しなのさかいの駅前広場

やっと来るのは、青い空。

第38回鉄道模型ショウ2016(その3・完)

(その2からつづく)


【カトー】



鉄道模型ショウとしては珍しくなった、カトーの会場発表製品。
といってもカーブした単線デッキガーター橋という、意外にもインフラ製品だったのです。

しかも!

メーカー側のキャッチコピーにもある通り、これが「飯田線シリーズ」と銘打たれれば、ユーザーにも異存はない訳で。
クモハ53から始まったこのシリーズも、ついに車両だけにとどまらない、地面ごと展開していくシリーズへ移行したということです。





デッキガーター橋だけでなく、単線鉄橋用円錐台形橋脚も、そして単線用鉄骨架線柱も発売されるそうです。
架線柱の鉄骨は、低い部分とその上の部分とで分離するようになっており、普通に地上用として使うこともできます。





カーブレールは半径448ミリ。
これはすなわち、複線曲線線路R480/447の内側とほぼ同じです。

したがって、当方が建設中のレイアウトの内側には使うことができそうなので、大いに触発されています。

「2016年秋発売予定 只今鋭意開発中!」とのこと。どこぞのマンションのような退却気味のコピーとは違う、頼もしく力強いアナウンス。
発売が楽しみです。





HB-E300「リゾートしらかみ」。
ひと昔前で言うところの「ジョイフルトレイン」で、設計の良さだけでなく、再びカトーがこういう車両を模型化してくれるようになったことにユーザーの支持が集まっていると考えます。





シルバーの塗料についてはカトーの十八番。
「もしかしたらホントに金属製なのか」と疑ってしまうように、ジーッと見てしまいました。
屋根上機器までトータル的にそう感じられました。





長めの全長であるにもかかわらず、ビシッとしたストレート感が見ていて気持ちいい。ストレスなくサイドビューを見ていられます。
「模型」とはこうでなくてはいけません。

モーター車は先頭車に。
これはもう「まかせろ」と言ってしまっているようなもので、狙われた信州はまだ狙われているようてます。

今日現在では8月発売予定…。
このことを信じて楽しみにしています。





20系「日本海」は、ナハネフ20の試作品を見ることができました。
車掌室スペースには、左右を分割する仕切り壁が入り、ガラス越しには受話器が!

ナハフ20、ナハネフ22とともに、20系の顔の構成要素をさらにおさえるマイナーチェンジは、これまたユーザーの支持を得ること間違いなしでしょう。
テールライトユニットのLEDをチップ化することに伴うマイナーチェンジです。今回のパーツはそのままナハフ20やナハネフ22には使えないとのことですが、待っていればそのうち「やってしまう」ことは…(笑)
無理してASSYパーツを手に入れてガリガリやらないで、ジーッとしていましょうね。







その20系が連れてくる電気機関車たち。
EF70 1000番台とED75 700番台の登場です。

当方としては地味に後者の方を歓迎しています。1980年代を懐かしむ人間としては、これに50系客車を牽かせて、奥羽本線の普通列車をやりたいんですョ。
「50系客車を買っておいて良かった」と、再びここ数年のカトーの戦略に感謝する場面を迎えています。





781系。
前面の赤い帯のつながり方(赤2号のムラ)だけが気になっていますけど、そうであったとしても買わないという結論にはしないと思います。
これも「やっとマトモな…」シリーズですね。





500系のエヴァについては、いろいろと感想がありますが、ココはショウの締めくくりと兼ねて。



*****



今回の鉄道模型ショウは、どういう訳か非常に盛り上がりに欠ける印象でして、特にモデモ、マイクロエースについては物理的というか、客観的に見ても“退却傾向”が確認できました。

そんな中、カトーについては注目すべき新製品発表があり、またセールスミーティングで紹介されたもの、そうでないけど展示に間に合ったものがいろいろと並べられていました。
カトーの内容がこうでなかったとしたら、会場に足を運ぶ意味など無かったかもしれません。

1979年にこのショウが始まってから38年。
1985年からほぼ毎年見てきた者としては、落ち込み方が激しく感じられる2016年の初日の様子でした。



一方、そのカトーですが「エヴァンゲリオン」が話題をさらっています。
今年のコンテスト会場先行販売品かつ会場受注品ということで、発表当時に話題となり、さらにはトミックスの製品化発表と同時にまた話題(再点火)となりました(爆)

