
線路際の住民です。
カトーの20系日本海セットを走らせている時に思いつきなんですが、客車と機関車の間が妙なんで、眺めると機関車EF58の連結器が大きい様です。
通常のナックルでは、先台車から飛び出し感があり ゴハチらしさを損なわれていると思います。

取り付け自体は普通に取り替えるだけでした。
連結させる事は出来ますが、上下方向の動きには弱く 客車側に車間短縮ナックルにして連結器本体の厚みで外れる事のない様にします。

ついでに20系の連結器も交換します、但し ナックル本体の端とスカートが接触しないようにナックルを僅かに削りました。

かなり連結器が引っ込む形になりましたので、車間短縮ナックルを付けた機関車と連結した場合に実感的になるものと思います。
R381のカーブやダブルクロスも今の所問題無く通過しています。
ナックルが引っ込む分先台車の上に車体がせり出す感じが引き立ち ゴハチらしくなったと思います。
小さなパーツの交換が大きな効果を生む結果に繋がったケースでした。
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- 2016/10/25(火) 21:26:49|
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こんばんは。しなのさかいです。

関東平野もここ数日ですっかりと寒さを感じるようになりました。
もうすぐ11月です。
皆さんは「年末の戦い」をどうされますか?

この日曜日はソコソコ遊べました。
レイアウト工事は少し休憩にし、つい先日に遊んだばかりだったカトーの683系を再び並べて、ひたすら走行シーンを楽しんでみたんです。
と言いましたが実はこれ、289系(あら!)
その前に。

223系5000番台とのすれ違いから。
阪和線の雰囲気で遊びました(景色は全然違いますけど)。


281系ともすれ違い。こちらはサウンドカードが発売されたときのお楽しみもできました。初回発売から20年近い時を経ての付加価値の付与です。
トミックスの225系5000番台8両は、インレタ貼りをしないまま熟成中…。

683系2000番台「しらさぎ」用基本編成5両からの転用で、サハ683を抜き取った方は「こうのとり」の基本編成4両にし、サハ683を足した方は「くろしお」の基本編成6両となって、南紀を目指すお仕事をしているそうです。
機器に大きな変化はないまま直流に性能を固定したとか。
なんだか事情が複雑みたい…。


2000番台の大きな特徴は、クロ682(288)-2000の連結面付近のフリースペースと運転台直後に位置する客ドア。
客ドアの上に表示されているグリーンマークのあたりが0番台とは違う雰囲気が漂っていて好みです。
マイクロエースの283系はもちろん、287系も手にしてはいませんでしたが、この顔でオーシャンブルーのライン入りなら持っていてもいいかなと思って。
ロゴマークのないデザインもクドさが消えて良い感じです。

とてもいやらしい角度から。
反対側も光っていれば、その灯りが反射するはずですからインチキ写真だとすぐにわかります。


増結編成を伴っての9両編成で井中温泉駅に進入するところ。
傍らにはなぜか683系2000番台「しらさぎ」が。
工事中のレイアウトの様子がバレバレです。

停車して駅留置中の「しらさぎ」と並びました。
そんなことはないでしょうが、そこは模型ですから。

さらに反対側からは683系「サンダーバード」が12連で進入(ナンナンダ、コノ駅ハ)。
もちろん2つの増結編成にはライトユニットを全て組み込んでいますよ。
同じような列車ばかりなので、この趣味を理解していただけない方々には「ムダづかい」に見えるはずです。
いやいやこれ、男のロマンなのです(笑)
室内灯は、全てLED室内灯クリア電球色をオレンジフィルターナシで組み込んでいます。281系もそうしています。
JR西日本のこの手の特急電車なは、この選択が一番似合っていると思います。

683系や289系の増結編成も進行方向に関係なくヘッドライトがつけられるように「ヘッドライト専用化基板」が発売されるそうです。
こうやってインチキをしなくてもよくなるそうですから、当方のような683系ファンには朗報ですね。
そして、521系もやってきます。

