おはようございます。しなのさかいです。

またもや御無沙汰してしまいました。
今年のGWはカレンダーどおりのオンオフとなりましたので、ありがたいことに5連休が出現してくれました。
なのですが、関東平野から各方面へ延びる車列の規模は「脱出」という言葉が相応しい程のものでしたよね。
あれでは、せっかく脱出した先での困難とか他者とのトラブルも簡単に想像できてしまう訳で「それならと大人しく…」とあきらめて、ずーっと自宅に引きこもり。
今回に関しては、連休中は働いてしっかり稼ぎ、その後の混雑がないときにゆっくりされる方がリフレッシュにはよろしかったのではないでしょうか。
当方は、せいぜいこうして新緑の森の中を徒歩で抜けて、近所の量販店へパトロールに出動することがイベントでした(そのお店は見事にガラガラでしたね)

さて、レイアウト工事はひとまず「終わり」としました。
思わせぶりにトワイライトエクスプレスを置いてみて、線路を張り替えた北海道風直線モジュールの雰囲気チェックをしているところです。
以前と比べると、ユニジョイナーによる線路の繋ぎ目がゼロとなっています。
線路際のコースターフも撒き直してバラストの色との対比、境界線をより楽しめるように。
ハエタタキは北の扇形庫から先生の強烈な指導により背を低くしてみました。

コーフターフは時間とともに褪色することがあるようで、新しい部分との差が目立ってしまいました。
時間が解決してくれるだろうと思いますが…

こちらは12月から1月にかけて線路を張り替えた田園モジュール。
思えば、このモジュールの線路上に散在していた「繋ぎ目」をどうにかしようと立ち上がってしまったことが足掛け5か月に及ぶ大工事のトリガーでした。
無計画な着工だったナと大反省しています。

カーブ区間もカント付複線線路を張り替えて、さらにレールをフレキシブルレールのロングレールに交換。
これにより、繋ぎ目でレールの踏面が落ち込むような違和感がなくなりますので、長編成の列車が妙な上下挙動なくシャーっと走り抜けてくれる様を見るとホッとします。
今は動画でレイアウトの走行シーンを見ることが多くなりました。
そうしているうちに「こういうのはマズいな」と思うようになってしまったという訳です。
今の時代ならではの新しいこだわり、でしょうか。
こだわって不具合をゼロにできることでもないのですが、少なくとも意識するようにはなったョということです。

ところで。
KATOの581系は最近発売された「スリットタイフォン」のクハネ581が先頭に立つものです。
581系よりは583系派な当方は、かつて2回あった KATO製581系入手の機会をスルーしていました。
それぞれの発売時期には他に買わなければならないアイテムが盛りだくさんでしたので、優先順位を付けて仕方なく…という面がありました。
塗装はピカピカだし、ナンバーなどは印刷済みだしと、外観の形状の精密化(別パーツ化)を求めなくてもため息の出る品質、仕上がりってあり得るのだなと。
久しぶりに新しいカトーの編成モノを手にして再確認した次第です。
できれば「スリットタイフォン」というサブネームだけはどうにかしてもらいたかったなと。
今回の運転再開を楽しむにはちょうど良い長編成でしたので、いつも通りに全車にLED室内灯クリア(白色・フィルター入り)を取り付けて試運転。
これにて復活でございます。

これまでの1年間は、樹木の増産、温泉宿の自作、そしてレイアウトの約半周に及ぶ線路の張り替えと地面系の作業、しかもロングランなそれを続けてしまいました。
これはこれで楽しみ方の一つではありますが、いつまでも列車を走らせられないようでは精神的によろしくなく、やはり何事もバランスが大事なのだと気づきます。
今後の課題は「車両」と「地面」の両立を図りながらの進み方で、限られた自由時間とのニラメッコをする必要がありそうです。
あ、静岡ホビーショーには行きませんよ。
理由はいろいろです。
ではまた。
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- 2023/05/12(金) 09:30:00|
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おはようございます。しなのさかいです。

今年の春は、無理をしてでも外へ出てみようと思い、御殿場線の山北まで女房殿と出掛けてみました。
地域的には関東・神奈川県でありながらJR東海の東端という奇妙なところです。
比較的近所でありながら、散策するにはちょうどいい規模の桜並木が線路沿いにあることについては長年片目で見続けてきたこともあり、反省を込めて儚い春の風景を目に焼き付けたことです。
313系が向かうその先には、アップトリムがかけられた2本のレールが見えます。
かつてこの線路が「東海道本線」と呼ばれていた頃、多くの列車がこの駅から後補機の助けを受けて箱根越えへ挑んでいた営みを想像できる訳ですが、そんなことに関心を持つ人は、この淡い雰囲気で覆われた日にはほとんどいなかったのかもしれません。

