しなのさかいの駅前広場

もうお腹いっぱいです。

KATO 313系5000番台・5300番台〈新快速〉

こんばんは。しなのさかいです。




カトーの313系シリーズに新アイテムが追加投入されました。
今回は、今までのラインナップには存在しなかった5300番台(T車・2両セット、画面左側)が初登場となっています。
んでもって2009年に発売されたままとなってい5000番台(6両セット、画面右側)が車番とセット構成を変えて再登場。
元セントラルライナーの8000番台も「中央本線」とサブタイトルを変えて2010年以来、久しぶりの再登場です。

今回は5300番台のみを予約していましたが、いろいろと考えて5000番台も導入してしまいました(修行が足りません)。
当ブログをご覧いただいていると分かりやすいと思うのですが、当方、この313系に手を出すことには躊躇がありません。
なんでだろう?
ただし、8000番台は前回品(セントラルライナー)を2セット持っているので、今のところそれでお腹いっぱいと考えています。





しかし、今回特筆すべき点は5300番台ではなくて5000番台の方にあり、それは前回品(品番10-586)が発売された後、E259系の製品化に当たって生まれた「車体間ダンパー」パーツが備わった、ということです。
E259系のパーツはダークグレーでしたので、313系5000番台にはイマイチ合わなかったのですが、今回のライトグレーのパーツは「正に5000番台用」。





だからASSYパーツも買い求めました。
当然ながら、前回品にもワンタッチで取り付けられるはずです。





ちなみに今回の5000番台にはベビーカーマークが印刷されています。
この手のマイナーチェンジは追従すべきかどうか悩みますね。
トミックスならば封入されるインレタの「再編集」で済まされるレベルでしょうか。





前回品に取り付けました(笑)
車体の向きも分かりやすくなる効果もある、いいパーツです。
いわゆる「電連付き」のカトーカプラーじゃないと使えないのがアレですが、中間部専用のパーツですから、電連があろうとなかろうと構いません。





LED車用のグレードアップシールも発売されました。
カトーの新・313系に関してはまさに至れり尽くせりです。





今更ながらライトの色の比較をしてみましょう。
右には電球色のライトの0番台を置いてみました。
かつては新快速の運用でブイブイ言わせていましたが、今はその座を5000番台・5300番台に明け渡しています。




それでは真夜中の運転会、スタート!!




313系は、番台こそ違えど、その運用路線の版図の大きさから、どんな風景にも馴染みます。
高速で飛ばす5000番台がこんな鉄橋を渡っているとは思えませんが、やはり313系はこんなところでも合うのです。





2+6という編成は大手私鉄のラッシュ時対応のような見方もできて面白い。
番台区分の多い313系の中でも、この編成パターンは5000番台を使う場合だけです。





コンテナ列車とのすれ違いを偽装して、東海道本線風に。





井中温泉駅に到着(何処なんだ、それは)。



□ □ □





「新快速」というネーミングは、もはやJR西日本の登録商標のようになっていますけど、1990年代に青春18きっぷで行ったり来たりした関東者としては「JR東海の新快速」「オレンジ快速」も、メリハリのない静岡県央区間を抜けて待ち受ける、頼り甲斐のあるランナーでした。
それまで関東には、こうした異国の地の文化の象徴のような近郊速達列車サービス(オーバーですが)が存在しなかったからなのです。
だから「豊橋までは我慢」なんて言い聞かせて、ひたすら各駅停車で西へ向かったものでした。
それだけに、311系や221系の登場は眩しかったと記憶しています。

当方は313系にそんな当時の思いを見出しているのかもしれません(自分でもよく分かりません)。
現在の313系の拡大した版図により、関東との国境においても「名古屋圏」「JR東海」「オレンジ帝国」(?)という異国ムードを感じることができるようになりました。
熱海駅で313系2500番台を見るときは正にそう。
こうした効果も313系の丸っこいビジュアルにはあると考えます。





カトーの新・313系シリーズ。
新製品の展開はここら辺で終わりでしょうか。
トミックスの追従もなんだかヘロヘロですし、番台の違う同系列車同士を、異なる模型メーカーの車両同士で並べるのもなんだかアレ。
当方としては、313系に関してはカトー製品一択です。


ここまでの展開が「313系」というメカにではなく「JR東海の車両」というこだわりでの展開だったならば、まだまだ製品化すべきものはあると思います。
問題となるのは、そこに至る背景、ユーザーの頭の中に湧き立たせる「風景」づくり。
東海道新幹線やリニアエクスプレスのイメージばかりのJR東海ですが、在来線に目を向ければ、とても絵になる景色を持つ路線が多いことに気づきます。


