しなのさかいの駅前広場

顔が平べったくてねー、

小淵沢 E353系ウォッチング

おはようございます。しなのさかいです。




先日のことになりますが、これまた現実逃避を兼ねて(最近はそんなことばかりしています)小淵沢まで行ってきました。

いつものように金曜日の夜18時頃に車で出発して、小淵沢駅に近い「ファミリーロッジ旅籠屋 小淵沢店」さんに1泊お世話になり、翌土曜日を朝から晩までフルに使おうという魂胆。
これも年度末の精神衛生上の配慮によるもので、女3人も同様の心理だというのだから利害一致、ツゴーアウジャンです。





翌土曜日の朝は、2か月半ぶりに旅籠屋さんの敷地から目の前の中央東線を観察しました。

ダイヤ改正(3月16日)を経た後でして、定期運用のE257系は過去の存在となっています。
だから来るモノは今をときめくE353系ばかりで、こんなにたくさんの新車を短時間で揃えられるという工業力(粗製設計?)に驚いてしまうのです。
聞けばE351系はもうこの世に1両も残っていないんだとか…。
あまり人気のよろしくない車両だと思っていましたけど、模型をやる人間としてはスマートなサイドビューが好みではありましたし、なんといっても乗車を含めた思い出がいっぱいあった車両だったんです。





基本編成と付属編成の併結部。
付属編成は特急「富士回遊」として大月から富士急行線に乗り入れる運用もあり、中央東線に限っては、このダイヤ改正にそれなりの話題が含まれていました。
中央東線における多層建て列車、というのも実に久しぶりじゃないですか。









新しい小淵沢駅の展望台に登って屋根の観察。
この辺は模型のウェザリングをする方への情報提供ということで。
屋根板の色は日々汚れますから、何が正解かとも言えませんね。





小淵沢駅ですから、小海線を登るキハ110系(キハ111+キハ112)もアイドリングしながら発車待ち。





こうしてボディの色を見ると、カトー製キハ110系の色の解釈は決して間違っていないように見えます。
塗装が劣化して浮いていました。





だんだんと車両よりも、こうした八ヶ岳の雄大な景色の方を見ている方が気持ちが休まるような気がしてきて。
それが普通なんでしょう。
坂道ばかりで大変なんでしょうけど、こんな風景の中で暮らしてみたいです。





駅の駐車場前で駄目押し的に駅構内を見ると、ナンバーは「キハ111-111」でした。
「だからどうした」なるのですけど、なんとなく得した気分になるのは根っからの貧乏性だからか…。

それにしても小海線にはこのカラーが似合いますね。
キハ110系もそんなに遠くない未来には引退しそうです。
さわやかな色は小海線の沿線風景とよく合っていて気に入っています。




その後、午前は「えほん村」で小学校の国語の教科書に収録されていた「もちもちの木」を読んで、物語の意味が分かるような感動を覚えたりして。
たまには児童書を読むのもイイもんです。





そして、清里まで移動して清泉寮で食事。
ゴールデンウィークになるととんでもない混雑が予想されますから、こうした閑散期を狙って体験しておく方がベターでしょう。
くるみ入りのドでかいパンがとてもおいしかったです。
最近は夫婦揃って、こんな自然志向のパンがご馳走に見えるようになっています。

ウッドデッキでムシャムシャしているうちに雪がチラホラ。
今年の冬は関東平野でほとんど見ることがなかった雪。
ここでは断続的にチラチラと降っていて、関東者にとっては冬のやり直しのようでした。





午後は道の駅「南きよさと」で野菜を買い込んで甲府盆地まで引き返して、韮崎、南アルプスをパスして久しぶりに「レールパル351」さんへ。
女3人が車内でグースカ寝ているので、その隙に少し立ち寄りました。
それにしても模型店があるような立地ではなくて素晴らしい!

