(その3からつづく)
【カトー】

ちょうどこの記事に更新する9月末は781系、HB-E300、日本海が出荷される頃です。
なのでこの子たちは別の機会にということにしまして、来月以降に予定されているアイテムを見ていきます。

来年1月発売予定の西武701系が、もうこうして存在しています。
101系初期形の赤電とは異なり、今回が正真正銘の「東京近郊の青春時代」をあらわす西武の赤電。
このカラーは、忘れがちな東京の近い過去を語るものとしてウッテツケですね。
並ぶ5000系レッドアローは初期形。ショーではポップまで掲げられていて「売るなら今からだ!」という雰囲気。
既にこの初期形を手にしたユーザーは、来年1月をゆっくりと待つことにしましょう。
この二つの列車の並びを見て、やたらと土色が目立つ畑とか、屋根のないホームに並ぶサラリーマンの出勤風景とか、そんな情景が目に浮かぶようでしたら立派な西落合の信徒です。
そのサラリーマンたちは、集団就職後に東京に居を定めた新しい住民たち。想像は膨らんでいきます。
台車はTR11。
両開きドアを備えるボディとは釣り合わない、チグハグな姿が眩しく見えます。

EF70は、今月末の「日本海」に乗り遅れて来月上旬に出荷されます。いろいろあったようです。
この展示品は出荷される製品そのものとのことですのでご安心を。
EF65Pのときに、フロントのHゴムをボディ側に表現すると聞いてヒヤヒヤした思い出があります。
このやり方は、カトーのELにおける過去の設計方法で、ガラスパーツをはめ込んでもボディの断面(つまりボディのカラー)が見えてしまうのが心配だったんです。
しかし、実際に発売されてみるとそんなことはなく、Hゴムとほぼツライチになるようにガラスパーツがはめ込まれており、さらにはこのことがセンターピラーを繊細に表現することに成功。かえって惚れてしまう模型となりました。
今回のEF70も同様の設計がなされているようで、フロントの雰囲気がとてもいいと思います。窓の下の銀色の色差しも効いていますね。
まさに北陸本線の再現には必須。
最近のカトーの機関車は後々に「買っておいて良かった」と思えることが多くなってきました。

D51標準形(長野式集煙装置付)。
プラ製品なのに、なんなんでしょう、この重々しさは。

ちらりと見えるデフ裏側の補強線も全体をリアルに見せることに一役かっています。
そしてキャブ屋根を越えた石炭山盛りの姿。
これにより、正確には中央西線を塩尻へ向かう姿しか再現できなくなったということのようです。
なおさら2両は必須、という訳。
上手いなー(笑)

上から見ても情報量が多くて、ふた昔前の金属製品を見ているよう。
国道19号をかっ飛ばして走る車を横目に、架線のない木曽路をゆっくりと登っていくD51の姿。
急行ニセコや伯備線石灰輸送列車と並んで、日本の蒸気機関車史のワンシーンに挙げられます。
東と西とで全く表情の違う中央本線。
比較文化論的にも楽しめる西の路線をとことん味わい尽くすのなら、これも今のうちに、でしょうか。
くれぐれも「うわーん、買っておけば良かったよーん」とならないようにしないと。
そういう日は来るんだと思います。

この秋の飯田線シリーズのうち、車両のほう。
80系はホントにリニューアルされます。
テールライトの大きさ、窓の天地寸法などなどが適正化され、サボ受けの表現も追加されてちゃんと「飯田線仕様」となります。

増結2両(6両セット)の方のモハ80の貫通路閉塞。
てっきり貫通ホロと一体化されてはめ込まれるのかと思っていたら、専用ボディ金型を起こしてくれました。

クハ86の横顔。
車高も問題なし。ベンチレーターも別パーツ化により浮いた雰囲気を楽しめます。
比較的新しい旧製品であった80系ですが、飯田線シリーズの波に乗ってフルリニューアルです。
だんだん伊那谷の列車が賑やかになるのはウキウキしてきますよね。

テム300も、もうスタンバイOK。
ますます黒い貨物列車の屋根のバリエーションを楽しめます。
貨車のラインナップもここ数年で脇役からメインアイテムになりました。
カトー製品だけでガチに貨物列車を楽しむこともできそうです。

東急5050系4000番台・渋谷ヒカリエ号。

そして、サウンドカード続々登場。
インバータ系の電車のプログラム、フォーマットは完成しているとのことなので、この展開のようです。
313系などはタイムリーな製品化。
先のE233系のカード、そして313系用、223系用と抜き差しを繰り返すと、東京から姫路付近まではサウンドを鳴らしながら運転することができます。
熱海とか米原でカードを差し替えて興奮するという趣向です。
サウンドカードは出費も小さくて済むので、手持ちの車両たちを生き生きと復活させる、良い投資と言えそう。
いずれにしても「遊んじゃわないと損」ということになります。
その他ですが、12月頃に発売される313系は、初期車の特徴となる前頭部窓枠の太さを再現するそうです。
つまりガラスパーツを新規にするということ。
こだわりにこだわりが重ねられるようで、後攻のトミックスの313系は、この先攻カトーのこだわりとバリエーション展開についていけるのでしょうか。

