しなのさかいの駅前広場

415系、売れているのかなぁ。

KATO 2020年1・2月分ポスターを見てテールライトの記憶を呼び起こす。

おはようございます。しなのさかいです。

9月になりました。
暑さのせいにして、あらゆること全てを「後回し」にしていたような、怠惰な夏は終わりました。
したがって、ここから4か月間の遊び方、楽しみ方、課題の片付け方如何で2019年の総括になることは間違いなさそうです。
ポジティブに、家内制手工業とフィールドワークを織り交ぜてやっていこうと思います。
もちろん、これらに仕事のことなど入っているわけがありませぬ(大笑)



そんなことよりも、先週末にカトーから発表されたポスターでして、今回は2020年1月分と2月分。
まだまだ暑さが残る時期に真冬のメニューを見るためには想像力を豊かにしないといけません。
今回もいつもどおりこれらを見て、あれこれ考えてみようと思います。





【10-1578 221系 リニューアル車 JR京都線・神戸線 8両セット】¥21,700+税
【10-1579 221系 リニューアル車 JR京都線・神戸線 6両セット】¥17,900+税

「そのうち製品化されるだろう」とは思っていましたが、その日がこんなに早く来ることになるとは。

今回は主にJR京都線・神戸線(東海道本線・山陽本線)の運用に入る網干のA10編成(8連)とB10編成(6連)が同時発売で、アーバンネットワークを感じる路線として、このA・B編成は王道と言えそう。

いわゆる「220系」の中間車であるモハ220とサハ220は旧製品にも存在していたので、今回の企画で先の4両セットに含まれていない両車が製品化されるのは「待つ方」としては必然の流れと感じています。
カトーが示す編成例を見ると、本命としてはB編成をダブルでつないだ12両編成かなーという感想を持っていますが、皆さんはいかがでしょう?





2018年8月22日 三ノ宮にて 網干総合車両所 B17編成

ただ(確か)網干の221系には、A、B、Cの全編成に併結を考慮した例の先頭車の幌が取り付けられています。
221系ファンとしては、先頭車の幌がない原型に近い顔が見てみたかったので、製品化の順番としては「オアズケ」を食らったような残念感もあるんですよ。





2018年8月23日 京都にて 吹田総合車両所奈良支所 NC605編成



2018年8月25日 京橋にて 吹田総合車両所奈良支所 NB803編成

やはり〈大和路快速〉というネームを冠するのなら、奈良のNA編成(4連のNA413・414編成)よりも先に、同じく奈良のNB編成(8連)をやって欲しかったし、大和路快速ではなくなりますが同じく先頭部に幌がない奈良のNC編成(6連)でも順序としてはアリでした。
同じ顔の電車が「長いか短いか」という違いだけの感覚は、どこか合理的な財政出動には遠い気もして「まぁ買うけど、利口なお金の使い方ではないよなぁ」と自問自答を繰り返しています。

それから、8連と6連を同時に発売しておきながら、この2編成を併結させることはなさそうでして、その点も企画の立て方としては大きく引っかかります。
このことは、10月に発売されるはずの787系〈アラウンド…〉にも言えて、このアラウンド・デザインのまま6連と4連を併結することなどないのに、併結カプラー化を施して「同時リリース」というややこしい、誤解を与えるメッセージが発信されています。
ここ、気をつけなければなりませぬよ。

両セットを併結させることがないのであれば、どちらか一方は、また冷却期間を置いて発売すればいいのです。
こういう「えーい、いっぺんにやってしまえ!」というやり方は、いたずらにユーザーの財政力を疲弊させるだけのような気がしますが。
碓氷峠シリーズの波状攻撃にも疲れましたよね。
カトーさん、どうなんです???



JR西日本アーバンネットワークの車両を製品化する企画では、ここんところトミックスとカトーとできわどい「領土争い」が行われています。
ユーザーとしては、支持できる設計に票を投じることができていますので、どんどん改良を重ねてもらいたいところ。
改めて申しますが、カトーの課題はズバリ「223系と225系0番台の顔がおかしい」ということに尽きますョ。



【7011-3 DE10 JR貨物更新色】¥7,200+税

結論から言えば「要りません」ので「買いません」。
繰り返して申せば、当方から見れば、このカラーをまとったイマドキのDE10は、構内を行ったり来たりするだけのただの「機械」でして(本来業務だと言えば確かにそうなのですが)、活躍している姿を目撃するのは撮影を生業とされている方々くらいではないでしょうか。

令和の今に現存する、アレンジされまくった国鉄型の機関車を製品化することは、トミックスに任せておけばいいのになぁと思うんですよね。
DE10に着目することは良いとして、何かもっと面白い広がりはつかめなかったのでしょうか。
かつての蕨方面の目の付け所を見習って欲しいです。



【3064-1 EF80 1次形】¥7,000+税(再生産)
【3075-1 ED75 1000 前期形】¥6,800+税(再生産)
【10-811 24系寝台特急「ゆうづる」 基本6両セット】¥12,000+税(再生産)
【10-812 24系寝台特急「ゆうづる」 増結6両セット】¥11,500+税(再生産)

さて、今回のポスターにおける最大の関心事はこの24系「ゆうづる」の再生産なんです。
2009年の年末アイテムでしたから、ちょうど10年ぶりの再生産でして、そろそろ待つ人も多くなった頃合いではあるんでしょう。
ただ発売当時、この24系24形を手にしたユーザーの間にはちょっとした物議が巻き起こっていたんです(もう10年も前のことなのかぁ)。


