しなのさかいの駅前広場

コキ500000、発進!

KATO 2020年12月分ポスターを見て年末アイテムの盛衰を思う。

おはようございます。しなのさかいです。


再びレイアウト工事を進めていたため、またもや更新が途絶えました。
いつものことながら申し訳ございません。
ちゃんと趣味活動は続けていまっせ(笑)

現在は、初期に製作していた北海道風の直線モジュールの線路の張り替えをしているところです。
やはりロングレール化、それからユニジョイナーレス化を企んでのことですが、それだけでなく、道床の垂直方向での歪みを補正する意味もあります。
この辺は語り出すとキリがありませんから、また次の機会にて。





そんなことをしているうちに、カトーからもう次のポスターが発表されてしまいました。
例年の夏のイベントもなくなって、特に盛り上がりもない今年の夏に、どのような衝撃をもたらすものなのか。
今回の内容はいわゆる「年末アイテム」であるだけに、注ぐ視線も特別なものになりそうです…







【3066-8 EF81 北斗星色】¥7,500+税
【7008-F DD51 後期 耐寒形 北斗星】¥7,300+税

既にカタログで「やる」と公言されていた星マーク付きのEF81。
2011年5月発売の300番台からスタートした「とてつもない未来」(懐かしいですね!)は、ようやく10年を経てここまでたどり着いたことになるわけですが…

カタログの告知を見て「何か」を期待していたカトーユーザーの多くは「これは違う」と感じていらっしゃるのではないでしょうか。
そうなんです、新しい北斗星客車の企画が見当たらないんです、全然。
これだけ牽引する客車を期待できる機関車はないのに、それをやらないで「機関車だけ」という企画はそもそもどうなんでしょうね。

トミックスがほぼ全ての北斗星客車を製品化していても、やはり基本的な部品構成、仕様は1990年代前半(1993年でしたっけ?)のフルリニューアルのものです。
だから物足りなさはいつまで経ってもあるんです。

当方は、24系客車については14系「さくら」で確立されたカトーの設計、仕様に一票を投じているので、もう少し「全盛期」の北斗星を考えてチャレンジしてもらいたかった。
「夢空間北斗星」だってよかったんですよね(トミックスは2007年の年末アイテムにこれを当てました)。

多くのユーザーの期待は、DD51北斗星色のプチリニューアルという場所へかわされてしまったようです。


さーて、どちらも「買います」が、例によってDD51は完璧に「買い直し」です。
北斗星DX編成はとっくの昔に入線させていますので(笑)
しかし、DD51は既に4両も持っています。
だからこれらを全て置き換えるべきなのかどうか、そこを真剣に悩んでいます。
北斗星の編成は最新仕様で持っていたいという欲求があるものの(皆さんにもそういう気持ちになる列車ってありますでしょう)、その気持ちと「買い直し」という選択にはズレがあるんですよ。

気持ちが浮き立つはずの年末(今年は分かりませんけどね)に、不要不急の買い直しをさせられること(不本意に財源を持っていかれる、という意味)が決まった形となり、なんだか気分が沈んでしまいました。
もっともっと、納得できる別のアイテムの財源としたかったなぁ。
皆さんもそうではないですか?





【10-1538 415系100番代(九州色)4両基本セット】¥14,200+税
【10-1539 415系100番代(九州色)4両増結セット】¥9,900+税

買わなければ次がないという脅しがあったのかなかったのか(ナンノコト?)
つくば万博の頃の415系常磐線色の次は、案の定JR九州の415系。

売れなくても基本的な金型は製造しているのですから、次があることはソコソコ分かるものなので、常磐線はスルーしていました。
でも、これも「買いません」ね。

確かにJR九州の列車には一目を置いている当方ですが、他社の年末製品が乱立するときにコレを選ぶ理由はありません。
年明けに在庫と財源が残っていたら手にするかもしれませんし、そうでなければ「それでいいや」という心境。
あ、そうであったとしても増結セットまでを手にすることはあり得ませんなぁ(特急電車の背景にするには4両編成で十分でしょう)。

最近は九州地方への配慮が目立つカトーの企画ですが、もし、九州地方の市場へのお土産にするつもりならば、もっと全国的に浸透する列車にしなければダメです。
「ゆふいんの森」は確かにバリエーションがないですけど、繰り返して生産しても市場に浸透する力はソコソコあるんじゃないかと。
ハイパーシリーズだってあるし。
福岡・大分付近の特急列車のお供に置く普通列車は813系でOKなのです。





その他、再生産品については貨車がメインで、なんと今月。
コンスタントに客車と貨車が再生産されていて、それなりに「いつでも模型屋さんへ行って買える」ようにはなってきているようです。






【10-1647 東武鉄道8000系(更新車)4両基本セット】¥17,000+税
【10-1648 東武鉄道8000系(更新車) 4両増結セット】¥12,200+税
【10-1649 東武鉄道8000系(更新車)先頭車2両増結セット】¥7,000+税

さて、ここからが本題。
これもカタログで告知されていたことから驚きはないのですが、「年末アイテム」というポジションに置かれたことには正直に言って驚いています。

結論から言いましょう。
これは「買いません」。

東武8000系ファンが多いことはよく承知をしているものの、ファンの多くの方々だって既に鉄道コレクションやマイクロエース製品で満足していたのではないでしょうか。
これをカトー製に置き換える需要があるくらい、そんなものであると見ています。

さらに、この製品化が「既に告知済」であるところも問題です。
カタログで予告された時点で多くのユーザーは「仕分け」が済んでいますから、今回のポスターを見て考えを変える事はないのではと。
「年末アイテム」には、ポスターを見たところから「お、どうしようかな」「よし買うぞ!」という思考が始まる、ジャンプ力のような魅力が備わっていました…



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎



冒頭で述べたとおり、今回のポスターは当ブログで長く使っている「年末アイテム」という冠が付く〈はず〉のものたちになります。

当方の記憶では、既に1990年代半ばには大物と呼べる列車が12月の商戦用アイテムとしてリリースされていたはずです。
皆さんが普段遊んでいる模型たちも、その一つでした。

今も昔も、1年で最大の商機となるのが年末年始なのですから、ここにぶつけるアイテムは売上金が大きくなる編成モノ(セットモノ)であるべきでして、その法則は崩されていないようですが…

記憶の範囲の中で、カトーがその年の12月に発売した新製品を並べてみます。
ただし、年末商戦向けなので、繰り返しになりますが、いわゆる「編成モノ」と言えるものに限っています。
また、これらは当方の主観も入っているため、その辺は御容赦いただくとして、客観的に見ても間違いがあるようでしたら御指摘ください(更新していきます)。


1993年 181系(クロハ181)
1994年 281系「はるか」
1995年 681系「サンダーバード」
1996年 E351系「スーパーあずさ」
1997年 ?
1998年 ?
1999年 E26系「カシオペア」
2000年 ?
2001年 883系「ソニック」
2002年 E257系「あずさ・かいじ」
2003年 20系初期「あさかぜ」
2004年 M250系スーパーレールカーゴ
2005年 EF58 試験塗装機4両セット 101系中央線快速
2006年 683系2000番台「しらさぎ」 EF63 1次形 489系初期形「白山・あさま」
2007年 C62東海道形 スハ44系「つばめ」
2008年 オリエントエクスプレス'88 383系「ワイドビューしなの」
2009年 EF80 1次形 24系寝台特急「ゆうづる」 EF5835 10系寝台急行「能登」
2010年 キハ181系 EF510 500 カシオペア色(+E26系「カシオペア」リニューアル)
2011年 C623 急行「ニセコ」 東京メトロ 有楽町線・副都心線10000系
2012年 E655系 なごみ(和) 485系300番台
2013年 581系 寝台特急「月光」
2014年 小田急ロマンスカー・NSE(3100形) ED19+タキ10600セメント輸送列車
2015年 C59戦後型(呉線) 10系寝台急行「安芸」 10系寝台急行「安芸」〈1967〉 京急2100形
2016年 165系 急行「アルプス」 東急5050系4000番台〈Shibuya Hikarie号〉
2017年 DD54初期形中期形 10系夜行急行「だいせん」 E001形〈TRAIN SUITE 四季島〉 
2018年 クルーズトレイン「ななつ星in九州」
2019年 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」 113系 湘南色
2020年 東武8000系


1993年からとしていることには、特に意味がありません。
1997年は20系客車だったような気がしていますが定かではなく。
1998年と2000年は完全に記憶から飛んでいます(笑)

それから「サブ年末アイテム」と呼べそうな11月(末)発売品も記憶に頼ってメモしておくと…

2010年 D51498、24系「北斗星」DX編成
2011年 C622
2012年 伯備線石灰輸送貨物列車
2013年 飯田線シリーズ第1弾
2014年 583系
2016年 80系300番台
2017年 EF62後期形JR仕様 14系急行「能登」

なんていうのもありました。



改めて並べてみると、実に懐かしい記憶、ワクワク感というか、12月末になるのを待ちわびていた思い出が蘇ってきます。
その記憶や思い出は、その年の締めくくりとして、自分へのご褒美として模型を手にしてきた歴史。
そんな高揚感に相応しいアイテムがリリースされてきたように思いますし、裏を返せばメーカーが「年の締めくくり時期に相応しい」と捉えてきたアイテムの歴史でもあるように見ます。

