しなのさかいの駅前広場

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第57回静岡ホビーショー(その4)

(その3からつづく)


【トミックス ・トミーテック②】



ここで「やまぐち号」の35系4000番台客車について触れなければなりませぬ。
前稿で「四季島」や「パンダくろしお」に見る企画のバッティング現象を取り上げましたが、これもその一つと言えましょう。

ただし、トミックスもカトーもそれなりに気合いを入れて牽引機(C57、D51)を製品化していたり、製品化できてしまう状態にあるので、どのみちこのバッティングは避けられなかったのかも、と思うのであります。
D51 200が本線復帰を果たした時点で、行き着く先はこう決まっていたようです。







パネルによって、トミックスとしての設計上のこだわりが説明されていました。
「開放デッキの照明も点灯」は、これまでのNゲージ展望車両にはないものであり、確かにこうであったらニンマリしてしまうなとユーザーとして心を揺さぶられました。
室内灯ユニットを活用した形での設計という点に導光ロスが発生しないのならばOK。
「屋根裏側の白色部分も再現」も同様で、トミックスとしては展望デッキの設計に勝負をかけているようでした。


ところで、お話を伺うこともできたので「カトー製品でできている仕様を取り込む決断ができないものか」と質問してみました。
例えば細かい車体標記類の印刷、です。
1枚目のパネルを見ても、実際には展望デッキのすぐ近くに白く表示されていることが確認できます。
「これですよ、これ、どうです?」と指しながら聞いてみました。
この客車は1編成しかない特定番号車となるなので、車番はインレタ仕様ではなくて、あらかじめ印刷されるはずです。
小さいグリーン車のマークも印刷処理とするのなら、その工程でカトーがやるような細かい標記類、ドアレールなどまでもまとめて印刷しちゃえばいいじゃないと。

でも、残念ながら回答は「難しい」というものでした。
というのも、当然ながら技術的には訳ないんだけど、「トミックスとして」安定してしまった仕様、製品のレベルをこれからさらに高めてしまうと、価格の上昇という形でユーザーへエクスキューズしなければならず、また、既存製品の陳腐化とリニューアルへ向けた要望を自ら煽る結果となってしまう…ということなんだそうです。
どうやら、そんな懸念とは別扱いとなるアイテムは「四季島」だけであって、「やまぐち号」程度では、パネルにあるようなこだわりを持ちながらも「そうはいかない」、これまでの事情の中に包含されてしまうアイテムになるみたい。
この後のカトーの稿でも触れるつもりですが、おそらくトミックス製品は“トミックスらしい”客車として登場すると思います。
ユーザーとしては腹をくくりやすい、という訳ですね。





トミックスブランドとしてさらにもう一つ。
またまた線路に新しいパーツが登場。
題して「高架複線階層駅」。
これまでは地上部に線路を敷いたままその直上に高架線路を敷くことができませんでしたが、それが可能となるそうです。





「蒲田要塞」(イイネーミングですね)又はプラレールのように複層化された高架駅をこしらえることもできるみたい。
子どもにはウケる企画ですけど、御座敷運転にはつどつどセッティングすること、その他微調整が大変そうですし、レイアウトに固定してしまったら脱線したときの復旧作業、それからレールクリーニング作業が酷なようです。

トミックスのインフラ系の展開では、あのNECSTシリーズからコードだらけになるTNOSまでに見られるように、どのようなシチュエーションでの遊び方を提案しているのかがわからなくなることが多く、どちらかというと「こういう技術を確立していますョ」というようなアピールで終わっているようです。
それだけ、こうした見本市にはふさわしいと言えますが、その時点で既に失速しているようでもあり、つまりは見本市でウケても市場にはウケないというキワモノなのかもと(ゴメンナサイ)。


それにしてもトミックスの線路の規格は40年前に設定されたというのに可能性無限大ですね。
それだけに、コードをくぐらせられない道床の低さと37㎜という複線間隔を採用されたことが悔やまれます。
先日発売された「車両基地セット」で新たに設定された37÷2㎜の規格で、複線線路とか、すれ違いが許容される複線カーブレールなんかが登場すると、ちょっとした話題をさらいそうです。





鉄道コレクションに関しては、できるだけ一喜一憂しないようにしています。
でも、伊豆急100系の展開には何か意図的なものを感じていて、本当ならちゃんとした完成品ブランドでの展開をしてほしいと思うのです。
今回は大本命の両運転台車が登場します。
いつの日にか、ライトも点灯する100系が製品化されることを信じて、それまでの保険のつもりで、またコレを買うんでしょう(笑)
あ、蕨方面のやつは、あれこそ100系“タイプ”ですからね(大笑)
「伊豆急シリーズ」って、海の見える風景だけでなく、国鉄からも珍客が頻繁に現れていたことだし、結構イケると思いませんか?







