おはようございます。しなのさかいです。
いろいろある人生の中で「あったらいいなぁ」と思い続けているものって、一つや二つあるものです。
この趣味の世界はその象徴のようなもので、誰もが何らかの「降臨」を願って、その日の到来を信じ、祈り続けているはず。
総本山のある西落合、そして立石や蕨の方角を向いて、です(大山は、どうかな)。
そうした信仰を続けていたある日、いきなり二つの宗派から同時に「救済しますよー」と言い出されたら、人はどうなってしまうのか…

結局、両宗派にお布施しました。
これを「あーあ」と思う方がいるとすれば、それはある意味正しい。
何を隠そう、当方が「あーあ」ですから(笑)
でも、片方だけに入信しておくと、もう片方に入信したときの自分の気持ちがどんなものだったのだろうと想像してしまう。
「もしかしたら、アソコがあーなっている方が自分にとっては…」とか。
この選択が後々の趣味生活で大きな転換点になるかもしれず(まさかね)、そんなことを毎日思いながら暮らしていくくらいなら、いっそのこと。
ま、そーゆーことなんです、よ。

細かい比較は、もうウェブ上で散々やられていますから、ココで改めてやる必要もないと思います。
大事なことは、一つの「対象物」を二者が同時に模型化したらこういう違いが出た、という事実。
壮大な実験結果であるということです。
トミックス製品にはそれなりの良さがありますし、カトー製品にもそれなりに注目すべき点はあります。
もちろん「ココはあと少しこうしてくれればなー」という点も、どちらにもあるのです。
実際に両方を手元に寄せて見ても、どちらがイイとは結論を出しにくい。

ただ一つだけ。
トミックスの方は、相変わらずのインレタを封入した、とてもハイグレードな半完成品なのですが、そのインレタには所属標記など、今までには見られない内容が含まれていました。
運行番号表示器を点灯させた上で表現するとか、東北本線客車セットも車番を印刷するそうですし、どこかライバルである(?)カトー製品の研究を加速度的に進めている気がします。
ここを御覧いただいている皆さんを代表して、トミックスに対しては「もう印刷しちゃいなよ」とささやいておきましょうか。
少なくともインレタ方式を採り続けるのなら「もう少しちゃんとサードパーティのインレタの品質を勉強しなさい!」と言いたい。
糊が残って大変だとか、文字が大きいとか散々言われ続けていますからね。
転写した瞬間に“ローグレード”になるようでは困るのです。

117系がデビューして、そしてカトーから先代の117系が発売されて、もう40年近く経ちます。
関西急電の復活を宣言するようなカラーリングと丸形4灯のヘッドライトは、デビュー当時(乗ることなどまずない)関東に住む小学生にとっても「カッコイイ」クルマであり、それが転換式クロスシートなのに追加料金なしでも乗れるということにはさらに驚いたものでした。
そんな思い出から、やがてカトー製品を持つようになりました。
やがて21世紀に。
蕨の狂犬・マイクロエースが突如100番台を製品化するというニュース。
100番台からという点が「狂犬」でした。
それが実際に発売されてみると顔はナカナカで。
「大好きな100番台だし」と、カトー製品を処分して飛びついたのですが…
一部の客室窓の位置がおかしなことになっていたんです。
どうやら0番代の窓の位置をそのまま使って一段下降窓にしちゃったらしい。
世の中、上手くいかないものでして、これもソッコーで処分し、その後は「117系レス」のまま長い年月が過ぎていきました。