それはオハネフ24の妻面でした。
実車は言うまでもなく24系の最初期のシリーズであり、あまり複雑な運用は考慮されていない設計だったそうです。
だから、オハネフ24の連結方向も素直に緩急側が編成の最後尾になるように考えられていて、本来ならその反対側には尾灯など存在しないのです。
尾灯の取付はこの後に登場するオハネフ25で施されることとなります。




しかし、なぜか模型のオハネフ24には尾灯(ダミー)がある…。

品番を同じにしたままプチリニューアルを施す例はあまりなく(10-255の顔面整形くらいでしたでしょうか?)、現時点では今回の再生産でこの謎が消えるかどうかも微妙です。
ただ、ユーザーとしてはこの「尾灯問題」だけが「買う」(買い直す)か「買わないか」を決めるポイントとなっています。
このことで小売店の予約受注数も大きく変わってくるのではないでしょうか。
一番不幸なことは、メーカーからのアナウンスがないままリニューアル(というか補正)されて、機会損失する小売店と買えなくなるユーザーが多くなること。
もう10年も前のことです。
やるならば文句を言わずに素直に買い直しますから、カトーさん、決めるなら早い方がいいですよ。

9月16日追記:
コメント欄をご覧ください。
読者の方から、オハネフ24の尾灯については後天的な改造により固定式の尾灯が取り付けられたというエピソードが披露されました。
当方としては現時点で断定的な論調は控えるべきと再考し、このようなセンテンスを付け加えさせていただきます。



こんな面倒なことになるならば、やはり24系24形「あけぼの」としてリスタートした方がよかったのでは…とつくづく思います。
先に発売されたEF65 1000前期形も立ち位置が曖昧なまま発売されましたから、こうして65発売のわずか半年後に24系をやるならば、ブルトレ牽引機としてもっと企画的に「活かす」ことができたのではないでしょうか。

そもそも今のカトーには「常磐線シリーズ」というキーワードも存在していないので「ゆうづる」として再生産するこだわりも必要無いように思います。



※1枚目に掲載されているその他の再生産アイテムについては省略します。





【1-320 (HO) EF81 一般色】¥19,600+税
【1-321 (HO) EF81 北斗星色】¥19,800+税

16番ユーザーにとっては緩やかな選択肢の増え方が続いています。
同時にサウンドカードの開発も進んでいるそうですから、単機で行ったり来たりさせるだけでも面白そう。
「車載スピーカー搭載の準備工事も行います」というアナウンスもありますから、そろそろサウンドボックスを使った車両からの音の響きが味わえるようになるといいです。
天賞堂のカンタムサウンドシステムは特権階級に許されたもののように見え、ただひたすらに羨ましかった思い出があります。





【3102-2 アルプスの機関車Ge4/4-Ⅱ <氷河特急>】¥9,000+税
【5280 アルプスの青いレストランカー WR3811 】¥4,000+税

こちらは2月。
カトーとしては、この時期に開催されるドイツ・ニュルンベルクのトイメッセに向けたアイテムが必要となりますから、海外モノがエントリーされる確率が高いようです。
そんな意味もあっての2月ポスターの一部フライングなのでしょう。

飯田線シリーズの継続は不安が付きまとったままですが、氷河特急シリーズは大丈夫みたい。
Ge4/4-Ⅱについては塗り替え企画ですけど、これはこれで必要と言えるデザインなので「買います」。

そして、なんといっても食堂車ですよ。
これこそ「なんでもアリ」なレーティッシュ鉄道の列車の真骨頂。
小さい車体なのにキッチンとダイニングを両方備えているという点も驚き。
日本の観光列車ではほとんどが料理の持ち込みですからね。

模型としてはテーブルランプが点灯するそうですから、カトー標準と言える食堂車の仕様がそのまま活かされるみたい。
ひたすらにゆっくりとコトコトと鉄道模型走らせたいユーザーにはマストと言えそうな車両です。

これまでのシリーズ展開をほぼフォローしてきた当方としては「買います」。
いや、ここからが模型でレーティッシュ鉄道の旅を味わう本当の入口なのではないでしょうか。
今後はトロッコ車両、コキみたいな貨車もよろしくお願いします。
その貨車には無造作に丸太を積んで!




年明けは年末商戦もひと段落した閑散期。
消費税の税率引き上げもありますから、価格上昇の影響がじわじわと財布に効いてくる頃でもありましょう。
なんと言いますか、お金の使い方を反省したくなるような時期になるんじゃないかと。

こんなときだからこそ、ささやかな財政出動でも大きな満足が得られる、緻密に計算された企画のパズルとその答えとしてのアイテムが必要です。
以前の企画にフィードバックされるような、以前に買ったセットが再び活きるような、ちょっとだけ車両をプラスして既に手元にある列車に別の見え方、楽しみ方を出現させる…。
ホッコリしたい冬の季節にはそんな「おみやげ」「ファン感謝アイテム」があるといいですよね。
飯田線シリーズには、ユーザーの気持ちと向きあいながら、そうした優しさがあったと思うのです。
今回のポスターにそんな点が見られるかどうか。
それはあなた次第です(なんちゃって)。


ではまた。
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  1. 2019/09/12(木) 09:00:00|
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