昨年の「デハ268」と同じようにホビーセンターカトーとしての取扱い、つまり一般流通はしません。税込価格30,000円で割引などナシ。しかも既存製品を流用した「タイプ製品」。
対してトミックス製品は、問屋経由で市中のお店に並び、税抜価格35,000円。だから2割引、3割引をする小売店もありましょう。一応公式情報では既存製品の塗替えに止まらない作り分けをするみたい。

さあ、どちらにユーザーの支持が集まり、さらにはどちらがNゲージ市場に寄与するでしょうか?(ワザとらしいですねー)




気がつけば、カトーだけでNゲージ市場を支えている感がしなくもない中、そのカトーがこのような限定品を製品化することに、いささか不安を覚えます。
3年前の「特別車両」、一昨年の「ガルパンラッピング車」、そして昨年の「デハ268」のような1両モノとは意味が違っていて、手間と時間をかけたことにより価格が30,000円に達した8両セットです(通常の500系を10-510と511の8両で買うよりも1万円弱高いことがその証左かと。流通ルートにも乗せないのに逆に高くなっていますから)。
当方は「来場記念のノリで1つ…」という訳にはいかない、異次元の世界に存在するような製品と受け止めています。

そして何よりも。
これをカトーにやってもらいたい、いや「カトーのやるべき仕事だ」と思っていたユーザーがどのくらいいるのか?
不思議と、ここ数年間のカトーの仕事とは大分異なるテイストがするのでした。

最近びっくりしたことは、発売直前となって14系15形「あかつき」の発売が1か月延期となった事件。
見事に今月の買い物が楽になってしまいました。
工場の中の流れ方はどうなっているのかなあ。
もしかして、この8両セットを優先的に一生懸命作っていたりしていませんか…?



ユーザーが思わず「待ってました」と言ってしまうような車両が発売され、そして小売店へ足を運ぶ。小売店もホッとする…。
このような市場を俯瞰したような仕掛け作りは、間違いなくここ数年でカトーが背負う重責となっているんだと思います。

なので、あまり妙なことを考えずに、ここまで築き上げてきたカトーの立ち位置をきちんと再認識されることを祈っています。

そして何よりも、カトーだけでなくその他のメーカーからも、価格に見合った価値の感じられる製品がリリースされ、小売店が売上げをアテにできるもの、ユーザーが持ち帰って残念に思わなくて済むものがたくさん溢れるようになってもらいたいですね。

気のせいかもしれませんが、エンジンが止まりかかっているような、少し澱んだ雰囲気のある今年の銀座の夕べでした。





会場には15:30に入って、会場を出たのは16:30。
しかし、自宅に帰ったのが日付を跨ぎかけた23:55ということでして、なぜかその間の記憶が曖昧です。
どこかで武蔵野の風景を見ていたような…


ではまた。



スポンサーサイト
  1. 2016/07/30(土) 21:20:00|
  2. 鉄道模型イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

第38回鉄道模型ショウ2016(その2)

(その1からつづく)


【トミーテック】







鉄道コレクションについては、小田急1800形という時代的、形態的にやたらと気になるネタが発表されています。

ただし見たところやはり「鉄コレ」。
窓おさえの表現も白いボディ側に表現し、そこを黒く塗る(印刷する)ようになっているので、ボディの厚みが白く見えてしまう仕様に。

明るいボディにこの表現をやってしまうのは完成品としては御法度で、なんと言いましょうか板キットの時代の作品のようです。
屋根にも気になる分割線?
これらを「鉄コレだから」と許容するかどうかが、ユーザーのコレクションの積み上げ方の分かれ道かもしれません。





建物・地面系ではトラックターミナルの背の高い方が。
これくらいしか注目できるものがありませんでした。
建物もそろそろ力が尽きてきましたか?
歪まない金型でリリースできるようになった頃に失速してしまったようで、残念です。



【グリーンマックス】





このマンション、ひっそりと隅っこの方で紹介されていたので気づかないまま立ち去るところでした。
「2017年夏以降」という、何かを学んだ結果のような素晴らしいアナウンスが目に留まりました。
こういうやり方もあるのですね。
一瞬、もうすぐ発売かと勘違いしてしまいました。

その他。
ずいぶんと前に発表されたEVOシリーズ第2弾も行方不明のまま。
展示されている車両たちも、どれが新しい内容なのか、そしてどれが新動力なのかもよくわからず。

ちなみに当方は、最近の同社の新製品発表を見ても、今まであったようなものがズラズラと書かれているような気がして、読む気にもなれません。
まるで新聞の活字、スターウォーズのOPのようです。
小売店も同じ思いじゃないでしょうか?

