しなのさかいの駅前広場

覆い隠すアイデア

第57回全日本模型ホビーショー(その1)

こんばんは。しなのさかいです。




約1か月ぶりに訪れた東京・有明です。
毎年のことながら、この「全日本模型ショー」を迎えると「夏が終わるなあ」という気分になって、どういうわけか気が和みます。
秋晴れの空の下でこうして暑苦しい建物を眺めればなおさらでして、そんな気分で今年の鉄道模型イベントのラストとなるショーを見てまいりました。
いつものとおり、勝手な主観を入れながらのレポートとなりますので、お許しください。
それでは…。



【アオシマ】



いつものことながら大きいDD51を参拝(そういう気分です)。
さすが、メーカーの完成見本は美しいです。
交通博物館に鎮座していた模型のような迫力があります。





いろいろと金属パーツが用意されているみたいです。
メッシュが本物なのですからそれはもうリアル。





で、次の企画はEF66のようなんです。
まだまだイメージ段階のようです。これもまた売れるんでしょうか。
さすがは“模型界の狂犬”です。

買いたいけど、買っても作る時間はないだろうなあ(笑)
こういうところで「お参り」しているだけで、もうおなかいっぱいです。



【モデモ】



この1000形の登場時カラーはなかなか流通しません。
それもそのはずで8月の会場限定品だったそうです。
1000形といえばこのカラーでして、こういうのが300形とか500形とかと併結されている編成が美しいなと思います。
もう少し時代をさかのぼった姿で市販品としていただけるとありがたいですね。
ご検討願います。





もう一度、氷河特急(グレッシャー・エクスプレス)塗装ということですが、前面が少々異なる2017年版としての登場だそうです。
いつの間にかトミックスも追いかけてきた2000形ですから、トミックスが同じネタでかぶせてきたら少々厄介です。
当方、この塗装というかデザインに惹かれていたところ、カトーから本家本元のグレッシャー・エクスプレスが製品化されたので、興味はそちらに行ってしまいましたけど。

さて、最近元気のなさそうなハセガワモデモです。
あの「ペコちゃん」をやっていた数年前の勢いがウソのようで、ここ数年はハセガワブースの中での扱いもイマイチ。
トミーテックの鉄道コレクションで同じ傾向のネタをバンバンかぶせられていますから、社としては開発に慎重姿勢とならざるを得ないのかもしれません。

ですが、ライトが点灯してこその「Nゲージ完成品」でして、そういう意味ではモデモ製品は条件を満たしています。
ヘッド・テールライト点灯化、ダイキャスト製床下のプラ化、車両間ホロの新規パーツ化など、地道な進化を遂げてきた現在としては、そう言えるような気がするのです。
モデモとしては、ここらへんをアドバンテージとして再認識してもらって、鉄コレとの競合を恐れずにチャレンジしてもらいたいです。
そんでもって、江ノ電シリーズ全形式のリニューアルは確実にやってもらいたい。
欲を言えば1000形のポカリスエット塗装とか、ライトが点灯するようになった旧500形とか。
「なければならないもの」はまだまだありますョ。



【グリーンマックス】



グリーンマックスのリニューアル版キハ110系(厳密には前回が100番台、今回が200番台です)。
カトー製品と比べると、なんといいますか「スカスカ」感がしていて気動車としての雰囲気が弱いのですが、この飯山線カラーとなるとまあまあの落ち着き具合で(そもそも実車がこの飯山デザインと合っているように思えます)。
本当は、ボディだけの問題ですからカトーに200番台をやってもらいたいところなんですが。





それから。
いきなり、新5000系の製品化発表が実写のデビューと同じタイミングで敢行されました。
ま、「発表」だけであり、製品を発売したわけではありませんから、タイミングなんていくらでも合わせられますけど。

それにしても、こうした大手私鉄電車の現行タイプには果敢にアタックするグリーンマックスの企画。
若い世代に対するアピールは高いようにみますが、オジサンモデラーに対しては…
それから、例えば京王8000系も、ボディの造形は大変良いように見えましたが、標識灯の不点灯、相変わらずの貫通ホロなし仕様など、マイクロエース製品に比べて弱い点も見られました。
ユーザーの視点では、部品構成の上での妥協というか「あきらめ」が感じられてしまうのです。
繰り返しこの場で指摘しているように、完成品メーカーとして舵を切ったのですから、Nゲージ完成品としてのあたりまえの部品構成は全て満たすようにしてほしいです。
そうでないと、いつまで経っても「価格と釣り合わない」という指摘がつきまとうような気がします。



