しなのさかいの駅前広場

いろいろと整理中

さようなら、思い出の竜宮丸

こんばんは。しなのさかいです。

前回、秋の色を求めて諏訪地方をウロウロしたところで「つづく」としていました。
今回はその続きとなります。




御存知かもしれませんが、諏訪湖にはいくつかの遊覧船が浮かんでいます。
そのうちの一つ、なんともユーモラスで思わずほっこりしてしまう外観の「竜宮丸」が、2020年3月に引退することとなりました。
先日、どこからとなく引退のニュースに接したため、仕事も手につかないほど気落ちしてしまい、どうしようかと悩み続けていたところだったんです。

我が家はこの船に何度もお世話になっていますので、思い出も深く、このまま冷たいお別れとなることは出来れば避けたい。
こんな理由から、竜宮丸のお別れ乗船を目的〈その2〉とした、というのが今回の「諏訪攻め」の真相だったのです(少々オーバーですな)。





でも、何故それほどまでに「思い出深い」のか。
それは我が家の旅行スタイルにあります。


2000年に長女が生まれてからの我が家は、なるべくお金をかけずにフィールドワークをすることを心がけてきました。
もちろんTDL的な何かを思い出の場所などにしたくなかった…という意図も強かったと思います。
なので、その長女が1歳の頃から連れ回した場所は『旅行読売』で取り上げられるようなところばかりとなってしまい、具体的に言えば、夏は伊豆、秋は信州という結果。
温泉とささやかな味覚、それにさりげない旅先の日常風景を求めて、ただそれだけを目的として車を運転してきました。

しかし、それだけではある種の虐待であり、子どもの心理としても退屈になりますよね(たぶん)。
そんな気分を紛らわす(ごまかす?)には、ココ諏訪湖にある「カメのおふね」は、TDLに匹敵する有効なアトラクションだった、というワケ。
当然ながら2005年に次女が生まれても同じで、このカメは諏訪湖にたどり着けば「いつでも居るもの」に。
竜宮丸は、いつしかそんな存在となっていったのでした。

こんなこともありまして、夕飯を囲みながら我が家の女三人に「最後になりそうだから、行くよ」と告げても際立った異論など全く出ず(?)、アッサリと諏訪湖行きが決定したという次第なのです。





だけど、現地入りしても「運航していない」のでは洒落になりません。

仕事の日の昼休み、誰にも見られないところへ身を隠しながら、現地事務所へ電話で問い合わせたところ、「うーん、その日はカメは…」との渋い回答がありました。
え、もしかして運航していないの???

そんなことはありませんでした。
乗船するつもりの日は午後に団体客の予約が入っているので「流動的な運航の予定」とのことだったのです。
「竜宮丸」はキャパが少ないので、団体客のためには「すわん」を動かしているんだとか。
このため、竜宮丸の登板が何時になるか決められない、ということなんですって。
こういうウラ事情は全然知りませんでした。
何事も直接聞いてみるもので、こうした行動規範はホビーショーから学んだことでもあります(笑)

しかし、こちら側の引退を意識したお別れ乗船の試みを告げると、スタッフの方は電話口でとても喜んでくれましてね。
「とにかくその日のカメは運航状態ですから、何時とまではお約束できませんが是非いらしてください」との回答を得ました。
これでひと安心。
旅立ちの前にはこんな経緯がありましたことも付け加えておきましょう。





2020年3月は完全な運航終了で、定期航路での引退はこの12月。
まあ、気軽に乗ることができるのは12月までのようです。
危ないところでした。

実を言うと、出発前まではこの「12月まで」と「3月まで」という二つの情報を得ていたので、少々混乱していたのです。
1月以降は、遠くから乗りに来る人にとってはスケジュールの調整に手惑うかもしれません。
巷の情報が入り混じっているようですので、皆さんの中でお出掛けする際は御注意くださいまし。





きっぷ売り場で「次の竜宮丸は何時発ですか?」と尋ねると、「えーと、次のカメは13時30分ですから…、約1時間後ですね」と窓口氏。
手元をのぞき込むと、この日の時刻表の13時30分の欄に手書きで「カ」と書き加えられていて、ちょっと笑ってしまいました。

お気づきになりましたでしょうか。
先の電話での回答もそうでしたが、現地スタッフでは「竜宮丸」とは呼ばずに「カメ」と呼んでいるようなのです。
おそらくどのお客さんもそう呼ぶから、次第に正式名称ではコミュニケーションが成り立たなくなったんではないかと。

「あのーカメに乗りたいんですけど、いつ出航しますか?」
「あー、竜宮丸のことですね」

なんていう風にイチイチ訂正していたら、会話にトゲが生まれるでしょうから。
こんなところに、この船の現地での馴染み方を感じてしまい、ホッコリしてしまったのです。
我が家で「カメのおふね」と言っていたのもどうやら間違いではなかったようです。





そのカメが諏訪湖に到着したときの写真がありましたので、ちょっと。
1976年ですから昭和51年になります。
皆さんはどんな風にこの世にいらしたでしょうか。



ここで、出発まで時間があるので、湖畔のベンチに座って、あの茅野のパン屋さん「となりて」で買っておいたパンを食べてひなたぼっこ。
ココで食べようと思っていたことは事実です。
年末は強烈な寒さでそんなことは不可能ですから。
この日はなんとも暖かくて、コートなど要らない不思議な気候でしたね。







