(その1からつづく)
【リアルライン】
毎年、入口の横にブースを構えるのは、数年前にD51を発表して一大旋風を巻き起こした「リアルライン」。
今年は、カトーからD51498の製品化が発表され、しかも来月にその発売を控えたタイミングでの出展となりました。

そんなアゲインストの風(?)に向かって、でしょうか。
やはり今年の初夏に話題となったG-3型デフレクター・集煙装置付のD51498を発売するそうです。
エッチング製のデフレクターは、カトーの今後の展開にはあり得ないと思われます。
こうした点をアドバンテージにして、今後もD51のバリエーションを展開されるのでしょう。
お話を聞いてみたところ、いろいろとお考えを練られているようでした。
もともと考証力を持っているメーカーですから、突風が吹いただけで市場から去ることなどないよう、早めに独特の立ち位置を見出してもらいたいです。
【さんけい】
こちらは、あっという間にストラクチャー・メーカーとしての立ち位置を不動にしてしまった「さんけい」。
今年の年末アイテム(?)として、「となりのトトロ」の草壁邸をリリース。
Nゲージサイズです。

実は、当方もかつてスクラッチしようかと考えていたことがありまして。
こういうのがレイアウトにあると、娘たちのウケが良いのです(笑)
ですから、このアイテムはビンゴ。
当方にとって、この草壁邸がさんけいデビューとなりそうです。

予定価格は4,578円。12月発売予定。
スタジオ・ジブリでは、このアニメ上の家を詳細に設定しているため、設計にはかなり神経を使ったそうです。
そんな努力があったからでしょうか。
ジブリ側に試作品を持ち込んだところ、一発でOKが出たそうです。
なかなか興味深いエピソードを聞くことができました。
ストラクチャー全般についての今後の具体的な展開ビジョンは特に無いそうです。
気に入った建物があればその都度開発していくとのことでした。
当方からは、甲州街道沿いに見られるような建物の製品化を要望。
「トミーテックの歪んだ建物はレイアウトに置けないのですよ」
「できると思いますよ」
こんな会話をさせていただきました。
期待しています!
【プラッツ】
5月のトレインフェスタで初めて見た試作品が、つい先日に発売されました。
「プラッツ」の0系R68編成のZゲージ。

予告通り、食玩版からのリリースとなりました。
前面ライトとボディとの境界がもう少しはっきりとしていれば魅力的だったかもしれません。
ぱっちりオメメが0系のシンボルですから。
ちょっとボヤーっとしているか…。

会場では既にモーターを組み込んでデモ走行。
高架下を走るD51と好対照でして、なかなか絵になっていました。
今後の展開についてお聞きできなかったのが残念です。
【クラウンモデル】

Zゲージの車両のリリースを、早くから展開している「クラウンモデル」。
レイアウトを展示して、ユーザーに遊び方を提案していました。
なかなか見ごたえがあります。
【ロクハン】
初参加だったと思います。「ロクハン」です。

レール関係の発売を控えているとのことでした。
大変意欲的なメーカーでして、Zゲージの総合メーカーとなるためには、このインフラ製品のリリースは避けられないそうです。
設計はまずまずのよう。
あとは安定供給のハードルをどう越えるか、です。

パワーパックもなかなかオシャレでして。

スケルトンボディの113系がクルクル回っていました。
スローも効いており、Nゲージと比べても遜色ない走り。
しかし車両のリリースは、早くても来年の夏頃なんだそうです。
開発段階で設計スケールを変えたことは知っていますが、うーん、遅い。
レールと車両の生産がアンバランスになると「遊び方」を提案することができませんから、ちょっと心配です。
既存のNユーザーだけでなく、新規ユーザーにもアピールしていくならば、この条件は必須だと思います。
車両とレールを同時に生産することも大変なことですが、新規ユーザーに飢餓感を与えると、すぐに飽きられてしまうのではないでしょうか。
【アクラス】
昨年のこのイベントでは、アクラスの1/80・183系の美しさに酔っぱらってしまいました。
その後も製品開発の勢いは衰えていないようでして、今でもNゲージ専業の当方に「1/80においでおいでー」と手招きをしています。