【マイクロエース】





オオカ商事の持ち込み企画により、再びNゲージの世界の風雲児へと躍り出たマイクロエース。
ここ数年、価格高騰と納期の繰り下げなどが続いて明るい話題がなかっただけに、今回のブルートゥース式サウンドシステムの発表は、久々の手ごたえを感じているようです(当方から見たところ、です)。
詳細については先月のJAMレポートで触れていますので省略させていただきます。
今回お伺いしたところ、価格については「大台を切るところでなんとか」ということでした(まだ検討段階でいろいろと攻防があるようです?)。



【ディディエフ(システムゼウス)】



SONYのアクションカム「HDR-AZ1」を搭載した、Wi-Fiカメラとコントローラーアプリ。
カメラを自分で調達した上で、カメラカーのボディとパワーパック、アプリ(これは自分でダウンロード)をセット形態にして50,000円なんだそうです。
「うわー、さすがに高いなあ」と思ってさらに話を聞くと、カメラカーのボディだけならば4,000円で販売するんだとか。
DIYで作るのもいろいろ面倒なので、「それなら、このボディだけ欲しいなあ」と思ってお話を伺うと、「でもカメラは生産終了」なんですって。
さらに、このカメラカーは屋根の低いローカルホームには接触するそうで…。
世の中、うまくいかないことばかりです。
もう少し小さいパナソニックのウェアラブルカメラで設計してくれればよかったのになと。
2000年代は「RFシステム」のカメラカーが普及していましたが、それももう昔のこと。
画像が乱れない「カメラカーの決定版」が登場するには、もうしばらく時間がかかりそうです。


(その2へつづく)
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  1. 2017/09/30(土) 21:00:00|
  2. 鉄道模型イベント
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碓氷アイテム、再起動。

おはようございます。しなのさかいです。




今年も、近所の氏神さまで秋祭りがありました。
こんな風景も楽しめますので、今の住まいにはとても満足しています。
早々と女房と出かけてきまして、まだ誰もいない買い食いコーナーでタコ焼きをパクついて帰りました。
タッチアンドゴー、急ぎ働き、です。


さて、秋なんです。
カトーから「碓氷峠廃止20年なんだし、もう一度Nゲージで峠の記憶を呼び起こしなさいよ」と言われている、そんな2017年の秋の気配がしています。

そう言われると確かにそうなんですよね。
ここんところ、手元にある「碓氷アイテム」は稼働する機会が圧倒的に少なくなっていて、それどころか、未だにナンバーを貼っていないEF63がゴロゴロ、ザクザク(これが原因といえば原因…)。





「この秋はひたすらブロワー音に浸るのも悪くないかな」と思うようになってきまして、カトーのEF63 2次形(国鉄仕様というべきか…?)にメタルインレタを貼りました。
1次形に貼った後は、2次形が189系と共に発売されてもなんだか気が抜けてしまっていて、そのまま10年くらい手付かずのままにしていました。
これらは、このブログを始める前に発売された製品です。

メタルインレタの接着力が落ちていたので貼りつけには苦労しました。
貼った後の雰囲気はいいので、メタルインレタは支持していたのですが、ユーザーからの声を聞いているメーカーとしてはやむを得ない方針転換だったようです。
ナンバーパーツ化が進んでいるカトーのELとDLですが、こんなメタルインレタ仕様も「貴重なもの」と言えそうです。

それから、C'無線アンテナが取り付けられたのは1990年頃ですから、このアンテナが付いていないことをもって民営化以前の仕様とするのは早計です。
いろいろと遊べるわけですから、遊んじゃいましょうよ、ということで。





「それならば」と、トミックスのEF63もどうにかしてみたくなりました。
こちらも1次形にインレタを貼っただけで終えていて、続いて発売された2次形と3次形は手をつけずに放りっぱなしでした(限定品である18・19号機セットはナンバーが印刷済でしたので例外です)。

↓過去記事です↓
2012年1月12日「トミックス EF63、再び…」
2012年1月23日「もーすこし、トミックスのEF63」
2012年6月27日「18と19」

どうも当方、セットアップに高いハードルを感じてしまう人間のようです。

透明ベース式のインレタを転写していた1次形は、やっぱり透明ベースの「変色リスク」が気になります。
よくあるんです、ベース付きのインレタが経年で黄ばむことが。
なので、1次形に貼ったそのインレタは全て剥がしまして、2次形、3次形と共に透明ベースなしのインレタ転写に挑みました。
トミックス製品では、ナンバーの位置決めが最大の難関だと思っていだので、一気に作業してしまうとその位置に統一感を持たせる、という目論見もあります。





左から1次形、2次形、そして3次形。
3次形だけは、なぜか位置決めが楽でした(笑)
資料を見ながら最大限の努力で位置を決めてみましたがいかがでしょう?