そうです、飯田線に帰りましょう。
なんだかエヴァンゲリオンのラストのような気もしますが、そういうことなんだと思います。
魂は伊那谷へ。

さすが某有名モデラーによる作品です。
発売予定のカーブ鉄橋セットを、キチンとカーブしなければならない地形の中に置いています。
展示台のようなモジュールレイアウトなのにエンドレスになっていて、見ていて退屈しません。
それにしても、カトーの新165系は、これからとてつもない未来を見せてくれるのですよね。
* * *
西3ホールを離れた後は、今回も特別顧問を迎えてのNゲージ文化論・時事放談。
最近とこれからの、この趣味のあり方や楽しみ方を考える時間へと移行しました。
ここ5年くらいの間に、景色や鉄道シーンを思い出させる車両の模型が多くなりました。
まだまだ足りない車両はあると思いながらも、手元に「風景とセットで楽しむべき車両」が増えたのはまぎれもない事実であり、こやつらをケースにしまったままにしておくのは、どう考えても「もったいない」。
これまでどおり、足りない車両の発売を祈りながらも、今こそ、地面を耕す時間を増やしていくべきなのかもしれません。
そして地面の耕し方は様々です。
ワンシーンをディスプレイ台として作って、いざという時だけお座敷レイアウトに組み込むのも良いでしょう。
伝統的な900×600ミリの小型レイアウトでもいいですね。今は窮屈さを感じさせないコンパクトな車両、列車の模型があるのです。
大きければいいというものではないようです。
その方向の中で「今だからこそ」必要なことは、風景に対する確かな観察力でしょうか。
車両のディテールだけでなく、情景全体に説得力を持たせることも新しいトレンドかと。
そーいうレイアウト作品、最近は増えています。

そのためには、地形や産業を観察する基礎体力が必要です。
不思議なことに、42年前の『シーナリィガイド』には、そうした“教え”がたくさん書かれていました。
「鉄道模型コンテスト」にはエンターテイメント性、ネタ狙いのレイアウト作品があったりしましたけど、やはり高校生なのですから、そこは…。
顧問の先生方、ご指導をよろしくお願いします。
またもやいろいろと考えてしまいました。
Nゲージの楽しみ方はレイアウトづくりだけじゃないと思われる方もいらっしゃるでしょう。
「価値の押し付け」と指摘されれば反論のしようもありません。
もちろんココの内容は当方のポエムなので。
しかしその一方で「イイモンを結構な量、もう持ってんじゃん?」と言われて気付くこともある訳です。
押し付けと受け止められた方は、とりあえず今回はその程度の問い掛けとしてスルーしておいてください。
静岡に始まり、有明に終わる夏。
どんなに厳しい暑さの夏であっても、このショーが終わる頃には秋の気配が感じられるから不思議です。
これからの快適な気候の中、自分の趣味のこれからを考えるのは当方にとっての恒例行事であり、ご馳走かも。
過去を振り返ると、当方はだいたい秋に何かをやり始めているんです。
さて、今年の秋は、どんなことを考えてみましょうか。
ではまた。
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- 2016/09/30(金) 08:30:00|
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(その2からつづく)
【トミックス】※つづき
今回のショーでは、ちょっと変わった方向性が示されていましたので、そのことを。
いかにもトミックスらしいとニヤけてしまう提案でした。

まずは、Wi-Fiカメラによるカメラカーを製品化するみたい、ということ。
方向性はこれでいいか。
カメラカーについては、2000年代にRFシステムのトレインスコープTC-9が普及し始めて、その後、トミックスがアレを製品化。
ただし、どちらもお世辞にも良い画像がトランスミットされるとは言えないモノでした。
そんな経緯がありましたけど、ここ数年でウェアラブルカメラの画質に文句のつけようがなくなってきて、Nユーザーの多くがこの方式に納得している気配がします。
さて、こーゆー話でよくある展開。
それは、発売した途端に大手家電メーカーがさらに進歩したモノを出すというもの。
おもちゃメーカーが大手家電メーカーと横に並ぶ技術を備えていると考えるのも現実的ではありませんよね。
当方、そろそろソニーやパナソニックが、さらに小型化に成功したりする頃じゃないかなと期待しているところなんです。
であるならば、本来のウェアラブルカメラとしても使いながら、気が向いたときにコキとかトキの上に乗せて使う方がいいと思うのであります。
ほら、家庭的にも納得してもらえそうじゃないですか。旅行で電車の形をしたカメラを使うのは、後々の円満な趣味生活を考えると得策ではありません。

んでもって、もうひとつは自動閉塞運転システム。
DCCの技術に頼らずに、プリセットした運転メニュー通りに複数の列車が動き出すというものだそうです。
「運転する」というよりは、プログラムを組んでRUNを押したら正確に「動作する」ことを楽しむ、ということに近いのかも。

あらゆるところにセンサーが設置され、あらゆるところにフィーダーが付けられ、あらゆるところにギャップが設けられています。
さあ、「あらゆる」を3回繰り返しましたよ!
専用コントローラーとはシンプルに接続させるとのことですが、閉塞運転をするためにセットするレールの下は、トンデモナイ数の配線を処理をすることになりそう。
もちろん、こうなると「たまにはホームをはみ出すような列車を運転…」ということも不可。
どの閉塞区間も同じ長さにしておかないと厄介でしょう。