定刻10分前になり乗船。
親ガメの上にある子ガメは、体育館にあるような折り畳み椅子が数個出されただけのちょっとした展望スペースで、運航中ずっといることには不向きです。

以前の稿でも触れたとおり、乗船直後はこの狭いスペースに上がろうとするお客さんばかりなので、息苦しくなったであろう螺旋階段の上からは悲鳴に似た声が漏れ聞こえてきます。
そのお決まりの過程をこんな所からニヤニヤと見ている我が家はいやらしいし卑怯かもしれませんけど、何度も何度も学習を重ねた結果なのでお許しいただくとしましょう。
こうしたアナログチックな楽しみが確かにこの「カメのおふね」にはあるんです。





操舵室も少し。





親ガメのシッポ。
経年劣化が激しく、これ以上の活躍も無理なんだろうなと諦めるしかなく。
44年間、がんばって働き続けたんですね。





湖の上から見る山並みもイイ色をしていました。
年末の頃では、ここから見る景色はすっかり灰色。
やっぱり「秋」は貴重なのです。









30分弱の遊覧が終わって下船し、名残惜し見ながら手際よくパチパチと撮影しました。
こうして思い出の場所がまたひとつ消えていきます。

おそらくこのカメは、保存などされずにスクラップにされてしまうでしょうが、鉄道車両と同じくカタチあるものですから、これは必然であり、止めることもできません。
せめてものお別れ乗船ができただけでもヨシとしましょう。

もし皆さんの中にもこの竜宮丸に思い出を残されている方がいるのであれば、今のうちの御乗船をオススメします。
もちろん乗船したことがなくても、一度いかがでしょうか。
さりげない乗り物でも、無くなってしまえば寂しいもの。
そして何よりもこれから先、こんなにユーモラスであり「子どものため」の形をした遊覧船は二度と現れないと思います。
その証拠に、竜宮丸と入れ替わる新造船は、なんとなく大人向け。
この秋、民放テレビ局のゴールデンタイムから最後の子ども向け番組が駆逐されたように、今の時代、どんどん「気持ち」に余裕がなくなっていくようで心配です。
「カメのおふね」は、そんな時代の流れの中で浮かぶ最後の「のりもの」だったのかもしれません。

さようなら、思い出の竜宮丸。



□      □      □





カメの親子にキチンとお別れをした後は、娘たちの御朱印集めに協力することとし、諏訪大社の四社を

①下社・秋宮(しもしゃ・あきみや)

②下社・春宮(しもしゃ・はるみや)

③上社・本宮(かみしゃ・ほんみや)

④上社・前宮(かみしゃ・まえみや)

の順にラリー(正式には「四社参り」)。
この日は土曜日で、郵便局巡りは無理ですから、こんなサービスもしてあげないと。







紅葉を楽しみながら御朱印の仕上がりを待ちました。
自分が郵便局を巡っているときはゼイゼイハアハアという感じなのですが、いざ待つ方になってみると結構余裕があるもので、いろいろと観察できることに気づきました。





しかしながらこの日は、下社・春宮だけ上手く御朱印帳を裁けていないようで、当方のような素人が見ても中はテンテコマイの御様子。
御朱印ブーム、加熱し過ぎて逆噴射がかからなければイイんですけどね。
もっとも、我が家のような旅の傾向の中では親和性が高い趣味(?)と言えそうです。
子どもが楽しめているというのは、親としては無条件に楽な気持ちになるものでして(笑)





行政区分的には「茅野市宮川」となる上社・前宮でスワ・ショートラリーをフィニッシュ(わざと横文字風に書いています)。
四社参りの景品は巾着袋だったようです。
ちょうど17時になろうかというところでして、我が家の他にも一人で汗だくになりながら参拝と御朱印をこなす男性がいました。


こんな頃合いで長女が「なにかうまいものを食わせろ」とおっしゃる。
一瞬、あの「さんれーく」岡谷店が頭の中に浮かびましたが、コアラの郷への再訪はもう少しだけインターバルを開けておきたくなりましてね。

考えた末、以前から気になるお店があるので(またです)、諏訪インターから中央道を駆け抜けて一宮御坂インターまでワープ。
すぐさま石和温泉方面へ走り、温泉街の近くにある洋食店「ドンキホーテ」さんへたどり着きました。
念のために申しますと、20号バイパス沿いにあるディスカウントストア「ドン・キホーテいさわ店」のことではありません。
18時過ぎなので開店したばかりのようで、我が家以外にお客さんはまだおらず。
メニューを見て長女が「ハンバーグ!」と言うので、自然と全員がハンバーグをお願いする流れになりまして…、





運ばれてきたハンバーグステーキがドーン!
とんでもないボリュームになっています。
運ばれてきた瞬間、サラダとの位置関係、遠近感覚がつかめなくなってしまい、少々焦りました。





肉汁がジュワって。
美味しさについては語らなくてもお分かりいただけるかと。

帰りがけに女房殿が「このハンバーグ、一体何グラムだったんですか?」と聞いたところ、「うーん、測ったことがないから分からないワ」というあっけらかーんとしたお返事がありまして、これまた凄いことだなと感心。
予備知識を曖昧にしたまま訪問したこのお店は、どうやらデカ盛り方面のそれだったようです。
あ、御飯は普通でしたよ。
ハンバーグステーキが1,000円、ライスが250円でした。


お店を後にし、車の中で「当分はハンバーグを食べなくてもいいね」という意見で全会一致、本案は可決成立です。
その後、ほったらかし温泉へ向かったという事実は、もう語るまでもないでしょう。


