから、背景にこんな緑色のタンカー列車を置くのもイイでしょう。





このタンカー列車はトミックス製品による編成で、牽引するEF64 1000もトミックス製品。
カプラーをJC6353に交換すると重連時の車間の狭さが非常に良いので、トミックス製電気機関車もまだまだ当鉄道ではいくつか健在しています。





そして久しぶりに313系1300番台の登場なのであります。
買ってからそのままでしたので、こうして自宅でテーマ運転をして活躍させていく必要はあるかと。
今の木曽路を再現するには、この短編成が欠かせませんでしょ。
複数買って「ナイスホリデー木曽路」をできるようにすべきでした。
次は0番台と300番台でやりますか。

それにしても「ナイスホリデー」は安易ながら親しみやすいネーミングです。
その証拠に「ナイスホリデー赤沢森林」「ナイスホリデー妻籠・馬籠」が1990年に運行を始めてから30年近くの時間が経とうとしているのですから。
この頃は311系での運転。
顔が211系に似ていても転換クロスシートが並んだ2ドア、東海道本線の新快速運用という点に関東とのカルチャーの違いを感じました。
マトモな311系、どこかで発売されないものでしょうか。





「ここどこ?」ってなすれ違いシーンを御覧いただいておしまいです。
やっぱり緑色のタキ1000がすれ違うと地域を暗示して面白くなります。
313系の向きと方向幕が合っていないかもしれませんが御容赦ください。
サウンドカードをサウンドボックスに刺して一定の速度を保持し、しばらくの間ボーッとしていました。

こうなると、もう少し時代を遡って中央西線の旅を続けたくなります。
カトーの381系「しなの」。
クハの前の貫通扉のスケッチをやり直して、もう一度、国鉄時代の姿を世に出して欲しいですよね、皆さん。
もちろん、キハ91系 急行「きそ」には満足しています。


ではまた。

  1. 2019/11/21(木) 08:00:00|
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