しなのさかいの駅前広場

ちゃんとした205系は本当にちゃんとしていたのだろうか。

Go To 分倍河原、Go To 万願寺

おはようございます。しなのさかいです。




9月の4連休が終わりました。
日本全国で結構な人出があったようです。
この国の観光産業がここんところインバウンド需要ばかりに目を向けていたので、見えなくなっていた「内需」の大きさを知るいい機会になりました。

その極め付けは3日目(だったかな?)
関東平野では中央道下りで上野原付近を先頭に70Kmもの渋滞が発生したそうです。
その中で数時間を過ごすことを考えただけでも恐ろしいのですが、何はともあれ、それだけ経済が「回った」ということなのでしょう。

この大移動の結果が1週間後、2週間後にどう出るか。
特に大きな変化がなければいいのですが…。



ウチでは、現段階でそのような遠征はしないこととしていますので、近所をグルグルしていました。
中3になる下の娘が「新選組」、それも土方歳三にハマっていて、東京・日野市に連れて行けと騒ぐので、2人で車で出掛けることにしたんです。
今回はそんな話、ということで。





日野に行くならその前に…、と立ち寄ったのが府中市・分倍河原駅前だったりします。
駅前のロータリーには新田義貞の像があるので一度見てみようかなと。
ベンチに座ってバスを待つおばちゃんたちの視線を気にしながら、2人で観察してみました。

ココが1333(元弘3)年5月に合戦場となっていたことを知る人はどれだけいるのでしょう。
関戸橋を渡りながら立ち寄ってみると、この場所が多摩川に向かって緩やかな河岸段丘上にあることが分かったりします。
つまり鎌倉方面に対して眺望が効くということです。
関東周辺から集結した反乱軍は、鎌倉街道を辿ってきて、ここで鎌倉北条軍と対峙したのですよね。





府中に来たのだからと、ついでにあの「朝倉模型」へ行ってみました。
通信販売では何度もお世話になっているものの、店内を拝んだことは一度もなくて、これはチャンスだと思ったんですね。
1990年代に住所(所在地)だけを手掛かりに模型店を回りまくったので、知らない土地に行くと「近くに模型店はなかったっけ」と考えるクセがついてしまっているんですよ。


店内は一歩、いや半歩足を踏み入れた時点で「これはまずいな」と思い、振り向いて、続けて入ろうとする娘に「もしかしたら君は入れないかもしれないよ」と意味不明なことを言ってしまいました。

御主人はとても気さくな方で、なおかつ店内は商品でぎっしり。
「総本山にないASSYパーツは朝倉模型で」と言われる意味も一瞬で理解しましたね。
御主人は「そんなことないです」とおっしゃっていましたが。

捜索していた獲物は、当方が自ら脚立に上り、御主人の「そのウラを見てください」「そこに無ければこっちかなぁ」などと言った指示どおりに手を動かして「あったぁー」という具合に確保。
その結果は、最後に披露いたしましょう。
この間、娘はしょーもない大人の宝探しの風景を、マスクの上の目をニヤニヤさせて見ていましたね。

「いつまでお元気で続けてください」と告げ、お店を後にしました。





その後は日野市・高幡不動前にある「池田屋」へ。
新選組グッズに特化した全国でも唯一のお店(だそう)で、数年前に仕事の途中に立ち寄って知っていたのでした。

店内に入ると、既にコアな女性客2人が女性の御店主と深いお話をされていて、その2人が出ていかれた後には我々2人が「面談」。
話は新選組から奥羽越列藩同盟へと広がり、時間が足りないほどでした。
娘はまだまだ学習不足なので反応が鈍かったです。

御店主と当方で意気投合したことは「新選組だけ、土方歳三だけを見続けているよりは、そのカウンターパート(長州藩)とか関係した旧幕府方の藩の動きにも興味を広げてみた方が楽しいし、なによりも“もったいない”」です。
なんだか、今の鉄道模型趣味のあり方に通じるものが感じられましたよ。
娘は文房具、御朱印帳、新選組の旗などをゲットして、この時点で娘の物欲もデリート完了です。





高幡不動の敷地の中には土方歳三の像。





その前にあるまんじゅう屋の壁画は、なにやら退色して大変なことになっていました。
運転中に見たら「なんだろう?」「誰の顔?」とジーっと見てしまい、危ないかもしれません。
ちゃんとなぞって描いておきましょう。





