
線路際の住民です
先日 テックステーションに行くと 延期されていた特製品 167系冷房改造車が 店頭に積んであるのを見て 購入致しました。

店員氏に 発売延期の訳を訪ねると 考証面に問題があったそうで 修正をした上での発売との事。
帰宅して調べると 修学旅行色のままの冷房改造は2編成で 何れもクハの奇数車 である167-1.7 は、シールドビーム化され 結果 両方が原型ライト且つ修学旅行色の冷房改造車は ありません。
この為に 特製品発売発表後 一旦延期をして 作り直しをしたそうです。
この辺りは、メーカーの良心でしょうか。
因みに この改造編成も2年足らずで湘南色に塗り替えた事から コレクション性の強いモデルですね。

付属品類は基本セットと同じですが、
冷房改造編成をプロトタイプにした製品なだけに イラストや画像は異なります。

偶数側先頭車床板も冷房電源搭載のタイプで 通常品との作り分けが、なされてます。
さて この製品のモハ167の存在は、私にとりまして とても気になります。
これまでのトミックス165系シリーズに於いて モハ165の設定が無かった事から この形式の入った編成への展開があるのか 興味深い処です。
実車の塗装変更と冷房改造が、複雑に入り組んだ時期をプロトタイプとした事で 時代考証のハードルが高かったかもしれません。
53-10前後の伊豆急下田への臨時急行には、是非に使いたい車両だと思います。
また JRになってからも メルヘンや大垣救済臨に使われた事を考えれば、色々な展開が楽しみでしょう。
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- 2015/02/27(金) 09:00:51|
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こんばんは。しなのさかいです。

発売されてから1週間経ちました。カトーのED19です。
笑ってしまうほど、ものすごく小さい機関車です。
なのにスルスルと走ってくれます。ちゃんとライトも点灯します。
飯田線シリーズ第3弾と同様、当ブログでは線路際の住民先生からファーストインプレッションが報告されていますが、当方からも簡単な感想をメモしておこうと思います。

誰もが驚かざるを得ないのが、単品製品のケースへの収納状態でしょう。
こんな景色、見たことがありません。
貨車ケースでも収まる小ささながら、それよりも長い標準ケースに収まっています。

単品は6号機、特別企画品は2号機をプロトタイプにしているそうなので、素直に6号機、2号機のナンバーを取り付けました。
2号機の前面窓枠もいいですが、埴輪のような6号機の窓もユーモラスで素敵です。
ワイパーは表現されていませんが、ここにはなにやら…

リベット、抜けたスポーク先輪などなど。輸入機らしいメカメカしさが感じられ、見ていても楽しめる模型です。
カトー製機関車の頼もしさは、大きさの大小に関係なく、ちゃんと重量感を感じ取れる仕上がりになっているところだと思います。

6号機の側面、ウェティングハウス社のプレートも再現されています。
側面フィルターは、唯一原型を保っていたんだそうです。

こちらは2号機。
側面フィルターは他号機にも見られた形状。

ナンバープレートは、単品と特別企画品とで共通化されています。
1、2、4、6という並び方に想像をたくましくしましょう。
それから、ナンバーのフォント、今回は本物っぽい素晴らしい出来だと思いました。

特別企画品は、いわゆる4両ブックケースが採用されました。
このコンパクトさでもフル編成(!)
やりはしませんが、ギュッと抱きしめたくなる小ささです。
飯田線シリーズの旧国も、こうした小さいケースに収めたいです。
動力ユニットについては諸先輩方のレポートの方が良さそうなので、そちらをご覧ください。
単に分解するのがこわくなっただけなんですが(笑)
しかし、どうしてこんな小さいボディにまとめられるのか。運転台のスペースも確保されているみたいだし。
設計さんには惜しみない拍手を送りたいのです。
C56、DD16…そしてED19。
小さいボディへの挑戦は、今後も続くことでしょう。

それと、忘れてはいけないのが特別企画品のタキ10600。
こちらも台車以外は新規金型によるリリースです。
ED78の製品化が決まってからは、さらに注目されるようになりましたが、糸魚川から信越線経由で走ってくるこちらの方がドラマ性があって楽しいですよね。
EF62などにも繋がれていたんじゃないかなあと考えたりして。
カプラーは、車間短縮ナックルにすると厳しい気もしまして、素直にカトーカプラーNにしています。