イチオシは、買いたくても買えなさそうな(?)新動力ユニットのようで、静岡のときと変化なしでした。



【マイクロエース】



夏の限定品だけを見てきました。
ほほう、JAMだけでなく鉄道模型コンテストでも販売する…。
クリーム色1号の感想がいろいろと湧いてきそうです。

かつて湘南色で同じことをやっていた夏がありまして、そのときはあまり良い見方をしていませんでした。
しかし、ここまで市場の中での話題づくりができなくなってきた同社としては「こうしたささやかなアイテムでも…」という思いがあるのかもしれませんね。

「まあ、こういうものがあってもいいでしょう」という緩い気持ちで販売し、手に入れ、他社の113系に組み込んで遊ぶ(爆)。
案外そういうのもいいのかも。
少なくとも、このようなアイテムを見て「買っておかなきゃ!」と思うべき時代は、もう終わったんだと思います。

ガラスケースは、とうとう1つだけに。
昔は4つありました。




注)モデモについては目新しい情報が無かったので省略します。江ノ電シリーズは今こそ頑張るときですぞ。


(その3・完へつづく)

  1. 2016/07/29(金) 08:15:00|
  2. 鉄道模型イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

第38回鉄道模型ショウ2016(その1)

おはようございます。しなのさかいです。




梅雨が明けないままという、記憶にない珍しい気候の中で、今年の銀座松屋の風物詩「鉄道模型ショウ」が開幕しました。

例年どおりであれば、デパートに入った途端に急速冷却ガスが襲ってきてはしゃいでいたんですが(なんだそれは)、今年の関東地方は涼しい日が続いていて、「いつの間にかこの日…」という感じ。
気のせいでしょうか、8階会場も初日にしてはモワーンとした穏やかな空気が漂っていました。
皆さん、もう始まっているのですよ(笑)



【トミックス】

いろいろと写真による新製品発表がありましたが、それらは諸先輩方の詳細なレポートに委ねます。




当方として面白いなと思ったアイテムは、やっぱり静岡のときと同じで、これらのレール関連商品。
ファイントラック・ユーザーの選択肢が広がるという意味だけでなく、とりあえずのディスプレイ台として使うにも最適ではないでしょうか。
もちろん、サーっとスプレーを吹いてプラスチック感は殺しておきたいところですが。





コンクリート・アーチ橋を組み合わせて使うこともできるのですね。
どこぞの未成線みたい(キハ22だからか…)。
長さは70ミリ。トミックスレールの最小単位です。





点検通路パーツ。
この辺はトミックス的な線の太さが目立ちます。
それでも成形色自体は雰囲気を出していてよろしい。





発売時期などの詳細は聞きませんでしたが、発売された時には、築堤の風景に気付かせてくれる好アイテムとして歓迎されるかも。
複製を段違いにして、小売店の新製品ディスプレイに使われそう。

しかしまあ、どうしてトミックスのレールはデビューから40年近く経った今でも、規格を維持しながら新しい展開をし続けることができるのでしょう。
道床の薄さ(コード類の取り回しをする上で致命的)、複線間隔37ミリのトイっぽさはアレですが、数年前のワイドレールやこのような新展開がある度に、いつも感心して見ています。
レールを持つメーカーがこれらをリファインしていく姿勢は、市場全体を支える「縁の下の力」と言えましょう。





発売を控えたキハ183-500です。

あのー、またボディが曲がっているみたいなんですけど…(汗)

新規金型ということで、今の550番台のようなヒドイことにはならないだろうと期待していただけに、非常に残念。無念。
もしかして、金型の設計を550番台のそれから流用しています?