双頭カプラーではない横川方向のカプラーだけはJC6351に交換しました。少しでも、可能な限り車間を縮めるのです(ただしガリガリとした加工はしないようにしています)。





その結果が手前の2両。
奥側のカトー製品の連結間隔と比べると遜色なくなりました。
このくらいなら許容範囲でしょうか。
お、いい感じ。





C'無線アンテナは、今回カトーが起こしたパーツに換装。
少々緩めなれど穴の位置が全く同じ。
緩めといってもアンテナが傾くほどではないのでほぼピッタシと言えます。
例によって「Gクリア」をほんの少しだけ絡ませて押し込めば、あら不思議、遊びは完全になくなりました。
トミックスのアンテナと違い、根元に余計なつながりがないのもいいです。
今回トミックスのロクサンを簡単に処分しなかった理由にはこんなパーツとの出会いもあります。
共存共栄していくかもしれません。

トミックスのEF63はそのくらいにしておきましょうか。





今度は、カトーの碓氷アイテムから489系白山色の再登場(EF63のうしろがそうです)。

↓また過去記事です↓
2013年11月8日「カトー 489系 白山色」

2013年の発売当時は、カトーのラインナップにC'無線アンテナを装備したEF63がありませんでしたので「さて、どうしたものか」と思っていました。
この点もあり、トミックスの489系も重宝していました。

↓またまた過去記事です↓
2012年2月26日「HG化されたトミックス489系白山」

今回の3次形の登場で、ついにカトーの白山色を使って碓氷峠のワンシーンが再現できる、というわけ。





勾配を慎重に下っているところ(のつもり)。
一瞬、山の中にブロワー音が響きわたります。





カーブを曲がりながら下山。
こんなカーブが見られる丸山付近では、その当時、こんな列車が走る傍らで撮り鉄さん同士の殴り合いがあったとか、なかったとか…(ホンマカイナ?)





夕暮れ時の軽井沢ってな具合で。





こちらは真夜中。急行「能登」という感じでしょうか。
当方はこの白山色の489系を「能登」で利用したことがありまして(福井→上野)、そのときの記憶では、車内がずーっと減光状態。
ですから、この489系だけは電球色のLED室内灯クリアを組み込んでいます。







まだまだ続くカトーの碓氷アイテム。
国鉄時代の方がよかったかなと思いつつも、こうして1990年代の思い出で遊ぶこともできるのですから、それもまぁいいか(笑)
でも、169系急行「信州」は絶対に欲しいなと。

この後、年内には、189系「グレードアップあさま」と14系急行「能登」(JR仕様)が控えています。
丸山で決闘した人たちも、穏やかな気持ちでこうした模型を手にしていればいいのですが。
それにしても、20年は“あっという間”ですね。

ではまた。


  1. 2017/09/26(火) 08:10:03|
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KATO 115系1000番台 長野色・EF63 3次形 JR仕様

こんばんは。しなのさかいです。




先週末は、栃木県宇都宮市まで出掛けてきました。
発見と出会い、懐かしい空気に浸れる時間と空間が僅かながらあり…。
まだまだ鉄道模型の世界もイケるのかなあと思ったりした1泊2日のミニトリップでした。
やっぱり鉄道模型趣味が文化として存在し続けるには、アナログ的なつながりがあった方がいいみたいです。





さて、線路際の住民先生からのレポートもあるとおり、カトーから115系1000番台長野色、そしてEF63 3次形 JR仕様が発売され、既に店頭に並んでいます。
当方からもこのお話。

信越本線横川・軽井沢間の廃止から20年が経過したことに驚きながら、カトーとしては2006年以来の碓氷アイテム・再起動の第1弾を見てみることとしましょう。






115系1000番台はフルリニューアルを遂げました。
カトーとしては、2010年に旧製品のプチリニューアルを断行していて、それがE127系100番台大糸線の発売と合わせたタイミングだったことを思うと、どうしても“ついこの前”という感覚が。

