しなのさかいの駅前広場

GMの名鉄2200系6両セット、32,300円+税で35,530円ナリ!

京阪プレミアムカーで感じるお金の等価交換

こんにちは。しなのさかいです。

消費税率が10パーセントとなって初めて迎える月末。
この10月も例外なくNゲージ新製品ラッシュがやってきました。
そんな中なんですけど、カトーやトミックスの新製品に必要性を感じない当方は実にのんびりとしたもので、今回はその財源を早々とマイクロエース製品に投入してしまいました。
というのが今回の更新の趣旨になります。




10月に再生産となったマイクロエースの「京阪8000系・京阪特急プレミアムカー 8両セット」は、昨年(2018年)の新製品としての生産時にスルーしていました。
その昨年の2月と8月の関西視察の際、乗って惚れてしまった列車でして、「旅のおみやげ」シリーズとしてはマストであったものの、他の買い物を優先してしまったのであります。

まぁ、当方の優先順位はどうでもよくて、とにかく店頭からはスグに見えなくなってしまった記憶があります。
人気があったからなのか、それとも生産数が少なかったからなのかは分かりません。
「これでしばらくは手に入らないだろう」と諦めていたところ、なんと早くも蕨方面から再生産決定のニュース。
1年も経たないうちに再生産ですから、正直なところ助かりました。





この8両セットの目玉は、間違いなく「プレミアムカー」。
2017年8月20日から8000系の6号車として連結が開始されています(改造ではありますが)。
模型を見ると、京阪が推進する「半月デザイン」をモチーフにしたドア窓、それから金色のパターンでデザインが施されたドア。
各座席についた大型のヘッドレストもそれなりに頑張って表現されていて、なるほどプレミアムカーの雰囲気は十分に再現されています。

ドア近くの客室窓に設けられた表示器を、実車とは異なって床から2本の柱で立たせた点だけは惜しいと言えますが、窓の裏に印刷して…というのもシールの貼り付けが効かなくなるなどの問題から見送られたのではないでしょうか。
全体の完成度からあんまり気にならない措置だと思うことにしました。







当鉄道で必須としている室内灯、今回はTORM(タムタム製)の電球色です。
全車両をこの色で行くことにしました。

車間は広いですね。
デフォルトのアーノルドカプラーのままでは車間が開き過ぎて、興醒めです。





京阪8000系の、元々の目玉はダブルデッカー車「8800」。
こちらにもTORM室内灯を組み込みましたが、クリアパーツは使わずにユニットだけを両面テープで屋根裏にペタッと貼り付けただけです。
経年による粘着力低下でユニットが落ちてきたら、それはそのときに考えましょう。





塗料の色調もよく、厚ボテ感が出そうな黄色の塗られ方も、ホコリ等の巻き込みがなく手触りの良い「厚ボテ感」でした(意味不明ですがそんなしっとりとした感じです)。
金帯の回り方も擦れなくキマっていますし、ショッカーのマークのような特急マークを既に印刷してあるという措置も助かります。
方向幕は早めにナントカしないと…、これでは明る過ぎてダメ。




それでは深夜の運転会、スタート!




旧塗色の方に京阪特急らしさを感じて、この新塗色についてはしばらくは興味を持たずに静観していたんですけど、結局はこれこそが京阪の特急色だと捉えている自分。
フィールドワークをやると、スグに転向してしまうものなのです。
旧塗装の8両セットも処分せずに大切に保管してあります(それだけ8000系は大好きなのです)。







2018年2月27日 丹波橋にて(再掲)





2018年2月27日 京橋にて(再掲)





実物と比較しても、なかなかの再現度ではないかと。
スカートの形状に大きなデフォルメもありません。
JR四国2000系のような顔の輪郭のおかしさもなく、「旅のおみやげ」としてはバッチリです。

当方は、京阪電車には詳しい方ではないので、通勤形車両にまで手を出すことはできないと思います(マイクロエースではいろいろと製品化していますけどね)。
それ故に、30年選手の8000系をフラッグシップトレイン、そして京阪特急の象徴として大切にし(新3000系もありますが)、沿線地域外にもファンを獲得しようとする京阪の施策にはまんまとハマってしまったようで、その象徴をさらに強化させる展開であるプレミアムカー事業には「さすが」と言いたくなります。



ところで。
この有料指定席。
淀屋橋・出町柳間54分における料金はたったの500円です。
豪華なシートだけでなく、アテンダントさんのサービス、そして車内販売品もある訳ですから、同様に、設定ダイヤ的にレジャー需要までを見越していると言えそうな西武「Sトレイン」と比べれば、もはや「有料」に対する思想の違いが歴然としてあることを思い知らされます。

誰もつかまらない吊革がプランプランと動く天井を見ながら、リクライニングもしないクロスシートに座るために追加料金を支払う…
「普段乗っている車両だよね、これ」と思う人は多いのではないでしょうか。
過密なダイヤのやりくりからこうしたドッチーモ車両を登場させるしかなかったとはいえ、結局のところ「利用者に追加料金を出させる」という出口論からすれば、このような西武の発想はナシでした。
特急形車両を持たない関東私鉄における着席サービスは、主に通勤時間帯における着席需要をターゲットにして生まれているので「仕方がない」ことだとは言えますけど、どういう時間帯にせよ、財布からお金を出すのは「通勤客」とか「レジャー客」とかそういう区別は関係なくて、ただひたすらに「乗客」なのです。
その乗客(消費者)がお金を出して対価を得るときのマインド、満足感までを本当に先読みしたのかどうか。
気のせいか最近は、こうした雑な観点の持ち方を、モノやサービスを提供する側の「乱暴さ」として見るような気がします。
おっと、このNゲージの世界でもそうだったかな(?)


