しなのさかいの駅前広場

みんな考え始めているようです。いろいろと。

飯田線の風景を色で楽しむ。

こんばんは。しなのさかいです。




遊んでナンボの趣味ですから。
「そういえば…」と思い立ち、トミックスの名鉄7000系を引っ張り出しました。
いわゆる2次車でして、HG製品と呼ばれるTNカプラーが標準装備されたものです。
昔の絵本には必ずと言っていいほど、こんな先頭車にニコニコした乗客が描かれていました。





近所の量販店の室内灯のおかげで、このとおり展望席まで爆光状態とすることができる…とは以前に御報告済であります。
あまりにも明る過ぎていて、座席の色や形が蒸発してしまっているのは無念。
逆にスカーレット色が目立っていますけど。
7500系、欲しかったなぁ(ナンノコト?)





それにしても動力ユニット、モーターの調子がおかしくて参りました。
買った当時の滑らかな動きが失われており、エンドレスの途中で突然ピタッと止まる現象も頻発。
言い換えれば「コアレス以前」のグリーンマックスのツインモーター仕様みたいなんです。
これが例のM-9モーター現象を指すのかは分かりませんが、来月に再生産されるM-13モーターに換装させる必要が急浮上してきました。

つい先日には、買ってから数か月しか経っていないマルチレールクリーニングカーのモーターが逝ってしまいましたが、これも改良版でM-9を使っているように見えるし。
どうなんでしょうね。





そんなギクシャクした走りをするパノラマカーが、何やら古豪たちが集結した駅にやっとこさたどり着きました。
「豊橋なのにホームの形がおかしいだろ」とは言わないでください。
飯田線の「色」を楽しみたいだけなんですョ。





カトー謹製ED62にも久しぶりに御対面。
青15号とクリーム色1号が「飯田線色」みたいで違和感ゼロです。





同じ顔であることを確認。
特に意味はありません。
どちらもいい顔をしています。




ここまで遊んで、ちょっとブレイク。
近所の量販店へ行って、予約品を引き取ってきました。




「つばめ」青大将。
前回品と異なり、増結セットが設定されたので、機関車共々の買い直しです。
早速、前回品(既に手放しました)から取り外していた室内灯を組み込もうとしたところ、マイテ39の分解が上手くいかなくて難儀しました。
15年ほど前にもこんな苦労をしたかなぁ、と。





説明書に変更はなさそうです。
しかし、どういうことか、この展望デッキが抜けない(笑)
見たところ、展望デッキ側上部にあるツメの「返し」が効き過ぎていて、相当な力でボディから引き抜く必要があるようなんです。
粘り気のあるジュラコンで成形された部品とはいえ、あまり無理な負荷を掛けると、抜けた瞬間に思いもかけず破壊しそう。
それが2本の支柱だけであればなおさらです。

結局、床下とボディを完全分離することはできず、ボディがプラプラとなった中途半端な状態で、その隙間から室内灯を組み込みました。





手元にある「はと」の初回品と比べると、今回のボディカラーは若干暗めに調整(そうなっただけ?)されていることが分かりました。
検証したのは「はと」ですが、初回品の「つばめ」基本セットに今回の増結セットを当てれば、少々面倒なことになるかもしれません(当方の目の錯覚である可能性もあります)。


さて、飯田線ゴッコに戻ります。



⬜︎ ⬜︎ ⬜︎





ガーター橋を渡って。
秘境感が漂っていれば合格。
釣り人は必要か(人形は、掃除機をかけると吸い取っちゃうことがあるんですよね)。
トンネルの上あたりに謎の廃屋でもおきましょうかね。





トンネルを抜けて、田園風景の中へ。
クモニ13+クモニ83を後部に連結しているところがポイントです。






2007年頃だったでしょうか。
RMモデルスで限定発売された「飯田線245M」セットというものがありました。
グリーンマックスの板キットを中心に据えて、サードパーティのパーツ群を詰め合わせたキット形式のセットで、編成は豊橋方から、

