しなのさかいの駅前広場

メロンです。請求書です。

Nゲージとお金の使い方・2021年7月(その2・完)

(その1からつづく)




一方で、トミックス。
こちらにも、以前に見たようなモノがチラホラ見られます。

でも、企画を行う上で「あのときの、あの列車」という概念を大切にしているセンスはやはりこちら青組の方に軍配が上がるようで、確かに見ているだけで誰かと語り合いたい気分にはなります(こういうムード、模型屋さんの店頭で求めていたりしませんか?)


ただ…




583系の仕様変更を伴う再生産は、トミックスとしての宿題とは理解しながらも「やっぱりね」という気持ちになってしまいました。

既に多くの方が予測していたとおりで、M-13モーターへの換装と同時にスカート部品、カプラー部品の改良が行われるようです。
そしてカトーのように“旧製品”を持つユーザーを分売パーツで救済する気配もなく。
キハ82系(ひだ・南紀)も同じことが言えそうです。

「商売だから」といえばそれまでですが、そうだとしたらカトーのASSYパーツ同時発売のやり方は、本当に商売の妨げになっているのかなぁと。
この市場は、一定のユーザーを長期に渡ってファンとして囲い込む必要がある特殊な場でもありますから、「古いユーザー」とまでは言わずとも過去にトミックス製品を買って企画を支持したユーザーも守りながら進めていただきたいな、という思いが残ります。

もちろん、ポスターには惑わされずに「今持っているもので十分」と判断される方が多いことも、これまでいただいたコメントで確認していますが、この気持ちの中には、少なくとも支持要素は含まれていないのではないか、と。





12-3000系・14系15形(だいせん・ちくま)は「いかにも」と言える最近のトミックスらしい企画。

引っ掛かるのは、牽引機が同時に手に入らなさそうな点です。
単純な再生産が予定されているのかもしれませんが、同時にポスター上で告知されないとユーザーの予約には結びつかないかもしれません。
生産能力が不足しているのかしら(まさか発売が延期してばかりのM-13モーターと関係が…?)

信じる者だけが後に救済されるようになっているのか分かりませんが、EF66と同じようにDD51の国産化を兼ねたフルリニューアルを控えている、ということも想像しています(北斗星色のDDはあっさりと再生産していましたけど)。
「ちくま」のためのEF64も、近いうちにモーター換装、ダミーカプラー化、黒染車両化が行われるんでしょう。
この辺は分かりやすい。





そして。
今回のポスター上で目立つ意欲的な企画は名鉄キハ8200系、なんですが…

コレ、よく見ると同じ車両が5両入るというセット構成のようで、商売的に「おいしい」やり方となっています。
MとTの作り分けが必要だとしたって、Mの専用部品はモーターカバーのガワと動力台車のガワ、それにM用座席の3パーツくらいかも。
蕨方面の手持ち品を置き換える運動が起こると想像しますけど(当方は持っていません)、その蕨方面の製品の方が車種構成として豊かだということは見逃してはいけない気がします。
どこか「これでいいのかな」というモヤモヤ感が残りました。





113系も、トミックス製品には鬼門となる湘南色の塗装が気になって眠れません(そういえば153系は良かったですかね?)
113系もとうとうHG仕様で製品化される時代となりましたか。
ライトリムの薄さは期待できるので、それなりの新製品にはなるでしょう。



青組の総括です。
「だいせん・ちくま」には多少惹かれますが、カトーの12系+20系のバージョンの方が併結スタイルとしてはイイかな。
そのくらいでして、ほぼほぼスルー。
「お金の使い方」を考える上では、緑組にも青組にも、どちらにも強いメッセージがありました。



□     □     □



エンディングです。

再生産メニューを「待っていました」として買い求められる方々がいらっしゃることはよく分かっていて、そのことを否定するつもりなどありません(そもそも待っている人がゼロであるはずもなく)。

特に最近この趣味を始められた方にとっては、かつての新製品をほとんど「買い逃している」ことになるでしょうし、もちろん当方にも「買っておけば良かったナ」と反省しながら探し続けているモノはあります(先日御覧いただいた、とある模型店での買い物がその証拠です)。

ただ残念ながら、それらは既に世に出回っていたものですので「手に入れたときの喜び」はユーザー全体で広く共有できなくなっています。
それ故に、再生産の発表を巡るユーザー間での反応のギャップは必然なのだと考えます。

例えばM250系スーパーレールカーゴ(SRC)。
多くのユーザーが入線させて喜び合ったのは今から約16年前、2004年の年末と2005年の正月のことでした(珍しく関東では大晦日に大雪が降りました)。
そして、その後も繰り返し再生産されてきた訳です。

今、カトーやトミックスのポスターでメインを張る再生産「的な」アイテムは、探し続けているユーザーにとっては朗報なれど、同じ模型を手にしながら語り合うユーザー同士でのお祭り騒ぎにはつながらず、新ポスターが開示される度に起こる機会損失のような落胆が一定のユーザーの評価につながっているのかもしれません。



2021年の夏。
当ブログを含め、ユーザーの営みをいろいろ見回してみると、なんと言いますか、個室に入って自分の興味の対象を披露する、そんな傾向が一層強くなっているようです。
そしてまた、その興味への共感もなかなか広がりにくくなっているみたい。

以前にも申しましたとおり、個人のこだわりは必要だとして、たまには個室から広場に出て、みんなでキャンプファイヤーでもやれれば、ユーザー同士での語らいも生まれていいですよね。
趣味生活も活性化します。
そんなことは2010年代限りの奇跡だったのかもしれず、また、昨年のカトーの8620形が最後の炎だったのかもしれません。




キャンプファイヤーの幹事は…、やはり模型メーカーが適任なのでしょう。

ジオラマ製作のムーブメント。
オールニューだけど高額な新製品。
既存品のフルリニューアル合戦。

いろいろな方法で頑張って着火を試みているように見えますが、当方が見ている範囲では、なかなか炎が燃え盛らないようです。
そしてまた、当方のお金の使い方もより緩やかになっていて、脳内に占める「鉄道」という範囲も縮小する傾向にある。
そんな気がする今年の夏なのでした。



お付き合いいただきありがとうございました。
ではまた。

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  1. 2021/07/16(金) 09:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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Nゲージとお金の使い方・2021年7月(その1)

こんばんは。しなのさかいです。




まずは、最近の当方の「お金の使い方」から。

先日御覧いただいた“とある模型屋さん”での買い物の外は、カトーのホキ5700 8両セットくらい、というところでした。
この貨車は、このくらいの両数にした方がエピソードが濃くなる(飯田線の列車を除いて)…という思いからでして、8071の2両と10-1426に入っている2両を合わせると番号違いで12両を揃えることもできる、ということもあります。

とある模型屋さんの買い物はちょっと前に発売されたものばかりですから、これらは「新製品」とは言い難く、このホキ5700くらいが前のめりに発売と同時に増備したもの、と言えそう。
でも、このホキだって既に製品化されている形式を8回リピートコピーしただけですから、新製品レビューをする気分にもなりそうになく。

つまり、直近の「増備」はその程度です、という報告でした。



□     □     □









カトーの新ポスター3枚です。

特に感想もなくなって数か月。
寝て待つことももうやめようと決めてから数か月(爆)
再生産メインの傾向は堅持されたままのようで、今回も淡々と見ています。
それでも何点か気になったことがありますので、話題づくりの意味で挙げてみましょうか。



①目立ってきた新幹線車両の再生産





最近は新幹線車両の再生産(又はそれに近い新製品)が続いているような気がしていて、おそらくこういう企画が今のカトーの、いや、Nゲージ全体の売れ筋商品になっているのだろうと想像しています。
それ故に「店頭にある程度の数をストックしておきたい」という販売店側の思惑を反映した上での選択なのかもしれません。

流れ星のデザインの800系はトミックスと同じ企画で、発売時期までも同じ12月にするという気構え。
ちなみにカトーではJR九州の車両の製品化が続いていて、それだけ九州の市場が拡大している…
かどうかはよく分かりませんが、「カトーの九州推し」という点はメモしておく必要があるようです。

その反面、かつては子どもたちにも人気だった「ブルートレイン」と呼ばれる列車は、ポスターに登場する機会が減りました。
青い客車は、客車急行シリーズのように過去の文化になりましたから、こういうものが店頭に並んだとしてもユーザーが列車名で差異を見いだせないなどの不都合があるのかも。
「お母さんには分からないワ」っていうやつです。
とにかく今は「そういう時代」なのでしょう。



②やっぱり「緑の列車」が再生産



そのブルートレインに近い存在の「トワイライトエクスプレス」が再生産なんだそうです。
昨年末にリニューアルされた7008-F「DD51 耐寒形 北斗星」の付属ヘッドマークが「北斗星」と「カシオペア」だったことから、近いうちに再生産があるんだろうと勘繰っていたら、本当にそうなりました(さすがにオマケパーツの変更で品番と価格を変更することはなかったか)。
非常に分かりやすい昨年末のメッセージでしたね。
もちろん今回は、ASSYパーツのヘッドマークが手に入るだけでOK(当方のことです)。



③701系の早いバリエ展開





701系はバリエーション展開が早いですねー。
最近のカトーの新規車種は、矢継ぎ早に色替えや金型一部替えによるバリエーション展開があり、ほぼ1年以内に“似たような何か”が出現する傾向が顕著です。
JR四国の2000系気動車や東武8000系、415系などはその例でしょうか。
もっと以前に製品化された車両で色替えをしても良さそうなモノが散らばっているんですが、それらの「宿題」を差し置いてでも急ぐ事情があるのかナ。
この辺もメモメモ。



④再生産メニューの選び方に変化の兆し?

