しなのさかいの駅前広場

新モーター、入れてしまえば「新製品」。

KATO 2020年7月分ポスターを見て8月分ポスターに救われる。

こんばんは。しなのさかいです。
半月ばかりご無沙汰してしまいました。
皆さんは鉄道模型趣味を楽しめていますでしょうか?


あっという間に世の中は暗いニュースばかりとなってしまいました。
頭の中に趣味のことを置いておくこともやっとのことになっています。
あいにく当方はテレワークなどができない職場に勤めていますので、毎日危険を感じながら都会まで電車通勤をしていまして、吊革も手すりも触りまくっています。
で、帰ってからはひたすら感染者数増加のニュースを見る毎日。
楽しいことを考えようにもその時間的隙間すらありませんし、(以前から申しているとおり)模型店で待望の新製品を手に入れるようなこともありません。
このままではホントにヤバイです。


また、先の見通しが立たない中、娘たちの学校は例の人の「要請」で休校に追い込まれ、早くも2週間が経とうとしています。
科学的根拠も(教育現場に対する権限も)ないまま「要請をした人」は、今度はどういう機会を捉えて再開のタイミングとする気なのか疑問だらけ。
まさか「万全の安全策を講じた上での再開を要請する」という、これまた精神論を持ち出すのでは。
もし、こんなアナウンスだけで学校を再開させるつもりならば、そもそも休校する必要もなかった訳で、ますます人災の面が強くなってくると言えます。
社会システムを止めたことで「経済的な死」に直面する人々も生まれているのです。





とはいえ、レイアウト作業は細々と続けています(基本的に週末は家の中に居る訳ですから)。
常葉針葉樹の第5ターム分は、既存の(北海道風)直線モジュールに植えていた防風林(ウッドランドシーニックス製の木のキットを使用していました)を置き換えるためのものでしたので、この作業を行っているところなんです。

でも、ただ植え替えるだけでは面白くない。
何かアレンジを加えられないかと考え、木を植える地面を小高い丘のように盛り上げることとしたのです。
出歩くこともなさそうですから、もう少し家の中でこの作業を続けます。
したがって運休状態も継続中。





さて、カトーから7月分と8月分のポスターが発表されています。
頭の中に楽しいことを吹き込むには、こうした発表は大変有効であり、提供された話題を温めていきたいものです。
今回は機になるアイテムが現れたでしょうか…





【10-1610 227系0番台 基本セット(3両)】¥11,700+税
【10-1612 227系0番台 2両セット】¥9,800+税
【10-1629 特別企画品 227系0番台 6両セット】¥23,400+税

今度は広島へ。
トミックスが先行発売した際は、なかなかの売れ行きだったように見ています。
カトーが描くこの顔に惚れ込んだユーザーも多いでしょうから買い替え需要も生まれるかも知れません。
当方はトミックス製品を買っておらず、おそらく今回も「買わない」と思いますが、これは関東の人間にとって今の広島地区が縁遠いことにあるからです。
「地域を走る列車シリーズ」の一環でしょうから、この企画はアリでしょう。

ただ、やはり価格は高いですね。
JR東日本701系もそうで、2両セットがとうとう9,800円。
カトーの2両セットって、どこかヒョイと摘んで買えるようなものだったんですが。
同じく片側ライト点灯の車両が2両入っていた飯田線シリーズのセットは8,400円+税。
数年前の521系2両セットでさえ9,000円+税でした。





【3066-A EF81 カシオペア色】¥7,500+税
【3065-2 EF510 500 カシオペア色】¥7,000+税 ※再生産
【3065-3 EF510 500 北斗星色】¥7,000+税 ※再生産
【10-1608 E26系「カシオペア」 6両基本セット】¥16,200+税
【10-1609 E26系「カシオペア」 6両増結セット】¥14,000+税

カシオペア色のEF81をリニューアルする必要性は同意するとしても「うぇー、またカシオペアかよ」という印象は拭えません。
もう飽きました。

E26系客車もまたまた品番が変わる措置が行われるようで、かといってアナウンスの中にリニューアルされる点は見出せず。
カトーのE26系の変遷を辿ると以下のようになります(勘違いがありましたら御容赦願います)。


〈初代〉1999年
【10-399 E26系「カシオペア」6両基本セット】¥14,300+税
【10-400 E26系「カシオペア」6両増結セット】¥12,800+税

〈二代〉2011年
【10-833 EF510+E26系「カシオペア」基本4両セット】¥14,800+税
【10-834 E26系「カシオペア」増結A(3両)】¥7,500+税
【10-835 E26系「カシオペア」増結B (6両)】¥13,200+税

〈三代〉2016年
【10-1336 E26系「カシオペア」12両セット】 ¥28,700+税

〈四代〉2017年
【10-1441 EF81 95+E26系「カシオペアクルーズ」 基本セット(4両)】¥15,800+税 ※特別企画品


代が変わるたびにスロネフとカハフのナックルカプラー化、車端部床下機器の取付、ライトのLED化、実車に即したカハフの改良などが行われました。
この辺は割愛します。

今回は五代目に当たります。
が、内容としては四代と変わりないように見えており、どこか改良点があるならば追加で構わないのでカトーからアナウンスしてもらいたいところです(スロネフの顔を作り直すならば大事件ですが)。
価格の上昇も気になります。
今回の基本セットと増結セットを合わせると30,200円+税。
四代の28,700円+税よりも1,500円高くなりました。