だから、毎年5月頃(静岡ホビーショーの頃)になると仲間内では「今年の年末アイテムはなんだろう?」と推理合戦を始めたものです。
その答えは、必ず夏のイベントで発表されていましたから、実は、自然とメーカーとユーザーの間での質の良い対話が成立していたんですね。


これらの流れにつながるらしい、東武8000系。
これらからどう見るかは各ユーザーで分かれるでしょうが、当方が見ればかなり「異質」です。
直近3年間を「豪華列車3部作」に充ててきたカトーとしては、その後に相応しいアイテムを持ってくることにどこか貪欲さがなくなってしまったようですが、いかが。

カトー製品で戯れることのない、静かな年末年始となりそうです。


ではまた。
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  1. 2020/08/06(木) 09:20:00|
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KATO 381系「スーパーくろしお」(リニューアル編成)

おはようございます。しなのさかいです。




前回の続きでして、改めて先月末に発売されたカトー謹製 381系「スーパーくろしお」(リニューアル編成)で遊んでみます。
基本セットと増結セット、合わせて9両編成での導入でございます。





まずはじめに、避けては通れぬ「色」の問題から触れておきましょうか。
スカイブルーの帯が「スカイブルー過ぎではいませんか?」という疑問ですが…

当方は「気になりません」。
こんなことを言うと「眼科行け」とか言われそうですけど(笑)

今回のスカイブルーの色調、不思議なことに、自分の目ではいろいろな環境下で変化するのです。
これを「錯視」と言うべきなのかどうかは分かりませんが「そう見えるときがある」ことは間違いありません。

それならば、わざわざ自分で塗り直す必要もなく、「これで可」ということなんです。
トミックスの381系やマイクロエースの283系をお持ちの方ならば「こうでないとダメ」という違和感があるかもしれませんが、これらを持っていない当方としては不都合もなく、すんなりと受け入れられる塗装でした。

皆さんはいかがでしたでしょうか。





天王寺方の「普通の顔」のクハ381はいつもどおりで、「ゆったりやくも」の色替えの趣き。
塗装や印刷に乱れなどはありませんで、ヘッドマークは「スーパーくろしお」にしています。





白浜回転の3両増結セットを増結するとこんな違和感満点の編成に。
この変態編成をやらなきゃ今回の「スーパーくろしお」導入の意義は半減しそうです。
そしてまた、ヘッドライト専用化基板が必要であることに気づきました。
どこかにあったかなぁ。

製品の特徴はこんなところでイイでしょう。
「ゆったりやくも」の焼き直しのような企画でして、あーだこーだと言う点などそもそもないのですから。

それでは早々と、ホントに久しぶりの、ひとりぼっち運転会へ移ります。






複線区間を快走!
田園風景が似合う列車ってホントにありがたいというか。
最近はどのメーカーを見ても、コンクリートジャングルの中を走り抜ける列車の模型化が多いですからね。
水田がいつまでも春であるところが難点。





ストレート区間を飛ばして来て、カーブに差し掛かってクッと車体を傾ける瞬間がたまらなく好きです。
それが振り子ギミック付であればなお良し。
カトー製の283系は発売されないでしょうか。





ATS警報ベルが鳴動して、駅舎に接した1番線へソロソロと進入するところ。
周囲が寂しいので、このシーンはもう一度やり直します。





反対側からやって来たのは、ローカル運用につく225系5000番台。
381系との並びとなると、前面に転落防止幌がない時代を選ぶ必要がありますから、これを持っていてちょうどよかったです。
あ、トミックス製ですよ。
「転落防止幌なし編成」が生産休止扱いとなる傾向が見え始めており、トミックス製225系の今後の動向が気になります。





カトーが放つ「くろしお」はナンダカンダで結構持っています。
ただし287系だけはナシ。
そろそろ導入してもいいかなぁと思いながら、トミックス製品との比較も気にしていて。
新しい〈パンダ〉でまたやるつもりなら、それは買いませんからね(と西落合を向いて独り言)。





この381系との入れ替わりで導入された289系を、テストランの最中という設定で横目に。
だから2015年ということになりましょうか。

西落合におかれては、クロハ288を入れた上でやり直してもらえれば…
「こうのとり」がやって来る日をずーっと待っています(?)

鉄道コレクションの105系は最近発売されたSW009編成で、アクセサリーと割り切って何も加工せずに使っています。





紀伊勝浦か新宮で。
オレンジ帝国のカミンズエンジン車と遭遇するイメージでおしまいです。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎



ポスターでの企画発表から財布を開けるまでの間、この列車に対する興味はさほど高まらないままで「大阪環状線の仲間を増やせるかナ」という程度にしか捉えていませんでした(好きなんです、混沌とした大阪環状線が)。

当方は紀勢本線を2回乗り通したことがあるんですけど、そのうち1990年3月の回は、165系の「新宮夜行」に乗ったため、早朝の新宮で寝不足の頭をボーッとさせていた思い出しかなく…





1998年8月10日 新宮駅(※撮影位置がアレですみません)

また、1998年8月の回では、きちんと陽が高い時間に移動して、目玉焼きにケチャップを垂らしたような旧塗装の「スーパーくろしお」にも乗ったんですが(新宮→周参見)、そのときの記憶はどこか退屈だったというものでしかありませんでした。
紀勢本線の電化区間のイメージをキチンと持とうとしないままだったことが原因だったようで、せっかくの機会を無駄にしたかと反省しています。


そこで。
なにごとにもポジティブに興味を持ってみる(笑)

この週末は、車両ケースのフタを開けながら、諸先輩方が動画サイトに上げておられる前面展望動画を、途中スキップさせることなく見てみたんです。
休憩を挟みながら4時間以上、延々とですよ。

そうしたらやはり発見がありました。
今さらながら紀勢本線は、意外にも「山」ばかりの路線であることに気づいたんです。
ムック本のグラビアなどでは「海」を取り込んだ写真が多く(海を見せなければ説明が難しいでしょうからね)、そのことがある種の誤解を招いていたのかもしれません。
海に接した区間よりは山の中を走る区間の方が多く、どこか中央本線のような気もしてきたりして、抱くイメージ、親しみ度が変わりました。

また、新大阪から新宮まで「4時間以上もかかる」という所要時間の事実も発見でした。
白浜で「増結セット」を切り離しても、その後はさらに2時間も走り続けるというスパルタンな走りっぷり。
平成の歴史は、整備新幹線の開業が相次いだ歴史でもあり、さらにはロングランの働きをする在来線特急が死んでいく歴史でもありましたから、この時代の流れの中で未だに4時間以上もの所要時間は実に「重々しい」と感じるのです。

紀勢本線は今でも「本線」のままでいてくれているようです。

「ワイドビューしなの」、それから「にちりんシーガイア」のときにも触れたとおり、これだけの乗車時間があれば、車窓やすれ違う車両などに変化も大きく、特に「都会」と「田舎」のギャップという長距離列車特有の面白さを楽しめるというもの。

今回の「スーパーくろしお」は、そんな思考を巡らせて、自分なりに整理して(ようやく)刺さるものを感じました。







「在来線特急で過ごす4時間の旅」。
こんな風に「時間」に着目して捉え直せば手元に寄せた模型にも楽さが倍増して見え、さらには製品化して欲しい企画がまだまだ浮かんできそうです。
もちろんそれは過去の列車でも構わない訳で、要はこれも“キリトリ方”なのでしょう。
しばらくは紀勢本線の風景で遊ぶこととします。

それにしても、この路線は夏がよく似合いますよね。
もう夏だというのに、どこか夏ではないような2020年の7月です。


ではまた。


  1. 2020/07/22(水) 09:10:00|
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色の問題、いろいろと果てしなく

おはようございます。しなのさかいです。

感染が再拡大している中、2週間ほど更新が途絶えました。
お越しいただいていた方々にはいつものセリフになってしまいますが、本当に申し訳ございませんでした。





自粛期間を含めたこの2か月間は、デッキガーター橋、それから続けて駅構内の線路の、塗り替えを兼ねた張り替え作業を進めていました。

新しく買い求めたユニトラックの線路を、例のフィニッシャーズのプライマーを塗布した上でNATOブラウンに塗装。
この際、ユニジョイナーも茶色のものに交換しました。
その上でこれまでのユニトラックをバリっと剥がして、これらを再びボード上に固定し、一部にはバラストを、そしてさらにNATOブラウンを吹き付け。
6線もある(その他貨物ホームもある)訳ですから、線路の本数だけを数えても結構ハードな更新工事となってしまい、実はその間は基本的に運休状態だったのであります。
あ、レールを抜くことができないポイントのレールにはガイアマルチプライマーを筆塗りしたと申し添えましょう。

この更新工事により、剥がれ落ちた茶色の塗膜が融雪溝に落ちるような心配がなくなりました。
また、S60やS64などの端数線路を使う部分は、ユニトラックの道床を切りつなぐなどしてユニジョイナーを使う箇所を減らしながら、フレキシブルレールでロングレール化。
特に貨物線は「ロングレール1発キメ」とし、クリーニングなどのメンテナンス性が向上。
気分がスッキリしました。
パステル粉をふりかけるなどの仕上げはしなければならないでしょうか。