京阪プレミアムカーについては『鉄道ジャーナル』2018年1月号「京阪PREMIUM CARの成算と評判」に詳しく掲載されています。
よろしければバックナンバーをお探しください。



□ □ □



深夜の運転会をした翌日は、仕事をしながらカプラーをどうするか悩み続けました。
模型の各車両をじっくりと見てみると、どうもM車だけカプラーポケットの位置が奥まっているようなのです。
台車マウントのまま、カトーカプラーに交換したとしても、M車の前後だけが狭まるというバランスの悪い編成外観になりそう。
それならば結構な追加投資にはなるけれど、いっそのことTNカプラーにしてボディマウントカプラー化をしちまった方がイイかもと。
急がば回れ、ですね。





で、交換しましたぜ、TNカプラー0337に。
こんなに車間がリアルになり、ますますこの8000系が当鉄道におけるスペシャルな存在になりました。
やはりカプラーをそのままにしている旧塗色の8両にもTN0337を取り付けることとしましょう。





「価格が高い」と指摘し続けてきたマイクロエース製品ですが、カトー製品やトミックス製品にもその傾向が見られ始めているため、皮肉にも再びそれらの製品と同格に、選択肢に入るようになっています。
品質に安定感も見られるようになっており、同じ価格帯で「完成品」を展開するあのメーカーの製品と比べればその「完成」度の差は歴然。
「あっちのアレを買うよりは、ね」と、高いなりにそれに見合った対価を感じられています。

このプレミアムカーをマイクロエースがどのように捉えてリリースしたかは分かりません。
ただ、元ネタにはそうしたメッセージの発信力が詰まっているため、おもしろい製品だと捉えて手元に引き寄せることとなりました。
今月は、カトーの白い15両よりも、このマイクロエースの8両を選んだ方が対価を感じられたという、当方のポエム。
これにておしまいでございます。




「大阪は日本ではないですよね」。
関東に住む者から見れば、まさにそのとおりだと思います(笑)

ではまた。

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  1. 2019/10/27(日) 15:10:10|
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KATO JR四国2000系

こんばんは。しなのさかいです。


またもや更新まで時間を開けてしまいました。
巷では台風災害によるつらいニュース、あるいは誰かと誰かが揉めているようなニュースが溢れており、また、そんな中での「逃げ場」であるはずの鉄道模型の世界でも求心力のあるニュースが見られません。
気持ちの持って行き場、思考の振り向け先が見えない日常となっています(かと言って気が病んでいるわけではないのですョ)。
なので、近所の量販店に行って刺激を受けることができるとも思えず、自然と足が遠のいています。
当方が足を運ばないことをスタンダードにして申すつもりはありませんが、市場のムードも停滞してやいませんかね、どうでしょう。

とまあ、生活の中から趣味が薄れていやしないかと疑い、この週末は重い腰を上げて自己点検することとしました。





この夏のことでしたが、カトーからJR四国の2000系特急形気動車が発売されました。
そのままにしていましたので、かっ飛ばしてみた、というお話です。



□     □     □



今回のカトー製品を見てみる前に、まずはあいつ。
先行して製品化されたマイクロエース製品を、2009年3月当時の画像で振り返ってみましょう。




こんな感じでした。
思い出しました?




1993年9月 高松駅にて

比較用に古い実車の写真を。
以前から指摘していたのは車体断面のオカシさです。
両サイドの膨らみの位置が実車よりもやや下かと思われます。
ライトのやや上に膨らみのピークがあるべきところ、それが真横にあるようで、全体的に輪郭を妙なスタイルにしているんです。
ライトのガラスパーツ、ヘッドマークのガラスパーツを溶剤で接着しているからか、境界線がボヤッとしていて精悍さもありません。
この当時のマイクロエース(が生産を委託していた工場)としては標準的ではありましたが、やはり支払った対価は感じられず、家に持ち帰っても残念な気持ちになりました。
こういうこと、この頃は多かったなあ(しみじみ)。





サイドを見る限りではまあまあだったんです(笑)
今回のカトー製品は「2000年代に入ってから行われた、ドア窓が小形化された形態」ですから、このマイクロエース製品はその前の大形のドア窓の姿。





そういえば、高徳線用のN2000系も製品化されていました。
その先行車である「2424」は、従来の貫通タイプと同じ外観でいながら中身がパワーアップされたという「ネタ」もの。
これは(N2000系の)量産車の登場に合わせてデザインが変更されたときの仕様となっていますが、登場時の水色基調のカラーは異質さが漂っていて大好物です。
カトーもN2000系まではバリエーション展開の範囲に入れているのでしょうか。

これらの画像を撮影した後、時間を開けずにこれらマイクロエース製品は全て処分してしまいました。
実にもったいない財政出動でした。



□     □     □



さて、それから10年の月日が経過しました。
2019年にカトーが製品化した2000系とはどんなものでしょう?




とまあ、こうなったのです(笑)
特にあーだこーだと言う必要もないでしょう。
ちゃんとしたJR四国2000系になっています。





したがって、ドア窓は小さくなりました。
1990年代の姿としてはNGですが、まずは「スタイルの良い四国の2000系が手元にやってくる」という事実が大事なのですから、脳内変換で十分にイケます。





実車ではあまり目立っていないような「JR SHIKOKU」の文字もキチンと。
カトー製品は車端部の床下機器を表現してくれますから、サードパーティのプリンター出力パーツなどに頼る必要もなく、安心して本線に入れることができます。





非貫通タイプだけでなく、貫通タイプの前面も大好物です。
「2150」形は半室グリーン車の「2000」形と同じ向きで連結される貫通タイプ車。
同じ貫通タイプでも反対を向く「2100」とは別でして、モノクラス編成を組成するときには必須となる形式です。





そして、今月になって発売されたサウンドカードを挿入。
エンジンが起動する音からアイドリング音へ。
「カラカラカラ…」と鳴り始めれば発車準備OK。

細かいことはその辺で。
後は「遊ぶぞー」ということで、久しぶりに寝る前の運転会スタート!
思う存分レイアウト上をぶん回しましたよ。





電化区間でも排気しながらかっ飛ばすのが2000系。
車体傾斜も効いてカントレールの上は晴れ舞台。
JRの世となってからは電化幹線を電車と同じ速度で走る必要がありますから、ディーゼル特急にはロマンがあるんだと思います。