でも、それでも7年は経過しているので、この趣味をやっていると月日の経ち方には動揺します。
このときのリニューアルでも一定の理解をしていたんですが、近年の表現力の向上を見れば、そのまま「碓氷アイテム」として再生産するわけにもいかなくなった、ということのようです。
そりゃ、ユーザーとしても新しくなるなら買い換えるしかないわけで(笑)





新しい115系1000番台の顔は、ほぼ完成形でして、それはどういうことかというと、300番台のときよりもさらに進化したシールドビームの形状なのです。





トミックス製品(一応LED仕様のリニューアル製品)はまだ手元にありますので、比較のつもりで横に置いてみました。
パーツが全然付いていません…。

なるほどトミックス製品のシールドビームの大きさが評価されてきた理由がわかる気がします。大きさはほぼ同じ。
さらに詳しいディテールが加わったのが今回の製品の特徴で、これが「裏からはめ込んだ別パーツ」というところにはさらにさらに2010年のプチリニューアル品と比べた「設計上の進化」を感じる訳です。
先行した300番台にも入ってしまうこのシールドビーム。今後の展開に注目です。
ちなみにライトレンズパーツ(導光材)は300番台のそれと同じでした。



その他です。
パーツ類の見直し、新規パーツがメインです。




まずは、列車無線アンテナの形状。
屋根に点ではなく線で接するよう台座部分が見直されました。当然にオデコの角度も考慮されています。
民営化直後は模型の世界でも列車無線アンテナブームが巻き起こりまして、銀河モデルのパーツをよく使ったものです。
この時点からは既に30年が経過しています。
その後、カトーやトミックスでも樹脂でのアンテナパーツが起こされましたが、どれも4本足で接するタイプでさらにボディへの差し込みは2本足(例外もありましたが)。

屋根に刺す部分が2本足タイプから変更されていますから、これをASSYで買い増ししても仕方ないでしょう。





トイレタンクの表現(裏側になってしまった)。
方向幕には「長野」の印刷。
箱を開けたら、レディ・トゥ・ランです。
こうした措置は、車両を置くと背景まで浮かんできますから大歓迎です。





AU75Gクーラーパーツはステンレスの質感を高めるための塗料の見直し。
ナンダカンダでこういうパーツの交換は、寝る前のひと作業にはモッテコイなんですよね。
問題は「一体自分はいくつ必要なのか」でして、ひたすら脳内で、手元にある該当車両をカウントし続けるのです(もちろん仕事中に)。





そしてKE76ジャンパ栓の新規パーツ。
形状が見直されました。
パーツ需要がありそうですが、材質がPOMで塗装もできませんから、即他車に流用とはいかないでしょう。
このパーツだけは大量買いには走らないで、もう少し待つこととします。





ま、とにかく走らせて遊びましょう。
基本セットと増結セット、3両ずつでの発売です。増結セットも動力化してしまえば、車番の異なる2つの編成ですれ違い運転を再現できます。
あ、こんなことを書くとASSYパーツがすぐになくなる…。
皆さん、冷静な消費行動をしましょうね。





一方、EF63 3次形 JR仕様は、カトーとしては初となる3次形でして、ブロックタイプのナンバープレートが目立つところ。
今回は22号機と23号機にしておきました(やっぱり)。

当方は、これまでのメタルインレタによる表現を支持しています(これまでの1次形と2次形を所有しています)が、新規ユーザーフレンドリーな時代の流れには逆らえず、さらには3次形がブロックタイプということから、はめ込み式のパーツ仕様へ変更となりました。
この後に控えている2次形 JR仕様もそうなるということはJAMにて確認済みです。
したがって今後2次形は、メタルインレタ仕様とパーツ仕様とが混在することとなりそうです(並べるかどうかは別として)。

画像ではナンバーパーツがちゃんとハマっていないように見えますが、いえいえこれでハマっているのですよ。3次形はこれでいいのです。


当方としてはC'無線アンテナが的確な色で成形され、さらに支えている部分がクリーム色になったところに武者震いのような感動を覚えました。

材質はあえてトミックス製品のようなPOMではなくABSとしたと伺っています。強度的に破損する確率が高くなりますが、それでも着色可能となることに重要性を感じていただいたことにひたすら感謝です(なぜかココだけ低姿勢)。
ココ、1997年にトミックス製品が発売されてからずーっと不満でしたので。
やっぱり「顔」って手を抜くとダメなんですよ。