もし211系を製品化するならば、中央本線ではなくて東海道本線をイメージするのか、そうであるならばすれ違う列車はコンテナ貨物列車であるべきです(そういえばEF200の再生産なんていう企画がポロっとありましたけど…)。
5000番台と同様に2009年の発売から途絶えている313系2500番台、2300番台の再生産は、是非ともそうした「舞台」を組んだ上で丁寧にやっていただけたらと思います。


そういえば、平成元年デビューの311系、模型の世界では恵まれていません。
もう無理かな。



ではまた。
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  1. 2019/04/18(木) 18:40:00|
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KATO E353系「あずさ・かいじ」

こんにちは。しなのさかいです。


関東平野は早くも桜の季節が終わろうとしており、また新しい「1年」が始まりました…

そんなタイミングで、東京の中心部では鉄道模型市場における「大事件」が発生。
実にいろいろなことを考えさせられました。
身の上のこと以外にも考えること多かった今年の桜の季節だった、と言えそうです。

とにもかくにも、家族と趣味のために、また「ほどほど」に働こうと思います。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。





先週の日曜日。
下の娘を誘って、自転車で近くの県立公園で行ってみたらとてもいい具合に咲いていて「これを見るときはいつもいろいろ大変なんだよなぁ」と思ってみたり。

本当に穏やかな気持ちで桜を見ることができるように、あともう少し(どのくらい?)は頑張らないといけません。
とりあえず、GWまでが一つの山でありますので、ひたすらに4週間を乗り切ってみようと思います。







遡りまして3月26日のことです。
カトーから大物アイテム、E353系「あずさ・かいじ」が発売されました。





紙ケース(ベストセレクション)の基本セット(4両)、ブックケースの増結セット(5両)、そして同じくブックケースの付属編成セット(3両)。
これらに「E353系 付属編成用動力装置」なる赤ラベル製品が加わっての導入でして、大変な買い物となってしまい、財政危機真っしぐらです。
既に多くの方がレポートされていますが、中央東線のネタでもありますので、備忘録を兼ねて当ブログでも触れておくこととしましょう。





いきなり先頭車のボディを外した画像で申し訳ありません。
当鉄道標準仕様でありますから、LED室内灯を組み込むことから始めないと、レイアウト本線に置けないのです(笑)
導光プリズムが緩く動くこともなくキッチリハマりました。
最近の設計を長く見ていると、座席パーツにはめ込んだLEDクリアのプリズムが緩く動くことがあり、いわゆる「ツノ」の寸法にばらつきがあるように感じます。





運転台付近をアップで撮影。
そんなに細かな彫刻がなされることもなく、とても大味です。
でも、これでいいんだと思います。





ボディの裏側を拝見すると、先頭部のブラックフェイス部が別パーツ化されていることに気づきました。
誤って傷をつけてしまってボディを交換する必要に迫られたときは、こういう最小限のパーツだけで済む分離措置がありがたかったりします。





「車体傾斜装置」とアナウンスされている仕組みは見たところ従来の「振り子機構」と同じで、台車側には集電シューと共に立ち上がる突起、床下側には変形した集電板という具合。
台車が首を振れば、変形した(斜めになった)集電板に沿って台車の上にあるボディが傾くという仕組みです。





LED室内灯クリアを組み込んで点灯テスト。
キハ181つばささんと話したのは、青白いなと思えたLED室内灯も、こうしたイマドキの電車には実感的な色に見える、ということ。
グリーン車であるサロE353形には電球色を組み込みました。





ヘッドライトは「少し暗い」との指摘が多いみたいです。
でも、あんまりそうした声が大きくなると、カトーはマイナーチェンジをしますから、そうなるとASSY争奪戦が始まるのですよ。
それもそれでしんどいので、悩みます。





それでは深夜の運転会スタート。




「ガスタンク・カーブ」で1枚。
そばに置傍にいた車は、また時代考証を間違えましたね。





タキ1000(トミックス製)の貨物列車とのすれ違い。
E353系はスタイリッシュでありながら、ひたすらに山の中を走り抜ける列車なので、当方のレイアウトには最適なアイテムです。






季節の風景を切り取るだけならば「春」のにおいは大好きです。
1日中こんな風景を見て過ごせたらいいんですが。





車体傾斜の具合をチェック。
カントのついたカーブの上ではありますが、減速せずに傾いて突っ走る感じが伝わるかなと。
「E353」の「E]の文字は実車と違って、上が欠けているように見えます。
色の選択って難しいものです。