ではまた。

スポンサーサイト



  1. 2019/11/30(土) 20:20:00|
  2. 駅ノート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

秋の色を求めて信州へ

こんばんは。しなのさかいです。


Nゲージの世界では、いよいよ「年末アイテム」のリリースが始まった感のある2019年の11月後半。
この時期だけは半強制的に模型店の賑わいが演出されるため、ユーザーとしてもヤキモキしてしまう頃合いです。
しかし、以前にも申しましたとおりこのまま12月の年末ムードに突入してしまうのはイヤ。
緩衝材となる秋の風景をしっかりも目に焼き付けておこうと思い立ち、信州を散歩してきました。
今回はちょっとそんな話題です。





いつものように、自宅から車で中央自動車道を2時間程度走ると、小淵沢への陣地転換が完了します。
夜のうちにここまで移動しておくと、次の日の休日を朝から晩までフル活用できるというワケ。
そのためには、一見無駄に思える宿泊費用も立派な必要経費になるのです。

娘二人は巨大化が著しいので、もはや「ファミリーロッジ旅籠屋」さんの一部屋では厳しいのですが、何せ家族4人で泊まっても11,000円ですから(この日の料金は)。
今回もしっかりとお世話になりましたョ。





翌朝はいつものように旅籠屋さんの目の前で「練習」。
関東平野は大雨だというのに、さすが年間日照時間が長い北杜市、小淵沢です。
すっかり中央東線の主となったE353系による「あずさ1号」松本行がやって来ました。
よしよし、秋の色がちゃんと写っている。





こちらは普通・甲府行。
211系3000番台(3両編成)です。
新駅舎になって跨線橋にはエレベーターも。
悲願のバリアフリー事業は終わったようです。
高原の朝の空気をお伝えすることがお伝えできていれば良いのですけど。





「あずさ1号」に続いて下りも普通列車が。
近くに踏切なんてありませんから、いつカーブから列車の顔が飛び出してくるのか…。
以前からココは緊張感が漂う場所だと勝手に認定しています。

ところがこの日はなんとなく「来る」と分かる。
空気が澄んでいで静かだからなのか、それとも当方がニュータイプだからなのか、原因はさっぱり分かりませんが、とにかくそんな気がしてこの朝は面白かったです。





チェックアウトして、早速「秋の色」を探しに長野県・富士見高原へ。
小淵沢を発って10分も走らないうちに県境を越えました。

ちゃんと真っ赤なモミジがありまして、車を止めてしんみりと。
誰もいないし、前日夜の雨の名残りもあって空気も美味しい。
やはりこうした体験は朝からココに居ないと無理なのだと思いました。







原村に移動して、地元の野菜だけを選んで買い物。
ここはすっかり女房殿にとってのパラダイスとなっていて、例の「夏のスイカ」のようにズッシリとしたデッドウエイトが車に乗っかることとなりました。
どうせ野菜は家の近所でも買うのものなのですから躊躇なく、っていうやつです。





次は、娘二匹の要望でアイスクリーム。
この辺にはあちらこちらにアイスクリーム(ジェラート)店が点在しているようで「31番」のお店しかない都会の人間から見れば何とも贅沢。
駐車場だって問題なく確保されていますから移動も楽です。





そこから見える景色も、しっかりとした「秋」。






桜の季節と同じように、この褐色の景色も気がつかないうちに、あっという間に過ぎ去ってしまうもの。
齢を重ねたせいか、このはかない秋の景色のありがたみが分かるようになりました。
「四季に恵まれた日本」なんてよく誇らしげに言われますけど、都会に暮らしているとこのことを体感するセンサーは自分の肌だけなのだという事実に改めて気づきます。
タイミングよく、そして積極的に「見る」行動を取らないと、その年は夏と冬がピタっとくっついてしまう。
「秋なんてあったっけ?」「つい昨日までは半袖だったのに」っていうやつですよ。
多くの日本人のイマドキの季節の感じ方とは、おそらくそういうものなのでしょう。





昼はパン屋さん。
茅野市の国道152号沿いに建つお店でいろいろ買い込みました。

NHKのBS方面では『パン旅』という番組を不定期に放送してくれており、パン屋ほどそのお店の個性とその土地へ足を運んだ意味を楽しめる存在はないなーと気づき始めているところです。
女房はその影響もあってパン屋巡りにポジティブになっており、“ヤマパンマニア”である当方も利害一致ということなんです。
娘二匹の意向は確認していません。
既にアイスクリームで買収済ですからね。



この後は茅野から諏訪へ、国道20号を走って移動。
途中、今年の鉄道模型業界では何かと話題の「ピーエム・オフィスエー」の本社兼ショップに差し掛かるもの、寄ろうとするには同乗者たちに面倒くさい説明が必要になりそうなので泣く泣くスルーしました。
だってねぇ、建物外観からは秋葉原系キャラ(たぶん諏訪姫)の絵柄しか目に飛び込んでこないので「お父さんの趣味」に転向があったと思われるのも極めてハイリスクじゃないですか。
鉄道模型を手掛けるようなお店にはまだまだ見えず、この点、厳重に改善を求めておきます(笑)


そして、ホビーショップ丸信さんを強行偵察して、諏訪湖へ到達。





今回の旅のもう一つの目的が見えてきました。
カトーから「トワイライトエクスプレス瑞風」が発売され、こんな話題をやっているときではないのですが、もう少し続けます。


(つづく)