クモニ83102+クモニ13025+クモハ53001+クハ68404

とされていました。
245Mは豊橋から辰野までの片道で設定されており、帰りは荷物電車のみの運用に分離されましたから、この編成をやるときは、必ずクモニが最後部となります(たぶん)。

長い間、Nゲージユーザーにとって「飯田線の旧型国電」は、工作派モデラーしか手を伸ばせない領域となっており、流通するパーツの豊富さがその位置付けを確たるものにしていました。
このセットはその象徴とも呼べるもので、工作する時間もなく、また腕に自信もない当方は、この編成が走る世界に共感しながらも「そこへ行く」ことができないもどかしさを抱いていたのでした。

カトーが〈飯田線シリーズ〉の展開に着手するのはこのセットが発売された6年後、2013年のことです。





カトーから「ローカル線の小形駅舎」も発売されることから、もう一度、飯田線の風景、世界を考え直してみたくなっています。
今週はヨ8000の発売も控えていますから、ED62との組み合わせも大変有効。
「おみこし」の時代を考えると、165系「こまがね」「伊那」や、スカイブルーの119系との組み合わせも悪くなく、ぼんやりとそんなことを企んでいます。
JR東海色の119系も、時代の長さを考えればマストと言えましょう。


飯田線シリーズの再起動、あるでしょうか。
あればいいですよね。
ありますよ、きっと。


ではまた。
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  1. 2020/05/25(月) 19:30:00|
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KATO 東京メトロ千代田線16000系(5次車)

こんにちは。しなのさかいです。




4月末にカトーから発売された、東京メトロ千代田線16000系(5次車)です。
思うところがあり、今回も簡単にメモを残しておきます。
毎度のことながら駄文になりますが、お付き合いいただければ幸いです。





2012年に発売された前回品(品番10-877/878)は、16107F、16000系としては7番目の編成でして、いわゆる「2次車」を模型化したものでした。

その後、現実の世界では16000系の増備(と6000系の廃車)が続き、都合「5次車」まで、全37編成が出揃うこととなります。
ざっとまとめるとこんな感じでしょうか(間違っていましたらゴメンナサイ)。


〈緑帯+白帯・2010~2012年新製〉
1次車 16101F~16105F(左右対称顔・川重)
2次車 16106F~16112F(左右非対称顔・川重)
3次車 16113F~16116F(左右非対称顔・日立)

〈緑帯+黄帯・2015~2017年新製〉
4次車 16117F~16128F(左右非対称顔・日立)
5次車 16129F~16137F(左右非対称顔・川重)


お分かりいただけるとおり、3次車の新製後、4次車の新製までには3年という時間が経過しています。
そして4次車以降では「様々な」マイナーチェンジが行われたようで、この辺はカトーのツイートの方が詳しいようですから、そちらを。

でも、当方が実車を見て、実車に乗って一番大きく感じる変化は外観のそれではなくて「音」です。
1~3次車が鳴り響かせる「ヒィ~」「ン~」という耳に残る制御音は、4・5次車では全くなくなりました。
だから実に静か。
もっとも、サウンドカードを開発する上では1~3次車の方が面白そうです(笑)





んで。

今回の品番10-1605/1606は、29番目の編成となる16129Fを模型化したものです。

模型として一番の変化は「色」だったりします。
前回品は緑帯がまるで常磐線のエメラルドグリーンのようで、E233系2000番台との差が見られない程でした。
黄帯があることから「そう見える」のかと思いましたが、今回は間違いなく緑帯の改善があったそうでして(情報をありがとうございました)、これならJR車との混同はないでしょう。





アンテナ類。
見切れていますが、クーラーの形状も2次車とは異なります。





全車に設置されたフリースペース。
そのことを示すマークも全車に印刷されています。

室内灯は近所の量販店のやつを取り付けていまして、内装パーツの青が映えて見えます。
この「近所の量販店」の室内灯、一度不具合品に当たってしまい、回路がショートしたまま走行させ続けたばっかりに、トミックスのボディを溶かしたことがありました。
不点灯のまま走っているようでしたら、すぐに走行を止めて、ユニットが高温になっていないことを調べた方がイイですョ。