その後は松田で降りて、徒歩で斜面をよじ登って小田原平野を俯瞰。
1590年当時も、同じようにこの景色を見渡していた人がいたのでしょう(おそらく団体さん)。
真下には東名高速道路があって、ツーリングバイク軍団がビュンビュン走っていました。
まだまだフィールドワークをしていない場所がたくさんあるようで、ボーッとしていてはダメですね。
さて、レイアウト工事。
2月上旬に開始した(北海道風)直線モジュールの線路交換は、フレキシブルレールの敷設、バラスト撒きなどなど、試行錯誤を繰り返していました。

途中の作業の様子もいくつか画像に残してみたものの、その過程を逐一説明することにどこか虚しさを感じまして、結局は更新をサボリ続けてしまいました。
どうも当方にはその手の記録が苦手のようです。

位置決めのチェックも細かく繰り返し。
カトーのリレーラーに秘められた特殊能力(?)を活用している様子も御覧くださいね(知らない人が多くなりました?)。


線路の垂直方向の歪みは、レール踏面にアクリル定規を乗せて、カタカタ的な違和感をチェックするほかに、ワキのような箱型の貨車を何度も滑空往復させて、連結面の挙動を観察すると良いです。
車間短縮ナックルにしておいて連結間隔を詰めておくと、より歪みのチェックが効きますね。
という具合に歪みを“可能な限り”抑えることとし、バラスト撒きまでやってからそれに気づいて再び枕木を剥がす…というサイクルを何度も何度もやってしまいました。
これ、精神的に追い詰められることが必至でしてオススメできません。
ただ、以前に直線区間にフレキシブルレールを使うことには「どうもね」と言いましたところ、一つだけ利点があると気付いたことを申し添えます。
それはレールの引き抜きが容易であることです。
したがって、歪みや傷みが気になるようであれば後から交換することが簡単にできてしまう。
そればかりでなく、あらかじめレール側面に筆でプライマーを塗布し、缶スプレーでサーっと吹いて、それから差し込むことも可能。
こんなことはカーブ区間ではなかなか難しいのでは(塗膜がガリガリになりまっせ)。
プライマー塗布をやらないで塗料を吹くと、吹いた数日後には塗膜がパリパリと剥がれ落ちてしまうとこがありますから、当方は面倒でもまずはこの塗布を行うこととしています。

てなことで、やっと敷設替えが終わりました。
田園モジュールの線路の全面交換から、かれこれ4か月間を線路作業に費やしてしまいました。
昨年の12月からのことです。
それも、週末だけでなく平日の夜間もですから。
その間に買ってきた車両も平積みのまま。
これではココロが荒みます。
レイアウトのリニューアルは持ち時間との相談もしてからでないとダメですね。
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎
最近、Nゲージメーカー各社の新製品発表直後において、企画内容よりも価格設定に対する反応、違和感の声を読んだり、耳にするようになりました。
この場ではずいぶん前からその兆候を感じ取って「あれ?」と言ってきましたが、まだまだその頃はメーカーの判断に一定の理解を示すコメントもいただいたものです(懐かしい)。
さて。
当方はそろそろ、この趣味活動が周囲の人にバレることを恐れるようになってきました。
どういうことでしょうか。
女房殿や娘たちが友人や知人との会話の中で「ウチにはとんでもない部屋がある」という類のことを語るとしましょう(まぁよくあることです)。
そのとき、友人さんらの反応は決まって「あの“Nゲージ”って結構お金がかかるんでしょう?」です。
今まではこんな反応について「何十年もやっていればそんなにお金は必要ないですよ」とか言わせるようにして済ませて(ごまかして)きましたが、もはやそれは難しい状況かと。
年末の静岡のお店で見た風景。
ちびっ子がお父さんとレンタルレイアウトではしゃいでいる、そのすぐそばには、6両で3万円もするNゲージがアクリルケースに囲われて展示されている。
その傍にはプラのフックでぶら下げられた痛々しい車両たちが◯◯のように並べられている…。
この風景には、どう考えても矛盾のようなものが内在されています。
当方が幼少期から続けてきた「Nゲージ」って、こんな残酷な趣味ではなかったはずなんですが。

とにかく、これまでに適切と思われる価格で買い集めた手元のNゲージ車両を活かさなければなりません。
「活かす」ことは人それぞれなれど、少なくともケースにしまいっぱなしであることは「活かしている」とは言えないでしょう。
当方は20年以上、何の目論見もなくちまちまと続けてきたレイアウトの建設工事を、現在の新製品高価格化の影響を避ける意味で再定義しているところです。
車両を増やし続けること自体を趣味の根幹にしていられなくなっているとしたら。
Nゲージ趣味を続ける上で、気持ちの方向性や定位置をどこかにオフセットする必要はあるような気がしているこの頃です。
ではまた。
- 2023/04/14(金) 09:10:00|
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おはようございます。しなのさかいです。
穏やかな風が吹いて、梅の匂いと妙な粒子が拡散し続けている3月の関東平野です。
3年間続いた厄災もそろそろ社会全体で「終わったことにする」ようで、これまでの総括がほぼない不思議な終わり方。
この国に昔から見られる“特技”でもありますから、今さら不思議がることもありませんかね。
本日からはマスクの着用が原則として個人の判断になります。
さて、相変わらずの超超スローペースでの更新です。
前回お話したとおり、現在はレイアウトの線路を張り替える作業を優先させています。
「優先」というとカッコつけ過ぎかな。
要はレイアウト上を全周走行させることができなくなっているので、とにかく復旧させることを急いでいます。

