しなのさかいの駅前広場

415系、売れているのかなぁ。

「0326 ホビセンフェスティバル」に行く

おはようございます。しなのさかいです。

少しだけご無沙汰しています。
トミックスの年度末ラッシュを「あちゃー、大変なことになっているなぁ」と、やや横目的に見ながら、次の週末まで模型店へ行くこともなく、極めてマイペースに3月末を過ごしています。

この日曜日は、総本山で面白いイベントがあるとのお知らせをいただき(誰から?)、線路際の住民先生とともに行ってきました。





そういえば何度も足を運んでいる総本山ですけど、この赤い電車の中に入ってみたことは一度もありませんでした。
この日は特別公開が行われており、それならばと中へ入らせてもらいました。





運転台の後ろから見ると、こういう風に見えるのです。
雨降りだったのがちと残念。





扇風機も当時のままなのでしょう。
こんなものが付いている電車なんて、今の常識では考えられないのかも。
意外と発見があるデハ268の車内でした。





木材で囲まれた室内。重ね塗りされたであろう分厚い塗料がテカっていて、昭和っぽくて素敵でしょう。
この車内の奥では、前々回の鉄道模型コンテストで大々的に予約を受け付けていたデハ268のアッセンブリーキットが販売されていました。




さて、今回のイベントは「0326 ホビセンフェスティバル」というタイトルです。
「3.26」となると“集会”っぽいから「0326」なのかな(どうでもいいことですね)。
ここ最近、毎月行われているこのフェスティバルは、カトーによる鉄道模型に関する講演会、クリニックなどが開催されています。

見ていると学校の文化祭のような穏やかで緩やかな香りのするイベント。
2014年に初めて開催された「ベストオブ・レイルコンテスト」のときのような、終始落ち着いた感じがあってとても良かったです。
もっとも限定品などの販売がありませんから、そんな雰囲気が保てているのかもしれません(ただし今回は京都店の“先頭車シリーズ”が出張販売されていましたが)。


今回の目的は、午後のプログラム「『写真で綴る 飯田線の旧型国電』発刊記念 著者 宮下洋一氏を招いて~実車と模型で楽しむ飯田線の世界~」という講演でした。

この本は、当ブログで何度か「こんなのが欲しい」と言っていた、飯田線の旧型国電を総合的に解説した資料本で、発売日である3月3日に書店に駆け込んでした買い求めました。
駆け込んで買う本なんて、ここ数年は記憶にありません。
関係筋によると、発行部数も決して多くはないそうです。
「ブックオフに流れてから…」と考えている方は、早めに決断した方がいいかもしれませんよ。

講演会は、カトーの関さんの進行で、著者の宮下さん、それからこの本に模型のページで関与されたモデラーの葉賀敏明さんとの掛け合いによる展開となりました。

その中身は、ど素人の当方がとやかく言えるものではありません。とても参考になる内容でした。
ただひとつ、ここでレポートできることがあるとすれば…。

この本の編集過程では、掲載しきれなかった宮下さんの写真がたくさんあったそうで、今回はそれらがスクリーンに映写されました。
その中のいくつかに、御本人が「大好きな写真」とおっしゃるものがあり、拝見したところ、それらがいわゆる型式写真ではない、学生が乗り降りする日常の風景であったり、アルプスの山々をバックにした列車の写真だったのです。

旧型国電を研究される方々はメカ的な要素ばかりに興味があるのかなと思っていましたが、そこは「地鉄電車」の同氏ですから。やはりそうではなかったのですね。
少し安心し、また頼もしく思いました。

当方が乗り鉄をすることができる年齢になったのが1983年頃。
この年は御存知のとおり、飯田線から旧型国電が消えた年でして、親の許可をもらえた(?)仲間たち数人は「ギリギリ横須賀色の旧国に会えた」と言っていました。

どんな方にもそうした端境期との巡り合わせがあるように、当方の“立ち上がり期”はそういう頃に当たりました。

こんな当方は、訳が分からない旧型国電の世界に入ることができないまま、30年近くこの趣味をやってきたことになります。
カトーの飯田線シリーズでその世界に触れることができた訳ですが、今回の本の出版でさらにその敷居が下がりました。