以上、683系と289系が好きなユーザーの戯言でした。
北陸や南紀の車窓は見ていて飽きず、こうしてある程度の模型を持ちながら脳内旅行で追体験をしています。
対して関東の特急の車窓で楽しいのは伊東線と伊豆急行、それと房総方面だけ(もちろん中央本線もそうですが、あれは関東平野を抜けたところから面白くなるのです)。
それと。
好きとは言いましたが、あのサンダーバード「リニューアル車」のデザインは好きになれません。
非貫通先頭車は黒く塗りつぶされて品が悪くなりました。
アイボリーにグレーだから上品な感じがしていたのに。
その黒いフロントマスクの下には余計な青いポイントも付けられるという始末。
貫通先頭車は黒くされたライト周りの下にひと際目立つ青いアイライン。
どうしてこんなことになったんだ?

「おまえ、まだいたんかい!」というすれ違いシーンでおしまいです。
やっぱり683系や289系、287系もこのままのカラーデザインがいいですよね。
ではまた。
- 2016/10/24(月) 22:55:00|
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こんばんは。しなのさかいです。

こちらからもいきますよ。
カトー・9月末の大攻勢、PART3。
EF70 1000、ED75 700、そして20系寝台特急「日本海」です。
もう10月も下旬近くですし、方々でプレビューがされ尽くされた感があるため、こちらからは軽くフワァっと終わらせます。
そろそろ「秋の中央西線祭り」が始まってしまいますから、その準備もしなくちゃいけません。

繰り返しになりますが、EF70の運転台付近が、大きいパンタグラフと共に見ていて楽しいと思うのであります。
ホビーショーのときに感想を述べたとおり、Hゴムをボディ側に表現していてもガラスパーツの厚みがボディの断面を一切見せていません。
なのでセンターピラーの細さは、未だにトミックス製品では真似できていないのです。
ここ、とても重要。

サイドのナンバー。
フォントも的確に再現されていますね。

カニ21との連結部分です。
カニ21の車掌室側には車間短縮ナックルカプラーを。
これ、当方の20系客車に対する標準工事です、とは繰り返し申してきました。
たまに機関車がカニ21にゴツンと当たると自動連結します。少しお得な気分になります。
連結される客車の両数が13両ですから、重みもありますし、そんなことも起こるのでしょう。
良い子はマネをしてはいけません。

20系客車の車掌室の表現は劇的な進化を遂げました。
受話器の表現までしてくれたことには感謝します。あらためて、ありがとうございました。
こういう箇所の表現って、何でも作り込めばいいんではなくて、ツボのような部位が再現されるだけで精密感がグッと増してきたりします。
あ、どこぞのメーカーは和式便所をきちんと再現していましたが、今回の受話器とは一緒にしないでおきましょう(笑)

今回の20系では、ついにナハネフ20が登場。
閉塞された窓が見ていて面白いです。
この角度、ナハネフを見上げる角度が好きなんですよ。流麗と言いますか…。

ED75700は、かつての「奥羽線形」のリニューアル品です。
さて、このリニューアル品。ややナンバーのフォントと文字配置に違和感あります。
文字間隔が空き過ぎているみたいなのです。
EF65PFと同じように、凹凸のある文字ではなく印刷で再現されているからでしょうか。

比較のために過去の画像を使います。
ED79のナンバーは割と良かったのですよ。
チョット残念でした。

かといって、こうしてレボリューションファクトリー製のナンバープレートを買ってみても、面倒くさくなりそのまま(笑)
こちらは旧製品用なので若干オーバーサイズなんですよね。
もう少し研究が必要です。
それでは、寝る前の運転会です。

「日本海」は夜行列車ですから。
青森から頑張ってきたED75700が先頭に立って入線。

20系のテールサインは、白くボワ~っと灯ると不思議と見ていて落ち着きます。
そういう人は、まず間違いなく20系中毒です。

深夜の井中温泉駅前。
駅前には「日本海」から降りる家族を待つ車。
夜汽車を巡ってはこんなシーンも繰り返されていました。

ここで牽引はEF70 1000にバトンタッチ(おい、EF81はどうした!)