まもなくカトー製のレム5000が発売されるようですので、トミックス製でイメージトレーニング。
全体的な色調はこれで良いとしても、貨物ホームの演出にはもう少し学習が必要のようです。
どうしても黒貨車よりもワム80000を出したがるのは世代的に「どうしようもない」と思っています(笑)





レイアウト再全通を記念して、先月末に再生産されたカトー製225系100番台も置いてみました。
左側が今回のプチリューアル品、右側が前回の初回ロットで、カプラーはフックなしの「♯2」に交換しています。

いやー、青い帯の色がより実車に近い、濃い青に改善されましたよね。
この帯になることをお願いしていました。
当方の祈りが通じたのかどうかは分かりませんが、ユーザーの声が届いたということだけは間違いないでしょう。

先の東京メトロ16000系(5次車)もそうで、ここのところカトー製品では色調の改善が続いています。





行先表示器も黒く塗りつぶされて、シール対応に。
駅のホームで見た印象を求めたいユーザーはシールを貼り、そうでないユーザーは黒のままかっ飛ばす方が良いようです。
「弱冷房車」表示の印刷位置も変更されたようで、品番が同じであることに多少の混乱も(中古市場だけでしょうか)。

今回のプチリューアル品は、手にしたときにトミックス製品のような「そうそう、これこそ223系、225系」という気持ちになり、テンションが上がります。
顔の表情と共に、Nゲージの225系100番台としてはベストバイだと思っています。





その一方で。
225系100番台と共に、先月末にカトーから381系「スーパーくろしお」(リニューアル編成)が発売されました。
このスカイブルーのようなボディカラーの色調が、残念ながら新たな物議を醸し出しているようなのです。

「沿線で毎日観察しているから」という前置きの上での評価もあり、また動画サイトでは早々と塗り直しを決行するヘビーユーザーも現れるという具合で、ここ半月ほど見ていましたが、ユーザーの動揺は相当なもの。

当方としては…
この辺は次回で触れましょう。
381系「スーパーくろしお」(リニューアル編成)、もう少し取り上げます。


ではまた。


  1. 2020/07/20(月) 09:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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KATO 2020年11月分ポスターを見て特別企画品が本当に特別なものであるかどうかを考える。

こんにちは。しなのさかいです。




今月もカトーから新しいポスターが発表されました。

自分なりのメモとして、また模型店の常連客会議のネタのつもりで(?)見た印象を書いて、ココに置いておきます。
昔はよく模型店のカウンター越しにポスターやファックスを見て歓喜の声を上げたり嘆いたりしたものです。
そのうち、後から来る方々も会話に入って、いつの間にか宴会状態。
懐かしいなぁ。

財布を開くのか、開けさせられるのか、それとも「閉じたまま」と判断してホッとするのか…は人それぞれです。
しかし、いずれにしても財布からお金を出すことはユーザーが行使できる唯一の「投票権」であり、意思表示の手段であります。
この権利(?)を温めながら、メーカーから発信されたメッセージを受け取って、対話を楽しんでみることとしましょう。





【10-1627 JR四国N2000系 3両セット】 ¥13,600+税
【10-1628 JR四国N2000系 特急「うずしお4号」 5両セット】 ¥20,700+税 ※特別企画品

昨年に製品化されたJR四国2000系のバリエーション展開であることは言うまでもないでしょう。
ラッピングのバリエーションを除けば、形状的なバリエーションはこれと試作車「TSE」しかないため、誰もが予想していた通りの(なんのひねりもない)順当な展開だと思います。
特急形DCは意図的に集めていますので「買います」が、2000系を十分にそろえてしまった今となっては、やはり両方は買えないかなーという感想(と言いながら前回は両方買いましたね)。





先行量産車である2458が特別企画品の方に含まれるとはいえ、その相方である2424の設定がないことは非常に残念でした。
さらに言えば、この2両は水色帯・赤色ドアという、どこかラリッたような異端車っぷりがハンパなかった旧塗装バージョンが欲しかったです(設定年が他の車両とは合わないんでしょうけど)。

カトー製品だけで四国の風景を展開させるには早くも限界が見えてきたようで、どこか789系1000番台のような立ち位置。
念のため言っておきますが「アンパンマン列車」は製品化したとしても買いませんからね。
そこんとこヨロシクでございます(笑)





【10-1600 キハ58系(パノラミックウインドウ) 4両セット】 ¥16,000+税
【6127 キハ58 1100(M)】 ¥5,800+税
【6128 キハ58 1100】 ¥3,200+税
【6129 キハ28 3000】 ¥3,200+税
【6130 キロ28 2500】 ¥2,200+税

カトーが2018年にフルリニューアルを行ったキハ58系は、「冷房・平窓車」から「非冷房・平窓車」へ移り、2020年版のカタログでは「次に冷房・パノラミックウインドウ車を手掛ける」と予告されていました。
今回は「この公約を果たします」とのことのようですから、驚きは何もありません。

ただ…
1968(昭和43)年から翌年にかけて製造された“最終増備車”に当たるこやつらは、近畿地方に集中配備されたこともあって、なかなか「全国津々浦々」と言うことはできないシロモノでもあるんです。
「全国津々浦々」の平窓車が既に手元にありますから、これらのアレンジ用という位置付けにならざるを得ず、特定の列車をイメージすることは難しいという印象を持っています(メーカーのアナウンスには幾つかの編成例が含まれていますが)。


それはさておき、Nゲージ・ユーザーにはとても馴染みがある車であることも事実です。



Nゲージの世界におけるキハ58系の冷房・パノラミックウインドウ車は、トミックスの旧製品がパイオニアです。

そのトミックスは1993(平成5)年の年末アイテムとして、「HG」シリーズと銘打ち、これらをフルリニューアルすると高らかに宣言したのでした(オーバーですが)。
当時としては恐ろしいほどの精密化が行われました。
これが今の“トミックスHG気動車群”の「はじめのいーっぽ!」であったということは、今となっては御存知ない方も多いことでしょう。
当方も1993年当時、発売直後に馴染みの模型店へ飛び込んで買い求めました。
インサート紙の文字がキンピカでしたっけ。
そのときの感動は2009年の「C57ショック」とほぼ同じくらいのことだったと記憶しています。

で、その後も幾度かのプチリニューアルを繰り返されたパノラミックウインドウ車は、つまりは1993年の年末からずーっと欠くことなく当方の手元に存在し続けているんですョ。
だから今回のカトー製品を手にして感動するということはまずなく、ひと通りのラインナップを押さえておくという、どこか消極的な動機しか湧いてきません。
なので「買います」が、「あの列車を手元に」というワクワク感はなく、淡々とならざるを得ないところがどーも煮え切らないなぁと。
こういう買い物が増えているとは、ココで散々指摘してきました。


できることなら、フルリニューアルを遂げたカトーのキハ58系のフォーマットは、カトーの仕事らしく、特定の地域を見つめた「別の何か」に化けてさせて欲しかった…。

13連のキハ56系にして北の大地を彷彿とさせる姿を描いても良かったですよね。
急行「狩勝」が長大編成をくねらせながら狩勝峠へ挑む姿はキハ82系のそれと共に忘れられないシーンですし、また札幌駅ホームでも未だ補助灯がない711系などと並ぶことはありました。
もちろん50系51形や14系500番台、急行「ニセコ」などとも。
そしてキハ22を細かい差異でちびちびとバリエーション展開してくれれば、1970~80年代の北海道の風景は完璧です。

あるいは碓氷峠へ視線を転じさせ、キハ57系がED42を4両連れてくるという見せ方だってあったのではないでしょうか。
この角度からのキリトリ方でないと、あの違和感100%の電気機関車は製品化されそうになく、逆に言えばキハ57系にアプローチせずにそれをやることなんてできるのだろうかと思います。

どこか「トミックスもラインナップしているのだから」ということでの後追い的、無表情的な車種選択のように見えてしまいました。
繰り返しになりますが、トミックスは最初にパノラミックウインドウ車を製品化してそれをリニューアルしたからこそ、早くからラインナップに存在したのだ、ということなのです。

なお、単品と4両セットの差別化はキロ28のグリーン帯の有無(セットは帯ナシで単品は帯アリ)と単品のキロ28のクーラーの形状のみ違うというものだけのようです(もちろん車番も異なりますが)。
前述のとおり走行線区も少ないことから、通常品に当たる単品と共に数多く買う必要があるのかと悩みます。
4両セットと単品のキロ28だけという選択が無難かもしれませんね。





【10-1604 広島電鉄1000形2両セット】 ¥23,400+税 ※特別企画品
【14-804-1 広島電鉄1000形<グリーンムーバーLEX>】 ¥11,700+税
【40-901 ユニトラムスターターセット 広島電鉄1000形】 ¥36,000+税

広島電鉄の。
これもカタログで製品化が告知されていましたから、驚きは特にありません。

路面電車のある風景にはいろいろあって、長閑さを感じさせてくれるところと圧迫感を感じさせられるところがあるようです。
広島に住む方には申し訳ないのですが、関東に住む者から見れば、広島電鉄のキービジュアルは紙屋町付近の車とひしめき合う姿です(ホントにごめんなさい)。
その他に浮かぶシーンとしては、大門軍団に囲まれて爆破された「もみじ号」の最後のシーンかな。
路面電車のある風景自体を否定はしませんが、都市の選び方は重要ですね。
富山や高岡をもう一度やってもらえないかなぁ。

新しい連接車のフォーマットが今後どのように活用されていくのか。
そんな点を楽しみにしています。
あ、「買いません」。





その他です。

サウンドカードに201系が加わるとのこと。
カードの種類が増えることに不満などありません。
どんどんやってください、ちゃんと「買います」から。
PLUMの大きいキットを組んだ方々にサウンドボックスを買ってもらうキッカケになるか、な?