  1. 2019/11/28(木) 22:00:00|
  2. 駅ノート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

中央西線にも緑色を添えて

おはようございます。しなのさかいです。




ようやく今年も関東平野に秋の景色が見えてきました。
キチンと秋の空気を吸っておかないと、どこかモヤモヤしたまま年末を迎えることとなりやすいので、この週末がラストチャンスかもなぁと考えているところです。
今のところ天気予報は「雨」ですが…。

季節の移り変わりを肌だけでなく「目」で感じることには、都会で暮らす者として積極的な姿勢でいようと思うここ数年です。





「快走! 383系ワイドビューしなの」というノリで、Nゲージマガジン風にしてみましたが、いかがでしょうか(と言ってもいつもどおりなんですが)。
実は、懲りずにまだこの列車を走らせて、イマドキの中央西線を楽しんでいます。
上流からのネタを待つだけでなく、既に与えられたアイテムを組み合わせて楽しまなくっちゃ、ということなんですョ。





ところで。
前回紹介しましたカトーの383系の室内灯の件。
少しだけ修正させてください。

前回では、旧LED室内灯用のプリズムを使うこととしましたけど、やはり旧プリズムの形状から灯りにムラが出てしまい、室内が均一に照らされません。
そこでもう一度考え直し、素直にLED室内灯クリア用のプリズムを用意して、ポッキリ折るガイドラインを無視して(画像の位置で)カット。
これでボディ側にハマる突起を維持できますから、プリズムが室内でグラグラドタバタするようなことはありません。

カットは、カッターナイフで軽く位置をけがいた後、あらかじめそこに合わせるようにセロハンテープでプリズムをグルグル巻きにし、金定規を当てて直角線を出しながらクラフトノコでやりました。
もちろんその後にヤスリで仕上げ。
セロハンテープでグルグル巻きにすると、プリズムの両側の細い部分がしっかり固定されるようで、変な力が加わって根元からポッキリ折れることもありませんでした。
もちろん丁寧にノコを動かすことは言うに及ばずです。





ついでにこんなことも。
今回、プリズムには(旧LED室内灯に付属していた)銀箔テープを貼らず、その代わり、LED室内灯クリアのユニットの裏(黒い面)に少々はみ出すように銀箔テープを貼りました。
383系は車内に組み込むとプリズムとユニットの間に僅かな隙間が生まれるようで、そこから光漏れがあるのです。
これを防ぐための措置で、確かに効果はありました。





ダメ押しで、もう一段階グレードアップ。
この11月、その人気と需要から一部のASSYパーツ「だけ」の再生産が行われました。
その中にある「Z04K5589 313系5000 車体間ダンパー」を数袋購入。
御約束どおりにダンパー部分を切り落として取り付けてみたんです。

ただしこのパーツの取付は施工し始めるとキリがないので(あらゆる列車に施工したくなるので)、お気に入りの列車だけにしておくとか、自分なりのボーダーラインを引く必要はあるかと。
連結部を見て片側の車両にしか付かないパーツですから、編成を組成するときの車両の向きが容易に分かってそれは便利なんですけど、とにかく「中毒」になることだけは気を付けねばなりませぬよ。





これだけのことなんですけど、スノープロウや電連カプラーと共にスペシャル感は増幅。
メーカー純正品でのグレードアップ、しかも取外し自由という点でも気に入っています。





6+4+2の12両編成で駅に滑り込んで。
架線は張られているものとして見てください(笑)





GTOインバータ音を響かせて木曽路のどこか(と行っても木曽福島しかないかも)に停車。
ステンレスの銀色とJR東海のオレンジ色はタキ1000の色と良く合うようですから、背景にこんな緑色のタンカー列車を置くのもイイでしょう。





このタンカー列車はトミックス製品による編成で、牽引するEF64 1000もトミックス製品。
カプラーをJC6353に交換すると重連時の車間の狭さが非常に良いので、トミックス製電気機関車もまだまだ当鉄道ではいくつか健在しています。





そして久しぶりに313系1300番台の登場なのであります。
買ってからそのままでしたので、こうして自宅でテーマ運転をして活躍させていく必要はあるかと。
今の木曽路を再現するには、この短編成が欠かせませんでしょ。
複数買って「ナイスホリデー木曽路」をできるようにすべきでした。
次は0番台と300番台でやりますか。

それにしても「ナイスホリデー」は安易ながら親しみやすいネーミングです。
その証拠に「ナイスホリデー赤沢森林」「ナイスホリデー妻籠・馬籠」が1990年に運行を始めてから30年近くの時間が経とうとしているのですから。
この頃は311系での運転。
顔が211系に似ていても転換クロスシートが並んだ2ドア、東海道本線の新快速運用という点に関東とのカルチャーの違いを感じました。
マトモな311系、どこかで発売されないものでしょうか。





「ここどこ?」ってなすれ違いシーンを御覧いただいておしまいです。
やっぱり緑色のタキ1000がすれ違うと地域を暗示して面白くなります。
313系の向きと方向幕が合っていないかもしれませんが御容赦ください。
サウンドカードをサウンドボックスに刺して一定の速度を保持し、しばらくの間ボーッとしていました。

こうなると、もう少し時代を遡って中央西線の旅を続けたくなります。
カトーの381系「しなの」。
クハの前の貫通扉のスケッチをやり直して、もう一度、国鉄時代の姿を世に出して欲しいですよね、皆さん。
もちろん、キハ91系 急行「きそ」には満足しています。