ストレート区間でも低い車体に直線基調のボディがハマっていて美しい。


サウンドカードでは、特に「惰行」状態から押す「制動」ボタン(3番ボタン)にハマってしまいました。
かつて特急「宇和海」で伊予大洲・内子方面から松山へ山道を下りたとき、高速状態から唸るような甲高い制動音(エンジンブレーキ音?)を聴いて、どっきん四国となってしまった記憶があるのです。
そのときの記憶が3番ボタンでよみがえりました。
当方、標高わずか数メートルの宇和島(駅)から愛媛の山を登るべくロケットスタートしたときの体感といい、この2000系を「音」で好きになったと言っても過言ではありません。
やっぱり2000系は、四国山地に馴染むように開発された、四国のための車両なのです。





だから、2000系には山間部を高速で駆けていく姿がよく似合います。
民営化直後は、亜幹線の需要を掘り起こそうとした時代、それゆえに「ディーゼル特急復権の時代」でした。





どちらも2000系の顔で、どちらもイイ顔をしています。
室内灯は純正のLED室内灯クリア。
フリーきっぷで乗りまくった後のどこかの駅で日没を迎えた感じで1枚。





結局のところ当方がどういう買い方をしたか、はナイショです。
買ったままにして、レイアウト工事を優先させていましたが、その作業もおおよそ完成と言えそうな範囲になりましたので、久しぶりにケースから出して走らせてみました。
サウンドカードが発売され、手元にある製品を見直すきっかけをつかんだという点も大きな要因です。
製品としてはカトーらしい出来であり、何ら不満などありませぬ。
ボディも、連続した窓も他メーカー製品のように湾曲したりせず、キチンとした直線が出ていますし、パーツ同士もキッチリと合っています。

その一方。
カトーのラインナップ上、JR時代の四国島内をウロつく車両としてはこの2000系だけとなっており、この製品、当方のようなコアな2000系ファンだけにしかアピールできていないような気がします。
この辺りに「四国ネタ」企画の難しさがあり、製品化が避けられてきた向きもあるようです。
こんなに新規金型を投入してまで製品化した2000系、この後どう始末するんでしょう?

特急形車両だけでは四国島内の風景を再現するには息苦しく、なんらかの形式で普通列車も欲しいと願いますが、今回のドア窓小型化仕様だと2008年に引退したキハ58やキハ65はギリギリ。
どちらかというと1000系や改造タイプの1200系、そして1500系というローカル気動車が本命でしょう。
となると鉄コレかぁ(それは嫌だな)。
キハ32はマイクロエース製品で出ていましたが、今では入手難でしょうし。
あ、四国の新幹線(爆)。


新規金型の採算…ということで頭の中には「アンパンマン」しかないというのなら、それはやめた方がいいですよ(独り言です)。
全国にあるポポンデッタの店頭ではソコソコ売れるでしょうけど、子どもが手にする「アンパンマングッズ」としては恐ろしく高価で、保護者又はジジババが買い与えるレベルを大きく超えています。
んでもって、子どもが手にした次の日にはおもちゃ箱にガサっと…なんてね。
売れたとして、果たして「鉄道模型」として扱われるかどうかが微妙です。
オッサンユーザーの中でアンパンマンラッピング車を待つ人っていうのも、あんまりいそうにありませんけどねぇ(いるの?)





それにしても高騰感のある価格は、店頭で値引きされていてもキツいものがあります(当たり前ですが)。
この高騰傾向、カトー製品では続いており、だんだんとマイクロエース製品のそれに近づいているようでもあり、とても心配。
市場が縮小してしまわないかしら。
当方の頭の中では「そんな価格ならマイクロエースの◯◯を買ってもいいんじゃない?」というささやきが幻聴のように聞こえてきましてね。
そしてすぐに「本当にそうなのか?」と自問自答を繰り返しています。
修行はまだまだ続いていますのよ。


ではまた。

  1. 2019/10/21(月) 22:00:00|
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KATO 2020年2月分ポスターを見て思わず電卓をたたいてみる。

こんばんは。しなのさかいです。

全日本模型ホビーショーのレポートを書いている間に、カトーから2月分の追加ポスターが発表されました。
今回もいつもどおりこれらを見て、あれこれ考えてみようと思います。




【10-1589 タキ1000 日本石油輸送(米軍燃料輸送列車) 12両セット】¥20,800+税

何らかの「新規」と言えそうなアイテムはこれくらいかな?
新しいFT21A台車はスナップオン方式となるみたいですし、デッキにはコキ106の反射板を取り付けることが可能となるみたい。
そして、側面ハシゴがタンク体同様に塗り分けされた姿を再現するそうです。
となると、これはトミックス製品並みにプチリニューアルを遂げることになる、のかもしれません。
ハシゴを「塗り分ける」そうですから、ハシゴは従来のPOM製ではなくてABSに塗装(印刷)を施す、ということ?
この方法は、色ごとにPOMで別パーツ化したトミックス製品とは異なる点ですので、仕上がりには注目。
このハシゴをASSYで製品化してくれれば、従来品を持つユーザーへの救済になるんですがね(助けたくないのかな)。

ですから、先月発表された「DE10 JR貨物更新色」は、これとのつながりで拝島駅の様子を再現するつもりだったのでしょう。
そうだったならば、出す(受注する)順序が逆だったような気がするんですよねー。
タキ1000の米タン編成は、欲しければ既にトミックス製品で手に入れていますから「買いません」。
でも米タンマニアがいるとすれば、ナンバーが異なって印刷された12両が一気に手に入りますから、無視することもできないアイテムかもしれませんね。


ところで、これまでのカトーのタキ1000の代表アイテムであった「10-1167 タキ1000日本石油輸送色ENEOS(エコレールマーク付)8両セットB」は10,400円+税です。
繰り返しになりますが、8両で10,400円+税。
今回は12両セットで、20,800円+税。
うーむ。
税抜き価格で比較しようと、電卓をたたいてみました。

8両セットの1両:10,400÷8=1,300(円)
12両セットの1両:20,800÷12≒1,733(円)

おーい、1両あたりの価格が違っているぞー!