D51一次形(東北仕様)は夏の花輪線に続く関連商品のように見えます。
関連性があるからこその再生産であるならば、北海道形の再生産は見込めないのでしょうか。
それから、20系「ゆうづる・はくつる」をお持ちなのにコレを持っていない方は、今回の再生産のチャンスを逃してはいけませんよ。
仙台~平・約2時間半。
D51のキャブの中で繰り広げられた死闘を想像するだけでおなかいっぱいです。



□     □     □



今回はN2000系、広島電鉄1000形それぞれに特別企画品の設定がある点が気になりました。




広島電鉄1000系については、色替え製品をいっぺんにやってしまおうということ(だけのよう)。
一緒にやらなければ通常品だったんじゃないかと思えるような、ごく普通の塗替え品に見えます。
広島の街の風景をすれ違いで演出するために、色違いの編成を同時にリリースするということには何ら疑問がありません。
しかし、ユーザーの購買力を考えると、「特別企画品」という肩書を添えて、しかも2編成をセット化してしまうというやり方には少々疑問が残ります。
3編成を全て単品にして、お好みの組み合わせで2編成を選べるようにする、というくらいがちょうど良かったのではないでしょうか。





一方、N2000系については、前述のとおり特別な2458が含まれるものの、「うずしお4号」という製品名が引っ掛かります。
HPのアナウンスを読んでも「うずしお4号」がどういう列車なのかという言及は一切なく、N2000系で両数が多い列車は唯一4号で、それが5両編成だからそうした、というように見えてしまうんです。
2014年に発売されたセットに「日南3号」というものがありましたが、この製品名とは全く異なるテイストを感じています。
因みに「4号」はいわゆる“おはようライナー”であり、おおよそ特急らしからぬ走りっぷりだそうで(トホホ)。
「うずしお4号」という製品名で旅情を感じることはどこか「間違い」であり、ホットコーヒーと新聞を手にした通勤客を連想した方が正解のようです。


特別企画品を通常品と同時にリリースする場合、従来からカトーとしては「通常品と特別企画品の両方」を買ってもらおうとする意図があるように見ており、これまでそのような施策はほぼ当たっていました。
特別企画品を買わなければならないワナ(失礼)がきちんと設定されていたからなんです。
思い出せば、特別企画品のウレタンの中に「これがないと困る」と叫んでしまう特別なものが鎮座していたでしょう?
そしてまた、特別企画品にはそれなりのストーリーが用意されていて、その列車が走っていた当時に思いをはせる仕掛けもあった訳です。
今回のポスターではこの辺に雑っぽさを見てしまい、どこか「その手に乗るかい」と思っちゃうんですよね。
皆さんはいかがでしょうか。


「特別企画品」ってなんなんでしょうね。
1990年代までの「限定品」に代わるネーミングとして2000年代に採用された経緯がありますが、ユーザーとしてはここにきてその意味が分からなくなってしまいました。
特別企画品は、再生産をしてしまえば通常品と変わりません。
通常品だって、再生産をしなければ特別企画品のようなもの(笑)
通常品が再生産されないままなのに、その後に発売された特別企画品が再生産される事態も発生しており、もう論理的に「なにがなんだか」です。

とにもかくにも。
今回のようなコンセプトで特別企画品を同時設定しても、ユーザーには「選択肢」が広がっただけとしか映りません。
つまり、通常品と特別企画品が互いに競合してしまっているのです。
こうして「どうせ売れない」という総括があって、生産数が少なくなって、やがては価格が上がっていくのだとしたら。
「メーカー在庫は持たない」というメーカー側のアナウンスも最近よく聞きます(しんゆり湘南ラインさんによれば「EF64 0 1次形」と「きそ」についてそういうアナウンスがあったとのことです。いつもありがとうございます)。
そしてまたこのアナウンスは、後に続く関連企画を用意していないと自ら認めて公言していることとなります。
EF64なんて、後続する企画によっては需要の第二波(トレンドワードですね)を発生させることだってできたはず。
「ちくま」だって、貨物列車の重連運用だって、です。

特別企画品の設定方法、メーカー在庫を持たないとのアナウンス、そして価格の上昇。
こんがらがった糸が…
うーん、やっぱりこんがらがったままです(大笑)


ではまた。

  1. 2020/07/04(土) 12:00:00|
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二つの117系が降臨したら人は救われるのだろうか

おはようございます。しなのさかいです。


いろいろある人生の中で「あったらいいなぁ」と思い続けているものって、一つや二つあるものです。
この趣味の世界はその象徴のようなもので、誰もが何らかの「降臨」を願って、その日の到来を信じ、祈り続けているはず。
総本山のある西落合、そして立石や蕨の方角を向いて、です(大山は、どうかな)。

そうした信仰を続けていたある日、いきなり二つの宗派から同時に「救済しますよー」と言い出されたら、人はどうなってしまうのか…






結局、両宗派にお布施しました。
これを「あーあ」と思う方がいるとすれば、それはある意味正しい。
何を隠そう、当方が「あーあ」ですから(笑)

でも、片方だけに入信しておくと、もう片方に入信したときの自分の気持ちがどんなものだったのだろうと想像してしまう。
「もしかしたら、アソコがあーなっている方が自分にとっては…」とか。
この選択が後々の趣味生活で大きな転換点になるかもしれず(まさかね)、そんなことを毎日思いながら暮らしていくくらいなら、いっそのこと。


ま、そーゆーことなんです、よ。





細かい比較は、もうウェブ上で散々やられていますから、ココで改めてやる必要もないと思います。

大事なことは、一つの「対象物」を二者が同時に模型化したらこういう違いが出た、という事実。
壮大な実験結果であるということです。

トミックス製品にはそれなりの良さがありますし、カトー製品にもそれなりに注目すべき点はあります。
もちろん「ココはあと少しこうしてくれればなー」という点も、どちらにもあるのです。
実際に両方を手元に寄せて見ても、どちらがイイとは結論を出しにくい。





ただ一つだけ。
トミックスの方は、相変わらずのインレタを封入した、とてもハイグレードな半完成品なのですが、そのインレタには所属標記など、今までには見られない内容が含まれていました。
運行番号表示器を点灯させた上で表現するとか、東北本線客車セットも車番を印刷するそうですし、どこかライバルである(?)カトー製品の研究を加速度的に進めている気がします。

ここを御覧いただいている皆さんを代表して、トミックスに対しては「もう印刷しちゃいなよ」とささやいておきましょうか。
少なくともインレタ方式を採り続けるのなら「もう少しちゃんとサードパーティのインレタの品質を勉強しなさい!」と言いたい。
糊が残って大変だとか、文字が大きいとか散々言われ続けていますからね。
転写した瞬間に“ローグレード”になるようでは困るのです。





117系がデビューして、そしてカトーから先代の117系が発売されて、もう40年近く経ちます。
関西急電の復活を宣言するようなカラーリングと丸形4灯のヘッドライトは、デビュー当時(乗ることなどまずない)関東に住む小学生にとっても「カッコイイ」クルマであり、それが転換式クロスシートなのに追加料金なしでも乗れるということにはさらに驚いたものでした。
そんな思い出から、やがてカトー製品を持つようになりました。


やがて21世紀に。
蕨の狂犬・マイクロエースが突如100番台を製品化するというニュース。
100番台からという点が「狂犬」でした。
それが実際に発売されてみると顔はナカナカで。
「大好きな100番台だし」と、カトー製品を処分して飛びついたのですが…

一部の客室窓の位置がおかしなことになっていたんです。
どうやら0番代の窓の位置をそのまま使って一段下降窓にしちゃったらしい。
世の中、上手くいかないものでして、これもソッコーで処分し、その後は「117系レス」のまま長い年月が過ぎていきました。






Nゲージ117系物語も、21世紀に至って「これにて完」なのでしょう。
皆さんにとっては、カトー版とトミックス版、どちらが思い描いてきた117系に近かったでしょうか。
そして、どちらが自分の趣味のスタイルに合う製品だったでしょうか。
そしてそして、救われたでしょうか。


ではまた。









おっと、こういう総括で終わるべきではないですね。
今回はユーザーにとって、どこか疲れる選択となってしまったことを申し上げておきましょう。

最近の例では35系4000番台「やまぐち号」客車、それから87系「トワイライトエクスプレス瑞風」が、開発過程が重なる“競作”となりましたっけ。

最近、年に一度はこういうことが起きています。これが偶然かといえばそうなのでしょうけど、どこか疑問も。
というのも、今回の117系企画は、かの「夜行列車」を製品化することが本来的な狙いだったのではと想像しているからなのです(以前にも指摘しました)。