高幡不動地区から少し離れて万願寺地区へ。
「石田寺(せきでんじ)」は土方歳三の墓があるお寺です。
お彼岸なので遠慮なくお邪魔してみると、どの墓石も「土方家」。
案内サインを見なければ迷うこと必定でした。
すぐそばの「いなげや」で供花を買っていたので、それをお供えして、手を合わせておしまい。





それにしても、この万願寺地区は「土方」だらけで、びっくりします。
自分の身の回りには「土方さん」なんていたことがなくて、知っている土方さんも、この歳三さんとか「宇宙戦艦ヤマト」に出てくる土方さんくらい。
万願寺イコール土方なんですねー。





石田寺から徒歩数分の距離で「土方歳三資料館」にたどり着きました。
もちろん土方さんちの中にあります。
月に2日程度、それも午後だけの開館ですから、本当に狙い撃ちで訪問日を決めないと来れない場所なのです。
当方は思い立ったタイミングとこの開館日が偶然すぎるくらい重なって本当にラッキーでした。

小さな資料館の中は、土方歳三本人が新選組の活動中またはそれ以前に使っていたモノ、本人直筆の書などが幾つも展示されていて、土方マニアにはたまらない場所だということがよーく分かります。
館内で当方の前を進む女性は、ある書の前でピタッと動かなくなり、人の渋滞が建物の外まで延びてしまいました。
それだけの聖地のようです。





車で日野駅地区へ移動して八坂神社へ。
ここでも年に2回しか見られない天然理心流奉納額
を見ることができました。
娘が書いてもらった御朱印は1,000円也。





日野市立「新選組ふるさと歴史館」。
住宅地のど真ん中にあります。
ココは展示内容がイマイチでした。
有料施設ですし、日野市は少し展示内容をテコ入れをした方がいいかも。





最終チェックポイントは「日野宿本陣」。
山梨県や長野県の甲州街道を行ったり来たりすることばかりしている当方は、東京都内の同街道をじっくりと見ることがありませんでした。
そのためか、甲州街道の旧宿場町に現存する「本陣」はココを含めて3か所だけなんだそうで、それだけでも「ヘェー」です。

この建物は1850年代に建てられたそうですから、比較的新しい方なのでしょうが、それにしてもちゃんと使われた「本陣」であることには違いありませんよね。





その本陣の中をウロウロできるのは貴重。
この玄関すぐの間でトシちゃんは昼寝をしていたとか。
やはりココも新選組スポットなんです。



ここまででタイムアップ、17時に近くなりました。
池田屋を出たのが12:30頃でしたので、4時間半をみっちり移動して見学し続けたわけで、久しぶりに濃い時間を過ごすこととなりました。
この間、食事も「移動中の車の中でパン」という具合で、それだけ時間を節約しながらも、見学できなかった場所がまだあるという成績です(「あそことあそこに行けてないよね」と分かる方はいると思います)。

聞けば、日野市が本陣を買い取った約10年前から宿場町と新選組を前面に出した「街プロデュース」が進んでいるそうで、中央線快速に乗っているだけでは分からない「日野」の正体を知るイイ機会になったようです。



さて、朝倉模型で手に入れた獲物を御覧いただきましょう。















カトー謹製23-459「役場」。
「登場時仕様」でございます。
箱も傷んでいて、透明セロファンも黄色く変色していたので、御主人は大変恐縮されていましたが、当方とすればこの方が「見つけた」「発掘した」感があってナイスなのです。





セロファンテープで閉じられていて、したがって開けられた形跡はありませんから、タイムカプセルを扱うように開けてみました。
製造初年から誰も触れていないストラクチャーです。
このグレーベースのカラーリングがローカルストラクチャーらしいので、最近気にかけて探し続けていました。
後から品番に「B」を付された追加ラインナップは茶色に塗られてしまい、味気ない製品になってしまったので、買うことをためらっていたのです。
「B」はまだ見かけることがありますのでね。

屋根上の2つのツノ状の飾りを折らないように、再び箱に入れてしまっておきました。
しばらくは、テーブル上での即席運転会をやるときに使うこととしましょう。


ではまた。

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  1. 2020/09/24(木) 09:10:00|
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おまけコーナー・2020年9月号