実は、前回の記事でお見せしたアルピコバスはこちらで買い求めたものです。
その他、複線プレート線路もあったので、試運転用にS248の2枚セットを購入。
いずれも今となっては市場では出回らないものなので少し得した気分になりました。
店主さんに大変親切にご対応いただき、誠に感謝です。
お店の裏にある超巨大レンタルレイアウトを見学して、少しばかり常連さんとお話をさせていただいて退散しました。
店主さんはカトーのセールスミーティングにもよく参加されるそうです。

宇都宮のお店のときもそうですが、旅先で訪問する模型店はなかなかゆっくりできないのが難点。
また訪問させてもらいます。





旅の最後は例によって「ほったらかし温泉」に行き、フルーツ公園から雄大な夜景を見て大団円となりました。

このくらいの時間まで甲府盆地で粘ると、中央自動車道上りの渋滞とは無縁になります。
早く小仏トンネル上りの追加分を掘ってほしいです。



◻︎ ◻︎ ◻︎





カトー製E353系は3月26日に発売されました。
パープルの色調に様々な声があるようですが、御覧いただいたように撮影条件によって変幻自在なカラーのようなので、その辺は大目に見ていこうと思っています。
カトーもカトーなりの考え方があるでしょうし。

この週末には手にすることができそうで、再びレイアウト上で中央東線ゴッコをすることになりそうです。
トミックスのEH200のパーツ付けなどやるべきこともあるので、レイアウト作業と並行して進めていきましょうか。


ではまた。

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  1. 2019/03/29(金) 08:40:00|
  2. 駅ノート
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続・白松がモナカ?

こんばんは。しなのさかいです。

3月下旬となり、今年も例外なく日常の中に雑音が入ってきています。
4月になれば騒々しさも消え失せるでしょうから、あと1週間の辛抱、というところでしょうか。





そんな雑音が頭に入ってこないようにするためには、頭の中に何か別の情報なり興味の対象を入れてしまうのが一番なのです。
数年前まではカトーの新製品にそんな役割を(勝手に)見出していました。
しかし今はそれも期待できず…。

「それならば」と土曜日の夜、衝動的に家族で横浜・中華街へ行くこととしました。
夕方17時になって「中華街にでも行くか」と下の娘を誘うとかなり動揺していて、どうやらそんなノリで行く場所だとは思ってもいなかったんだとか(笑)
まぁそれはそうです。


夜の中華街は、宿泊する人たちの散歩でごった返していて、賑わいは日中のそれと何ら変わりませんでした。
買い食いをするためのお店は非常に多くなりましたので、よりリーズナブルに楽しむことができそうです。





食事の後は山下公園で散歩。
既に桜が開花していました。
デジカメ全盛の世ですから、通りかかる観光客みんなが立ち止まってはパシャパシャ(ウチもです)。

当方にとって「横浜で遊ぶ」というのは、みなとみらいエリアではなくてコッチ側で遊ぶこと、となるようです。
この後は久しぶりに横浜ベイブリッジ(首都高速湾岸線)を経由して帰りました。
土曜日の夜だからか大黒PAが厳重に閉鎖されていたので少し「計画」がブレましたけど、おそらくは「集会」対策でしょうから仕方がありません。
平成元年の開通から約30年。
ココの潜在需要はなにも変わっていないようで、なぜかニンマリしてしまいました。




前置きが長くなりました。
久しぶりにレイアウトのことでも書きますね。

土木工事も終わり、個々のボード上のディテールの描き足し作業に入っています。





山岳モジュールの左側、カーブ線路の内側はほぼ完成という状態。
少々樹木を植えて、以前は直線モジュールの線路際に立てていた「白松がモナカ」の野立て看板をこちらに移植しました。

山の斜面には思いっきり分割線が入っていますので(山の中のメンテナンスの必要性から上部が外せるようになっています)、ココは「ある処理」をして目立たなくしようと企んでいるところ。
近日中に結論を出します。





トンネルを抜けて、パッと眼下に広がる農村風景に視線を向ければ、この看板がポツンと立っている…
てな風に乗客の気分になってココに立てました。
基礎となる3㎜のプラ棒をスタイロフォームの地面にグッサリと挿しているのでグラつくことはありません。
基礎部分はグリーンマックスの石灯籠の土台を転用しています。





トミックスのわらぶき農家がまだそのままなので、ペイント作業をしないとダメです。
エンブレ坂は健在なり。





1年前と比べれば大分作業が進みました。
架線柱を塗装すればもう少し見栄えが改善するはずです。





一方、直線モジュールを越えて、田園モジュールの右側。
自作したカントリーエレベーターを主役としたモジュールです。
カーブレールの内側の水田の風景はほぼこんなところで落ち着かせようとしています。
以前、タミヤテクスチャーペイントのダークブラウンを塗ってからグロスポリマーメディウムを塗って水を入れた状態にしたんですが、多少の濁りのある仕上がりに不満があり、結局テクスチャーペイントを再塗装。
ペイント特有のマットな仕上がりに落ち着かせました。
この方が春の水田のように見えるかなぁと。
畦道は太いのと細いのを混ぜています。