週末の時間だけでは足りないので、平日、家族が寝たあとの1時間強を睡眠時間を削って捻出し、ほぼ毎日をNゲージでエンジョイしています(やや無理のある文脈になっています)。
ただ、線路を貼り替えるということは、その動機や理由があるということになりまして、今回の直線モジュールに関しては、これまでの仕上げに対して「直線が出ていなかった」「複線間隔が歪んでいた」という反省点が挙げられます。
ユニジョイナーがどうとか、そういうことではありません。

フレキシブルレールを敷く場合、直線や複線間隔だけでなくて、垂直方向への歪みも気にしなくてはなりません。
枕木パーツからコルク道床に敷いてみる(ゴム系ボンドで接着する)訳ですが、このときは僅かな上下の歪みに気が付かなくて、レールを挿入して、バラストを撒いた後で「あ!」と分かる。
こんなパターンもあります。
でもまぁ、こんなときは枕木の脇にピンセットを差し込んで持ち上げればイイので、ユニトラック道床から持ち上げることと比べれば楽かも。
難しい評価ではありますが、フレキシブルレールでの取組の方が現実の世界の保全作業に近い、ということは確かなようです(笑)

20年前、モジュールボードにユニトラックを並べたときの未熟さを反省しながら「今回は…」という気持ちで挑んでいますので、少しでも気になる点が見つかればやり直し。
3歩進んで2歩下がっているのか、1歩進んで2歩下がっているのか、自分でもよく分からなくなっています。
たぶん、前に進んでいるはず…です(^^)
年末からは、引き取ってきた新製品にも手をつけられていません。
とりあえずは置いておいて、レイアウトの見栄えが復活したときにまとめて…という気持ちです。
とりあえずということでの近況報告でした。
ではまた。
- 2023/03/13(月) 09:00:00|
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こんばんは。しなのさかいです。
2023年も2月も半ばまで進み、いろいろと鬱陶しいシーズンになってきました。
寒さも相変わらずで外に出ることも億劫。
インナーな趣味人としてはそれはそれでイイんですが、今年は「建国記念日」が土曜日に被ったでしょう。
いい加減、こういうパターンも金曜日に祝日機能を振り返るとか、そんな法改正をしてもいいんじゃないかしらと…(ダメかしら?)
なかなかまとまった自由時間が確保できないのも困りもので、現在は平日の夜に1時間の作業タイムを捻出しながらなんとか趣味生活を維持しています。
それでは、その趣味生活の話題に戻ることとしましょう。

12月の末から山岳モジュールの線路を張り替えていました、と報告していました。
道床はカトーの複線線路、レールはカトーのフレキシブルレールを使い、その道床は切りに切りまくってユニジョイナーの使用箇所を極端に少なくしてみたんです。

バラストはPC枕木の端ギリギリまで撒いて、ユニトラックであることをバレないように。
「バラスト糊」で固着させた後は例によってNATOブラウンを吹いて、さらにその後は線路際にシーニックセメントを浸したコースターフをピンセットで一つずつ置き直してみました。
「バラスト糊」は
以前にも話題にさせていただきましたが、使用感はとても良く、先日はホビーセンターまで出向いて2本持ち帰ったほどです。
多少の凹凸、撒いた後のムラがあっても、一晩でアメ状に固まるので、そのときに上から木材などで均一に押すと満足感のある仕上がりになります。
光に反射するレールの踏面が延々と続く様子に自己満足していましてね。
早くなんらかの列車を走らせてみたいと考え中。

同時に、ストレート区間の右隣に当たるカーブ区間にもフレキシブルレールでロングレール化してみました。
この区間はユニジョイナーが残りますけど、レール自体は1本につながっていますので、道床の連結機能とレールのズレ防止機能としての意味しか持たせていません。
レール側面にはフィニッシャーズのマルチプライマーを塗布した上で塗料を吹いていますので、簡単には剥がれ落ちません。
いや、むしろ固着力が強く、通電部分に塗装が回っていたらまず通電不良を起こします。