同一のポスターで秋田の701系にE6系の再生産を組み合わせたところは、新製品に連動した、かつての「脈絡のある」再生産に見えました。
それでも強いて言えば、ポスター誌面上で両者を寄り添わせるなどして地域性を強調すればなお良かったですね。
「E6系『こまち』も同時再生産」とかで、です。
やっぱり単なる新幹線車両の再生産だったのか?





また、EF15最終形とタキ35000、ヨ5000の再生産という情報には少しココロが動きました。
もちろん当方はいずれも既に持っていますけど、昭和の貨物列車を牽引機ごとイメージできますし、手持ち品を振り返るキッカケにもなります。





全国的な配置が見えましたので、再生産品を軸にしても様々な列車を惹起させます。
例えば上越線。
関連する列車は181系「とき」、165系「佐渡」、EF16と寝台急行「能登」などなど。
あ、これらは全部もう製品化されていましたから、必要となれば再生産ですね。
でも、そうやって環境を整えていけば、この中にはない「何か」を製品化する舞台を演出できるじゃないですか。
鉄コレの仕様では満足できないアレなんてどうでしょう(ナンノコト?)



*     *     *



ということで、緑組のポスターの総括です。
うーん、701系0番台秋田色を…という程度で、その他はお金とは交換しないと思います。
その701系も盛岡色と同じように2両くらいで十分かもしれません。
SRCも“登場時仕様”が好きでずーっと保管していますし(クイックHMの方がいいんですの)。














ばーん。










ばばばーん。








…という音が聞こえるかどうかは皆さんの懐事情によるのでしょう(大変失礼しました)。
ただ、お金の使い方を考えるコーナーですので、「とうとう6両セットがこのような価格になったのだ」という客観的な事実は記録しておいた方が良いだろうと考えた次第です。



先の3枚のポスターの発表に1週間遅れて発表された、今年のカトー年末アイテム。
既に2021年版カタログで既に発表されていたものではありますが、

【10-1693 智頭急行 HOT7000系 「スーパーはくと」】¥27,500

として、ホームページ上で改めてアナウンスされました。

ここで「ん?」と感じたあなたはスルドイ。
そうなんです、本来ならありそうな「6両セット」という文字がHP上の商品名から落ちているんです。
付け忘れたんでしょうか。


ということは置いておいて。

繰り返しになりますが、この価格を「高い」「気にしない」とディベートすることは、これはもう主観の問題ですから。
どちらかの論者の財布にお金が残っている限り、結論には至らないと思います。



ただ。

今は壮大な実験が進んでいるような気がしてなりません。
それは「どのくらいの価格までならユーザーの購買力がついてくるか」という、いわば「痛みの実験」です。

再生産ばかり続いていた中での久しぶりのお祭りムードに水を差すようで申し訳ないのですが、「待望の車両なんだけど…」「もうこの趣味を続けるのは無理」と諦めてしまうユーザーも潜在的に現れているのではないかと想像しています。
そのようなユーザーの方々は「ジオラマくん」の世界へと旅立っていくのでしょうか。
ん-、そうとも思えません。

新しいNゲージユーザーを迎えようとしながら、既存の古いユーザーの「退場」を促す結果となっていたりしないかと心配しています。





これは2年前、2019年7月分のポスターです。

【10-1505 JR四国2000系 特急「しおかぜ・いしづち」 7両セット】¥28,380

このときにも、価格がここまで来たかーという向きで話題にさせていただきました。
今回はそれよりもさらに…という気がしなくもありません。
2000系のときは「先頭車比率が高いから」という意見もありまして、なるほどそうかと思いましたが、今回はどうもそうでもなく。





もう一つ、こちらは2014年3月分のポスター。
ここでは、

【10-1207 西武鉄道5000系<レッドアロー>6両セット】¥19,800

というセットも発表されていました。
もちろん当方は今でも大切に保管しています。



「どうしてこういう価格になるのか」という分析や「この傾向はどういう結果を生むのか」という想像を、そろそろ今のうちにユーザー各員がしておかないと。

いつの日か「やったぁー」と手を上げたその直後に請求書を受け取って、本当に椅子の上でのけぞることになりそうです。



それから。

今回の久しぶりのお祭り騒ぎを見ていて改めて気付きました。
これまでに蕨方面のHOT7000系が市中に出回っているとしても、やっぱり「カトーがやる」というニュースが駆け巡るだけで多くのユーザーの期待を集めてしまう、ということに。
埼玉工場のアウトプットに対する信頼はまだまだ厚いようですね。


(その2・完へつづく)


※コメントは「その2」でお願いします


  1. 2021/07/14(水) 20:30:00|
  2. 鉄道模型(車両)

おまけコーナー・2021年7月号

こんばんは。しなのさかいです。


まずは前回の補足から、です。

1980年代始めの頃、根室本線の釧路以東には混合列車が残っていて、①客車は札幌から下ってきた夜行列車の座席車と荷物・郵便車が機関車の次位に連結されてそのまま運用に入っていた、②上り列車にはコキ10000が2両連結されていた、ということを話題にしました。

この中で、①についてはいつの頃からの運用なのかが定かではなかったため、モヤモヤが残る結果となったのですけど、自宅の本棚に並べた書籍にしっかりと記載されていた、ということなんです。





交通新聞社刊『国鉄/JR 列車編成の謎を解く』p.113~115には、昭和30年代の「まりも」からそのような運用があったと記載されていました。
14系客車化されるまでは、そのようなシステムで釧路以東の区間が運営されていた模様です。
いろいろと勉強になりました。

以上、補足でした。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎



相変わらずのんびりと模型趣味をやっています。
「のんびりと」と言うとちょっと違うかもしれませんで、正確には「だらだらと」「ポワーンと」という雰囲気でしょうか。
月末の発売を楽しみにして待つ新製品もほぼなく、レイアウト作業も落ち着いてしまっていて、模型趣味活動の「軸」のようなものがなくなっています。

なので、手元にある模型を見て、ちょっと走らせてみて、そんでもってすぐに仕舞ったり。
こんなことの繰り返しで、全く良くありません。

最近は、外出のときも文庫本を持つようになっていて、スマホで無意味にネット上をパトロールしたりすることもなく、したとしても鉄道以外のことを調べてみたり、という具合です。
要は鉄道以外のことを思考する時間が増えているようなのです。
そうすることができる隙間が現れている、ということなんでしょうね。


そんな中での近況報告なので、もしよろしければお付き合いくださいませ。




①クハ381-0は顔面手術成功




カトーの381系「パノラマしなの」(登場時仕様)は増備しました。
オレンジ色のJRマークが貼られた1988年頃の編成で、JRの“パノラマブーム”の絶頂期に登場した懐かしい列車です。





今回のクハ381-0(右)の前面貫通扉は、レジェンドコレクションのそれ(左)と比べると上に長くなり、両肩もややなで肩になったような気がします。
運転台の別パーツ・淡緑色化も成り、他のカトー製国鉄形特急電車と同じ部品構成となりました。
それだけレジェンドコレクションNo.5は、仕様が安定する前の、過渡期の製品だったんですね。





サロ381があれば、非パノラマの9両編成の雰囲気が楽しめそうです。
「くろしお」の増結セットにはサロ381-22が入っているので、車番を気にせずにコレを活用するのも面白そう。
あ、サロを手に入れるためにわざわざこの増結セットを買うのは不経済ですからおすすめしませんよ。