カトーのローカルホームシリーズに付属していた物置を塗装して、適当にパステル粉をまぶして「使われているんだかいないんだか分からない」ような農機具倉庫を置いてみました。
壁にホーロー看板のシールでも貼りましょうか。





「白松がモナカ」のシールが余っているので、こちらにも簡易タイプの看板を設置。
要はレイアウト上に視線を送る場所が欲しいのです。
それも適度に。





さらに田園モジュールの中央のとある部分。
2本ある畦道の1本です。
左側にある畦道には「撮り鉄」さんたちが殺到していて、撮影タイム直前でこの畦道にはこういう軽トラが入ってきて。
想像するだけでサスペンス(!)



◻︎ ◻︎ ◻︎





まだまだお見せしたいところがあるんですが、今回はこんなところでおしまいです。
新しい景色が見えてきたこともあり、「試運転」をテーマにしてクモヤ495に御登場願いました。
これもれっきとした「飯田線シリーズ」ですぞ。



レイアウトを所有すると一気にたくさんの土地を所有することとなります(登記はできませんが)。
でも、それを一気に用途指定してしまうのではなく、頭の中に自然に浮かぶまではじっくりと空き地にしたまま寝て待つことが大事。
いつかは相応しい土地の使い方が浮かんでくるでしょう。





気がつけば当ブログは開設から10年が経過していました。
皆さまのおかげです。

ではまた。


  1. 2019/03/25(月) 19:10:00|
  2. 鉄道模型(レイアウト)
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KATO 189系〈グレードアップあずさ〉

おはようございます。しなのさかいです。




カトーから189系「グレードアップあずさ」が発売されました。
中央本線・高尾以西の列車は365日、常に頭の中に存在し続けていますので(大笑)、「カトーの中央本線波状攻撃にはもうお腹いっぱい」とツッパリながら情けなく導入です。

カトーらしい製品で、そんなに驚くべきところはありません。
唯一特筆すべき点は、今回の製品で「あずさニューカラー」というあの名称が放棄されたことです。
もはや2019年となってしまっては、旧グレードアップ車という過去の経緯が分からないと「ニューカラー」という比較対象があるかのような言葉には不気味さし感じませんでしょうから、この放棄は仕方がないでしょうか。

このアルパインブルーのデザインを「ニューカラー」と称したのは、確かカトーが1990年代半に183系(品番10-323)を発売したときのそれだったと記憶していて、その後(確か)いつの間にかこのネーミングが世間的に認知されるようになりました。
Nゲージユーザーとしては、この過程を大変面白く観察した思い出があります。





先行した「グレードアップあさま」との細かい差異は専門家にお任せしましょう。
「峠」を下りてきた後の姿ということで、ジャンパ栓受の変更があるとか。
細かいところまで配慮しているということなので、それはそれで結構なことです。
しかし、文字情報だけだと多くのユーザーには響かない形態差異とも言え、作り分けのレベルはなかなか分かりにくい。
こうした手法を前面に押し出したバリエーション展開が最近の企画では多くなりました。
165系「佐渡」やキハ58系「いいで・ざおう」などもその類で、言われてみれば…という差異が多いと思っています。





パンタグラフの台枠は耐雪カバー付のパーツとなりました。
総本山のアナウンスでは、先行した「あさま」と115系1000番台(JR仕様)のパンタグラフを交換すべしとのことで、ASSY発売日に入手。
既に交換作業を施しています。





側面方向幕付近の印刷などを観察。
印刷レベルに不満はないけれど、最近はHゴムや窓サッシの印刷(ホットスタンプ?)が、ボディ裏側(のボディ下地塗料)と擦れて台無しになっている例をよく見ます。
今回も編成全体をチェックするとグレーの方向幕周りにそうした箇所が複数ありました。
明らかに工場での組立ラインの作業方法が原因です。
特に115系1000番台長野色の運転台窓は最悪でした。
色差しをすればいいとも思いながら、本来ならそんなことをしなくても済むはずなので、やはり生産段階での改善が求められます。





トミックスHG製品(左・183系)と顔面比較。
ヘッドマークを交換する仕組みが違うので、印象が異なります。
気がつきましたが、タイフォンカバーの彫りの深さが結構違うんですね。

それから御覧のとおり、トミックスHG製品もちゃんとGU車、非GU車の2編成を持ったままです(処分はしていません)。
TORM室内灯を組み込んでいますので、車内が爆光しています。





