しなのさかいの駅前広場

どこかの205系、この後どーすんでしょうか。

KATO 2020年5月分ポスターを見て同じモノを持って来た相手と鉢合わせるシーンを生暖かく見守る。

おはようございます。しなのさかいです。

例年よりも長めだった年末年始の休みが終わり、2020年の日常がスタートしました。
怠惰な生活はもうおしまいでして、今年も趣味を続けながら1年間を生き延びなければなりません。
結局のところ、毎年同じような心配をしても無事に済んでいますから、今年も大丈夫かな…
何事も焦らず、欲張らず、マイペースで、です。







昨年末には、カトーから5月分ポスターが発表されています。
いつものことではありますが、一人のユーザーとしてその内容を見て、受け止め方をメモしておきます。







【10-1607 117系<新快速> 6両セット】 ¥19,200+税
【10-949 117系 京都地域色タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥21,000+税

念頭で御挨拶させていただいたときに触れた「疲れる選択肢」。
その具体例が正にコレです。

大手2社で、互いに同じカードを「いっくよー、いっせーのーせ!」と出してしまった形となり(本当は意外な方が後出しだったりして?)驚きの上に脱力感を重ねてしまった12月末となりました。
トミックスがツイッター上で製品化を告知したと思ったら、その数日後にカトーがこうですから。

先日JR西日本が発表した「WEST EXPRESS 銀河」(117系改造による)を意識した上でのバッティングであろうことは素人でも想像がつくことであり、それだけ企画に携わる人たちの視野、視界がナローになっているのではないかと心配になります。
まだ運行すらしていないのに、そしてそのホスピタリティは未知数であるのにもかかわらず「夜行列車」というキーワードだけで飛びついているのだとしたら、それはどうなんでしょう?
2020年の最初に考える上で大変良い事例だと言うべきかもしれません。

その「銀河」は未だ詳細が明らかになっていませんので「それならば」と原形を先にすることとしたのかな?
「新快速のルーツともいえる“関西急電”を連想させるクリーム1号のボディ」とありますから、一応この点は認識しているようですが、「117系」という題材を考えるのであれば、むしろこの点を主眼に置くべきでした。
単に「1980年代の新快速」であることだけを売り文句にしても、商業的にはなかなか厳しい展開が待っているのではないかと想像します。
時代背景を考えて仲間を増やすよりは「カトーの企画で紡ぐ新快速物語」として、時間軸を持った企画にした方がイイ、登場時の221系もリニューアルする覚悟を持ってやった方がイイということです。
1980年代の京阪神地区を丸ごと切り取ろうとすれば、この117系の外に目立った形式はありませんから、唐突感は拭えません(まぁ、あることはあるのですが)。

「今さら、何で117系?」という受け止め方をしているあなた!
そうなりますよねえ(笑)

実は、時間軸的な捉え方に関しては、カトーよりもトミックスの方が先に王手をかけているように見えます。
今月に発売される153系も〈ブルーライナー〉へ仕立てることができそうですし、モハ52系だって鉄道コレクションで存在しちゃっている。
80系はともかく221系あたりを製品化すれば、おおよそ新快速の歴史が揃うので、カトーだけがこだわっていたはずの分野がいつの間にかトミックスに侵食されてしまっている、そんな風にも見えちゃうんです。
トミックスは221系もやりたいのかな。


さーて、皆さん。
マイクロエース製品以来の、久しぶりの117系です。
どうしますかぁ?
ホビーセンター扱いの湖西線色も気になるという人は、仕様の統一を考えてカトーを選ぶかもしれませんが、トミックスこそ塗替えで済む企画を見通していない訳がない、と思います(座席パーツだってキチンとやるでしょう)。
ですから、ここは両社の仕様を見比べて、となりそうです(だから「疲れる選択肢」なのです)。
当方はインレタを貼るくらいならカトーを選びたいところです(笑)
だから「買いたい」ところなんです、が…

ドーン!
6両セットで19,200円+税。
さらに、ホビーセンター扱いの緑のやつは6両セットで21,000円+税ですからね。
もはや「メロンです」「請求書です」と同じ状況ではないかと。
こんな価格に見合う、釣り合う買い物となるのかどうか、そろそろ真剣に悩まなくてはならない頃合のようです。
フルリニューアルという、本来なら嬉しい情報に接しているはずなのに、どこか暗いニュースに見えてしまう。
こんな思いをしているのは当方だけでしょうか。





【3060-3 EF65 500番台 P形特急色(JR仕様)】 ¥7,100+税
【10-1603 ク5000 トリコロールカラー 8両セット】 ¥14,900+税
【8078-7 ク5000 トリコロールカラー】 ¥1,650+税
【3088-9 EF65 0 JR貨物(茶)タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥7,300+税

ク5000のリニューアルがあったので、いずれは製品化されると考えていたトリコロールカラー。
しかし、未だこれを買わなきゃいけない流れが敷かれておらず、やはり唐突感だけが伝わってくる企画です。
おそらく「貨物駅プレート」を市場に流したことにより登板させた企画なのでしょう。

でもね、それならばその駅で積む自動車はどうするのさ、と思ってしまうのですよ。
プレートに置く自動車は、まさか「あのクラウン」でイイなんて思っていませんよねー。
時代的に合わないのはもちろん、一応指摘しておきますが「クラウン」はトヨタの車ですから。
カバーをつけた状態でプレートに置くのも変。

台車は前回の製品とは違うTR63CFというものになるそうですが「はぁ、そうなんですか」という感想しかありませぬ。
こういうセールスポイントでワクワクするユーザー、そんなに居ないんではないかと(どちらかと言うと「エラー騒動」対策?)。

65のPは国鉄時代・ブルトレ牽引機として欲しかったもの。
茶色い65も当方には全く不要で、結局のところ、これら全ては「買いません」。

どこか、先の「カートレイン」とテイストが似ています。
その「カートレイン」は近所の量販店でバラされても、セットのまま叩き売りされても在庫が動かないという、どこか始末の悪い深海魚のような優れものでして、多くのユーザーは徹底的にそういう反応なんだなとつくづく感心して見ています。





【8065 ヨ8000】 ¥2,400+税

これは「買います」が、トリコロールカラーのク5000と組み合わされて出てくるところがちょっと残念。
ま、リニューアルされるだけ喜ばないといけませんかね。
時代的に新しい部類の車掌車なので、もう少しダイエットに成功したワム80000と組み合わせたかったナ。
御神輿ワッショイ。





【22-241-3 サウンドカード<221系>】 ¥3,000+税

これも「買います」。
最近はカトーが放つ「車両」の企画にはあまり期待を寄せておらず、どちらかと言うと、こうした既存の車両製品の「魅力再発見」につながる仕掛けづくりの方を面白く観察しています。
やっぱりね、手元にある車両はもう一度車両ケースから出して走らせたいですから。
そのキッカケって、あるようでなかなか無いものなのです。
こちらの開発チームにはまだまだ頑張って欲しいと思い、エールを贈らせていただきます。




その他、TGVレゾ・デュープレックスについては新製品となっていますがココでは省略します。
当方に語る資格はないですし、氷河特急シリーズとは別の方向のようでして、それなりの守備範囲を持つ方々には必要なのだろうと想像します。
それはそれで可。


再生産品についても、特には。

10-288「883系〈ソニック〉リニューアル車」は「ななつ星in九州」「787系アラウンド」に続くものとして九州地方の販売店からの要請があったのかなぁと。
再生産よりも、カトーがやる「ゆふいんの森」なんていうものを見てみたいゾと。
銀、青、赤、緑。
この辺りのカラーが揃うと、水戸岡デザイン黎明期を好む当方としては落ち着くというか、和むというか。

牛乳パックのロクヨンはタキ1000が米タンを機にフルリニューアルするから、通常のエネオス仕様の発売を控えた布石ではないかナ。
以上、勝手に想像。
ところで、JRFマークってまだ使えるんですね。

ホキとかDD51の再生産はよく分かりません。


これらはいずれも「買いません」。
よってこれらに釣られて販売店へ足を運ぶことはありません。
それにしても、再生産品と新製品がポスター上で噛み合わないことばかり。
スカイブルーの201系なんかを再生産すると発表したら、117系の写真と相まって、少しは華やいだんではないかしら。



□ □ □



5月はカトーの決算期に当たり、今回の内容をもって2019年度の「数字」が決まるみたいです。
Nゲージ市場におけるカトー製品のシェアは大きいものがあり、カトー製品の規模の伸縮が市場規模のそれと同じ、とも言えそう。
この場でカトーのポスターばかりウォッチし続けている理由もそんなところにあります。

だから毎年5月にリリースされる製品は、その伸縮を決める〈駄目押し〉とも言えるモノたちであるはずなので、よりユーザーの琴線に触れるアイテムであることが求められているんだと、過去の「5月モノ」を見て、そう分析していました。

今回のポスターはそんな条件をクリアしているかな?
少なくとも117系が「6両」セットであるというところは「クリアしているか微妙」と言えそうです。
だってねぇ、こういうときこそ15両編成モノで稼ぐべきでしょう(笑)
ま、ユーザーにとっては関係ないことですね。


ではまた。

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  1. 2020/01/07(火) 08:30:00|
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AROUND THE KYUSHU

おはようございます。しなのさかいです。

いよいよ年末。
今年の年末は恐ろしいほど、食指が動くような(自分にとって待望と言える)Nゲージの新製品がなさそうです。
例年なら、連日のように模型店へ足を運ぶところなのに、その予感が全くありません。
これも時代、なのでしょうか。





だからといって趣味生活が鎮静化してしまったワケではないのです。
先週末は「九州」っぽい風景を広げて遊んでみました。

実は既にカトーの787系〈アラウンド・ザ・九州〉を複数導入しておりまして、これらをレイアウト上で走らせたくなった…、ということがひとり運転会の隠れた真相であります。





2019年版のカトー製787系…。

ちょうど1年前に発売された2019年版カタログでは「コラム」という新しい扱い方で製品化を疑わせる構成となっていて、読み手としては「?」というマークだらけでした。
なぜならば(あぶないクスリのようですが)高値で取引されていた品番10-590は2017年に再生産されたばかりでしたから。
2011年以来の再生産の恩恵を受けたばかりのユーザーとしては「おい、この前手に入れたばかりだよ」「一体何をする気なんだ?」となりますよね。
もちろん「コラム」ですから、カトーとしては「製品化するよ」などとは一切言っておらず、仮に製品化しなくても「あれは単なる話題提供ですから」としてしまえばイイのです。



それにしても「コラム」…。
この度発売された2020年版カタログにもこの方便が引き継がれたようですが、全くもって妙な語り方が定着したものです。
当方からは、未成熟な「アイデア」たちがそのままとっ散らかっているようにしか見えません。
観測気球を上げているようでは(市場の反応を探っているようでは)、たとえ製品化を決めても結局のところ、もともとコアに存在する購入層へのアピールにしかならないでしょう。