JRマークのない国鉄仕様の製品化をもう一度お願いしたいところですが、やめておきましょうか。
お願いしなくてもそのうち…



②強力なTNカプラー




トミックスによる謎の国鉄貨車大量再生産。
すごかったですね。
特にワム80000は、従来品(品番2714)の他にも、ちょっと前に発売された中期形(品番8734)も再生産されたので、店頭での個数の決め方に頭を使われた方も多かったのでは。





当方がトミックスの二軸貨車の仕様で気にしているのは銀色の車輪…、ではなくて、0396 自連形TNカプラー(黒・SCカプラー対応)を使う点です。
形状がリアルで車間もソコソコ縮まりますが、とにかくレール上で連結させることが難しい。
クリック感が強すぎるのにクビの振り方もフニャフニャだから、左右の手で2両を寄せても力が横へ逃げてしまうのです。

結局はレール上の空中に持ち上げてから「知恵の輪」に取り組むような姿勢で数秒格闘して連結。
そして再び着地。





オマケに切り離すことも難しく、やはりレールから編成ごと持ち上げて両手で引きちぎるしかないんです。

車両本体をぶら下げていられるカプラーってどうなんでしょう(よいこはマネしないでね)。
トミックスのTNカプラーは形状をリアルにする傾向が強まっていますが、ストレスが大きい連結作業というのも問題でして、そろそろ使い勝手も考えなければならない段階なのではないか、と見ています。





カトー製品よりも説得力のある形状のトミックス製ワム80000。
トミックスにはそれだけでなく、トラ70000もラインナップされているので「カトーの貨車だけでいいや」となっていません。
この二つがカトー製としてマトモに存在するようになれば…そのときにまた考えましょう。



③キハ283系(登場時仕様?)




客室窓にポリカーボネートが貼られた後の姿ですから、厳密には「登場時からしばらくした後の仕様」。

今回のリニューアル再生産は現行仕様となりましたのでスルーして、ヘタリ気味の動力ユニットとギア比の関係で台車をASSYパーツで更新しました。
ついでに全車両の集電を改善すべく徹底的に台車関係のクリーニングを行い、再び快調に走り出している、というシーンです。





さらについでに室内灯の色を調整しまして、普通車に取り付けたLED室内灯クリア(白色)にはオレンジ色のフィルターパーツを取り付けてややアンバーに、グリーン車に取り付けたクリア(電球色)にはさらにフィルターパーツを取り付けて暗めにしてみました。

キロ282はリニューアル工事によって車内がやや明るくなったそうですが、それ以前は「ホテルみたい」と言われるほど褐色系の照明が使われていました。
JR北海道では車内サービスを廃止し続けてきましたので(基本的には既に全廃?)、寝台特急「北斗星」と同様に模型でサービスが充実していた頃を記憶しておきましょうかね。





ダブルキロにして運転しています。
リニューアル工事前にこんな編成があったかどうかは確認していません。
でも、あったとしても納得できてしまうのが北海道のDC特急。

できれば座席パーツくらいでも今回のASSYパーツで色付きのものに交換したかったんですけどね。
ブルー系のパーツが先頭車のみの設定だったのでやめておきました。



④「フリースタイル」の溶け込み方




とある中古店で拾ました。
ちょっと探していたジオコレ製品なんですよ。







ザ・バスコレクションは特定の事業者のバスを再現することを狙っていますから、レイアウト上に置くと必要以上に地域性が濃くなってしまうこともあります。
この2つのセットはフリーランスのデザインですので、自作のインチキな風景の中にチョコンと置いても許容できると言いますか…

要は「フリースタイル」と呼ばれるジャンルにも適切な使い方がある、ということのようなのです。
だからトミーテックの「ノス鉄」は支持を受けているのでしょうね。







今回はこの辺でおしまいです。
お金の使い方研究会は、また後日。


ではまた。


  1. 2021/07/07(水) 20:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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青15号と黄緑6号(その2・完)

(その1からつづく)


もう少し本稿を続けさせていただきます。
コキ10000系コンテナ列車に乗って北海道へ上陸したところでしたよね。




本州以南に住む鉄道ファンが北海道へ来て驚くことの一つが、複線区間なのに架線がないことだったりします(茨城県の方はそうでもないかもしれませんが)。
全ての列車がかつては蒸気機関、その後はディーゼルエンジンで動いていることに、北海道の豪快さを思い知らされたものです。





ボディが曲がっていない方の(?)キハ183系を内側に走らせて、1980年代の北海道の風景を再現して遊んでみました。
このレイアウトには架線柱を立てていませんので、赤2号とクリーム色4号も混ざって、これらの色の組み合わせが心地よい。
そして、先頭車はシレッとファーストカーミュージアムのキハ183。





ついでに100番台も。
キハ82の進化形のように見れば、これもこれで悪くないか。
コキ10000系でいろいろなシーンを演出してみました。

おしまい。







…ではありません。
コキ10000系の旅はもう少し続きます。


2011年のときもそうでしたが、当方にとって「コキ10000系」は、混合列車を再現するための〈素材〉でもあります。
「混合列車」というと、黒い2軸貨車だったり、清水港線や釧網本線のタキなどが客車と連結されたイメージすることが多いでしょう。

しかし1980年代前半、釧路以東の根室本線にも混合列車は走っていて、その中にはコキ10000を2両使う列車もあったのです。
コキ5500ではなくて、コキ10000。
「本当か?」っていうハナシです。







2両のコキ10000をスハ45の後ろに連結(最後尾のコンテナの向きを間違えました)。
混合列車ですけど機関車の次位には客車が連結され、その後に貨車という編成です。
コキのしんがりには反射板付きのテールライトを1灯取り付けるといいみたい。

コキを車間短縮ナックルカプラーにしている理由はカトーの客車と連結させるという、こんなところにもありました。





1980年代初頭、根室本線の釧路以東ではこのようにして旅客と貨物を同時に運ぶシステムが残っていたようです。

このときに使用された客車の正体は、急行「狩勝」(後に「まりも」)の編成の一部。
ヴェバスト式暖房装置を取り付けた釧網本線のオハ62等のように、その地を根城とした客車ではなかったという点がポイント。

なので暖房はセオリーどおりにディーゼル機関車のSGから供給されなければならず、それ故に機関車の直後には必ず貨車ではなくて客車を連結しなければならなかった、という事情がありました。


早朝の釧路。
札幌から到着した急行客車列車は、釧路止まりの寝台車が片付けられ、取り残された郵便車、荷物車、座席車の計4両がDD13によって転線され、そこにDD51が連結。
ここから釧路以東での“アルバイト”が始まっていました。



さて、このアルバイト。
往復スジのうち、2両のコキ10000が連結されていたのは、根室発の上り列車だったそうです。
1980年10月時点では「混444列車」。
コンテナの中身は鮮魚でした。

冷蔵コンテナの搭載を示唆する資料は探せなかったので、道東の平均気温の関係から通常のコンテナを使用していたのでしょうか(確信は持てませんけど)。
また、根室にコキを送り込むダイヤもよく分かりません。
そのときは貨物列車の一部として送っていた可能性もあります。





根室・釧路間135.4kmを、おそらく4時間程度で走破して釧路に着いた混444列車。
その後は客車とコキに分割され、客車は札幌行きの急行列車の一部へ溶け込み、そしてコキは両端がコキフ10000となった3052列車の一部となって、帯広、富良野、滝川でコキ10000を増結しながら19両へ。
そして青函連絡船による航走を挟んで隅田川と東京市場へたどり着いていた、ということだそうです。
ちなみに、根室を出発したコキ10000は東京市場が終着だったとのこと。

どうやらこんなところが史実のようです。


根室を共に立ったマニとオユも北東航で隅田川へたどり着くこともあり、荷物車、コキは2両ずつそれぞれに東京を目指すという、なかなかのストーリー性。

コキ10000系を別の角度からキリとることができるユニークな列車でして、電化幹線を何両も連ねてバンバン走る姿だけがコキ10000系ではない、ということだけは見えてきましたよね。





2011年当時、当ブログで模型の編成例だけを紹介したところ、御覧いただいた方たら「スハフ44がコキ10000系と連結…、それって何かの見間違いでは」という指摘コメントをいただきました。

空気管付きの密自連カプラーが取り付けられていれたことで「10000系貨車=同系内での連結のみ可能」というイメージが強いからなのか、ブレーキ管が付いているにもかかわらず、客車との混結を「無理」と捉えられていたようです。