それでは運転会スタート。



まずは駅撮り風に。
こんなローカルホームに入線することはないので、本来なら守備範囲外となるべきでしょう。
でも、そこはまぁ(^^)





16000系は、地下区間を走るシーンよりも郊外をかっ飛ばすシーンの方が面白く見えます。
もっとも、千代田線を走るシーンなどそう簡単に見えるものではありませんが…





カブられそうな瞬間を再現。
GSEとの邂逅は、イマドキの小田急線のシーンです。





MSEとの方がいいかなと思い直し、久しぶりにマイクロエースのケースを開けてみました。
この「改良品」は再々生産をするみたいで、それだけユーザーに支持されているみたい(価格はすごいですけど)。





山の中へ吸い込まれるシーン。
いつものことですが「ココはドコ」です。
小田急の銀色の通勤車は1つも持っていませんので、どこか引き締まらないですね。
GMの軍門に降ることなく過ごしています。
トミックスの4000形も、そのうちM-13モーターにした改良品が出てきそうだから、そのときにでも。



✳︎ ✳︎ ✳︎





カトーの16000系が8年ぶりに帰ってきました。

前回品の帯の色を改善して10-877/878を再生産する選択肢もあったでしょうが、そうはせずに、あえて「5次車」としてやり直すこととした決断には「そういう手もあるか」という感想。
左右対称顔の「1次車」の早期製品化も期待していましたが、やはり帯の色を同じにすることへの抵抗感から難しいと判断されたのでしょうか。
8年間の冷却期間を置いた、仕切り直しの感がある5次車としてリニューアル再生産(と言ってイイ?)されました。

ですから、久しぶりの16000系の企画化により色の改善はあるだろうなという直感のようなものが働き、製品化発表後、手元の2次車は中古市場に引き取ってもらったのです(これまた結構な値段でした)。
今回が比較記事にならない理由はそんなことが原因だったりします。


しかしながら、企画段階で付されたであろう「5次車」というサブタイトルには、どこか奥行き感がなく、もっぱら形状の差異だけを紹介し続けた点だけが目立ったこともあって、面白味に欠ける情報となりました。
新規金型を起こすことから形状の差異のアピールは大事でしょうけと、最近のカトー製品ではこの類の情報だけが鋭くなる傾向にあることも気になります。
これは、165系「佐渡」あたりから指摘してきたことです。

よくよく調べれば、16000系には「前期形」と「後期形」と言うべき程の違い、そしてその間には3年間のブランクが存在していました。
通常なら別形式の投入もあり得そうなところですが(いや、3年だと無理か)、かつての6000系のように長い年月に渡って生産され続けたという点の方が興味深く、今回の5次車がその最終形態であることと共にセールスポイントとして語られても良かったですね。
要は「5次車」の意味がよく分からなかった、薄味だったということなんです。





模型の世界ならではの並びをやってニヤけています。

カトーの営団(東京メトロ)6000系も、その後の展開がさっぱり。
この1971(昭和46)年頃の非冷房・原形車も模型の世界には必要ですから、これはこれでいいとして、例えば1990(平成2)年に新製された最終形態(7次車・第35編成)などといった冷房車の製品化は多くのユーザーが求めているはず。

今回の5次車は例外になりますが、ここ10年くらいの間に増えた設計資産を上手く活用することなく、果敢に(無謀に?)全く新しい形式を企画しようとするスタンスも垣間見え、どこかその資産を直視しようとしない姿を素朴に疑問視しています。


「あんなの直ぐにできるじゃない。なのになぜかやらないんだよな、今のカトーはさー」って思うような企画、皆さんの中にも燻っているんじゃないでしょうか。
これもこれで販売店の店頭での会話が弾むきっかけでありますが、やはりどこか不健全です(大笑)


ではまた。

  1. 2020/05/16(土) 16:00:00|
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KATO 789系1000番台「カムイ・すずらん」