夕方の駅で貨物列車同士の交換。
カルテックスマークのタキ35000もED19の直前に発売されていましたね。
実はこのタンク車も飯田線貨物にはよく見られました。
ED19の面白さは、短い編成で自由な貨物列車を仕立てるところ。
今でこそ、中央道が縦貫する長野県の伊那谷ですが、ED19が活躍していたころは、国鉄飯田線こそが伊那谷の物流の動脈だったのです。
そんな歴史的背景と地勢的背景から伊那谷・飯田線を見ると、この小さいED19が先頭に立つ貨物列車は、もっと興味深くなってしまいます。
いろいろと勉強してみたくなりました。
短い編成なので、貨車1つひとつが主役であり、自己主張してきます。
□□□
小さい機関車が貨車を引く、ユルくて短い編成。
冷静に振り返れば、Nゲージの黎明期からしっかりと存在し続けてきたジャンルです。
トミックスのCタンク、Cタイプ入替用ディーゼル機関車、カトーのポケットラインのチビ凸…
そういえば、マイクロエースもC形の何かを出していました。

2005年11月に鉄道コレクション第1弾で名鉄デキ100形が登場。
再びこのジャンルの価値観が示されると、マイクロエースも真面目な小型機を発売(ただしこちらは牽引する貨車が決まっていますが)。
そして驚いたのが、カトーも「いなかの街の貨物列車」として、チビ凸を再登板させたことでした。
「こんなユルさもアリでしょう」というユーザーへの問いかけ的な再リリースが目に止まりました。
やっぱりカトーもこのジャンルを棄てていなかったのだなあと。
確か2010年のことだったと思います。
今回のED19は「飯田線シリーズ」というフィールドの中の1アイテム、とも捉えられますが、こうした“小型機+貨物”ジャンルに打ち込んだNゲージ老舗メーカーとしての「くさび」だったのではないでしょうか。

とにかく遊んでしまいましょう。
飯田線シリーズ、当方の手持ち品の中で、急速に存在感を増しています。
単線といえば「非電化」だったんですが、これからは「単線・電化」を意識していかないといけません。
モジュールレイアウトもそんな意識を持って作りかえる時期にさしかかっているのかも。

それにしても鉄骨の単線架線柱が欲しいなあ。
ではまた。
- 2015/02/21(土) 22:24:37|
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こんばんは。しなのさかいです。
当方からの更新は、またしばらく間が空いてしまいました。
本来ならばこのタイミングで、カトーのED19について感想を書くべきところなのですが、その前に2週間分の生存報告をさせてください。
コツコツ続けてきた室内灯の組込作業が終わりに近づきました。
が、終わりに近づいて足踏みしています。
ここ半月、進んだようで進んでいないようで。

その原因は、カトー製品とトミックス製品への組込みが終わって、マイクロエース製品との格闘が始まったからです。
各方面から似たような報告がありますように、当方の動力ユニットの座席パーツ裏も、いざ分解してみたらこんな状態でした。
手にする編成が漏れなくこんな状態ですから、いつまでたっても室内灯なんか点きゃーしません。
同じような作業ばかり。
もう、アホらしくなってきました。

それでも、ひたすらコツコツ汚れを落とすのです。
古い町並みの小店で、ガラス越しに実演していたい気分です(笑)
あぐらで座りながら(大笑)
枕カバーが塗装されているやつは綿棒にコンパウンドを付けてゴシゴシと。
枕カバーが塗装されていないやつは、面倒なのでそのままサンポールの海に沈めました。
本来の輝きを見て、一安心。

すべての台車も分解して集電シュー、車輪をサンポール洗浄します。
10分くらい浸せば、サッパリとした輝きが戻ります。
動力台車のウォームギアも同様です。
それと動力台車には、グリスが固まってこびりついていますから、古い歯ブラシで落としました。
ドライバー、分解、洗浄、乾燥、組立て、ドライバー、ドライバー、分解、洗浄…

近所の量販店の室内灯を点灯させると、おー、いい感じ。
キハ281系は、持つようになってから12年は経ちましたが、こんな豪華な眺めは初めてです。

マイクロエースの非FW動力ユニットのモーターが、トミックスのM5系モーターと互換性があるというのは、ちょっとした常識ですよね。
当方もこのつらい作業を前向きに捉えるつもりで換装してみました。
しかしまあ、形が同じで笑えます。

近所の量販店のミニ四駆コーナーにありました、タミヤのセラグリスを動力台車のギア部にチョンと1つぶだけ。
ほんの「おまじない」のつもりです。

静止画で恐縮ですが、ウィーンという感じでスムーズに往復するようになりました。
「FWモーターでなくても別にイイかな」と思える走りっぷり。
ムラのない室内灯の点き方も相まって、満足度が上がりました。