その他、この自動閉塞運転に関連して、都会のホームのやかましいサウンドとか照明とかも開発中とのことでした。
トミックスが必要とする「音」とはこーゆー場所の音のようです。
結局のところ、ファイントラックのユーザー・客層の中には、お座敷運転派が多いんじゃないかなと勝手に想像していますけど、そのお座敷運転派にはちょっと大変そう。
ただでさえトミックスのレールは道床の高さが低いため、フィーダーやポイントのコードの取り回しが面倒なのです。
コードだらけになったら線路の水平性なんて維持できる訳がありません。どこもかしこもバーチカルカーブです。
勢いでお父さんと一緒にヨドバシカメラとかで部品を買いまくった少年が「お父さん、やり方わからないからやってよ~」と泣き叫ぶ悲しいシーンを想像したりして。
そういう親子のたわむれの残骸が、よくブックオフとかに並んでいるのです。
そしてその残骸を漁るのが当方(笑)
世の中はうまくいかないことばかりなのです。
思うに、高さのあるボードにレールを打ち付けて、コード類をボード下で処理して、最後にポンとホームを置く。そしてシーナリーは作らないでおく、という遊び方が最適かもしれません。
しかし自宅でそれはシュール過ぎる…。
もしかして、これは貸しレイアウト向け?
そして、そもそもNゲージ・ユーザーは自動閉塞運転をしたいものなのかと考えてしまうのでした。
ネクストシリーズのネクストにならないよう、生温かい目で見守らせていただきます。
かと言ってネクストが無かったネクストテクストになってもいけませんのよ(わからない人は置いていきます)。
【トミーテック】

鉄コレ・小田急1800形。銀座松屋で見た通りで白いボディのボディ側に黒いHゴム。
板キットを組んだものみたいに見えます。
GMの一体成型ボディキットのやつとどちらがいいか、という気がしないでもありません。

こういうのは、マイクロエースの仕事を先取りしている、ということなんでしょうか。

ちびまる子ちゃん電車と同じように、デジタル印刷特有の細かいドットが見られます。
見ていて華やかではありますが、実車への思い入れがある方だけのもののような気がします。
ゴメンナサイ。

阪堺電車の古いやつなんですが、プロトタイプの窓枠の表現と鉄コレとしての窓枠の表現がうまく一致しているのかもと思い、思わず撮影してしまいました。

熊本の。
鉄コレは白いボディでうまくいった試しがありません。今回も薄めの塗装で、引っ掻いて付いた塗料が目立っていたりして。
「鉄コレに対してそれは高望み」との指摘もごもっともなれど、価格的にはカトー製品のASSYボディと大差が無いので、そうも言いたくなります。


こちらはバスコレ走行システムで連接バス。
10月に発売されるそうです。
事業社限定バスコレばかりの神奈中は、こういうところでぶっこんで来ました。
ちなみにこのモデルのプロトタイプは東京都を走る車両ですからね。

次のバスコレから。
ミニバス編第2弾ということなんですけど、第1弾ってどんだけ前のことでしたでしょうか。
画像は奈良交通の。なかなかローカルムード漂うアイテム。
ローカルな駅前だけでなく、山の中腹に1台分の幅しかない3桁国道とか県道を作ったレイアウトなんかに似合いそうな、可愛らしいバスの模型です。
もっとも、現実の世界ではそーいう道で相対してしまうと行き違いができなくてビビりますけど(笑)
某マネージャーさんがじっくりとこのバスにカメラを向けて見ていましたので「面白そうですよね」と声をかけたらにやけていましたね。

ついに来たか、1/150の旅客機。
技MIXシリーズの戦闘機は1/144での展開なので、どちらかと言うとジオコレとしての位置付けなのでしょう。
ははーん、このシリーズでYS-11をやるつもりね。
いにしえのグリーンマックスのカタログのようなことを狙ってのことかもしれませんが、ユーザーのレイアウト上に空港のスペースを設けさせるくらいの野望をお持ちなら、青函連絡船の方が先でしょう。


1/80のナローのやつ。
車両はより具体的な試作品となりました。
1つ4千円台だったと記憶しています。
40周年記念展示もあり、JAMのときの脱力感が嘘のような力の入った今回のトミックス、トミーテックでした。
車両の模型に限っては相変わらず本家と分家の住み分けが曖昧なままではありますが、新しい楽しみ方を提案しようとする姿勢には好感を持ちました。
ワイドレール、ワイヤレスコントローラーの頃のように、トミックスブランドには良くも悪くもこういうインテリ感漂うアイテムと共に進んでいてもらいたいですね。
お金の無い少年には、高い理想を見せることこそ必要でしょう。
40年前のカタログの中の世界は、まさに夢の世界でありました。
(その4・完へつづく)
- 2016/09/29(木) 12:00:00|
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【トミックス】
今年はトミックス40周年だそうです。
このことに関連した特別展示がありました。

過去の青いカタログも、今となっては懐かしい「製品」。
こいつらにはホントに大変お世話になりました。
眺めては「買えないなあ」とため息をついていた自分を思い出したりして。
んでもって、町の模型屋さんに行く前日は、何回も何回も所持金とカタログの金額を照らし合わせましたっけ。
画面下には、あの幻の「板谷峠セット」が見えますね。1990年頃に見られた「瞬殺アイテム」のご先祖様というべきシロモノです。


そして、そのカタログに掲載されていた車両たち。
語り出したら1週間くらいはやれそうな、思い出が詰まった車両たちです。
この模型たちの前には、とても楽しく、満足していた少年時代の自分がいたのです。
キハ30系もキチンとトミックスの歴史に刻まれているのが嬉しい。
トミックスにもタブーのような触れていいのかわからない「◯◯シリーズ」が結構あるのですよ。
ネクストシリーズとか9600とかね。
さて、本題。
ホビーショーですから。

C11325が、さらに製品レベルに近づいてお目見えしました。
意外と各所の線が細くなっています。
ナンバーのフォントは細いなあ。
ダメ、やり直し!(ウソです)