再び大阪へ向けて出発。
ナロネ21の室内パーツの色がA寝台を自己主張していて楽しいです。
ところで、これも繰り返しですが、当方の所有する20系客車には、全てカトーの旧LED室内灯を取り付けています。
やや減光された雰囲気が出て、とてもイイ感じなので。
『皇帝のいない8月』ではそんな明るさの車内で自衛隊が銃撃戦をしていました(設定は14系「さくら」ですけど)。
“減光タイプ”なんていうネーミングで再生産されたら面白いなと思うのは当方だけでしょうネ。
あ、14系や24系にはちゃんと「クリア」を使っていますョ。
という訳で、EF701000、ED75700、そして20系寝台特急「日本海」でした。
カトーの客車列車は必ず牽引機を連れてきてくれるので、楽しみが倍増する注目の企画です。
機関車は機を逸しずに買い求めるのがコツでしょうか。我慢して見送ると次がいつになるかわかりません。
今回の機関車はどちらもフルリニューアル品。
北陸、日本海縦貫線を再現するためのピースがポツポツと埋まり始めました。
EF70も、ED75も旧型客車を牽引する姿が目に浮かびますし、後者はさらに50系客車とも似合います。
使い方は様々です。
一方、20系客車は、ここ数年の間にも「さくら」(2013年)「あさかぜ」(2015年)とリリースされ、何らかのプチリニューアル、新規パーツ、新規車両を伴って世に送り出されています。
20世紀末のリニューアルを遂げてからというもの、それから20年後の今でも進化が止まらない不思議なアイテムです。
次は一体どのような進化を見せてくれるのでしょうか。期待しないではいられません。

当方の20系コレクション。
10-366はナハネフ23だけを残して昨年の「あさかぜ」と交換。その他見えないところに「ちくま」があります。
10-367は今となっては2013年の「さくら」の“増結セット2”という扱い。カニ22はパンタグラフ付きも必要ですから。
これだけ20系客車を持ちながら、どれも欠かせないものばかりで、コレクションとして見ても引き締まった感があります。

ナハネ20だけの増結6両セットがリリースされたのも今回の大きな話題です。とうとうこうなりました。
「あさかぜ」を増結セットだけ買った方は、その動機がある意味正しかった、ということでしょう。
そして、この6両セットが「今後の展開がまだある」と主張しているようでもあり。
そう思うのは当方だけでしょうか。


それにしてもEF70ってこんなにカッコ良かったっけ?
窓下の銀色の手摺り、それと銀色の帯の下の通風口が顔に表情を付けていて妙にイイんですよね。
EF81よりもセンターピラーが細いというのもあります。

朝起きると、よくこんなところを走っていましたよね。

2月には寝台急行「つるぎ」も後からやってきます。
どんどん北陸が熱くなります。
ではまた。
- 2016/10/18(火) 22:25:00|
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線路際の住民です。
KATO 781系のライトパーツの隙間のないハマり具合は、別パーツと思えない位です
驚きました。

20系日本海セットの牽引機として発売されたのがEF70-1000です。
もともとEF70は、関水金属の初期から販売しており 同社のメモリアル的な存在でしたが、今回フルリニューアルになります。

屋根上の配管類等の仕上がりもイイですね! 但し 北陸線の場合糸魚川側固定使用だったパンタグラフの状態だと…

Hゴム表現をボディー側にした事による細いセンターピラーも違和感のない仕上がりです。
EF70-1000は、EF81の運用範囲が広くなるにつれ普通や貨物列車を牽いていた様で
限定感のない遊びが出来ます。

調べると多くの客車列車が走っており 中でも 米原-長岡を走る普通列車やマニやスユ等を連結した列車を牽いて居た事もあり 色々な列車の再現して色々と遊べる機関車です。
こうなると スカートを弄って基本番台にしてみようかと…
比較的 早い時期に電車化された直流区間と異なり 客車列車の残こる交流区間は、まだまだ楽しめると思います、走るEF70を見ると 日本海の風景を想像してしまいます。
- 2016/10/17(月) 08:06:38|
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線路際の住民です、
大河ドラマ「真田丸」もいよいよ最終章に突入とのこと、今年も残すは後2ヶ月です。