今回のASSYパーツは破損交換用とトミックス製品への交換用(!)にということで結構な数を確保しました(冷静でないのは当方です)。
EF63は3か月に渡って継続して生産される訳ですから、このASSYパーツも断続的にリリースが繰り返されるのでしょうか。





2次形と異なるジャンパ栓のたるみ方がまた良いです。
C'無線アンテナと相まって重々しい、精悍な顔つき。
これはこれで碓氷線廃止直前は人気がありましたね。






高崎から長野へ向かう115系が入線。
EF63が一段と高くうなりだして、ゆっくりとクモハへ近づいていきます。





横川駅でのバルブ撮影シーン、のつもり。
この駅が夜行列車を迎えていた時代があったんです。それも真夜中に。
ボヤボヤしていないで489系白山色も出さないといけないですね。
もちろんヘッドマークは「能登」で。


◻︎ ◻︎ ◻︎


碓氷峠の鉄道シーンが消えてから20年、というタイミングを捉えて企画された今年の年末まで続くシリーズの第1弾。
今回はまさに廃止される頃の仕様が選ばれた訳ですが、この仕様、御存知のとおりトミックスが先行して続けてきたものです。
当方、その製品化し尽くされた果ての製品化発表を耳にして「買う理由」を探すしかありませんでした。
そう考えているところで、115系のシールドビームやEF63のC'無線アンテナが興味深い仕様であることを知り、めでたくその「理由」となった訳ですが、気持ちとしては“ギリギリセーフ”であり、こうした改善点がなければ“アウト”としていたところです。

最近のカトーの企画には、製品(列車)が醸し出すストーリーの提案(この列車のどこが面白いのか、というプレゼンテーション)が見えにくかったり、今回のようなユーザーがまだ残している記憶に乗っかるような、薄くて軽めな側面を見てしまいます…。
「斜め上」と言われるような、ユーザーを驚かせるような仕掛けを期待せずにはいられません。
そういう視点に立てば、カトーがやる碓氷アイテムはトミックスの企画の焼き直しではなくて、めがね橋を渡るアレをやるべきだったのでは、と。


とにもかくにも、カトーにはJR時代に止まらずに、軽井沢や善光寺平への輸送使命がもっと重たくて濃かった国鉄時代の姿を再現してもらいたいです。
それでこそ、鉄道模型趣味人が手元で碓氷峠を保存する意味が生まれるんだと思います。
169系「信州」の中でゴルフ弁当を食べた思い出。こんな思い出に浸ることができる日が来ることを楽しみにしています。



ここのところレイアウト上の列車を次々と入れ替えていて忙しくしています。

ではまた。
  1. 2017/09/16(土) 00:30:00|
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進化する115系

線路際の住民です。
信越本線 横川-軽井沢間が廃線になり20年になるそうです、月日が経つのは早いですね。
 廃線20年のメモリアルイヤーという事でカトー、トミックスより関連商品がリリースされ カトーの碓氷峠シリーズ 第一弾?EF63と115系長野色が発売されました。

800番台、300番台に続き新たに1000番台とリニューアル115系が発売されましたが、いずれも色々な箇所に手を入れ 進化させてきています。

 ライトリムパーツを300番台に組み込んで見ました、これまで藤壺とか中目と云われ決定版の無かった貫通路付き湘南顔もライトリムパーツが新たに起された事により グッと引き締まりました、オレンジやクリーム色のパーツが欲しくなりますね。

 湘南色と並べると正面貫通路のホロ枠の造形に手を加えたのか、より精悍な顔立ちをした115系に近づきました。
 以前からこの造形に不満がありサードパーティのホロ枠を取り付けておりましたが、今回はその必要はなさそうです。

115系長野色の側面ドア窓や戸袋窓の形状は カトー国鉄車両の中でも秀逸な出来栄えでしょう!
 湘南色の妙に間隔の広いドア窓に違和感がありました、窓が大きくなりより国鉄型電車らしい仕上がりになりました。



トミックスのEF63と連結させてみます。
189系あさまセットと同時発売されたもので電車の動力と協調出来るため 重宝しており 115系長野色がフックなしカプラーになった事もあり 繋げて走らせると問題ありませんでした。
トミックスEF63のアンテナをカトー製品に変えれば良いかな~。
信越本線 横川~軽井沢間廃止廃線から20年経過しました、115系長野色を見るとあの峠に敷かれた線路を見ると 暇つぶしの様に撮影に行っていた頃を思い出します。
  1. 2017/09/08(金) 07:13:00|
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気動車からアイドリング音が聞こえてくるかも