サイドビューです。

上から。

上からもう一度正面を。
デフレクターは、前部断面のエッジ処理をもうひと工夫してもらいたかったけど、それも高望みかな?
チョット厚みがうるさく見えます。

キャブとエアタンク付近のパーツ構成。
ガラスケースの中のデモンストレーション走行では、おそらくC140だと思いますが、結構なカーブを回していて、カトーのC12やC56と同じような用途、遊び方をPRしていました。
それ故に、エアタンクの干渉に興味がありますが、C280以上であればまずは問題は無いでしょう。
2009年にC57でブレイクスルーした、トミックスの蒸気機関車づくり。
二軸貨車も細々とつくり続けている訳だし、旧型客車もある訳だし。復活蒸気に偏らないラインナップの展開も求めたいところです。
もっとも嗜好的には、既に現役時代の再現を目指すカトーのC11に一票、なんですけどね。

キハ52・盛岡色。
同色のキハ58系が絶版となって久しいので、てっきりそちらが先にやり直されるものと考えていました。
この辺りのネタも、そろそろ懐かしさが目立つようになってきたみたい。
平成ヒトケタ時代には、まだまだ国鉄のようなニオイが立ち込めていました。
大糸線セットで張り上げオデコボディを作り分けたトミックスとしては、まあ製品化するだろうなあと理解できるアイテムです。
衛星無線アンテナ?が最末期の姿を悲しく表していました。
ここはどうせピンバイスドリルの出番でしょうから、取り付けない選択もできるのでしょう。

こちらも同じような立ち位置か。
旧新潟色のキハ40系です。平成初期にはよく羽越本線の架線下を走っていました。
床下がグレーなのは、チョット時代的にナウ過ぎるんです。黒でもいいんじゃないかしら。
細い青と赤のラインをキチンと入れているあたりは、キハ58系と違ってライトリムが外れるキハ40系の仕様の賜物ですね。

これはよく知りません。

EF641000の牛乳パックカラーで屋根付近の白いラインが入っていないやつだそうです。
もう食傷気味かな。

京都丹後鉄道「丹後の海」でしたっけ。
「ゆふいんの森」みたいで面白そう、ではありますが。

小田急ロマンスカー10000形HiSE。
よく頻繁に再生産されているような気がしますけど、どうなんでしょう。
現実的ではカトーのHiSEのリニューアル再生産が期待できない今、このトミックス製品を掴んでしまうのも良いのかもしれません。
が、ドア周りは仕方がないとして、いつもフロントのピンク帯の回り方が気に入らないのです。
展望席上のところですよ。
この試作品、ボディはおそらく前回品の流用じゃないかなと思うので、そこんとこヨロシクです。
できれば登場時の姿がいいんですけど。
私鉄電車は登場時の姿が一番ステキです。

目立たなくて危うくスルーするところでした。
コキ50000形はグレー台車付きの2両セットで、テールライト点灯化。
デッキ上に妙なコブとか平べったい構造物が発生するようなこともなく、デッキの厚みの中にライトユニットが納められたようです。
これはいいなあ。
あとはパネルによる製品化告知。

トミックスも、ついに緑色のタキをやることに。
これもテールライト付との告知。後発ならではのアドバンテージが感じられます。
しかし、カトーのタキを、もうたくさん持っているんですよね。
EF210やEH200もカトーでキマリなので、カプラーの統一性などを考えると、買わないかなー。

これは16番ですが、トミックスが159系なんですって!
それも「銀サロ」まで製品化。
スケールこそ違えど、トミックスでもこうしたネタを企画するんですね。むむむ。

ついでに、このパネルを見て「トミックス」ブランドと「鉄道コレクション」の関係を。
当方、こうしたアイテムたちがトミックス製品として出てくることが不思議というか、よくわからないです。
最近の鉄コレ製品には、似たような第三セクターの車両が溢れているのにね。
買う方としては戸惑いがありますが、「流れ」の中での企画のようでもあり、仕方がないのかも。
それにしても、ドーンデザインの車両が氾濫しています。好きではありますが。
※トミックス編はもう少し続けます
(その3へつづく)
- 2016/09/28(水) 08:00:00|
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こんにちは。しなのさかいです。

今年も「全日本模型ホビーショー」が終わりました。
幕張メッセで開催されていたことを忘れてしまうくらい、ここ数年で東京ビッグサイトでの開催が定着してしまいました。
やっぱりここが便利ですよね。
最終日である日曜日に、線路際の住民先生と見学。
初日である先週の金曜日には様々な情報が開示されていますから、情報の新鮮度が低くて非常に申し訳ありません。
が、これも恒例行事です。今回も簡易ながら4回に渡るレポートを置きます。少しだけお付き合いください。
【モデモ】



毎度のことながら、江ノ電1000形、1200形、1500形のライト点灯化のはなし。
いよいよ10月にはリリースされるそうです。
長かった…。

動力ユニットごと交換すれば旧製品のライト点灯化も…とのアナウンスが出てきました。
さらにさらにライト点灯化に対するサービスも検討中とか。
ホンマかいな。
いろいろお聞きしたいことがあったのですけど、静岡のときと同じように、不思議と今回も担当者氏がいませんで、詳細を確認出来ませんでした。
とりあえず、旧製品を持っているユーザーへの救済措置があることは間違いないみたい。
ここのところ動きが鈍いモデモですが、何と言ってもNゲージに路面電車の世界を持ち込んだパイオニアと言ってもいい存在です。
ファイティング・スピリットを持ち続けて、製品を進化させ続けてもらいたいですね。
【マイクロエース】