ではまた。

  1. 2019/11/21(木) 08:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

KATO 2020年3月分ポスターを見て古い車両の記号化に不安を抱く。

こんばんは。しなのさかいです。

今月もカトーの新製品(と言える?)が発表されまして、今回は2020年3月分だそうです。
すでに様々な方面から歓喜の声、あるいは落胆の声など多様な意見が聞こえてきていますが、やはり当方としてもいつも通りにアレコレと考えてみます。
ユーザーである1人人間の捉え方であるということでポエムを書きますことを御容赦くださいませ。





【10-1592 東武鉄道 東上線 50070型 基本セット(4両)】 ¥15,000+税
【10-1593 東武鉄道 東上線 50070型 増結セットA(4両)】 ¥10,500+税
【10-1594 東武鉄道 東上線 50070型 増結セットB(2両)】 ¥4,500+税

「副都心線5社直通運転が、ついにKATOで勢揃い!」

「俺たちは勢揃いをさせたかったんだゾ」というストレートなメッセージが添えられていますので、まぁまずは、ジワッと企画の意図が伝わってきました。
東京メトロ副都心線の開業により、この路線を挟み込む鉄道会社から1つずつ形式を製品化したという達成感があるようで「これにて任務完了」ということのようです(こうした展開を用意していたから2月分ポスターでメトロ10000系の再生産が発表されたのでしょう)。

しかし当方は、メトロ10000系や東急5050系4000番台が発売された時点で、いわゆる“副都心線あそび”は十分にできており、その証拠(?)に西武40000系(Sトレイン)は、今に至っても入線させるようなことはしていません。
結局のところ、車両をパーフェクトに揃えなければ死んでしまうと思えるほどの面白さをこの副都心線(とその乗入鉄道会社)から感じることはできていないのです。

副都心線は開業からまだまだ時間が経っていませんし、埼玉県の北部と横浜が1本の列車で結ばれたとしても、どこか「?」であり、ちちんぶいぶいです。
そんな路線の在り方自体が今回の50070系の製品化発表に接してもモヤモヤする原因なのかと感がています。


まず間違いなく「買いません」。
ちなみに価格もチェック!
10両全て合わせて30,000円+税どえす。
比較対象として…
同じ“副都心線シリーズ”と言えそうな東急5050系4000番台は10両で23,500円、メトロ10000系もやはり10両で23,500円でした。
この値上がり感はユーザー全体で敏感に持ち続けなければならないと考えます。





ところで。
そういえばこんなポスター、最近どこかで見たような…






【30876 東武50070型タイプ(東上線/直通乗入れ対応 51076編成・行先点灯仕様)基本6両編成 セット(動力付き) 】 \25,800(
税抜価格)
【30877 東武50070型タイプ(東上線/直通乗入れ対応 51076編成・行先点灯仕様)増結用中間 車4両セット(動力無し)】 \13,000(税抜価格)

ありましたよ。
グリーンマックスが「1月以降」というポスターの中で製品化を発表していました。
50070系(タイプ)のみ「2月予定」としてる点は、その時期に開催される「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」でのお披露目を意識していたのではと想像します。

しかしですね、このGMの先行発表をなぎ払うような今回の企画のぶつけ方は少し大人げないナーと。
すでにGM製品を問屋へ発注してしまった小売店は泣くに泣けないでしょう。
グリーンマックスの製品は38,800円+税ナリ!
バックレる予約客に警戒を厳となさないと辛いですね。
こういうことばかり続くと、ユーザーも怖くて小売店に予約しなくなり、その裏返しとしてメーカーも受注数が少なくなるんでは…
カトーならではの、カトーがやらなければならない仕事ってまだまだたくさんあると思うのですが、副都心線に自らそこまで肩入れしますか。

カトーのポスターには小さく「企画進行中」として8000系の製品化予定が示唆されています。
こちらも今のカトーがどう展開させるのか、今後見ていくこととしましょう。






【23-578 UR19Aコンテナ(日本石油輸送・桜帯) 5個入】¥1,100+税
【23-577 19Gコンテナ(新塗装)5個入】¥1,100+税

貨物プレートを発売することですし、コンテナのラインナップも「他社任せ」という訳には行かなくなってきたようです。
それよりも、ク5000をプレート上に置くのであれば、国鉄時代のコンテナも増やさないといけないのではと心配しています。
もっとも、国鉄時代のコンテナ列車をキチンと企画化できるかがポイントなのですが。
トミックスが製品化してからはしばらく経ちますから、ここでコキ10000系なんていうのもよろしいんじゃないかと思いますよ。
いろいろあります、まだまだ。
1箱ずつ「買います」かね。



【10-1591 20系 寝台客車 7両基本セット】¥14,000+税
【5086-B ナロネ21(車端部床下機器付)】¥1,600+税
【5158-B ナハネ20(車端部床下機器付)】¥1,600+税
【10-1353 20系寝台特急ナハネ20 6両増結セット】¥11,200+税

さて。
今回の2枚のポスターの中で一番引っかかったのが、この20系客車のことなんです。
もちろん「ネガティブな意味で」となります。


まずは発表されたラインナップをチェックします。
10-1591はかつての10-366のリニューアル再生産品と言えそう。
セット構成も同じで、20系客車の入門的車両が7両揃った「基本セット」となっています。
そして、ナロネ21とナハネ20の単品製品が再びラインナップ。
その一方でナハネ20の6両セットである10-1353も再生産です。