コキ10000系が与えてしまっているイメージによる仕方のないものだと思っていて、それだけにこうしたコキ10000系の別の表情を持つ列車が歴史の中に埋もれていくのは、どこかもったいない気がしてなりません。


ちなみに。
夜行急行「狩勝」が普通「からまつ」の後を継いで普通車を連結し始めたのは1980年10月。
これ以前にも「からまつ」の普通車を釧路以東で使っていたかどうかは、これもまたよく分かりません。
「からまつ」は「狩勝」よりも数時間遅く釧路に到着していましたから、根室までの往復は難し買ったのではと推理しています。

その1年後、1981年11月には「狩勝」から「まりも」に改称され、この区間における混合列車は1984年2月の改正で消滅したそうです。
ちょうど「まりも」が14系500番台化されたときでもありまして、さすがに14系客車にコキ10000という組み合わせは「やめておこう」と判断されたんですかね。





牽引機はカトーのDD51 500 中期 耐寒形(釧路所属車ではなさそうですけどお許しを)。
そして、郵便車と荷物車はカトーのオユ10(冷房)とマニ36で、マニは50でもよさそうです。
客車は同じくカトーのスハフ44とスハ45(単品販売分)で、その後ろにトミックスのコキ10000が2両。

DD51は単品販売にして、残りを詰め合わせた『根室本線 混444列車 6両セット』なんていうのはいかがでしょう。

青15号同士のつながりが、なんとなく「混合」の違和感を消していて、これも時代がやらかしてくれた見事な組み合わせだったのだろうと納得しています。


ちなみに、当方にとってこの混444列車は全然懐かしくありません。
それでも気になるし、無意識に「懐かしい」と捉えてしまう危険性のある列車なのです。
不思議です。


ではまた。




〈参考文献〉
・イカロス出版『j train』2011年冬号 Vol.40
・ヤマケイレイルブックス14『20世紀 なつかしの国鉄客車列車』
・『鉄道ジャーナル』1982年5月号 No.183 特集「長距離ドン行列車の現状」



  1. 2021/06/24(木) 19:30:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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青15号と黄緑6号(その1)

こんばんは。しなのさかいです。




高校1年生になる下の娘の用で日曜日の午後に訪れた場所は、小田急線の向ヶ丘遊園駅でした。

この駅舎の反対側ではメトロン星人があやしいタバコを販売していましたが、それももう50年以上前のはなし。
「事件」はとっくに風化していて、今となってはどうでもいいことであります。


明日から仕事…という日曜日の午後にフットワーク軽くやって来れたことには理由がありまして、それは駅のすぐ近くにとある模型屋さんがあるからでした。

「模型屋さん」と言うのはかなり古くさいけれど、適切な表現だと思っています。
だって、たたずまいは完璧なまでに昭和の模型店そのものですから。
さぞかし在庫はもう…と想像しがちですけど、いやいや、カトーのE261系も在庫の山に積まれているくらいですからね。
「昭和の模型店、恐るべし」です。



と、ここでお店を紹介したいところではありますが…なんとなく御店主の営業スタイルに思わぬ影響を与えるよう気がするのでやめておきます。

ただし特筆すべき点は、駅前の区画整理事業のために現建物での営業が年内に終わるということ。
そのときには仮設店舗に移るとお聞きしましたのでホッとしまして「是非、この在庫のまま移転してくださいねー」と伝え、買い物を済ませました。





収穫物はこんなでした。
ネット上では在庫が見当たらなくても、あるところにはあるものなのです。
メトロン星人から買ったものではない、と思います。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎



さて、今回の報告です。

先日、お友達のキハ181つばささんから「最近トミックスは結構な量の国鉄貨車を再生産しているよねぇ」とのお話がありました。
確かにそうで、先月末も大変な量の出荷でした。そして、今月末もそうみたい。

この勢いは、謎です。


特に今月末は再生産スケジュールにコキ10000、コキフ10000が含まれているようで、二人で「そういえば久しぶりだよなぁ」となりました。
この二つの再生産だけは理由が分かります。
ちょうどEF66をリニューアルして、レサ10000系も発売していましたので、これらを買ったユーザー向けの再生産かなぁと。

当ブログでは2011年頃に入線記録を行っていました。





さすがにカトー製品ではもう…ということで10年前にトミックス製品を配備した訳です。
その数は根拠もないまま14両となっていますが、あと5両を足すと「北」へ向かう上では都合が良さそう(後述)。

20系ブルートレインと同じように青15号で塗られたボディと、その上に乗っかった、黄緑6号に塗られたC20・21コンテナ。
ちょうど今走っているSRCのような存在に見えまして、特別な車両、特別な列車という雰囲気が今でも人気のようです。

キハ181つばささんによれば、現役当時は貨車としてはあり得ない青15号の台枠に空気バネ仕様のTR203や、空気管付きの密自連カプラーが他のどの貨車と比べても異様で目立っていたとのことです。
空気バネの上にあるコキフ10000の乗り心地はやはり良くて、コキフ50000のそれは酷かったとのことでした。
後に台車をTR203に交換したコキフ50000もあったとか。





トミックス製品であるにもかかわらず、カプラーはカトーの車間短縮ナックルカプラーに交換しています。
車輪は0652(旧集電方式の黒車輪)に交換して引き締まった雰囲気を演出。
トミックスの貨車は、どれもが銀色の車輪を使っているので、悩むところがあります。





コキフ10000の車掌室側にも車間短縮ナックルカプラーを取り付けています。
形状は密自連形TNには及びませんが、連結はラクですし、車間も適正に見えますのでこれで納得。
あんまりリアルさを追求し過ぎて、その反面連結がしにくくなる、というのもどうかという感想です。





先程の「模型屋さん」で買い求めた赤い機関車はこうして役に立ちました。
それでは、ED75 1000番台の重連で東北本線をかっ飛ばしてもらいましょう。





いやらしく485系を置きました。


北海道を目指したコキ10000系貨物列車は19両編成で、どうやら青函連絡船で航送するときの限界だったようです。
青森駅で19両を6+7+6に分割して、7両を連絡船の中央に入れたのでは…という推理ですが、ここら辺は当方にはよく分かりません。





そんなことを考えていたら、北海道へ上陸させたくなりまして、続いてキハ183系登場です。
牽引機はDD51にチェンジ。

もう少し続けます。



(その2・完へつづく)

  1. 2021/06/23(水) 23:15:00|
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Nゲージとお金の使い方・2021年6月

こんばんは。しなのさかいです。


ちゃんと生きています。
まずは、この2週間程度の当方の動きから。
4月末に続いて、5月末にもいくつかの新製品を持ち帰ってきました。




自分にとって必要なものだと判定して、そしてさらに、しばらくは必要であり続けると考えられる車両や列車を買ってきたわけであります。

そんでもって、押し出す形で「不要」と判定するものを選んでいたら、あっという間に2週間が経過した、というのがあらすじです。

リニューアルによって旧製品となったものはもちろん、いつまでも走らせていなかったり、パーツやインレタも取り付けていないものもこれから先はそのままとするのだろうと。
また、車両同士のリンク(関係性)という視点もあって、プツンとリンクが切れたままとなっている車両は「もういいかな」と判断。
新しい車両を増やすことで、これまでの在籍車両を大幅に見直しているところです。


増やしながら減らす。
そして、減らす方をやや多くしながら増やす。
自分でも何をやっているんだろうと疑問に思うときもありますが、こうすることで、手持ちの車両たちがより引き締まって見えるようなんです。

少数精鋭の列車たちが頻繁にレイアウト上を快走するようになる。
そんな趣味生活を目指していきたい。
自分なりの「鉄道模型趣味生活向上運動」だったりします。



それでは、今月も新しいポスターを見ておきましょう。






まずは西落合からのメッセージ。
既にお話しているとおり、ここ数か月は西落合との交信もつながりにくくなっていて、何度も「応答せよ」と繰り返してきたものの、片耳に当てたマイク付ヘッドホンを投げ捨てたい気持ちばかりでした(飽くまでもイメージです)。


今回も個別に語る必要はほぼなさそうです。
おそらくココにお越しくださる方々には「再生産」としか思えないアイテムがずらーっと並んでいるように見えるんじゃないかと。





【10-1396 521系 (3次車)2両セット】¥10,890

2両セット、両運転台車の詰め合わせでもないのに1万円を超える衝撃…
10-1395(2次車)は9,900円ということでして、そのときも結構な価格だと思っていたところ、今回はさらに1,000円弱の値上がり。
※6/13 カトーHP上の521系のページへのリンクを追加しました。