京王8000系がよりイメージを掴みやすく、手塗り試作品でお目見え。
スカートの天地寸法が若干…と思いながらも、7000系のスカートと比べれば「良くやってくれました」。
その他の印象把握も良いのではないでしょうか。
どうかライト周りに接着剤が漏れるなど、向こうの工場の仕上げが雑になりませんように。

台車の表情も深くて良いですね。同社の台車は真っ平らなやつが多いですから(笑)

先頭車の屋根上。

そして側面。
窓枠の自己主張が強め。この辺は賛否両論ありそうです。
窓枠に高さを付けたからか、立体的に見え過ぎちゃうのかも。

シングルアームパンタグラフ付近も。

貫通路閉塞という、イヤらしいところに目をつけるあたりは、ユーザーの気持ちを揺さぶるテクニックに長けたマイクロエースらしいやり方?
さてさて、当方。この京王8000系は20年以上前、デビューの頃に憧れていた車両のひとつで、正直に言うと「欲しい」アイテム。
西の221系のような顔付きで「カッコイイな」と思っていたものです。
このホビーショーでは、グリーンマックスもやり直し製品化を告知したようですから、それなりに人気もある車両と見て間違いないでしょうか。
アタリの工場でキレイに作ってくれるのなら…。
それにしても価格は相変わらず、ですよね。
やっぱり買えないだろうなあ。
最近はそう思って納得してしまうようになりました。

名鉄6000系。
まあ、良かったですよ。

E653系です。
マイクロエースも、この古い製品を繰り返しリニューアルして生産し続けています。
今回は、動力を三世代目とし、ようやくフライホイール化を達成するそうです(というか二世代目があることを知りませんでした)。
こうして見てみると、なかなかグリーンマックス製品に対しても善戦しているように見えるから不思議です。
マイクロエース製品全般についてですけど。
フライホイール動力化は、決してもともとの動力がダメだとは思えませんが、やってもらえるのならそれはそれで魅力を感じたりします。
こうしてリニューアルされるタイミングで、旧製品の救済措置として動力ユニット(もちろん座席パーツ込み)を分売してもらえないかとお願いしておきました。
【グリーンマックス】

近鉄12410系なんだそうですが、もう、この辺りの近鉄特急はどれもこれも同じに見えてしまいます(勉強不足と言えばそうですが)。
これだけはサーフェイサーで塗られていましたから「ああ、発売予定なのね」と理解しました…。
その他、小さいブースの中、非常にたくさんの車両が、既発売なのか発売予定なのかもわからないように並んでいました。
当方、それだけ同社製品のラインナップや新しい情報に一喜一憂していないユーザーなんです。別に買う必要もないかな、と。
どうしてなのかな、と考えてみてもよくわからない。
とにかく、製品の情報を右から左へ受け流しています。

ライトユニットも少しはマシになるの?
唯一持っている同社製品(?)の103系・N40のライトをリアルに出来るのならば。気になるアイテムです。
グリーンマックスも、その103系や京急1000系のような「イージーキット」で製品化を進めてくれていたならば… 。
そうであれば“キットとしての出来映え”と“価格”との折り合いがついていて「良かった」のに、と思うことがたびたびあります。
高額な製品を買っても、キットを組んだような出来映えだから(!)気持ちが納得しないのかも。
最近の鉄道コレクションにも共通するポイントですよ。
品質と価格って、もう多くのユーザーは肌感覚で理解しているんだと思います。
もうそろそろなのですよ、もうそろそろ。
【グッドスマイルカンパニー】

鉄道ではないのですが、こういうものもありました、ということで。
バス1台で2万円を超える価格なので、これくらいなら例の超合金の0系に手を伸ばす方がイイかなと思うところもあります(まだ売っているのかナ)。
いずれにしても、同居人が家庭には理解されそうにない置物と言えるでしょうか。
各員、くれぐれも凶器として使用しないように。
(その2へつづく)
- 2016/09/27(火) 12:50:00|
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おはようございます。しなのさかいです。

こういうのどかな風景を、当方のレイアウトでも見てみたくなりました。
カトーの「飯田線シリーズ」は罪深いですね(笑)
あ、この画像は複線の内側だけを使って、単線のように見せているだけですョ。
そうなんです。うちのレイアウトは全線が複線。
着工した2002年当時は、フル編成の列車をバンバン運転することしか考えていませんでしたから…。
ほんの少しだけでいいので、飯田線のような単線の風景を設けておきたくなりました。

ここで前回のおさらいですね。
山岳モジュールの左側コーナーを利用してみようと思い、外線をやや外側に追い払うことにしたのです。
そう、内線はそのままで良いとして、問題は外線の「処理」。
このように緩いS字を入れて、出来るだけ外側へ振り、山で隠して内線を単線っぽくしてみようという企みです。
一旦外へ振るレールはR481、内側へ振り直して90度振り切るレールはR348です。
しかし、所詮S字はS字。
トンネルの抗口の手前で車両と車両の間、ホロが引きちぎれるほどの左右へのズレを見せてしまい、やはりS字を採用するのはダメだ、という結論になりました。
特にトンネルの手前というのは自然と視線を集めてしまうところ。ここにわざわざそんな姿を持ってくる必要は無いのです。
イージーに考えてはいけません。