プチリニューアルが行われるとはいえ、この価格上昇は少し残念です。
トミックスのタキ1000の価格も1,800円+税ですから、ほぼ肩を並べてしまったんですね。
カトーの貨車も、ここまでの財政出動を伴わないと手にすることが難しくなってしまったようで、すっかり時代が変わってしまいました。
これでは、プラ製1/80(HO)へ活動の場を移す人がいることも納得です。



□     □     □



ポスターに残る他のアイテムは、それぞれコメントを付けても仕方がないものばかりでしょう。
サウンドカードのネタは既に分かっていることですし、EF210、485系300番台、東京メトロ10000系たちは再生産。
EF210以外は、どうして再生産が決まったのか、その理由・背景も感じられません(定番商品という意味はあるかもしれませんけど)。
ポケットラインの動力ユニットはBトレインユーザーの需要対応?

そんな中で早々と「貨物駅プレート」が11月発売予定として登場するとのことですが、こうしたアクセサリーをポスターのメインに持ってくるくらいネタが枯渇しているのかと心配してしまいます。
「プレート」は企画としては評価できる(おもしろそうな)ものなので、いつでも買えるように店頭在庫が豊富にあればよろしいのです。

企画=ポスターが限りなく事務的になっているようです。
ここ数年で再生産も繰り返し行われてきましたから、再生産品に小売店にユーザーを引き付ける誘引力も失われつつあります。
近所の量販店の新製品コーナーに再生産品が飾られていても、とうの昔に感動したアイテムなのですから、反応のしようがないのです。
今から思えば、あの黒いDE10のポスター(2019年1月分)でガクッときたのがファーストインパクトだったような気がしていて、これ以降はだんだん慣れていったんだと思います。
「その時、歴史が動いた」。
ナンチャッテ。

ではまた。


  1. 2019/10/07(月) 22:20:00|
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第59回全日本模型ホビーショー(その6・完)

(その5からつづく)


【カトー・その2】



最後にカトーの「トワイライトエクスプレス瑞風」を見ながら、今回のレポートを終わりにしようと思います。





パッケージ(スリーブ)を背景に。
ケース本体の色は「四季島」や「ななつ星in九州」と同じように、瑞風グリーンに近いものを選ぶつもりだったそうですが、その結果、いつものカトーの色になってしまったそうです。
どちらも互いに似ていますから、ある意味で必然ですよね。
ケースに印刷される文字類は、これまでの2製品と同じ傾向ですから、「ななつ星」等と並べてニヤニヤする楽しみもちゃんとあります。
御安心を。





斜め上から。
金色の帯の印刷もしっかりと。
色調も、黄土色のようには見られず、キチンとゴールドになっていました。





屋根上です。
「ななつ星in九州」もそうでしたが、当方は丸い屋根の美しさにはヤられやすい体質です(笑)





所属標記もしっかりと印刷されていますし、展望デッキ横の小さいエンブレムも台座表現を施した上で印刷されているので、満足感というか「手にする喜び」が高そう。





連結部を見てみました。
「近ミハ 定員6名」と位置呼称の「②」。
ドアコックの位置を示す三角マークもありますから、サードパーティのインレタを探し回る必要など全くなし。
こういう措置が手にしたときの満足感、安心感につながるのです。
やはり外観重視の姿勢は、当方には合っています。





ボディの反射具合を確認しているように見えるかもしれませんが、それだけでなく、10号車にある縦型の窓を見ていたのです。
と言いますのも、ガラスの平面性がキチンと出ているからなのです。
こういうところで平面性が失われてしまうと、蛍光灯の反射線などがふにゃーッと丸まってしてしまい、外観に違和感が生まれます。
技術力の勝負にも注目。





こちらもそんな趣旨で見たときの画像。
ガラスパーツの薄さとエッジの効き具合(角の出し方)がボディ側との連続性を気持ちいいものにさせています。
例えばの話ですが、ガラスパーツがブ厚かったり、エッジを効かせずに(角が丸まって)いたりすると、ありもしないはずの“白い窓枠”が見えたりするのです。
このサンプルにはそうした点がなく、塗料の良さと相まって実車に近い、安定感のある外側が再現されていると考えました。





スマホで撮影していますから残念な画像になっていますけど、肉眼で黒い箱の中を見ると、それはもう気持ちのいいものでしたよ。
来る人が皆、この箱に顔を入れるようにして、模型談議に花を咲かせていたようです。
尾灯点灯時のデッキ天井の灯りが金色の手すりに幾重にも反射して美しい。

それから尾灯のことをメモしておきましょう。
実はこの模型では、ライトのプリズムの中心を丸く彫刻してあって、僅かながら光の屈折率を変える配慮をしているんだそうです。
こうすることで、あのドーナツ形尾灯の再現を目指していたんですね。
あとはユーザーが抱く「あるべきドーナツ形尾灯」の程度をどの辺で手打ちとするか、でしょうか。
どういう仕様にせよ、コントローラーの電圧を上げてバーンと明るく点灯してしまえば、せっかくのドーナツの穴も見えなくなることでしょう。
なので「理論上はドーナツ形に光る」と思っていればそれでいいのかもしれません。





瑞風グリーンに落ち着いた色の室内灯。
そして窓にはカーテン。
見えなくても、乗客が食事をして、乗務員が給仕をしている様子が「見えます」。
いつまでもいつまでも見ていたくなります。