さて、カトーの“現行”20系客車は、1997年のフルリニューアル時に10-366を中心とした構成で、いわば「お好みの20系ブルートレインあなたの手で」と提案する方法をとって再スタートしました。

その後「さくら(10-367)」「初期あさかぜ」「ちくま」「さくら(10-1141/1142)」「あさかぜ」「日本海」「ゆうづる」と、特定の編成をイメージさせながらの再構成が行われていき、その都度新しい形式が追加され、あるいはライトやカプラーが小改良されるという、カトー製品の中でも実に豊かな歴史を辿ってきた形式です。

また(当方もそうですが)この歴史をフォローしてきたユーザーは見事にナハネ20だらけとなってしまったことから、2016年の「日本海」のときに車番違いのナハネ20だけが集められた6両セットも発売されました。
これにて特徴・クセのある車両は基本セットにあたる「◯◯」セットに封入されると共に、増結用のナハネ20は汎用性を持たせた車番違いの6両セットに編集され「これを持っていればよろしい」となったのです。
この措置は正にカトーの良心と言えるもので、それだけ20系客車を買い続けるユーザーを気にしていた上での割り切り方、気の使い方と言えそうです。


こうした経緯がありますので、現状、多くのユーザーはおおよそ以下の点に絞って今後のカトー製20系客車の展開を望んでいたと想像します。

①ナハネフ22の車掌室の表現を「日本海」「ゆうづる」のナハネフ20、ナハフ20並へ改良
②10-366セットにしか含まれていないナハネフ23の入手機会の到来
③残る形式(ナロネ21改造のナハ21あたり)の着実な製品化



近年は、10-366を中古市場で見つけることは困難だと言われるようになっていました。
入手が難しくなったナハネフ23の需要によるものでしょう(現に当方もナハネフ23だけを手元に残すという悪事を働いています)。

それ故に(せっかく市場では枯渇しているのですから)このセットを再生産的に発売するよりも、従来の企画の流れに沿ってナハネフ23が入った列車名のセットとして企画することも可能だったと考えます。
もちろんナハネフ23がシンガリを務める(ときがある)列車として、です。
ホームページの編成表にあるように「出雲」と銘打っても良かったですよね。
また、急行仕様(ドア横にサボ受けの表現が必要か)となりますが「天の川」「十和田」「新星」などの東北筋の列車、そして西の「だいせん」もその役割を果たすには相応しいネタでしたし、さらに言えば、「十和田」「だいせん」であれば、その編成に組み込まれていたナハ21を製品化してしまうことも可能でした。
サボ受けの表現があるナハネ20、ナハネフ22の金型は既に「ちくま」で起こされています。

ナハネフ22も、リニューアルするときは「銀河」などの列車名セットでやれば面白そうでした。
その「銀河」にはナハネフ23が中間車として入っていましたから、再び生産することも出来た訳で。
そのときにはEF58もリニューアル…(いやいやそれはいいです)。


ということで、今回の20系企画。
当方はどうしてもイージーに仕立てられてしまったような印象を受けてしまうのですが、皆さんはいかがでしょうか…。



汎用性のあるセット(例の「関スイ」のような)は、ユーザーの多様な(主観的な)イメージをおおよそ包み込んでしまいますから、流通においても不良在庫になりにくいというメリットはあるのでしょう。
店頭でもユーザーに「これでやっちゃいナ」と勧めることが出来ますしね。

問題なのは、汎用性を持たせても良い形式の選び方です。
20系客車のような多形式を擁するシリーズは、どうしても「あの車両が必要」「あとはこの車両さえあれば」といったフラストレーションにつながりやすいと見ます。
10-366が発売された当時は、シリーズ展開を「これから」としていましたから良かったのです。
とりあえずは「殿様あさかぜ」を組成できるようナロネ22なども共に製品化されましたし(このときのラインナップは素晴らしい出来事でした)。

しかし「ここまで来てしまった」段階で再び汎用セットをこしらえてしまうのはどこか違うような気がします。


カトー自身が、20系客車による往年の列車を具体化出来なくなってしまったのではないか…
つまり、20系客車が(よく分からないけど年配ユーザーにやたらとウケる)単なる「記号」となってしまったのではないか、と想像してしまうのです。
先の茶色い旧型客車セット然り、ただの詰め合わせの貨物列車セット然り。
古めの列車たちが次々と汎用セット的に繰り返して企画されている今、ユーザーとしてはこんな側面にも注目していかなければならないと見ます。



で、今回の10-1591。
消極的な選択で「買います」。
やはり現行水準のナハネフ23は必要ですから。
それから、ナハネフ22も手元にある過去のセットの中に複数含まれているので、床下パーツとカプラーの交換はマスト。
故にASSYパーツの需要、大きくなりそうです。

さながら今回の10-1591は、ガンプラで言うところの「武器セット」であり、買う側としても具体的な列車をイメージするところまでには及んでいません。


ついでに価格のことも。
セット構成は10-366と同じなんだけど、パーツがプラスされるとはいえ12,000円+税から14,000円+税に価格が上昇。
この傾向、ユーザーとしてはホントにヤバイですぞ。
それから、単品のナロネ21は不良在庫になりやすいですから小売店さんは注意が必要でしょう。