1/80スケールの方では簡易軌道をラインナップに加えるそうです。
ここまでくれば、もはや何も言うことはできませぬ。
信じる道を歩いてくだされ。
見守らせていただきます。
何だか、TMSの表紙でよく見る風景ですね。







気になるバスが2つほどありましたので、貼っておくことにしました。
普段からお読みいただいている方には、その理由を察していただけるものと思っています。

かつては、あまねく地方や旅先の風景をNゲージの鉄道車両で振り返ることができていましたが、今ではこうしてちんまりとバスで振り返る、思い出を手元に保存するしか手段がなくなってしまったようです。
いっそのこと「道の駅」でおみやげとして売ってくれないかな。

アルピコカラーは印刷のズレがないように祈っています。







関電のトロリーバスも製品化。
バスネタもとうとうここまで行き着いた、ということなんでしょうか。
恐れ入りました。
これも、自宅の本棚に、思い出写真と共に飾れるようなイイおみやげになるんでは。





ランテックのコンテナ搭載トラック、それからトミックスブランドでもコンテナ(UF42A-38000形)のみ発売されるそうで、「冷凍機を新規作成」とありますから、コンテナは以前のトラックコレクションのコンテナの再生産ではなさそう。

今の世のコンテナ列車を再現するためには、なにかとこれがあると便利です。
朗堂のコンテナは、コキ車の中央のツメが当たらないように少し小さめに設計されている感じがしていたので、置き換えるにはちょうどいいタイミングなのかもしれません。

でも、コンテナの増備はほどほどに。
コンテナの増備 → コキの増備 → コンテナの増備… と繰り返してしまう現象を“コキスパイラル”と言うそうで、どうやら中毒性があるようです。
入院して治療するものかどうかはわかりませんので、そう思う方はお医者さんに相談してください。





久しぶりにジオラマ系コレクションの新しい展開がありました。
「駅コレクション」と称して、つい先日に廃止された三江線の宇津井駅が模型化されるという、なんだか恐ろしい企画が進行しているようです。
価格は6,000円で、ライトアップバージョンは8,000円になるとか…。
ほとんどモジュールレイアウトの体をなしていて、ただただあっけらかんとしてしまいます。

第1弾としてこの駅を選んだのは、いかにも大手メーカー・トミーらしく、話題性のあるうちに大きな花火(シリーズ化の告知)を打ち上げた格好です。
担当されている方にどれだけこの駅への思いがあるのか全く分かりませんけど、「駅シリーズ」と銘打っていますから、本当にやりたい企画は第2弾あたりに潜んでいるんではないかと推理します。

それからどうでもイイことですが、横見氏の本を読んだ身としては、宇津井駅って「汚い」イメージがあるのですよ(ゴメンナサイ)。
なんのことか知りたい方は調べてくだされ。



コレクション系アイテムの中でも建物系は、金型の精度が悪いのか、歪みが多く発生していて、ユーザーとしては買うに買えない事情があります。
当ブログでは、キハ183系550番台のバナナ現象と共に、「甲州街道編」を例にして散々指摘してきた点です。
この宇津井駅は、車両のサイズを遥かに越えるものですので、その辺りがキチンと解決されないと小売店でも一気に不良在庫化するはず。
チャレンジ・スピリッツには拍手を送りたいのですが、マスプロ品を見てからでないと評価しづらいのも確かです。
できる限り、開発段階における流通側への情報提供は怠らないでもらいたいなぁ。


2つ目のアイテムが発表されたところで、このシリーズの方向性が見えてくると思います。
「上野駅を再現」なんていうことになれば、企画だけで勝利…でしょうけど、それはないかな。

上野駅A… 正面玄関口セット
上野駅B… 中央改札口セット
上野駅C… 地上20番線ホームセット
上野駅D… 荷物ホームセット
上野駅E… 食堂聚楽セット

気が遠くなりました。
やっぱりやめておきましょう。

なんのことはない、第2弾は宇津井駅の隣の駅だったりして(笑)


(その5・完へつづく)

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  1. 2018/05/18(金) 19:00:00|
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