おはようございます。しなのさかいです。


先日、中3の下の娘が学校から社会の宿題を出されました。
内容は、幕末から明治時代にかけての出来事を任意にテーマに選んで書くミニレポート。

「何にしたらいいか」と問われたので、迷わずに「秩父事件」と言ったところ、娘は図を添えて恐ろしいほどの内容の濃さで書きまくって提出してしまいました。

結果、評価は最高の「Aマル」とのことでしたのでホッとしましたが、教諭からは返される際に「おもしろいテーマだねぇ」と言われたそうで、なんともです。
そうかなぁ。

秩父事件。
1884年11月に起きた日本最後の内乱で、鎮台から軍隊が出動する騒ぎになりました。





①国鉄貨車にハマりつつある?

カトーの8620の発売以降、当方を含めユーザーの頭の中はそればかりのようでしたので、そろそろそこから派生する方向にも目を向けて趣味活動を再開しようと思いました。





花輪線の貨物列車ばかり考えていたら、仲間内で「国鉄貨車って知ることが多くてなんかイイよね」ってなことになり、だったらばボギー貨車も、と思い至りました。

当方が子どもの頃は、すっかりこんな列車ばかりとなっていましたので「とび色2号」天国(笑)





EF65 0はそんな国鉄時代の貨物列車の先頭に立たせるには便利な機関車で、地味でも1両くらいは持っていた方がいいようです(まだある?)

それにしてもこんな貨物列車、模型趣味の世界では当たり前のように捉え過ぎていて、自宅で編成を組むのは入門したとき以来、数十年ぶりのような気がします。
国鉄の貨物列車は、様々な旅客列車を引き立たせる存在です。
最近は重く見るようになりました。



②混合列車ブームを先取りする?



貨物列車つながりで、DD13後期形を先頭にした混合列車も走らせてみました。





清水港線の「ような」イメージで。
貨車についてはいろいろあるんでしょうが、とりあえずはタキ9900を2両。
その後ろにはスハフ42+スハ43+スハフ42としました。





首都圏色のキハ52と並ぶ、テールライトを灯したスハフ42の後ろ姿で、1980年代前半のシーンというところ。
当時は、書店でローカル線の本を買えば必ず掲載されていた後ろ姿です。
赤いライトを見ながら、長い停車時間をホームで過ごすことは、鉄道旅行の中では一番の贅沢だったのではないでしょうか。
役者が旧型客車から50系客車にバトンタッチされた後もおおよそそんな価値は失われませんでした。





「食パン」と揶揄されたキハ23も。
国鉄時代の気動車は、もっともっとレイアウト上で活躍しなければなりませんね。



③最近のトミックスを考える



国鉄っぽい遊び方を進めてきたので、485系も出してみました。
1000番台はカトーから発売されていないので、今でもトミックス製品を大切にしています。
トミックスの485系、イイ顔をしています。





JNRマークはGDIのメタルインレタで、室内灯は近所の量販店のものを入れています。

最近トミックスは「思い出のL特急485系 鉄道模型入門セット」という、オジサンたちをブッコロすためのセットを発売しました。
当方はこんなやり方でコロされることはありませんので当然ながら買いませんが、店頭で大きな箱を見ているうちに、いろんなトレインマークを見たり書いたりした懐かしい記憶が蘇ってしまいました。
この趣味に入るときに毎日見ていた気がしますもの。
たまには自宅で「エル特急」にどっぷり浸るのもイイなと(結局コロされています)。


トミックスは、今月には455系をリニューアル発売しますし、その後にはED75 0や東北本線の貨物列車をイメージさせるセットの発売も控えています。
明らかにユーザーはトミックスが考える「鉱脈」を見せつけられており、「それなら次はアレをやってよ」と言いたくなる流れ、対話が生まれつつあります。
コレ、ちょっと前まではカトーがやっていた手法ですよね。





ちなみに、伊豆半島を走る列車たちです。
こやつらにしたって、つい最近まではカトー製品で埋め尽くされていたのですゾ。
カトーには157系もありますし、リゾート21もあるのですから。