ホントにこれでいいのかなぁ。

今後、あいの風とやま鉄道車、IRいしかわ鉄道車などにも応用が利きそうなものですが、そうであっても価格の見直しは例外なく必要なのだそうです。
E127系(8,250円)や飯田線シリーズの2両セット(ほぼ9,000円台)に手を伸ばし続けていた当方としては、もう限界間近。
1セットくらい買えるかどうかでして、2セットなんてまず無理でしょう。

スノープローについてはこれが使われるようですので御参考まで。


その他。

E3系や681系2000番台は、どこかから強い再生産要望の電波が発信されたのかな。
特別企画品の後者にしても、既に再生産は行われていますから、欲しいと考えるユーザーはほぼ入手済なのではないかと想像します(当方も入手済みです)。

それにしても山形新幹線のデザインは、初代→二代目→三代目(現)と悪くなる一方でして、トミックスには400系の先頭部分真っ二つというトンデモ金型を改善してリニューアルしてくれと言いたい気持ち。
パンツを被って前へ進もうとしているような三代目は、これに乗って山形に行くことすら恥ずかしい(笑)


今回の521系のようにカタログで告知してある新製品はポスターに掲載され始めるのでしょうが、そこまでのインターバル、道のりは長いものとなりました。
521系を1セット、というところでして、その他は当方にとっては(もう)必要のないもの。
今回のポスターの感想はそんなところでした。


今のカトーとしては、過去の金型を使い続けるだけでも商売になる…
新しい車両にチャレンジしたところでヘビーユーザーにツッコまれるリスクもあるし、それならばジオラマアートのような桃源郷へ行ってしまった方がいい…
そーゆーことなんでしょうか。





一方で、西落合の発表の前日には立石方面からのメッセージが届きました(西落合が立石に寄せただけでしょうけど)。
やっぱりポスターとしてはこちらの方が見ていて面白く、話題も広がるようです。





201系は、今年のトミックス年末アイテム、話題の中心となるものとしてほぼ確定でしょうね。
1/80スケールのPLUM製プラモデルでも話題になりましたので、オレンジ色の201系は今でも一定の人気があると判断したのでしょう。

205系と同様、鉄道コレクションからの昇格組であることにも注目です。
鉄道コレクションのまま終わらせたくない車両、まだまだありますなぁ。


そして、先月末にリニューアルして発売したキハ183系を、今度は1/80スケールで。
次々と直球ストレートを投げまくっています。
立石のダンナ、大きくしてもボディが曲がっていたりしたら暴動モノですぜ。

余談ですが。
先月末発売のキハ183-500/550は、やはりボディが曲がっていると判定して、全て買いませんでした(怖くて予約もしていませんでした)。
特にキハ183-1500の曲がり方はヒドい。

品質に難があれば、たとえ自分の大好物であっても「なかったこと」にする。
その方が、持ち帰った後のモヤモヤもなくてスッキリしていられますし、財源を守り抜いた満足感の方が高いみたいです。

だから今、トミックス製品は安易に予約などできないのでして、ネタごとに品質の傾向を予想をしながら慎重に予約する必要が生まれています。
「◯◯系キター」ってな勢いで予約することはできないのですよ。

販売店の方々は、どうかこうしたユーザーの心理を御理解くださいませ。
なんだかんだ言ってもお金は無駄にできないのでございます。





ところで。
リニューアルラッシュ真っ最中のトミックス製品との付き合い方はその後も考え続けています。
とりあえず、今は以下のような結論に至っています。



[前提]M-9モーターを載せたまま再生産することはまず考えられず、手持ちの動力車関連製品は早晩間違いなく「旧製品」になる(だろう)



① M-13モーターに載せ替えるだけでなく、ついでに新しい仕様改善もやられちまう余地があるならば、一度処分して気持ちをリセット、かなぁ



② とはいえ、M-13モーターに換装させるだけで済みそうならば、引き続き持っていてもいいかも



③ ネタの特殊性から今後のリニューアル再生産が安易に期待できないものは、ボディだけでも利用価値があると認めて存置


うまく説明できた自信はないのですが、機関車系は既に2019年の静岡ホビーショーで「機関車リニューアル」と宣言していて、その後は着々と黒車輪化、プラパンタとの訣別などが行われていますから、ほぼ①ですね。

でも、その中には限定品とか、それに近いカラーリングの機関車もありましたから③と捉えることもあり得る、ということです。

その一方、今回のポスターにある近鉄50000系などは、靴づりの印刷が加わる程度のようですから②じゃないでしょうか。



トミックス製品は「モーターの更新」という十字架(?)を背負ったことにより品番を変え続けるという作業が生まれており、さらにそこに(値上げ要素をアピールするための?)仕様変更を盛り込んでいます。
特にTNカプラー関連の新規パーツ開発は怒涛の勢いで、もはやナニガナンダカ分からないほど。
分売パーツが中身の見えない白い箱であることも混乱に拍車を掛けています。

今発売され続けている製品のうちのどれが、これからのトミックスの標準仕様を示すのか。
先月末に発売された103系は、これまでにはなかった屋根上機器の塗装という仕様も飛び出しましたでしょう。
ここがさっぱり分からないままで、このことがトミックスブランドへの付き合い方を難しくしています。
であるが故、それならそうと一旦手放してみて、次にポスターに掲載されたときに改めて必要なものかどうかを考えよう、という営みもアリなのかもしれません。

手元にあるトミックス製品の総点検っていうやつです。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎



この趣味について、ネット上をパトロールしていると、ここ最近は過去に見なかった程の多様ぶりでして、ユーザーがそれぞれ「あっちの方」を向いて独り言をつぶやいている状況です(当方も含めて、です)。
もともと多様性を含んだ趣味なのですから、これはこれでいいことなのですけど、やはりユーザー同士の接点が生まれません。

模型屋のオヤジを中心にして、メーカーの企画者を真ん中に囲んで…、というスタイルで、ユーザーの中で共通した模型の話題、トレンドのようなものが育まれることはほぼ皆無。
この傾向はポスター発表時だけでなく、月末に新製品が発売されたときもそうで、おそらく本来的に買うべき人が粛々と買うだけで「買おうと思わなかったけどつい買っちゃったよぉ」なんていう人は、以前と比べるといないのだろうと見ています。


でも、漏れ聞いたところでは、業界全体では過去にないくらいの売上げなんですって。

不思議ですよね。

だからどのメーカーの企画も「これで正解」という総括なんでしょう(利益率が上がっているかどうかは知りません)。
さて、どんなユーザーが買い支えているんでしょう?
少なくともここにお越しになる皆さん、ではなさそうです。





「北の夜行鈍行」。
「昭和50年12月14日の室蘭本線225列車をイメージした6両セット」。

グリーンマックスのポスターで見つけたこうした視点には大いに共感するとともに、これらを別のメーカーにやってもらえたらなぁ、いやいや、もっと以前にやるべき企画だったはずなんだよなぁという残念な気持ちが襲ってくるのでした。


ではまた。


  1. 2021/06/11(金) 20:00:00|
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ホビーセンターカトー 223系2500番台〈関空・紀州路快速〉タイプ(2021年版)

こんばんは。しなのさかいです。

人間の記憶力とはそんなに続かないもので、おかげさまで10年以上もこんなブログを続けていると、過去に書いた記事を忘れることがたびたびあります。


2009年5月9日「出撃、関空快速O-CAT車」
2011年2月21日「ラウンドハウス・223系2500番台(関空・紀州路快速)タイプ」
2018年4月23日「続・旅のおみやげたち」


この3つも、今回の件を記録する前に「そういえば…」と自分で検索して「そうそう、そうだった」と再認識した記事でしてね。
書き方もどこか変で、その辺もひっくるめて懐かしく振り返ってみました。





ということで、今回も関空・紀州路快速についてでして、「ホビーセンターカトー」ブランドとなってカトーから223系2500番台〈関空・紀州路快速タイプ〉が発売されました。
品番は10-921から10-951へ変更されています。





これは、前回の記事でメモしておいたカトーの223系2000番台をベースにした「タイプ」品です。
旧製品10-921と同じように、座席パーツは2+1ではなくて2+2のまま、床下機器も少々異なるので「タイプ」なのだとか。
でも、その程度の差異をアナウンスせずに発売している事例はたくさんありますから、これを額面どおりにタイプだと捉えて敬遠するのもどこかもったいない気がして…
つまり、店頭に並ぶ他のNゲージ車両と比べると、「タイプ」とする製品名がやや正直過ぎる気がする、ということです(主観の問題ですのでどうかスルー願います)。