おはようございます。しなのさかいです。




カトー謹製 789系1000番台「カムイ・すずらん」。

近年までマイクロエースの789系1000番台を持っていたんですけど、カトーのカタログにこの1000番台の写真が(あやしげに)掲載されたとき、試しに中古市場に持ち込んでみたんです。
そしたら思いがけず、もの凄い金額で「OK」とのことでしたので、そのまま譲渡(あらま)。





今回の買い物はそのときに生まれた財源を当ててもお釣りが出るという具合でして、最近の「いろいろ整理中」マイキャンペーンはこの延長線上にあります。
コレクションをどういう仕様の車両たちで固めるべきか、というお話でした。









いやいや、そうではありません(笑)
ケースの中身を見て、自分向けのメモを残しておこうというのが本稿の目的でした。
改めて、2020年のカトー版789系1000番台です。







と言っても、カトーらしいエッジの効き方と、カトーらしいシルバーの塗装、カトーらしいカスレのない印刷技術が全て揃った、いつものとおり安心しながら買い物ができる銀色系の5両セットです。

同じ銀色系でもトミックス製品は(気のせいか)ホコリ等の混入、メタリックの粒子が大きいからか吹きダマなどなどがよくあるため、怖くて手を伸ばせない傾向があります。
塗装の品質に関しては、未だに二社の間に大きな差が存在しているようです。





それから「Uシート車」に当たるモハ789-2004。
他の車両は白色のLED室内灯クリアを取り付けましたが、この車両だけは電球色のそれにしてみました。
アンバーな照明が、編成の中の特別な車両であることをアピールします。
このやり方、323系の女性専用車にも同じことをしていまして、電球色の在庫は常に絶やさずに持っておこうとという方針としています。
白色に付属するオレンジフィルターを付けることでも済みそうですが、やはり色調は電球色の方がはっきりしているようです。

車端部の床下機器はローレリーフ的で、ココはマイクロエース製品よりはあっさり。
カトーの標準仕様ではあります(問題だとは思いません)。





パンタグラフ周り。
パンタグラフは5両のうち、このシングルアーム1つだけです。
実車どおりでも、ちょっと心許ないですね。





最後に、話題となっている謎のライトスイッチ準備工事を確認しておきましょう。
おーい、これはなんなんだー。




それでは運転会スタート。




取り急ぎ、モンスター気動車・キハ201系とのすれ違いを。
動画サイトを見ると、このキハのエンジン音をリスペクトするものがいくつかあり、見ていて飽きません。
サウンドボックスの登場も相まって、鉄道趣味における「音」の存在感がますます増幅しています。

スカートの切り欠きは閉塞されているので、ごく最近の姿となっています。





それにしても、この789系とのすれ違いを演出できる列車の選択肢が乏しく、それだけ北海道は鉄道で旅することが難しくなったのだと痛感します。
785系あたりならば、時代的にもう少し賑やかにすれ違いを楽しめたでしょうか。
札幌から旭川へ向かったとき、「スーパーホワイトアロー」という名にふさわしい走り方に興奮したものでした。
今から20年前のことです。

それと、前面のぞき窓の上には謎の点モールドがありまして、塗料の吹きダマではないかと慌てたことを告白しておきます(笑)
ワイパー撤去跡までを再現していたのですね。
恐れ入りました(でも、ちょっと大きいですぜ)。

なんとなく寂しげにレイアウト上を回った5両編成でした。







「789系顔」な特急車両は、2004年当時イケイケだったマイクロエースが789系0番台「スーパー白鳥」を選んで、真っ先に製品化を遂げました。
その後同社は、2010年に1000番台とキハ261系も製品化。
“今どきの北海道の特急列車”についてはマイクロエースの独壇場となる気配が漂い始めていたのです。
そんな中、突然トミックスもキハ261系「スーパーとかち」を製品化して参入しました。
2016年のことでした。
これ以降、トミックスのキハ261系シリーズは、それまでのキハ183系シリーズに代わるもののように細かい差異も作り分けて大きな製品群を構築しつつあります。
その流れの中で2020年、カトーが今回の1000番台を投入したことになります。