こちらはメーカー純正のFWモーターで、東武DRC。
職場近くの中古店で安く仕入れたマイクロエース純正室内灯(白)を組み込みました。
さすがにFWモーターはギクシャクしません。

タンゴエクスプローラーは、ハイデッカーであるが故に、長年、室内灯を選び続けていました。
しかし、近所の量販店の室内灯が出現したために課題がクリアできそうです。
狭幅タイプを、プリズム部を使わずにユニット部だけを両面テープで屋根に固定。
屋根の幅が狭幅タイプの幅よりほんのわずかに広くなっていて、非常に親和性が高いと思いました。


アルファ・コンチネンタル・エクスプレス。
これも大好きな車両なのに、まったく手付かずでした。FWモーターですし。
これも展望席の明かりをどうしたものかと悩んでいましたけど、タンゴエクスプローラーと同じように、狭幅タイプのユニット部のみを展望席側に(宙に浮いた状態にはなりますが)突き出してみたところ、ユニットの薄さから外観は違和感のない姿であることが確認できました。
運転席真後ろの暖炉の煙突のような物体は残念ですが(笑)


残す車両は、あと少し。
寒い間には、所有車両すべての車内が明るくなりそうです。
暖かくなる頃には「今日は何を走らせるかなー」と、アレコレ考えながら毎日家路を急ぐようになればいいなと思っています。
ではまた。
- 2015/02/16(月) 18:26:00|
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線路際の住民です
年末発売予定の カトーED19&タキ10600セットが、発売されました。

模型ショーで試作品を見ていたのですが、実際に手に持つと その小ささに驚きます。
DD16と並べると 同じ大きさなんですね!

台車を外して見ると フライホイールとウォームギアを兼ねた構造で 技術的にDD16の応用と云う処でしょうか。

実車もそれぞれ個性的なディテールな為 プロトタイプ選定も一工夫で 元お召機を単品に 注目の大窓をセット品に組み込んたエグい構成です。

数回の馴染ませ走行をさせた後
貨車を牽いて静かに走る様は、寝静まった後に コッソリと遊んでも 気にならないかもしれません。
- 2015/02/14(土) 16:16:28|
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線路際の住民です
クモニ13のassyパーツの胴受けの応用として 西武101系に使って見ました。
ダミーカプラーと一体になった 101系独特なミニスカートや運転室ハシゴを外し同封のカプラーを取り付けた姿は、下廻りがスカスカで 残念な気持ちにさせてくれます。

そこで ダミーカプラーの部分をカットした後クモニ13の時と同じ手法で101系の増結用カプラーに取り付けてみると
見栄えがようなりました

実車と形状が異なりますが、雰囲気は良くなったと思います。
使って見ると 応用のきくパーツである胴受けパーツです。
これからも 色々と試して行きたいですね
- 2015/02/11(水) 23:03:29|
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線路際の住民です
クモニの記事の 鉄人1028号様のコメントに 架線柱があったら…
そうなんです そこで 探して見ると ありました!

ジオコレ ストラクチャーとして販売され 車両も飯田線シリーズが、展開されていた頃の製品です。
カトーの飯田線シリーズが始まった頃から ピッタリと動きが無くなってしまいましたが、数少ない旧型国電を扱ったシリーズですから その後が気になります。

模型屋に行くと クモニ13のボディーだけ売られて居たのを見て 購入。
手元にあった 鉄コレ車両の余った床板を ボディーの荷扉が当たる部分をカット 後 強度を保つ為にL型のプラ棒で補強 ボディーを被せてT車にして見ました。

クモニ13025が.M.T揃いました
このまま 編成により使い分けをしても良いのですが、ネットの画像にクモニ83-101を挟んだ3両編成を視て 026が欲しくなり 早速 クモニ13026を調べます。
意外に資料は身近な処にありました。
うさぴょんのマル鉄回顧録 を参考にして 調べてみると やっぱりエグいですね~
荷扉窓の横桟と乗務員ドア一枚が、025と異なり 加工を施します。

他に荷物標記位置の違いなどの(クモニ83-102.103は、其れ異なる)目立つ違いもなさそうなので 小筆で チョイ塗りで 終了!