アルファコンチネンタルエクスプレス、フラノエクスプレスと並ぶ、まだまだワクワク感があった80年代後半の北海道を表す列車。
なので、当方としてはずーっと前から「持っていたい」形式としているのです。
しかしこのまま明日あたりに店頭に並ぶのならば、お金を出しても製品と共に「ガッカリ感」も持ち帰りそう。
そういう財政出動はもう止めにしなくては、と繰り返しここでお伝えしています。





キハ52 盛岡色。
おデコが上がっています。
エンジン部も新規になるのでしょうか。
この辺の製品化は、決して他社に隙を見せないトミックスHG気動車シリーズです。
その一方で、会場の外には飯山線カラーのアレが特価品となって売られていましたね(笑)





485系・上沼垂シリーズ。
これは「買いたい」という方々が多いみたいです。
いい加減、アンテナ類の穴は開けておいてもらいたい。買いたい方々を代表してひとこと言いました。





近鉄30000系・ビスタEX。
こうして見ていると、色もキレイだし、大型窓も目立つし。なんとなく優等列車の風格が漂うから不思議。
現実の世界ではさらに新しいカラーもお目見えするみたいですから、まだまだバリエーション展開が続くのかもしれません。





500系 EVA。
トミックスとしてはここまでやりますよというアピール。
このアイテムについては、後ほどあらためて触れてみたいと思います。

あ、当方のアンテナには触れないアイテムであることは間違いありません。




その他、です。


C11と二軸貨車も試作品が展示されていましたが、撮影に失敗したというか、ここに出しても参考にならないものとなりました。




こんな、です。
なので繰り返しになりますが諸先輩方のレポートでよろしくお願いします。
しかしC11。
今後の展開意図が見えなくもなく…。
2つ目の機関車をやるときは、あのナメゴンのようなヒドイことにはならないでしょうね(笑)



新製品の告知いろいろ。
もう皆さんご存知でしょうから、あえて告知パネルを撮ることもしてきませんでしたョ。
大阪環状線も早々と名乗りを上げ、ますます西日本シフトが目立ってきました。
梅小路の中にある機関車の1つくらいはやりたいのかどうか。ここはニヤニヤしながら見ていたいと思います。



試作品展示もその他いろいろありました。
ただ165系とか、115系300番台湘南色とか、です。
人をかき分けてでもガラスに近づいて見てみたい、撮影してみたい…。そんなアイテムが年々少なくなっているようで、それだけリスクを避けた、ユーザーが「そりゃやるよね」と思ってしまう製品展開が続いているのかなと思いました。

「鉄道コレクション」という、企画から設計にかけて時間と費用がかからないオプションを持つ会社でもあります。
冒険的、野心的なことは“2軍”で処理していく。そんな不文律が、いつの間にか定着してしまったのでしょうか。
キハ54は本家トミックスでやるべきアイテムだったと思います。



(その2へつづく)

  1. 2016/07/28(木) 08:30:00|
  2. 鉄道模型イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

レイアウト再着工宣言 2016

こんにちは。しなのさかいです。




家の中で夏休みに入ったのは娘たちだけで、毎朝ピクリとも動かない連中をうらやましく思いながら家を出る毎日です。
でも、自分もかつてはそうだったのです。
仕方がないな、許してやるか(笑)



趣味方面は、ぼちぼちと、ぼちぼちと。
相変わらず、なかなか休日の1日全てを趣味に注ぎ込むことはできませんけど、空き時間を見つけては細々と遊ぶようにしています。

最近は、また地面を耕すようになりました。
レイアウト再着工宣言も、もう何度目なんでしょう。
カトーの新165系の興奮が落ち着いてきましたので、久しぶりにその活躍できる舞台を整備してみたくなったのです。
コレクションを見渡せば、この5年くらいですっかり出来の良い車両ばかりとなりました。
そういう模型たちが活躍できる舞台、背景を整えたくなる欲求は、ここまで来れば当然と言うか必然の流れと言えることでしょう。





再着工のきっかけは、新165系だけでなく、井中温泉駅の「駅前広場」からでもありました。
ここには1ミリ厚のプラ板に「光栄堂」のアースモデルシート(品番は37だったかな。両面テープにバラストのような素材をまいただけのような製品です)を敷いて、砂ぼこりが舞う雰囲気の、未舗装の広場を仕立てていました。
ちなみに駅舎の土台とのレベルはフラットにしています。