「だったら初心に帰ろう」と、S字の部分をストレートにしてみました。S186を1本は入れられたと思います。
こうすれば列車がストレートに抗口に吸い込まれていくようになる…。
が、ストレートを設けた分、トンネルの中のカーブレールをR315でキツくしなければならなくなり、列車は抗口に入った瞬間、とんでもない急角度で曲がって行きます。
「トンネルで隠したカーブはキツくっても構わない」というテクニックを耳にしますけど、「トンネルに入った直後の列車」というのも、暗闇の中に吸い込まれていくテールライトが味わい深くてイイですよね。
残念ながら、このストレート案も却下するしかありませんでした。
外線のトンネルの抗口は内線に近づけたくないし、かと言って外線を走る列車の曲がり方も大切にしたい…。
ここで完全に頭の中は詰んでしまいました。

ここ数日、手元にあるユニトラックをアレコレと組み合わせ続けてみたところ、結構イイかなと思ったのが、これ。
R718で30度振り、その途中に抗口をドンと置く。
列車は緩やかに曲がって、そのままトンネルに消えて行きます。

残りの60度を曲がり始める地点は、R718で30度引っ張っていますので、抗口からも距離があり、そこから急カーブにしても列車が屈折して見えません。
さらには、ストレートとは異なり、既に30度振っていますから、残りは90度ではなく60度です。ゆとりがあるためR348にする必要もナシ。
したがって、この地点からはR381で60度振ることに成功しました。この半径を採用しておけば、いろんな車両の通過に問題はないでしょう。

旧線と新線という雰囲気でもお楽しみいただけます(笑)
たまたま外線がユニトラックのグレー道床のままだからそう見えるのです。
キハ283系「スーパーおおぞら」が高速でカッ飛ばしていく姿もお楽しみいただけます。

内線から外線のトンネル抗口へ吸い込まれていくすれ違い列車を見る視線。

直線モジュールから見ても違和感なく緩いカーブが続くようになりました。

この後は内線の外側を法面にしますが、コンクリートだけにするのではなく、緑化したいと思います。
問題は法面の角度ですね。
慎重に、ゆっくりと考えながらやります。
またひとつ、地形の問題をクリアできそう。
こういうことを考えていると、頭の中の換気扇が機能しているんだなぁと実感できます。
おかげで休みの日は完全に「休み」でいられます。
ではまた。
- 2016/09/23(金) 08:00:00|
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線路際の住民です。
帰り道に空を見上げると綺麗な満月に秋の訪れでしょうか、間も無くプララジショーの開催が迫り年末商戦の話題で盛り上がるでしょう。
このところ165系を弄る事が多くなりました。
見れば見るほど 良く出来てますね!
しかし 眺める事が多くなる程 弄りたくなるモノで、室内の灯りの前面へのまわり込みを抑えたりしております。
運行番号表を巧く照らして見たいのですが
まだまだ時間が掛かりそうです。

165系の密連カプラーが新しいタイプになった為に連結間のジャンパ線の取り付けが出来なくなってしまいました。
こうなると 何も無い空間は、床下のボリューム感を欠いてしまい 残念な気持ちになってしまいます。

そこで E259系のダンパーパーツを加工した上 ゴム系接着剤を少量ですが使い 連結器下側に張り付けるように取り付けてみると 割と簡単に出来ました。

意外とボリューム感が増して電車らしくなりました。
とりあえず 1両だけ取り付けて耐久性や追従性に問題が無いか 試しております
結果が良ければ、随時取り付けていこうと思いますが、気がつけば165系だけで30両に増殖してしまい 何となく気が遠くなってしまいます。
- 2016/09/19(月) 19:49:39|
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おはようございます。しなのさかいです。

先週末は野暮用で宇都宮に1泊しました。
数多くの県庁所在地で1泊しましたけど、北関東の3県は「遠くて近い」ため、仕事だと日帰りばかりです。
おかげで、下野国の夜を楽しむことができました。
どうでもいいことですが、東横インのフロントさんの衣裳はちょっと考え直した方がいいと思います。

宇都宮といえば「餃子」なんですって。
せっかくの晩御飯ドキだったので、世間的には宇都宮で有名なお店の餃子を食べてました。
が、そんなに美味しいと騒ぐほどではなかったかなと…。
「餃子の満州」の方が、あんがギッシリ入っていて美味しいなと思いました。
自分なりのスタンダードがある方が実は幸せだったりします。
そういうことって、鉄道模型の買い方にもよくある話ですよね。「あちゃー、要らないモノ買ってきちゃったー」てな具合にです。
周りの声に流されて紫っぽい新幹線を予約したりしてはいけませんョ。

やるぞと言ってそのままでした、カトーカプラーの交換。
今回はやり遂げました。もはや交換した「数」はどうでもよく、交換した「量」はこんなです。
これは全て旧の「短」。
151系、181系、381系、485系、583系はもちろん、101系、115系も交換。
クモヤ90やクモニ、クモユニ系にも。それとキハ283系も交換しました。731系とキハ201系だけはカプラーカバーの問題があるので未だに迷っています。
心配していましたが、10日間程度で始末することができました。

もう既に「ここまでやることはないだろう…」という声が聞こえてきます(笑)
でも、クモヤ90で遊ぶとなると、そういうことにしないといけないじゃないですか。
なんでもサンドイッチ編成で遊べるんです。この「なんでも」が精神衛生上とても重要。
気がつけば、とんでもない遊びができる時代です。この次は「サロ481」ばかり繋げて楽しんじゃいますからね。
月末に発売される「リゾートしらかみ」にも、グレーになれど、この新型カプラーが採用されるそうです。
今後はこのようにどんどん…?
品番管理など、いろいろとしがらみがありそうですが、そうなる日も近いかもしれませんね。

