こんばんは。しなのさかいです。

関東平野もとうとう晩秋の景色となり、今年の秋も「紅葉を楽しめなかったなぁ…」と思うのであります。
あ、この景色は近くの公園ですから。
なんともかんともです。
「ブログを更新しなきゃいけないな」と思いながら、そうしていない秋が延々と続いています。
先日から書いている通り、「地面」の作業を最優先としているからです。
この辺の総括は年末年始に触れることとして、現状としてはこれまでにないくらいのストイックさで、持てる自由時間のほぼ全てを地面の作業に注いでいます(家族のヒンシュクを買わない程度に)。
しかし、その作業内容がとても地味でして、ビジュアル的によく伝わらないと思う内容。
これまでの地形作業をさらに発展させて「精度を高めている」ということくらいしか言いようがありません。
先々のことを考えながら作ると、どうしてもレイアウトを「パズル」のようにしておきたく、さらにはパズルとはいえ「継ぎ目」を目立たなくさせておきたい。
こういうことなんです(やっぱりよくわかりませんね)。
諸先輩方がレポートされているように、1つひとつの作業で日々レイアウト上の景色が変わる…そんな段階へと持っていくため、年末までに大方の決着をつけます。
今はそんな心境です。
と、ここで今回のレポートを終わらせるのも不親切ですから、少しだけその様子をご覧ください。

自作ガスタンク(ガスホルダー)の基礎工事。
円形の土台を作っていたので、これに合うようにプラ板をくり抜いてボードの空き地に寸法を合わせました。
作例でよく見るのは、ストラクチャーの土台を地面に「ポン置き」する処理です。
それはそれでいいのですが、できることならポン置き感を薄めたい。
だって、地面と土台の間に僅かながらスキマができたりするじゃないですか。
そのためには、土台にカチッとハマる窪みを用意しておきたく、当レイアウトではほぼ全てのストラクチャーにそうした「位置決め」を施工しています。
ね、地味でしょう。

ガスタンクの隣には、鉱石ホッパー用の引き込み線が合流するポイント群。
複線線路から続く複線片渡りポイント、さらには複線線路を改造して4番ポイントを設置してあって。
いわゆる「ウィークポイント」なんです。
ですから、この付近には先日からお話している薄ベニヤ板と地面シートを使った簡易バラストで行きます。
レの字状の真ん中は取り外せるようにしてあるので、コーナーのボードと分離すればボードの端からこれらの線路を外せるようにしてあります。
もちろん画面手前に続く複線線路は固定してバラストをまいていきます。
それから、新屋公民館はココに設置することとしました。
真横から見たときにこのポイント付近の粗さが見えないようにする、視線の遮断の役割もあります。
本当なら、こうした複線電化区間はバーンとどこまでも交差せずに並行した線路が続いていて欲しいので。
そんな風景に「見せたい」のです。

ガスタンクのボードと対角側にあるコーナーモジュール。
ここも山やトンネル坑口について微妙な位置調整を続けていて。
そんでもって単線架線柱を立てました(あ、内側と外側とで架線柱を間違えました?)。
コルクボードに直接カトーの架線柱土台パーツを立てると不安定になるため、コルクボードの下にあるベニヤ板までセンターポンチで5㎜の丸穴を開け、架線柱土台パーツの丸い部分だけを切り取ってタミヤの5㎜丸プラ棒と接着。
それを開けた穴に差し込んでグラつきを抑えました(説明してもよくわかりませんね)。
ボードの天板にコルクボードを貼ったのは2002年当時の考え方で、可能な限り列車の走行音を抑える目的です。
当レイアウトはボードの下がイケイケなので太鼓のように響いてしまうだろうと思ってたのでした。
地面のことはこの辺で。

カトーからクモハ53007とクハ68420がリニューアルされました。
オデコの運行番号表示窓がガラス張りの表現に変えられたという訳です。
2013年に衝撃的なリリースを果たした飯田線シリーズ第1弾でしたが、このようにクモハ53008、クハ47009に合わせた表現とされ、お祭りムードにほんの少しだけ影を落とした格好となっていました。
その後、この仕様は解消され、きちんと開口されるようになりましたが(確か第3弾で)、それならば第1弾にも遡って同じ措置をしてもらいたいと思うのが人情。
で、今回見事にそうなりました。ユーザーの気持ちを汲んでくれましたね。
第1弾のデビューからちょうど丸4年の歳月が経ちました。
レイアウト工事一辺倒でしたが、少しは走らせるかな。

189系「あさま」だって、EF63 2次形だって入線していますぞい。
「飯田線」にするのか「碓氷峠」にするのか、レイアウト上の風景をどちらに寄せるのかで迷う2017年の秋です。
でも、これってとても贅沢なことですよね。
とりあえず本日はこの辺で。
ではまた。
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- 2017/11/29(水) 19:10:00|
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線路際の住民です、気がつけば冬の季節の到来です。
今更ながら購入後初めて 飯田線貨物列車セットを開封しました。

精密感のある手すりが飾り気のないボディーを引き立ているホキ5700 を見ると もうちょっと欲しくなります。

飯田線車両ケースに付属するシールの中で 運行番号表示板を貼ろうと 当時の運行図を見ると 昭和53年の第一次置き換えの前後に変化しており、特にクハユニが3両編成と言う事で、注意が必要です。