ここで改めて取り上げることは、各車とも、室内灯が「LED室内灯クリア」1個のみで点灯している、ということなんです。
LEDは、消費電力が少ないとはいえ、数が多くなればそれだけ厳しい走行環境になることは間違いなく、やはり少ない方がいいに決まっていますから。
LED1個でもここまで車内を明るくすることができてしまう。
これも技術が裏打ちとなった「自信」なのでしょうね。







「瑞風」の走行シーンをイメージさせるカトー謹製モジュールレイアウト。
こうして見てしまうと、自然とこの視線からは見えない車内の様子が想像できる気がします。

レイアウトも岩や土の色の選び方が素晴らしい。





細かい標記類はこんなアングルで見ると効き目があります。
ボディに映る光の反射具合がたまりませんな。

トミックス製品に遅れること約2か月。
11月から12月にかけて、今度はカトー製品があれこれと市場を賑わすことでしょう。

以上でカトーブースを見た感想はおしまいです。



□     □     □



今回も会場を見学した後は、特別顧問をお迎えしてのよもやま話となりました。
ありがとうございました。


前回のJAMの稿でも述べたとおり、Nゲージの価格は一昔前に比べると、明らかに一段階「上」へ進んだようで、もはやマイクロエースだけの問題ではなくなってしまっています。
このことに対して、ユーザーである当方は、悲しいことに手元の資金が増えていません。
ですから、どうしても店頭に並ぶたくさんの製品から自分の手元に引き寄せたい模型を吟味することで対処するしかないのであります。

そこで必要としているのは、後悔しないための「新しい基準」です。

これまでは「あの車両が発売されるのか、待ってました」というように「ネタ」だけで購入を決めていたケースが多かったような気がしています。
しかし、市場の上流のプレイヤーが、鉄道車両を1/150スケールで模型化するとき、そこには必ず考え方や思想が存在します。
さらにはその思想を具体化する「技術」も持っているはず。
こうした点は、これまでのショーで散々見て感じできました。
例えば…
・連結部に幌パーツがある(ない)
・車体への標記類が印刷されている(いない)
・方向幕等のシールが付属する(しない)
・先頭車のライトのためのLEDの数が多い(少ない)
・車内の作り込みがものすごい(そうでもない)
・屋根やベンチレーターが別パーツである(ない)
などなどです。

これらは全て、模型化を検討するときに「ウチはこれで行こう」という基本的な考え方で固められているはずで、その思想を具体化するための技術もそれなりの進化(か停滞)があったんだと考えます。

今回の「トワイライトエクスプレス瑞風」のように、車内表現の程度こそが自分の基準であればトミックス製品を選ぶでことになるでしょうし、それよりも車体への標記類が印刷されていることを必要とするならばカトー製品を選ぶことになるかもしれません。

今回の「瑞風」は、たまたま同じタイミングで企画が競合してしまったため、ユーザーにとってはとてもセンシティブな選択となってしまいましたが、当方にとっては、自分の手元に引き寄せても後悔しない選択を考える良い機会になりました。
自分としてはやっぱり…。

自分にとって最適なNゲージとの付き合い方を考えて、これからの財政出動の在り方も考えてみると、ネタとは別の角度として、こんな基準が見えてくるのです。
これを「信者」というかどうかは、皆さんの御判断にお任せしましょう。






今回のショーで、各社が秋から冬にかけて発売を予定している模型の具体像が見えてきました。

価格高騰の上に消費税の税率アップが被さってしまいましたから、Nゲージの買い物ミッションは数年前に比べて格段に難しく、より慎重に遂行する必要があります。

持てる財をどういう「プラスチックの物体」に化けさせるのか。
その選択は全く持ってユーザーの自由であります。
しかし、そのときは各人がその対価をしっかりと感じ取るべきで、お金を出す以上、誰もがそう思っているはず。
その対価は無条件に「ネタ」で感じ取るのではなく、模型の送り手が語っているはずの「この車両をウチが模型化したらこうなりましたよ」という考え方、思想、メッセージとそれに伴う設計技術で感じたいですね。
もしそうであれば、買ってきた模型は手をつけるのももったいないくらいに、神棚か枕元にでも置くことになるんじゃなと思います。
逆に対価を感じられないのであれば、買って帰ってきたその場で「違う!」と叫んで切り刻んだり、ヤスリでガリガリしたり、サードパーティのパーツを探し始めるのでしょう。
それもそれでホビーライフとしてはアリですが、当方はそういうことをして失敗して泣いて買い直すこともしてきました(大笑)

対価を感じ取ることができないのであれば、ヤスリでガリガリする前に、そんな模型の送り手とは決別した方がいいかもしれません。
そうしないと、いつまで経っても「ナメた模型」が店頭に並ぶことになります。
そして「ナメた模型」は、じわじわと小売店を疲弊させ、市場全体のレベルを低下させるのです。



またまた情報鮮度が落ちる中で、一週間お付き合いいただきありがとうございました。
ではまたお目にかかります。

  1. 2019/10/05(土) 19:00:00|
  2. 鉄道模型イベント
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第59回全日本模型ホビーショー(その5)

(その4からつづく)


【カトー・その1】





「やまぐち」向けのC57 1は年末発売予定。
当方からサンプルに意見を言うことはありません。
専門家の方がそれぞれ確認してください。





ナンバープレートのフォントは、10年前のレベルと比べれば相当な進歩をしてくれました。
このレベルで、これまでの蒸気機関車に対応する「ナンバープレート集」を発売してくれると楽しいのですが、今のカトーの様子では無理でしょう。
そのナンバープレート集にはしれっと適正なフォントの「C62 2」と「C62 3」が収録されていたりして。
これまでに買い物をしたユーザーをさらに楽しませるやり方って、何も車両を増やすことだけではないのですゾ。







113系0番台。
サンプルが緑色の樹脂のままなので、結局のところその正体はよく分かりませんでした。
サロだけは確認できましたが。

んー、どうしましょうか。
やはりというか、年末アイテムにしては話題性が乏しいようです(年末に相応しいスペシャル感がないですから)。
皆さんが通っている模型店では、この113系は話題になっているでしょうか?