ところで「あかつき」は、13両編成でまだレイアウト上に入線したまんまでした。
EF65PFばかりが先頭で働いていましたけど、ここはやはりED76に登板させたいところ。
買ったまんまの76をセットアップして。


「長崎編成」には青20号と赤い電機との組み合わせ。
ブルートレインに“赤い電機”ってイイです。

そして「佐世保編成」にはDD51。
原色のDD51にブルートレインというのもイイ。
先ほどから「イイ」しか言っていませんが、基本的にそういうブログなので許してください。

「長崎編成」と「佐世保編成」が並ぶことはないでしょうが、模型の世界なら同じ「あかつき」マークの青い客車が並ぶこともあります。

683系「しらさぎ」は北陸旅行から帰ってから、ずっと走らせていましたので、日射しをバックに記念撮影をしてようやくしまいました。
* * *
もうすぐ夏も終わるようで、関東地方も台風の波状攻撃を受けている最中です。
台風が来なくなると、カラッとした空気に入れ替わりますから、あと少々の辛抱です。
「模型趣味の夏」としてはとても穏やかで、新製品に飛びついたのは、カトーの飯田線旧国と「あかつき」だけでした。
みなさんはいかがでした?
その一方で、先ほどのカプラー交換をしたり、総本山からスリーブを買ってきて交換したり。
さらには自宅の車両ケースの並べ方を変えながら「うーん」と唸って分類をしたりして。
暑い間はずっと手元にある車両たちの見直しをしていました。
かといって、処分したくなる模型が何もないところがまたいいのです。
これでよしよし。

それと、カーブモジュールの再構築。
複製区間ばかりのレイアウトに少しでも単線の風景を織り込めればいいかなと思い、外線をやや外側に追いやって、山で覆うことにしました。
その逆として、内線を露出させて単線の風景にしてみます。
どうなることやら。
しかし、このレイアウトも着工から14年です。いい加減完工しないといかんですね。
地形のキメはホントに難しく、おろそかにしてはいけない検討です。
ではまた。
- 2016/09/15(木) 08:30:00|
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こんばんは。しなのさかいです。

朝晩は少し涼しくなったかな、と思っていたら、台風が近づいてきた影響なのか、思いのほか蒸し暑い日々が続く関東平野です。
やっぱり電車の中が一番居ごこちがイイですね。

エーダイナイン製品の登場から35年以上の時を経て。
とうとうカトーから14系15形までもが発売されました。
題して「あかつき」。文句のないネーミングだと思います。「あかつき」は15形の代名詞でもあります。
製品は“基本セット”と“増結セット”とはならず、「長崎編成」と「佐世保編成」に。これまで3回繰り返された「さくら」に倣って今回もその慣例が踏襲されました。
「こまがね」と「アルプス」みたいな関係。こういうネーミングは買うときにワクワク感が生まれますよね。

今回のセット。新規金型とされた形式は実は「スハネフ15」のみ。これが長崎と佐世保に各2両ずつ入っています。
「オハネ15」は「オハネ25100」そのものと言っていいのでしょう(たぶんそうです)。
こういうところが試験に出る、と当ブログでは繰り返してきました。
主観をお許しいただければ、このスハネフ15の異質感漂う折妻の顔が結構好きです。
それならばオハネフ25200を車端に登板させてもいいのですが、「富士」セットはそれなりに編成として完成していますから。
青20号の車体に赤系の「あかつき」のマーク。
この組み合わせを見たくて、というのも購入動機かもしれません。

スハネフ15の寝台側のルーバーが塞がれた状態を再現しているとのことです(見えますか?)
これは光の具合では気づかないほどのわずかな蓋の表現となっていました。
こだわりましたねー。

トミックス製品と異なり「B寝台」の文字が印刷済み。
佐世保編成の車端ですから「13」という号車札まで印刷されています。
もちろん星3つマークも。
ディーゼル発電機の関係で排気管が付いていますね。まぎれもなくスハネフです。

一方、カトーの14系、24系の緩急車で不満なのは、緩急側のカプラーをカトーナックルカプラー「長」で対応しているということ。
「長」はF級電機のように台車とスカートの距離が長い場合にカーブを曲がれるように配慮したものです。
こうして見ると明らかに連結面が間延びしています。
かといって「短」、つまりEF66前期形ナックルカプラーを付けると、カプラーがホロの下に隠れてしまうため、連結も困難。連結できたとしてもカーブでホロ同士が干渉します。
参考情報ですが、このため当方、スハネフ14についてはホロを外して「短」を取り付けるようにしています。
このスハネフ15はホロが無いと締まらない顔になるのでそうはいきません。
いずれにしろ、これはあくまでも14系や24系の模型の問題ではなくて「カプラー」の問題なので、いろいろと考えてみるとしましょうか。

牽引機はEF65PF。
ただ単にED76をセットアップし忘れていたからです。「やった」と思っていたものはJR仕様の方でした。
そういえば、PFのナンバーは印刷された文字が悲惨なことになっているので、シンナーで消して、ジオマトリックスのインレタを転写しています。
どうもこのナンバーパーツは、カトーにしては珍しくボディに嵌めてもアソビがあり、文字の彫刻が無いからか、面にヒケがあります。なのでインレタを転写しても見栄えが改善したかどうか微妙。
ナンバーパーツごと考え直さないといけないかもしれません。