Nゲージのカタログはユーザーが対価を支払って手に入れるという、他の市場とは異なる位置付けで定着しています。
つまり、お金を出して「具体的なこれから」を買うようなものなのです。
だから「カトーは何を考えているんだ!?」と思わせるような、そんなストレートなメッセージ、今後の企みは掲載されていて欲しいし、そうでなくてはいけません。
メーカーがユーザーと一緒に「あったらいいな」と言っているようです。
おいおい、それは違うだろうと(大笑)





本題へ戻します。
ともかく、その「コラム」は見事に製品化へとつながりました。
企画を発案された方、よかったですね(笑)

その企画の意図は今さら説明するまでもなく。
クモロ787を含む7両編成は南福岡車両センター所属のBM13編成として再構成され、さらに多客期の「かもめ」と「みどり」をやるためのサハ787-100が単品で販売。
これで8両編成までイケますから、往年の9両編成に最も近い姿と言えます(両端2両ずつが電動車、中間の4両が全て付随車という変わった編成ではありますが)。

また「きらめき」として6+6をやることも可能のようです。
メーカーも推奨しているようですから、品番10-590との重連をやる方がいれば是非。





さらに4両編成のセットは大分車両センター所属のBo104編成で、両先頭車に当たるクロハ786とクハ787 0番台を新規で製品化。
クロハには特徴的な縦型の窓が再現されました。
「有明」用に増備されたことで知られるこんな車両が模型化される日が来るなんて、生き続けてみないと分からないものです。





主に「ソニック」の代走編成である4+4を再現するために、先頭部をボディマウントカプラーに交換できるようになりました。
スカートのかき取りに多少のデフォルメがありますが、連結間隔の狭さには目を見張るものがあります。
カトーが再現する先頭車同士の連結間隔は、カプラーの構造からかユーザーの不満が高めのようで(当方はあんまり気にしていません)、床下を加工してトミックスのTNカプラーに強制交換されるケースが多いと見ます。
だけど、今回の787系の間隔であればまず文句なかろうと。

ちなみに当たり前のことですが、同じ車番の4両編成をダブルで所有していると、片方を「増結専用」あるいは「中間封じ込め用」と割り切って、カプラーを交換しっぱなしにして持つことができて便利。
なのでやってしまいました。
この先頭車同士の連結シーンはジワジワと来るものがありますよ。
良い子はマネしないでくださいね。





今回の品番10-1590、10-1591は手元に寄せていろいろと見てみると、実に多くの新規金型を投入して製品化されていることに気づきます(ちょっとやり過ぎ?)
語り尽くせないほど(?)なので省略しますが、一例を挙げれば、スカートの取付方法は大幅な改善が行われており、これに伴って床下も座席パーツも新規。
こんな具合でアチコチに改良、今の姿へのアップデートが見られます。
気になる方は一度お手元に(笑)





それから、無線アンテナの取り付け穴がガバガバだとか、そんなことがユーザーの間で言われていました。
当方も手にしてはめて見て一瞬「そうか」と考えたのですが、不思議なことに90°回して差し込み直すとキチンと締まるのです。
コンマ数ミリのマジックなのかもしれません。

それよりもアナウンスされているパンタグラフの不良。
こちらの方が謎ですよ。
自分のパンタグラフが交換対象なのかイマイチ分からないでいて、困っています。
「立つ」といえばそうだし、「ふにゃる」といえばそれもそう。
明確に症状を主張できずにモヤモヤしたままです。
「自覚症状」で対応してくれるのかなぁ。



□ □ □



オホン、さて。
「お前は『現行仕様だから』とボロカスに言っていたではないか」との御指摘があろうかと存じます(笑)
もっとも、この企画に限ってはボロカスに言ったつもりはございませぬ。
とにもかくにも結局のところ、こうして導入してしまったのですが、その理由は幾つかあるんです(最近このパターンが増えたなぁ)。


理由① カトー製787系を最新仕様で持っていたくなった。
理由② ガンメタリックだけの787系はやっぱりカッコイイ。
理由③ 「にちりんシーガイア」が日本最長距離を走る特急列車であることに遅ればせながら気がついた。


特に③が理由としては一番大きいのです。


787系は登場時・供食設備付きの「つばめ」のための車両である…という当方の偏見、考え方にブレはありません。
しかし、鹿児島本線でなくても、あの退屈な日豊本線をひたすら走る特急という点でこの「にちりんシーガイア」は「つばめ」に通じるものがあります。

その「にちりんシーガイア」。
時刻表2019年12月号をめくってみると、本数はたったの3つしかありませんでした。

〈下り〉
5007M「にちりんシーガイア7号」
博多 7:31
宮崎空港 13:18


ただしこれは「ハイパーサルーンで運転」とあります。


〈上り〉
5020M「にちりんシーガイア20号」
宮崎空港 15:25
博多 20:57


残念。これも「ハイパーサルーンで運転」とあります。


〈上り〉
5024M「にちりんシーガイア24号」
宮崎空港 17:19
博多 23:25


「DXグリーンがあります」との注釈がありますから、これが南福岡の787系を使用した列車のようです。





いずれにせよ特急なのに6時間を超える乗車時間、営業距離にして413.1Kmですから(Wikipediaによる)、これを“つまらないイマドキの列車”と斬ることは短絡的で、どちらかと言えば「乗ってみたい列車」と認識したいなと。
このことに気づくのに少し時間を要したのです。
メーカーHPにも「にちりんシーガイア」に関する記述はほとんど見られませんでしたから仕方がないですよね。



□ □ □



さて、ぶん回しますか。




青い列車ともすれ違ってもらいました。





分かりにくいけれどもコレ、中間に885系のような1000番台を挟んだ4次車の方です。
883系もデビューからずいぶんと時を経ました。
こちらも登場時のデザインに一定の支持を集める形式です。
もはや水戸岡デザインの歴史も、この国の鉄道史の1ページと言えそう。
ついこの前にデビューした気がする787系や883系は、それだけ貫禄のある車両になったのです。





真夜中の駅に滑り込んできました。
融雪溝との組み合わせには目をつぶってください。





「ドリームつばめ」「ドリームにちりん」を知っている世代としては、787系に夜行列車としての性格も見出しています。
「かいもん」「日南」から転じた二つの“ドリーム”
御存知ない方も増えたことでしょう。

ライトのレンズカバーがわずかに光を導光していて、表情がよりリアルになっています。
「リレーレンズカバー」は大したものです。

 



長時間停車。
隣にいる883系は翌朝の特急列車となるために駅に留置?






以上、カトー謹製 787系〈アラウンド・ザ・九州〉でした。

今を走る、落ちぶれ感のある787系の姿がプロトタイプに選ばれたことから、製品化発表当初は残念な気持ちになってしまったのですが、よくよく調べれば日豊本線に転じた787系には、わが国の在来線特急としての貫禄も残っていて、それはそれで興味の対象となり得ると考え直しました。

高速バス路線網が張り巡らされた九州において、どうして「JR最長距離」と言われる強烈なスジが残されているのか、その辺は興味が尽きないワケで(南福岡へ編成を戻す使命かな。それと、おそらく乗り通す需要は考慮されていないのでしょう)、こんな列車を乗り通すことには、乗り鉄世代としては大いなる無駄へのチャレンジであり、ロマンを感じます。
そうなんです。
かつての「乗り鉄全盛期」とは大いなる無駄を価値として捉えることができていた時代なのですよ。


来年秋には新しいD&S列車『黒い787「36ぷらす3」』として再改造される編成もあるそうですから、まだまだ787系には活躍の場が用意され続けるみたい。
特にこの列車は肥薩おれんじ鉄道線にも乗り入れることが予定されていますし、「ビュッフェ」の復活もアナウンスされていますから、かつてのように東シナ海を眺めながらコーヒーでも飲めることは確実。
そんなことをしに行くだけでも、南九州を再訪する価値はありそうです。


ではまた。

  1. 2019/12/19(木) 08:30:30|
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KATO 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」

こんばんは。しなのさかいです。




とうとう2019年も最後の月となりまして、脳内で反省を繰り返す日々を送っています。
「今年はどういうことをやれたのかなぁ」とか「少しは進歩したのかなぁ」とか。
まぁ、これら全てはNゲージに関することなんですけどね(^ ^)

その反省の一環となるのかもしれません…↓







実は、今月の初日にはカトー謹製 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が入線しておりました。

「お前は散々豪華列車の模型化には反対していたではないか」との御指摘は甘んじて受けるつもりでございます(笑)
「転向した」と言えばそうでもあり、そしてそうでもない。
その辺を上手く説明できればいいなぁ、というのが本稿の趣旨となります。



この「瑞風」を入線させた理由は複数あります。




まずは何と言っても、ボディの艶とその印象を確定させる手触りがとても良いこと、です。
光沢があると塗装の仕上がりの宿命として手触りはしっとりとするものなのですが、意外にもサラサラとしていて、指で軽く撫でてもボディ上で引っかかることはありません。
やはり「あ、サラサラ」と思わずつぶやいてしまうほどです。
触って気持ちいい模型というのも珍しいですよね。
光沢感と心地よい手触りの両立、と勝手に認定させていただきます。
鉄道模型にとって必要がないポイントとも言えそうですが、実はユーザーは無意識のうちにこうした感触も評価しているのではないでしょうか。

巷で言われていたメタリック粒子も肉眼で見れば緩和されて見えます。
どうしてもデジタル画像だと撮影の諸条件でそれが強調されて見えますから、一度は自分の目で確かめて…と申しておきましょう。
窓周りに吹き付けた塗料が盛り上がるようなこともなく、ボディ全体に渡って金型どおりの平滑性が保たれています。

こうした模型は、一度手元に置いてその価値を確かめたくなる。
このような点が入線させる理由として非常に大きかったのです。





先頭デッキのゴールドのラインの入り方(の上品さ)もその理由の一つです。
選択されている色が落ち着き感のあるものだし、何よりも繊細な細さが自分の好み。
厚ぼったくなくてとてもイイんです。





車体標記もカトー標準で印刷済。
よく見てください、ドアコックマークまでありますからね。
エンブレムマークにはきちんと台座の表現があります。





金型の精度も考慮したポイントと言えます。
ホビーショーでも着目していたガラスパーツの平滑性はキチンと確保されていました。
この「瑞風」に限らず、カトー製品全般に渡って優れている点でありましょう。
部屋の天井の蛍光灯を反射させて、自分の見る位置をチラチラと変えながら観察すると、実に歪んでいないガラスパーツであることが分かります。





前述したとおりボディ側のガラス周りの引き締まり感と相まって、ボディに金属感のニュアンスさえ持つポイント。
「豪華列車」であるのですから、模型としてもこういうところに〈豪華さ〉を感じる必要があるのではないでしょうか。