Nゲージ117系物語も、21世紀に至って「これにて完」なのでしょう。
皆さんにとっては、カトー版とトミックス版、どちらが思い描いてきた117系に近かったでしょうか。
そして、どちらが自分の趣味のスタイルに合う製品だったでしょうか。
そしてそして、救われたでしょうか。
ではまた。
おっと、こういう総括で終わるべきではないですね。
今回はユーザーにとって、どこか疲れる選択となってしまったことを申し上げておきましょう。
最近の例では35系4000番台「やまぐち号」客車、それから87系「トワイライトエクスプレス瑞風」が、開発過程が重なる“競作”となりましたっけ。
最近、年に一度はこういうことが起きています。これが偶然かといえばそうなのでしょうけど、どこか疑問も。
というのも、今回の117系企画は、かの「夜行列車」を製品化することが本来的な狙いだったのではと想像しているからなのです(以前にも指摘しました)。
大人向けの旅行雑誌や情報番組で特集されるような、旬と思えるほどのネタに手を伸ばそうとすれば、当然フスマの向こう側ではライバルも手を伸ばそうとしているはず。
それだけ企画のバッティングの可能性は大きくなります。
そういう意味では、これは「偶然」ではなくて「必然」だったと言えそうなのです。
素人が見ても企画段階での思考過程を想像できてしまうところが引っかかります(素人が企画を決裁しているわけでもないでしょうから)。
この調子なら、次のバッティング企画は「サフィール踊り子」でしょうね。
豪華列車を製品化し尽くした今、似たようなネタはそれくらいしかありません
「お前さん、伊豆のラーメン列車をつくるくらいなら、とっとと伊豆急100系をやっとくれよ」(爆)
(おまけコーナー)
『新快速殺人事件』
「あー、ご苦労さん」
「警部、お疲れさまです」
「現場は?」
「この車両の運転台の中です」
「じゃ、見てみるか」
「気をつけてください。登りにくくなっています」
「ん? ずいぶんと妙な位置にあるハシゴだな」
「車両メーカーの話では、これでいいんだそうです。そのメーカーもこの位置を黄色い丸で囲んで、このハシゴの存在をアピールしています」
「それじゃあ、運転士はどうやって中に入ればいいんだ?」
「反対側にもハシゴはありますが…」
「向こう側も、こんな風にズレた位置からぶら下がっているのかね」
「いえ、反対側はきちんと扉の下にあります」
「そうだろう。普通はだ、ハシゴの上は塞がっていないものだ。第一、これでは握る手すりすらない。ハシゴに足を掛けても体が上に行かないよ」
「何とも言えません」
「じゃあ君は、世の中にはこういうハシゴの取り付け方もあると言うのかね」
「あるかもしれません」
「何のために」
「分かりません。わざと位置をずらして足や握力を鍛えることも」
「そんなことはないよ」
「台車と接触するからという説もありますが、飽くまでも噂です」
「それなら話は違ってくる。積極的にココにハシゴをぶら下げたんじゃなくて、このハシゴをぶら下げる位置がココしかなかったということだ」
「そこまで執着してぶら下げておく必要はあったんでしょうか」
「どうも妙なことになってきたな」(扇子を広げてパタパタと仰ぎながら)
目の前の事件も忘れてしまうほどのミステリー。
これで、我々は22世紀の117系も見てみる必要が出てきましまね。
ではまた。
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- 2020/06/24(水) 09:00:00|
- 鉄道模型(車両)
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こんばんは。しなのさかいです。
前の記事には、皆さんからたくさんの良質なコメントをいただくことができました。
本当にありがとうございました。
こちらとしても新たに考えることが生まれましたし、とにかく模型店での常連客同士の会話のような気がしてどこか懐かしい想いに浸れました。
今後ともよろしくお願いいたします
(^^)

さて、ここ2週間はレイアウト工事をしていました。
当レイアウト、レール側面にはタミヤラッカーの「NATOブラウン」を錆色とみなして吹いているのですけど、御存知のとおりレールは金属(洋白)です。
改めてレイアウト全体を見回すと、塗料の食いつきを良くするために「ガイア・マルチプライマー」を塗ったところと、そうでないところがあり、後者についてはペリッと剥がれ落ちる部分がありましてね(プライマーなしで食いつきが強いところもあるので不思議なんです)。
そこで、剥がれ落ちたデッキガーター橋のレールを、プライマー処理を施しながら入れ替えてみることとしました。

プライマーは、食いつき能力を再考して「ガイア~」から「フィニッシャーズ・マルチプライマー」にチェンジ。
試しに手元にあるジャンクのユニトラックを道床ごと塗ってみたら、犬釘に該当するプラの部分が溶けたので、溶剤としての性質は相当なレベルかもしれません。

したがって、レールを道床から抜いて、プライマーはレールだけに塗るようにしたことを申し添えておきましょう。
プライマーは筆塗りで十分のようです。
塗布した表面には少しだけ粘着性が現れますので、ホコリの付着には注意が必要。
実は、塗り終わってしばらく経ったレール2本を接して置いておいたら、くっ付いてしまいましてね。
ペリッと剥がした跡にはシンナーを含ませた綿棒で軽く伸ばして、それでリカバリー成功でした。
そんな具合です。