大人向けの旅行雑誌や情報番組で特集されるような、旬と思えるほどのネタに手を伸ばそうとすれば、当然フスマの向こう側ではライバルも手を伸ばそうとしているはず。
それだけ企画のバッティングの可能性は大きくなります。
そういう意味では、これは「偶然」ではなくて「必然」だったと言えそうなのです。

素人が見ても企画段階での思考過程を想像できてしまうところが引っかかります(素人が企画を決裁しているわけでもないでしょうから)。
この調子なら、次のバッティング企画は「サフィール踊り子」でしょうね。
豪華列車を製品化し尽くした今、似たようなネタはそれくらいしかありません
「お前さん、伊豆のラーメン列車をつくるくらいなら、とっとと伊豆急100系をやっとくれよ」(爆)







(おまけコーナー)

『新快速殺人事件』



「あー、ご苦労さん」
「警部、お疲れさまです」
「現場は?」
「この車両の運転台の中です」
「じゃ、見てみるか」
「気をつけてください。登りにくくなっています」
「ん? ずいぶんと妙な位置にあるハシゴだな」





「車両メーカーの話では、これでいいんだそうです。そのメーカーもこの位置を黄色い丸で囲んで、このハシゴの存在をアピールしています」
「それじゃあ、運転士はどうやって中に入ればいいんだ?」
「反対側にもハシゴはありますが…」
「向こう側も、こんな風にズレた位置からぶら下がっているのかね」
「いえ、反対側はきちんと扉の下にあります」
「そうだろう。普通はだ、ハシゴの上は塞がっていないものだ。第一、これでは握る手すりすらない。ハシゴに足を掛けても体が上に行かないよ」
「何とも言えません」
「じゃあ君は、世の中にはこういうハシゴの取り付け方もあると言うのかね」
「あるかもしれません」
「何のために」
「分かりません。わざと位置をずらして足や握力を鍛えることも」
「そんなことはないよ」
「台車と接触するからという説もありますが、飽くまでも噂です」
「それなら話は違ってくる。積極的にココにハシゴをぶら下げたんじゃなくて、このハシゴをぶら下げる位置がココしかなかったということだ」
「そこまで執着してぶら下げておく必要はあったんでしょうか」
「どうも妙なことになってきたな」(扇子を広げてパタパタと仰ぎながら)




目の前の事件も忘れてしまうほどのミステリー。
これで、我々は22世紀の117系も見てみる必要が出てきましまね。

ではまた。
  1. 2020/06/24(水) 09:00:00|
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KATO 2020年10月分ポスターを見て約1時間前に直江津に着く列車に気づく。

こんにちは。しなのさかいです。

ここ2週間ばかり車両を走らせることをやめて、レイアウト上の線路の交換工事に励んでいました。
電圧降下などなど、いろいろと課題はあります。
「とりあえず完成」させた後は「やっぱりココは」という欲求が生まれてくるようでして、その課題を放置しておくのも精神衛生的によろしくない。
キチンとした地面でお気に入りの車両を転がしてみたいので、車両整備は後回しになりがちなのでした。






そんなことをしているうちに、カトーから新しいポスターが発表されました。
既に「10月分」の1枚目として、例の「20世紀特急」が発表されていますから、その続編となるようです。
いつもどおり「とある模型屋さんのカウンター越し」という設定で(そうだったの?)、ポスターを見ながら常連客同士であれこれと談義をしているつもりで、雑感をメモしておきます。





【3091-1 EF64 0 1次形】¥7,200+税

ついにフルリニューアルか。
旧製品もカトーの国鉄形電機機関車としては比較的後発組でしたよね。
2000年頃に前期形(品番3041)と後期形(品番3042)が相次いで発売されたんだと記憶しています。
しかしまぁ残念なことに、顔のデッサンがよろしくありませんでした。
ヘッドライトが埋まる「オデコ」はやたらぶ厚いし、スカートは上下に長い。
どう見ても「馬面」と呼べる程のタイプっぷりで、後発のトミックス製品が課題を全て解決してしまったのでした(だから発売時のアピールが半端なかったですよ)。

既にカトーからは3D図面も公開されていて、いよいよカトー自らこれらの課題を解決するようです。
ロクヨンは国鉄直流電機としては欠かせないものですから、素直に喜べる企画と言えるでしょう。
もちろん「買います」し、トミックス製品は既に手元にありません(ただしJR貨物色は除く)。
品番に「-1」、製品名に「1次形」と付されている点も大変よろしい。
繰り返しになりますが、旧製品は「前期形」と「後期形」でした。
ココ試験に出ますよ、たぶん。
このように、さりげなく今後の展開をアピールしている点にも注目で、期待しています。



【10-1623 43系夜行急行「きそ」 6両基本セット】¥12,400+税
【10-1624 43系夜行急行「きそ」 4両増結セット】¥9,100+税

で、そのEF64が連れてくるやつが〈客車急行シリーズ〉の続編。
ロクヨン遊びの方法として、とある旧客の編成が提案されました。
1982年のいわゆる「57.11」改正で12系客車化されるまでの編成と捉えて良いのでしょう。
80年代まで見ることができた編成のようです。
ただ、編成を見回すとグリーン車「ロ」の連結はなし。
そして「ハネ」だけの寝台車は長野回転。
少し地味です。

ところで。
1982年の「きそ」7号のダイヤは、名古屋を23時55分に出発しても長野発(着?)が5時32分。
わずか5時間37分というスパルタンな短さでしたから、熟睡できた乗客がどれほどいたのかは興味深い(笑)。
ちなみに名古屋行の「きそ」6号は長野発23時20分、名古屋着5時50分で、やはり5時間30分でしたから、やはり眠るのは至難の業だったことでしょう。
そして長野で寝台車を切り離して身軽になった7号の編成は、今度はEF64からEF62にバトンタッチされ、普通列車として直江津を目指すというストーリーです。
直江津着は8時19分。
その前の高田辺りでは直江津へ向かう通勤通学客がドカドカッと乗り込んできたのでしょう。
この時間帯に直江津、深いブルーの日本海を目指して山を下る列車というのは、どこかドラマチック、かな。

で。
この信越本線内のダイヤ、実はカトー信者にとっては注目でしてね。
実はこの約1時間前を先行して走る列車が、上野発の急行「妙高」9号だったのです。
上野を23時58分に発車(「きそ」7号が名古屋を発車するわずか3分後です)、長野発が5時12分、そして直江津着が7時15分(信越線内も急行のままだったから1時間早着だったみたい)。
朝の同じ時間帯、直江津駅に2本の客車急行(片方は「崩れ」だけど)が入線していた事実を知ると、10-563/564・10系客車急行「妙高」セットを持っているユーザーにとっては心を動かされます(多少無理筋ですネ)。





とまあ、意識だけですけど1982年にダイビングしてみました。
これを「面白い」と見るかは微妙ですが(ある意味オモシロイですが)、少なくとも今回の「新しい」客車たちだけでヤッターと言えない企画である点には悩みます。
ちょっとマニアック過ぎた奴らばかりでして。
「いつかはカトーが製品化しなければならない車両」だったような、宿題のようなモノが一つも見当たらないのですよ。
ナハ10 2901が1982年まで名古屋で生き残っていた事実だけは「発見」でした。


EF64なのですから、ココは素直に12系+20系「ちくま」を再企画してみることから始めた方が面白かったのでは…
んでもって381系「しなの」もクハの貫通扉を改良しながら再生産すれば、グッと電化後の中央西線が見えてきます。
そんな「土台」をこしらえた上に今回の「きそ」という変化球的な提案があったのならば、素直に受け入れらたような気がするんです。
演劇やドラマにしてもそうで、舞台・場面転換をするときは、よりハッキリとやるもの。
しっかりと観客を「次の舞台」へ連れて行って欲しいものです。

中央本線ネタですから「買います」が、ロクヨンだけにしておこうと考えるユーザーが多いようにも想像します。






【10-1619 731系<いしかりライナー> 3両セット】¥12,300+税
【10-1620 キハ201系<ニセコライナー> 3両セット】¥12,200+税

789系1000番台のお供に…という狙いなのでしょう。
その789系1000番台が現行タイプなので、カトーとして素早く用意できる「仲間」は731系とキハ201系。
こうした事情で現行仕様にプチリニューアルするように見えます。


うーん、あんまり(笑)
新規パーツのスカートとホロ、それにカプラーを「買います」(爆)
とにかく最近の北海道には興味がなくて、以前の自分の志向を考えるとおかしいと思うくらいなのです。
789系1000番台と双璧をなすJR北海道のフラッグシップ車はキハ261系ですが、こちらは既にトミックスが鉄壁なラインナップを組んでしまっていますから、ココにカトーが挑むのはある意味無謀。
きっとやらないでしょう(いやいや、やらなくていいです)。
なんとなくですが、カトー製品だけでイマドキの北海道の風景を広げて見せるには早くも限界が見えてしまっています。


これも繰り返しになってしまいますが。
カトーは既にキハ82系、781系、711系、50系51形、14系500番台などなど、時代を遡れば壮大な舞台を「既に」こしらえているのです。
そこにキハ22や(ボディ曲がっていない)キハ183系500番台、50系快速「海峡」、フラノエクスプレスなどが加わればどうでしょう??
コッチの時代の方が「北海道の鉄道」としては圧倒的にオモシロそうだと思いませんか。
やるべきコト、やればイイことがたくさんあるのに、どこか違う方、ツッパッた方へ果敢にアタックしているように見えています。


これも同じく舞台転換がよくないし、ツアーコンダクターが客を連れて行きながらどこかで見放そうとしているような不安感があります。
時代のキリトリ方は、緻密な計算や覚悟が必要のようです。
その点で今のトミックスは「おそろしい」と申しておきましょう(16番でキハ183系とかやるつもりないよねー?)