室内灯に関連した設計の面白さも特徴として挙げておきます。
各車共、LED室内灯クリア1個だけで車内の隅々まで、実に隅々まで点灯します。
それもそのはずで、小田急3100形ロマンスカーNSEの先頭車、ベルニナ急行などと同様、あらかじめ専用のプリズムが内装されているからなのです。







また、設計の段階で「点灯しなければならないところ」を決め、そこまでの導光をプリズムを介して確実に行っているというワケ。
カーテンの間にある柱に光源が下りてきているのがお分かりいただけますでしょうか。
そこまで導光できているのですョ。
この技術を見てチップLEDの個数を増やして対応するメーカーと比べてしまうと、カトーはそれらのメーカーの何周も前を走っていると言えそうです。





ユーザーは室内灯本体と集電シューを差し込めばOK。
LED室内灯クリアは悩んだ結果、メーカー推奨の〈電球色〉にオレンジフィルターを取り付けて、よりアンバーな、落ち着いた雰囲気になるように仕立ててみました。
しばらくはこれで遊んでみます。





車内がさほど作り込まれていなくても、車外、外観を構成するところにはきちんと対応されています。
その象徴が「オリエントエクスプレス'88」以来の措置という、このカーテンパーツ。

折り目が規則正しくつけられたカーテンの「彫刻」も実に雰囲気が出ていて、今後のカトー製品の1段階上へのグレードアップの方向性にも見えてしまいます。
24系客車のハシゴパーツのようなものです。
もっとも、これから全ての製品に施されたら、それこそ「買い直し地獄」ですからやめてくださいねー。





ラウンジカーの窓際に逆さに置かれたグラスも御覧のとおり、ガラスパーツに彫刻されています。
車内における「人の営み」がにじみ出ているようで、駅のホームでこんな部分を見てしまうと、結構自分の中では強烈なイメージとして残るものです。
そんな狙いがあっての再現かもしれませんね。





展望デッキ上のマーカーランプ。
金色の手すりに反射して、最後部のデッキであることを主張しています。
真っ赤なテールライトと相まって、かつてのマイテ39などの展望車のイメージ。
だんだんそう見えてくるのですから、工業デザインって不思議。



□ □ □





ライト点灯。
それでは出発進行!





ガーター橋を轟音と共に。
おそらくこういう所はゆっくりと走っているんでしょう。





架線柱の有無に関わらず、どんな背景にも似合うところが模型としても便利な列車です。
もっとも、架線柱だらけの都会の風景よりローカルなところがイイに決まっていますが。





「なんだこの列車は?」的なイメージで。
こういうトラックが入ってくると、撮影している方々はいろいろな感想をお持ちになるようです。
ダメなんですかね(笑)





「瑞風」って、どこかこうして編成をくねらせながら駅本家に接したホームへ進入してくるイメージがあります。
そのホームでは歓迎セレモニーが行われるのでしょう。



□ □ □





以上、カトー 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」でした。


西日本を走る豪華列車、クルーズトレインということで、関東に暮らす者としては肉眼で見ることは難しく、もっぱら諸先輩方がアップされている動画、特に山陰本線を走る動画を拝見しながらそのイメージを掴んでいます。


この「豪華」という点は庶民にとっては実にクセもので、ついつい卑屈な姿勢で拒絶的に受け止めがちになるものです。

しかし、山陰本線をスロースピードで走る姿を見ていると、実に様々な地域の風景を切り取る際の触媒として、この「瑞風」が効果的な「役者」を演じていることに気づきます。
であるならば、1/150の模型を手にしたとしても走らせて眺める対象にはなり得るのではないか。
つまり、自分が乗客となって利用する(その中に入る)対象として捉えるのではなく、もっと違う視点で、ひたすらに外側から見続ける視点でこの列車を捉えることも可能なのではないか。
長閑な風景にゆっくりとカットインしてくるグリーンの列車を見ているうちに、不思議とそういう考えを持つようになりました。

であるならば、徹底的に外観重視で製品化に挑んだカトー製品は十分に選択肢になるワケで。
その取組結果から来る必然なのか、手にしたときの感触まで良いということは思わぬと利となりました。





やはり鉄道模型を手にするときは、乗ったときの思い出や、風景に溶け込んで走る姿のイメージがあった方がイイ。
かつての鉄道はその両方を持つことが可能でしたが、いつの間にか後者でさえ難しいミッションになっていたのです。
「瑞風」には山陰本線という格好の舞台が残っていて、当然のようにその後者があてがわれました。
だから、遠く離れた関東に暮らしていても「瑞風」はいつも山陰地方を走っているような気がしていて、その認識は自分の中でほぼ固定されています。
「ななつ星in九州」も日豊本線をかっ飛ばす姿よりも大畑付近を走っている姿の方が好みであり、違和感がありません。
しかし「四季島」はどこを走っているのやらさっぱり分からず…
皆さんはいかがでしょうか。





とにもかくにも、山陰本線は残っていて良かったなぁと、つくづくそう思う最近です。
今、北海道では、容姿なくそうした最高の舞台が消え続けています。
伊豆急の青い電車、間に合うといいですね。


ではまた。

  1. 2019/12/14(土) 00:50:00|
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KATO 2020年4月分ポスターを見てマニ44を函館本線に置いてみようと思う。

こんにちは。しなのさかいです。




早くも11月30日にカトーから新しいポスターが発表されました。
例年、12月末には新しいポスターを発表して年末年始…という流れですので、同月中に短いインターバルで2回発表する形となると、先行する分の受注期間が短くなってしまう。
そんな影響を考えてのことかもしれません(分かりませんけどね)。

まぁそんなことは下流にいるユーザーにはあまり関係なく、いつもどおり、上流から新しい価値の提案が流されているかどうか、そこを考えてみようと思うわけであります。

またまた当方のポエムとなりますが、よろしければお付き合いください。





【10-1210 789系1000番台「カムイ・すずらん」 5両セット】 ¥18,200+税

JR北海道の特急列車が久しぶりに企画化されました。
先行しているマイクロエース製品が手に入りにくい状況となっていましたから、この製品化を歓迎するユーザーは多いようです。
当方も、マイクロエース製品を持っていた人間ですが、2019年版カタログにこの1000番台の写真が掲載されたことをもって早々と処分しました(2019年版カタログ、今読み返すと結構な数の仕掛けをしています)。
マイクロエース製品もなかなかのものでしたが、ASSYパーツの揃い方などアフター面を考えると、どうしてもカトー製品を持つことに安心感があるのです。
蕨方面に向かって頭を下げて「ごめんなさい、カトーのを買いまぁ~す」。


ただ一言だけ。
JR北海道の列車を企画化するときに、この1000番台が優先されるべきだったのか。
そこが非常に引っかかります。

新千歳空港から広がる視界、そのイメージが大きく、これはやはり「飛行機で行く今の北海道」に注目したんだろうと。
でもね、民営化以降のJR北海道を見続けていると、今の状態が一番最悪なんです。
既に本州から乗り入れる定期寝台列車は全廃しており、北海道新幹線で行くには時間的、運賃・料金的、そしてアクセス的にも中途半端。
北海道島内に魅力のある列車も見当たらないし。
経営的にも複数の地方交通線の維持が困難との宣言されており、この流れで日高本線の鵡川・様似間116Kmはとうとう廃止が決まりました。
そしてまた、『北の国から』も2002年で終了し、黒板一家とテレビで会うことなどもはやないのです(爆)。
つまり「北海道」という土地に憧れを持つ機会やキッカケ、機運というものが国内需要的には確実に失われているということであり、さらに極端に言えば、北海道の地図を広げても鉄道の路線を指で辿るようなことはまずしない、ということなんですョ。

だからこそ模型の世界では、国鉄時代に限らず、民営化以降であっても「まだまだ北を目指すことが楽しかった時代」を再認識し、メーカーからユーザーまでそんな話題を交えて楽しみたい…
キハ183系550番台はトミックスがいくら製品化ししたってボディが曲がるのですから(大笑)、あえてこんな形式にチャレンジしても良かったのでないでしょうか。
もちろんデビュー時のカラーで、ハイデッカーのキロ182も含めて、です。
なんならば50系5000番台も製品化して(50系はもうあるのですから)、敬意を表して玄関口・函館駅から北海道を楽しむイメージもアリ。
ED79だって、普通の下枠交差のパンタグラフのみでグレーのHゴムの仕様の製品が欲しいですよねぇ。
そして「フラノエクスプレス」の再生産、いやいやここは思い切って「アルファコンチネンタルエクスプレス」で!
そうしたら次第に函館駅から札幌駅へイメージが膨らみ、4灯化された711系の登板だってアリだし、3往復体制の頃の「北斗星」だって欲しくなる。
そのホームにはドリームカーが連結された14系「まりも」もいたらイイなぁ。
だからね、この妄想の先に見えてくるのは、789系1000番台ではなくて785系、列車名も「カムイ」ではなくて「スーパーホワイトアロー」だったりするのです。


さあ、果たしてこの789系1000番台からは、こんな風に様々な列車を関連付けて引き出すことができるでしょうか。
どうやら大事なのは「北海道を走る列車」を切り取る作業ではなく、「北海道を走る鉄道」を切り取る思考のようです。
今後に期待しましょう。





【3058-3 EF62 後期形 下関運転所】 ¥7,500+税
【10-1590 郵便・荷物列車「東海道・山陽」後期編成 6両セット】 ¥13,000+税
【5146 マニ44】 ¥2,200+税

EF62は、なんとも短い活躍期間のスタイルで登場。
いわゆる“里に下りたロクニ”でして、信越本線・碓氷峠で貨物輸送が廃止されたことを契機として、1984(昭和59)年3月26日から29日にかけてEF58との置き換えが完了。
以降、1986年10月の国鉄荷物輸送廃止までのたった1年半を東海道・山陽の荷物列車の牽引機として活躍しました。
この辺は『Jトレイン』vol.27(2007年秋号)「特集 寝台急行・急行荷物列車」p.50以降に超絶詳細な記事が掲載されていますので、バックナンバーを是非。

当方は次のロクニとして、C'アンテナがない碓氷峠にいたころの後期形(全機を里に下ろした訳ではありませんから)を望んでいましたが、それもそれで再び「碓氷峠地獄」が生まれることとなりますから、これで良かったとも言えそうです。


それよりもニュース性が高いのが、マニ・フォーティフォーの製品化ですよ。
この荷物客車もなかなか決定版と言えるモノに恵まれず、カトーやトミックスがやらないことをもってグリーンマックスが3回も製品化してきました。
その過程は説明するまでもなく、板キット→完成品その1→完成品その2というもので、「完成品」とはいえその中身は価格と釣り合わないチープな雰囲気でまとめられていたと記憶しています。
さらについ最近では、札幌方面の会社による板キットが発売されましたっけ。