つい先日にこの趣味に入門した方でなければ、E26系客車って既にどこかの時点で入手したことがあるアイテムなのではないでしょうか。

当方は二代目を持ちながらASSYパーツなどでライトのLED化を果たしていますので「買いません」。
EF81については持っておいた方がいいということで「買います」が、デビュー以来このデザインは最悪だと思っており、どこかつまらない買い物になりそう。
EF510はどちらも持っているので「買いません」。

これだけポスター上では賑わっているように見えるカシオペアシリーズですが、結局当方にとって需要があるのはEF81だけという寂しい結論でして、販売店の店頭で話題にすることもまずありませぬ。
トミックスの「北斗星」ネタが途切れることなく続いており、その一方でカトーは「おい、どうしたんだ」って思います。
銀色の客車よりも青色の客車が求められていることは明白で、そのネタを絶やさずに発表し続けるトミックスの方が「判っている」と評価したくなります。





【7011-4 DE10 JR九州仕様】¥7,200+税

昨年に「特別企画品」として2両セットが発売されたと思っていたら、今度は1両のみの通常品だそうです。
マヌ34セットや伯備線セットなど、再生産も頻繁に行われるようになっており、すっかり最近は「特別企画品」の意味が分からなくなってしまいました。

当方は2両セット発売時に「ななつ星in九州」を持っていませんでしたので問答無用でスルーしていました。
今はそうではないので、今回の1両のみを「買います」。
もともと1両のみでもいいかなぁと思っていたので好都合なんです。
ところで「ななつ星in九州」ってまだ市場在庫が残っているんでしょうか。

ちなみにこちらも価格を。
前回の【10-1534 特別企画品 DE10 JR九州仕様 2両セット】は13,500円+税でした。
1両にすると6,750円というところ。
今回は7,200円です。
「バラシ売りをすればそうなる」ということでしょう。





【23-520 乗用車セット2(90年代日産車)8台入】¥1,500+税

以前に当ブログで指摘したとおり、貨物駅プレートでの遊び方を推奨しておきながらトリコロールカラーのク5000のみを発売することにはどこか違和感がありました。
貨物駅に並ぶ車はこれから自走して「ク」に入るはずなので、カバーをしているはずもなく(例のカバー付タイプを使えることはないという意)、かといって「トヨタクラウン」では…ということです。
ク5000の発売が先行し、1か月遅れでこの車たちが店頭に並ぶようですから、インパクトも低く、販売する方としてはやっていられないことでしょう。
「90年代」の車という製品名も微妙で、1980年代の方がピンと来たような気もします。
まぁ選ばれた車は80年代から製造されていたからイイのですが。
「日米貿易摩擦」で自動車が標的にされた時代、を頭に置かないといけませんよね。
以上、現代史からの出題でした。

登場時カラーのEF200、それにコンテナ無積載のコキ104を発売しておきながら18Dコンテナのみの発売を後追いで発表するということもありました。
今回もそのときと同じように、企画段階での詰めの緩さが垣間見えるようで、ユーザーとしては複雑な気持ちにならります。
慣れないクルマの金型を起こされることは大変(面倒?)だったと思いますが、トリコロールカラーのク5000と同様に「買いません」。




その他、E233系3000番台とE353系、それからHOの24系25形の再生産も告知されました。
E353系はまだまだ市場に浸透するということのようで、販売する側にとっては「売れるアイテム」になっているということなのでしょう。
「富士回遊」3両セットをちゃんとやってくれる日は来るのかしら。
いつまでもナンチャッテ動力ユニットに頼るやり方を続けるのはどうかと思います。





【2028-1 8620 東北仕様】¥13,500+税
【10-1599 特別企画品 花輪線貨物列車 8両セット】¥8,600+税

こちらは8月分(おそらく8月分はコレだけではないでしょう)で久しぶりに新しい蒸気機関車。
カトーにとって蒸気機関車は受注が多くなるからか、通常アイテムよりは早めのポスター発表となるのが常です。

さて、国鉄8620形蒸気機関車ということで、大いに気になるネタ。
「8620はC50の原型だから簡単に…」といっても決定的に違う点があり、それはランボードの低さから動輪のカバーがランボード上に露出しているということのようです。
Nゲージで再現するとなると、この動輪カバーの位置はゲージ幅をストレートに反映してしまうため、ランボードの形状にも影響が出てしまうことになります。
C50があるから…という訳にはいかず、ほぼオールニューの設計なのでしょう。
「C11以来の新形式」というアナウンスはそんな苦労にあるようです。
今回その障壁もクリアするようで「すごいなぁ」と思わざるを得ません。
こうした設計上のブレイクスルーはこれまでのカトー製品でたびたび見られてきたことでした。