2011年の画像(10-921)と比較することができました。
先頭部の表情に僅かな違い。
「お母さんにはわからないわ」とか言わずに、素直に進化を喜びましょう。
ライトの形状、スカートの長短などに改良点が見えるじゃないですか。
色味はカメラの問題ですから気にしないでください。
強いて不満を言えば、今回もワイパーの根本の表現がないことですかね。
やるとすればガラスパーツ部分とボディ上の部分とで分割されますが…





先に発売されている225系5100番台タイプと比べると、側面の種別幕、行先表示器の印刷がブラックアウト化(前回の10-921は例の方向幕パーツが埋め込まれていました)。
その5100番台タイプの原型である225系100番台は、この前の再生産時に青帯の色調改善が図られ、その際にココもブラックアウト化されましたので、5100番台タイプも再生産されるときにはそうなるのでしょうかね。
ブラックアウト&シール化は評価が分かれるところのようですが、いかがでしょうか。





残念ながら今回の10-951も、ボディ側面のマットなグレー部分には、工場で組み立てたときに付けられたと思われる爪のひっかき跡がありました。
幸いにもお店側で「ダメだこりゃ」と避けてもらいましたが、デリケートな部分だけに丁寧な組立て工程をお願いします。






今回も2編成を導入しまして、例によってヘッドライト専用化基盤を取り付け。
室内灯は純正品。
奥に見える背景代用の車両は鉄コレの105系。





カプラーが#2になりましたので、事前に交換しておいた225系5100番台との併結もできます。

225系5100番台は青いJRマークが水平に印刷されていますし、どちらも細かい標記類が印刷され、精密感があります。
これらはトミックス製品にはなかなか越えられないハードル。
TNカプラーと比べると、先頭部同士の連結間隔に残念な点があると言われていますけど、こうして総合的に見ればカトー製品の品質に1票を投じたくなる、という訳です。
「カトーの品質ファン」の皆さんもたぶんそうなのでしょう。




それではちょっとだけ運転会。



泉南方面へ向かう列車たちの並び。
東海道・山陽本線の新快速と並走することがあるのは特急「くろしお」だけで、環状線グループとは運用地域が全く別、という点が面白いです。





225系5100番台と。
グラディエーションのついたブルー帯の車両は「紀州路快速」の区画に見られる長閑な田園風景から、こんなレイアウトにも合うんじゃないかと想像。
やっぱり近郊形電車なのですよ。





今回のまとめです。

カトーらしい品質が感じられる、手元にあるお金と交換したことに後悔が残らない製品で安心しました。
少なくとも、ボディ上の標記類が曲がって印刷されているとか、ボディも曲がっているとか(?)、そのようなことは全くありませんでした。





2018年8月23日 三国ヶ丘にて

顔面整形手術の結果、先頭部の見栄えは大きく向上しており、223系2000番台と同様、2500番台もこれで「決定版」と認定したくなります。
トミックスも昨年末の転落防止幌の失敗をあのままにして再生産することはないでしょうから、再び追いかけてくるんだろうと想像しますが、ユーザーとしては“追いかけてきたパイオニア”の成果に満足しているので「もうイイですよ」という気持ち。
いつまでもこんな競争を続けるのではなくて、両者互いに「価値の発掘」で競ってもらいたいですね。
もちろん納得できる品質、適度なパーツ構成を前提に、です。


カトーにも「289系の半室グリーン車改造後の姿」という宿題がありますので、その辺を是非。
「京都店の真下にやってくる列車の今の姿です」と説明すればクリアできるんじゃないでしょうかねぇ(誰に?)



今月末の買い物で、この後しばらくはカトー製品の導入がなくなる予定です(だってポスターがあーなのですから)。
再び財源を温存させながら、今回のように自分のこだわりの範囲にスコンと入る企画の到来を寝て待つこととしましょう。


ではまた。


  1. 2021/05/27(木) 19:10:00|
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KATO 223系2000番台〈新快速〉(2021年版)

おはようございます。しなのさかいです。

先月末、カトーから223系2000番台が発売されました。
今回はそのインプレッションをちょこっとだけこの場に記録しておこう、という趣旨でございます。
もし御興味をいただけましたならば、このままお付き合いください。





皆さん御存知のとおり、この2000番台は既にカトーから発売されていました。
しかし、カプラーとの干渉を考慮したのか奇妙に下に長くなったスカート、やや縦長のヘッドライト形状、顔の輪郭の全体的な縦長感(?)などがどうもおかしく、ネットの普及と共にユーザーの中では似たような意見が共有されている、ということも確認するようになりました。

今回は、そんなユーザーの声をすくい上げたようで、先頭部分の見直しを中心にリニューアルが行われた形。
見たところボディの前面形状とスカート関係の形状が大きく改善されているようです。
「ようです」というのは、既に旧製品を手放しているからでして、今回は画像で比較することができていないことを御容赦くださいませ。





前面形状の見直しである一方、今回は現行仕様ということで、未だに賛否両論あるらしい転落防止幌は取り付けられた姿とされました。
幌パーツは、先に発売されている521系のときに起こされたパーツです。
カプラーは221系RN車と同じ、電連パーツ付の♯2に変更。
これは225系100番台との混結を考えれば適切な措置と言えましょう。

なお、乗務員室に上がるためのステップも再現されています。
適正な位置に表現できるならやる、そうでなければやらない(117系)ということのようで、当方もそれでいいんじゃないかと考えます。





ボディ側では、旧製品で採用されていた画期的な“行先表示パーツ”の使用が中止となりました。
あのパーツ、321系用ともども手元に残ったままなんですけど、どうしましょうかねぇ。
あれもまた、カトーの技術の歴史の一つとなりました。





先頭車同士の連結間隔はこんな。
カプラーは伸縮式(←→マークのあるやつです)なのでTNカプラーと比べると敬遠されがちみたい。
カトーの車両にも関わらずTNカプラーを取り付ける加工例をよく見ます。

でも、この間隔のおかげで当レイアウトでは転落防止幌同士の接触は発生していません。
製品(というかパーツのランナー)には幌の黒いゴム部分がなくなったデフォルメパーツも1組封入されていて、キツいカーブのあるレイアウトでは使用が推奨されていますけど、できることならば使いたくないところです。

521系はボディマウント式カプラーなので、短いデフォルメの方は先頭車同士の連結では使わざるを得ないパーツのようです。
221系、225系は今回の223系と同じ伸縮式となっています。
連結間隔のリアル性を取るか、幌形状のリアル性を取るか、この判断は分かれそう。

あ、ヘッドライト専用化基盤を取り付けたので、転落防止幌に囲まれたライト周りは明るく反射していますよ。





言い忘れましたけど、カトーの223系は窓ガラスへの編成番号の印刷だけでなく、運転台にJRマークも印刷してくれているので非常に助かります。
このマークがないトミックス製品は…

行き先は「敦賀」。
これは4両セットに付いている北行方の行き先で、8両セットには「近江今津」が付いています。
どちらも湖西線を走るように想定されていて、なんとなく「分かってるな」と。

ただし、その行先表示と種別幕の暗さにはややガッカリしてしまいました。
E353系のヘッド・テールライトもそうでしたが、導光部分の新規設計についてはアタリ・ハズレが目立っているようで「カトーの品質ファン」としてはチョット心配しています。







それでは軽めに、夜のひとり運転会。




ATS警報音を鳴らしながら、ゆっくりと短い4両編成が入線。
湖西線の4両運用は、人工物が少ない車窓もあってか、ローカルムードも高く、見ていて癒されます。
湖北地方は人の気配が薄く(ゴメンナサイ)、かえってその切なさが魅力なのかもしれず。





融雪溝、それと521系の介添えが北陸地方の入口にいるっぽい(?)
その奥にはコンテナを満載した貨物列車がビュンビュンと北を目指して行く、というイメージです。





んでもってオレンジ帝国の313系が並ぶと、米原っぽくなるようですから面白い。

民営化以降は境界駅の風景を観察することも楽しみになりました。
昔はホームにある自動販売機の中身が変わるのを見て楽しんだりしましたっけ。
米原のホームで「20世紀梨ドリンク」を見て「はるばる来たぜ西日本」っていう思いに浸っていたものです。
以上は大垣夜行にお世話になっていた頃のお話。
おそらくトミックスの企画者さんはこの辺をお分かりなのかと。