カーブをグイーンと。

果てしなく続くB寝台。電源車も無いから13両全てがB寝台。
B寝台が大好きな人にはオススメです。
幅70センチ・ワールド(笑)
スハネフ15に室内灯を入れる際は、導光材を切る必要がなく、そのため乗務員室に適度な明かりが灯ります。これがまたイイのです。
冗談はさておき。
カトーからは、ほぼ同時に285系がプチリニューアルで再生産されました。巷の選択もこの「あかつき」ではなくて「サンライズエクスプレス」となっているようです。
で、当方はこのカトーの285系を一度も手にしたことが無いんですよね。一度も買ったことがない。
それなのに選択肢が与えられた中であえてこちらを選んだのは「旅情ムードがあるから」となるでしょうか。
うまく言えませんが、そういうことです。

別の視点で14系15形を選んだ理由。
10年くらい前は、ブルートレインといえばトミックス製品しか選びようがなく、仕様にもソコソコ納得しながらセッセと揃えていました。
それが今ではこんな。
見事にトミックス製品がカトー製品に入れ替わっています。
当鉄道では14系14形から始まったカトーの新しいブルートレインシリーズは揃っていて、いつでも「あの時の夜行列車」を再現できるようになっているわけ。
なので今回の15形だけを避けるのも後々気持ちがくすぶるようで嫌だったのです。
なんだか消極的な買い方にも聞こえてしまいそうですが、本人としてはそうでもないんですよ。
「B寝台ばかりでつまらない」。
そうは思ってみても、手元のブルトレに15形だけが無い世界も「つまらない」じゃないですか。
ねえ。

寝台特急「あかつき」3号は二度、佐賀駅を通る。
十津川警部の驚きっぷりは、各員YouTubeで確認してください。
昭和のドラマの名シーンを再現する日も近い、かも。
1980年代。あの頃の西村京太郎作品にはずいぶん楽しませてもらいました。
当方のチョイスの傾向、そのあたりの影響も受けていますね。
でなきゃ、寝台特急「紀伊」なんて知らなかったかも。
あ、「紀伊」もB寝台ばかりでした。
ではまた。
- 2016/09/07(水) 19:45:00|
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線路際の住民です。
まだまだ暑い日が続きますが、それでも朝晩は過ごしやすくなりました、そろそろ夏も終わりですね。
鉄道模型コンテスト会場で発表された 相鉄9000系 の先行発売が、かしわ台車両センター内であり 久しぶりに訪れてました。

車両センターに向かう橋から留置線を見ると なんだか模型の世界と変わらない光景ですね!
これが、先行販売会の心憎い演出と言ったところでしょうか。

久しぶりに見る 御神体です、良く手入れがされているようです。

客車の内部を初めて見ました、これだけでもここに来る価値はあるでしょう。


販売会場の直ぐ横で検査入場中の実車を観察出来る様になっており まじまじと眺めます。

会場内に 何気なく旧塗装車の発売発表をしていました!
本命視されており 下旬の発売がどうなるのかしら...

1セットにつき一枚ずつ付いてくる記念の硬券です、因みにこれで相鉄電車には乗れません。

相鉄ファン待望の9000系で車両構成は、先頭車1両と中間車2両で 複数購入を前提としています。
この9000系は、既にマイクロエースから8000系が発売されているだけに同社から製品化…と予想されましたが、ここ数年の鉄道コレクションとしての製品化の流れに乗った形で製品化されました。
販売会場で聞いたところ 旧塗装車の後で金型を変え 少し時間を置いてYNBを出して行きたいとの事、入場中の9705Fが営業線に出たあたりでしょうか?

発表時にヘッドライトのシール貼りを指示した表記を見て 鉄コレも随分と割り切ったな~!と思いましたが、ちゃんとライトが成形されていて 安心しました。
ライトシールは、シールドビームとLEDライト車が混在している為にユーザーが選択出来る様にした物と思われます。
取り出して オッ!と感じたのが、今まで鉄コレに無いスベスベした触感でした。
たまに ザラザラして いかにも急いで発売に間に合わせました感の無い 手に持って幸せな気持ちになります、結構 大事な要素ですよね。

行き先表示のシールはこの板に貼りボディに組み込みます、既に新7000系で採用した方法です。
さて、9000系は全部で4次車7編成なんですが、バリエーションに富んでおります。
今回のプロトタイプを9706Fにした事でシールの内容も従来のLEDタイプのモノになっており 1次車の幕表示をやりたい人にとって 旧塗装車が頼みの綱といったところでしょう。
他にも編成によりパンタグラフが違う事もあります。
メーカー指示のパーツだと現状での集電舟の先端の形状が異なるため 他メーカーのモノにするか改造する必要があります

編成にして並べても、どういう訳か違和感があり眺めていると 乗務員室の仕切り板が無く 大きな前面窓から中が丸見えになる事に気がつきました。
ボディを見ると仕切り板を取り付ける穴があるんですが省略されちゃった様です、この辺りは、鉄コレらしい割り切りといった事でしょう。


手持ちのパーツを使いそれらしく取り付けるます、仕切り板の緑色は外から窓を通して見た時に重要なポイントでだった為 この色を使う 銀河モデル101系用を使いました、かなり改善した様に思えます。
まずは9000系第一弾と言ったところでしょうか、聞いた話では販売個数も多く無い為 買うのであれば早目の購入をお勧めしますとの事でした。
同じ神奈川県県内を走る京急.小田急.東急ほど全国的な認知度が高く無いのですが スタイリッシュなボディに 知らない人でもチョット手を出したくなる様に思うのは地元住民の思い入れなんでしょうかね。
- 2016/09/04(日) 08:39:55|
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