カトーの企画としては荷物専用列車の一員として…だそうで、そこに意見するつもりなどないのですが、当方は長年「マニ44」という車を函館本線(山線経由)の普通夜行列車・荷41レの再現に欠かせないアイテムだと思っていて、「ついにカトー製品だけで整った荷41列車を再現できる!」と、別の解釈をもって一人でニンマリしています。
荷41レを示唆する編成例はカトーのHPでもキチンと示唆されていますので各員御確認を。

この列車は旅客車(スハフ44など)も申し訳程度のボリュームで連結されていて、しかし真の主役は「北東航」など本州から引かれた様々なスジではるばると旅をしてきた数多くの荷物客車。
だから「荷」。
詳しくは『Jトレイン』vol.25(2007年春号)「特集 旧型客車の時代」に詳しく掲載されていますので、そちらをお読みいただくとして、ここに掲載された編成表の中から一つを取り出しますと…

○1986(昭和61)年3月1日
DD51 1013(五)スハフ44 7(函ハコ)スハフ44 3(函ハコ)マニ50 2141(北スミ)マニ44 2109(北スミ)スユ15 2033(北スミ)


偶然にもマニ44 2109は今回の単品で採用される車番のようです。
その他ここでは紹介しきれませんが、同じ出典ではDD51について710番を先頭にした編成表も示されていますから、これもカトーのでOK。
スハフ44もマニ50もスユ15も、今回のセットを含めて全てカトー製品で統一できます。

ブルーの車体ばかりとなりますけど、厳寒の夜の函館駅ホームでDD51が先頭に立つ姿には、かつての急行「ニセコ」のような精悍さがあって、1980年代に残っていた北海道の鉄道の姿の多様性を示す一場面ではないかと勝手に認定しています。
長年こんな編成を、マニ44を入れてやってみたいと思い続けていましたので、東海道や山陽の荷物列車としてではなく、ここはやはり北の大地をイメージして遊んでみようと思います。
単品のマニ44だけでもよさそうですが、えーい面倒くせー、一通り「買います」かね(大笑)。





【10-1605 東京メトロ 千代田線16000系(5次車)6両基本セット】 ¥17,600+税
【10-1606 東京メトロ 千代田線16000系(5次車))4両増結セット】 ¥8,900+税

再生産かと思いきや、いやいやそうではない(笑)
「小窓あり」や「ノーマル編成」のように、またもや〈丸カッコ〉が付いた製品タイトルで、この傾向が今のカトーの企画の方向性の一つをよく表しているようでもあります。
つまり、細かい差異を持たせてユーザーにもう1回買わせる気分になることを窺っているんじゃないか、ということなんです。
流通にとっては単なる再生産よりはマシだろうと考えますけど、例えば阪急6300系のように「小窓あり、だからもう一度買って」というキャンペーンには、その前に小窓がない6300系を買ったユーザーの全てが追従するはずもなく、その何割かに留まるのではないかと。
もちろん、長期に在庫を持てば新規参入ユーザーへの選択肢にもなり得ますから、プラス面もありましょうが、年がら年中新規参入ユーザーがいるとも思えません…。

「阪急ファンは既に小窓ナシ編成を持っている」ことを、「千代田線ファンは既に前回の16000系を持っている」ことを前提にして「新しい何か」を企画してくれると助かります。
どのユーザーもそんなに短いスパンで似たようなモノの買い物をしたくないでしょう。
だから当方は、前回品を持っていますので「所詮はまた16000系。どうしようかな」と悩んでしまうのです。
221系リニューアル車の展開もそう。
同じ「◯◯系」であっても細かい差異を求めてまた買うような、ヘビーユーザー(ディスってはいませんよ。当方もそうですし)に対してだけの(執拗な)アピールが繰り返されていないかしら。
ちょっと気に障りますよ。

それにしても前回の16000系(2次車・品番10-877、10-878)はカトーとして今後どうするのかしら。
それから価格も漏れなく上昇しておりまして、10-877は16,000円+税、10-878は8,000円+税でした。
それぞれ1,600円、900円(本体価格のみ)という上昇ですから、この辺もお忘れなく。
ジワジワとヤられているんです、我々は。





【10-1365 阪急電鉄9300系 京都線 基本セット(4両)】 ¥13,700+税
【10-1366 阪急電鉄9300系 京都線 増結セット(4両)】 ¥10,500+税

「大阪梅田」に違和感を感じない人は買うべし、かな?
当方は既に「旅のおみやげシリーズ」として通常品を1編成持っています。
通常品にしたのは、実際に梅田行にかぶりつきで乗ったということと、9300形の前パンを上げた9300系に惚れたということからです。
特別企画品は河原町行で、どうしてもパンタグラフがない9400形が先頭になってしまいますからね。

さて困りました。
実際に生産品を見て、塗装の状態をチェックしてからあれこれ考えるとしましょう。
言うまでもなく阪急電車はマルーンの塗装と艶が命です。



その他、再生産品について。
225系100番台については、巷での「帯の色調をいい加減改善してくれー」という切実な声が日に日に大きくなっており、某サードパーティの帯インレタが売れまくっているような現象まで起こっていますが、カトーさん、この状況をどう考えます???
当方も100番台は8両を1本、4両を2本持っていますけど、色調の改善があるなら「買い直してもイイかな」と思っています。
というのは、221系リニューアル車でまずまずの色調が再現できているからなのです。
顔つき、表情に高評価が集まっている100番台ですから、ユーザーとしては今度発売されるトミックス製品よりもできればカトー製品を決定版にしてしまいたいと考えているのではないでしょうか。
ナンダカンダでトミックス製品のインレタ貼り、TNカプラーへの交換は嫌なものなのですよ。
24系「トワイライトエクスプレス」の黄色帯の色調を改善したという前例もあります。
どうかお聞き届けくださいまし。


205系3100番台仙石線色は久しぶりの(忘れかけていましたが)再生産。
こういうのを見ると仙台地区への配慮キャンペーン(?)なのかと想像してしまいます。
ただ、東北地区の中でも仙石線だけは異質な空間ですからねぇ。
中古市場でも既に見られなくなっているとは想像しますが、かと言ってそんなに需要があるようにも思えません。
「買いませーん」。



□      □      □



今回のポエムはこれにておしまいです。
当方から見て今回のポスターには「?」という感覚はそんなに大きくなく、ある程度は肯定的に受け止めることができました。

とはいえ789系1000番台は、買わせたユーザーに今後どういった風景を見せるのか、示唆するのか、その辺が不安で仕方がありません。
まず0番台はやってもらうとして、後は733系快速「エアポート」でもやるつもり???
素晴らしい雪景色の写真が、雪解けの季節である4月分のポスターに採用されるという微妙な感覚は、その後の夏本番に向けての橋頭保なのだとポジティブに捉え、再び「夏=北海道」というような機運であるとか、夏休みを北海道で過ごすことが最高のステイタスであった頃を思い出させてくれるような、そんな仕掛けをお願いしたいです。
Nゲージユーザーは、手の中にチョコンと車両を置いて、その当時を懐かしむだけでも楽しさを感じるものなのですよ。



1987072207.jpg

1987(昭和62)年7月22日 札幌駅

小さくて見ずらいかもしれませんけど、お分かりいただけたら幸いです。
あいにくの雨の中、駅前にはバイク、バイク、バイク。
フェリーなどで渡道した、高校生や大学生といった若いライダーにとっては、札幌駅が立ち寄り場としてのマストだったのかもしれません。
その当時は「道の駅」なんていうのもありませんでしたからね。
このライダーたちと同じように、周遊券を持って北海道を鉄道で旅することは、若年層にとっては「あたりまえ」のことだったのです。


ではまた。


  1. 2019/12/04(水) 11:00:00|
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中央西線にも緑色を添えて

おはようございます。しなのさかいです。




ようやく今年も関東平野に秋の景色が見えてきました。
キチンと秋の空気を吸っておかないと、どこかモヤモヤしたまま年末を迎えることとなりやすいので、この週末がラストチャンスかもなぁと考えているところです。
今のところ天気予報は「雨」ですが…。

季節の移り変わりを肌だけでなく「目」で感じることには、都会で暮らす者として積極的な姿勢でいようと思うここ数年です。





「快走! 383系ワイドビューしなの」というノリで、Nゲージマガジン風にしてみましたが、いかがでしょうか(と言ってもいつもどおりなんですが)。
実は、懲りずにまだこの列車を走らせて、イマドキの中央西線を楽しんでいます。
上流からのネタを待つだけでなく、既に与えられたアイテムを組み合わせて楽しまなくっちゃ、ということなんですョ。





ところで。
前回紹介しましたカトーの383系の室内灯の件。
少しだけ修正させてください。

前回では、旧LED室内灯用のプリズムを使うこととしましたけど、やはり旧プリズムの形状から灯りにムラが出てしまい、室内が均一に照らされません。
そこでもう一度考え直し、素直にLED室内灯クリア用のプリズムを用意して、ポッキリ折るガイドラインを無視して(画像の位置で)カット。
これでボディ側にハマる突起を維持できますから、プリズムが室内でグラグラドタバタするようなことはありません。

カットは、カッターナイフで軽く位置をけがいた後、あらかじめそこに合わせるようにセロハンテープでプリズムをグルグル巻きにし、金定規を当てて直角線を出しながらクラフトノコでやりました。
もちろんその後にヤスリで仕上げ。
セロハンテープでグルグル巻きにすると、プリズムの両側の細い部分がしっかり固定されるようで、変な力が加わって根元からポッキリ折れることもありませんでした。
もちろん丁寧にノコを動かすことは言うに及ばずです。





ついでにこんなことも。
今回、プリズムには(旧LED室内灯に付属していた)銀箔テープを貼らず、その代わり、LED室内灯クリアのユニットの裏(黒い面)に少々はみ出すように銀箔テープを貼りました。
383系は車内に組み込むとプリズムとユニットの間に僅かな隙間が生まれるようで、そこから光漏れがあるのです。
これを防ぐための措置で、確かに効果はありました。





ダメ押しで、もう一段階グレードアップ。
この11月、その人気と需要から一部のASSYパーツ「だけ」の再生産が行われました。
その中にある「Z04K5589 313系5000 車体間ダンパー」を数袋購入。
御約束どおりにダンパー部分を切り落として取り付けてみたんです。

ただしこのパーツの取付は施工し始めるとキリがないので(あらゆる列車に施工したくなるので)、お気に入りの列車だけにしておくとか、自分なりのボーダーラインを引く必要はあるかと。
連結部を見て片側の車両にしか付かないパーツですから、編成を組成するときの車両の向きが容易に分かってそれは便利なんですけど、とにかく「中毒」になることだけは気を付けねばなりませぬよ。