□ □ □



その他の再生産ネタは簡単に。

DD54ブルートレイン牽引機は「出雲」として使うしかなさそうです。
やっぱり今回の20系客車を「出雲」とすることは出来なかったんでしょうか。
ま、もうやめておきましょう(笑)
持っていますので「買いません」。
ライトの色味が変わるらしいけどね。

50系客車は電気暖房なしの車番でセット化して、「特別企画品」的に発売しても良かったんではないかと(実に細かいことですが)。
山陰本線の客レもやってみたいのです。
これらも既に持っていますので「買いません」。

489系「能登」はなんで今また、なの?
マークだけASSYパーツで入手して白山色の489系を「能登」にしようかな。
持っていませんし、国鉄特急色はもうお腹いっぱい。
“今さら感”満点なので「買いません」。

新幹線は異次元のネタなのでノーコメントです。
あ「買いません」よ。

フィギュアニマルって、なんだそれは。






(おまけコーナー)



テレビ朝日で放映されていた土曜ワイド劇場の「西村京太郎トラベルミステリー」。
1981年には、そのシリーズ第1作として(まだシリーズ名は冠されていません)『終着駅(ターミナル)殺人事件』が放映されました。
最近、どなたかがYouTubeに上げられたようですので、御興味が湧きましたら検索して御覧ください(ココに埋め込もうかと思いましたが、やめておきます)。

特に当方が推したいのは、19分50秒から25分00秒にかけての場面。
亀井刑事(愛川欽也)が語る上野駅の捉え方と静かにそれを聞く十津川警部(三橋達也)のやりとりは、列車の姿などが見えなくても味わい深いものがあり、何故か繰り返して見てしまう(引き込まれてしまう)1作目にしてシリーズ屈指の名場面だと勝手に認定しています。
なによりも往年の上野駅の意味、存在意義をよく言い表していて、その上野駅を「東北の一部」と言い切るセリフにはとても共感できるんです。
東京の中の一つの場所なのに、そこには東北の空気が漂っている、ということにです。

鉄道模型で遊んでいると、このような土地や場所に対するメンタリティが不可欠なものであるということに改めて気づきます。
10-1591のケースを開けたとき、いや「Nゲージの車両ケース」を開けたとき、そんな土地の空気がふわっと顔に当たったような気がすれば、楽しい企画であり、そしてまた楽しい買い物となるんですけど…

最近のケースはどれを開けても「真空パック」でしかありませんからねぇ(笑)


ではまた。
  1. 2019/11/13(水) 20:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:17

KATOの383系を分解していたら佐賀県が見えた。

こんばんは。しなのさかいです。




いろいろと遊んでいます。

今度は、2008年におけるカトーの年末アイテムだった383系「ワイドビューしなの」。
当鉄道の情景から考えて主力となるべき形式なので、いつでも問題なく本線に置くことができるようにしておきたくなりました。
でもって、改めて走らせてみることにしたんですが…





入線当時はあまり気にならなかったのに、レイアウト上のヤバそうなところで脱線するようになって「いました」。
かと言って、いつもそうかというと「そうでもない」し、脱線する車両も決まっているようだし。
でも、だからといって車両側の問題とも思いたくない…。
スライド線路についてはボードの接続に問題がありましたので、それを補正することでほぼ改善しました。





電動ポイント4番については、通過シーンを超スロースピードで走らせて(そこはハイパーDXですからね)ジーっと見ていると「ははーん」と原因が。
当方の場合は、トングレールの「遊び」がここだけやや大きいということのようでした。
こちょこちょとレール側を補正して、おおよそのところで手打ちとして再び走らせたところ、まずまずの成果となり、この辺で打ち止め。
これ以上やると何かしらの破壊活動へとつながる危険があります(笑)

車両、特に振り子機構の要となる独特な集電板の形状にも個体差的な問題があるようでしたが、コンマ数ミリの調整になりそうでしたので、やはり追求はやめました。
当方は、メーカーが求める別パーツ取付、シール及びインレタ貼り以外はガリガリと加工等やりたがらないタイプ。
メーカーが仕様を変えない限りは、ひたすら座して待つ方です(笑)





それから、LED室内灯クリア(白色)は、室内の色調がやや青みがかってしまうと判断し、付属品のオレンジフィルターを噛ませることに変更。

そして室内灯のプリズムは、いわゆる「古い方」に交換しました。





いろいろ書きましたとおりで、位置を固定する箇所が通常は室内灯ユニット側にあるのですけど、この383系はその逆側(運転台側)に存在しているということ。
こんな指摘をすると「カトーの383系ってエラーなの?」と、こういうムードが醸成されやすいのですが、いやいやこればっかりは違いますぞ、と言っておきましょう。

重要なのは、カトーが383系を製品化した2008年当時、LED室内灯クリアはまだこの世に存在しておらず、旧LED室内灯に合わせて設計されたということです。
当方は発売当初に旧LED室内灯を取り付けていたものの、クリアが発売された途端になんの疑問も感じずにクリアへ換装していたのでした(プリズムの取付がユルユルでも)。

ユニットさえ「クリア」にしてしまえば、プリズムが旧タイプであっても明るさは確保されます。
車内でプリズムが前後に行ったり来たりしてしまうと、プリズムとユニットの位置が離れてそれこそキチンと導光されませんから、ここは割り切って旧プリズムを使う方がいいと判断しました(ただ、この場合でもプリズムとユニットの間には僅かなスキマが発生するのですよね。ま、いいか)。