おはようございます。しなのさかいです。




久しぶりに自分の模型いじりのことへと方向を向けることとします。
以前からお話しているトミックスのHG気動車たちへのインレタ貼りでして、もう少し「続き」をやってみることとしました。





きっかけは、8月に発売されたキハ53とキハ23の首都圏色です。
オレンジバーミリオン1色ですと、なんとものっぺりしている…
それでもトミックスの「HG」ということです。
緻密なパーツ構成(そうでもないかな)と鉄コレと比べて何もなされていない車体への印刷。
アンバランスさがハイグレードな気動車たち。これでは本線で走らせる気になりません。





これまでレボリューションファクトリーのインレタを調達して、車番と検査標記を転写していましたが、この先も徹底的に転写してみました。





ドアコックの三角マークだけは位置がわからなくて大変でした。
形式ごとに違うのは当たり前として、同じ形式でもいろいろな位置に三角マークがついているように見えるからどうにもなりません。
最後は「気合い」でやるしかなく、この辺は新しい資料が出てきたら修正するかも、というところ。




ATSマークとか、位置呼称マークとか、
所属標記とか、定員とか。
車番と所属と定員に矛盾がないようにさせることも大事なんですが、とても作業エネルギーと膨大なインレタを買うという経済的負担が必要となるので、程よいところでの妥協が必要だと思います。
うまく言えませんが「関スイ」というノリも必要かなぁということなんです。






キハ17、キユニ17、キハ20…。
かなりの両数を稼働状態にすることができました。
やっぱり、コージョンマークがある模型はリアリティが増します。
サウンドボックスの音と相まって、駅に停めているときも「カラカラカラ…」というアイドリング音がムードを高めていますし。





次はキハ40系をやりますかね。
突然たくさんの車両を手に入れた気がして、うれしくなりました。



◻︎ ◻︎ ◻︎



「安中貨物事件」。
あ、Nゲージのことですよ。
この世界に、また新しい歴史が刻まれました。




「ポポンデッタ」という、秋葉原を本店としながら全国の商業施設の中へテナントとして小売店を展開する会社が、新規製作で編成モノをリリースするというので、当ブログでも2016年の静岡ホビーショー視察記事でその情報をお知らせしていました。

同社は、2012年に経営破綻した「河合商会」の貨車たちを引き継いだことでも知られています。
このラインナップの延長として、今回の「安中貨物」という選択肢が見えてきた…、おそらくそういうことなのでしょう。
「貨車をやるポポンデッタ」という市場での立ち位置を狙ったのだとしたら、まあそれは理解できます。

発売時期が遅れ気味だったところで出荷。先週、ついに店頭に並ぶこととなりました。


しかしその途端、今の時代のNゲージとは思えないような不具合が多数見つかり、瞬く間にユーザーの非難の声が巻き起こりました。
やがては小売店のそれへと移り、そして9月1日、会社から「回収します」とのアナウンスが…。


日本国内で製造することで適切な価格を維持することが難しい以上、国外へ製造を委託することは必然と言えましょう。
新規参入組はなおさらです。
こういう場合、一般的には、現地の工場と綿密な打ち合わせをしてもなお不具合が発生するとのことであり、日本側が求めるクオリティへ高める、持っていくには相当な努力と忍耐が求められるようです。

おそらく今回の「安中貨物」にもそうした調整が繰り返されたんだと想像するのですが、その努力、大分足りなかったようで、しまいにはサジを投げた、見切り発車した感もあります。
ポポンデッタによる着荷時(出荷前)の検品不足でもありましょうが、そもそもこうした不具合が多数見つかっている以上、工場とのコミュニケーションは機能していなかったと言っていいのでは。


さて、当方が本件で懸念することは「小売店」のことです。
予約品かどうかは置いておいて、ユーザーは店頭で「買わない」「持ち帰らない」という判断をすることができますが、小売店は仕入れてしまった以上、問屋との資金決済があります。
出来の悪い製品だとして、メーカーへ送って不具合を修正させるとしても「小売店の在庫」には違いありません。
そして、こういうことが起こると、いつまでたっても在庫として残ります。つまり小売店にとってはよろしくない「不良在庫」となるのです。
こうした在庫を抱えたまま閉店することとなったお店、みなさんの街にありませんでしたか?
当方の街にはいくつかありました。