□     □     □





3月16日のダイヤ改正でE257系の定期列車撤退、完全なるE353系化が図られて「スーパーあずさ」が「あずさ」に統一、その他富士急行線へ乗り入れる定期列車「富士回遊」のデビューと、なにかと話題があった中央東線。
E353系は2年前のデビュー時から「カッコイイ」と話題になっていましたから、そろそろ気も熟してきたところです。
そんな経緯があった上での、本格的な運用開始でした。

そのダイヤ改正からわずか10日後に模型としてもリリースされたためか、近所の量販店ではまず付属編成と動力化装置から売り切れ、発売から1週間も経たずに全てのセットが店頭から消えたそうです。
聞けば子どもからお年寄りまで、まんべんなく手にして帰っていったとか。


主だった旧国鉄の幹線が整備新幹線の開業によりズタズタにされてきましたが、平成の時代が終わろうとしているこのときであっても、旧来のように「特急街道」を維持している幹線があります。
とりわけ中央東線はその中の好事例であり、また車窓の変化も大きいわけで、乗っていても飽きません。

今回のE353系の売れ方には様々な分析がありましょうが、昔から今へつながる飽きないコンテンツ(特急街道としての中央東線)として、その価値がユーザーの中にあったのではないでしょうか。

とはいえ、カトーの「中央東線企画」は少しインターバルを空けてもらえると助かります。



あ、大切なことを言い忘れていました。
「E353系 付属編成セット用動力装置」は予約して手にしたものの、付属編成に組み込むことはやめました。
座席パーツと床下パーツが付属編成のそれとは合致しないためです。
もしかして、小売店に突き上げをくらって、慌てて施した措置だったのでは???
こういう中途半場な措置はいずれ正確に補正されるのではないでしょうか。

付属3両編成をベストセレクション化した方がよさそうなのですけど、おそらく「富士回遊」というネーミングよりは「あずさ」の方が素人には理解されますから、その辺も悩みの種かも。
難しいジレンマですが、「ユーザーフレンドリー」となるようにお願いします。





こうして列車と風景を合わせて楽しんでいると、いろんな欲も出てきます。
レイアウト工事、これで満足せずに前へ進みます。


ではまた。


  1. 2019/04/14(日) 11:15:00|
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KATO 2019年8月分ポスターを見て模型における12系客車の楽しみ方を考えてみる。

こんにちは。しなのさかいです。

カトーから2019年8月分のポスターが発表されました。
今回はこの内容を見て、あれこれ考えてみようと思います。



2019-8.jpg

【EF65 1000 前期形】

昨年末に発売された2019年版カタログで既に発表されていましたので、その詳細が追加発表された形です。
この前期形は、トミックス製品(品番9122)だけで賄われてきたタイプで、実に様々な客車を牽引していたことから、カトーとしても必要なアイテムだったのでしょう。
新生EF65は500番台、1000番台後期形、そして一般形に続いての企画で、ユーザーにとっても必要(というかあった方がいい?)機関車だと思います。
当方もトミックス製品を持っていながら、このカトー製品も1両は手にする予定です(買います)。
カトーのPFは、若干ヒサシが分厚いかなと思うところもありますけど、機関車製品の安定感、出来の良さはやはりスルーできません。
機関車製品を買うユーザーとしては、カトー製品を持つことを基本としながら「トミックス製品も持つか?」という思考パターンとなっています。

さて、この「EF65 1000 前期形」という機関車はどういうタイミングで、どういう列車のイメージを打ち出して製品化されたら良かったのでしょう。
今回はそんな点を考えてしまいました。
結論を先に送りまして、次のアイテムに進むこととしましょう。



【12系 急行形客車 国鉄仕様 6両セット】
【オハ12 国鉄仕様】
【スハフ12 100前期形 国鉄仕様】

こちらも2019年版カタログでリニューアルを行うことだけは発表済みでした。
前述のEF65 1000番台 前期形との組み合わせでの企画ですので、東北本線の急行列車をイメージした感があります。


さて、12系客車です。
この客車に対して一体どのようなイメージが湧くでしょうか、ということがテーマになります。

1970年の大阪万博に向けた旅客輸送需要の高まりのために開発された…というのは有名な話ですが、その後の使われ方には象徴となるような例が乏しいようです。



無題

今回のポスターに掲載された編成例を拡大してみました。

企画者の意図としては、牽引機がそれぞれ異なる点、それから「八甲田」にスニ41が連結される点に差異を導き出しているようですが、残念ながら当方にとってはほとんど関心がないものでして、モノクラスの12系客車が「何両か」ということ、端的に言えば「長いか短いか」という、ただそれだけのことのように見えます。

