(その3からつづく)
【カトー】
最後に報告させていただきますのは、カトーの内容です。
地方都市で活躍する列車シリーズ。
そんなうたい文句で第1弾長野編がスタートします。
この115系については、新規にシールドビーム等が別パーツ化。
いろいろと賛否両論があるようですが、当方の感想を申せば、きわどい部分に回り込んでいるエメラルドグリーンの帯がピシっときまって塗装されている点を素直に評価したいなと。
間もなくの発売ですので、その際にあらためてレポートさせていただきます。
E127系100番台大糸線。
こちらも同シリーズ第1弾として、115系とのペアで発売されます。
長野大好き人間の当方としては、文句の言いようがありません。
顔面形状も、先のマイクロエース製と比べれば「正解」のようです。
マイクロエース製のやつは、もう既にチョメチョメしちゃいました。
来月の予定であるE127系0番台も既にこんな状態。
2両編成の電車なんて、カトーでやることはないだろうと思っていましたが、時代は変わりました。
313系2300番台で開発した片台車動力が奏功したようです。
90年代から最近までの、カトーアイテムの閉塞感がウソのようでして。
霧がパァーッと晴れる、とはこういうことを言うんですね(少々オーバー)
115系新潟色も先頭車だけ展示されていました。
トミックス製を持っていますが、うーん買っちゃおうかな。
それにしてもカトーは新潟方面の車両の製品化が続いていますね。
何かの前触れでしょうか。
聚楽の食堂車、そろそろどうでしょう??
ライト点灯状態。発車準備ができたようです。
いいですねえ。
「乗り鉄」である当方にとって「地方都市で活躍する列車シリーズ」は何とも甘いささやきです。
2両編成のJR電車は数多くありますので、あれもこれも期待したいところ。
飯田線の119系なんか、やってくれないかなあ。
危うく見逃すところでした。
ラウンドハウスブランドで2つのパーツが発売されるようです。
まず1つは、683系増結セット用動力装置。
サンダーバード3両増結セットを動力化するためのものです。
当方も2箱所有していますので、これで3+3でも動かすことができますね。
もっとも、3+3+3でもいい訳です。
予価3,360円とのことでした。
もう1つは、20系客車白色LEDテールライトセット。
我が家の20系については、既に白色LEDに換装してしまいましたので、どうしようか悩みどころ。
1両分なのだと思いますが、予価1,575円だそうです。
うーん、ちょっと高いかな。
続いてパネル展示のみのコーナー!(寂しい)
北斗星の「デラックス編成」セット。
「デラックス編成」というネーミングに悩んだそうです。
3往復だった北斗星もいまや1往復のみ。
編成も東日本・北海道2社の車の併結ですので、落ちぶれ感が見られます。
そうしたマイナスイメージを払拭するために、こんな名前を付けたとのこと。
マイクロエースならば「晩年型」としちゃうんでしょうね。まだ引退していませんけど。
しかし逆に、Nゲージの技術ではデラックス編成リリースされること間違いなしでして。
楽しみです。
EF81北斗星は再生産しないのかしら??
D51498。
こちらも、静岡の発表からあまり進展はないようです。
12系客車は見事に再生産がかかりました。
茶色い旧客でないところが、何かを予感させます。
JAMでの何らかの試作品展示に期待しましょう。
当然にD51のバリエーション展開は考えているとのことでした。
カシオペア用のEF510も、トミックスと同様に製品化告知。
それに加えて、E26系について何やら怪しげな動きです。
「新仕様」については、いろいろと考えているけど企画として固まっていないんだとか。
上記2車種と並んで、準年末アイテムということになりそうですが、上野口の寝台特急2種。
財布も大変です。
ところで。
年末アイテムはJAMで発表するとのことでした。
カトーの年末アイテムは、この市場での最大のミステリーとなっています。
このことを考え続けるだけで楽しくなってきますね。
そろそろ情報戦(諜報戦?)もピークかと。
あと1か月を切りました。
いったい何が出てくるんでしょう。
欲しいと思うものを、短冊に書いてぶらさげることとします。
実はもう、やっていますけどね(笑)
* * *
銀座松屋の暑い夏は、明日で最終日を迎えます。
10年前にJAMがスタートしてからは、両イベントで性格の分担が進んだようでして、こちらは入門向けのショウに特化してきました。
とは言っても、ユーザーとメーカーとの交流の場であることに変わりはないようです。
いろいろとお話を伺うことができましたが、それぞれのメーカーはこの拡大し続ける市場を様々な角度で捉えているようです。
当たり前ですが、業績を伸ばすようなアイテムを製品化することが至上命題なのですから。
「ガイアの夜明け」を見ているようでもあり、最近はこうした楽しさもふくらんできました。
とにもかくにも暑かったですね。
線路際の住民さん、おつかれさまでした。
線路際の住民さんと別れた後、ちょっとだけ秋葉原へ。
安売りでこんなものがあったので買ってしまいました。
作る時間なんてないので、これを見て精神安定剤とします。
伊豆急8000系、欲しいなあ。
年末アイテムでなくていいんですけどね(爆)
ではまた!