【10-1621 E233系中央線(H編成・トイレ設置車) 6両基本セット】¥17,300+税
【10-1622 E233系中央線(H編成) 4両増結セット】¥9,500+税

はい、「買いません」。
カトーがやるオレンジ色のE233系のバリエーションは、ホームページを見るとE26系くらいの大変なことになっていて、さりとて大きな違いはあまり見えず。
オレンジ色の130周年ラッピング編成もついこの前にやったばかりでした。
グリーン車が連結されるときまでひたすら待ちます。

お、「増結セットには将来的な2階建てグリーン車2両分の収納も可能な中敷構成」ですって。
なるほど、将来にはグリーン車2両セットも出して今回買うユーザーを救済するつもりなのですね。
グリーン車が連結される頃に普通車の仕様変更が一切ないっていう確約、あるんだったらそれもいいでしょう。
当方は数年先を見越して買う勇気がありませんので、グリーン車が連結されるまでひたすら寝て待ちます。


それにしても「トイレ」という言葉が付く製品名は蕨方面だけにしてもらいたかったなぁ。
カトーの車両ケースは白い文字が目立ちますでしょ。
お店のカウンター内にずらーッと在庫が並ぶと「トイレ」「トイレ」「トイレ」「トイレ」「トイレ」…となるんじゃないかと老婆心ながら心配です。
こういうネーミングは「小窓あり」くらいが限界でしたね。
製品名ってね、購買意欲を掻き立てるものですから、結構大事なんですよ。





【10-1663 E5系新幹線「はやぶさ」 基本セット(3両)】¥11,100+税
【10-1664 E5系新幹線「はやぶさ」 増結セットA(3両)】¥6,700+税
【10-1665 E5系新幹線「はやぶさ」 増結セットB(4両)】¥7,800+税

「2、4、6、8号車に見られる荷物置き場設置に伴う窓の閉塞を再現」だそうです。
この改良はこれからのことを考えると仕方のない(やるしかない)措置でしょう。
キチンとボディの金型を変えるそうですから、新幹線ファンとして見逃せないアイテムなのでしょうか。
当方は新幹線をやっていないので「買いません」。





【10-1657 Thalys (タリス) PBA 新塗装 10両セット】¥31,600+税

氷河特急シリーズには共感できましたが、さすがにこの辺りは無理です。
「買いません」。




メモとしてはこんなところでしょうか。
あ、そうでした。
もう一つだけ。





再生産メニューです。
ブルーの客車が入っていますけど、もしかしたらEF64の中央東線向けによろしいかもしれません。

密かに残念だと感じたのは、今月にワム80000が「再生産」されるということでした。
いわゆる「ラージサイズ」だという真実はもう多くのユーザーにバレており、その一方でワムハチが長々と連結された国鉄末期の貨物列車は1/150で再現したい風景のひとつ。
ちょっと前の刑事ドラマを見ても、不思議なことに貨物列車を取り入れたシーンが多くて、それは決まってワム80000かタキ3000でした。
トミックス製の適正な大きさのワムハチで遊べるのは分かっていても、カトー製の機関車と統一して遊びたいと思うのは当方だけではないはずでして(つまりカトー信者としてです)、どうしてこんな二軸貨車一つをいつまで経ってもリニューアルできないのかと頭を抱えます。
今更「買えない」と申しておきましょう。


ではまた。


  1. 2020/06/07(日) 12:00:00|
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飯田線の風景を色で楽しむ。

こんばんは。しなのさかいです。




遊んでナンボの趣味ですから。
「そういえば…」と思い立ち、トミックスの名鉄7000系を引っ張り出しました。
いわゆる2次車でして、HG製品と呼ばれるTNカプラーが標準装備されたものです。
昔の絵本には必ずと言っていいほど、こんな先頭車にニコニコした乗客が描かれていました。





近所の量販店の室内灯のおかげで、このとおり展望席まで爆光状態とすることができる…とは以前に御報告済であります。
あまりにも明る過ぎていて、座席の色や形が蒸発してしまっているのは無念。
逆にスカーレット色が目立っていますけど。
7500系、欲しかったなぁ(ナンノコト?)





それにしても動力ユニット、モーターの調子がおかしくて参りました。
買った当時の滑らかな動きが失われており、エンドレスの途中で突然ピタッと止まる現象も頻発。
言い換えれば「コアレス以前」のグリーンマックスのツインモーター仕様みたいなんです。
これが例のM-9モーター現象を指すのかは分かりませんが、来月に再生産されるM-13モーターに換装させる必要が急浮上してきました。

つい先日には、買ってから数か月しか経っていないマルチレールクリーニングカーのモーターが逝ってしまいましたが、これも改良版でM-9を使っているように見えるし。
どうなんでしょうね。





そんなギクシャクした走りをするパノラマカーが、何やら古豪たちが集結した駅にやっとこさたどり着きました。
「豊橋なのにホームの形がおかしいだろ」とは言わないでください。
飯田線の「色」を楽しみたいだけなんですョ。





カトー謹製ED62にも久しぶりに御対面。
青15号とクリーム色1号が「飯田線色」みたいで違和感ゼロです。





同じ顔であることを確認。
特に意味はありません。
どちらもいい顔をしています。




ここまで遊んで、ちょっとブレイク。
近所の量販店へ行って、予約品を引き取ってきました。




「つばめ」青大将。
前回品と異なり、増結セットが設定されたので、機関車共々の買い直しです。
早速、前回品(既に手放しました)から取り外していた室内灯を組み込もうとしたところ、マイテ39の分解が上手くいかなくて難儀しました。
15年ほど前にもこんな苦労をしたかなぁ、と。





説明書に変更はなさそうです。
しかし、どういうことか、この展望デッキが抜けない(笑)
見たところ、展望デッキ側上部にあるツメの「返し」が効き過ぎていて、相当な力でボディから引き抜く必要があるようなんです。
粘り気のあるジュラコンで成形された部品とはいえ、あまり無理な負荷を掛けると、抜けた瞬間に思いもかけず破壊しそう。
それが2本の支柱だけであればなおさらです。

結局、床下とボディを完全分離することはできず、ボディがプラプラとなった中途半端な状態で、その隙間から室内灯を組み込みました。





手元にある「はと」の初回品と比べると、今回のボディカラーは若干暗めに調整(そうなっただけ?)されていることが分かりました。
検証したのは「はと」ですが、初回品の「つばめ」基本セットに今回の増結セットを当てれば、少々面倒なことになるかもしれません(当方の目の錯覚である可能性もあります)。


さて、飯田線ゴッコに戻ります。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎





ガーター橋を渡って。
秘境感が漂っていれば合格。
釣り人は必要か(人形は、掃除機をかけると吸い取っちゃうことがあるんですよね)。
トンネルの上あたりに謎の廃屋でもおきましょうかね。





トンネルを抜けて、田園風景の中へ。
クモニ13+クモニ83を後部に連結しているところがポイントです。






2007年頃だったでしょうか。
RMモデルスで限定発売された「飯田線245M」セットというものがありました。
グリーンマックスの板キットを中心に据えて、サードパーティのパーツ群を詰め合わせたキット形式のセットで、編成は豊橋方から、

クモニ83102+クモニ13025+クモハ53001+クハ68404

とされていました。
245Mは豊橋から辰野までの片道で設定されており、帰りは荷物電車のみの運用に分離されましたから、この編成をやるときは、必ずクモニが最後部となります(たぶん)。

長い間、Nゲージユーザーにとって「飯田線の旧型国電」は、工作派モデラーしか手を伸ばせない領域となっており、流通するパーツの豊富さがその位置付けを確たるものにしていました。
このセットはその象徴とも呼べるもので、工作する時間もなく、また腕に自信もない当方は、この編成が走る世界に共感しながらも「そこへ行く」ことができないもどかしさを抱いていたのでした。

カトーが〈飯田線シリーズ〉の展開に着手するのはこのセットが発売された6年後、2013年のことです。





カトーから「ローカル線の小形駅舎」も発売されることから、もう一度、飯田線の風景、世界を考え直してみたくなっています。
今週はヨ8000の発売も控えていますから、ED62との組み合わせも大変有効。
「おみこし」の時代を考えると、165系「こまがね」「伊那」や、スカイブルーの119系との組み合わせも悪くなく、ぼんやりとそんなことを企んでいます。
JR東海色の119系も、時代の長さを考えればマストと言えましょう。