乗務員ドアは、貼り替えても良かったかな~ と考えますが、この辺りは 時間のある時に施工しようかと 考えている次第です。
チョットした事で始まった 小加工ですが、考証作業に手間取る事があります。
毎回 この参考資料に キハ181つばさ氏のサイトをありがたく参考資料にさせていただいております。
当時の日常の姿を視点にした画像は、非常に大切なモノなんですね
- 2015/02/09(月) 07:46:03|
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こんばんは、しなのさかいです。

親バカ風な出だしで申し訳ございませんが、昨日は下の娘のピアノ発表会でした。
1年前。本番前日でうちの小さいピアニストはインフルエンザを発症して欠席。
ようやく2年越しで、こうした立派な会場に立った訳です。
演奏の出来については、みなさんの想像どおりですから省略します。

そんな感動ををお伝えしたいのではありません。
大事なのは昨日のプログラムなんです。プログラム~!
よその娘さんの演目に気になるタイトルがありまして。
なに? 「森のかもつれっしゃ」?
作曲者も日本人らしい。
で、聞いてみると、やはり。どうやら蒸気機関車が牽引する貨物列車をモデルにしたような曲のようなんです。
D51? いやいや「森の…」と言うくらいですから、C12あたりがちょうど良さそうです。
サウンドボックス、とまではいきませんけど、小さい機関車がチマチマした貨車ばかりをつないで森を駆け抜ける姿を想像して聞いていました。
練習曲として、そこそこ普及しているようです。
知らないことって、いっぱいあるもんです。

カトーから発売された、飯田線シリーズ第3弾(STAR WARS風にしてみました)。
問屋出荷日が先週の火曜日(1月27日)だったようで、その日以降、ネット上では様々なレポートがなされていました。
当ブログの共著者である線路際の住民先生からも詳細なレポートがありますから、このブログをパトロールしてくださっている皆さんも、すでにこの製品の楽しさを十分に理解されているだろうと思います。
当方は、近所の量販店には週末にしか行くことができないので、指をくわえながら土曜日を待ちました。
これは非常につらかった(笑)
そして、ようやく昨日。ピアノ発表会の開場入り30分前に引取りを終え、ホッとしたのであります。
この第3弾は「待望の小改良」がなされていますので、当方としてもちょっとした記録をさせていただきます。
ブログ内で記事が重複してしまいますけど、しばらくお付き合いください。

まず、この第3弾で早くも飯田線シリーズ内に重複した形式が現れました。
クハ68400です。
第1弾ではクモハ53007の相方として登板していました。クハ68414でした。
今回はクモハ54100の相方として。車番はクハ68420とされています。
1つ目の改良点をこのクハ68400で見てみますが、ついに正面・運行番号表示器のガラスがキチンとガラス風に抜く措置が行われました。この形式の他、クモハ54、クモニ13、クモニ83といった第3弾すべての形式にも同様の措置が施されています。
これは正面窓ガラスのパーツを上に延長する方式で行われた改良のようで、ユーザーの声がきちんと設計に届いたようです。
第1弾及び第2弾とは仕様が変更されることとなりましたが、これはこれで良かったと思います。
やはり進化って大事です。
よく見ると、貫通扉、箱サボ受の形状が異なりますね(ちなみにこのパーツはボディとは別で構成されています)。この辺は専門家にお任せしましょう。

クハ68400は、反対側の妻面にも変更点がありました。
よく見てみると、いろいろ気づくものです。

そして、荷物電車2種。
飯田線らしい待望の形式が、こんなに早く目の前に現れました。
ボウズ顔のクモニ83もいいですが、クモニ13のまぶたが落ちて眠そうな顔も17メートル級のボディと相まって、かわいいです。
近所の量販店で聞いた話では、「なぜ長い83の方がトレーラー車なんだ?」と言って持ち帰るユーザーが多いとか。
短い方でいいんですよ、短い方で。

このクモニ・シリーズで触れない訳にはいかない点。荷物室扉を。
第2弾・クモユニ56の荷物室扉の奥行きが不足しているということで、ユーザーからは結構な不満が出ていました。
先行する鉄道コレクション版では表現できていただけに、期待が大きかったのでしょう。
正直に申せば、当方もそんな中の1人でありました。

クモユニ56のボディ裏側を、半年ぶりにあらためて見てみました。
昨年の静岡では、床下に室内灯の集電シューがある関係で荷物室扉をそれ以上後退させられなかったとお聞きしましたが、その後日には、室内灯プリズムの干渉もあるという設計上の悩みを聞いていました。
こうして見ると、ボディ裏側にあるガラス押さえの突起が、窓ガラスと室内灯プリズムの間に挟まって孤軍奮闘している様子が伺えます(写真中央やや右寄り。わかりますかー?)