両端の車掌室をシースルー化した 20系客車「日本海」が発売されました。
スッキリした車掌室内を見ると製品の進化を見る思いです。
画像に黒い電話機が写ってますが、調べると受話器は緑色をしていました。
存在感を持たせる為に そのままにします。

この車掌室の造形がよかったので他の所有する20系にもassyパーツを使いグレードアップする事にしました。
昨年のあさかぜセットを買わずに初回ロットの20系セットを使った 殿様あさかぜのカニ21は、床板素取っ替えで難なくアップグレードです。
難関は、ナハネフ22です。
ベースが座席車改造のナハネフ20ですから 寝台のピッチや途中のダクト部分のカモフラージュが必須になります。

そこで 床板をよーく見比べた結果 ライトカバー部分を加工の上取り替えれば問題のない事がわかりました。
元のライトカバーに付いている寝台パーツを 寝台部分と端を1mm程削った新しいライトカバーに取り付け元の床板に装着します。

外から見ても 違和感なく出来ました。
昨年の 殿様あさかぜ のナロの色を変えたシートパーツに続き ナロネの寝台パーツの緑色が編成の中で引き立ちます、
ナハネ6両セットの設定を考えると 20系にてを加えて行きながら展開してゆく様ですね!
きがついたのですが、この編成は青森運転所で ゆうづるも共通運用されていた事から 赤いゆうづるのバックサインが欲しかったな~
- 2016/10/09(日) 20:17:13|
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こんばんは。しなのさかいです。

2016年の初秋、西多摩郡瑞穂町の夕方の西の空。
今年の秋もこうしてジワジワと深まっています。
それにしても、いい季節ですね。
ホームで蚊に刺されちゃいましたけどね。

カトーの「9月末大攻勢」PART2(勝手に命名)。
“まだまだ北海道の鉄道が楽しかった頃”の車両である交流特急電車・781系が発売されました。
今回は「登場時」と言うべき、運転台上にスタビライザーが設置されていない、1980年から1985年頃までの姿と言えそうです。
先行していたマイクロエース製781系も、ずいぶんと長い間、北海道の大きな穴を埋め続けてくれました。
お疲れ様でした。あらためて敬意を表します。

国鉄特急標準色に下枠交差型パンタグラフPS102。
そして、碍子の色は緑。
散々見てきたようなビジュアルの特急電車でも、決定的な違いがここまであります。
「また似たような電車を買っちゃったー」という罪悪感もそんなになく、初めて手にする車両だと言う満足感がありました。

こんなところもそうですよね。
屋根上の抵抗器のグリルが繊細に表現されていて面白いです。
モハ車の屋根上が賑やかになってしまったがために(重量が増えるため)T車にパンタグラフを設置したというのは興味深いエピソードでした。

スタビライザー無しの、プレーンな姿の運転台。
485系と比べると若干窓が下に拡大されているからか、運転台の様子がよく見えます。
カプラーはダミーなれど密自連形。
着雪対策であるライトの出っ張り具合などもこの角度から楽しむことができ、異質感が漂う国鉄特急電車をとことん楽しめます。

視点を下げて、テールライトの点灯具合。

台車も、モハ車の「T」以外は新規で台車スノープローも装着済み。今のカトー標準が満たされていました。
「おもしろいなあ」と思ったのは、485系などと異なって窓上部分にある方向幕部分。
室内灯を入れると、導光板から漏れる光が見えて、まるで方向幕自体が光っているように感じられたました。
そこで、手にとって顔を近づけてみたのですが…

