しなのさかいの駅前広場

ちゃんとした205系は本当にちゃんとしていたのだろうか。

KATO 2020年5月分ポスターを見て同じモノを持って来た相手と鉢合わせるシーンを生暖かく見守る。

おはようございます。しなのさかいです。

例年よりも長めだった年末年始の休みが終わり、2020年の日常がスタートしました。
怠惰な生活はもうおしまいでして、今年も趣味を続けながら1年間を生き延びなければなりません。
結局のところ、毎年同じような心配をしても無事に済んでいますから、今年も大丈夫かな…
何事も焦らず、欲張らず、マイペースで、です。







昨年末には、カトーから5月分ポスターが発表されています。
いつものことではありますが、一人のユーザーとしてその内容を見て、受け止め方をメモしておきます。







【10-1607 117系<新快速> 6両セット】 ¥19,200+税
【10-949 117系 京都地域色タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥21,000+税

念頭で御挨拶させていただいたときに触れた「疲れる選択肢」。
その具体例が正にコレです。

大手2社で、互いに同じカードを「いっくよー、いっせーのーせ!」と出してしまった形となり(本当は意外な方が後出しだったりして?)驚きの上に脱力感を重ねてしまった12月末となりました。
トミックスがツイッター上で製品化を告知したと思ったら、その数日後にカトーがこうですから。

先日JR西日本が発表した「WEST EXPRESS 銀河」(117系改造による)を意識した上でのバッティングであろうことは素人でも想像がつくことであり、それだけ企画に携わる人たちの視野、視界がナローになっているのではないかと心配になります。
まだ運行すらしていないのに、そしてそのホスピタリティは未知数であるのにもかかわらず「夜行列車」というキーワードだけで飛びついているのだとしたら、それはどうなんでしょう?
2020年の最初に考える上で大変良い事例だと言うべきかもしれません。

その「銀河」は未だ詳細が明らかになっていませんので「それならば」と原形を先にすることとしたのかな?
「新快速のルーツともいえる“関西急電”を連想させるクリーム1号のボディ」とありますから、一応この点は認識しているようですが、「117系」という題材を考えるのであれば、むしろこの点を主眼に置くべきでした。
単に「1980年代の新快速」であることだけを売り文句にしても、商業的にはなかなか厳しい展開が待っているのではないかと想像します。
時代背景を考えて仲間を増やすよりは「カトーの企画で紡ぐ新快速物語」として、時間軸を持った企画にした方がイイ、登場時の221系もリニューアルする覚悟を持ってやった方がイイということです。
1980年代の京阪神地区を丸ごと切り取ろうとすれば、この117系の外に目立った形式はありませんから、唐突感は拭えません(まぁ、あることはあるのですが)。

「今さら、何で117系?」という受け止め方をしているあなた!
そうなりますよねえ(笑)

実は、時間軸的な捉え方に関しては、カトーよりもトミックスの方が先に王手をかけているように見えます。
今月に発売される153系も〈ブルーライナー〉へ仕立てることができそうですし、モハ52系だって鉄道コレクションで存在しちゃっている。
80系はともかく221系あたりを製品化すれば、おおよそ新快速の歴史が揃うので、カトーだけがこだわっていたはずの分野がいつの間にかトミックスに侵食されてしまっている、そんな風にも見えちゃうんです。
トミックスは221系もやりたいのかな。


さーて、皆さん。
マイクロエース製品以来の、久しぶりの117系です。
どうしますかぁ?
ホビーセンター扱いの湖西線色も気になるという人は、仕様の統一を考えてカトーを選ぶかもしれませんが、トミックスこそ塗替えで済む企画を見通していない訳がない、と思います(座席パーツだってキチンとやるでしょう)。
ですから、ここは両社の仕様を見比べて、となりそうです(だから「疲れる選択肢」なのです)。
当方はインレタを貼るくらいならカトーを選びたいところです(笑)
だから「買いたい」ところなんです、が…

ドーン!
6両セットで19,200円+税。
さらに、ホビーセンター扱いの緑のやつは6両セットで21,000円+税ですからね。
もはや「メロンです」「請求書です」と同じ状況ではないかと。
こんな価格に見合う、釣り合う買い物となるのかどうか、そろそろ真剣に悩まなくてはならない頃合のようです。
フルリニューアルという、本来なら嬉しい情報に接しているはずなのに、どこか暗いニュースに見えてしまう。
こんな思いをしているのは当方だけでしょうか。





【3060-3 EF65 500番台 P形特急色(JR仕様)】 ¥7,100+税
【10-1603 ク5000 トリコロールカラー 8両セット】 ¥14,900+税
【8078-7 ク5000 トリコロールカラー】 ¥1,650+税
【3088-9 EF65 0 JR貨物(茶)タイプ】 ※ホビーセンター扱い ¥7,300+税