今では御覧のとおりの主役級のターンオーバーぶりで、最後の「桃源郷」だった伊豆急100系もサブブランドの「鉄道コレクション」で占領されつつあります。
東武8000系の展開もそうで、最近のトミーテックは、両者の使い分けが上手くなったような…。
鉄道コレクションでの展開を絨毯爆撃のようにする分野やシリーズと言えるものが幾つかあるようです。

あ、またいつの間にか、どこかに対する不平不満愚痴になってます。
「納得と共感」なんていうセリフが最近よく聴こえてきましたけど、この趣味の世界にもそんなことがなくなっていて、先日発売されたカトーの8620や最近のトミーテックのやり方にチラホラ見られる程度「だよね」ってことで。

でも。
トミックス製品には「品質」という点で未だにいろいろと議論があるようです。
今回の185系についてもいろいろありました。
車両ケースを開けるときの緊張感がカトーのそれよりは数倍ありますョ。



④今年も碓氷峠の命日が近づいてきましたね



9月になって、夏の暑さが幾分和らぐと、決まって「碓氷峠が暑かった」あの頃を思い出します。
旧丸山変電所付近では乱闘もあったそうなので、ホントに暑かったようで(笑)
この189系も国鉄の特急電車。
走らせて、そして和みました。

カトーは廃止20周年に当たる3年前、ユーザーの消化不良を気にせずに「これでもか、これでもか」と立て続けに晩年の(主な)碓氷アイテムをリリースしてしまったので、横軽を走り抜ける列車を製品化する余地は、ほぼ国鉄時代のそれしか残されていません。

もし、そこから数年間、毎年9月「末」を選んで碓氷アイテムの企画を恒例化していれば、たとえ1年というインターバルであっても、ゆっくりと息の長いメーカーとユーザーの対話が生まれたような気もして、今更ながらちょっと残念な気がしてきました。


なので自主的に、碓氷峠です。
「おーい、だれか~」(もう誰もいないですよね)。



ではまた。

  1. 2020/09/17(木) 08:50:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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KATO 2021年1(~3)月分ポスターを見て昭和30年当時の客車の仕様なんてもうどうでもいいやと思う。

こんばんは。しなのさかいです。

また、空虚な気持ちのまま1か月が過ぎてしまいました。
これも、変化に乏しい2020年の日常のなせるワザでしょうか。
それにしても恵那山トンネルの中を歩いているようで参ります。




カトーから、来年1月分のポスターが発表されました。
先月に発表されたポスターが「年末アイテム」としては少々イケていなかったので、1月こそどうか、という気持ちではありますが…
まぁ、とにかく今回も見ていきましょう。





【3078-2 ED19 (省形ヨロイ戸)】¥7,500+税
【8072 タキ25000 日本石油輸送】¥1,700+税
【8072-1 タキ25000 日本陸運産業】¥1,600+税
【8067 タキ10600 明星セメント 2両入】¥2,200+税

「飯田線シリーズ」復活のようで、まずは飯田線ファンを代表して「よかった」という感想。

ED19は2015年2月以来、実に5年ぶりの生産になりますが、その当時に単品と特別企画品を共に揃えたユーザーとしては「単なる再生産ではない」ところがうれしいですね。

今回は「省形ヨロイ戸」というサブタイトルが付されていて、公式に「4号機がプロトタイプ」とアナウンスされています。
4号機は、前回の単品のプロトタイプである6号機のように小さく四隅にRがある前面窓で、側面には特別企画品に入れられた機関車のプロトタイプである2号機と同様の鉄道省タイプのルーバー。

この事実から推測できることは、今回の製品、前回の特別企画品内のED19と単品のED19の該当する金型を持ち寄った企画(ではないか)ということです。
5年前の企画時点でこんな金型パズルの仕掛けが仕込まれていたのだとしたら、この4号機は来るべきして来たアイテムと言えそう。
だからこそ、ナンバープレートパーツには既にシレッと4号機が含まれていたのですね。
したがって、今回のナンバーパーツは前回品と変わらないままです。

ちなみに、ED19全6両のうち「サイボーグ」と言えそうな外観は溶接構造となった5号機。
この5号機、どこかEF15のようなサッパリとした側面がおもしろく、そのショーティーにも見えます。
このあたりまでの製品化要望は野暮かもしれませんが、またいずれED19でシリーズを再点火させることがあるならばよろしくお願いしたいところです。