カトーユーザーではお馴染みの「飯田線スノープロウ」を全ての先頭車に。
当方における383系は基本セット1つ、4両増結セット2つ、2両増結セット2つという陣容なので、先頭車は合計10両。
このパーツは近日中に再生産されるらしいので、また仕入れておかないといけませぬな。

「かもめナックル」といい「EF66前期形ナックル」といい、カトーのASSYパーツには暗号のような名前が付されて面白いなと。
これも楽しみ方の一つでしょうか。



□     □     □



面倒な話題はここまで。
再び深夜の運転会に戻りましょう。




ガーター橋を轟音と共に渡る383系「ワイドビューしなの」。
クロ383-0を先頭にしているので、木曽谷を塩尻・長野方面へ走り抜けているシーンということに。
ガーター橋は一家に一つのマストアイテム?







山岳モジュールの左側、農家の手前のカーブで。
内側のカーブはフレキシブルレールの敷設によるR448なんですけど、列車の正面から見ればまだまだキツい半径のようです。
これ以上緩いカーブは夢物語かな。
外側は上手くいったんですよ。





直線複線区間というのもレイアウト上には必要だったりします。
この田園モジュール上のレールとバラストへの着色はそろそろ考えないといけないか。
焦ることはないと思いながら、こうして撮影するといつも興醒め。
レールの左右にさびがないとどこかインチキっぽいです。





レイアウト上を1周して井中温泉駅へ戻ってきました。
脱線することを恐れてストレートに本線ホームへ。
383系のサウンドカードが欲しいと思ってしまった瞬間でもあります。
中央西線にはローカルホームがよく似合います。





タキくんと。
この色の組み合わせだけでヤられる人は多いでしょう。
自宅で楽しむ色合わせゴッコです。

タキ1000は頑張ってトミックス製品に置き換えたんですけど、カトーが「JP-8」でリニューアルすると発表。
いずれは(近いうちに)普通のエネオス仕様も製品化すると思われ「また余計なことをして」と考えてしまいます。
ユーザーとしてはこの新しいトミックス製品でお腹いっぱいになったところなのでした。
もっと別のタキへ注ぐ視線と視点が欲しいです。



□     □     □





それにしても、在来線特急が走る幹線は「和む」なと。
中央本線には国鉄時代には当たり前だった「在来線特急街道」の香りが十分に保存されています。
ですから、古い街と古い街を結ぶ車窓にはどこか暖かみが感じられ、その沿線風景全体が絵になるんだと思うのです。


かつては夢物語だとしか思えなかった整備新幹線は今着々と整備され続けており、開業するたびに並行在来線がJRから経営分離され、第3セクター化されています。
そんなシフトの後に残る風景は、華々しかった幹線であったが故の施設、設備と、それらをオーバースペックに見せてしまう貧弱な列車(それ故に架線を残しながら気動車が走るという不思議な光景が現れるのです)。
そして、その列車のボディには、少しでも収入を獲得しようとバスのようにバシバシと広告を掲出していたりして、かつての18キッパーとしてはとても見られたものではありません。


「一番申し上げたいのは、佐賀県はこれまでも、そして今も、この武雄温泉から新鳥栖間について新幹線整備を求めたことはなく、今も求めていないということです」。
今年の春の山口佐賀県知事の発言です。
この発言の背景については、リンクさせた記者会見記録などでササっとお調べいただくとして、当方が驚くのは(佐賀の地理的な特殊性は置いておいて)地方行政のトップが新幹線のような高速インフラの整備を「求めなていない」と断言する姿勢そのものです。
実に新鮮であり(長崎県には失礼ながら)長年この国で美徳とされてきた価値観の壊し方がハンパないといいますか。
在来線の「これまでどおりの」存続要求、レールだけを残せばいいということではなく特急も走る幹線のまま、経営もJRでとする要求姿勢は、今の鉄道をつまらなく感じるようになったイチ鉄道ファンとしても共感できるものでした。
それだけ並行在来線に対する眼差しが大きくなっているということなのでしょう。

佐賀県がフリーゲージトレインにこだわっているかのような誤解もあるかもしれませんが、これは在来線を今の状態に近いまま残そうとした策だった訳です。
数年前からずっと佐賀県をウォッチしていますが、ますます目が離せません。



在来線特急がなくなる区間はまだまだ増えていくようで、なんだかなぁという感じ。
かつては“特急街道”なんていう呼び方をされていた北陸本線はだんだんそうでなくなっています。
「サンダーバード」は敦賀までは残ったとしてもほとんどリレー特急みたいな存在になるんでしょう。
おおよそ鉄道の旅を楽しめるものにはならず、新幹線的な機能性が目立つんだろうと。
また「スーパー北斗」が走らなくなった函館本線は複線のままである必要性が残るでしょうか。
Nゲージメーカーも、そうした文明的な流れを自然と受け止めて、トレンドだという捉え方だけで新製品を送り出しているようです。
ちょっと寂しいナ。


東京から大阪へは「あずさ」と「ワイドビューしなの」、そして近鉄アーバンライナーの乗継ぎで行くことの方が、金額以上に「贅沢な体験」なのかもしれませんよ。
「長く乗って移動したい」っていう欲求、価値転換はいつから生まれたのか、自分の中でそのターニングポイントを検証してみなくてはと考えるこの頃です。


さて、次は何を走らせましょうか。
ではまた。
  1. 2019/11/01(金) 20:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7