これだけのことなんですけど、スノープロウや電連カプラーと共にスペシャル感は増幅。
メーカー純正品でのグレードアップ、しかも取外し自由という点でも気に入っています。





6+4+2の12両編成で駅に滑り込んで。
架線は張られているものとして見てください(笑)





GTOインバータ音を響かせて木曽路のどこか(と行っても木曽福島しかないかも)に停車。
ステンレスの銀色とJR東海のオレンジ色はタキ1000の色と良く合うようですから、背景にこんな緑色のタンカー列車を置くのもイイでしょう。





このタンカー列車はトミックス製品による編成で、牽引するEF64 1000もトミックス製品。
カプラーをJC6353に交換すると重連時の車間の狭さが非常に良いので、トミックス製電気機関車もまだまだ当鉄道ではいくつか健在しています。





そして久しぶりに313系1300番台の登場なのであります。
買ってからそのままでしたので、こうして自宅でテーマ運転をして活躍させていく必要はあるかと。
今の木曽路を再現するには、この短編成が欠かせませんでしょ。
複数買って「ナイスホリデー木曽路」をできるようにすべきでした。
次は0番台と300番台でやりますか。

それにしても「ナイスホリデー」は安易ながら親しみやすいネーミングです。
その証拠に「ナイスホリデー赤沢森林」「ナイスホリデー妻籠・馬籠」が1990年に運行を始めてから30年近くの時間が経とうとしているのですから。
この頃は311系での運転。
顔が211系に似ていても転換クロスシートが並んだ2ドア、東海道本線の新快速運用という点に関東とのカルチャーの違いを感じました。
マトモな311系、どこかで発売されないものでしょうか。





「ここどこ?」ってなすれ違いシーンを御覧いただいておしまいです。
やっぱり緑色のタキ1000がすれ違うと地域を暗示して面白くなります。
313系の向きと方向幕が合っていないかもしれませんが御容赦ください。
サウンドカードをサウンドボックスに刺して一定の速度を保持し、しばらくの間ボーッとしていました。

こうなると、もう少し時代を遡って中央西線の旅を続けたくなります。
カトーの381系「しなの」。
クハの前の貫通扉のスケッチをやり直して、もう一度、国鉄時代の姿を世に出して欲しいですよね、皆さん。
もちろん、キハ91系 急行「きそ」には満足しています。


ではまた。

  1. 2019/11/21(木) 08:00:00|
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KATO 2020年3月分ポスターを見て古い車両の記号化に不安を抱く。

こんばんは。しなのさかいです。

今月もカトーの新製品(と言える?)が発表されまして、今回は2020年3月分だそうです。
すでに様々な方面から歓喜の声、あるいは落胆の声など多様な意見が聞こえてきていますが、やはり当方としてもいつも通りにアレコレと考えてみます。
ユーザーである1人人間の捉え方であるということでポエムを書きますことを御容赦くださいませ。





【10-1592 東武鉄道 東上線 50070型 基本セット(4両)】 ¥15,000+税
【10-1593 東武鉄道 東上線 50070型 増結セットA(4両)】 ¥10,500+税
【10-1594 東武鉄道 東上線 50070型 増結セットB(2両)】 ¥4,500+税

「副都心線5社直通運転が、ついにKATOで勢揃い!」

「俺たちは勢揃いをさせたかったんだゾ」というストレートなメッセージが添えられていますので、まぁまずは、ジワッと企画の意図が伝わってきました。
東京メトロ副都心線の開業により、この路線を挟み込む鉄道会社から1つずつ形式を製品化したという達成感があるようで「これにて任務完了」ということのようです(こうした展開を用意していたから2月分ポスターでメトロ10000系の再生産が発表されたのでしょう)。

しかし当方は、メトロ10000系や東急5050系4000番台が発売された時点で、いわゆる“副都心線あそび”は十分にできており、その証拠(?)に西武40000系(Sトレイン)は、今に至っても入線させるようなことはしていません。
結局のところ、車両をパーフェクトに揃えなければ死んでしまうと思えるほどの面白さをこの副都心線(とその乗入鉄道会社)から感じることはできていないのです。

副都心線は開業からまだまだ時間が経っていませんし、埼玉県の北部と横浜が1本の列車で結ばれたとしても、どこか「?」であり、ちちんぶいぶいです。
そんな路線の在り方自体が今回の50070系の製品化発表に接してもモヤモヤする原因なのかと感がています。


まず間違いなく「買いません」。
ちなみに価格もチェック!
10両全て合わせて30,000円+税どえす。
比較対象として…
同じ“副都心線シリーズ”と言えそうな東急5050系4000番台は10両で23,500円、メトロ10000系もやはり10両で23,500円でした。
この値上がり感はユーザー全体で敏感に持ち続けなければならないと考えます。





ところで。
そういえばこんなポスター、最近どこかで見たような…






【30876 東武50070型タイプ(東上線/直通乗入れ対応 51076編成・行先点灯仕様)基本6両編成 セット(動力付き) 】 \25,800(
税抜価格)
【30877 東武50070型タイプ(東上線/直通乗入れ対応 51076編成・行先点灯仕様)増結用中間 車4両セット(動力無し)】 \13,000(税抜価格)

ありましたよ。
グリーンマックスが「1月以降」というポスターの中で製品化を発表していました。
50070系(タイプ)のみ「2月予定」としてる点は、その時期に開催される「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」でのお披露目を意識していたのではと想像します。

しかしですね、このGMの先行発表をなぎ払うような今回の企画のぶつけ方は少し大人げないナーと。
すでにGM製品を問屋へ発注してしまった小売店は泣くに泣けないでしょう。
グリーンマックスの製品は38,800円+税ナリ!
バックレる予約客に警戒を厳となさないと辛いですね。
こういうことばかり続くと、ユーザーも怖くて小売店に予約しなくなり、その裏返しとしてメーカーも受注数が少なくなるんでは…
カトーならではの、カトーがやらなければならない仕事ってまだまだたくさんあると思うのですが、副都心線に自らそこまで肩入れしますか。

カトーのポスターには小さく「企画進行中」として8000系の製品化予定が示唆されています。
こちらも今のカトーがどう展開させるのか、今後見ていくこととしましょう。






【23-578 UR19Aコンテナ(日本石油輸送・桜帯) 5個入】¥1,100+税
【23-577 19Gコンテナ(新塗装)5個入】¥1,100+税

貨物プレートを発売することですし、コンテナのラインナップも「他社任せ」という訳には行かなくなってきたようです。
それよりも、ク5000をプレート上に置くのであれば、国鉄時代のコンテナも増やさないといけないのではと心配しています。
もっとも、国鉄時代のコンテナ列車をキチンと企画化できるかがポイントなのですが。
トミックスが製品化してからはしばらく経ちますから、ここでコキ10000系なんていうのもよろしいんじゃないかと思いますよ。
いろいろあります、まだまだ。
1箱ずつ「買います」かね。



【10-1591 20系 寝台客車 7両基本セット】¥14,000+税
【5086-B ナロネ21(車端部床下機器付)】¥1,600+税
【5158-B ナハネ20(車端部床下機器付)】¥1,600+税
【10-1353 20系寝台特急ナハネ20 6両増結セット】¥11,200+税

さて。
今回の2枚のポスターの中で一番引っかかったのが、この20系客車のことなんです。
もちろん「ネガティブな意味で」となります。


まずは発表されたラインナップをチェックします。
10-1591はかつての10-366のリニューアル再生産品と言えそう。
セット構成も同じで、20系客車の入門的車両が7両揃った「基本セット」となっています。
そして、ナロネ21とナハネ20の単品製品が再びラインナップ。
その一方でナハネ20の6両セットである10-1353も再生産です。



さて、カトーの“現行”20系客車は、1997年のフルリニューアル時に10-366を中心とした構成で、いわば「お好みの20系ブルートレインあなたの手で」と提案する方法をとって再スタートしました。

その後「さくら(10-367)」「初期あさかぜ」「ちくま」「さくら(10-1141/1142)」「あさかぜ」「日本海」「ゆうづる」と、特定の編成をイメージさせながらの再構成が行われていき、その都度新しい形式が追加され、あるいはライトやカプラーが小改良されるという、カトー製品の中でも実に豊かな歴史を辿ってきた形式です。

また(当方もそうですが)この歴史をフォローしてきたユーザーは見事にナハネ20だらけとなってしまったことから、2016年の「日本海」のときに車番違いのナハネ20だけが集められた6両セットも発売されました。
これにて特徴・クセのある車両は基本セットにあたる「◯◯」セットに封入されると共に、増結用のナハネ20は汎用性を持たせた車番違いの6両セットに編集され「これを持っていればよろしい」となったのです。
この措置は正にカトーの良心と言えるもので、それだけ20系客車を買い続けるユーザーを気にしていた上での割り切り方、気の使い方と言えそうです。


こうした経緯がありますので、現状、多くのユーザーはおおよそ以下の点に絞って今後のカトー製20系客車の展開を望んでいたと想像します。

①ナハネフ22の車掌室の表現を「日本海」「ゆうづる」のナハネフ20、ナハフ20並へ改良
②10-366セットにしか含まれていないナハネフ23の入手機会の到来
③残る形式(ナロネ21改造のナハ21あたり)の着実な製品化



近年は、10-366を中古市場で見つけることは困難だと言われるようになっていました。
入手が難しくなったナハネフ23の需要によるものでしょう(現に当方もナハネフ23だけを手元に残すという悪事を働いています)。

それ故に(せっかく市場では枯渇しているのですから)このセットを再生産的に発売するよりも、従来の企画の流れに沿ってナハネフ23が入った列車名のセットとして企画することも可能だったと考えます。
もちろんナハネフ23がシンガリを務める(ときがある)列車として、です。
ホームページの編成表にあるように「出雲」と銘打っても良かったですよね。
また、急行仕様(ドア横にサボ受けの表現が必要か)となりますが「天の川」「十和田」「新星」などの東北筋の列車、そして西の「だいせん」もその役割を果たすには相応しいネタでしたし、さらに言えば、「十和田」「だいせん」であれば、その編成に組み込まれていたナハ21を製品化してしまうことも可能でした。
サボ受けの表現があるナハネ20、ナハネフ22の金型は既に「ちくま」で起こされています。

ナハネフ22も、リニューアルするときは「銀河」などの列車名セットでやれば面白そうでした。
その「銀河」にはナハネフ23が中間車として入っていましたから、再び生産することも出来た訳で。
そのときにはEF58もリニューアル…(いやいやそれはいいです)。


ということで、今回の20系企画。
当方はどうしてもイージーに仕立てられてしまったような印象を受けてしまうのですが、皆さんはいかがでしょうか…。



汎用性のあるセット(例の「関スイ」のような)は、ユーザーの多様な(主観的な)イメージをおおよそ包み込んでしまいますから、流通においても不良在庫になりにくいというメリットはあるのでしょう。
店頭でもユーザーに「これでやっちゃいナ」と勧めることが出来ますしね。