スハ32系といい、ワム80000といい、どれを見ても魅力的で。
どうか、そっとしておいて欲しいものです(笑)
クハ183のB級品が4,500円で販売されていたのには参りました。
たった1両の安易な買い物が、いつのまにか12両になるのは目に見えていましたから(笑)
* * *
今年のこのイベントで見えた大きな変化は、やはり「Zゲージ」という分野がはっきりと現れたことです。
レールやパワーパック、ストラクチャーまでを製品化しようという意気込みは半端なものではありません。
当然に開発資金も大きく用意しなければならないと推察します。
東京マルイのZゲージ撤退が確実となりつつある今。
複数のメーカーの共同体で盛り上げようとする姿勢は、一定の危機意識のあらわれでしょうか。
技術力や考証力もある方々ばかりのようでしたので、製品については楽しみにできるレベルと見受けられました。
しかし、現在の鉄道模型市場は、そのような力だけでは生き残れないのも事実。
昔とは違い、ユーザーに「遊び方」を提案し続ける姿勢が必要です。
ですので、安定供給、そしてバランスのとれた製品のリリースが無ければ、遠心力が働いて一気に沈没しかねません。
Nユーザーや16番ユーザーに「Zもやりましょう」とアピールすることができるのか。
それとも、新規ユーザーにターゲットを絞ってアピールしていくのか。
そして何よりも、Zゲージが定着するほどの新規ユーザーは本当に潜在しているのか。
鉄道模型市場にとって、これらのメーカー各社の情熱はひとつの資産でもあります。
それだけに、早々の撤退だけは避けていただきたいものです。
□ □ □
夏に行われる複数のイベントに比べると、大人の香りがただようこの「日本鉄道模型ショウ」。
そんなムードの中でNゲージを見ていくと、それはそれでまた新たな発見があったりします。
毎年訪れるたびに景色が変わる京急蒲田駅。
今年は、とうとうプラットホームが空中に移動していました(笑)
来年は、どうなっているんでしょうね。
ではまた、です。
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- 2010/10/31(日) 09:47:23|
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こんばんは、しなのさかいです。
昨日、首都圏は台風を迎えてしまいました。
普通なら外出を控えるべきところですが、蒲田へ出撃です。
「第31回日本鉄道模型ショウ」へ行ってきました。
同行いただいたのは北の扇形庫からさん、線路際の住民さんです。
雨の中、お互いにおつかれさまでした。
それでは、簡単ではありますが、レポートさせていただきます。
当方、どうしてもNゲージを中心とした視点となってしまいますが、お許しください。
【マイクロエース】
毎回のごとく、発売を控えたアイテムが展示されていました。

両運転台車・キハ53です。
この顔はトミックスで散々製品化されていますから、蕨方面としてどのような個性が出てくるか楽しみです。
単品販売というところに、思わず財布が口を開けそうですが、仕上がりを見極めてみましょう。

コキフ10900。
当ブログでも、北の扇形庫からさんの作例が紹介されています。
そういえば、カトーではワキ10000を再生産します。
この緩急車はどうすればいいんでしょう??
嫌な点に気が付いてしまいました。

最近になって製品化発表された、ホキ6600です。
車高が十分に抑えられています。

こちらはキハ37。
「木更津―上総亀山」という前面方向幕はシールでしょうか。
トミックスもここまでやるかどうかは微妙?

キハE130系もカラフルに並んでいました。
水郡線からキハ110系が撤退するなんて思いませんでした。
しばらく訪問していませんが、もうこんな列車ばかりが走っているようです。
シルバー系車両は比較的カッチリした出来の同社。
この車両もそんな印象を受けました。
マイクロエースさんは、JR東日本の車両をまだやる気なのか…。