12系客車の活躍をこうした列車たちに見出してセールスポイントとしているようなんですが、なんだかとても退屈な編成例ですよね。





さらにこちらは公式ホームページ上の編成例。
「十和田」においてマニ37、オユ10を連結した編成例が、それから「かいもん」「日南」においてオハネ25、オハネフ25を連結した編成例が加わっていますが、どうやら「ここまで」ということのようです。
残りの編成例はやはり、ひたすらに12系客車が長く連結されているか、それとも短いかの差異だけ。
「団体列車の例」なんて、失礼ながらもはや思考停止です。


当方は従来から、12系客車というものは編成美を追求すると退屈な編成になってしまうというジレンマがあると思っていて、それが臨時列車としての活躍であったりすれなおさらだと感じていました。
1985年の「エキスポライナー」なんていうのもそうです。



では、どんな編成ならば退屈しない12系客車の編成になるのでしょうか。



当方は1980年代初頭にはどっぷりとこの趣味の世界に身を置いていました。
とはいえ、先行して趣味の世界をひた走ってきた同好者は必ずいるもの。
クラスメイトの中にはより詳しく知る者が数人いたのです。

その彼らが、ませた大人のように手にしていたものがありました。
それは、グリーンマックスの客車キット。
まだ床下がオモリを兼ねたダイキャスト製で、お世辞にも出来のいい製品とは言えませんでしたが(この直後に奇跡的な床下リニューアルが行われます)、当時は既に「トミックスか、関水金属か」という2大メーカー体制が確立していましたから、どうしてそんな手間のかかる、車内がスカスカのキットを作るのだろうと不思議に思っていたのです。

しかし程なくして彼らの意図を知ることとなります。
彼らは主に10系寝台客車のキットを組んでいて、それを12系客車と併結して遊ぶ「企て」をしていたのです。

具体的には1984年頃の普通列車「山陰」。
DD51が牽引する12系客車の普通列車ですが、出雲市方、機関車の次位にはオハネフ12が1両だけご都合主義的に連結されていました。
友人からそんな奇妙な編成の存在を知らされたとき、それまでは12系客車もブルートレインのように編成美を意識して目指すものだと考えていましたが、一気にその価値観が崩壊し、旅客動向に対応した実用本位的な使い方に、既に客車の時代が終わろうとしていた頃の12系客車の使い方を見た思いがしたのでした。

そんな編成に驚いていると「いやいや、12系の使い方はそんなものでは終わらないぜ」とのキザな仰せ。





『鉄道ジャーナル』1978年8月号。
そのときに友人から勧められ、当時慌てて古本屋で買い求めた1冊で、今でも大切に残しています。
この中には、

「列車追跡」シリーズ23
「北国旅情 急行の日本最長距離ランナー〈きたぐに〉1,059.5km 19時間ジャスト! 大阪→新潟→青森」

という、西村京太郎トラベルミステリー顔負けのタイトルが付けられた熱い記事が収録されています。
この「きたぐに」の編成がまた凄いのですよ。
本文の内容を引っ張りますとね…


オハネフ12 2043-オハネフ12 2033-オロネ10 2066-オハネフ12 2022-オハネフ12 2010-スハフ12 132-オハ12 345-オハ12 348-オハ12 347-オハ12 346-スハフ12 128-スロフ62 2009-オユ10 2048-マニ37 2012


というものです。
B寝台だけでなくA寝台まで連結した10系客車、それにスロフ62という旧型グリーン車まで連結し、さらには荷物車も…という混成ぶり。
当然ながら牽引機も大阪から青森まで、EF58→DE10→EF70→EF81→ED75 700という国鉄時代のオールスター的なリレーであり、どの場面を切り取っても退屈することがありません。

この「きたぐに」を知ると、20系併結「かいもん」「日南」「ちくま」を知るまでには大した間がありませんでした。
国鉄末期は実にアイデア本位の運用が行われていたのです。
こうして当方における12系客車に対する興味は、退屈な対象からむしろ積極的な対象へ変容したのでした。



改めて今回の企画を見ると、これまた12系客車の細かい形態差異を一気にドーンと反映させた形です(このやり方、もうやめませんか?)
急行「能登」から始まったカトーの客車急行シリーズも「だいせん」あたりから迷走しており、「みちのく」では遂に作りすぎたC62の在庫処分の「手段」と化してしまいました。
ないだろうと思っていた再生産も「津軽」と「能登」で行われ、このシリーズ、完全に袋小路です。

