しなのさかいの駅前広場

もうお腹いっぱいです。

能登の奥まで(その4・完)

(その3からつづく)


8月6日は、金沢攻略。




猛暑の中の兼六園。





猛暑の中の武家屋敷。





猛暑の中のひがし茶屋街まで来て、いよいよ暑さが頭にキまして。
とうとう昼ごはんは、パンケーキになりました。
「パンケーキカフェfluffy」さんのパンケーキです。うまい。


この後、近江町市場を歩いて買い食いをして。
これ以上の散歩は無理だとの結論に達して、金沢を離脱。





ここで唐突に「夏休みに立ち寄る模型屋さん」シリーズ。
今回は「みなと模型・小松店」さんです。

北陸地区では充実した品揃えのようで、関東地区の模型店とも変わらない雰囲気の店内でした。
前日に発表となったばかりのカトーのポスターも貼ってあったりして。ちゃんと模型メーカーの情報が把握されているようです(失礼)。


で、今回の戦果。
①カトー 10-1132 485系初期形2両増結セット
②カトー 3080-1 ED78 1次形

前者は先日お話ししたように、2014年ロットの10-242が手に入らないことによる方針転換として。関東地方でもまだ手に入りそうですが、こちらでも割引価格で売られていたので、旅の記念にしました。
後者は、関東ではすっかり見かけなくなりました。いつかは重連にしようと思って1両だけ買ってマゴマゴしていたら、あっという間に消えて。ちょっと得した気分です。

この日はそのまま、山中温泉のとあるホテル泊です。




8月7日はいよいよ福井県へ。
県境は山中温泉のすぐそばでした。




修行のお寺、永平寺。
しかし目的は修行ではありませぬ。
大晦日に紅白歌合戦が終わったその次の瞬間、「ゆく年くる年」となってゴーンと鳴る鐘がありますよね。

それを見たかったんです。

お寺を囲むようにもみじ。
秋の風景もそれは見事なんだろうなと想像します。
ああ、季節を選んで旅ができるようになりたい…
「老後の楽しみ」などと言っていないで、貪欲にこうした旅をしていきたいですね(ただし格安に)。





次は東尋坊。
ここも灼熱地獄と化していて、キケンな上にキケンが重なる観光となりました。





東尋坊からは、敦賀まで進みます。
そのルートは、国道8号や北陸自動車道を辿るのが順当ですが、タイミングよくSさんからアドバイスをいただきましたので、国道305号を南下することに決定しました。





途中の越前岬で。
これだけ旅情を掻き立てる名前のバス停は無いですよね。





道の駅「越前」に寄りながら、ひたすら海岸線を走るロング・ドライブ。

この日は日曜日ということもあり、家族連れが磯遊びをしたり海水浴に来ていたり。
地元の方々の演出(?)もあって、夏らしい眺めを見ながらの運転となりました。
Sさん、ありがとうございました。

17時過ぎには「アルファ・ワン敦賀バイパス」というマンションのようなホテルに着いて最後の1泊。



翌8月8日は朝から国道8号を走り、滋賀県へ突入。
今回の旅は、神奈川県→東京都→神奈川県→山梨県→長野県→新潟県→富山県→石川県→福井県→滋賀県と辿ったことになります。
家族旅行とは思えない連れ回しっぷり。





木ノ本の「つるやパン」さんへ到達して、氷見から木ノ本までの空白地帯を繋げることに成功しました。





2年前は売り切れで買えなかった「サラダパン」と「サンドウィッチ」。
2年後という時間が長いのか短いのかは意見が分かれるところなれど、関東地方に住む当方が2年後に舞い戻ってきたのは「偶然」ではなく「執念」です。

この後は岐阜県→愛知県→静岡県→神奈川県と辿り、関東平野の住民に戻りましたとさ。
新東名は走りやすいですね。





(エンディング・その1)



敦賀では「日本海さかな街」で、これまたSさんのオススメである、①小牧のかまぼこ、②丸海の小鯛の笹漬けをガッチリと。
この2つは、自宅にたどり着いてからしみじみと味わいました。





小牧のかまぼこは、練りものとしては非常に密度が高く、風味だけでなく「ボルンボルン」という歯応えが楽しめるかまぼこでした。軽くわさび醤油にチョン付けして食べてみました。





そして、こっちが小鯛の笹漬け。
恥ずかしながら旅行に出てからもこういう福井名物(小浜市名物)があることを知りませんでした。
酢の味とレンコダイの食感が合うのでしょう。とりあえずごはんと共に食べてみましたが、他にもいろいろと食べ方があるようです。
東尋坊あたりからカニ、カニ、カニと「カニ押し」の福井県でしたが、こうしたお土産品を知るのと知らないのでは、その土地の知り方に奥行きが生まれません。

Sさん、今回もありがとうございました。
旅行から帰っても女房と旅行の余韻に浸れました。




(エンディング・その2)

東尋坊から敦賀へのルートの話に戻ります。

Sさんのオススメは、実は2つのルートの選択というものでして、国道305号のもう1つは北陸本線旧線を走るルートという提案でした。
今回は風景の良い海岸線を進む方を選んだので、鉄分多めの方は諦めることに…


が、敦賀市街に近いところで国道305号(→県道204号)から8号へ合流すると、やがて「杉津」という地名が近づいてくるではありませんか!





即座にカーナビを見ると、何やらあやしい山登りの道(県道207号?)への交差点が近づいてきて…
おお、これはまさしく北陸自動車道・杉津PAへ続く道。そこには北陸本線旧線跡があるんじゃないのー?
国道305号を選択したことで諦めたけど、旧線巡りもできちゃうんじゃないのー?


脈拍数上昇。
アドレナリン・ドバドバ。
曲がるのか?
曲がって山を登るんだろ?


そんな自問自答をしながら車の中を見渡すと、女3人は爆睡中。
敦賀のホテルへ着くはずの時間に目が覚めた「その場所」が不気味なトンネルの前の信号待ちだったら…。恨まれること間違いなし…。

わずか数秒の間にそのようなことを考えて、そのような結論を出したのでした。
同乗者には一切気づかれないまま…
様々な葛藤を乗せて、車はそのままハチコクを走っていきました。



長いレポートにお付き合いいただきありがとうございました。

ではまた。


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  1. 2016/08/17(水) 08:00:00|
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