貨車は、10-1184「ED19+タキ10600セメント輸送列車〈明星セメント〉6両セット」からタキ10600の単品(2両セット)扱い、そして「10-1426 タキ25000+ホキ5700飯田線貨物列車 4両セット」からタキ25000の単品扱いとしてのリリースです。

タキ10600はそのまま明星セメントで、タキ25000はセットのときと同様に日本陸運産業のブランドマークと、新たに日本石油輸送のブランドマークの2種類を設定。
セットと同じブランドマークでもさすがに番号は変えるようです。


さて、これらを見て。
ED19は「買います」。
3両に増やしてもいいと思えるかわいい小型機で、当方にとっては、R150のユニトラックコンパクトを回せるリアルタイプのチビ凸貨物列車です。

それから貨車ですが、タキ10600は「買います」かね。
というのも、ED78の重連で仙山線の貨物列車を再現するためには、セットの4両では心許ないからです。
そのためにED78はダブルで用意してあったりします(もう、やだねえ)。

タキ25000は日本石油輸送マークだけを増やしてみようかなぁ。
貨車は気軽に増やせますので、のんびりと考えます。





【3037-3 EH500 3次形 新塗装】¥10,200+税

ついこの前に「後期仕様」が発売されたばかりのような気がしていて「またかい」というのが第一印象。
でも、先ほど近所の量販店をパトロールしたら在庫がないようでしたので、案外早い消滅だったのかもしれません。

今回の「JRFマークがない」という大人の事情を反映したスタイルは、極めて「今」という時間に引き寄せられます。
こだわるユーザーにとっては、コキに載せるコンテナを厳選しないといけない可能性もあり(分かりませんが)、従来製品よりは扱いが難しいかもしれません。
「買いません」。





【10-1273 レーティッシュ鉄道ABe8/12<アレグラ> 3両セット】¥14,800+税
【10-1655 レーティッシュ鉄道<ベルニナ急行(新ロゴ)> 基本セット(3両) 】¥6,500+税
【10-1656 レーティッシュ鉄道<ベルニナ急行(新ロゴ)> 増結セット(4両) 】¥9,000+税
【5253 レーティッシュ鉄道 オープンパノラマ客車 B2097】¥1,700+税

レーティッシュ鉄道シリーズの新展開。
年に1回の「冬の欧州のイベント」の時期に合わせて何らかのアイテムが増えていくということはここ数年間の様子から分かっていますので「今年はこれかー」と。

まるで四国のトロッコ車のような黄色いオープンパノラマ客車が新規で製品化されるそうです。
動画サイトでレーティッシュ鉄道の様子を観察されているユーザーは、正に「これを待っていた」のではないでしょうか。
まるでジョークのような、でも本気バリバリの編成で、この日本の鉄道ではすっかり過去となった「おおらかさ」が本シリーズのウリと言えます。
今年の2月には青いレストランカーも発売されましたから、こうなると今度は原木を運ぶようなコキもどきで貨車方面の製品化かな。

ということで、アレグラとベルニナ客車は持っていますので「買いません」が、オープンパノラマ客車は「買います」。
この程度の出費で過去の買い物が生かされる(振り返って見てみる)展開には好感を持てるんです。
日本の鉄道模型のラインナップを見ても、こんなやり方はまだまだやる余地がありますよ。
「あの形式が足りない」ってな感じで。




その他、再生産品でーす。



シングルアームのED79は先月のポスターに入れ忘れたモノでしょうか。
もしかしたら12月では生産しきれないから、ということなのかもしれませんが、「北斗星」シリーズに1か月遅れての発表としている点は、どこかユーザーとの想定問答が準備されていないような気がして引っかかります。

今回の「北斗星」企画に関しては散々語ってきましたし、前回コメントをお寄せいただいた方々も散々指摘していますので、これ以上のアレは避けますが、当方はシングルアームパンタ化されたED79を見て「あ、終わった」と思ったものです。
正に「青函ブーム、自分の中で終わる」。
主観になりますけど、白いHゴムで両方のパンタが下枠交差タイプ、そして青い50系客車を牽引する姿こそが「ED79」。
2020年にもなるのに、トミックスでもカトーでも、そんな組み合わせを一度も実現させていないことが不思議で不思議で不思議で仕方がありません。
でも、トミックスの方が一足早くやってしまいそうな…。
おっと、もうこのバカ殿79は既に2両持っているので「買いません」よー。