妙なところから近鉄特急が登場。
すぐそばにあった車両ケースがこれだったんで許してください。
サンダーバードの基地みたいになっちゃった。

ソロソロと本線に合流。

カーブ区間に進入。

てな感じで軽めの通電テストは問題なく終わりました。
これにて運転を再開させます…

よせばいいのに、続いて直線モジュールの線路交換作業を開始してしまいました。
こっちにもフレキシブルレールによるロングレール化を施しますが、枕木もフレキシブルレールの付属品を使います。
この区間の線路は20年近く使用してきたので、今の基準で見ると施工方法にやや雑だった面があると思っていたんです。
ユニジョイナーを含むレールの通電性能には問題ありませんでした。
ただ、フレキシブルレールを直線に使うことは難易度が高く、適当に敷設すればすぐにアラが出ます。
長いアクリル定規と金差しを繰り返し当てて、本当に直線が出ているのか、上下方向に凹凸が生じていないか、カトー基準の複線間隔が保たれているか等々を入念にチェックし続けなければなりません。
やはりフレキシブルレールはカーブ区間に使ってこそのモノなんでしょうね。
ということで、運転再開まではもう少し時間を必要とするようです。
暖かくなる前になんとか復旧させて、以前のように寝る前の運転会の様子をお届けできたらなぁと。
今回は軽めに。
ではまた。
- 2023/02/15(水) 20:00:00|
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こんにちは。しなのさかいです。

関東平野は、1年間の中で最も空気がおいしい季節となりました。
貴重な自由時間を模型活動だけに当てていては、どこかもったいないですね。

ですので、ここんところ、休日のたびにそんなに遠くない場所かつあまり人が居ない場所へ移動して、過ぎゆく季節と風景を惜しんでいます。
こういうとき、都会に居を構えていなくて良かったな、と。
もう何年も続けている片道1時間半の通勤も、休日環境の良い居住地にこだわるためであれば決して無駄ではないし、頑張れるような気がしてきました(今さらです)。

ハイエースのコーヒー販売車さんがいらっしゃいましたので、おいしくいただきました。
その記念にシャレたことをしてみましたが、所詮は素人の真似事ですのでお許しください。
自分はつくづく晩秋の風景に身を置くことが好きなようです(^^)
さて、フィールドワーク推奨とはいえ、模型活動もソコソコしています。
ソモソモのハナシ、模型屋での買い物なんてほとんどありませんから、地面のことばかりですが(またです)。

山岳モジュールの左側コーナーボードには、木を増量させるとともに高圧鉄塔を置いてみました。
水平方向にだけ関心を向けがちなシーナリーを垂直方向へ伸ばしたくて、そのためにはコレが一番かと。
鉄塔系は何を置いても時代を選ばないところがメリット(携帯電話のアンテナは別です)。
トミックスの「わらぶき農家」は、1970年代に発売されてからのロングセラーです。
藁葺きではやや時代が沈み過ぎかもしれないので、赤いトタン屋根に改造したくなってきました。
ほらね、また宿題が見つかってしまいましたよ。

カトーの(いやいやヘルヤンの)高圧鉄塔は、以前にも触れたとおり送電線を支持する部分が接着できる構造になっていないため、1㎜のプラ角棒を使ってデザインを四角く変更しています。
ジオコレの鉄塔も魅力的ではありますが、エッジがダルダルなので、使いたくなくなった次第。
おそらく最適解は、さんけいのレーザー加工のペーパーキットなのでしょう。

それから「温泉宿」。
窓枠をはめたところで記念撮影です。

んでもって、セリアで見つけたブロンズ色の下敷きをカットして裏側から貼り付けて完成としました。

裏側も少しだけ。
風呂場を想定してこしらえた1階の窓。
ここは乳白色にしたくて、適当なクリアフォルダからカットして貼ってみました。
全て1㎜幅の両面テープで固定しています。

横の非常口。
GMのプラント工場から拝借したとは以前にもお話しましたっけ。
2階から4階の、廊下の突当たり部分の窓とともに、こちらの窓にも下敷きを貼っています。

建物全体の塗装は、せっかくエアーブラシで吹いたのですから、もう少し工夫しても良かったかもです。
反省点が残りました。
でもまぁ、ジオコレの「温泉宿B」よりはあらゆる線がシャキッとしましたし、奥行を増やしながら4階建にしましたから、レイアウト上の存在感も増しました。
5か月間の断続的な作業はひとまずこれでおしまいとしましょう。

着工から20年以上となる現レイアウト建設工事。
子育てと寝不足、圧倒的な自由時間不足を経て、何とかここまで来ました。

よく「完成なし」と言われるこの営みは本当にそのとおりで、「か~んせ~い!」と判断しても次の日には新しいミッションが浮かんでくることばかりです。
先程も新しいミッション、見つけてしまいましたよね。
車両だけを眺めてそれで満足できることもあるかもしれませんけど、やはりその背景を脳裏に思い描いてこその鉄道模型趣味かなぁと(諸説あります)。

「やれそうでやれない」ではなくて「やれなさそうだけどやれる」。
子どもの頃からレイアウトを作って壊すことを繰り返してきた者として、たどり着いた結論です。
さてと、次は何をしてみましょうか。