色調も比較しておきましょう。
左がカトーの今回の189系、右がトミックスHG製品の183系です。
カトーの旧製品からは明らかに改善(?)され、トミックスの解釈と大差がなくなりましたか、まだ濃淡の差があります。





それでは真夜中の運転会、スタートです。




山中のカーブで撮り鉄。
敷地内に入って撮影している疑惑がある写真になってしまいました。

カブる列車を置こうかと考えて、結局はそのまま。
完全に、脇に添えた車の時代考証を間違えました。
架線柱はいい加減塗装を施すなどしないとプラスチッキーさが目立ってダメです。
次のレイアウトミッションはこの塗装かも。





謎の温泉街の背後を快走!
「快走」の後ろに「!」を付けるクセがあると『Nゲージマガジン』の読者だったことがバレます。





「中央東線E351系時代」ってなシーンでおしまいです。

E351系もこの前のプチリニューアル品は瞬殺でしたから、そのうちに再生産をするかもしれないですね。



◻︎ ◻︎ ◻︎



あっという間にカトーのフルリニューアル189系・第3弾となり、展開の早さにグッタリ、食傷気味です。
国鉄色を企画するとなると否応なしにC'無線アンテナが付かないEF63も用意しなければならず、そうすると今度は「碓氷地獄・国鉄時代編」のスタートとなりますから、できればこれも3年くらいはやめておいてほしい(笑)


とにもかくにも、結局のところカトーのポスターには中央本線か信越本線かという、非常に狭いエリアのアイテムが掲載され続く事態になっています。
この後も3月にE353系(新製品)、115系1000番台長野色(再生産)、4月にE257系(再生産)、5月に201系(ほぼ再生産に等しい)と続くので、ユーザーが模型を通して見る風景はいつまでも同じなんですよね。
いい加減、北海道とか津軽海峡とか、そんな風景も模型店の店頭で感じてみたいのですが。
ユーザーとしては、製品(企画)単体ではなく、こんな継続したラインナップもチェックし続けなければいけないでしょう。

そう言えば、313系も多過ぎですよ。





駅前に並ぶタクシーの時代も古過ぎました。
ま、いいか。

ではまた。

  1. 2019/03/14(木) 08:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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KATO 2019年7月分ポスターを見てその価格設定にのけぞる。

こんばんは。しなのさかいです。

カトーから2019年7月分のポスターが発表されました。
今回はこの内容を見て、あれこれ考えてみようと思います。





【JR四国2000系 特急「南風」 4両セット】
【JR四国2000系 3両セット】
【JR四国2000系 特急「しおかぜ・いしづち」 7両セット(特別企画品)】

2018年版カタログでの発表から継続していた「宿題」が、ようやくこの7月に終わろうとしています。
先行していたマイクロエース製の2000系は、車体断面の形状がとてもおかしなことになっていた(一番車体幅が膨らんでいるラインが実車よりも低く、頰が垂れたような顔になっていた)ので、カトーがきちんとリリースするというのは一般論として歓迎すべきことです。

ドア窓が小型化されたりと、2000年代に入ってからのリニューアルされた姿を模型化するそうで、この辺は後々のカラー(ラッピング?)バリエーションを視野に入れた時代選択なのでしょう。
登場時の活躍っぷりにときめいていた当方としては、キハ58系やキハ181系をJR四国色に塗り替えた脇役の登場を期待していただけにいささか残念ですが、まぁ商業的には仕方のないことです
(時代的にはサンライズエクスプレスとの組み合わせしか出来なくて、24系「瀬戸」はアウト?)

貫通型先頭車2100形に動力ユニットが入るそうなので、アナウンスどおり様々な編成を楽しめるでしょう。



でも。
問題と感じるのは価格設定なんです。
少し考えてみます。



特別企画品は7両セットで25,800円(税抜)です。
税を入れると、なんと27,864円になります。
つまり、メーカーとしては「7両ですが、この価格に落ち着きましたよ」ということ。
現在の市場では20%オフが当たり前ですから、そこから値引きすると22,291円。
それでもカトーの7両セットが実売価格で2万円を超えることになります。
これでは蕨方面の価格設定とそんなに変わらない。


一方、通常品を買うとどうなるか。
もっと恐ろしいことになりそうです。
4両基本セットは16,400円(税抜)。
税を入れると、17,712円になります。
また、3両増結セットは14,700円(税抜)。
税を入れると15,876円になります。
したがって、基本と増結を合わせて買うと、

17,712+15,876=33,588円(核爆!)