ポポンデッタは「メーカー」とは言い難いですが、河合商会の事業の一部を引き継いだことで「市場の上流に腰を据えた」と言えそうです。
こうした会社がひとたび本件のような事件を起こすと、小売店は「リスキーだ」と萎縮して店頭フリー分としての入荷を控えますから、ますます「予約販売店」化するでしょう。それもユーザーから手付金を取る形で。
「小売店が面白くなくなる」というのは、度々この市場でこうした“トリガー”が発動するからなのです。

最近の同社は、タンクコンテナシリーズも展開していましたが、普通のコンテナとは異なるため、構成部品とそのゲート処理などでもカトー製品には及ばないように見えていました。
「今までにないものを作るんだから、こんな程度でもいいでしょう」ということでは、即退場してもらわないといけません。
そういう製品の送り手、まだまだいると思います。


今回の件は「安中貨物」の模型化を待ち望んでいたユーザーに対してだけのことではなく、Nゲージ市場全体への影響がとても大きいと思いました。
小売業態をメインに、この市場で存在感と認知度を増してきたポポンデッタだけに、その責任は僅かながらあるのではないでしょうか。



ところで、この「安中貨物」。
ポポンデッタで買い取ってもらうとしたらどういう査定になるんでしょうね。
少し興味があります(笑)


ではまた。
  1. 2017/09/05(火) 08:20:00|
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能登の奥まで 2017(その4・完)

(その3からつづく)




優しかった民宿のおばちゃんとの涙の別れをした下の娘をなんとか車に乗せ、九十九湾まで移動しました。
ココも昨年は駆け足で通り抜けてしまったため、それから1年間、心の中で引っかかり続けていた、そんな場所です。

九十九湾では、能登金剛・巌門に続いて、再び遊覧船に乗ろうかと計画していて、その遊覧船には二つの運行会社があるみたい…だと予習していました。
そのうち興味が湧いたのは、海中に沈んだ船底部分(客室スペース)があって、横窓から泳ぐ魚が見えるという特殊船。
「潜水艦みたいで素敵じゃない」と女房と意見が一致しました。

しかし、実際に乗船場と思われる場所に行ってみると、その船はロープでしっかりと係留されていて、動く気配が全くしない。
船体全体には錆が浮いていて「これは只事ではないな」と大人の事情を察してしまった訳です。
観光地ではよくありますよね、こーいうの。

仕方なく、もう一つの会社の遊覧船乗り場に向かいました。
乗り場へ向かう坂道ですれ違ったのは女子大生の集団で、下船後にキャッキャッと興奮していましたが、船を見てみると失礼ながらごくフツーでして、乗客も我が家だけ。
「あー、これはそんなに期待してはいけないな…」と思っていたところで、もう1家族が乗り込んで湾内遊覧へ出発です。





その10分後、“フツー”とした評価を取り消さなければならない事態が起こりました。

おじいちゃん船長の「はい、少し船を停めますよ~」というアナウンスがあり「遊覧船なのに? どこに?」
そしてゆっくりと湾の奥にある桟橋に停まったら「はい、降りてくださいね~」とのアナウンス。
どうやらココは運行会社が管理している(?)「生け簀」らしいのです。

で、生け簀の中央には手書きで「天然水族館」の文字。
「はい、1家族ごとに交代で見てくださいね~」との案内で、2番目に降りると、生け簀に落ち込んだFRP製の小さいスペースがあって、そこから横窓で生きた魚が見える…という仕組みを理解できました。

人数制限はFRPが抜けたり割れたりして生け簀へ落ちることを想定して、なのでしょう(笑)
なかなかシュールなんですが、見たり体験したいことはきちんと用意されていて感服するしかないんです。
さらには我が家の前で見たはずの家族の子どもが駆けて舞い戻って来て、はい定員オーバー(大笑)
スリリング性もあります。





「はい、次はお魚を触りますよ~」
「はい、次はお魚にレースをしてもらいますよ~」
「はい、これ、かぼちゃです。これからエサをあげますよ~」
「はい、ここにタコさんがいますよ~」

子どもたちにはキャッチーなセリフがポンポンと飛び出し、実際に子どもたちも楽しそう。
親としても見ていても楽しく、そして何よりもコストパフォーマンスが高い時間でした。