繰り返しになりますが、マイクロエースの「スーパー白鳥」が登場してから15年が経ちました。
そろそろこの形式をマイクロエース以外の二社がやろうとしていても不思議ではありません。
しかし、そんな動きが現実となるならば、それは当該メーカーが見る「北海道の鉄道シーン」の〈キリトリ方〉の検証につながることになるでしょう。





今回の789系1000番台も、これはこれでいいとして、カトーとしては、新千歳空港に降り立った鉄道趣味人の視線や興味がどこへ向かう、つながっていくと捉えているのか。
そんな思考を気にしています。
この出来のイイ1000番台が〈ポツンと一軒家〉のようにならなければいいんですがね(せっかく製品化したJR四国2000系もそうなりかけていませんか?)。


北海道の鉄道シーンの深みは「現在」ではなくて「過去」にあると思っています。


ではまた。

  1. 2020/05/08(金) 09:20:00|
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KATO 2020年9月分ポスターを見て一瞬違う会社のポスターかと思う。

こんにちは。しなのさかいです。


今回も新たに発表されたカトーのポスターを見てみましょうか。
そういえば、心配されていた「原材料の不足」も解消したことを示すアナウンスが、カトーの公式動画でありました。
そのためか、今回のポスターでは再び最新仕様の製品がラインナップされているようです。
この事実については少し安心しましたね。





【10-1556 701系1000番台 盛岡色 2両セット】¥9,800+税
【10-1561 青い森鉄道701系 2両セット】¥10,000+税

昨年11月の仙台色の発売から半年しか経っていないタイミングで、続くバリエーション展開(色替え)が発表されました。
盛岡色は在来線特急と並ぶように青森駅に滑り込んでいた時代もありますから、再現できるシーンも多く、それなりに需要はありそう。
このことは秋田色も同じでして、仙台色とは違う点です。

ただし「モーリー」の方は、鉄道会社公式キャラですが、どうしても「リラックマ」や「すみっこ」のようなキャラクター性が強く、第3セクターの車両の模型と言うよりはイロモノ的な模型としての視線を注がざるを得ません。
必要とする人とそうでない人とで分かれそうです。

ま、盛岡色は「買います」というところなんてすけど…





リクエストが一つ。
盛岡色の方はおそらく仙台色と同じスカートなのでしょう。
ASSYパーツ表も既に発表されていますが、そのスカートを作り直しをしてもらいたいんです。
E127系100番台のときからそのままの、あのアゴが外れたような上下にオーバーなスカートはいい加減受け入れ難く、どうにかして縮めたくなるのが人情。
カトーのスカートは、223系2000番台のときもそうでしたが、カプラーとの関係からこうしたデフォルメがしばしば見られます。
車両の顔の金型が良くても、このダランとしたスカートでその顔のデッサンを破綻させてしまうことになっていますので、どうかお聞き届けの程よろしくお願いします。





【14-071-1 広島電鉄200形 (ハノーバー電車)】¥3,900+税

コアレスモーターを搭載してリニューアルするそうです。
「買いません」。
それよりも2019年版カタログで発売予定を告知している広島電鉄1000形「グリーンムーバーLEX」はどうなったんでしょう?
これとのコラボを狙ってた露払いのアイテムかもしれませんけど、路面電車を再展開するつもりならば、こんな忘れかけていたものを復活させるよりも早く「富山の連中」を再生産してください。
商機は広島よりも富山にあるような気がしています。
もう遅いですけどね。





【23-001 ローカル線の小形駅 照明キット】¥2,000+税
【23-133 ローカル線の対向式ホーム(2本入)】¥1,500+税
【23-134 ローカル線の対向式ホーム(屋根付)】¥1,500+税
【23-135 ローカル線の対向式ホームエンド(2本入)】¥1,000+税
【23-136 ローカル線の駅構内パーツセット】¥1,500+税
【23-241 ローカル線の小形駅舎】¥3,400+税