当レイアウトにとって、デッキガーター橋はディスプレイ台であり、レール側面の塗装こそ命(笑)
そんな主張はどうでもよくて、今回の作業、以前のデッキガーターの塗り替えをした際にやめていたフレキシブルレールによるロングレール化を再び行おうと決め、それならプライマー処理をキチンとやるかと思い立ったのでした。
ジョイナー部分にレールの継ぎ目がないことを確認していただけたら幸いです。
プライマーの効果は間違いなくあって、例えば塗装後にレール踏面を磨くときなんてそう。
プライマーなしのままだと、踏面と側面のエッジ、つまり塗膜の断面がギザギザになる傾向がありますが、このプライマーを塗布しておくとこの現象がなく、直線状にピシッと境界が現れてくれます。
だんだんとこんな細かい箇所が気になるようになってきました。
これも「レイアウトに完成なし」なのでしょう。
ポイントなどに施すつもりはありませんが、この作業、もう少し進めるつもりです。
(おまけコーナー)

しれっとカトーの117系を御覧いただきましたので、改めて。
今回は幸か不幸かトミックスとの競作となり、後発のトミックス製品が今週末に店頭に並びます。
当方、迷って迷って迷って迷って「両方」という乱暴な結論に達しました。
手元に寄せて自分の目で確かめて、どちらが自分にとって好ましい製品かじっくりと決めてみます。
トミックス製品は、アピールされていた乗務員ハシゴが大変な位置になっていますけど…
それでも結論が出なければ、仕方がない、カトーかトミックスが100番台をやるまで両方持ち続けるしかないかな。

それから。
サウンドカードの221系を差し込んでいませんでしたので、120㎞/h運転ゴッコをやろうと思いながら差し込んで運転してみました。
このカードは大いにハマりまして、アーバンネットワークな着メロを聴きながら、しばらく西日本の風景を楽しんでみた、というところです。
ところで、カトーの221系リニューアル車。
形態や編成からバリエーションを増やすとすると、あとは奈良支所の幌なし・NB又はNC編成(しかないですぞ)。
幌なしの顔、やってもらいたいなぁ。
矢継ぎ早に似たような製品を出されるとキツイとは申しましたが、今のトミックスを見ていると、どうもカトーは早くやった方がいいんじゃないかなぁと。
分かりませんけどね。
大阪環状線ネタが続いているだけに御検討の程よろしくお願いします。

「ゆったりやくも」はノーマル編成のみ。
市場にはノーマル編成しかないのですから仕方がありません。
とはいえ、このセットもとうとう近所の量販店による他店からの取り寄せとなりました。
この〈ノーマル編成〉が存在すればこそ〈パノラマ編成〉が活きるということですから、そろそろ10-1451・パノラマ編成の再生産をお願いしたいですね。
謎のピンクスカートが変態っぷりをアピールしています。

で、今月は「スーパーくろしお」です。
ちょっとした381系ブームの到来。
そして〈なんでも来い〉の大阪環状線ブームの到来でもあります。
381系のような何もないスッキリした屋根ってどこか吸い込まれるんですよ。
「しなの」のリニューアルもよろしくお願いします。
ではまた。
- 2020/06/15(月) 23:05:00|
- 鉄道模型(レイアウト)
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こんにちは。しなのさかいです。
ここ2週間ばかり車両を走らせることをやめて、レイアウト上の線路の交換工事に励んでいました。
電圧降下などなど、いろいろと課題はあります。
「とりあえず完成」させた後は「やっぱりココは」という欲求が生まれてくるようでして、その課題を放置しておくのも精神衛生的によろしくない。
キチンとした地面でお気に入りの車両を転がしてみたいので、車両整備は後回しになりがちなのでした。

そんなことをしているうちに、カトーから新しいポスターが発表されました。
既に「10月分」の1枚目として、例の「20世紀特急」が発表されていますから、その続編となるようです。
いつもどおり「とある模型屋さんのカウンター越し」という設定で(そうだったの?)、ポスターを見ながら常連客同士であれこれと談義をしているつもりで、雑感をメモしておきます。