問題なのは、汎用性を持たせても良い形式の選び方です。
20系客車のような多形式を擁するシリーズは、どうしても「あの車両が必要」「あとはこの車両さえあれば」といったフラストレーションにつながりやすいと見ます。
10-366が発売された当時は、シリーズ展開を「これから」としていましたから良かったのです。
とりあえずは「殿様あさかぜ」を組成できるようナロネ22なども共に製品化されましたし(このときのラインナップは素晴らしい出来事でした)。

しかし「ここまで来てしまった」段階で再び汎用セットをこしらえてしまうのはどこか違うような気がします。


カトー自身が、20系客車による往年の列車を具体化出来なくなってしまったのではないか…
つまり、20系客車が(よく分からないけど年配ユーザーにやたらとウケる)単なる「記号」となってしまったのではないか、と想像してしまうのです。
先の茶色い旧型客車セット然り、ただの詰め合わせの貨物列車セット然り。
古めの列車たちが次々と汎用セット的に繰り返して企画されている今、ユーザーとしてはこんな側面にも注目していかなければならないと見ます。



で、今回の10-1591。
消極的な選択で「買います」。
やはり現行水準のナハネフ23は必要ですから。
それから、ナハネフ22も手元にある過去のセットの中に複数含まれているので、床下パーツとカプラーの交換はマスト。
故にASSYパーツの需要、大きくなりそうです。

さながら今回の10-1591は、ガンプラで言うところの「武器セット」であり、買う側としても具体的な列車をイメージするところまでには及んでいません。


ついでに価格のことも。
セット構成は10-366と同じなんだけど、パーツがプラスされるとはいえ12,000円+税から14,000円+税に価格が上昇。
この傾向、ユーザーとしてはホントにヤバイですぞ。
それから、単品のナロネ21は不良在庫になりやすいですから小売店さんは注意が必要でしょう。



□ □ □



その他の再生産ネタは簡単に。

DD54ブルートレイン牽引機は「出雲」として使うしかなさそうです。
やっぱり今回の20系客車を「出雲」とすることは出来なかったんでしょうか。
ま、もうやめておきましょう(笑)
持っていますので「買いません」。
ライトの色味が変わるらしいけどね。

50系客車は電気暖房なしの車番でセット化して、「特別企画品」的に発売しても良かったんではないかと(実に細かいことですが)。
山陰本線の客レもやってみたいのです。
これらも既に持っていますので「買いません」。

489系「能登」はなんで今また、なの?
マークだけASSYパーツで入手して白山色の489系を「能登」にしようかな。
持っていませんし、国鉄特急色はもうお腹いっぱい。
“今さら感”満点なので「買いません」。

新幹線は異次元のネタなのでノーコメントです。
あ「買いません」よ。

フィギュアニマルって、なんだそれは。






(おまけコーナー)



テレビ朝日で放映されていた土曜ワイド劇場の「西村京太郎トラベルミステリー」。
1981年には、そのシリーズ第1作として(まだシリーズ名は冠されていません)『終着駅(ターミナル)殺人事件』が放映されました。
最近、どなたかがYouTubeに上げられたようですので、御興味が湧きましたら検索して御覧ください(ココに埋め込もうかと思いましたが、やめておきます)。

特に当方が推したいのは、19分50秒から25分00秒にかけての場面。
亀井刑事(愛川欽也)が語る上野駅の捉え方と静かにそれを聞く十津川警部(三橋達也)のやりとりは、列車の姿などが見えなくても味わい深いものがあり、何故か繰り返して見てしまう(引き込まれてしまう)1作目にしてシリーズ屈指の名場面だと勝手に認定しています。
なによりも往年の上野駅の意味、存在意義をよく言い表していて、その上野駅を「東北の一部」と言い切るセリフにはとても共感できるんです。
東京の中の一つの場所なのに、そこには東北の空気が漂っている、ということにです。

鉄道模型で遊んでいると、このような土地や場所に対するメンタリティが不可欠なものであるということに改めて気づきます。
10-1591のケースを開けたとき、いや「Nゲージの車両ケース」を開けたとき、そんな土地の空気がふわっと顔に当たったような気がすれば、楽しい企画であり、そしてまた楽しい買い物となるんですけど…

最近のケースはどれを開けても「真空パック」でしかありませんからねぇ(笑)


ではまた。
  1. 2019/11/13(水) 20:00:00|
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KATOの383系を分解していたら佐賀県が見えた。

こんばんは。しなのさかいです。




いろいろと遊んでいます。

今度は、2008年におけるカトーの年末アイテムだった383系「ワイドビューしなの」。
当鉄道の情景から考えて主力となるべき形式なので、いつでも問題なく本線に置くことができるようにしておきたくなりました。
でもって、改めて走らせてみることにしたんですが…





入線当時はあまり気にならなかったのに、レイアウト上のヤバそうなところで脱線するようになって「いました」。
かと言って、いつもそうかというと「そうでもない」し、脱線する車両も決まっているようだし。
でも、だからといって車両側の問題とも思いたくない…。
スライド線路についてはボードの接続に問題がありましたので、それを補正することでほぼ改善しました。





電動ポイント4番については、通過シーンを超スロースピードで走らせて(そこはハイパーDXですからね)ジーっと見ていると「ははーん」と原因が。
当方の場合は、トングレールの「遊び」がここだけやや大きいということのようでした。
こちょこちょとレール側を補正して、おおよそのところで手打ちとして再び走らせたところ、まずまずの成果となり、この辺で打ち止め。
これ以上やると何かしらの破壊活動へとつながる危険があります(笑)

車両、特に振り子機構の要となる独特な集電板の形状にも個体差的な問題があるようでしたが、コンマ数ミリの調整になりそうでしたので、やはり追求はやめました。
当方は、メーカーが求める別パーツ取付、シール及びインレタ貼り以外はガリガリと加工等やりたがらないタイプ。
メーカーが仕様を変えない限りは、ひたすら座して待つ方です(笑)





それから、LED室内灯クリア(白色)は、室内の色調がやや青みがかってしまうと判断し、付属品のオレンジフィルターを噛ませることに変更。

そして室内灯のプリズムは、いわゆる「古い方」に交換しました。





いろいろ書きましたとおりで、位置を固定する箇所が通常は室内灯ユニット側にあるのですけど、この383系はその逆側(運転台側)に存在しているということ。
こんな指摘をすると「カトーの383系ってエラーなの?」と、こういうムードが醸成されやすいのですが、いやいやこればっかりは違いますぞ、と言っておきましょう。

重要なのは、カトーが383系を製品化した2008年当時、LED室内灯クリアはまだこの世に存在しておらず、旧LED室内灯に合わせて設計されたということです。
当方は発売当初に旧LED室内灯を取り付けていたものの、クリアが発売された途端になんの疑問も感じずにクリアへ換装していたのでした(プリズムの取付がユルユルでも)。

ユニットさえ「クリア」にしてしまえば、プリズムが旧タイプであっても明るさは確保されます。
車内でプリズムが前後に行ったり来たりしてしまうと、プリズムとユニットの位置が離れてそれこそキチンと導光されませんから、ここは割り切って旧プリズムを使う方がいいと判断しました(ただ、この場合でもプリズムとユニットの間には僅かなスキマが発生するのですよね。ま、いいか)。





カトーユーザーではお馴染みの「飯田線スノープロウ」を全ての先頭車に。
当方における383系は基本セット1つ、4両増結セット2つ、2両増結セット2つという陣容なので、先頭車は合計10両。
このパーツは近日中に再生産されるらしいので、また仕入れておかないといけませぬな。

「かもめナックル」といい「EF66前期形ナックル」といい、カトーのASSYパーツには暗号のような名前が付されて面白いなと。
これも楽しみ方の一つでしょうか。



□     □     □



面倒な話題はここまで。
再び深夜の運転会に戻りましょう。




ガーター橋を轟音と共に渡る383系「ワイドビューしなの」。
クロ383-0を先頭にしているので、木曽谷を塩尻・長野方面へ走り抜けているシーンということに。
ガーター橋は一家に一つのマストアイテム?







山岳モジュールの左側、農家の手前のカーブで。
内側のカーブはフレキシブルレールの敷設によるR448なんですけど、列車の正面から見ればまだまだキツい半径のようです。
これ以上緩いカーブは夢物語かな。
外側は上手くいったんですよ。





直線複線区間というのもレイアウト上には必要だったりします。
この田園モジュール上のレールとバラストへの着色はそろそろ考えないといけないか。
焦ることはないと思いながら、こうして撮影するといつも興醒め。
レールの左右にさびがないとどこかインチキっぽいです。





レイアウト上を1周して井中温泉駅へ戻ってきました。
脱線することを恐れてストレートに本線ホームへ。
383系のサウンドカードが欲しいと思ってしまった瞬間でもあります。
中央西線にはローカルホームがよく似合います。





タキくんと。
この色の組み合わせだけでヤられる人は多いでしょう。
自宅で楽しむ色合わせゴッコです。

タキ1000は頑張ってトミックス製品に置き換えたんですけど、カトーが「JP-8」でリニューアルすると発表。
いずれは(近いうちに)普通のエネオス仕様も製品化すると思われ「また余計なことをして」と考えてしまいます。
ユーザーとしてはこの新しいトミックス製品でお腹いっぱいになったところなのでした。
もっと別のタキへ注ぐ視線と視点が欲しいです。



□     □     □





それにしても、在来線特急が走る幹線は「和む」なと。
中央本線には国鉄時代には当たり前だった「在来線特急街道」の香りが十分に保存されています。
ですから、古い街と古い街を結ぶ車窓にはどこか暖かみが感じられ、その沿線風景全体が絵になるんだと思うのです。


かつては夢物語だとしか思えなかった整備新幹線は今着々と整備され続けており、開業するたびに並行在来線がJRから経営分離され、第3セクター化されています。
そんなシフトの後に残る風景は、華々しかった幹線であったが故の施設、設備と、それらをオーバースペックに見せてしまう貧弱な列車(それ故に架線を残しながら気動車が走るという不思議な光景が現れるのです)。
そして、その列車のボディには、少しでも収入を獲得しようとバスのようにバシバシと広告を掲出していたりして、かつての18キッパーとしてはとても見られたものではありません。