225系100番台とのすれ違い。
こちらもカトー謹製で、青色の帯が改善された現行品であります。
帯の色は、以前はあまり気にしていませんでしたが、やっぱり青の色調はこのくらいが適正だったようです。
カトー製品における「色」の選び方も一つずつ改善されています(トワイライトエクスプレスの黄色帯、東京メトロ16000系の緑色などなど)。





ちなみに。
225系100番台は顔の形状、転落防止幌を差し込んだときの幌の安定性などに好感を持っていて、この点は521系も221系も、今回の223系も同じ。

こうしてレールの上に載っけるだけで現地の風景が脳内再生されます。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎





ということでエンディングです。


カトーにおける「223系」の歴史は紆余曲折でした。
まずは1995年デビューの1000番台が1999年に製品化。
しかし、皮肉にもこの年には2000番台がデビュー。
その後はこの2000番台が1000番台の両数を超える大所帯となっていきます。
カトーがその2000番台を製品化したのは、実車の登場から10年経った2008年になってからでした。
ただしその形状には問題点があった訳で、この点は前述のとおり。
「223系新快速ファン」は2019年のトミックス製品の登場まで、さらに10年も待たされることになります。


昨年11月末、その翌月末にトミックスから転落防止幌付きの2000番台が発売されるという、そのタイミングで「追いかけてくるパイオニア」が「ウチも製品化します」とアナウンスしました。
実に余計なことをしてくれる…と感想をまとめましたが、月末に店頭に並んだトミックス製品の幌のデザインセンスのなさが“自滅”を決定的にし、ユーザー間では半ばなかったこと、見なかったことになってしまったようです。
カトーによる「ウチも製品化します」は、223系新快速ファンにとっては偶然にも幸いしてしまったのでした。


当方がこの20年以上を、どれだけの223系と出会って、そしてまた別れてきたか。
この点を書き始めるとキリがありませんので御勘弁いただきますが、蕨方面まで含めれば大変な数のアイテムとの邂逅でした。
今回の2000番台で、その長い長い旅はようやく終着駅に到着しそうです。



新幹線が東西に1本しか伸びていない大阪圏・アーバンネットワークは、関東から見ればまだまだ在来線車両同士の組み合わせ、走行路線が面白く、興味が尽きません。
カトーとしても京都店の窓から見える車両には野望があるのでしょうから、生暖かい目で今後の追加ラインナップに期待しつ続けるとしましょうか。
とりあえず225系0番台の顔も改良していただければ。

この週末には、お約束の2500番台タイプも発売されます。
もちろんコレも予約してあるので、大阪環状線・阪和線の風景も賑やかになりそうです。









(おまけコーナー)



100円ショップ「セリア」で並んでいるJRコンテナ缶。
皆さんも見かけたり手に入れたりされたことと思います。
なにせ1個100円ですからね。

でも、この手の箱はインテリアグッズとして発売されているようで(まさにアート・手芸コーナーで)、いわばジョーク・グッズ。
細切れ風のジオラマ製作とは方向性が一致するようであって、逆に実用性を求めるモノではなさそうなんです。

買ったはいいものの、案の定模型部屋に置いておくのも…(要は早々とジャマになりまして…)
「何か入れるものはないか」と模型部屋をグルリと見回していたところ、所在のない「あるものたち」に目が止まりました。





カトーのサウンドカードがこの向きでピッタリと。
これ、本当に偶然?
いわゆる「遊び」の間隔もなく、実に気持ちよく収納することができました。
あんまり多くの枚数を入れると、今度は取り出しにくくなりますのでほどほどにしておいた方がいいみたい。
蒸気機関車、電車などなどでコンテナごとに分類することができましたとさ。
テンションも上がって、地味なカトーオリジナルの収納ケース(ていうかウレタン)よりは満足。
「遊びごころ」とはこーいうものなのでしょう。


ではまた。

  1. 2021/05/19(水) 08:00:00|
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鶴見線101系、おかわり

おはようございます。しなのさかいです。




鉄道模型趣味をやっていると「偶然の巡り合わせ」って、よくあるものです。
このカトー101系鶴見線もそうで、先日ふと訪問した中古店で巡り合いました。
驚いたのがその価格。
なんと、中古のトミックス製電機機関車1両分程度(余計分かりにくくなった?)という破格値がつけられていて、中身もジャンパ栓すら切り離していないという完全未使用品(おそらく)。

発売直後に買った1編成を今でも大事に持ち続けていますが、デフォルトで「鶴見ー扇町」となっているオレンジ色の方向幕の他に「鶴見ー海芝浦」となっているスペアの緑色の方向幕の編成も導入してみたくなりました。
そんな計算(あるいは打算)を瞬時に行って、お店の人に向かって「すみませーん」と手を挙げた、という次第です。
こういうときは、ほとんど動物的な反応に近いかもしれません。





「方向幕を付け替えればいいじゃないか」なんて言ってはダメですよ。
二つの編成がカワイく顔を揃えて並んだシーンにこそ、3両編成の101系の存在価値があるのです(当方の主観です)。

なんとなくですけど、1980年代に見た鶴見線の101系って、鶴見駅でも国道駅でも、二つの101系のあっさりした顔が駅で並んでいる様子が頭に浮かぶんですよね。
これを心象風景というのでしょうか。
残念ながら当方のレイアウトの様子とは不釣り合いなんですけど、3両編成の通勤電車が田舎の街に転属してきたと考えておくこととします。

1980年代、グリーンマックスが101系のキットを発売したときも、そうした鶴見線向けの狙いがあったんじゃないかと今でもそう思い続けています。
あの板キット、今から見れば分からないですけど、同社製品の中ではかなり後発だったんですよ。





同じ年代つながりで、ついでにEF13とク5000の編成を。
「自動車が鉄道で運ばれる」という事実が童心をわしづかみにするからなのか、子ども向けの図鑑ではよく見た編成です。
当方が実物を見ることはとうとうありませんでした。
もう少し早く大人になっていたら…という思いは、この趣味ではキリがありません。





そのク5000編成が101系中央線と遭遇。
背景の緑をもう少し増やすかナと考えてしまった画像となりました。

オレンジ色の101系も800番台共々、もう少し活躍させないといけませんね。
顔面手術をしてもらったことで、101系のNゲージ車両模型としては不動の位置に固定されました。
ちなみに、101系のジャンパ栓パーツはABSで作られていますので、ホース部分が黒く印刷されていて見栄えが特に良いです。

現在カトーが作る同パーツはABSから軟質のPOMに変更されたようで、材質の特徴から印刷がなされていません。
折れにくくなった一方でユーザーにとっては残念な点ではあります。
その他、あえてABSを使用して着色を施した例として、EF63 JR仕様のC'列車無線アンテナがあるようです。





そうでした。
リニューアルされたカトーのク5000は6両セットのみ増備しておりました。
自動車のカバーの色とクのフレームの色の組み合わせを見ていると、時代の「色」っていうやつはあるんだなと。
轍の底に貼るシールは未使用です。
単品も2両くらい買っておいた方が良かったか。





そして、1980年代といえば「サロンエクスプレス東京」。

2014年にアップデート加工を施していたので、久しぶりに旧型電機EF15に牽引させてみました。
その後、Z05-2997(14系SER用)車端部床下機器もはめて、格好を引き締めています。





宮原のゴハチが牽引した事例はレアだったようで、150号機の牽引実績があったかどうかも未確認です。
とにかくナンバーパーツの分割線がないブルーの150号機でぶん回してみました。
1980年代前半は、どの鉄道雑誌を見てもEF58のグラビアばかりでした。





先日の動画でトミックスが1980年代の車両の製品化に力を入れる旨のコメントを行ったことがずーっと引っかかっています。
もし、トミックスが「ファイナルセット」以降封印しているサロンエクスプレス東京をHGでフルリニューアルしたら…
もし、トミックスが1980年代に製品化していたEF58をフルリニューアルしたら…
そんでもってそのEF58は61号機からのリリースだったりしたら…





どれも正月の初夢のような当方の想像ですけれど、1980年代の“縦軸企画”が必要となれば、この辺りの出番なんじゃなかろうかと思っちゃったりするものでしてね。

あ、でも製品化は希望しません。
このカトーの「サロンエクスプレス東京」で十分に楽しめていますから。
カトーも変な気を起こしちゃダメですよ。
もっと違うことを考えてね。





お、久しぶりに新車登場。


ではまた。

  1. 2021/05/12(水) 09:10:00|
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Nゲージとお金の使い方・2021年5月

こんばんは。しなのさかいです。

結局のところ、毎月恒例のカトーポスター鑑賞会なのですが、今回は本題に入る前に少しだけ前提をつくらせていただきます(GWですからねっ)
なお、サブタイトルは前回の時点で特に感想の言葉もなくなりましたので、このようにしています(笑)