花輪線にスポットライトが当てられることなんて、この趣味をやってきて一度も経験がなく、それだけでも「面白い」。
あの長い勾配、一度現地で楽しむと病みつきになるのですぞ。


しかしながら貨物列車セットは少しばかり残念。
新しい仲間を連れてきたという施しも、それがレ5000では説得力に欠けます。
花輪線にレ5000…。
実際に連結されていたようで、おそらく太平洋側から山間地へ鮮魚を運ぶためのものなのでしょうが、どこか違和感があります。
山を登る三重連を前提にするとなると正解とも言えますけど。
まぁ黒い貨車をメインにまとめられていますから、それだけでもいいでしょうか。
木材輸送用の貨車は製品化されませんかねぇ。
トミーテックのジオコレではそういうイメージを狙った新製品が企画されたようですよ。

伯備線セットのように8620にアレンジを加えるためのスペシャルパーツも入ります。
ここは思い切ってフルコースで買うとしますかね。
8620×3両、それと花輪線貨物列車8両セット、全て「買います」。
皮肉なことに、ポスター上で他に魅力的なアイテムがないということもこんな買い方を可能とさせているようです。





 
最後に。
前回の6月分ポスターにあった323系について。
カトーが新たに設定した「LS09編成」という車番が先頭部の形状(意匠)と合っていないことを申し上げました。
実は当方、このLS09を撮影していたので、ココで改めて触れておきます。




2018年2月27日 西九条にて LS05編成




2018年2月27日 弁天町にて LS09編成

前面中央の上にある種別表示、の下。
近畿車両製のLS01~LS07ではココに段差がある意匠となっているのですが、川崎重工製のLS08ではこれがなくなりました。
ややこしいのは、その後に続くLS09編成がまた近畿車両製なのに、LS08編成と同じように段差をなくしたということなんです。
カトーの企画者は、この事実の把握をしないまま、LS09が従来製品のLS07と同じ近畿車両製だという点を捉えて「LS09にします」と言ってしまったのではないでしょうか。
当ブログ以外にも指摘するユーザーは多くいらっしゃったようで、その後カトーからは「LS06に変更します」とのアナウンスがなされています。
エラー封じはギリギリ成功した模様。




それともう一つ。
E233系7000番台の価格について、これまたありがたいことに、しんゆり湘南ラインの清水さんが、先月のセールスミーティングでカトーから、ATACSアンテナ用の「屋根パーツを製作した分だけ323系よりコストがかかっているとのことでした」と聞き出してくれました(323系は価格に動きがありませんでしたので)。
清水さん、「ゆうづる」の件に続いてありがとうございました。

さて、このカトーの答弁、皆さんはどう思いますか?
「語るに落ちる」と言うべきかどうかは微妙ですが、少なくとも新規金型を投入することを価格上昇の理由としてアナウンスしたことは間違いないようです。
これ、結構大変な話でして、要は「新しい金型を投入したときは価格を上げるぞ」とカトー自身が認めてしまったんですね。
今後は(も?)ユーザーが改良などを求めると、その分を(容赦なく?)価格に転嫁される可能性があります。
ユーザーとしては自分の首を絞めることになりそうですから、要望はほどほどにしておいた方がイイでしょう
(トミックス製品でもそういうこと、ありますかね)。

また、この説明では腑に落ちない点もあるんです。
例えば、先に触れたE26系。
この増結セット(6両)の価格はどう解釈すればいいんでしょう?
10-835(¥13,200+税)と今回の10-1609(¥14,000+税)を比較すると、どちらもライトユニットが含まれない、スロネだけが6両入ったセットでして、部品数も変わらないように見えるんだけど、何故か800円の価格上昇がある…
10-1609については、どこかに新規金型が使われるのでしょうか。
っていうか、10-835を再生産すればいいじゃないかとか、そう思いますよね。
やはり謎です。

かつてのカトー製品って、「先頭車が2両、残りは中間車でそのうち1両が動力車の◯両セット。それならおおよそこのくらい」というように、車両数とパーツ構成(数)が(ほぼ)同じならば、それなりの価格帯に収まるように製品化されていたと思うんです。
当方は古い人間なので、そうした買い物感覚がしみ込んでいるのですが、最近はその感覚がまるっきり通用しなくなっていて、ユーザーとしてはより慎重さが必要となっています。
当ブログで今のカトー製品の価格設定にこだわる理由はそんな昔話にあります。
消費税率が10パーセントになり、今般の騒動で大不況がやってくることも確定路線となり、ますます趣味の継続が厳しくなっている。
可処分所得の大幅減少の中、上流から流れてくる製品そのものの価格が高くなる一方。
この趣味の継続には、なかなか難しい問題が横たわっているようです。


暗い終わり方で申し訳ありません。
とにかくレイアウト工事は続けています。
これまでに手に入れた列車たちに活躍の舞台を与えるつもりで。

ではまた。



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  1. 2020/03/13(金) 23:50:00|
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