この状態の地面に、さらにイタズラ的にグレインペイントの「2・浅灰」を塗ってみたところ、バラストの粒がやや地面に埋没したような雰囲気を得ることができたのです。





この工法(と言えるものでもありませんが)は、未舗装道路を量産するのには最適のようです。グレインペイントでは粒状感が物足りないないと思うアナタにおすすめ。
したがって、建物の配置を決めかねていた駅前のスペースはこのように決定。未舗装路を存分に楽しむことにして、かつ正面からのぞき込むときに建物のファサードを楽しむようにしました。

建物の裏側には、駐車場のような空き地を設けています。そのためのアースモデルシートも貼り付け済み。こちらはカトーのシートに似ているモノでした。





地方郵便局は一度ライトブルーに塗り替えていましたが、結局は元に戻す形で、初代のピンク色に。
今更なのでしょう。「ブラウン」はあっても「ピンク」は何処にも在庫が無く、箱が色褪せたラスト・ワンを池袋のお店で見つけたときはホントに助かった思いでした。





さらに横には鉄道官舎を並べています。
ネジを外して土台を地面に一体化させる工事を進行中。
土台を仕上げてから、一度外した柵、そして建物を差し込んでいきます。





さらにさらに、その手前には水田の用地を確保しています。
駅のホーム。そのホームと地面のレベルを揃えた上で鉄道官舎。その官舎の手前には、やはり未舗装道路。そしてさらにその手前には水田という、重層的な風景です。
たかが駅前の風景でも、建物の選定、建物が建つ過程や鉄道用地の範囲などを考察すると、決して安易には出来ず、地形の検討と同じくらいの時間を費やすことになりました。





その隣りのカーブ・モジュールには築堤とコンクリート擁壁を作ることにしました。
使用材はタミヤのスチレンボード。高密度ゆえの強度の高さとカットのし易さ、変形リスクの少なさから、やや値段が高めでも好んで使用しています。
コンクリート擁壁には5ミリ厚の、築堤には3ミリ厚のスチレンボードを、短冊状に切って、木工用ボンドで固定。
特にコンクリート擁壁は角度が揃うように、全ての短冊に角度定規を当てながら、慎重に作業を進めました。





雰囲気をチェック。
カーブの風景は列車を名役者に仕立ててくれますよね。
こう撮影するとなると、線路際の仕上げを急ぎたくなる訳です(笑)





そのボードの点対称的に反対に位置するカーブモジュール。ここには新たなトンネルポータルをこしらえて「いました」。





こうなる予定「でした」。
トンネルの内壁も木工用パテを塗り込んであり、あとは塗装というところまで来ましたが、緊急中断。
ここは大改良をすることになりそうです。





内側のレールを露出したまま、外側のレールを山で覆うこととします。
どうしてここまでやっておいて、そんな方針転換をするのでしょうか。

それはね。ここにイイ風景を作ることができる見込みがたったからなのです。





(おまけコーナー)



115系800番台。
やや雰囲気が変わって、気持ちも新たに当工場を出場します。
ベンチレーターの交換に止まらない進化。
まだまだ中央本線は熱いのですよ。ねえ。

ではまた。







  1. 2016/07/25(月) 13:15:00|
  2. 鉄道模型(レイアウト)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

74070-1Dを手に入れて10-242を探す迷路に入る

こんばんは。しなのさかいです。




三連休ということなのです。
GW以降は「ひたすらひたすら」でしたから、暦の上では少しは「ホッ」とできるタイミング。

そして少しは趣味の世界で遊べています。
いやいや、どんどん遊ばないといけません。そうしないとあっという間に連休明けの朝に押し流されてしまいそうです。
少しは頭の中を換気したいですよね。





トミックスのキハ261系1000番台もなかなか快調に走っています。
それにしても繰り返しになりますが、レイアウト作業、進んでないなあと思うのです。
撮影ポイントに絞ってシーナリー作業(緑化など)までやってしまうのもアリなのかもしれません。
目下、全てのボードの地形、土地の用途を決めてしまうことを優先させていますので、今のところはひたすら材木の切断と大まかな地形づくりばかりです。
出来のイイ模型が揃ってきたこともあるので、もういい加減、地面の充実に目を向けてもイイ頃合いかも。



いつもながらの前置き(お許しを)。

カトーの165系は、様々なASSYパーツの恵みをもたらしてくれました。
その恵みとなるパーツでニヤけるのが今回のテーマです。





モハ165はASSYで1両を追加してみました。
「伊那」セットをメインに使って、さらに「こまがね」のモハ164-800とこのモハ165を使えば、モハモハユニットが2組になるよ、6連になるよという、ただそれだけの話。
ただし、頭の中では6連が◯連になったりしています。