今回展示された試作品の中で一際目立つ存在だったのが「貨物プレート」。
JAMでも先行して発表されていましたが、さらにその詳細が見えてきました。





「基本セット」にはパーツが封入されるそうです。
で、そのパーツがなんともニクイ。







まずはカートレイン用として、自動車のパレットと客車へ乗り込むための乗降台。
こういうストーリーを用意しているのなら、もっとカートレインセットと共にアピールすれば良かったのにと思います。

ワキ10000も、マイクロエース製品のように扉が開けは面白そうなものです。
カトーでもツムで扉の開閉ギミックを実現させているのですから、プラの厚みなどで設計上の障害があるとも言えないはずです。
だからパレットに車を置いて、それをフォークで刺していても、ワキの扉が開いていないから、なんだか寒々とした風景です。
「重いから早く誰か開けろ!」と叫んでいるシーンに見えちゃいますよね(笑)

企画する側がもっと遊ばなければ、買う側にはそれなりの価値しか感じられない…という好事例と言えそうです。
少しもったいなかったようですね。







その意味では、このク5000用自動車積卸装置も同じです。
「こんなことも考えていますよ」とクの発売当時に一言あれば、企画の見方も変わってきたのではないでしょうか。
今からクを探す人、多くなるのでは。
こうして小売店の販売機会が損失しているのです。





サウンドカードについては、C62用、2000系気動車用、EF81用、EF65用が発売予定。
どれも遊ぶためには必要なものばかりです。

特にC62用カードは、担当者さんにデモンストレーションをしていただき、メカニカルストーカーの音も確認することができましたし、重低音が響く制動音にもグッときました。

サウンドボックス・カードシリーズ開始当初は生録音したものだけをカード化していたようですが、今は亡き車両のカード化ミッションも増えてきたため、現役時代にファンが録音した音源を探し求めて、それをプログラムに取り込むことも積極的に行なっているそうです。
そうした手法を混じえてか、これらの後にも続々とカード化の企画が控えているそうですから、サウンドボックスを2台持つ当方としては楽しみ。
なんといっても、手元にある車両が再び魅力的な遊び道具になるところがイイです。
皆さんを(勝手に)代表して、コントローラー同調カードの「サウンド同調ウイルス」、それからキハ85系のサウンドも是非とお願いしておきました。





ファッションビルとテナントビルは、久しぶりの生産。
こういうの、いつまでもあると思っていると大間違いで、必要なときには日本全国を探し回ることになるかもしれませんよ。
何らかの野望を持つ方は早めに買っておて、こっそりとクローゼットにしまっておきましょう。


□     □     □


その他、カトーブースの透明ケース内では、多くの車両のサンプルが飾られていましたが、JAMの内容とほぼ同じでしたので、ここでは省略します。
もっとも、最近のポスターの内容(新規モノがないこと)を振り返れば、従来の金型によるものとほぼ同じになるはずですから、新しいサンプルなどあってもなくてもどうでもいい訳です。

そういう真相を察しているからか分かりませんが、今回、カトーブースを一歩下がって見ていると、見に来たユーザーの関心がほとんど「貨物プレート」に集まってしまっていたようで、車両サンプルを食い入るように見ようとする人は少なめでした。
こういうところに、今のカトーを見つめるユーザーの視線が表れているのかもしれません。
うまく表現できませんが、透明ケース前にたどり着いたユーザーがそれぞれ「これを待っていた」「守備範囲外のものばかり、イラネ」と、淡々と仕分け作業をしているだけ…のようで。

もともと興味がないアイテムでも、遊び方の提案を受けると自分の勉強不足に気づきますし、その方がメーカーとの対話、他のユーザーとの対話も弾みます。
当ブログでは、従前からこのようなことを「(深みのある)企画力」だと言ってきたつもりです。
そして数年前までは、貨物プレートのようなアクセサリーなどではなく、車両や列車そのもので「こう遊ぶべし」という提案を受けることができていました。
その企画力が、残念ながら今は見ることができません。
あ、念のために申せば、「遊び方の提案」とは「イチオシ」などで編成表をバラまくことを指すのではありませんからね。
415系を、113系を買ったその後で、買った意味がさらに増幅することを言っているのです。
415系を企画した決断の中身は「ただ大好きな415系を模型化したかっただけ」なのか?
それとも企画には続きがあって、「あー415系を買っておけばよかったー」と後悔する人が続出することも考えているのか?
ユーザーは製品化発表のポスターを見てから、ずーっと、そういう問いかけをし続けているのです。


(その6・完へつづく)

  1. 2019/10/04(金) 23:35:00|
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第59回全日本模型ホビーショー(その4)

(その3からつづく)


【トミックス/トミーテック・その2】



「出雲2・3号」は、個室寝台化が進んだ1990年代のブルートレインの一つで、「トワイライトエクスプレス」のオハネ25 520番台に準じたオハネ14 300番台と、「あさかぜ」「瀬戸」のオロネ25 300番台に準じたオロネ14 300番台が組み込まれていたことが特徴(というかこの2両が無ければただの14系)。
あ、三段寝台のオハネ14もありました。
この編成はこれまでの「あかつき」セットなどに含まれる車両でカバーできると思っていましたが、今回のやつは新しい金型なのでしょうか。
御担当さんとお話をすることができたのに。肝心のところを聞き忘れてしまったようです(笑)

当方、この編成はちょっと気にしていながら踏ん切りがつかないでいるアイテムで、これがカトー製ならば、ためらうことなく買うところなんですが、トミックスの14系と24系の仕様は、年々進化しているとはいえ「今更感」が強くあります。
なんてったって基本的な設計は1990年代始めの頃のものですから。
でも、トミックスはブルトレネタで攻めまくっていますねー。
この点は、ユーザーとしては頼もしく見えています。





