しなのさかいの駅前広場

ユートピアもモーターなしのままでしょうね

第53回静岡ホビーショー(その5・完)

(その4からつづく)


【カトー】

今回のメインは当然ながら、発売を月末に控えた電動ターンテーブルでした。


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下路式、線路配置角度10°で、本体外径217ミリ、ターンテーブル桁長160ミリ。
桁の端に縦状に配置された小さいモーターが、約1分の速度で1周させるそうです。



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ターンテーブルの厚みは12ミリ、ユニトラックの線路上面7ミリに対し、5ミリのアップとのこと(カトーの販売店向け資料から)。
この段差なら、フロアー運転の際に生じる勾配もカトーの機関車で登るとのことでした。
もっとも、このターンテーブルはボードに埋め込んで使ってみたい気がします。



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自分のプランで必要となるパーツも様々なのでしょう。
とりあえず直面する悩みは、線路の本数を何本にするか、ということ?



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3線式扇形機関庫は、まだ試作品の段階でした。
できれば検修庫タイプ(背の高いやつ)も欲しいですね!





思っていた以上に滑らかな、ゆっくりとした、いい動きをしていました。
もちろん自分のレイアウトに組み込みたいですが、いっそのこと、フロア運転で楽しむと割り切ってしまうのもイイのかもしれません。
「卓袱台機関区」なんて名前、ステキです。
レイアウトに組み込むことを調整していたら、永遠にこのターンテーブルで遊べそうにありませんし…。

受注もすごいようで、当面は継続して生産することになるとか。
それと、扇形機関庫の方が店頭から無くなると辛そうな予感がします。
売れ方のバランスが必要になるわけです。



さて、飯田線の旧型国電。
第二弾のボディが、手塗り状態で飾られていました。


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クハ47153


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クモハ53000



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クハユニ56



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奥まった荷物室の扉の表現は、このあたりが限界の模様。
床下パーツに組み込まれるいつもの長い集電板が当たってしまうため、設計上これよりも扉を奥にさせることができないそうです。
ボディの裏も見せていただきました。
荷物扉がヘコんだ分、わずかな膨らみがありました。
設計としてやれるところまではやった…ということだそうですが。



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クモハ42

ホロはグレーではなくて黒にするとのことでした。
ホロ枠とホロで1パーツ?


クモハ53007等のリリースは昨年の11月でしたから、EF10を中継ぎにしたとはいえ、旧型国電の第二弾としては当初のお話よりも期間が開きました。7月発売です。

クモハ53007等の出荷が予定の倍くらいになったそうで、これで飯田線シリーズは継続が確定したそうです。
旧国としての飯田線第三弾も近いうちにやりたいとのことでした。



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181系「あさま」。
「あさまじゃだめですか?」という話は、そろそろ完結しそうです(毎回しつこくてもごめんなさい。あまりにもビンゴだったんで)
出来について心配する点はありませんが、運転台の屋根に何も表現が無いのは、これでいいのかな。
90年代の旧製品181系「とき」では、信号煙管とホイッスルカバーがありました。
念のため。



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14系「ニセコ・宗谷」とDD51。
DD51はボディのパーツ分割が見直されるようです。
B寝台も欲しいですね。
たったの2形式ですし、新規金型もガワとマドだけで済むんじゃないでしょうか。



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651系スワローあかぎ

これはもう、やるっきゃない製品でしょう。



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E7系

カラーはメーカー間で違いが出ますね。
久しぶりにカッコイイ新幹線です。
12両編成という長さもイイのでは。



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E655系をお召列車にするとこうなる、という図。
E655系と特別車両の物語も、今月末にはいよいよフィナーレを迎えます。
手すりを差す穴をピンバイスで開ける、という作業についてお聞きしたところ、青いメーカーのような治具を封入することはしないとのことでした。
もっとも、青いメーカーの治具も、過信すると斜めにいったり左右でズレたりします。
失敗したら、またASSYを買うことになります。気をつけないといかんです。
オトコなら一発勝負。


C57192と日南も展示されていましたけど、発売直前ですから省略させていただきます。
実物を入線させた時にでも。





その他、ですよ。


鹿島臨海鉄道6000系の奇跡的な再生産。
これまで当方も「どうです?」と言い続け、「あれ、そんなに欲しいですか?」と言われ続けていたんですけど、同じ声が多くなり、とうとう決断したそうです。
で、昔の金型を使ったのは素ボディ(いわゆる「ガワ」)くらいで、窓ガラスまで新規に金型を作ったというお話に「ドカーン!」となりました。


それと、複線片渡りポイントはついに量産を始めた、とお聞きしました。
ボンとテーブルに置いたら壊れる…ようなことが無いよう、耐久性の問題をクリアできたそうです。
近いうちに当方のレイアウトに組み込めるかも。待っています。


サウンドボックスは音の出る機器等の調整が続いているみたいです。
昨年の夏の話題をさらったハコ。
ターンテーブルもなんとかなったので、「無かったこと」にはならないのかなと信じています。
加藤社長のプレゼンもありましたから。








今回もいろいろとながながとこまごまとお話を伺いました。
ありがとうございました。



静岡ホビーショーの時期は、カトーの決算期。
毎年このツインメッセでは、5月までの現年度と6月以降の新年度について、俯瞰したようなお話を聞いています。


昨年度の上半期のほとんどは、HOのE5系の生産ばかりとなり、その反動で下半期の予定はNゲージの新企画がギッシリ目白押しとなったそうです。
やがてそんな下半期も、連続する新企画をこなすことが厳しくなり、決算期の5月までの予定を8月まで繰り延べるという大決断をした、とのことでした。


当方は、残念ながら今のところHO製品とは無縁な人間なんです。
昨年の秋は、でかいE5系の進捗をひたすら見ているだけの生活で。


が、メーカーからすれば、家電量販店でコンスタントにじわじわと売れる車両を多く持つことも戦略のひとつのようでして。
そんなアイテムがあるからこそ、財源を「えー!なんだ?」と思えるようなビックリドッキリ車両の開発に振り向けられるんだとか。
そうかもしれません。
EF56は永遠にベストセレクションにはならないでしょう(笑)


ユーザーとしてやってもらいたいネタは尽きないのですが、だからこそ昨年秋のような状況も仕方が無いのかも。


東海道新幹線50周年祭りの参加アイテムが0系の再生産となったのも、同モデルがそんな性格を持っているから、ということのようでした。
設計開発予算はベツノナニカに使われるんだと思います。たぶん。


さて、新年度上半期はNの生産を控えさせるようなHOの大型企画は無さそうでして(?)、9月以降もNの新アイテムが楽しく続きそうです。


毎月あたまの3か月前予告と、毎月末の新製品発売。
カトーが見つめる鉄道シーンに同感したり、時には「あららー?」と思ったり。
今となっては発売日に月刊誌を買うよりもおもしろいイベントであり、そして生きる目標でもあります(大笑)


こんな楽しみを続けて提供してくれるように、カトー暦新年度に期待しましょう。



◻︎ ◻︎ ◻︎



今年は、トレインフェスタの開催がずれたため、ホビーショーだけで撤収です。





静岡駅までの帰りのタクシーでは、女性の運転手さんが10式戦車を語り出したので、思わずのけぞってしまいました。
すごいな、静岡。


その後の700系の中では、4人で大盛り上がり。
さてさて、また蕨方面を売却しますかね。


ではまた。




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  1. 2014/05/21(水) 08:20:00|
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