ベンチレーター類のASSYは、115系のときに起こされたパーツなので、今回の165系のためのモノではありません。
しかし、表面加工にマット感を出すマイナーチェンジが施されているということを、以前レポートしました。
したがって、既に入線している115系800番台、そして300番台のベンチレーター類を全て今回のASSYパーツに交換したのです。
写真ではわかりにくい地味な交換ので、是非とも肉眼でお確かめを。効果は確かにあります。部屋の蛍光灯の光が反射しなくなるのは、とてもイイものです。


そしてここからが長話。




74070-1D「クハ165 台車(Sプロウ付)」は、あらかじめ総本山で予約しまして、手持ちのTR69が先頭に来る列車の全てに取り付けました。
その数、合計11袋。


しかし、その「全て」には例外がありました。

1つは、485系初期形「ひばり」のクロ481。
これは車体の長さ、台車の位置の違いからスカート下のスノープロウに干渉するからダメ。
反対側のクハ481はOKなので、この新型スノープロウ付台車は中途半端にも1つ残るようになってしまいました。
でもまあ、このことはユーザーの誰もに共通することなので仕方がありません。



当方にとって問題となる、例外のもう1つ。
それが485系初期形「雷鳥」。

当方の「雷鳥」は2005年製の初回ロットなんです。だから台車はビス止め。
今回のスノープロウ付TR69は、今となっては標準と言えるビス無し仕様なので、残念ながら2005年ロットには取り付けることができません。
先頭車だけ床下をどうにかして…とも考えましたが、先頭車だけ微妙に車高も違うことになりそうだし、どうも精神衛生上よろしくない。
やっぱりキチンと12両全て同じ仕様じゃないといけませんよね(と自分に言い聞かせています)。

485系初期形「雷鳥」の最新のロットは、少し前の2014年のようです。そのときは買い換える必要性を感じていませんでした…。
「ならばいっそのこと買い換えるか」と立ち上がりました。





近所の量販店や職場近くのお店には在庫がありませんでした。
「あらら」と思っていたら、なんと隣町の隠れ家的なお店に10-241、つまり基本セットだけ売っていたのです。昨日の土曜日のことです。
「まあ、増結セットはどうにかなるだろう」。そんなことを考えながら、もう店員さんに声をかけていたと思います。





あー良かった良かった。
これで北陸特急のエース、485系「雷鳥」がスノープロウ付で蘇りました。
めでたしめでたし。






と言いたいところですが…
考えが甘かったようです。

困ったことに、10-242「増結セット」は本当にどこにもないのです。
総本山に電話しても店頭在庫なし。ここで無いと相当危険なレベルなのに、事前に確認しておかなかった自分がバカでした。
ネットで調べると、定価販売店は「在庫アリ」となっているんですが「基本セットと一緒に」という堂々としたHP上の注意書きが(笑)
むかーしむかし、リックドム(ガンプラ)にイデオンのプラモデルを抱き合わせて売る模型店があって、いろいろと子どもたちの中で評判になりましたが、「それって◯◯◯◯◯販売じゃないか?」とその当時から評判になっていましたっけ。

ガンダムとイデオンは関係ないけど、「雷鳥」の基本と増結は不可分?
まあ、そんなことを言っていても仕方がありません。
手持ちの2005年ロットの10-242「増結セット」だけは現役で2014年ロットの「基本セット」と混成させて遊ぶことにします。
車高だけじゃなく、塗装の色調などその他いろいろと困ることもあるのですが。





485系ほど複製区間が似合う国鉄特急はありません。
高速でかっ飛ばすボンネット・スタイルはいつ見てもイイもんです。





ぐいーんとカーブを曲がる姿でおしまい。

165系のASSYパーツが運んできた、ちょっと空転気味なレポートでした。
これもこれで、必要な列車だけをベストコンディションで持っていたいという自分キャンペーンの一環です。
そのうちどこかで会えるかなあ、2014年ロットの10-242。
すっかり品番を覚えてしまいました。
それにしても増結セットだけが先に無くなるというのも面白いですね。