ところで。
そんな講演の中で、カトーから今後の飯田線シリーズに関する告知がありました。
この月曜日から方々をパトロールしていますが、この告知を「告知する」記事も見当たらないので、ここで。
確か、この2枚(まで)は普通に情報発信されたものとお見受けしましたが…。





ED62+貨物列車セット。
この企画は既にカタログで発表されています。
貨車はホキ25000とホキ5700が選ばれました。
前回のED19+タキ10600は北陸方面から進入する貨物列車ということになり、その一方、今回の貨物列車は関東地方から進入するもの、という区別になるそうです。
選定された貨車から「飯田線内では元善光寺まで進入するシーンを楽しみましょう」ということになります。
詳細情報を待ちましょう。





新しい告知は、久しぶりの旧型国電に関するもの。
2013年にシリーズ第1弾として発売された「合いの子」のうち、クモハ53007を改良の上で再生産するそうです。
「写真で綴る~」にもそのような言及がありました。

具体的には、前面の運行番号表示窓の閉塞でしょう。
ここは発売当時からずっと気にしていた部分で、もう片方のセット、クモハ53008とクハ47009の窓が(塗られて?)閉塞されていた姿を的確に再現したのにつられて(なのか?)、本来は閉塞されていないクモハ53007とクハ68420にも同様の仕様を施していました。

もう1つは、クモハユニ64000の茶色化。
前面は原型の木枠となっていた姿をキチンと作り分けるそうです。

ここでは、このような告知でしたが、このクモハ53007とクモハユニ64000。
この2つが2両セットで発売される訳でもないでしょうから、それぞれの相方が気になりますよね。
楽しみにしていましょう。

参考までに。
宮下さんは一般的に人気のあるクモハ53007よりも、クモハ53008の方が好きなんだそうです。
いやいや、これもまた「文化」。そう言われると手元にある008も可愛がりたくなります。




「ホビセンフェスティバル」。
ユーザーの中で自然と使われるようになった“ホビセン”という言葉をタイトルとされているところがニクいですよね。
さすがに“総本山”は無理か。
“総本山大説法”なんていうのも素敵じゃないですか(笑笑)

かつては休日の模型店で、背伸びをしながら店主と常連客の会話に聞き入っていた自分を思い出します。
そうした模型店での日常風景(模型店自体?)が失われた今、こうした模型メーカーによる直接的な手の差し伸ばし方は、理解せずにはいられず、大いに賛成です。

鉄道模型が“買うだけ”の「文明」的消費活動に陥らないように、もっともっと個々人のこだわりが「文化」として発信され、そして共感され、広がっていくようにならないといけません。
そのステージにたどり着けば、この趣味にも「立ち止まることで見える楽しみ方」が芽生えてくるでしょう。


次回は「0423」との告知がありました。
全プログラム終了後、方々でカトー社員とユーザーとの雑談が行われている中、告知をし忘れたのか、全てのプログラムが終わった後に慌ててOさんがホワイトボードに「次回は~」と殴り書きをしていまして、そんなところにもシンパシーを感じてしまいました。
それでいいんですョ、それで(^^)




(おまけコーナー)

飯田線の次のプログラムは「製品化決定! 東京急行電鉄7000系 トークショー」。
飯田線のプログラムから連投となる形で、カトーの関さんから、実車にまつわるエトセトラが解説されました。

今回のレジェンドコレクションに選んだプロトタイプにはそれなりの理由があったそうで、観客席にはその意味が広く浸透したようです。





それと。
開演前には、やはりというか、飯田線のプログラムから引き続いて座る当方らの他に、新たに結構な人数の方々が着席されました。
「東急ファン」は、その層が厚くて、また固いですね。

客観的に見ていると、“しゃべるほう”と“聞くほう”のミスマッチ感がとてもユニークで、フェスティバル終了後の謎のミーティングではそんなことで盛り上がってしまいました。
すみません。

ではまた。

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  1. 2017/03/29(水) 09:00:00|
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