しかし、今回の第3弾ではこのようになります(写真はクモニ83)。
荷物室扉の後退に伴って窓ガラスも後退するため、クモユニ56に付いていたガラス押さえの突起はなくなり、室内灯プリズムが直接窓ガラスと接触する(押さえる)ように。
第二弾に存在した「突起の分だけのクリアランス」を、奥行きの後退スペースに転用したのかなと解釈しました。
事前にお聞きしているデータでは、確か第二弾・クモユニ56では奥行き0.4ミリ。これが第3弾・クモニ13及びクモニ83では奥行き0.8ミリに改良されたそうです。
これなら文句なし、ですよね。
それと、荷物室扉が奥に入る関係で塗装、特に青15号のまわりこみが心配でしたけど、この点も以前にお聞きした中では、鉄コレ版を手にしたユーザーのガッカリ感を意識しているからか、カトーとしても対策済みとのことでした。
結果はご覧のとおり。見事です。

あまり話題にはなっていないようですけど、当方はクモハ54の製品化がうれしいのです。
特徴がないでしょうけど、これこそ飯田線旧国の「顔」です。
運転台にある運行番号表示器をどうにかしてみたくなりますね。こんなパーツの表現も、飯田線シリーズで初めて見るようになりました。

クモニ13。
20メートル級と17メートル級が混ざって働いた事例なんて、身延線にいたクモハ14くらいしか知りません。
あれは、まさに17メートル級が20メートル級を牽引又は押していました。
それと胴受けパーツは、まだ取り付けていません。
向きや編成を研究してからでもいいかなと思っています。

なので、先日復刻出版された、こんな資料を日々ながめては、「へー、そんな編成もあったのか」と驚いています。
月刊誌を買わなくなって久しいのですが、資料性のあるものにはどんどん対価を支払ってもいいと考えています。
もう少し、いにしえの飯田線に関する書籍が出版されるといいなと思います。
□□□

振り返るとこいつらがいる(笑)
わずか1年ちょっとで、こうして「飯田線の風景」を自宅で広げることができるようになりました。
長いNゲージ趣味生活の中での突然変異のようで、未だに信じられません。
「飯田線の旧型国電」というと、編成だけでなく、各形式のおいたちと転属の物語、そして後天的な改造箇所などまでを知らないと触れることができないような、とてもハードルの高い世界でした。
旧型国電が走る風景は大好きだったんですけど、そんな世界にモデラーとして入っていけるチケットが無かったのです。
ですからグリーンマックスのキットは、買ったとしても立ち往生してしまうことは目に見えるようであり、結局手を出せませんでした。
このハードルは、鉄道コレクションで製品化されたときも大して変化が無かったような気がします(とにかく手を加えなきゃ無理なレベルの製品でしたから)。
しかし、カトーが飯田線シリーズを展開するようになってからは、ようやくそんな「壁」も消え、知識を持ち合わせなくても、そして手間ヒマをかけなくても、「昭和の伊那谷の風景」を手元に引き寄せることができるようになりました。
当方のような乗り鉄系の人間にとっては、このブレイクスルー感は、あたりまえのようで実にありがたいものなのです。

ユニトラム、特定地域を意識した蒸気機関車、ターンテーブル、サウンドボックス、そして飯田線シリーズ。
どれもこれもが、子どもの頃から「鉄道模型趣味」で製作記事を読んでは「いつかは自分もこんなレベルになれるだろうか…」とあこがれていた世界です。
あんな車両、こんな車両で快進撃のカトーですが、「あこがれの世界を今こそ手元に」という、企画の根底に流れるメッセージに気づけば、「自分の欲しい車両はコレです」と主張するよりも、「もっと楽しい世界に連れて行ってくれ」という気持ちの方が強くなってしまうかもしれません(危険ドラッグのことではありませんよ、念のため)。
当方は今、そんなところに立っています。
以前にも言いました。80年代・中学時代のクラスメートや、90年代・模型店の常連さんには、そうした影響力のある人物が多かったのです。
レイアウトの上の井中温泉駅は、ED19がやってくるまではこのままにしておきます。
ちょっとにぎやかすぎますけど、かまいません。
飯田線シリーズ・第3.5弾? ED19の発売まで、あと○日。
ではまたです。
- 2015/02/01(日) 16:45:00|
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