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- 2010/07/25(日) 16:01:45|
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(その2からつづく)
【モデモ】
モデモは比較的、この鉄道模型ショウで新規の発表を行うことが多く、今年も1つ、新しい方向性が示されました。
江ノ電のタンコロ、100形がリニューアルです。
ヘッド・テールライトが点灯可能に。
そして一番大きな変更点が、台車の小型化。
台車とボディの隙間が、よりリアルになりました。
モボ系の技術がフィードバックされたみたいですね。
奥の車両が前回品です。
こう見ても、車高がぐっと低くなったことがわかります。
路面軌道の製品化が続く今だからこそ、こうした定番車両のリニューアルを積極的に行って欲しいものです。
【グリーンマックス】
グリーンマックスは、最近の私鉄車両の展開を、地道に強調する内容でした。
その中でも京急1000系は、おもしろいアイテムだと思います。
「つくる楽しみいっぱい」を21世紀風になぞると、こうした製品となっていく訳でしょうか。
こうした半完成品のリリースを見ていると、今でも「製作意欲をどう高めていくか」がこのメーカーの宿命となっているみたいですね。
マイクロエースとのにらみ合いが激化してきましたが、ユーザーにとってはありがたい話。
あとは、同社に動力ユニットと床下関係のさらなる改善を望みたいところです。
【マイクロエース】
ドクター東海が塗装の上で展示されていました。
銀色系の車両は比較的「当たり」が多い同社ですから、今回も大丈夫?
屋根のパンタグラフまわり。
イースト・アイでもこのような雰囲気だったでしょうか。
点検灯のLED化工事が流行るかも?です。
リゾートしらかみ「くまげら」編成。
なぜ、この第3編成に白羽の矢がたったのかは不明です。
でも、いずれは「青池」「ぶな」をやるのでしょうね。
その「青池」の前身であった「リゾートしらかみ」4両時代。
ちょっと買ってみようかなという気持ちに傾いています。
中間運転台の下に付くスカートは、相変わらずの出っ歯状態でしたが、先頭車両とはならないので、気持ち的に目をつむることができそうです。
そういえばDD53なんてのもありましたね。
このあたりのアイテムは何とも評論しがたいです。
皆さん自身でご確認くださいまし。
某中古模型店の話では、ラッセル車は特に売れるそうです。
伊勢志摩ライナー。
近鉄ファン待望のアイテム、でしょうか。
旅行で乗車した方も多いでしょうから、話題になりそうです。
近鉄版「オーシャンアロー」ですね。
JAMで発売される勝田のK-40。
おわん型タイフォンが特徴です。
183系ほど形態の破たんがない同社の485系ですが、やはり国鉄形の独特なラインを再現するには、各社で傾向が分かれるようです。
マイクロエース製の485系は1両も所有していないのですが、レッド・エクスプレスは欲しかったですね。
今度発売される「きりしま」で我慢することとします(笑)
JAMの早朝にお並びになる方はごくろうさまです。
(その4へつづく)
- 2010/07/25(日) 15:00:17|
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(その1からつづく)
【トミックス・トミーテック】
車両以外ではこの2つが気になりました。
まずは「TCSワイヤレスパワーユニット」。
既に5月の静岡で発表されていました。
最近は、リアルな運転台形状のユニットが流行っていましたが、これはそんな路線の真逆。
レイアウトの中の好きな場所に寝そべって、そこに停車させることができます。
子どもの頃は、駅の端っこに顔をくっつけて、足でツマミを操作しましたっけ(笑)
そんな思い出のある人には待望のアイテム、ですね(大笑)
チャンネルはこのように。
これだけあれば、大きな運転会場でも混線しないでしょう。
今まで当たり前だと思っていた「不便」を大きく解決してしまう、そんな制御機器の登場です。
もうひとつは「ワイドレール化バラストキット」です。
やはりお座敷運転でファイントラックを敷くと、どうしてもレールとレールの間に空き地が出来てしまいます。
この板キットは、そこをこの板で塞ぐという簡単なもの。
これによりポイント部のデルタ地帯が解消します。
当方、既に同じアイデアを採用していましたので、「やられたなあ」という気持ちでございます(爆)