【3091-1 EF64 0 1次形】¥7,200+税
ついにフルリニューアルか。
旧製品もカトーの国鉄形電機機関車としては比較的後発組でしたよね。
2000年頃に前期形(品番3041)と後期形(品番3042)が相次いで発売されたんだと記憶しています。
しかしまぁ残念なことに、顔のデッサンがよろしくありませんでした。
ヘッドライトが埋まる「オデコ」はやたらぶ厚いし、スカートは上下に長い。
どう見ても「馬面」と呼べる程のタイプっぷりで、後発のトミックス製品が課題を全て解決してしまったのでした(だから発売時のアピールが半端なかったですよ)。
既にカトーからは3D図面も公開されていて、いよいよカトー自らこれらの課題を解決するようです。
ロクヨンは国鉄直流電機としては欠かせないものですから、素直に喜べる企画と言えるでしょう。
もちろん「買います」し、トミックス製品は既に手元にありません(ただしJR貨物色は除く)。
品番に「-1」、製品名に「1次形」と付されている点も大変よろしい。
繰り返しになりますが、旧製品は「前期形」と「後期形」でした。
ココ試験に出ますよ、たぶん。
このように、さりげなく今後の展開をアピールしている点にも注目で、期待しています。
【10-1623 43系夜行急行「きそ」 6両基本セット】¥12,400+税
【10-1624 43系夜行急行「きそ」 4両増結セット】¥9,100+税
で、そのEF64が連れてくるやつが〈客車急行シリーズ〉の続編。
ロクヨン遊びの方法として、とある旧客の編成が提案されました。
1982年のいわゆる「57.11」改正で12系客車化されるまでの編成と捉えて良いのでしょう。
80年代まで見ることができた編成のようです。
ただ、編成を見回すとグリーン車「ロ」の連結はなし。
そして「ハネ」だけの寝台車は長野回転。
少し地味です。
ところで。
1982年の「きそ」7号のダイヤは、名古屋を23時55分に出発しても長野発(着?)が5時32分。
わずか5時間37分というスパルタンな短さでしたから、熟睡できた乗客がどれほどいたのかは興味深い(笑)。
ちなみに名古屋行の「きそ」6号は長野発23時20分、名古屋着5時50分で、やはり5時間30分でしたから、やはり眠るのは至難の業だったことでしょう。
そして長野で寝台車を切り離して身軽になった7号の編成は、今度はEF64からEF62にバトンタッチされ、普通列車として直江津を目指すというストーリーです。
直江津着は8時19分。
その前の高田辺りでは直江津へ向かう通勤通学客がドカドカッと乗り込んできたのでしょう。
この時間帯に直江津、深いブルーの日本海を目指して山を下る列車というのは、どこかドラマチック、かな。
で。
この信越本線内のダイヤ、実はカトー信者にとっては注目でしてね。
実はこの約1時間前を先行して走る列車が、上野発の急行「妙高」9号だったのです。
上野を23時58分に発車(「きそ」7号が名古屋を発車するわずか3分後です)、長野発が5時12分、そして直江津着が7時15分(信越線内も急行のままだったから1時間早着だったみたい)。
朝の同じ時間帯、直江津駅に2本の客車急行(片方は「崩れ」だけど)が入線していた事実を知ると、10-563/564・10系客車急行「妙高」セットを持っているユーザーにとっては心を動かされます(多少無理筋ですネ)。

とまあ、意識だけですけど1982年にダイビングしてみました。
これを「面白い」と見るかは微妙ですが(ある意味オモシロイですが)、少なくとも今回の「新しい」客車たちだけでヤッターと言えない企画である点には悩みます。
ちょっとマニアック過ぎた奴らばかりでして。
「いつかはカトーが製品化しなければならない車両」だったような、宿題のようなモノが一つも見当たらないのですよ。
ナハ10 2901が1982年まで名古屋で生き残っていた事実だけは「発見」でした。
EF64なのですから、ココは素直に12系+20系「ちくま」を再企画してみることから始めた方が面白かったのでは…
んでもって381系「しなの」もクハの貫通扉を改良しながら再生産すれば、グッと電化後の中央西線が見えてきます。
そんな「土台」をこしらえた上に今回の「きそ」という変化球的な提案があったのならば、素直に受け入れらたような気がするんです。
演劇やドラマにしてもそうで、舞台・場面転換をするときは、よりハッキリとやるもの。
しっかりと観客を「次の舞台」へ連れて行って欲しいものです。
中央本線ネタですから「買います」が、ロクヨンだけにしておこうと考えるユーザーが多いようにも想像します。