飯田線シリーズの再起動、あるでしょうか。
あればいいですよね。
ありますよ、きっと。


ではまた。
  1. 2020/05/25(月) 19:30:00|
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KATO 東京メトロ千代田線16000系(5次車)

こんにちは。しなのさかいです。




4月末にカトーから発売された、東京メトロ千代田線16000系(5次車)です。
思うところがあり、今回も簡単にメモを残しておきます。
毎度のことながら駄文になりますが、お付き合いいただければ幸いです。





2012年に発売された前回品(品番10-877/878)は、16107F、16000系としては7番目の編成でして、いわゆる「2次車」を模型化したものでした。

その後、現実の世界では16000系の増備(と6000系の廃車)が続き、都合「5次車」まで、全37編成が出揃うこととなります。
ざっとまとめるとこんな感じでしょうか(間違っていましたらゴメンナサイ)。


〈緑帯+白帯・2010~2012年新製〉
1次車 16101F~16105F(左右対称顔・川重)
2次車 16106F~16112F(左右非対称顔・川重)
3次車 16113F~16116F(左右非対称顔・日立)

〈緑帯+黄帯・2015~2017年新製〉
4次車 16117F~16128F(左右非対称顔・日立)
5次車 16129F~16137F(左右非対称顔・川重)


お分かりいただけるとおり、3次車の新製後、4次車の新製までには3年という時間が経過しています。
そして4次車以降では「様々な」マイナーチェンジが行われたようで、この辺はカトーのツイートの方が詳しいようですから、そちらを。

でも、当方が実車を見て、実車に乗って一番大きく感じる変化は外観のそれではなくて「音」です。
1~3次車が鳴り響かせる「ヒィ~」「ン~」という耳に残る制御音は、4・5次車では全くなくなりました。
だから実に静か。
もっとも、サウンドカードを開発する上では1~3次車の方が面白そうです(笑)





んで。

今回の品番10-1605/1606は、29番目の編成となる16129Fを模型化したものです。

模型として一番の変化は「色」だったりします。
前回品は緑帯がまるで常磐線のエメラルドグリーンのようで、E233系2000番台との差が見られない程でした。
黄帯があることから「そう見える」のかと思いましたが、今回は間違いなく緑帯の改善があったそうでして(情報をありがとうございました)、これならJR車との混同はないでしょう。





アンテナ類。
見切れていますが、クーラーの形状も2次車とは異なります。





全車に設置されたフリースペース。
そのことを示すマークも全車に印刷されています。

室内灯は近所の量販店のやつを取り付けていまして、内装パーツの青が映えて見えます。
この「近所の量販店」の室内灯、一度不具合品に当たってしまい、回路がショートしたまま走行させ続けたばっかりに、トミックスのボディを溶かしたことがありました。
不点灯のまま走っているようでしたら、すぐに走行を止めて、ユニットが高温になっていないことを調べた方がイイですョ。





それでは運転会スタート。



まずは駅撮り風に。
こんなローカルホームに入線することはないので、本来なら守備範囲外となるべきでしょう。
でも、そこはまぁ(^^)





16000系は、地下区間を走るシーンよりも郊外をかっ飛ばすシーンの方が面白く見えます。
もっとも、千代田線を走るシーンなどそう簡単に見えるものではありませんが…





カブられそうな瞬間を再現。
GSEとの邂逅は、イマドキの小田急線のシーンです。





MSEとの方がいいかなと思い直し、久しぶりにマイクロエースのケースを開けてみました。
この「改良品」は再々生産をするみたいで、それだけユーザーに支持されているみたい(価格はすごいですけど)。





山の中へ吸い込まれるシーン。
いつものことですが「ココはドコ」です。
小田急の銀色の通勤車は1つも持っていませんので、どこか引き締まらないですね。
GMの軍門に降ることなく過ごしています。
トミックスの4000形も、そのうちM-13モーターにした改良品が出てきそうだから、そのときにでも。



✳︎ ✳︎ ✳︎





カトーの16000系が8年ぶりに帰ってきました。

前回品の帯の色を改善して10-877/878を再生産する選択肢もあったでしょうが、そうはせずに、あえて「5次車」としてやり直すこととした決断には「そういう手もあるか」という感想。
左右対称顔の「1次車」の早期製品化も期待していましたが、やはり帯の色を同じにすることへの抵抗感から難しいと判断されたのでしょうか。
8年間の冷却期間を置いた、仕切り直しの感がある5次車としてリニューアル再生産(と言ってイイ?)されました。

ですから、久しぶりの16000系の企画化により色の改善はあるだろうなという直感のようなものが働き、製品化発表後、手元の2次車は中古市場に引き取ってもらったのです(これまた結構な値段でした)。
今回が比較記事にならない理由はそんなことが原因だったりします。


しかしながら、企画段階で付されたであろう「5次車」というサブタイトルには、どこか奥行き感がなく、もっぱら形状の差異だけを紹介し続けた点だけが目立ったこともあって、面白味に欠ける情報となりました。
新規金型を起こすことから形状の差異のアピールは大事でしょうけと、最近のカトー製品ではこの類の情報だけが鋭くなる傾向にあることも気になります。
これは、165系「佐渡」あたりから指摘してきたことです。

よくよく調べれば、16000系には「前期形」と「後期形」と言うべき程の違い、そしてその間には3年間のブランクが存在していました。
通常なら別形式の投入もあり得そうなところですが(いや、3年だと無理か)、かつての6000系のように長い年月に渡って生産され続けたという点の方が興味深く、今回の5次車がその最終形態であることと共にセールスポイントとして語られても良かったですね。
要は「5次車」の意味がよく分からなかった、薄味だったということなんです。





模型の世界ならではの並びをやってニヤけています。

カトーの営団(東京メトロ)6000系も、その後の展開がさっぱり。
この1971(昭和46)年頃の非冷房・原形車も模型の世界には必要ですから、これはこれでいいとして、例えば1990(平成2)年に新製された最終形態(7次車・第35編成)などといった冷房車の製品化は多くのユーザーが求めているはず。

今回の5次車は例外になりますが、ここ10年くらいの間に増えた設計資産を上手く活用することなく、果敢に(無謀に?)全く新しい形式を企画しようとするスタンスも垣間見え、どこかその資産を直視しようとしない姿を素朴に疑問視しています。


「あんなの直ぐにできるじゃない。なのになぜかやらないんだよな、今のカトーはさー」って思うような企画、皆さんの中にも燻っているんじゃないでしょうか。
これもこれで販売店の店頭での会話が弾むきっかけでありますが、やはりどこか不健全です(大笑)


ではまた。

  1. 2020/05/16(土) 16:00:00|
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KATO 789系1000番台「カムイ・すずらん」

おはようございます。しなのさかいです。




カトー謹製 789系1000番台「カムイ・すずらん」。

近年までマイクロエースの789系1000番台を持っていたんですけど、カトーのカタログにこの1000番台の写真が(あやしげに)掲載されたとき、試しに中古市場に持ち込んでみたんです。
そしたら思いがけず、もの凄い金額で「OK」とのことでしたので、そのまま譲渡(あらま)。





今回の買い物はそのときに生まれた財源を当ててもお釣りが出るという具合でして、最近の「いろいろ整理中」マイキャンペーンはこの延長線上にあります。
コレクションをどういう仕様の車両たちで固めるべきか、というお話でした。









いやいや、そうではありません(笑)
ケースの中身を見て、自分向けのメモを残しておこうというのが本稿の目的でした。
改めて、2020年のカトー版789系1000番台です。







と言っても、カトーらしいエッジの効き方と、カトーらしいシルバーの塗装、カトーらしいカスレのない印刷技術が全て揃った、いつものとおり安心しながら買い物ができる銀色系の5両セットです。

同じ銀色系でもトミックス製品は(気のせいか)ホコリ等の混入、メタリックの粒子が大きいからか吹きダマなどなどがよくあるため、怖くて手を伸ばせない傾向があります。
塗装の品質に関しては、未だに二社の間に大きな差が存在しているようです。





それから「Uシート車」に当たるモハ789-2004。
他の車両は白色のLED室内灯クリアを取り付けましたが、この車両だけは電球色のそれにしてみました。
アンバーな照明が、編成の中の特別な車両であることをアピールします。
このやり方、323系の女性専用車にも同じことをしていまして、電球色の在庫は常に絶やさずに持っておこうとという方針としています。
白色に付属するオレンジフィルターを付けることでも済みそうですが、やはり色調は電球色の方がはっきりしているようです。

車端部の床下機器はローレリーフ的で、ココはマイクロエース製品よりはあっさり。
カトーの標準仕様ではあります(問題だとは思いません)。





パンタグラフ周り。
パンタグラフは5両のうち、このシングルアーム1つだけです。
実車どおりでも、ちょっと心許ないですね。





最後に、話題となっている謎のライトスイッチ準備工事を確認しておきましょう。
おーい、これはなんなんだー。




それでは運転会スタート。




取り急ぎ、モンスター気動車・キハ201系とのすれ違いを。
動画サイトを見ると、このキハのエンジン音をリスペクトするものがいくつかあり、見ていて飽きません。
サウンドボックスの登場も相まって、鉄道趣味における「音」の存在感がますます増幅しています。