「一番申し上げたいのは、佐賀県はこれまでも、そして今も、この武雄温泉から新鳥栖間について新幹線整備を求めたことはなく、今も求めていないということです」。
今年の春の山口佐賀県知事の発言です。
この発言の背景については、リンクさせた記者会見記録などでササっとお調べいただくとして、当方が驚くのは(佐賀の地理的な特殊性は置いておいて)地方行政のトップが新幹線のような高速インフラの整備を「求めなていない」と断言する姿勢そのものです。
実に新鮮であり(長崎県には失礼ながら)長年この国で美徳とされてきた価値観の壊し方がハンパないといいますか。
在来線の「これまでどおりの」存続要求、レールだけを残せばいいということではなく特急も走る幹線のまま、経営もJRでとする要求姿勢は、今の鉄道をつまらなく感じるようになったイチ鉄道ファンとしても共感できるものでした。
それだけ並行在来線に対する眼差しが大きくなっているということなのでしょう。

佐賀県がフリーゲージトレインにこだわっているかのような誤解もあるかもしれませんが、これは在来線を今の状態に近いまま残そうとした策だった訳です。
数年前からずっと佐賀県をウォッチしていますが、ますます目が離せません。



在来線特急がなくなる区間はまだまだ増えていくようで、なんだかなぁという感じ。
かつては“特急街道”なんていう呼び方をされていた北陸本線はだんだんそうでなくなっています。
「サンダーバード」は敦賀までは残ったとしてもほとんどリレー特急みたいな存在になるんでしょう。
おおよそ鉄道の旅を楽しめるものにはならず、新幹線的な機能性が目立つんだろうと。
また「スーパー北斗」が走らなくなった函館本線は複線のままである必要性が残るでしょうか。
Nゲージメーカーも、そうした文明的な流れを自然と受け止めて、トレンドだという捉え方だけで新製品を送り出しているようです。
ちょっと寂しいナ。


東京から大阪へは「あずさ」と「ワイドビューしなの」、そして近鉄アーバンライナーの乗継ぎで行くことの方が、金額以上に「贅沢な体験」なのかもしれませんよ。
「長く乗って移動したい」っていう欲求、価値転換はいつから生まれたのか、自分の中でそのターニングポイントを検証してみなくてはと考えるこの頃です。


さて、次は何を走らせましょうか。
ではまた。
  1. 2019/11/01(金) 20:00:00|
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京阪プレミアムカーで感じるお金の等価交換

こんにちは。しなのさかいです。

消費税率が10パーセントとなって初めて迎える月末。
この10月も例外なくNゲージ新製品ラッシュがやってきました。
そんな中なんですけど、カトーやトミックスの新製品に必要性を感じない当方は実にのんびりとしたもので、今回はその財源を早々とマイクロエース製品に投入してしまいました。
というのが今回の更新の趣旨になります。




10月に再生産となったマイクロエースの「京阪8000系・京阪特急プレミアムカー 8両セット」は、昨年(2018年)の新製品としての生産時にスルーしていました。
その昨年の2月と8月の関西視察の際、乗って惚れてしまった列車でして、「旅のおみやげ」シリーズとしてはマストであったものの、他の買い物を優先してしまったのであります。

まぁ、当方の優先順位はどうでもよくて、とにかく店頭からはスグに見えなくなってしまった記憶があります。
人気があったからなのか、それとも生産数が少なかったからなのかは分かりません。
「これでしばらくは手に入らないだろう」と諦めていたところ、なんと早くも蕨方面から再生産決定のニュース。
1年も経たないうちに再生産ですから、正直なところ助かりました。





この8両セットの目玉は、間違いなく「プレミアムカー」。
2017年8月20日から8000系の6号車として連結が開始されています(改造ではありますが)。
模型を見ると、京阪が推進する「半月デザイン」をモチーフにしたドア窓、それから金色のパターンでデザインが施されたドア。
各座席についた大型のヘッドレストもそれなりに頑張って表現されていて、なるほどプレミアムカーの雰囲気は十分に再現されています。

ドア近くの客室窓に設けられた表示器を、実車とは異なって床から2本の柱で立たせた点だけは惜しいと言えますが、窓の裏に印刷して…というのもシールの貼り付けが効かなくなるなどの問題から見送られたのではないでしょうか。
全体の完成度からあんまり気にならない措置だと思うことにしました。







当鉄道で必須としている室内灯、今回はTORM(タムタム製)の電球色です。
全車両をこの色で行くことにしました。

車間は広いですね。
デフォルトのアーノルドカプラーのままでは車間が開き過ぎて、興醒めです。





京阪8000系の、元々の目玉はダブルデッカー車「8800」。
こちらにもTORM室内灯を組み込みましたが、クリアパーツは使わずにユニットだけを両面テープで屋根裏にペタッと貼り付けただけです。
経年による粘着力低下でユニットが落ちてきたら、それはそのときに考えましょう。





塗料の色調もよく、厚ボテ感が出そうな黄色の塗られ方も、ホコリ等の巻き込みがなく手触りの良い「厚ボテ感」でした(意味不明ですがそんなしっとりとした感じです)。
金帯の回り方も擦れなくキマっていますし、ショッカーのマークのような特急マークを既に印刷してあるという措置も助かります。
方向幕は早めにナントカしないと…、これでは明る過ぎてダメ。




それでは深夜の運転会、スタート!




旧塗色の方に京阪特急らしさを感じて、この新塗色についてはしばらくは興味を持たずに静観していたんですけど、結局はこれこそが京阪の特急色だと捉えている自分。
フィールドワークをやると、スグに転向してしまうものなのです。
旧塗装の8両セットも処分せずに大切に保管してあります(それだけ8000系は大好きなのです)。







2018年2月27日 丹波橋にて(再掲)





2018年2月27日 京橋にて(再掲)





実物と比較しても、なかなかの再現度ではないかと。
スカートの形状に大きなデフォルメもありません。
JR四国2000系のような顔の輪郭のおかしさもなく、「旅のおみやげ」としてはバッチリです。

当方は、京阪電車には詳しい方ではないので、通勤形車両にまで手を出すことはできないと思います(マイクロエースではいろいろと製品化していますけどね)。
それ故に、30年選手の8000系をフラッグシップトレイン、そして京阪特急の象徴として大切にし(新3000系もありますが)、沿線地域外にもファンを獲得しようとする京阪の施策にはまんまとハマってしまったようで、その象徴をさらに強化させる展開であるプレミアムカー事業には「さすが」と言いたくなります。



ところで。
この有料指定席。
淀屋橋・出町柳間54分における料金はたったの500円です。
豪華なシートだけでなく、アテンダントさんのサービス、そして車内販売品もある訳ですから、同様に、設定ダイヤ的にレジャー需要までを見越していると言えそうな西武「Sトレイン」と比べれば、もはや「有料」に対する思想の違いが歴然としてあることを思い知らされます。

誰もつかまらない吊革がプランプランと動く天井を見ながら、リクライニングもしないクロスシートに座るために追加料金を支払う…
「普段乗っている車両だよね、これ」と思う人は多いのではないでしょうか。
過密なダイヤのやりくりからこうしたドッチーモ車両を登場させるしかなかったとはいえ、結局のところ「利用者に追加料金を出させる」という出口論からすれば、このような西武の発想はナシでした。
特急形車両を持たない関東私鉄における着席サービスは、主に通勤時間帯における着席需要をターゲットにして生まれているので「仕方がない」ことだとは言えますけど、どういう時間帯にせよ、財布からお金を出すのは「通勤客」とか「レジャー客」とかそういう区別は関係なくて、ただひたすらに「乗客」なのです。
その乗客(消費者)がお金を出して対価を得るときのマインド、満足感までを本当に先読みしたのかどうか。
気のせいか最近は、こうした雑な観点の持ち方を、モノやサービスを提供する側の「乱暴さ」として見るような気がします。
おっと、このNゲージの世界でもそうだったかな(?)


京阪プレミアムカーについては『鉄道ジャーナル』2018年1月号「京阪PREMIUM CARの成算と評判」に詳しく掲載されています。
よろしければバックナンバーをお探しください。



□ □ □



深夜の運転会をした翌日は、仕事をしながらカプラーをどうするか悩み続けました。
模型の各車両をじっくりと見てみると、どうもM車だけカプラーポケットの位置が奥まっているようなのです。
台車マウントのまま、カトーカプラーに交換したとしても、M車の前後だけが狭まるというバランスの悪い編成外観になりそう。
それならば結構な追加投資にはなるけれど、いっそのことTNカプラーにしてボディマウントカプラー化をしちまった方がイイかもと。
急がば回れ、ですね。





で、交換しましたぜ、TNカプラー0337に。
こんなに車間がリアルになり、ますますこの8000系が当鉄道におけるスペシャルな存在になりました。
やはりカプラーをそのままにしている旧塗色の8両にもTN0337を取り付けることとしましょう。





「価格が高い」と指摘し続けてきたマイクロエース製品ですが、カトー製品やトミックス製品にもその傾向が見られ始めているため、皮肉にも再びそれらの製品と同格に、選択肢に入るようになっています。
品質に安定感も見られるようになっており、同じ価格帯で「完成品」を展開するあのメーカーの製品と比べればその「完成」度の差は歴然。
「あっちのアレを買うよりは、ね」と、高いなりにそれに見合った対価を感じられています。

このプレミアムカーをマイクロエースがどのように捉えてリリースしたかは分かりません。
ただ、元ネタにはそうしたメッセージの発信力が詰まっているため、おもしろい製品だと捉えて手元に引き寄せることとなりました。
今月は、カトーの白い15両よりも、このマイクロエースの8両を選んだ方が対価を感じられたという、当方のポエム。
これにておしまいでございます。




「大阪は日本ではないですよね」。
関東に住む者から見れば、まさにそのとおりだと思います(笑)

ではまた。

  1. 2019/10/27(日) 15:10:10|
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KATO JR四国2000系

こんばんは。しなのさかいです。


またもや更新まで時間を開けてしまいました。
巷では台風災害によるつらいニュース、あるいは誰かと誰かが揉めているようなニュースが溢れており、また、そんな中での「逃げ場」であるはずの鉄道模型の世界でも求心力のあるニュースが見られません。
気持ちの持って行き場、思考の振り向け先が見えない日常となっています(かと言って気が病んでいるわけではないのですョ)。
なので、近所の量販店に行って刺激を受けることができるとも思えず、自然と足が遠のいています。
当方が足を運ばないことをスタンダードにして申すつもりはありませんが、市場のムードも停滞してやいませんかね、どうでしょう。

とまあ、生活の中から趣味が薄れていやしないかと疑い、この週末は重い腰を上げて自己点検することとしました。





この夏のことでしたが、カトーからJR四国の2000系特急形気動車が発売されました。
そのままにしていましたので、かっ飛ばしてみた、というお話です。



□     □     □



今回のカトー製品を見てみる前に、まずはあいつ。
先行して製品化されたマイクロエース製品を、2009年3月当時の画像で振り返ってみましょう。




こんな感じでした。
思い出しました?