もしかしてみなさん、サハ狙いだったのですか?
それともサロの初期形狙い?
真相は闇の中です。


ではまた。


  1. 2016/07/18(月) 00:03:52|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

クモヤ90の連結器を交換



線路際の住民です。

急行 音戸 セットのマロネ41は、4番なんですね、窓枠Hゴム化されず青塗装になった車両なので 音戸にしか使えないようです。



さて 165系用連結器を使い クモヤ90に手を加えてみました。



単に連結器の交換だけでなく 155系の胴受けを加工して 連結器周りの見栄えを良くします。

加工自体は簡単で 寝る前の短い時間でも出来ました。



最近は、走らせる時間も無くこんな加工をして遊ぶ毎日です。




手元の165系と連結させても 問題無く走ります、今後はこんな感じで使う事も多くなりそうです。

  1. 2016/07/16(土) 22:38:26|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ホビセンにて (エヴァー500系)



線路際の住民です、リニューアル165系の評判が良いみたいですね!
私も発売日に購入して 早速1枚…
名コンビと言ったところでしょうか。



パーツを買いにホビーセンターカトー東京に行くと 試作品コーナーに 500系新幹線が展示されてました。
複雑な外装も美しく印刷されています。



ボディをよ~く見ると 流石に再生産を繰り返した金型なのか表面の粗さが目立ちます、複雑な外装の特製品新幹線をユーザーとしてどのように評価されるのか興味深いですね!
  1. 2016/07/08(金) 07:05:10|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

KATO 165系 飯田線急行「こまがね」「伊那」

おはようございます。しなのさかいです。




ついにカトーの165系がフルリニューアル。
みんなこの日を待っていたんですよね。

6/28の問屋出荷日の翌日、6/29の午前中には近所の量販店へ出撃し、予約していた「こまがね」と「伊那」を1セットずつ…
という予定でしたが「こまがね」をさらに1セット積み増して入線させちゃいました。あちゃー。
モハ164-800が入った3連は、JR時代でも中央西線のローカル運用でお世話になった思い出があるため、そんなことを考えての積み増しです。
165系の3連というのも実にいい。


さて、静岡ホビーショーのレポートでもいろいろと書いてしまいましたから、案の定、此の期に及んで書くことがあまりないような気がしてどうしようもありません(笑)

でも、これもやっぱりお祭りですから。
京急2100系のときと同じように、ここに来てくださった方々の「しゃべり場」という具合で、簡易な記事を置きます。
当方と同じように「この日を待っていた」と思われている方は、どうぞその感動をコメントに残してください。

では、2016年版165系を見てみましょうか。





新しい165系の顔。
こうしてハイライトがつくと手すりも浮いて見えるので、もはや16番のそれと変わらない佇まい。

ライトケースの別パーツ感が全く感じられません。ちゃんとボディから生えているように見えます。
ライトレンズのカットが効いてます。点灯具合も良し。
ワイパーはオレンジ色に印刷。
窓はデフロスター付き。
もちろん運行番号表示器付き。
「急行」という種別幕がホンワリと点灯。
そして、711系で実現した新型カプラー。
などなど。

ところで、テールライトやステップ、タイフォンは別パーツ化されていません。
つまり今回の金型は、この「湘南色」の165系のためのものであって、JR時代の様々なカラーへの転換、汎用性を意識していない、実に直球ストレートなものだと推察します。
ここ、試験に出ます。


前述したとおりライトケースは別パーツですから、ライト下に塗り漏れや緑色の吹込みがなくて実に綺麗に仕上がっています。
緑色の発色もいいですね。トミックスHG製品ではボディ成形色の黒が見えている個体がよくありました。初回品は特に酷かったような。





ライトを消灯して斜め上から見るとこうなる。
155系で実現したとおり、消灯しても光で反射してギラギラしています。





運転台付近も確認しておきましょう。
もうすっかりお馴染みのパーツ構成です。
やはり155系に続いて今回もライトのプリズムの形に注目しておきましょうか。
LED室内灯クリアの導光材は、クラフトノコで1ブロックをカットしてヤスリをかけています。





そういえば、スノープロー付きTR69は結構な量を予約してしまいました。
それでも手元にある485系初期形「雷鳥」はビス留めタイプなので取り付けられないそうです。無念。
最近はASSYパーツの発表をスルーしてしまうと後々で大変な目にあうため、気が抜けません。
新型カプラーのASSYも発売になりましたけど、計画的に今後発売される問屋流通パーツで手持ち車両のアップデートを図るつもり。