113系の幕張車。
アンチクライマーが一体成型されています。
また新たな前面に挑戦かな?
車高が抑えられているように見えますが、いかがでしょうか。
そろそろマイクロエースには、113系、115系の決定版を作ってもらいたいところです。
最近は、リニューアルを兼ねた再生産品が多くなってきたように見える同社。
近所の量販店では、たたき売りアイテムの常連メーカーとなっています。
ユーザーもここにきて「おなかいっぱい」といったところでしょうか。
同社の市場での立ち位置も、再定義されることとなりそうです。
(その2へつづく)
- 2010/10/31(日) 09:21:56|
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線路際の住民です
毎年恒例の「第31回日本鉄道模型ショウ」へしなのさかい・北の扇形庫様と 台風接近の雨の中
いって参りました。
その会場で 花園製作所の「土佐くろしお鉄道9640形」が、目に飛び込みました。
事前に話として 製品の事を承知しておりましたが、チョットした置物程度の認識でしたので
初めて見る製品に びっくり! 思わず購入してしまいました。
帰宅後 早速に線路の上に載せてみましたが、残念な事に 台車の首振り加減・転がり等で
とても実用とはかけ離れた物でしたが、それでも置いてみると結構 全体的なプロポーションに
好感を持ちました。


ディスプレイモデルにしては、ロゴも綺麗に再現されているところが良いですね!
販売ブースでは、多少の加工をすれは動力化が可能との事 適応する動力ユニットを聞いたところ
「トミックスキハ182」が、一番近いのでは?
との返事でしたので 手元にあったキハ182の動力ユニットを 仮に組み込んで見る事にしました

車体の分解は、至って簡単で構造的に鉄コレに近い感じの様に思えます。
初めにそのまま動力ユニットを嵌めこもうとしましたが、横幅に無理が在る様だったので
側面窓ガラスを外してみると すんなりと嵌めこむ事が出来ました。

まだ本格的に搭載加工をしていないので 断定できませんが、動力ユニットのシート部分のサイドを削る事で
この車両の動力化が、可能であると思っております。
他に注意点で 動力台車にボルスタレス台車を使う必要があり 別途調達する必要があります
花園製作所製品と云えば、高価な玉電200形を イメージしてしまいますが
この製品は、価格と仕上がりにバランスのとれているのではないでしょうか。
ただ 動力化しない時の 下回りに今少し改善すれば 一層使いやすい車両になる物と思います。
さて、キハ182の動力と ボルスタレス台車をどうするか 悩ましいですね
- 2010/10/30(土) 22:31:15|
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こんばんは、平民です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが本日30日と31日に海老名車両基地で予定されていたファミリー展は、台風14号接近に伴いイベント自体が中止となりました。
本来イベントが開催されれば展示される予定だった7000形旧塗装車と5000形、5200形の画像を入れさせて頂きます。

以前撮影した7004F。

同じく展示予定だった5200形。

5200形と連結して車内見学も可能だった5000形。
因みに同イベントで小田急バスブースで発売される予定だったバスコレクションにつきましては
11/3に仙川駅バス折り返し所案内所にて、11/7に成城学園前案内所にて両日合わせて
4500個が発売されるとの事です。

今回発売されるバスコレクションに入るプロトタイプとなるいすゞエルガです。
- 2010/10/30(土) 22:07:21|
- 鉄道イベント
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線路際の住民です
本日行き付けの模型店に予約をしていたトミーテックより鉄道コレクション「国鉄70系中央西線」が、
入荷したので 早速購入いたしました。
鉄コレ70系は、既に発売されている上越・中央東線仕様に続くもので 全金属車300番台を
中心にバリエーション展開をしたものです。

ボデーの仕上がりは、前回製品と同様に70系らしいプロポーションの良さを感じさせ 前面窓を見ると
編成番号札もしっかり印刷により再現され担当者の想いが、見てとれます

しかし塗装の塗り分けに乱れがあるのは残念ですね、特に前面から側面にかかる部分に
整合性の欠けが目立ち かえってボデーの出来の良さが、この部分を目立出せて居るのが残念です
所詮「鉄コレだから…」かも知れませんが、今少し何とかして欲しいと思うのは贅沢な話なのでしょうか?
前回発売の「中央東線仕様」と並べてみると クリーム色の違いに驚かされます。