ですから、こうした12系客車の差異を小出しにして「客車急行シリーズ」のリスタートの核として使うことの方が良かったのではないかと思うのです。
ほら、つい先日にはEF81一般色がポロッと発売されたでしょう。
急行「能登」の再生産に合わせた形でのリリースとなりましたけど、こうしてキチンと探せば牽引する客車ネタが他にも転がっていたりするのですよ。
ローピンが待望の機関車だっただけに、どうももったいないリリースの仕方でした。



さあ、だから「EF65 1000 前期形」のリリースの仕方が気になるのです。
これを退屈な12系客車と組み合わせるというのはどうなんでしょう?

当方ならば、オハネフ24の「テールライト疑惑」があった24系24形を、再度「あけぼの」として再企画し(もちろんダブルオロネで)、それとの組み合わせでリリースした方が小売店の商機も増えたんではないかと想像します。
24系「ゆうづる」は2009年の年末アイテムでした(この年末は「ゆうづる」に続いて2週間後に急行「能登」も発売され、笑いが止まらない実に楽しい年末でした)。

機関車と客車のコラボで遊び方を提案し続けてきたカトーとしては、今回のPFと12系、イマイチ乱暴というかイージーな組み合わせだったという思いが残ります。





当方は粛々と、何の感動もなくこの「旧製品」を「新製品」に置き代えることとします。
クーラーを新165系のパーツに載せ替えたばかりでしたが仕方ありません。

もしかしたらカトーとしては「リニューアルしていない青20号の客車がこれだけ残っていたから…」という動機だけだったんではないでしょうか。
もしそういうことなら、ユーザーとしてもその企図にそれだけの反応をするだけとなります。
メーカーとユーザーの対話が存在していないように感じますがいかがでしょうか。



【しなの鉄道 115系 3両セット】
【しなの鉄道115系(湘南色/横須賀色)6両セット(特別企画品)】

「勘弁してもらいたい」と言っていたらやられてしまいました(笑)
またもやお得意の塗り替え企画と言うべきもので、モハ114の改造表現だけが行われるそうです。
特別企画品は国鉄カラーではありますが、モハ114の形態からすれば国鉄時代とは言えませぬので要注意。
しなの鉄道に恨みなどありませんが、旧新潟色など人気のある1000番台カラーバリエーションは他にあると思っています。
小売店の不良在庫が増えませんように、ただそれだけを祈ります(そもそもメーカー受注数が多くなければそれまでですが)。




【321系 JR京都・神戸・東西線 基本セット(3両)】
【321系 JR京都・神戸・東西線 増結セット(4両)】

気になったのは「先頭車の前面運番表示器が撤去された姿を再現。」ということと「側面の行先表示部分は黒色で印刷済。」ということ。
特に後者は、交換式別パーツとの決別を意味しますから、表示部分が抜けていたボディを全て作り直すなどの措置が施されると思われます。
現行製品にそれほどの不満はありませんが、やり直すというのならば「お付き合い」しましょうか。
ちょうど東西線系統のピンク色にも恋い焦がれていたところでしたので。

気になるお値段は、
10,900円+10,200円=21,100円(税抜)。
旧製品となってしまう10-1121は10,000円、10-1122は9,200円(共に税抜)でしたから、やはりジワジワと値上がりしていることにも注視すべきでしょう。
ちなみに7両セットだった10-287は18,800円(税抜)でした。



【サウンドカード〈SLやまぐち号〉】

「駅構内放送や車内放送、レールの継ぎ目をまたぐ際のジョイント音、トンネル通過や踏切通過など、列車を利用する乗客の視点でのサウンドを楽しめるサウンドカード」という触れ込みで、新しい基軸のカードと言えそうです。
踏切通過音なんて素敵じゃないですか。
カードは大きな財政出動にもなりませんし、ケースにしまい込んだ手持ちの車両をもう一度楽しむキッカケにもなりますから、どんどん新しいものをリリースしてもらいたいです。
キハ85系や四国2000系のようなキーンとしたエンジン音も欲しいなぁ。




その他、新幹線関連製品については触れないでおきます。
再生産とスターターセット化だけのことでニュース性はありません。
夏休みの時期ですから小売店としても売るものが必要なんだと思います。
そういう意味ではE235系の再生産も同じですね。

それにしても12系客車…。


ではまた。
  1. 2019/04/07(日) 13:00:00|
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