想像するに、先の特殊船との競合に危機感を持ったこちらの会社が「お金がなければアイデアで」という一手に出て、その結果が先の特殊船の姿だったのかなぁと。
そんな話ならとても興味深いのですが、真相はよくわかりません。

でもね、身の丈にあった“おもてなし”の方が、受ける方の心を動かすような気がして、それは前の晩の民宿がそうであったように、おもてなしにはそんな原理原則があるんじゃないかなと思ってしまったのです。
もしそうだとすれば、値段の高いことだけが価値の指標ではない、ということではと。
こんなことを考えてしまう、大満足の九十九湾遊覧船でした。





楽しかった九十九湾を後にして、ひたすら海岸線を走りました。
国道249号が内陸方面へ分岐するときは、躊躇せずに海岸に近い方へ。その繰り返し。





道の駅が併設されたのと鉄道・穴水駅では、留置された旧パノラマ車を見てみたりしました。
なんだか痛々しくて直視できませんでしたけど。
どういう目的で留置しているのかなぁと。





御存知のとおり、ここ穴水駅から先、輪島や蛸島へつながるレールは全て剥がされてしまいました。
穴水駅構内は、未だに国鉄のディーゼルカーがアイドリングをしながら停まっているような気が。
前の日に珠洲駅の跡を見ただけに、穴水と珠洲、2つの駅の運命の分かれ道とはなんだったんだろうと。
難しいです。






能登の旅もあとわずかですから、癒やしを求めて、ツインブリッジから能登島へ。
曲町の近くで漁村と七尾湾を見て。





能登の小さな漁船もこれで見納めかもしれないと思うと、岸壁に行きたくなるものです。
家族でそんなことをしてフラついていたら、暑くてハァハァ言っているかわいそうな犬を散歩に連れた地元のおばあちゃんが。
「どこからきたの」と声をかけられて、しばらく地元の暮らしぶりを取材。
楽しいなぁ。


その後、能登島の海岸線をぐるっと走りました。
水族館なんて行っていませんよ。
そーいうところに行きたいという要望は、もはや同乗者からは出なくなりました。
そういえば、能登島一周の途中、脱輪して車体が大きく傾いた白いSUV車がいたりして。子どもたちがお父さんに文句を言っているシーンを見てしまい、なかなかでした。
お父さん、はしゃぎ過ぎたんですね。





和倉温泉着。
ツインブリッジの方向を見て、能登半島最後の夜だなぁとしみじみ。
関東平野は雨続きだというのに、全て天気に恵まれた能登の旅となりました。





夜は和倉温泉を散策。
途中、合宿中の男たちで埋め尽くされ、物資が枯渇寸前だったセブンイレブンで買い物。
こういうネタに女3人は弱くて、店内ではずーっと笑いっぱなしでした。
もの凄い勢いで商品が消えていくのですから。この日の日販はさぞかしよろしかったのでは。





加賀屋って、よく見ると要塞ですよね。
これで煙とか出ていたら、完全に別の用途を持つ建物ですよ(ココには泊まっていませんよ、念のため)。


(4日目・和倉温泉泊)



◻︎ ◻︎ ◻︎





5日目は、海岸線沿いを走って再び氷見へ向かい(ココまで来て能登半島を一周した形に)、その後は富山ー岐阜ー長野ー山梨と経て、戻りたくない関東平野へと戻りました。





朝日を浴びた能登島大橋。
七尾湾は、琵琶湖や猪苗代湖よりもずっと穏やかに見えました。
不思議です。





バルコニーにはお客さん。
さようなら。また来ますね。






国道41号に入って、神岡に寄ってこんなものを見せて、途中の「ひらゆの森」で風呂に入って帰りました。





特にレジャーといえる要素がない、ひたすら自然や街並みの景観だけにこだわった能登半島周遊でしたが、(たぶん)家族からの不服などなく「我が家の旅のスタイル、ここに極まれり」といったところでしょうか。

今日から下の娘は新学期です。
同級生たちは、それこそUSJだとかTDLだとかそういう場所に行っているんでしょうが、その中で1人だけ、「旅行読売」のような次元の違う夏休みを過ごしたウチの娘には、何か光るものがあるといいなぁと、なぜかそう思いました。


4回に渡り、ダラダラとお話してしまいました。
お付き合いいただき、ありがとうございました。








あ、碓氷峠が9月5日に。
月末だと思っていました。少しだけ生きる目標が出てきました(笑)


  1. 2017/09/01(金) 23:30:00|
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