スカートの切り欠きは閉塞されているので、ごく最近の姿となっています。





それにしても、この789系とのすれ違いを演出できる列車の選択肢が乏しく、それだけ北海道は鉄道で旅することが難しくなったのだと痛感します。
785系あたりならば、時代的にもう少し賑やかにすれ違いを楽しめたでしょうか。
札幌から旭川へ向かったとき、「スーパーホワイトアロー」という名にふさわしい走り方に興奮したものでした。
今から20年前のことです。

それと、前面のぞき窓の上には謎の点モールドがありまして、塗料の吹きダマではないかと慌てたことを告白しておきます(笑)
ワイパー撤去跡までを再現していたのですね。
恐れ入りました(でも、ちょっと大きいですぜ)。

なんとなく寂しげにレイアウト上を回った5両編成でした。







「789系顔」な特急車両は、2004年当時イケイケだったマイクロエースが789系0番台「スーパー白鳥」を選んで、真っ先に製品化を遂げました。
その後同社は、2010年に1000番台とキハ261系も製品化。
“今どきの北海道の特急列車”についてはマイクロエースの独壇場となる気配が漂い始めていたのです。
そんな中、突然トミックスもキハ261系「スーパーとかち」を製品化して参入しました。
2016年のことでした。
これ以降、トミックスのキハ261系シリーズは、それまでのキハ183系シリーズに代わるもののように細かい差異も作り分けて大きな製品群を構築しつつあります。
その流れの中で2020年、カトーが今回の1000番台を投入したことになります。


繰り返しになりますが、マイクロエースの「スーパー白鳥」が登場してから15年が経ちました。
そろそろこの形式をマイクロエース以外の二社がやろうとしていても不思議ではありません。
しかし、そんな動きが現実となるならば、それは当該メーカーが見る「北海道の鉄道シーン」の〈キリトリ方〉の検証につながることになるでしょう。





今回の789系1000番台も、これはこれでいいとして、カトーとしては、新千歳空港に降り立った鉄道趣味人の視線や興味がどこへ向かう、つながっていくと捉えているのか。
そんな思考を気にしています。
この出来のイイ1000番台が〈ポツンと一軒家〉のようにならなければいいんですがね(せっかく製品化したJR四国2000系もそうなりかけていませんか?)。


北海道の鉄道シーンの深みは「現在」ではなくて「過去」にあると思っています。


ではまた。

  1. 2020/05/08(金) 09:20:00|
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KATO 2020年9月分ポスターを見て一瞬違う会社のポスターかと思う。

こんにちは。しなのさかいです。


今回も新たに発表されたカトーのポスターを見てみましょうか。
そういえば、心配されていた「原材料の不足」も解消したことを示すアナウンスが、カトーの公式動画でありました。
そのためか、今回のポスターでは再び最新仕様の製品がラインナップされているようです。
この事実については少し安心しましたね。





【10-1556 701系1000番台 盛岡色 2両セット】¥9,800+税
【10-1561 青い森鉄道701系 2両セット】¥10,000+税

昨年11月の仙台色の発売から半年しか経っていないタイミングで、続くバリエーション展開(色替え)が発表されました。
盛岡色は在来線特急と並ぶように青森駅に滑り込んでいた時代もありますから、再現できるシーンも多く、それなりに需要はありそう。
このことは秋田色も同じでして、仙台色とは違う点です。

ただし「モーリー」の方は、鉄道会社公式キャラですが、どうしても「リラックマ」や「すみっこ」のようなキャラクター性が強く、第3セクターの車両の模型と言うよりはイロモノ的な模型としての視線を注がざるを得ません。
必要とする人とそうでない人とで分かれそうです。

ま、盛岡色は「買います」というところなんてすけど…





リクエストが一つ。
盛岡色の方はおそらく仙台色と同じスカートなのでしょう。
ASSYパーツ表も既に発表されていますが、そのスカートを作り直しをしてもらいたいんです。
E127系100番台のときからそのままの、あのアゴが外れたような上下にオーバーなスカートはいい加減受け入れ難く、どうにかして縮めたくなるのが人情。
カトーのスカートは、223系2000番台のときもそうでしたが、カプラーとの関係からこうしたデフォルメがしばしば見られます。
車両の顔の金型が良くても、このダランとしたスカートでその顔のデッサンを破綻させてしまうことになっていますので、どうかお聞き届けの程よろしくお願いします。





【14-071-1 広島電鉄200形 (ハノーバー電車)】¥3,900+税

コアレスモーターを搭載してリニューアルするそうです。
「買いません」。
それよりも2019年版カタログで発売予定を告知している広島電鉄1000形「グリーンムーバーLEX」はどうなったんでしょう?
これとのコラボを狙ってた露払いのアイテムかもしれませんけど、路面電車を再展開するつもりならば、こんな忘れかけていたものを復活させるよりも早く「富山の連中」を再生産してください。
商機は広島よりも富山にあるような気がしています。
もう遅いですけどね。





【23-001 ローカル線の小形駅 照明キット】¥2,000+税
【23-133 ローカル線の対向式ホーム(2本入)】¥1,500+税
【23-134 ローカル線の対向式ホーム(屋根付)】¥1,500+税
【23-135 ローカル線の対向式ホームエンド(2本入)】¥1,000+税
【23-136 ローカル線の駅構内パーツセット】¥1,500+税
【23-241 ローカル線の小形駅舎】¥3,400+税

以前からカタログで発売予定を告知されていたローカル線に合う駅舎とホームが、とうとう発売スケジュールに乗ったようです。
ストラクチャーマニアの当方としては、この方向を突いた新製品が現れることは大歓迎で、ユニトラックに対応したかつての〈ローカルホームシリーズ〉が絶えていることからも、市場への供給は急いだ方がいいと思ってしまうのです。

今回のホームは対向式専用のようで、柵まで一体となって成形するそうですから、以前の(島式にもなる)汎用性の高いシリーズとは異なる、割り切った合理的な設計となるよう。
どうしても注文度が高くなる駅舎については、トミックスのロングセラー商品と似たものとなっていて、カトー内部でもこの規格が最適解だという結論に達したのかなと想像してしまいました。
ホームとの関係からトミックス製品と同じように土台は必要だったのでしょうか。
アナウンスされた使い方に含まれていますが、土台を外して使う方が正解のように見えます。


さて、この手のストラクチャー。
繰り返しになりますが、気がつけば売り切れていた…ということが多いのですよ、最近。
テーブルトップで運転を楽しむために、一通り「買っておくか…」というのが暫定的な結論です。
一番良いのは、在庫が絶えないことなんですけど。
それに、既存のローカル駅舎はちょっと大きめですし。
でも、あのローカル駅舎も一度は組んでみたいもの。
“積みプラ”になることを覚悟して、むしろローカル駅舎の方を早めに入手しておいた方がいいかな。





その他。



8620形のサウンドカード。
これは「買います」。
サウンドボックスを持つ者として、これを手にすることは自然な営みです(笑)
蒸気機関車カードのサウンド同調ウイルスを早くくださいませ。





それからオハ61系の再生産があるようです。
またですよ、「茶色い客車」の再生産。
もうそろそろ販売店はしっかりとした在庫を抱えているのではないかと想像していますが、それは老婆心的な発想でしょうか。







それにしてもオハユニ61を単品設定しないのは謎です。
「特別企画品の車両だから」ということならばそれもそれで分かりますが、当方が以前から「どうもね」と指摘しているのは特別企画品そのものの再生産ですから。
特別企画品の中のモノを車番を変えて単品設定するのは別にいいことなんではと思っていますョ。





クハユニ、クモハユニ、キハユニ、オハユニ…。
「ユニ」の姿のあるところ、すなわちローカル線の風景。
こんなことを今でも当ブログの特別顧問とよく話しています(いつもありがとうございます)。





今回のポスターでは、せっかくローカル線の駅舎やホームを大きめにアピールしているのに、その傍らに位置する列車たちが今ひとつチカラ不足というか、ズレた存在であるように感じられ、ここが非常に残念でした。

そのストラクチャーの説明には「飯田線のような単行~4両編成程度のローカル線や」と記しているのですから、せめてそのものズバリな製品の発売を告知して、まとまりのあるビジュアルのポスターに仕立ててくれれば話題も大きくなり、面白かったですね。
ですから、701系の塗り替えよりも、119系の塗り替えの方が先だったのではと思います。


そしてさらに、ストラクチャーのイラストが掲載されていますので、最近見られる「他の会社」のポスターのように見えてしまった、ということです。
なんとなくポスター全体の内容、規模的にも「他の会社」に似てきており、それだけ販売店に商機をもたらす内容には程遠いようです。





ああ、そういえば…




このポスターを見て一瞬「20世紀少年」の間違いかと思いました。

そんなことはどうでもよく、これはどう考えても当方には関係ないものです。
こーいうフルスイングの大型外国型企画、どーいうプロセスで意思決定がなされるのでしょうか。「アメリカ形」というところに大きなヒントがありそうですけど。
こんな苦しいときだからこそ、既存ユーザーの注目を確実に集めることができる力強い企画が必要だったはずなんですがねぇ。
それは販売店にとってだけでなく、ユーザーにとっても、です。


ではまた。
  1. 2020/05/03(日) 13:00:00|
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