ここ、ガラスにHゴムが表現されておらず、ボディ側にそれが表現されています。
グレーの色刺しも無いようですが、ガラスもボディとツライチになっていなくて奥まっている。
なんとなくカトー標準らしくないじゃないですか。
しかしよく考えてみると「おおっ?」と気づくことがあるのです。
おそらくHゴム部までをガラス側に表現すると、方向幕上のボディが赤い雨樋の部分だけとなり、ボディの構造上のウイークポイントとなることから(破損など)それを回避したんじゃないかなと。
こーいう割り切り方は決して悪くありません。
無理をしてHゴム部までくり抜いて、工場でガラスをはめた際に壊してしまう、というパターンは他社にありがちな話。
ガラスパーツをはめ込む際の重要な部分ですから、取り外しも考慮して方向幕部分のガラスも表にめいいっぱい出せなかったんですね。
コンマ数ミリの世界で調整が繰り返されるカトーの設計の一端を見た気がしました。
あ、コレは当方の勝手な推理です。※10/9訂正
viviogx-tさんのご指摘及び当方の手元にある資料の再鑑により、781系の方向幕部はHゴム押さえではなく、ボディと同じクリーム色の金属押さえであることに気づきました。よって今回の製品の仕様に何かおかしいところがある、ということはありません。カトー様にはお詫びし、本記事の該当箇所を削除さていただきます。
その他、中間部のカプラーが新型になっているのも先の711系、165系、HB-E300系と同じ。
新車両には新型カプラーが採用されていくと見て間違いないでしょう。

4灯のヘッドライトの点灯具合も良く、KM-1とKC-1の組み合わせで、ダイヤルをほんの少し上げるだけで停止状態のまま点灯。
撮影もし易かったかな。
それでは、再び寝る前の運転会です。

まずは711系とのすれ違いから。
711系はライト4灯化前なので時代的にアレですが、そーゆーことを言ってコラボして走らせないのは「損」です。
こうして見れば、どう見てもあの頃の札幌や旭川あたりの風景。それで良いのです。

札幌近くなので、架線の下でもキハ183系「おおぞら」が入ってきました、ってな雰囲気で。
交流特急電車とディーゼル特急気動車のすれ違い。
同じスラントノーズのキハと比べると、781系の丸みが目立ちます。
北海道総局の着雪対策を模型で再現、ということなのであります。

札幌駅で711系と並ぶ。

賑やかだった地上時代の札幌駅風。
おもしろいなあ。
「あの頃」の北海道の鉄道を再現するための、キーストーンのような特急電車がやって来ました。
781系が視界に入り込むと、年代設定に曖昧さが残るビジュアルも「80年代」としてビシッと引き締まり、時代を表すための説得力が増します。
グリーン車も入らない地味な6両編成の模型ですが、無ければ無いで困る模型…、それが781系。
この781系の製品化の意図には、どちらかと言うと「特徴ある列車の再現」というよりも「数多くの列車や車両とのコラボのためのもの」というところにある…そのように受け止めました。

だから、これでもかと先行して発売された車両たちと合う訳です。
やり出すと止まらなくて、50系51形、14系500番台、ED76 500番台とも並べてニヤける夜更け。
そして、これらは全てここ数年で発売されたもの。
車両をいじる必要もなく、こうしてどんどん本線へ入線させて、「あの頃」の景色を楽しみながら次の発想へと頭を使うことができます。
カトーがここ数年でやってきたことはこういうことだったのですね。
カトーの車両だけを出してみましたが、もちろんトミックスのキハ40やキハ22、キハ56とのコラボレーションもやりたくなります。
いやいや、やらなければなりません。とうとうここまで来たのですから。

「ライラック」と「いしかり」。
あなたはどちら派?
たぶんですが、持っていたはずの交通博物館の下敷の写真がどちらかだったという点で分かれるんじゃないかな。あはは。
ではまた。
- 2016/10/08(土) 00:15:00|
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こんばんは。しなのさかいです。

関東地方の9月は、最後の日までこんな空ばかりで、ほとんど毎日、傘をさすか持ち歩いていました。
10月に入っても再び台風が一発やってくるようでして、またしばらくは傘が手放せない日々となりそうです。
カラッと晴れた休みの日、来ないかな。

そんなグズグズの天気の9月末、カトーからHB-E300系「リゾートしらかみ」(青池編成)が発売されました。
この日を待っていました。

4両セットですから中身はこのようにこじんまりと。
最近は、この4両ブックケースを手にするときのありがたみが一段と濃くなってきました。なんでだろう?
曇りの空ばかり見てきましたから、スカイブルーが目にしみます。