【10-1619 731系<いしかりライナー> 3両セット】¥12,300+税
【10-1620 キハ201系<ニセコライナー> 3両セット】¥12,200+税
789系1000番台のお供に…という狙いなのでしょう。
その789系1000番台が現行タイプなので、カトーとして素早く用意できる「仲間」は731系とキハ201系。
こうした事情で現行仕様にプチリニューアルするように見えます。
うーん、あんまり(笑)
新規パーツのスカートとホロ、それにカプラーを「買います」(爆)
とにかく最近の北海道には興味がなくて、以前の自分の志向を考えるとおかしいと思うくらいなのです。
789系1000番台と双璧をなすJR北海道のフラッグシップ車はキハ261系ですが、こちらは既にトミックスが鉄壁なラインナップを組んでしまっていますから、ココにカトーが挑むのはある意味無謀。
きっとやらないでしょう(いやいや、やらなくていいです)。
なんとなくですが、カトー製品だけでイマドキの北海道の風景を広げて見せるには早くも限界が見えてしまっています。
これも繰り返しになってしまいますが。
カトーは既にキハ82系、781系、711系、50系51形、14系500番台などなど、時代を遡れば壮大な舞台を「既に」こしらえているのです。
そこにキハ22や(ボディ曲がっていない)キハ183系500番台、50系快速「海峡」、フラノエクスプレスなどが加わればどうでしょう??
コッチの時代の方が「北海道の鉄道」としては圧倒的にオモシロそうだと思いませんか。
やるべきコト、やればイイことがたくさんあるのに、どこか違う方、ツッパッた方へ果敢にアタックしているように見えています。
これも同じく舞台転換がよくないし、ツアーコンダクターが客を連れて行きながらどこかで見放そうとしているような不安感があります。
時代のキリトリ方は、緻密な計算や覚悟が必要のようです。
その点で今のトミックスは「おそろしい」と申しておきましょう(16番でキハ183系とかやるつもりないよねー?)

【10-1621 E233系中央線(H編成・トイレ設置車) 6両基本セット】¥17,300+税
【10-1622 E233系中央線(H編成) 4両増結セット】¥9,500+税
はい、「買いません」。
カトーがやるオレンジ色のE233系のバリエーションは、ホームページを見るとE26系くらいの大変なことになっていて、さりとて大きな違いはあまり見えず。
オレンジ色の130周年ラッピング編成もついこの前にやったばかりでした。
グリーン車が連結されるときまでひたすら待ちます。
お、「増結セットには将来的な2階建てグリーン車2両分の収納も可能な中敷構成」ですって。
なるほど、将来にはグリーン車2両セットも出して今回買うユーザーを救済するつもりなのですね。
グリーン車が連結される頃に普通車の仕様変更が一切ないっていう確約、あるんだったらそれもいいでしょう。
当方は数年先を見越して買う勇気がありませんので、グリーン車が連結されるまでひたすら寝て待ちます。
それにしても「トイレ」という言葉が付く製品名は蕨方面だけにしてもらいたかったなぁ。
カトーの車両ケースは白い文字が目立ちますでしょ。
お店のカウンター内にずらーッと在庫が並ぶと「トイレ」「トイレ」「トイレ」「トイレ」「トイレ」…となるんじゃないかと老婆心ながら心配です。
こういうネーミングは「小窓あり」くらいが限界でしたね。
製品名ってね、購買意欲を掻き立てるものですから、結構大事なんですよ。

【10-1663 E5系新幹線「はやぶさ」 基本セット(3両)】¥11,100+税
【10-1664 E5系新幹線「はやぶさ」 増結セットA(3両)】¥6,700+税
【10-1665 E5系新幹線「はやぶさ」 増結セットB(4両)】¥7,800+税
「2、4、6、8号車に見られる荷物置き場設置に伴う窓の閉塞を再現」だそうです。
この改良はこれからのことを考えると仕方のない(やるしかない)措置でしょう。
キチンとボディの金型を変えるそうですから、新幹線ファンとして見逃せないアイテムなのでしょうか。
当方は新幹線をやっていないので「買いません」。

【10-1657 Thalys (タリス) PBA 新塗装 10両セット】¥31,600+税
氷河特急シリーズには共感できましたが、さすがにこの辺りは無理です。
「買いません」。
メモとしてはこんなところでしょうか。
あ、そうでした。
もう一つだけ。

再生産メニューです。
ブルーの客車が入っていますけど、もしかしたらEF64の中央東線向けによろしいかもしれません。
密かに残念だと感じたのは、今月にワム80000が「再生産」されるということでした。
いわゆる「ラージサイズ」だという真実はもう多くのユーザーにバレており、その一方でワムハチが長々と連結された国鉄末期の貨物列車は1/150で再現したい風景のひとつ。
ちょっと前の刑事ドラマを見ても、不思議なことに貨物列車を取り入れたシーンが多くて、それは決まってワム80000かタキ3000でした。
トミックス製の適正な大きさのワムハチで遊べるのは分かっていても、カトー製の機関車と統一して遊びたいと思うのは当方だけではないはずでして(つまりカトー信者としてです)、どうしてこんな二軸貨車一つをいつまで経ってもリニューアルできないのかと頭を抱えます。
今更「買えない」と申しておきましょう。
ではまた。
- 2020/06/07(日) 12:00:00|
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