ク5000のリニューアルがあったので、いずれは製品化されると考えていたトリコロールカラー。
しかし、未だこれを買わなきゃいけない流れが敷かれておらず、やはり唐突感だけが伝わってくる企画です。
おそらく「貨物駅プレート」を市場に流したことにより登板させた企画なのでしょう。

でもね、それならばその駅で積む自動車はどうするのさ、と思ってしまうのですよ。
プレートに置く自動車は、まさか「あのクラウン」でイイなんて思っていませんよねー。
時代的に合わないのはもちろん、一応指摘しておきますが「クラウン」はトヨタの車ですから。
カバーをつけた状態でプレートに置くのも変。

台車は前回の製品とは違うTR63CFというものになるそうですが「はぁ、そうなんですか」という感想しかありませぬ。
こういうセールスポイントでワクワクするユーザー、そんなに居ないんではないかと(どちらかと言うと「エラー騒動」対策?)。

65のPは国鉄時代・ブルトレ牽引機として欲しかったもの。
茶色い65も当方には全く不要で、結局のところ、これら全ては「買いません」。

どこか、先の「カートレイン」とテイストが似ています。
その「カートレイン」は近所の量販店でバラされても、セットのまま叩き売りされても在庫が動かないという、どこか始末の悪い深海魚のような優れものでして、多くのユーザーは徹底的にそういう反応なんだなとつくづく感心して見ています。





【8065 ヨ8000】 ¥2,400+税

これは「買います」が、トリコロールカラーのク5000と組み合わされて出てくるところがちょっと残念。
ま、リニューアルされるだけ喜ばないといけませんかね。
時代的に新しい部類の車掌車なので、もう少しダイエットに成功したワム80000と組み合わせたかったナ。
御神輿ワッショイ。





【22-241-3 サウンドカード<221系>】 ¥3,000+税

これも「買います」。
最近はカトーが放つ「車両」の企画にはあまり期待を寄せておらず、どちらかと言うと、こうした既存の車両製品の「魅力再発見」につながる仕掛けづくりの方を面白く観察しています。
やっぱりね、手元にある車両はもう一度車両ケースから出して走らせたいですから。
そのキッカケって、あるようでなかなか無いものなのです。
こちらの開発チームにはまだまだ頑張って欲しいと思い、エールを贈らせていただきます。




その他、TGVレゾ・デュープレックスについては新製品となっていますがココでは省略します。
当方に語る資格はないですし、氷河特急シリーズとは別の方向のようでして、それなりの守備範囲を持つ方々には必要なのだろうと想像します。
それはそれで可。


再生産品についても、特には。

10-288「883系〈ソニック〉リニューアル車」は「ななつ星in九州」「787系アラウンド」に続くものとして九州地方の販売店からの要請があったのかなぁと。
再生産よりも、カトーがやる「ゆふいんの森」なんていうものを見てみたいゾと。
銀、青、赤、緑。
この辺りのカラーが揃うと、水戸岡デザイン黎明期を好む当方としては落ち着くというか、和むというか。

牛乳パックのロクヨンはタキ1000が米タンを機にフルリニューアルするから、通常のエネオス仕様の発売を控えた布石ではないかナ。
以上、勝手に想像。
ところで、JRFマークってまだ使えるんですね。

ホキとかDD51の再生産はよく分かりません。


これらはいずれも「買いません」。
よってこれらに釣られて販売店へ足を運ぶことはありません。
それにしても、再生産品と新製品がポスター上で噛み合わないことばかり。
スカイブルーの201系なんかを再生産すると発表したら、117系の写真と相まって、少しは華やいだんではないかしら。



□ □ □



5月はカトーの決算期に当たり、今回の内容をもって2019年度の「数字」が決まるみたいです。
Nゲージ市場におけるカトー製品のシェアは大きいものがあり、カトー製品の規模の伸縮が市場規模のそれと同じ、とも言えそう。
この場でカトーのポスターばかりウォッチし続けている理由もそんなところにあります。

だから毎年5月にリリースされる製品は、その伸縮を決める〈駄目押し〉とも言えるモノたちであるはずなので、よりユーザーの琴線に触れるアイテムであることが求められているんだと、過去の「5月モノ」を見て、そう分析していました。

今回のポスターはそんな条件をクリアしているかな?
少なくとも117系が「6両」セットであるというところは「クリアしているか微妙」と言えそうです。
だってねぇ、こういうときこそ15両編成モノで稼ぐべきでしょう(笑)
ま、ユーザーにとっては関係ないことですね。


ではまた。

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  1. 2020/01/07(火) 08:30:00|
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