ユーザー取付パーツはゼロ。列車無線アンテナ、ホイッスル、信号炎管は既に工場で取り付けられています。
付属シールもナシ。
完璧な完成品です。

まずは「青池」のロゴマークから。
滲みやボケもなく綺麗に印刷されています。
個体によっては、かつての“ばん珍”のような擦られて付いたような塗料のラインが確認できましたから、買う前に店頭で確認できるとイイかもしれませんね。
それにしても様々な標記、ピクトグラムがロゴマークを引き立てていて、完成品モデルの真骨頂と感じることができます。
あ、方向幕(じゃなくて表示器)は「リゾートしらかみ」です。なので行先を決める必要もなく、だからシールも必要なし(笑)

「RESORT HYBRID TRAIN」のロゴも綺麗に入っています。
某番組で自転車に乗るおっさんが、橅編成のこのロゴを見て「なんだか意味がわからねえ」と言っていました。

当方としては、特に屋根の上のリチウムイオン蓄電池の表現が気に入っており、エッジの効いた四角いパーツに屋根と同じ銀色の塗装が精密感を醸し出している姿に満足。

車内に目を転じれば、キチンと展望スペースが再現されていました。津軽地方に入るとここで三味線の実演が行われる訳ですよ。
この模型、津軽じょんがら節をBGMにして走らせてみたら雰囲気が増すでしょうか?
今度実験してみます。

半個室スペースも再現。
ブルートレインのB寝台のような仕切壁がチラチラ見えるのは豪華列車っぽくもあり面白いですね。この車両は「リゾートしらかみ」ならではとなります。

カプラーは、話題の新型カプラーで、グレータイプの登場。
もうこれが標準化されるのでしょうか。今後のカトーの判断を興味を持って見ていきましょう。
では、家族が寝た後で軽く運転でーす。

単線デッキガーター橋が似合うハイブリッド気動車。
LED室内灯クリアの点灯具合も悪くありません。

上から見てしまうと「単線」とは言い難い景色ですが、別線とも捉えられましょう。
そうです、ここは単線区間なのです。

21世紀に入っても、こうして非電化路線に似合う新しい車両が登場することは嬉しいじゃないですか。
* * *
カトーのHB-E300「リゾートしらかみ」(青池編成)でした。
4両編成なのに先頭車両に動力ユニットが組み込まれているのを「理由がわからねえ」と言う人は、もう少し考えてみましょう。
それにしても、カトーからジョイフルトレイン「的な」車両がリリースされるのは久しぶり。そういう意味で感動しているユーザーも多いのではないでしょうか。
そうそう、カトーの製品化発表の翌日にマイクロエースの発売予定撤回がアナウンスされたのも話題となりました。
しかしながら、この模型の意図は、単にジョイフルトレインということに着目しているのではなく、やはりカトーのトレンドである「風景が見える列車」だから、ということなのでしょう。
当方は、そう解釈しています。

五能線の展望列車と言えば
「ノスタルジック・ビュー・トレイン」が始祖(エヘヘ、トミックスのノスタルジック・ビュー・トレインは眺望車2両入りのリニューアル品ですよ)。
ローカル線の観光路線化が叫ばれている平成20年代ですが、信じられないことに、五能線は20年以上も前に風景や車窓を売り物にして観光路線化に成功しているのでした。
やはり「風景」は鉄道を捉える上で重要なファクターなのです。

このHB-E300系が走るところは、必然的に風景が素晴らしいところばかり。
陸奥湾沿い…有畑や吹越の付近の荒涼とした眺めも良いですし、姨捨から見る善光寺平も素晴らしいです。
この模型の開発によって、さらに風景や地面へと思いがシフトしていく流れは、ユーザーとしても素直に受け止めたいところです。
あ、マイクロエースもやっぱりがんばるそうですよ。
ではまた。
- 2016/10/04(火) 19:00:00|
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