しなのさかいの駅前広場

「トイレ」が付く製品名はあんまりよろしくないですね。

KATO 165系 急行「佐渡」

こんばんは。しなのさかいです。




近所に存在する「山田うどん」。
言わずと知れた埼玉県のネイティブチェーン、ソウルフードでして、同県からあふれ出したお店がこうして近県で営業しています。
クルクル回るかかしマークは最近になってマイナーチェンジしましたが、ここはまだ旧タイプ。
それにしても“回転する”ロードサイドの看板は今どき珍しい。
とても目立ちます。
ですので、ずいぶんと前から「ここにあるのかぁ」と思って見ていたのですけど、殺伐とした佇まいはなかなか入りづらい雰囲気を出していて、何十年もの間、未知の世界のままだったのでした。

しかし、とうとう家族で食べに行きたくなる(安めの)お店のネタがなくなりまして、年貢の納め時という具合でついに訪問。

店内は1980年代のサービスエリアの雰囲気で、なんとオーダー取りも手書き伝票。
座敷席にはプープーと音が出る子ども椅子。
そして、自分が座った椅子はグラグラ。
久しぶりにノスタルジーを感じてしまいました。

「かき揚げ丼」はとても気に入りました。
家の連中もチープさに反した味の良さに惚れたようで、10月と11月で3回も訪問しているところなのでした。



どうでもいいことを書きました。





カトーから「佐渡」が発売されました。
前回の記事で少しだけ触れていましたので、その続きとしてみたいと思います。





細かくて伝わらない…というレベルかどうか。
雨どいが短いクモハ165の初期車だそうです。
これが運転台上部まで延長されたのは56番からとなるようです。
製品は「クモハ165-54」を名乗っています(流石にそこは間違えませんよね)。





回送運転台が付いたモハ164 500番台。
そもそも500番台の出自は1963(昭和38)年10月改正における準急「鷲羽」の12両化。
宇野線の変電所のキャパシティの都合で同線内を4M6T=10両編成とする制限があったことから、クモハ+モハを岡山回転とすることとなりました。
その際に製作されたのが、このモハなんだそうですが…

501から514までが製作され、このモデルはその内の「513」を名乗っています。
しかし、クモハ165-54とモハ164-513のユニットは新製配置が新前橋であり、西日本地域に所属したこともなさそうです。
つまり宇野線とは無関係。
関東ではこの回送運転台をどのように使っていたのでしょう?


その他、FRPタンクとなったサロ165というのもありますが、この辺りは製造時期による合理的な素材の選択と言えそうです。
低屋根でない普通屋根のモハ164とサハ165の製品化は定石と言えそうですので、これ以上の取り上げは省略します。





本題は、このサハ164です。
今回のセットでは、サハシ165-0(これも新規)との差替え選択方式で同封されました。
このことから「佐渡」は13両編成なのに基本セットも増結セットも7両(合計14両)というおかしなことになっています。
急行「ニセコ」セットのような、上り列車と下り列車とで別のスタイルを確保する必要もないですから。

このサハは、「アルプス」でサハシを連結すると登山客によるビュッフェの混雑(占領?)が激しくなることから、ビュッフェを売店方式へ変更することを目的に、1966年3月に製造されたもので、僅か2両しか存在しませんでした。
したがって、上越線よりも中央東線に使用されていたイメージが強く、逆に「佐渡」はサハシの方がしっくりとくるのです。
だってですよ、2両のサハが新潟に配属されていた期間は1974年12月から1978年7月までの間だけでしたから。
その後、約1年を大垣で過ごしますが、再び松本配属となり、再び中央東線を行き来することとなります。

サハシを編成に入れているとき、サハはこうして引込み線に留置しておくか、ケースに仕舞いっぱなしにするようになります。
ちょっと無駄ですよね。





カトーのアナウンスでは、1975(昭和50)年から1978(昭和53)年の姿としているとのことです。が、その頃の時刻表を取り寄せるのも面倒なので、手っ取り早く手元にある1970(昭和45)年12月の時刻表から、運行番号を確認します。





付属するシールには「佐渡」として「705M」と「706M」が収録されていますが…
1970年に当てはめると、どちらもそれぞれ上野と新潟を14時に発車する「佐渡3号」と「佐渡4号」というイメージで良さそうです。
カトーが想定する1975年頃もそうだったのかなぁ?





関東に住む者としては下り列車に憧れるものですから、今回も迷わずに「705M」としてみました。
この、番号を調べてから選択するプロセスは、115系300番台のときからのお楽しみとなっています。





上越線の主力列車ですから、同じく主力列車となる181系「とき」に登場してもらいましょう。





水田が広がる越後平野でも165系と181系の邂逅はあったわけで、昔は当たり前だった、今ではなんとも贅沢なシーン。
架線柱にはエメラルドグリーンの着色が必要でしょうか。





直線区間を爆走。
陽炎の向こう側からMT54の音が唸って聞こえてきそうです。





というわけで、カトーのリニューアル165系・第3弾は急行「佐渡」でした。
ホームページでも詳しく説明されているように、クモハとサロには、ひと目ではわからないような細かい形態差異が再現されていて、165系の全てを知り尽くしたようなユーザーには歓迎できる14両セットだったようです。

しかしながら、普通屋根のモハ164とサハ165、165系オリジナルのサハシであるサハシ165-0にとどまらずに、サハ164までを新形式として注ぎ込んでしまった辺りには、どうしても「やり過ぎ」感が漂います。
「アルプス」をもう一度生産する必要が生じたときに、今度はサハシではなくサハを入れて、別の角度から企画することもできたような気がするからです。
一見、ネタを使い尽くしたように見える中央東線の企画も、まだ183系0番台や189系(もちろん国鉄特急色ですよ)で「あずさ」をやる余地が残っているじゃないですか。
そのときの介添えとなる「アルプス」のために、このサハの製品化を温存しておけばよかったのです。
それを、差替え選択方式として“禁断の14両目”に入れてしまったのが今回と言えましょう。
実に惜しいことでした。

モハ164-500にもストーリー性、エピソードが添えられると良かったですね。





とはいえ、165系の急行「佐渡」は必要でした。
次は「東海」?
それとも169系「信州」?
「東海」ならば“大垣夜行”345M(375M)も意識して企画して欲しいです。
後者の方がセットネームとしてはユーザーの琴線にふれるような気がするからです。


ではまた。

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  1. 2018/11/22(木) 23:30:00|
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