ポイント部はバラストを撒きにくい部分ですので、こうしたお手軽アイテムがあると、レイアウト作りもスムーズに進みますね。
やはりメーカーとしてもその辺を気にしていたのでしょうか。
次はジオコレ関連です。
いよいよ建物も観光地、それも誰もが好きな「温泉街」のものへ突入しました。
これまでは、童友社の温泉宿キットしかありませんでしたので、重宝しそうですね。
あとは、街コレ特有のゆがみがどの程度か、というところ。
この調子でいくと、サービスエリアとか、道の駅なんていうのも出てくるかな。
いずれにしろ、旅行で利用する施設が出ると売れそうな気がします。
鉄道コレクション。
70系、中央西線バージョンと阪和線バージョン。
塗装が良ければ、と祈るばかりです。
そして201系も鉄道コレクションでリリースされるそうです。
電動方向幕やら何やら、201系関連商品が多いと思っていたら、こういうことだったのですね。
となると、この後にはアレが続くんでしょうか。
201系はこれまでカトーの独壇場でしたし、再生産やバリエーション展開も繰り返されました。
このような廉価版がどう市場に受け入れられるのか、またメーカーにどのような目論見があるのか。
今後をちょっと注目してみたいと思います。
今回のショウでは、いつもながらトミックスのボリュームが大きいようでした。
さすがにメーカーの規模の違い、でしょうか。
(その3へつづく)
- 2010/07/25(日) 00:40:01|
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こんばんは、しなのさかいです。
今年も恒例の「鉄道模型ショウ」へ行ってきました。
銀座松屋に辿り着くまでは、外であろうと地下であろうと、もう暑くて暑くて(笑)
線路際の住民さんと会場で合流した時には、ぐったりでした。
今年の夏は、かなり厳しいですね。
では、いつもと同様に粗末なレポートとなりますが、ご参考にしていただければ幸いです。
【トミックス】
「さよなら500系のぞみ」セットが展示されていました。
W1編成ということで、先頭車にホクロのような印刷。
点検窓って言うんでしたっけ。
そして屋根上にはさりげなく号車表示のマーキングです。
当方、相変わらずこういう細かい印刷に弱いです。
運転台キャノピーのパーツ分割の関係から、カトーではなくトミックスの500を愛用している方も多いと聞きます。
そんな方々には、決定版となるセットですね。
EF510-500は、早くも2大メーカー(3大メーカー?)の激突です。
ガイシの色は区分けされません。銀色のままです。
パネル展示では、509・510号機(カシオペア色)の告知もされていました。
当然に予想できる展開です。
どちらのメーカーも、まだまだ寝台特急で業績を伸ばそうという目論見ですね。
それだけブルトレ市場規模は大きいということです。
私たちの財布、間違いなく狙われてますね!
トミックスのお得意となった、一般型DC。
キハ47が早くも展示されていました。
昨年カトーが手を挙げたキハ30系をやらないとなれば、キハ47はこの分野でのグランドフィナーレとなりそうな車両です(まさかキハ54までやる???)
そしてキハ47は保津峡の風景を再現するためには欠かすことができない車両でもある訳で。
京都口ですから、キハ181系もあるといいですね。
そして、キハ20系の首都圏色。
待っていましたー。
特にキハユニ26。いいですね。首都圏色で大畑線や花輪線にいました。
キハ22も首都圏色がいなければJNR北海道物語が完結しません。
キハ56系に合うだろうなあ。
ちょっといい気持ちになってきました。
秋頃の発売だそうです。
大糸線のトリオも発売間近。
ブームでもあります。売れるんでしょうねー。
DE10です。
ちょっと手すりが太いかな…。
ところで、昨年カトーがやった仕事をあえて重ねてやる意図は何なんでしょう?
そんなことを考えて気になるのは、近年のPCジョイフルのほとんどがこのDE10と関係しているということ。
「この国鉄色は、ほんの布石。
これから怒涛の如くPCとのセットが発売される」なんて展開は怖いですね。
どこぞのメーカーはそんな商法を既に展開中。羨ましくなっちゃったのでしょうか(笑)
このDE10を見て、50系客車のリニューアルに思いをはせる。
いやいや、独り言ですよ。
このようなJAM向けのアイテムも紹介されていました。
(その2へつづく)
- 2010/07/25(日) 00:33:08|
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