1993年9月 高松駅にて

比較用に古い実車の写真を。
以前から指摘していたのは車体断面のオカシさです。
両サイドの膨らみの位置が実車よりもやや下かと思われます。
ライトのやや上に膨らみのピークがあるべきところ、それが真横にあるようで、全体的に輪郭を妙なスタイルにしているんです。
ライトのガラスパーツ、ヘッドマークのガラスパーツを溶剤で接着しているからか、境界線がボヤッとしていて精悍さもありません。
この当時のマイクロエース(が生産を委託していた工場)としては標準的ではありましたが、やはり支払った対価は感じられず、家に持ち帰っても残念な気持ちになりました。
こういうこと、この頃は多かったなあ(しみじみ)。





サイドを見る限りではまあまあだったんです(笑)
今回のカトー製品は「2000年代に入ってから行われた、ドア窓が小形化された形態」ですから、このマイクロエース製品はその前の大形のドア窓の姿。





そういえば、高徳線用のN2000系も製品化されていました。
その先行車である「2424」は、従来の貫通タイプと同じ外観でいながら中身がパワーアップされたという「ネタ」もの。
これは(N2000系の)量産車の登場に合わせてデザインが変更されたときの仕様となっていますが、登場時の水色基調のカラーは異質さが漂っていて大好物です。
カトーもN2000系まではバリエーション展開の範囲に入れているのでしょうか。

これらの画像を撮影した後、時間を開けずにこれらマイクロエース製品は全て処分してしまいました。
実にもったいない財政出動でした。



□     □     □



さて、それから10年の月日が経過しました。
2019年にカトーが製品化した2000系とはどんなものでしょう?




とまあ、こうなったのです(笑)
特にあーだこーだと言う必要もないでしょう。
ちゃんとしたJR四国2000系になっています。





したがって、ドア窓は小さくなりました。
1990年代の姿としてはNGですが、まずは「スタイルの良い四国の2000系が手元にやってくる」という事実が大事なのですから、脳内変換で十分にイケます。





実車ではあまり目立っていないような「JR SHIKOKU」の文字もキチンと。
カトー製品は車端部の床下機器を表現してくれますから、サードパーティのプリンター出力パーツなどに頼る必要もなく、安心して本線に入れることができます。





非貫通タイプだけでなく、貫通タイプの前面も大好物です。
「2150」形は半室グリーン車の「2000」形と同じ向きで連結される貫通タイプ車。
同じ貫通タイプでも反対を向く「2100」とは別でして、モノクラス編成を組成するときには必須となる形式です。





そして、今月になって発売されたサウンドカードを挿入。
エンジンが起動する音からアイドリング音へ。
「カラカラカラ…」と鳴り始めれば発車準備OK。

細かいことはその辺で。
後は「遊ぶぞー」ということで、久しぶりに寝る前の運転会スタート!
思う存分レイアウト上をぶん回しましたよ。





電化区間でも排気しながらかっ飛ばすのが2000系。
車体傾斜も効いてカントレールの上は晴れ舞台。
JRの世となってからは電化幹線を電車と同じ速度で走る必要がありますから、ディーゼル特急にはロマンがあるんだと思います。





ストレート区間でも低い車体に直線基調のボディがハマっていて美しい。


サウンドカードでは、特に「惰行」状態から押す「制動」ボタン(3番ボタン)にハマってしまいました。
かつて特急「宇和海」で伊予大洲・内子方面から松山へ山道を下りたとき、高速状態から唸るような甲高い制動音(エンジンブレーキ音?)を聴いて、どっきん四国となってしまった記憶があるのです。
そのときの記憶が3番ボタンでよみがえりました。
当方、標高わずか数メートルの宇和島(駅)から愛媛の山を登るべくロケットスタートしたときの体感といい、この2000系を「音」で好きになったと言っても過言ではありません。
やっぱり2000系は、四国山地に馴染むように開発された、四国のための車両なのです。





だから、2000系には山間部を高速で駆けていく姿がよく似合います。
民営化直後は、亜幹線の需要を掘り起こそうとした時代、それゆえに「ディーゼル特急復権の時代」でした。





どちらも2000系の顔で、どちらもイイ顔をしています。
室内灯は純正のLED室内灯クリア。
フリーきっぷで乗りまくった後のどこかの駅で日没を迎えた感じで1枚。





結局のところ当方がどういう買い方をしたか、はナイショです。
買ったままにして、レイアウト工事を優先させていましたが、その作業もおおよそ完成と言えそうな範囲になりましたので、久しぶりにケースから出して走らせてみました。
サウンドカードが発売され、手元にある製品を見直すきっかけをつかんだという点も大きな要因です。
製品としてはカトーらしい出来であり、何ら不満などありませぬ。
ボディも、連続した窓も他メーカー製品のように湾曲したりせず、キチンとした直線が出ていますし、パーツ同士もキッチリと合っています。

その一方。
カトーのラインナップ上、JR時代の四国島内をウロつく車両としてはこの2000系だけとなっており、この製品、当方のようなコアな2000系ファンだけにしかアピールできていないような気がします。
この辺りに「四国ネタ」企画の難しさがあり、製品化が避けられてきた向きもあるようです。
こんなに新規金型を投入してまで製品化した2000系、この後どう始末するんでしょう?

特急形車両だけでは四国島内の風景を再現するには息苦しく、なんらかの形式で普通列車も欲しいと願いますが、今回のドア窓小型化仕様だと2008年に引退したキハ58やキハ65はギリギリ。
どちらかというと1000系や改造タイプの1200系、そして1500系というローカル気動車が本命でしょう。
となると鉄コレかぁ(それは嫌だな)。
キハ32はマイクロエース製品で出ていましたが、今では入手難でしょうし。
あ、四国の新幹線(爆)。


新規金型の採算…ということで頭の中には「アンパンマン」しかないというのなら、それはやめた方がいいですよ(独り言です)。
全国にあるポポンデッタの店頭ではソコソコ売れるでしょうけど、子どもが手にする「アンパンマングッズ」としては恐ろしく高価で、保護者又はジジババが買い与えるレベルを大きく超えています。
んでもって、子どもが手にした次の日にはおもちゃ箱にガサっと…なんてね。
売れたとして、果たして「鉄道模型」として扱われるかどうかが微妙です。
オッサンユーザーの中でアンパンマンラッピング車を待つ人っていうのも、あんまりいそうにありませんけどねぇ(いるの?)





それにしても高騰感のある価格は、店頭で値引きされていてもキツいものがあります(当たり前ですが)。
この高騰傾向、カトー製品では続いており、だんだんとマイクロエース製品のそれに近づいているようでもあり、とても心配。
市場が縮小してしまわないかしら。
当方の頭の中では「そんな価格ならマイクロエースの◯◯を買ってもいいんじゃない?」というささやきが幻聴のように聞こえてきましてね。
そしてすぐに「本当にそうなのか?」と自問自答を繰り返しています。
修行はまだまだ続いていますのよ。


ではまた。

  1. 2019/10/21(月) 22:00:00|
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KATO 2020年2月分ポスターを見て思わず電卓をたたいてみる。

こんばんは。しなのさかいです。

全日本模型ホビーショーのレポートを書いている間に、カトーから2月分の追加ポスターが発表されました。
今回もいつもどおりこれらを見て、あれこれ考えてみようと思います。




【10-1589 タキ1000 日本石油輸送(米軍燃料輸送列車) 12両セット】¥20,800+税

何らかの「新規」と言えそうなアイテムはこれくらいかな?
新しいFT21A台車はスナップオン方式となるみたいですし、デッキにはコキ106の反射板を取り付けることが可能となるみたい。
そして、側面ハシゴがタンク体同様に塗り分けされた姿を再現するそうです。
となると、これはトミックス製品並みにプチリニューアルを遂げることになる、のかもしれません。
ハシゴを「塗り分ける」そうですから、ハシゴは従来のPOM製ではなくてABSに塗装(印刷)を施す、ということ?
この方法は、色ごとにPOMで別パーツ化したトミックス製品とは異なる点ですので、仕上がりには注目。
このハシゴをASSYで製品化してくれれば、従来品を持つユーザーへの救済になるんですがね(助けたくないのかな)。

ですから、先月発表された「DE10 JR貨物更新色」は、これとのつながりで拝島駅の様子を再現するつもりだったのでしょう。
そうだったならば、出す(受注する)順序が逆だったような気がするんですよねー。
タキ1000の米タン編成は、欲しければ既にトミックス製品で手に入れていますから「買いません」。
でも米タンマニアがいるとすれば、ナンバーが異なって印刷された12両が一気に手に入りますから、無視することもできないアイテムかもしれませんね。


ところで、これまでのカトーのタキ1000の代表アイテムであった「10-1167 タキ1000日本石油輸送色ENEOS(エコレールマーク付)8両セットB」は10,400円+税です。
繰り返しになりますが、8両で10,400円+税。
今回は12両セットで、20,800円+税。
うーむ。
税抜き価格で比較しようと、電卓をたたいてみました。

8両セットの1両:10,400÷8=1,300(円)
12両セットの1両:20,800÷12≒1,733(円)

おーい、1両あたりの価格が違っているぞー!

プチリニューアルが行われるとはいえ、この価格上昇は少し残念です。
トミックスのタキ1000の価格も1,800円+税ですから、ほぼ肩を並べてしまったんですね。
カトーの貨車も、ここまでの財政出動を伴わないと手にすることが難しくなってしまったようで、すっかり時代が変わってしまいました。
これでは、プラ製1/80(HO)へ活動の場を移す人がいることも納得です。



□     □     □



ポスターに残る他のアイテムは、それぞれコメントを付けても仕方がないものばかりでしょう。
サウンドカードのネタは既に分かっていることですし、EF210、485系300番台、東京メトロ10000系たちは再生産。
EF210以外は、どうして再生産が決まったのか、その理由・背景も感じられません(定番商品という意味はあるかもしれませんけど)。
ポケットラインの動力ユニットはBトレインユーザーの需要対応?

そんな中で早々と「貨物駅プレート」が11月発売予定として登場するとのことですが、こうしたアクセサリーをポスターのメインに持ってくるくらいネタが枯渇しているのかと心配してしまいます。
「プレート」は企画としては評価できる(おもしろそうな)ものなので、いつでも買えるように店頭在庫が豊富にあればよろしいのです。

企画=ポスターが限りなく事務的になっているようです。
ここ数年で再生産も繰り返し行われてきましたから、再生産品に小売店にユーザーを引き付ける誘引力も失われつつあります。
近所の量販店の新製品コーナーに再生産品が飾られていても、とうの昔に感動したアイテムなのですから、反応のしようがないのです。
今から思えば、あの黒いDE10のポスター(2019年1月分)でガクッときたのがファーストインパクトだったような気がしていて、これ以降はだんだん慣れていったんだと思います。
「その時、歴史が動いた」。
ナンチャッテ。

ではまた。


  1. 2019/10/07(月) 22:20:00|
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