お召仕様の機関車2両セット。
気がつけばトミックスブランドでは、最近このセット形態が増えています。
銀色のカプラーに注目でしょうか。





以前から触れているとおり〈機関車リニューアル〉政策の第1弾はEF81。
確か今月には発売されるはずで、ローズピンクの方は1両だけ買っておこうかなと思案中です。
本来なら手持ちの従来品は、カトーのASSYパーツのような真心でアップデートしたいところなのですが…。
こういうところにも、ユーザーに対するお金の使わせ方に粗っぽさが目立つのです。
どうにかなりませんか。





そして「トワイライトエクスプレス瑞風」なんです。
もう発売されていますから、様々な方の入線報告を拝見するとしましょう。
後発となるカトー製品との違いがどう見えてくるのか、楽しみで仕方がありません。





ジオコレ製品全盛の中で「トミックス」のストラクチャーもまだまだ現役のようです。
特にこの「コンビニエンスストア」は、実在するチェーンをモデルにして次々と新製品が放たれていますから「この先もまだまだあるんじゃないか」と思うわけで。
今回は「ヤマザキデイリーストア」ときたもんだ(シブいぜ)。
大好きなヤマパントラックもザ・トラックコレクション第1弾以来の登場で、自称菓子パンマニアとしては萌えます。
「セイコーマート」も必要となってきましたね。
「ポプラ」はどうでしょう。
「セーブオン」とか、懐かしのコンビニも可。

ヤマパントラックは増備したいなぁ。









その他、鉄道コレクションやジオコレを見てきました。
バスコレはもうナニガナンダカワカラナイ状況で、ユーザーから見れば「そういうことになっていますよ」とだけ釘を刺しておきたい。
そして鉄コレ。
まだまだ展開の余地はあるのでしょうが、そろそろトミックスブランドでのやり直しを見せてもらいたいところ。
これまでにありましたよね、鉄コレではやって欲しくなかった車両が。
そんな「希望」を一度でいいから見せてもらいたいなと、そう思いませんか?

また、ジオコレ製品は、一時期に見られた、思わず「こういうのが必要だったんだよ」と言ってしまいそうな見事なセンスが消えてしまい、企画者自身が何をやっていいのか迷走しているように見えます。
当方は、こんなネタよりも後ろに見える「歪んだ農家」シリーズをリニューアルしてくれればいいだけなんですけど、そんな声は届かないのでしょうか。
「しむらー、うしろー!」てね(笑)
ユーザーが求めているものを丁寧にすくい上げてもらいたいです。









再びトミックスから。
「都市型」というネームが付けられた新しいホームシリーズです。
レールを展開する鉄道模型メーカーとしては(カトーと共に)ホームのアップデート、時代追従は避けられないようですが、カトーの近郊形ホームDXよりは華奢に見えます(トミックスは昔からそうですけどね)。
それと、なぜか駅関連のストラクチャーはホームばかりが考えられる傾向です。
ここでガツンと駅舎のバリエーションが増えることを祈りますか(たぶん無理だなー)。


(その5へつづく)

  1. 2019/10/03(木) 23:10:00|
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第59回全日本模型ホビーショー(その3)

(その2からつづく)


【トミーテック/トミックス・その1 】



トミックス における年末の大物となるのでしょうか。
HGの153系は、何かとNゲージユーザーの話題になっているようです。
低運転台のクハ153は1990年代始めのカトー製品から久しぶりのことですし。
画像が荒いのは、ガラスケースの奥にあるサンプルを撮影したことから無理矢理拡大したためです。
申し訳ございません。

サンプルを見たところ、前面のガラスパーツ(Hゴム)とボディとの間に若干の隙間があるようで、この辺がどうなるのか気になりました。
量産品では改善されるでしょうか。

それから、ヘッドライトのライトリムがかつての165系のようにボディと一体化したようで「これはめでたい」と評価する声もあるようですが、その他の仕様は想像の範囲に収まるものだと思うので、車番インレタ貼りも必要でしょうし、トイレ臭気窓のHゴムも所属標記も印刷されないのでしょう。
当方、カトーの新165系から見れば物足りない気持ちになるのは必定でして、この気持ちを抑えてまで手に入れる気力はもはやなさそうです。

繰り返しになりますが、これはカトーがやるべき仕事でしたね。
残念。







281系「はるか」。
これもトミックスの年末アイテムになるんだと思っています。
かれこれ四半世紀前から、ソコソコの出来のカトー製品で遊んできましたので、このサンプルを見ても大きな感動は湧き起こりません。

仮に、カトーがやらなかった付属3両編成がセールスポイントだとしても「9両編成」はカトー製品でも仕立てることが可能ですから、トミックス製品に置き換える(買い直す)必要までは感じられないのです。
サンリオ編成と併せて、その出来と売れ方を観察することになると思います。





281系と似たような、もう一つの企画が251系なんですが…
これも一人のNゲージユーザーから見れば「カトーのがあるからもうイイよ」と絶叫したくなるものです。
四半世紀を経ての後発製品ですから、当然のようにいくつかの「改善点」を用意しているようですが、カトー製品を持ち続けた者としてはそれらに特段不満があったわけでもありませんから「へーそーなんだ」としか思えず…。

トミックスとしては、カトー製品からの買い直し需要を見込んでいると想像します。
しかしユーザーは買い直しに合理性というか「お金を出してまで251系の仕様をバージョンアップさせる理由」が未だに見いだせていないのではないでしょうか。
そんな気持ちのままならば、その財源をまだ知らない「別の何か」に充てることの方が、よっぽど納得できるはず。
カトーの12系客車もそうです。
メーカーは、ユーザーがお金を出す、そのときの心理をもう少し深く想像してもらいたいなぁと。
281系や251系の企画からそう思ってしまうんです。







0系1000番台。
「選挙」の結果だそうですが、先のDE10のときもそうで、選挙のプロセスが透明ではありませんからユーザーとしての受け止めも冷めたものにならざるを得ません。
まぁ、単なるアンケート調査だったと思っていればよろしいか(笑)