トイレ臭気窓Hゴムも印刷済み。
カトーとしてはこういうことが出来てしまうのです。
「こまがね」なので所属標記も「長モト」。





細かい標記類も印刷済み。
ユーザーが加えるとすれば、あとは「乗務員室」くらいかな。







屋根上機器たち。
ベンチレーターは115系のものですが、クーラーは新規のようです。
そのベンチレーター類も金型に手を加えたとのことでしたよね(静岡ホビーショーのときのレポートを参照してください)。



(おまけ・その1)





ジャンパ栓パーツは付属品を使うだけでなく、こうしたものを使う手もあります。
このクモユニ74用は、ケーブル部分が黒く着色されているので、それなりの効果は得られると思います。
しかし、今回の付属品と同じ金型であるとは思うのですが、何回やってもキツくて簡単には入りませんでした。
削ったりしながら入れるのも好みではないので、この車両に取り付けた時点でギブアップしています。



(おまけ・その2)



「こまがね」の運行番号。
「伊那」などについても同じことが言えますが、これらの番号がいつの時代のそれなのかを調べてみると、西落合からのメッセージを拾えるようになっています。
運行番号シールを解読してみるのも、楽しみのひとつでしょう。



******





最初に「伊那」のケースを開けた瞬間、こじんまりとした4両ブックケースには、それなりの価値が漂っているなと思うことができました。


20世紀の終わりにトミックスがHG製品として世に送り出そうとしたときの記憶がよみがえります(確か169系長野色からのリリースでした)。
キハ58系に続く急行形HGは、カトー製品で遊び尽くされた1990年代の「大165系ブーム」が終わりを迎えた頃にポロリと転がり出たような、遅すぎる大物アイテムだったと思います。

しかし、その出来は…。
特にボディの塗装と印刷が絶望的で「これならカトーの方が良かった」と思うしかないようなシロモノだったのです。ホコリの巻き込み方もスゴイものでした。
その後もトミックスでは断続的に生産していましたけど、どれも湘南色の仕上げがイマイチ。そうなる宿命なのでしょうか。
必要な形式でしたが、買わない月日が経過していきました。

こうして「塗装などはいいけど今さら的な165系」と「金型はいいけどボディがヒドい165系」のクロスカウンターパンチ状態が16年くらい続き、2016年、ようやくその不満を今度はカトーが汲み取ってくれたという訳です。


50系客車のときもそうでしたが、ユーザーが既存品や他社先行品をどのように捉えているのかを聞いてもらえたような気がします。
今回の製品は「優れた仕様」という点だけでなく「もっといい165系を」というユーザーの声が届いたと思える点で、多くの支持を集めているのではないでしょうか。





新しい165系同士のすれ違い。
「飯田線急行」ということを完全に忘れています。





夜間の駅留置。





夜の辰野駅みたいにしておしまいです。

165系って、なんとなく夜汽車のイメージがありますよね。それと冷凍ミカンのイメージかな。
この後、いろいろとバリエーション展開を求める声が聞こえてきそうですけど、まずは当然の8両をやっていただきたいというのが人情でありましょう。
しかし、当然の8両が当然に8両かどうかは、信仰心によって左右されると思います。
やっぱり修行は厳しいですね。


ではまた。


  1. 2016/07/04(月) 08:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15

進化したC62山陽型



線路際の住民です、今年も紫陽花の花が咲きました。
梅雨なんですが、もう夏みたいな暑い日でした。




急行音戸セットと同時に発売されたC62山陽型を購入し早速 ターンテーブルに載せて眺めます。
C62 25号機をプロトタイプに広島・糸崎機関区のC62の製品化です。



動力等のメカニカルな部分は同じですが、ボディのディテール等は、C62北海道型以来 発売されたSLの進化に伴った製品になりました。
テンダーの車上子の形状を見るとニセコセット発売の頃に発売された2.3号機と比較すると格段の差があるものと思います、
そろそろリニューアル初期のC62の見直しも良いのではないでしょうか?






急行安芸・音戸を牽くC62・59をターンテーブル前に並べて眺めて幸福感に浸ります、就寝前の僅かな時間です。
  1. 2016/07/03(日) 21:50:11|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4