ではまた。
- 2022/11/23(水) 12:30:00|
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こんばんは。しなのさかいです。

ちょっと思い立ちまして、平日の午後、神奈川県の丹沢方面に足を運んでみました。
立ち寄った温泉でのんびりして、休憩室では地元のおじいさんたちの囲碁の試合を見て。
そして、外からは渓流の音しか聞こえてこず。
行き止まりの道の先にある温泉地は、決まってそんなもんです。
最近、ひたすらに季節だけを感じ取れる風景を求めていて、その風景には混迷の世の中から身を遠ざける上での効能があることを実感しています。模型の世界でもそうありたいと思うことが多くなりました。
ちょっと、いろいろあり過ぎますしね、ここ最近。

レイアウト作業のお話を続けてもよろしいでしょうか。
相変わらず木を増やしているところでして、また数十本の植林をし終えました。

今回の分は、根こそぎ温泉街の背景に使いました。
植林によって山の輪郭(地形)も分からなくなって、これはこれで狙い通り。

線路際に木を近づけて、こうしたアングルでも山の中であることが分かりやすくなりましたとさ。
木々は手前だけに植えることはできないので、奥から段々と手前に植えていくしかなく、結局のところ、レイアウト製作において「木」は質よりも量で圧倒させるしかないということが当方の結論です。
となると、やはり自分なりの量産ノウハウを確立させるしかないでしょう。
クモハ313には電連を付け忘れていたようで、画像を見て気がつきました。
もう少し植林をしてみたくなったので、先程ホームセンターで材料を追加購入してきました。
(おまけコーナー)

「鉄道150年」のキャンペーンが10月14日という峠を越えて、やや落ち着いてきたようです。
この間、興味深く観察していたことは、鉄道タレントさん達がはしゃいでいるテレビの画像ではなくて、その中に混じって微かに聞こえてきた、この国における鉄道の存廃論議の高まり方でした。
もはや郷愁論を持ち出して加えるだけでは、現在の鉄道のあり方にインパクトを与えることは不可能のようです。
ですから、撮影趣味や乗車趣味の範囲はますます狭まることでしょう(以前にもお話したことです)。
となると、現在の鉄道とは直接リンクしていない「鉄道模型趣味」ほど郷愁に浸っても構わない鉄道趣味はない訳で、ひょっとしたら撮影や乗車を生業としていた方々の行き先としても心地よい「避難先」になり得るのかもしれませんよね。

今回は短めに。
ではまた。
- 2022/10/22(土) 23:30:00|
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こんばんは。しなのさかいです。

「買いたい!」と思うNゲージの新製品はすっかりとなくなり、財布の中身を確認することもない、穏やかな日々が続いています。
なーんとなく、1990年代前半までに経験していた、のんびりとした空気感に包み込まれているようです。
でも、その頃と大きく異なっている点があります。
それは、鉄道模型メーカー各社から発売されるアイテム数が桁違いに増えているということ。
最近でも各社からは「こんなの、どうでしょう?」というオススメが大量にあり、それを近所の量販店で受け止め続けていた訳ですが、「いや、結構です」と言って立ち去ることを繰り返している形なんです(笑)
かつては、そもそもの事実として、新製品なんてほとんど見られませんでしたから。
だから「買いたい!」ではなくて「買いたい?」ですかね。
そんな「?」が脳内に浮かぶ新製品をよく見ている最近です。
案の定と言いますか、オススメを脳内でお断りした「新製品」はそのうちにセットケースから取り出されて、バラ売りが始まって…
お店の方から「さっぱり売れませんョ」というお言葉を伺うと、多くのユーザーの方々も同じようなことを考えていられるのかなぁと勝手に想像してしまいます。
現在の発売予定表を見る限り、今後もその傾向は変わらない見込み。
自分の自由時間も、鉄道模型だけに費やすことはなくなってきていて、読書とかBSの番組を見るとか、お店のプラモデルコーナーを見てみるとか、着る服を買いに出かけるとか、そんな行動にシフトしつつあります。
と言いつつも、少しは鉄道模型の話題でも置いておきましょうか。

温泉宿を作っている途中でした。
いよいよ塗装ということで、エアーブラシを出してやってみたところの図です。
建物全体には、適当なグレーをベース塗料として吹いて、その上にクレオスのタンを吹きました。
グラデーション塗装となるようにしたので、やや色調が暗めのタンになりました。

1階のファサード部分には、これまた適当な調色をしたブラウンを吹いて、木材によるデコレーションが施された雰囲気に。
「相模屋」という看板は、ジオコレの建物についていた部品だったようで、何故か詳しくは思い出せません。
こういうやつをストックしておくと便利だというお話として披露いたしました。

屋上も適当に。
配管、浮いてまっせ。

窓枠は既に製作してあり、これを裏からはめるだけとなっています。
ガラスパーツは…
適当なクリアフォルダを買ってきて、ハサミでカットしながら貼り付けておしまい、でしょうか。