例えば、クハユニの運行番号は?
昭和50年頃の運用表では40番台だったようで、
クモハユニ転入後の昭和53年以降は、90番台になります。
ちなみに流電等の4両編成は、30番台でした。

伊那松島区は、昭和53年の第一次置き換えを境に運行番号90番台に変化したようで、クハニ67が務めておりました。
カトー飯田線シリーズの主な編成が80系投入前をプロトタイプにしている事から、3両編成であるクハユニを41番 クハニを91番にしました。
しかしクモハユニについては、80系投入後の時代ですから91番にしてあります。
気がつけば、飯田線車両ケースが6箱になりました。
ここまで増えると 改めて 昭和53年の第一次置き換えが、いかに大きさを うかがい知ることができるでしょう。
今月下旬に クモハユニの茶色も入線してきますから
ケースを増やす事なりそうです。
- 2017/11/17(金) 07:07:44|
- 鉄道模型(車両)
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こんにちは。しなのさかいです。

またまた更新のインターバルが…。
そんなこんなでモタモタしているうちに秋が深まってまいりました。
11月に入ってからは爽やかな天気が増えたような気がしています。だけど気温はグッと下がりました。

ちゃんと模型趣味を続けていますのでご安心ください。
車両方面は相変わらずで、カトーの碓氷峠シリーズが秋から冬にかけての長期に渡っているため、こうして489系、それから前面黒Hゴムがイマイチな115系がいつまでレイアウト上をぐるぐる回っています。
公式の生産予定表をにらんでいると、だんだん14系「能登」が事実上の“年末アイテム”に見えてきましたので、それならそれでいいかと思いながら今週末の189系「あさま」を待っている、そんなところです。
ですから、今回もレイアウト工事の進捗状況を。

貨物ホームとその周辺、です。
貨物ホームの周りにはベニヤ板を地面として突き当てていました。
ホームを置いたときの地面との繋がりを考えてのことです。
しかし、このことで逆にホーム側が低くなってしまいましたので、プラ板でかさ上げ工事をした、という話です。

駅舎側との整合性を出すため、低い擁壁を設けてみました。
こういう工作はすぐにディテールが増しますから、やっていて楽しいです。
塗装は後日に。

いつまでもコキフ10000が入線していてはおかしいので、それっぽい二軸車を置いてみます。
この区画は、もうこれでいいでしょう。
地面シートを貼る直前まで施工することができました。

貨物ホームの左右反対側には乗務員詰所を置きますが、ボードの都合上、どうしても段差が。
ここもさりげなく擁壁を設けて、ついでに階段も付けてみました。
擁壁と地面との間に分割線が出ていますが、これはボードとボードの間の「遊び」。
とはいえみっともないことも確かなので、この辺はどうにかします。
フォーリッジを詰めてしまえば脇に生えた雑草みたいに見えるかも。

トンネルの手前にもコルクを貼って、バラストを撒くための下準備。
トンネルごと持ち上げてメンテナンスできるようにしているので、境界線を違和感なくしたいのです。
そのための準備です。

自作ガスホルダーの横にも擁壁。
プラスター処理の準備をするとなると、こういうところを今のうちに決めなければならない。
プラスター処理をしているときに地形や土地用途を考えることだけは避けなければなりませぬ。
やはり現段階が生みの苦しみ、と言えそうです。

それから、鉱石ホッパーの手前には公民館を置くことにしました。
ここにも複線片渡りポイントがありますから、バラストを撒かずにベニヤ板と地面シートで表現するつもりです。
公民館の地面のレベルを上げることで、そんな思惑との整合性を持てるかも、という訳です。

これはオマケ。
カトーの「切妻造りの町家3」は、いかにも地方の民家らしい外観なので、なんとかして使いたいと思案してきました。
そこで思いついたのが、塀や花壇をトリミングした上で「バス営業所」の車庫と組み合わせてみようということ。
プラ板を共通化してそれぞれの土台を接着。
トリミングして欠けた花壇や塀の部分にもプラ板を貼ってパテで違和感を無くしてみました。
バス車庫は「大き過ぎる」という見方もありますが、農業用倉庫でもありますから、自家用車だけでなく大型の機材を格納するには丁度いい大きさではないかと。

カーブモジュールの内側に置けるとベスト。
巨大なサイロを強調するには、同じ風景にこうしたストラクチャーを置くことが効果的です。
だけど、ダーンと広がる水田を半分くらい潰すことになりそうです。
それも嫌だなあ。

公民館の隣に置くこともできそうです。
だけどこちらは背景が鉱石ホッパーですから、屋根の色が背景と同化、埋没してしまいそう。
ここも悩みます。
そうであれば、あえて「置かない」という選択肢も考えないといけません。
この「撤退する勇気」もレイアウトづくりには必要でしょう(笑)

これらのモジュールの手前に置いてあったので、意味もなくキハ183系を並べてみました。
誰か~、ボディが曲がっていない500番台、550番台を作ってくれ~。
ではまた。
- 2017/11/14(火) 12:55:13|
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