最初は、トミックス系に良く見られるクリーム色の薄さかと思いました しかし 私が実車を見た時の
印象からすれば、今回品の方が近いような感じなのですが…
この辺りが旧型国電の難しいところで 全般検査施工工場や年代により色調・塗り分けに違いが
在ると聞いた事があり 若しかしたらどちらも実車に近い物かもしれません。
購入した「中央西線仕様」は、4両セットと云う事で 中央西線というよりむしろ岡多線(愛知環状鉄道)
仕様と云った方が良いでしょう。
中央西線の6両にするには、モハとサハorクハを何処からか調達する必要があります
特にクハであれば、クハ68辺りをGMのキットを使おうか 思案中です。
まさかの鉄コレで 製品化したりしたらチョットショックが、大きいですから…
年末発売予定のキハ181や最近リニューアル発売されたEF64等と中央西線が、充実してきました
そして二軸貨車ポムまでもが…
次の中央西線を走る車両のリリースは在るのでしょうか?
例えば381系とか… なんだか期待したくなりますね
- 2010/10/28(木) 23:23:52|
- 鉄道模型(車両)
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線路際の住民です
小田急線の駅構内に掲示されていた「小田急ファミリー鉄道展2010」開催告知のポスターに
3000系(今の銀色のじゃなくて…)の公開を予告する内容!
以前 保管庫から出して公開した時は、かなりの苦労があったと聞いており
今回はどの様な形で公開するのか楽しみです
さてその3000系(ロマンスカーの方ですよ)通称SSEの現役から引退する頃は、丁度 買ったばかりの
8mmビデオを使い撮影していました。
しかし当時撮影したテープも 写真撮影に戻ってから棚の奥にしまわれたままで 存在すら忘れて居ましたが
先日、他のの整理をしていて 奥の方に在ったのを見つけ 再生できるうちにDVDにダビングをして今後も見る事が、出来るようにしました。
この動画は、以前時間があれば良く訪れた御殿場線で 丁度引退間近のSSEを 運良く撮影出来ました
ロマンスカーの特徴であるオルゴール音も後年の電子音では無い所も感動的ですね
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VPS このシーンから20年近く経ちました まだ昨日の様な気がしますけれども 当時バリバリの現役の
通勤型5200形が、相模大野で解体されている処を 小田急車内から見ると 時の経化を実感しました。
今回 初めて動画の投稿をしてみました ファイルサイズ等改めて検討してゆきながら
他に撮影した物を 今後も投稿してゆきたいと思っています
- 2010/10/25(月) 09:59:09|
- 鉄道写真
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こんばんは。北の扇形庫からです。
MD-1500予備機と言っても罐でもコンテナでもありません。
形はコンテナと良く似ていますが・・・。
デカールを作られる方にはお馴染みのALPS社のマイクロドライプリンタであります。

先日近隣のハードオフを3軒はしごした時のこと。
2軒目で動作未確認ということでジャンクで1,050円でした。
既に同じ物を持っていたのですが、この機種はもう何年も前に
製造は終了しており修理すらもう受け付けていない状況。
予備としてGETしておきました。
帰宅して動作確認したところ問題なく印刷できたのでひと安心。

唯一残っていた上位機種のMD-5500も5月でとうとう販売終了に。
インクジェット全盛の現在ではコストと印刷スピードでは対抗できないので
仕方ない事ではありますが、インクジェットでは出来ない白やメタリックの印刷が
出来る事から根強い需要が有るのも事実です。
デカール印刷の定番機として使われている方も多いことでしょう。

本当は解像度もアップして機能も多いMD-5500が欲しいところですが、
私の場合は原画を作るのも億劫で出来た物を買ってしまうことも多いですし、
それほど使用頻度も多くないデカール印刷だけに使うには高価すぎるので
当面はMD-1500を使っていきます。
白やメタリック含むのはMDプリンタで、それ以外はインクジェット用デカール
というように使い分けして行くのが良いでしょうね。
- 2010/10/23(土) 22:28:13|
- 駅ノート
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こんばんは、しなのさかいです。
ハロウィン、だそうです。

ちょっと怖いです。
さて。
国鉄貨車に対する興味は、まだまだ続いています。

最近は、模型店に入っても、まずは貨車の在庫をチェックすることが多くなりました。
こんなこと、30年ぶりかなと思えるほど、今までの自分にとって信じられない行動です。
先日は、中古店で「たから号」のバラ売りが行われていましたので、1両買ってみました。