温泉街が、ほんの少しだけ引き締まってきました。
あともう少しです。

木も増産中。
製作工程を見直して量産が楽になりました。
ハマると抜け出せない、快感を呼ぶ作業です。
結局のところ、レイアウト製作ばかりしているようで、車両については過去のものをチマチマといじる…という趣味生活に落ち着いています。
それでいいのかもしれないなと、また新しいポスターを見ながらニヤけてしまうのでした。
(おまけコーナー)

少し前のことですが、東海道本線の大磯駅を見てきました。


昭和の時代の空気が程よく保存されていて、同じ時代の車両が次々と姿を消す時代に、建築物を観察対象とすることは、ある意味合理的であり、そしてまた必然なのかもしれませんね。

この駅舎を1/150スケールで見たことがある、という方は大勢いることでしょう。
でも、何故1/150スケール化の対象としてこの駅舎が選ばれたのかという点を考える機会は少ないのでは。

鉄道車両に限らず、良き対象について共感し合えることは、3D趣味全体に共通する楽しみ方と言えます。
そんな対象、まだまだあるはずですよね。
ではまた。
- 2022/10/15(土) 17:30:00|
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おはようございます。しなのさかいです。
この週末は、都内で鉄道模型の一大イベントがありましたが、都合により訪問することができませんでした(残念)
オリンピックやらなんやらでマトモな開催となったことが久しぶりだったと記憶していて、現地に足を運ぶことができなかったにもかかわらず、開催された事実に触れてどこかホッとしています。
とにかく外観的には無事に開催できたように見えており、このことは良かった。
でも、これからどうなっていくんでしょうね、いろいろと。
さて、今回は自作ストラクチャー「温泉宿」製作の続きを報告しようという目論見です。
「その1」から時間が経過しましたので「ひょっとしたらもうやめたんじゃないか」と思われていることと存じますが、ちゃんと続けているんですぞ(^^)
もしよろしければお付き合いください。

プラ材による工作はほぼ終えることができました。
サーフェイサーを吹いて、表面のつなぎ目が見えていないことやエッジの出方をチェックして、まあまあ納得することができた、という段階の画像を御覧いただいている訳です。
各階の客室窓の上にはヒサシを取り付けて、外観のアクセントをこしらえることにしてみました。
こういう装飾の有無が「温泉宿」をつくる上でのポイントのようで、そう気づくまでにこんなヒサシを取り付けるべきかと悩み続けました。

1階部分の仕上げは、これもまた前回報告時からさらに悩みまして、グリーンマックスの瓦屋根板を切るところか始めて、和風のエントランスに仕立て直し。
平滑な大型屋根(ヒサシ)とするよりは良いかと。

出入口はグリーンマックスの民家シリーズから移植して、上からプラ材を貼り付けています。
1階に大きく開けた窓はハメ殺し式にする予定で、ロビーの明りとり窓…という狙い。

1階部分には非常口がないといけませんから、脇にはグリーンマックスのプラント工場(の廃材)から引戸を移植しました。
いろいろと取っておくと活用できるんですね。

そして建物の真裏側には、以前にカトーの小型駅舎から倉庫を製作したときと同じ方法で、こちらにもドアを自作しました。
それぞれの扉の上に雨避けを設けることも忘れませんでした(こういう部分があるほど退屈な外観を防ぐことができます)。

んでもって、鉄筋コンクリートの平屋根のストラクチャーで大事な部分は屋上。
エレベーター機器の収納部のみジオコレの温泉宿Bから流用しました。
ドアから屋上に下りる階段は、トミックスのミニホームの端部パーツから該当部分をカットして使用。
トミックスのストラクチャーによくある、エッジのダルさが気になる階段だったので、平刀ナイフで結構削りまして。
プラ材で作った方が早かったです。

エアコンの室外機は、確かグリーンマックスのビジネスビルのパーツだったかと。
ジャンク箱から4個拾って、各フロアの空調を担っていることにしました。
配管はエバーグリーンのφ1㎜の丸棒で、90°に曲げるときは爪楊枝を当てながらとし、都合4本の曲がり方に規則性を持たせました。
タミヤの丸棒では折り曲げる最中に破断しましたので、こんなことも参考情報としておきませう。

裏側はこんな感じ。
配管は1㎜浮かせています。
影が映えますでしょ。
室外機の裏は大きな肉抜きがありましたので、プラ板で塞いでいます。
配電箱もジャンク箱から見つけたものです。