以前からカタログで発売予定を告知されていたローカル線に合う駅舎とホームが、とうとう発売スケジュールに乗ったようです。
ストラクチャーマニアの当方としては、この方向を突いた新製品が現れることは大歓迎で、ユニトラックに対応したかつての〈ローカルホームシリーズ〉が絶えていることからも、市場への供給は急いだ方がいいと思ってしまうのです。

今回のホームは対向式専用のようで、柵まで一体となって成形するそうですから、以前の(島式にもなる)汎用性の高いシリーズとは異なる、割り切った合理的な設計となるよう。
どうしても注文度が高くなる駅舎については、トミックスのロングセラー商品と似たものとなっていて、カトー内部でもこの規格が最適解だという結論に達したのかなと想像してしまいました。
ホームとの関係からトミックス製品と同じように土台は必要だったのでしょうか。
アナウンスされた使い方に含まれていますが、土台を外して使う方が正解のように見えます。


さて、この手のストラクチャー。
繰り返しになりますが、気がつけば売り切れていた…ということが多いのですよ、最近。
テーブルトップで運転を楽しむために、一通り「買っておくか…」というのが暫定的な結論です。
一番良いのは、在庫が絶えないことなんですけど。
それに、既存のローカル駅舎はちょっと大きめですし。
でも、あのローカル駅舎も一度は組んでみたいもの。
“積みプラ”になることを覚悟して、むしろローカル駅舎の方を早めに入手しておいた方がいいかな。





その他。



8620形のサウンドカード。
これは「買います」。
サウンドボックスを持つ者として、これを手にすることは自然な営みです(笑)
蒸気機関車カードのサウンド同調ウイルスを早くくださいませ。





それからオハ61系の再生産があるようです。
またですよ、「茶色い客車」の再生産。
もうそろそろ販売店はしっかりとした在庫を抱えているのではないかと想像していますが、それは老婆心的な発想でしょうか。







それにしてもオハユニ61を単品設定しないのは謎です。
「特別企画品の車両だから」ということならばそれもそれで分かりますが、当方が以前から「どうもね」と指摘しているのは特別企画品そのものの再生産ですから。
特別企画品の中のモノを車番を変えて単品設定するのは別にいいことなんではと思っていますョ。





クハユニ、クモハユニ、キハユニ、オハユニ…。
「ユニ」の姿のあるところ、すなわちローカル線の風景。
こんなことを今でも当ブログの特別顧問とよく話しています(いつもありがとうございます)。





今回のポスターでは、せっかくローカル線の駅舎やホームを大きめにアピールしているのに、その傍らに位置する列車たちが今ひとつチカラ不足というか、ズレた存在であるように感じられ、ここが非常に残念でした。

そのストラクチャーの説明には「飯田線のような単行~4両編成程度のローカル線や」と記しているのですから、せめてそのものズバリな製品の発売を告知して、まとまりのあるビジュアルのポスターに仕立ててくれれば話題も大きくなり、面白かったですね。
ですから、701系の塗り替えよりも、119系の塗り替えの方が先だったのではと思います。


そしてさらに、ストラクチャーのイラストが掲載されていますので、最近見られる「他の会社」のポスターのように見えてしまった、ということです。
なんとなくポスター全体の内容、規模的にも「他の会社」に似てきており、それだけ販売店に商機をもたらす内容には程遠いようです。





ああ、そういえば…




このポスターを見て一瞬「20世紀少年」の間違いかと思いました。

そんなことはどうでもよく、これはどう考えても当方には関係ないものです。
こーいうフルスイングの大型外国型企画、どーいうプロセスで意思決定がなされるのでしょうか。「アメリカ形」というところに大きなヒントがありそうですけど。
こんな苦しいときだからこそ、既存ユーザーの注目を確実に集めることができる力強い企画が必要だったはずなんですがねぇ。
それは販売店にとってだけでなく、ユーザーにとっても、です。


ではまた。
  1. 2020/05/03(日) 13:00:00|
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