20%オフでも26,870円です。
たった7両の車両を買うだけで…
「ななつ星in九州」に近い価格設定ですし、蕨方面とは完全にタイマンを挑めます(笑)


特別企画品は動力ユニット車が1両であること、それからいわゆる「中間車」である2200形が2両入っている点が特徴で、通常品は動力ユニット車が2両、中間車が1両です。
あとは車番の違いと、封入するシール、HMの違い(だけ)。
当方、いくらこの2000系に興味があるとはいっても、これらの差異だけで特別企画品と通常品を全て配備することはできそうにありません。
おそらく、なんとか頑張って(?)特別企画品だけを予約します…。


最近は、キハ58系など新規金型製品の価格も興味を持って見ていて、じわじわとその価格の上昇が続いてきたように感じていたのですが、その「メーターの針」はこの2000系で振り切りました。

なんでこう、新規金型モノの価格だけは値上がり続けているのでしょう?
部品製造からほとんど全てを内製で賄っている点がカトー製品の特徴ですから、生産のほとんどを外部に依存しているマイクロエースのように、外部要因(外国での賃金上昇など)で価格が上昇することは考えにくいのです。



◻︎ ◻︎ ◻︎



ここからは、外部要因がトリガーとならずに生産品の価格が上昇する現象と、ある経営手法の関係についての、一般的な考察です。
といっても、経営については当方の得意分野では全くありませんので悪しからず。




経営手法の一つに「アメーバ経営」というものがあるんだそうです。
「非常に小さな単位による独立採算制を遵守した経営」のこと、らしいです。
詳しくはググってみてください。

この仕組みによると、例えば、金型製造から生産までを一貫して自社でやってしまうような企業では、設計、金型製造、部品成形、塗装・印刷、組立て…等々、企業内の各部門が擬制的な企業となり、それぞれが黒字を目指して採算の取れる経営活動をすることとなります。

しかしながら、所詮は一つの企業の中での取引ですから、それぞれの部門では「お客様」に当たるすぐ隣の部門から耐えず受注し続けなくては経営、商売が成り立ちません。

さて仮に、この世の中に、そうした受注が少なくなった金型製造部門があるとします。
その原因は何か。
いろいろなケースが想定されますが、まず浮かぶのは、企業全体の意思としての「何をつくるか」という中身、つまり「製品化企画」が“新規金型を求めない内容になる”ことが挙げられます。
そんな企画では、部品成形部門が既に持っている金型を使えばいいわけですから、さらに源流に位置する金型製造部門へ新しい金型を発注する必要はないのです。

一方、金型製造部門は、あまりにも受注が少なくなってしまうと、チョボチョボと受注する金型の出荷価格を上げなければ、部門としての経営は成り立たなくなります。
そりゃそうです。
そうでもしなければ、人員や設備といった体制を維持することができず、いわゆる「リストラ」を行う必要に迫られるからです。
まぁ、そんなことはしないでしょうから、やっぱり出荷価格は上がる…。

こうなると、この企業(全体)は、久しぶりに新しい金型をふんだんに使う新製品を企画化する場合、その生産に高いコストを含むこととなります。
このため、この上昇したコストを想定(設定)する小売価格に転嫁して、消費者がそれを負担するのです。

「アメーバ経営」にはそうしたセクショナリズム的弊害も指摘されているようですが、どうなんでしょう。

もしかしたら、こんな状況の中で「企画」を行う人たちは、金型製造部門の受注が枯渇するという事態を避けるために何らかの「お仕事」をさせようとするかもしれません。
でもそれは、市場(ユーザー)が求めてもいなかった既存製品のマイナーチェンジ、例えば既存製品に対して細かい差別化を施す「小さな部品」を含む製品を企画し、金型製造部門はその「小さな部品」の新規金型の製造を受注する。
そして「高い人件費」などをかけて製造し、納品…。



◻︎ ◻︎ ◻︎



本論に関係ないことをダラダラと書きました。
話題をカトーの価格設定に戻します。

原因は依然として闇の中です。
そんな中ではありますが、ユーザーとして気づかないといけないことがあると思います。
それは「形式や仕様だけでなく、価格設定にも注目していかないと趣味の継続の観点から危ないですよ」ということ、そして「カトー製品だからいつまでも低めの価格設定だと思っていると大間違いで、実は既にそうでなくなっていますよ」ということです。