0系のバリエーションあるいは選択肢が増える、ということで、市場としては歓迎すべきなのでしょう。
まだまだ「決定版」と言えそうな0系はNゲージの世界では見えてきませんから、楽しみにはしています(買いませんが)。

ところで、トミックスの新幹線シリーズには一つ不満があります。
それは車両同士の連結部の幌の仕様です。
今はどうなのかよく分かっていない面もありますが、ボディカラーと同じ樹脂に帯だけ印刷するので、その樹脂が経年で黄ばむのです。
塗装すれば、曲がるたびにボディとの擦れでハゲてしまうリスクがあるでしょうから、なかなかなのでしょう。
しかしどうしても、トミーのトイっぽさが感じられる点で、未だに好きになれません。







トミックスの北斗星シリーズは絶好調?
これまでの北斗星用客車をコンプリートしているユーザーは強者です。



トミーテックに関してはちょっとテキストが長くなりましたので、一度区切ります。


(その4へつづく)

  1. 2019/10/02(水) 23:00:00|
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第59回全日本模型ホビーショー(その2)

(その1からつづく)


【マイクロエース】





西武10000系 レッドアロークラッシック改良品7両セット 27,400円+税。

JAMのときにも見ていたのですが、もう一度。
「前面朱色帯は太くなります」との説明書きがありました。





名鉄8000系 特急北アルプス 晩年 3両セット 15,800円+税。

気づいていませんでしたが、前回の生産品からテールライトの大きさが(小さく)改良されたそうです。
当方はずいぶん前に初回品を手放したままの人間ですので、テールライトも治っていることだし、この規模、価格帯であれば選択肢となりそうな予感。
そういえば、西村京太郎トラベルミステリー「特急北アルプス殺人事件」は、この車体外観がトリックそのものになっていたのですよねー。





EF58-61・大窓・お召 11,000円+税。

車高が全てを台無しにしているという、マイクロエース製機関車によく見られたパターンが再発?
だけど車高を下げることさえできれば意外とイイ線いっているんじゃないかと思ってしまったりします。
なんだかんだでユーザーを誘ってくるのがマイクロエースの機関車シリーズ、だったりします。









京阪800系・旧塗装・旧マーク 4両セット 18,300円+税。
京阪800系・新塗装 4両セット 18,300円+税。

昨年、実際に乗ってみて楽しかったことから、旅の思い出に手元に残したいと思っていたところ、こうして仕様違いでの再生産が決まりました。
中古店で探してもなかなか見つかりませんでしたから、今のマイクロエースの再生産路線は助かります(それはつまり新規金型モノが難しいようでもありますが)。
乗車したとき、新塗装はすれ違ってばかりでしたので、やっぱり水色の旧塗装の方がいいです。
京阪の旧マークも好きなので、ほぼ決まり。
あちゃー。


さて、聞きにくいことを聞いてしまうのが当方の悪いクセ。
率直に、前回品の弱点であった「室内灯を組み込んで点灯させるとボディが透ける」ことについて聞いてみたところ、メーカーとしてはそのことを十分に認識しているようでした。
具体的にその先も詳しくお聞きすることができたのですが、実際に量産品が店頭に並んだときに「違う」となるリスクもありますので、ここでお伝えすることは控えさせてください。
とにかく「その点はですね…」というやり取りがあったということだけは書いておきます。
あ、サンプル(ほとんど量産品?)のボディを外して見せてくれましたよ。
ありがとうございました。



一時期は高騰し続ける価格を冷めた目で見ていましたが、市場全体の高騰傾向がその割高感を薄めることとなりました。
相変わらず溶剤によるパーツの接着は見られます。
しかし、かつての「大盛状態」は見えなくなり、それ故に「窓ガラスの白濁化」といった不具合も(そんなに)見られなくなりました。
鉄道模型の完成品としてのパーツ構成に不足はありませんし、そもそも塗装と印刷の品質も良いのすから、選択肢にはなり得るわけで。

基本的に「改良品」の傾向は、旧製品を持つユーザーへの背信行為にも見えてしまい、あんまり支持できません(南海50000系は特に)。
しかしこの路線が続いていくのであれば、一度手元の在庫はガチッとリセットして、真に納得できる仕様のセットを細々と買い直すこともアリかもしれませんね。
告白しますとね、当方、最近はカトー製品に対する選択肢としての見方が薄れてきているので、マイクロエース製品が微妙に増えているんです(爆)



【グリーンマックス】





グリーンマックスのブースは、いつものようなライブショーは見られず、静かな展示のみが行われていました。
新製品発表としては、京王1000系のレインボーカラーくらいでしたでしょうか。

サンプルはJAMのときと大差ないようで、目立っていたのは玉座にデンと構えていた205系くらい。
方向幕が明るいナ(隙間なくシールを貼らないと大変なことになりますね)。





ハイクオリティーエコノミーキット(旧称はEVO)の103系にライトユニットを組み込む方法が披露されていました。
この103系は完成させると市販完成品並になることが触れ込みだったはずでして、当方はその意味で「だったら約束どおりにライトユニットは発売しなきゃダメだ」と申してきました。
しかし、ようやく開発されたユニットは、ポン付けではハマらずに、ボディを一部切除加工するという結論に。
どうなんでしょう、ユーザーの心理からすれば、刃物作業が発生することはもはや「加工」「改造」ですから、市販完成品並になるということとは違うような気がするんですけど。

103系というネタには支持し続けている一方で、「キット」としてのあり方はイマイチ支持できておらず、この点は前回でお話した1/80スケールのキットたちと同じニオイがしています。
小売店にとって、本来的にキットという商材は、ユーザーに繰り返し足を運ばせる有効なアイテムになるはずですよね。
もし、お近くのお店でこうしたキットが屍のような不良在庫になっているのであれば、それはリリースした(企画した)側の問題でしょう。
市場への浸透過程までを見据えた真のキット企画が現れることを期待しましょう。


(その3へつづく)

  1. 2019/10/01(火) 23:10:00|
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