ということで塗装前の外観チェックまで辿り着きました。

温泉街に置くと一応の存在感がありまして、このコーナーモジュールのランドマークとして機能してくれそうです。
4階建てにしたので背後の線路が見えにくくなってしまいましたけど、ギリギリ許容範囲かと。
トンネルを延長したとでも思うことにしましょう。
ところで、グリーンマックスの「東横イン」は再生産が繰り返されていますよね。
そこそこの需要が継続しているようで、宿泊施設を好んでレイアウト上に置きたい者としては「なるほどなぁ」と思っています。
カトーのローカルストラクチャーシリーズに対する眼差しと似たような感覚が、ホテルや旅館にもあるんです。
自分が経験したりしてみたい「非日常」をレイアウト上に置いてみたいと言いますか。
「東横イン」に続くストラクチャーがどこかから製品化されないでしょうかねぇ。

次は塗装。
久しぶりにエアーブラシを出します。
がんばるぞ。
ではまた。
- 2022/08/24(水) 09:00:00|
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おはようございます。しなのさかいです。

先日、トミックスの二軸貨車たちを話題にさせていただいた際に「カ3000」という時代を選ぶ貨車までフルリニューアルされたと申しました。
トミー香港製貨車の時代から存在するカ3000。
「家畜車」というジャンル自体が非常にアレな訳ですが、改めて国鉄貨車のバリエーションを俯瞰する上では欠かせないものだと思います。
できることなら「ウ300、500」(豚積車)が欲しいなぁ(教養雑誌系の付録ではあるようなんですが)。
こやつらは確か「人」が乗れるんです。
では、何のために人が乗るのか。
こういう点を考える営みが実に面白いのですよ。

リニューアル後も、ちゃんと向こう側が透けて見える。
各所の直線もダルくなくて、フルリニューアルの恩恵はきちんと受けています。
こういう貨車は特に、ギラギラした下回りでは困りますよね。
それ故の先日の黒車輪の御紹介でした。
でも、カプラーはいかんなぁ。

今回は線路際のアクセサリーのお話となります。
津川洋行から気になるアイテムが発売されました。
同社から発売されていた鉄柵の、これもまたリニューアル版です。
従来の製品は線が太く、使う上ではどこか躊躇がありました。
今回の製品は一段階細くなっています。
このまま使うことも可能なのですが、できることなら塗装して使いたいところ。
そこで課題となるのが、この製品がABS樹脂で作られている点です。
粘り気がなくて簡単に折れてしまうでしょうから、ABSという選択には合理性がありますね。
もちろんPSであれば塗装は簡単なんです。

でもでも。
塗料もどんどん進化しているんです。
クレオスの「アクリジョン」シリーズ。
水性塗料ですから、ABSを侵すことはありません。
しかも、この「ベースカラー」は文字通り下塗り剤で、どちらかというと接着剤的に素材に「つく」んだとか。
ベースカラーの色も複数あるので、迷わずに「ベースイエロー」をチョイスしました。
水性塗料。
「レぺ」「ホッペ」、それから80年代ガンプラブームの真っ最中にグンゼから発売された水性ホビーカラー。
どれもこれも実用性としての難易度が高かったので、あまり良い思い出がないのですが…

で、今回。
筆塗りで2回塗ってみたところ、ムラもほとんど出ず、ましてや素材がおかしなことになることもなく、選択して大正解でした。
黄色を素材に乗せることには苦労してきたので、その点からも驚き。
重ね塗りしても確実に乗ってくれます。
もちろん、においも出ない。
ホビーショーでは模型ばかり見ていないで、こうした素材の進化も確認していかないといけませんね。

同じく水性の「トップコート」(つや消し)を吹いて、長年の課題だった山岳モジュールの外線崖側にピンバイスで穴を開けながら挿してみました。
地形を作った本人が言うのもヘンですけど、転落の危険性のある雰囲気の線路だったので。
エッチング素材程の繊細さはなくても、プラ素材としては十分な細さでしょう。
今後は黄色い成型色でも発売が予定されているみたいですから、塗装をしたくない方はそちらも是非。
この趣味を始めた頃から(銀座松屋のショウでも)ずーっとお世話になっている津川洋行のアクセサリー。
痒い所に手が届く製品の開発は、今後も続いていくことと思います。

着々と運転再開の準備をしていますよ。
車両は走らなくても、レールクリーニングだけは欠かさずにやっています。
ではまた。
- 2022/08/04(木) 09:00:00|
- 鉄道模型(レイアウト)
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おはようございます。しなのさかいです。
国土交通省の有識者検討会が、ローカル線の運行見直しに関する提言案を出したそうですが、報道の範囲で知るところ、「有識者」が主導して出たものとは思えない程の予定調和の内容でして、これまでの議論の範囲を越えることがほぼない、バスやBRTへの転換を匂わせるものでした。
やはりこーゆー考え方であり、今の問題に対してはあくまでも自治体が当事者であって、国は傍観者なのだ、ということが分かっただけでも前進でしょうか。
国鉄末期にも似たような議論を見ていたような気がするけれど、どうだったかしら。
ですから「鉄道大国」なんていうメディアのコピーはそろそろ「過去のものなのだ」と割り切っておいた方が良さそうです。
新幹線の技術をその根拠とする向きもありますけど、東海道本線の輸送力増強の意味で建設された新幹線が、いつのまにかこの国の鉄道ネットワークを破壊し続けている…そんな側面も見えてしまっていますよね。
新幹線にだって輸送断面がずいぶんヤバそうな区間がありますから、そのうち廃線になるかもしれません。