チキのままで車扱いがされていたかどうかは疑わしいらしいのですが、カトーでも貨車セットにチキを入れていますので、深く考えないこととします。

黒貨車だらけの編成にこういう色が入ると、注意深く見つめるようになります。
だいぶ前に使わなくなって、ジャンク品のような扱いをしていた貨車もあります。

その中にはホキ2200がありました。
クリーム色もかなり退色しています。

しかし、最新ロット2両で挟み込むと、この退色したクリーム色が、かえって生きてきます。
編成全体がリアルになりました。
ウェザリングをしたみたいです。
今年に入ってから、カトーは魅力的な貨物用電気機関車を続けてリリースしました。
こうした方向性が、くすぶっていた貨車市場を牽引しているようにも見えます。
トミックスの不可解な二軸貨車シリーズも、さらに刺激となっているかもしれません。
Nゲージ市場では、空前のコンテナブーム。
国鉄貨車も、こうした機関車の充実により、新しいブームとなる予感です。
* * *
いろいろと振り返ってみると、2000年代は、新興メーカーの躍進により、選んで買うことが出来なくなっていました。
1990年代の「飢餓感覚」を引きずっていたからだと思います。
そういえば、カトーのスハ43系(もちろん旧室内灯仕様)なんて、どれだけ待っても再生産されませんでした…。
1990年代は、そんな記憶を持っています。
(写真はイメージです)「すぐに売り切れてしまうのでは」という危機感が襲ってくると、もうダメ。
仕上がりの良くないセットでも、すでにネタでヤられていますから、当然のようにポンポン買ってしまいました。
しかし最近は、古参メーカーが、まるでオセロをひっくり返すような勢いで魅力的な製品をリリースし続けています。
しかも、仕上がりがとても良好!
もう「選んで買うことができる時代」なのかもしれません。
出来の悪い製品には、キッパリとNOと言いたい。
そんな心境です。

こうして貨車を1両単位で集めていくと、なんだかホッとします。
そして、デコボコの編成を、機械然としたEF15に牽かせてみると、自分の方向性をあらためて探したくなる、そんな気分になります。
ガツガツ買わなくても、またいつか買えるさ…。
2010年代は、そんなスローな気分でNゲージをやっていこうかと思うこのごろです。
ではまた。
- 2010/10/23(土) 21:13:50|
- 駅ノート
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再び線路際の住民です
私がこのホビーショーで最も注目した物に 静岡ホビーショーでリニューアル発売を予告した
カトーのD51でした。

試作品の展示だけでなくて超スロー走行も見られるとの事で とても期待に胸を膨らませて
カトーブースへ行くと やはりD51の展示場所に多くの人が、集っており担当者の方に色々と
質問を投げかけておりましたが、その目は試作品ながら Nゲージとは思えない位のクォリティーの高さに
とても満足感に満ちた物でした。
見た感じD51だな! と思える位素晴しい物でしたが、惜しむらくは、ナンバープレートの出来が
今一つですね 枠の厚みが目立ちナンバー数字の配置が、アンバランスに見えてしまいます。
デフレクターの厚みやATS用発電機も気になりますが、発売後 他のパーツと取り換える事にする心算です。

他に北斗星客車も展示されており スシ24のランプシェードが、イイ感じに輝いていたのが印象的で
また 室内灯の取り付け N小屋の壁紙張りをするようです。
SLネタと云えば、トミックスもC571の発売を予告し まだ一部部品だけではありますが
展示されました。
一部と云っても 同号機の特徴である延長された屋根を持つキャブやランボード 点検窓付き(チョット大きいんですね)デフレクター等 特徴をとらえた仕上がりにその発売が待ち遠しくなります。
話を聞いたところでは、実物を取材に云った処 C57135とはかなり異なるディテールだった事が
判り 改めて設計をし直した事で 発売に時間がを要した事 動態機特有の細かい装飾塗装にコストが
かさんでしまい 135号機よりも定価を上げざろう得なかったそうです。
確かにSLの製造・販売について困難な事もありますが、時間を掛けてでも続けてゆきたいとの事で
現在、リニューアル発売が続く貨車群もその延長線に含まれるそうです。
やっぱり 期待しちゃいますね!