会計を済ますとき、そこで支払金額を告げられて「あれ、なんだか高いなぁ」と首をかしげることがありませんように。






【EF200 新塗装】(再生産)
【EF200(登場時塗装)】
【コキ104 コンテナ無積載】(再生産)

後者が新製品となりますが、かつてはきちんとカトーのラインナップに存在していました。
EF200は、新塗装をリリースした際に手すり別パーツ化や開放テコの表現を加えてプチリニューアルを成し遂げているため、今回はその最新フォーマットを利用したプチリニューアルと言えましょう。
つまり「新規金型はナシ」です(^^)

気になるのは、同時に再生産されるコキ104が「コンテナ無積載」だということ。
今カトーがラインナップしているコンテナは、時代的に新しいものばかりで、ハイテクインバータロコの文字が入ったEF200には不釣り合いですよね。
「コンテナ無積載」は、コキに積むコンテナをユーザーの選択に任せる狙いと価格を抑える狙いが合致していて、一般論としては不満がないのですけど、今回ばかりはあのブルーの18Dコンテナが載っていた方が良かったのでないかと。
カトーの公式アナウンスでは、2005年から新塗装化が始まったそうです。

新塗装は既に持っていますので買いません。
登場時塗装は、既存製品の置き換え用に買いますが、正直なところあまりトキメキがないです。
もう少し、平成初期の旅客列車を並べてくれたならば、その風景づくりに寄与する形でこんなアイテムが喜ばれたんじゃないかなぁと。




【KOKUDEN 通勤電車103系】(再生産)

半世紀に渡る超ロングセラー品。
それでもJR各社による商品化許諾又は承認が行われていて、改めて大人の事情は厳しいものだと思います。
この再生産については、ホントによく分かりません。
需要があるとも取れそうですし、そうでないとも取れそう。
下回りだけを目当てにするユーザーもいそうです。
もちろん当方には必要ないもので、仮に需要があるとすれば、それはノスタルジーを感じてのことでしょう。




【E655系 なごみ(和)】(再生産)
【特別車両】(再生産)

前者については何回目の生産になるでしょうか。
後者についても、近所の量販店ではまだ在庫を抱えているので、どうもこの再生産はそうした不良在庫の変動を狙ってのことではないかと思います。
もちろん既に持っていますので、買うことはないでしょう。




7月は2000系でほぼ終わりそうです。
当方は財政的には助かりますけど、市場全体を見たときにはこれでいいのかな?

今回のポスターは、梅雨明け、夏休みの始めで鉄道模型イベントが多く開催されるという、商戦的にいいタイミングで発売されるアイテムたち(のはず)です。
思うにこの季節は、それなりの(若年層)需要も眠っているはずですから、小売店が商売繁盛となるものであるといいですね。


ではまた。

  1. 2019/03/07(木) 21:40:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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マイクロスピーカーシステム

線路際の住民です。
随分と久しぶりの投稿になりましたが、細々と鉄道模型を弄って居ります。
 

 ななつ星を買わずに どうしていたかと言うと マイクロエースから発売された マイクロスピーカーシステムを買って 色々と試していたんです。
 結論から言えば、思わず頬が緩んじゃうくらい楽しく遊べます。
  しかし、難点も無いわけでは無く素直にあらゆる車両に取り付ければ良いという事ではありませんでした。
  先ず、カトーの165系に組み込み走らせると 車両のモーターから聞こえるビビリ音とサウンドカードのMT54の音が区別が付かなかったり ボディの遮蔽度が高いのか、よく聞こえず結局外しておわり!
 次にD51貨物列車、ワキの中に仕込んで見ます。



いいですよね~、モーターの音が無くサウンドカードの音が聞こえます、思わずニヤリ…
オハフ61の室内灯プリズムの支えが干渉するのでシステムが入らずスハフ43に設置しました。

貫通路貫通路にドアない分 音が良く聴こえます、ボリュームを上げ無くても(30~50)実用上問題無く、結果的にバッテリーの持ちが良いようで 大体2時間近く持ちました、まずまずといったところでしょうか。
  ; 走らせて楽しむアイテムだと思いますが、充電系の改善や 室内灯組み込みの対応が必要ですが、走らせて遊ぶ鉄道模型本来の遊び方を充実出来る事は素晴らしい事だと思います。
後は、価格かな~
  1. 2019/03/04(月) 20:24:11|
  2. 鉄道模型(車両)
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