で、今回は「バス大国・JAPAN」を象徴するような模型のお話でもと思いまして。
鉄道模型店のポポンデッタが、鉄道車両の模型化に止まらずに、バスの模型まで製品化してしまいました。
1/150スケールによる三菱ふそう・エアロキングの模型は、既にトミーテックが「ザ・バスコレクション」で製品化していますので、後続ながら比較される運命を背負った、そんなチャレンジングな新製品です。
ポポンデッタが「やる」とアナウンスしたときは、その出来を心配したものでした。
どうしても安中貨物事件の記憶が。
しかしこうして発売されたものを手に取ってみると、驚く点が複数ありましたよ。

生産期間が長かったエアロキングの最末期のモデル、ということでよろしかったでしょうか。
専門外なので間違っていたらごめんなさい。
まずはなんと言っても、1/150スケールでバックミラーを再現してしまったことが特徴として挙げられます。
繊細なパーツとなることは必定なんですけど、高速バスのミラーはゴツいですから、車種選定の段階でスケールダウンの勝算があったのでしょうか。
工夫されたブリスターパックに破損リスクを配慮した形跡もありました。
ミラーはそれっぽく見えますし、これ以上にどうのこうのというリクエストが頭の中に浮かびません。
昨今の「貫通扉」と同様、バスコレの仕様も抜本的な再考段階に入ったようです。

バスコレのサッパリした屋根と比べて、屋根上に模様が再現されています。
ちょうどカトーの14系や24系のような措置で、実物をよく知らない当方としてはこちらの方がリアルに見えてしまいました。
たぶん実物もそうなんでしょう。

それと、印刷が実にきれいに仕上がっているんです。
1階の窓のクレイドルシートのマークも素晴らしい。
バスコレも価格の上昇に比例して質が向上していましたけど、それでも窓ピラーの黒い部分にゴミが混入されているとかで、未だに買うときのギャンブル性が残っています。
今回当方が手にした2台にはそうした点が皆無でした。
とにかく屋根を含めた5面に付着物やカスレなどは見られません。
これは当たり前ながら、ユーザーの満足感を高くするポイントです。

そしてこのバス模型の最大のセールスポイントはココ。
USBケーブル又はボタン電池2個によりヘッド・テールライトが点灯するという。
頼んではいなかったけど、点灯するというなら試してみたくなるのが人情ですよね。

当方はレイアウトにちょこんと置いてみたかったので、車体に100%内蔵できるボタン電池を選びました。
ボディを分解しないで、車体裏側から電池を放り込める設計(外すときのヒモ付で)に軽く感心したところです。

ヘッドライト。
少々青みがかった色調が気になりましたけど、肉眼で見るとそうでもないかも。
光ること自体が革命なのでそんなことはチャラです。

テールライト。
こちらは赤ですから色調云々ということはありませぬ。
ワザと案内所の壁に反射するように置いてみました。

軽めにNゲージのアクセサリーについて話題を振ってみました。
たまにはこんなのを眺めてみるのもイイでしょう。
ディスプレイ向けを意識した点灯ギミックには否定的な見方もあるかと思います。
しかしながら店頭販売価格がバスコレ製品とさほど変わらないとなれば、十分に競合する製品なのではないでしょうか。
中古店では、箱のないバスコレたちがワンサカと売られており、このジャンルも量的に「極まったな」という感想です。
とはいえ、バスのアクセサリーがトミックスのアレとグリーンマックスのアレしかなかった時代を知る者としては、置くだけで地域性を演出してくれる様々な事業者のバスのアクセサリーは欠かせません。
要は「必要な量だけ、ホドホドに」ということであり、鉄道車両の模型をコレクションする上での警告にもなっているようです。

鉄道車両に感動しないでバスに感動してしまいました。
大衆が移動手段として選ぶ乗り物は、今となってはもはやバスであり、深夜のバスターミナルにはかつてのターミナル駅で見られた旅行者の姿がたくさんあります。
したがって、今回のポポンデッタのバスシリーズの最初の企画は「エアロキング」だからこそ成功したような気がしていて、これを路線バスで展開していたとしたらどうだったかなぁと。
たぶん支持できないし、ついていけない(笑)
だから、2匹目のどじょうは似たような場所に潜んでいる、そんな気がするのでした。
余計なことを言いました。
鉄道ネットワークの代替として機能している「旅」のツールとしての高速バス。
こんなところに着目したシリーズの継続を見てみたくなりました。
ではまた。
- 2022/07/28(木) 09:00:00|
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