その他 「能登」「さよなら北陸」の客車や EF65・キハ20・47の試作も展示されています
ジオコレを中心に一番勢いを感じたのが、トミーテックでした。
イキナリ目に飛び込んできたのが コレです
何時かは商品化するだろうと思っていましたが、やっぱりやってきました。
何気に東武鉄道も発売が予告されていますね! やっぱりツボを突くのが上手いメーカーです。
今話題の中央線201系が、101系と共に展示されています
まるで大井工場の様な感じですね

所詮 鉄コレと云う人がおりますが、最近ではクォリティーも向上し侮る事が、出来ない存在になって来ました
しかしメーカー担当者様のお話では、やはり購入後に素材として使えるようにする為に何処まで再現するか
悩ましく考える事が多いそうです。
でも 201系のパンタは折り畳めるようになって居るんですね…
路面電車シリーズについて ブラインド販売というより オープンパッケージ販売を考えているそうで
何処まで展開するか 非常に興味深々です
個人的に 某都等興味があったので聞いてみると…
笑ってました。
年末発売予定の第13弾は、気動車で エンジン部分を新たに設計するとの事!
本当に好きなんですね
他にも色々な商品やメーカーがありましたが 取り合えずここまでにしたいと思います
今年も幕張ホビーショーで 鉄道模型メーカー各社が出展するイベントは終わりです
来年の静岡で どの様な話題で盛り上がるでしょうか チョット楽しみですね!
それではまた…
- 2010/10/16(土) 22:09:18|
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線路際の住民です

とうとう中央線の201系が、運用を終了し首都圏に残る201系は、京葉線だけになってしまいました。
そんな京葉線201系を利用して幕張メッセで開催された第50回全日本模型ホビーショーの見物に
行って参りました。

このホビーショーは、プラモデルやモデルガン・ラジコン等色々ななメーカーの出展するイベントです
ここでは、鉄道模型メーカーを中心に記事を進めます。
最初に訪れたのが、マイクロエース ここは鉄道模型の他プラモデルも扱っており
社員の方達により 過去に販売されたプラモデルを販売しておりました。
当然 鉄道模型の展示も行われており 来年発売予定の小田急EXEが 初めて塗装された状態で
展示されています。

この夏に開催されたJAMで未塗装状態での展示で イメージの掴み難い状態でしたが
今回塗装済みと云う事で 発売時の状態をイメージしし易くなりました
すこしラフな組みあがりですが、実車に近いイメージの塗装を再現されたのではないかと思います
小田急9000形の時も クォリティーの高い仕上がりに驚嘆したパンタ廻りです

精密感のある仕上がりだと思います
電鉄の監修も入っているとの事で EXEの発売時の仕上がりに期待したいものです。
その他発売予定の車両達も展示されています。
まずは、DD53 ラッセルヘッドを外して カトーの「ばんえつ物語」を牽かせてみたくなります
もうほとんど製品の状態では ないのでしょうか?
次にDD54の運転台窓が、金属枠になっているタイプで 見た感じオデコが強調されている感じです
ヘッドライドの庇が強調されすぎて居るのかもしれません 既にHゴムタイプをカトーが、製品化され
高い評価を受けているだけに マイクロエースにとって茨の道ですが、初期型タイプと云う事で
市場からの高い評価を期待したいものです。

東京メトロと東武車両も併せて展示されていました、見た感じチョット角張り感がある様な気がしますが
こんな物なのでしょうか


次に訪れたメーカーは、グリーンマックスです
私鉄車両を中心に製品化しており このホビーショーに於いても注目度の高い車両の試作品が
展示されています。
JAMで発売の予告された小田急8000形の試作品が、早くも展示されておりました

画像で解り難いのですが、正面貫通ドアに取り付けられる手すりについて 完成品は取り付け済み
塗装済みキットでは別売のパーツを取り付ける様になるとの担当者様の解説です
京急1000形が、市場から好評をもって迎えられた事もあり 説明の歯切れも良く
今後の展開が 非常に楽しみです。
他に近鉄特急の顔「スナックカー」の試作品も展示されています。
カトーのビスタと併結させたくなりますね!
他に名鉄・京阪・東急等も展示されているところを見た時に 単なるキットメーカーから
完成品メーカーへ脱皮している様な感じを受けました。
その2へ続きます
- 2010/10/16(土) 21:08:16|
- 鉄道模型イベント
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