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1985年8月6日 銀座松屋・鉄道模型ショウにて。
このときのトミックスは新幹線100系、カトーは14系700番台が注目アイテムでした。



当方はこのブログを始めるはるか前、1980年代から、主に都内で開催される鉄道模型イベント(主にメーカーが試作品等を展示するショーですね)に足を運ぶようにしてきました。
何故かと申せば、それはこの趣味における「お金の使い方」を自分にとって出来るだけ最適なものにしたかったから、です。

以前にも書きましたとおり、鉄道模型趣味はお金を1円も失わずに始められるものではありません。
誰もが、幾らかのお小遣いを手放すことで趣味活動をスタートさせ、その後もお金を失い続けながら趣味を楽しんでいるはずです。
これから店頭に並ぶ模型がどんなモノになりそうで、メーカーがそれをどういう意図でユーザーに買わせようとしているのか。
こうした気掛かりを抱えながら、イベント会場で見たり聞いたりしているうちに、自分なりのお金の使い方を考え続けることができましたし、失敗と反省を繰り返しながら、まぁまぁ納得のいく形で手元にあったお金をプラスチックの物体に変え続けてきました。
少なくとも、そうしないよりはそうした方が良かったと振り返っています。
ブログを始めてからも静岡や銀座松屋、東京ビッグサイトへ出向いて繰り返しその感想を駄文にしてきたところでして、そのことは過去ログを御覧いただいているとおりです。


そして、そうしているうちに、鉄道模型の買い物をすることには「買わせようとする人たち」との(お金を媒介とした)コミュニケーション、或いは「壮絶な心理戦」が含まれてることに気づきました(笑)
有料で配布されるカタログを、疑問を感じることなく買って、掲載されているメッセージを読み取ろうと夢中になるのはその象徴と言えます。
どうやらこの趣味では、多くのユーザーが無意識にメーカーとの擬似的な対話(悪く言えば「独り言」をつぶやくようなこと)をしているようです。

さて、そんなことをしているうちに、次第に当方の中には「完成品」と言われる車両模型に対する一定の条件のようなものができ、その条件に一番近いのはカトー製品なんじゃないか、という答えのようなものが固まってくるようになりました。



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2005年7月28日 鉄道模型ショウ2005にて

2000年代は「月刊マイクロエース」と呼ばれるほどに蕨方面から発信される情報に夢中になり続けてきましたけど、その数か月後に店頭で並んだものたちへの評価は、お世辞にも「イイもの買っちゃった」とはならず(全てではありませんが)、家に持ち帰って眺めても表情が曇るようなことが度々あったんですよね。

その後、月刊的な話題の出し方はカトーも行うようになり、ユーザーに語り掛けるその内容も、そして店頭に並ぶ製品もなかなか。
家族の冷たい視線を感じながらも新しい車両を見て思わず「ニンマリ」としてしまうことは、2010年代を振り返るとカトー製品を買ったときに多かったような気がしていて、現に今も模型部屋を見渡すと手持ちの車両ケースの7~8割は濃緑色となっています。


しかし、ここ数年はカトーのポスターを見ても以前のように既存ユーザーへ語りかる様子は読み取れなくなっていて、外国型車両の比率が高くなり、ジオラマ製作への誘いが顕著、日本型車両を見ればピンクの「NEW」マークが付く製品にビックリする価格が付されていて、基本的には再生産ばかり、という事態に。
残念ながら、以前のようにはお付き合いをすることが難しくなってしまいました。
ここにお越しくださる皆さんも、カトー以外の製品を見ながら「もし、この車両をカトーがやってくれたなら…」と想像する機会が増えたようで、それだけ今でも「カトーのものづくり」、品質だけは支持している、ということなのでしょう。

現状、このような流れの中で毎月発表されるカトーのポスターを眺めています。
「自分のお金と交換することができるかどうか」。
皆さんはいかがでしょうか。



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前置きが長くなりましたのでそろそろ。




カトーが予定する2021年9月分の内容だそうです。
既にE257系2000・2500番台もその頃(9月と10月)の発売だとされていますから、実質的には追加メニューとなっていることに注意しておきましょう。
だけれでも、こうやって1枚のポスターにまとめられると、9月も再生産をメインとした内容で固められたのだと思ってしまうのです…
少なくとも、これらを見て新規金型は使われまいということなんです。

485系200番台やマニ44は、ついこの前に生産されたばかりですから、買い逃し需要があると見込んだ上での救済的な再生産なのでしょう。
当方はどちらも既に手元にあるので、もう買うことはありません。
東北本線を意識した画像が使われていますけど(どこかで見たような画像…)サハ481の使い方が難しくなるので、ここでは日本海縦貫線の特急をデンと置いた方が良かったかもしれませんね。
そのサハ481も再生産されるようですから。





NISSANのコンテナは絶版状態でしたから、まぁその状態を解消する意義は感じられるんですが、このコンテナって使用路線も限られるから牽引機も選ぶことになるし、使うとなると難しそうですよね。
そんなことを気にせずに「つべこべ言わず手元にあるコキ104に載せろ」ということなのかもしれません。
形が面白いだけにコンテナのバリエーションとして使うユーザーもいるのかも。
ないと寂しいけど、あればあるで困る、そんなコンテナなのかな。
それにしてもカトーは、こんなマニアックなコンテナをよく1990年代に製品化したものです。





ICE4も例外ではなく色替えの上での実質再生産。
新規金型の投入量を考えると、どんどん生産しないといけないのかも。
問題は、それだけ国内の需要があるかどうか、です。
以前のポスターなら、これだけの面積をドイツの車両で埋めることなんてなかったんですよね(前回もそうでした)。





そして7月には、謎の「マイトラム」企画が突如始動。
広島電鉄の車体を無地色に塗ることで「地域や時代を問わずに楽しめるユニバーサルデザインの路面電車」となるのだそうです。
自由過ぎる発想で今でもバリエーション展開が続く「チビ電」のリアルタイプ版といったところでしょう。
これも、こうでもしないと…なのでしょうか。
7月に生産できることとなった事情もいろいろと想像してしまいます。

赤と青、だけで終わる気もせず「今度はこうしちゃおう」という企画が続いていくような気配をヒシヒシと感じます。
選ばれた赤と青の色調も、もう一工夫欲しかったですね。
空想の世界がアートの世界が融合していきそうです。
そういえば金色のEF65という企画もありましたっけ(まさか20年前の蕨方面のやり方を真似するとは)。





そしてまた、ジオラマ関連商品。
ジオラマ、ジオラマ、ジオラマ…



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今回も当方にとっては必要のないものばかりでした。
おそらく当方のような古いカトーファンに向けたものではなく、新しいカトーファンへ語りかけたポスターだったのだろうと解釈しています。
新しいカトーファン、あとは頼んだぜ(^^)







今回の9月分を含め、これにて都合3か月分は全てスルーでして、7~9月は販売店にお金を落とすこともなく財源を温存する見通しとなりました。
それぞれにカトーなりの品質の良さは想像できるんですけど、やっぱり「ノせられて買う」ようなアイテムたちではありません。
淡々と受け止めて、粛々と取捨選択をする最近です。





ここで「いやいや、その3か月間にはトミックスの新製品だってあるだろう」という声も聞こえてくる訳ですが。

こちらはこちらで、続々と面白い企画を出し続けてはいるものの、工場が「エラー」と認めたくないのか、工場に向かって「これじゃエラーですよ」と言える人がいないのか、世にも不思議な塗装・印刷がなされた製品が店頭に並ぶことが多いので、なかなかカトーに代わる選択肢にはなりにくいようです。
先月に発売された◯◯◯系も、当方が近所の量販店で見た限りでは「うわー」「どうしてこう…」といった類の言葉を発しながら買われる方が複数いらっしゃったようでした。

こういう買い物は精神的にダメージが大きく(無駄な出費をしてしまったような気分に支配されてしまうんですョ)、手元に置き続けるくらいならパッと清算して、損失分は反省するための授業料としてしまいたいと考えています。


「ニンマリ」とすることができる買い物の機会の到来をじっくりと待って、「ニンマリ」とすることができる模型だけが部屋に並ぶような趣味生活を送ってみたい。
毎月の僅かなお小遣いを、どのような買い物に使えば豊かな気持ちになれるのか。
店頭に並ぶアイテム数が増えているだけに、そんなことを考え続けている2021年です。


ではまた。

  1. 2021/05/02(日) 18:20:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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