はたらくくるま関係。
ユーザーとしてはトミーテックのジオコレ製品で十分。
でも、カトーとしてもジオラマ関連をそろえないとポスターの撮影とかでいろいろ不都合があるのでしょう。
ただ、カトー製品(というか○○○○○○○製品?)は造形が甘めでチョイスには厳しい点が否めません。
はい「買いません」。





来ました。
ついにローカルホームセット、再生産。

長い間、品切れ状態が続いていましたから、探していた方は今回はチャンスですね。
そしてまた、売切れ前の状況(当方は2013年頃まで普通に買えました)と今のそれとでは、このシリーズに似合う車両が劇的に増えているという点が異なっていて、今月に発売される「ローカル線の対向式ホーム」と同様に需要が高くなっているかもしれません。

実はつい先日、近所のリサイクル店で「ローカルホームセット」の未使用品を買いましてね。
「袋が開いているんだけど、取説の袋は閉じられていて完品かどうか確かめようがないから、ジャンク」との理由で2,880円でした(ドカーン)。
レイアウト用のスペアには必要だったので、そのままお買い上げ。
そのノリで今回は「延長セット」だけを「買います」。


いつまでも、あると思うな、ストラクチャー(また言っています)。
昨日は近所の量販店で「ローカル駅舎セット」と「木造跨線橋」を買ってきました。
もちろん精神安定剤として、です。





【2017-7 C62 東海道形】¥13,000+税
【2017-8 C62 2 東海道形】¥14,200+税
【10-1659 スハ44系 特急「はと」 7両基本セット】¥12,400+税
【10-1660 スハ44系 特急「はと」 6両増結セット】¥10,000+税

さて、今月の「まな板コーナー」(ナンダソレハ)。

2007年の年末アイテムで「関水金属50周年記念」として発売されたのが、C62東海道形と、ぶどう色1号のスハ44系特急「つばめ」客車でした。
そのやり直しのような企画です。

金曜日のポスター発表から、今この列車を模型化する理由はなんだろうと考え続け、そしてまた日曜日の「ホビセンフェスティバル」での説明まで聞いたりしたんですけど、一向にその狙いが見えてきません。
ちょっとだけ、ここまでの流れを振り返ってみましょうか。


2007年の12月、遂にカトーのC62がファインスケール化されたということで、多くのユーザーが涙を流しながら(?)買い求めました。
「つばめ」として、ぶどう色1号の客車が同時にリリースされたこともあってのことでしょうが、なによりも“蒸気機関車フルリニューアル”の第1弾だったということが大きな理由だったのでしょう。
とにかく、近所の量販店ではもの凄いペースで飛ぶように売れていき、その後すぐに発売された18号機(下がりつばめ)も同様でした。

ただし、このときのC62は、実機のボイラー径が太いことを幸いにしてGM-3モーターを使用した設計でしたので、その後2010年デビューのD51 498から採用されたコアレスモーター動力とは走行性能に見劣りが出てしまったのです。
ここが不運と言えば不運でしたかね。


そしてカトーのC62は、2011年の急行「ニセコ」のときに、重連運転を前提とせざるを得ないことからコアレスモーター化による2度目のフルリニューアルが行われます。
このような経緯で50周年記念品だった東海道形と18号機は、ファインスケール化されたにも関わらず、僅か4年で“旧製品化”してしまったのです。
だから、13年後の今「東海道形もフルリニューアルしてしまえ」という文脈には、ある意味スジがあるのでしょう。



しかしですねえ。

13年前に「つばめ」として買った人たちって、今でもちゃんと持っていて、それで十分満足できているのではないか、というのが一つの違和感。
もう一つは、この13年の間に増えた新規ユーザーは、果たしてこの昭和20年代終盤から30年代初めの頃の列車を「欲しい」と思って探し続けていたものなのかどうか、というのがもう一つの違和感なのです。
機関車は、コアレスモーターではないと言ったってちゃんと走るし、ファインスケールですからね。





例によって、細かい設定が説明されています。
この時代の「細かい設定」は、どちらかというと「どうでもいい」方であって、響きません。
「そうだったんですか」と言うしかなく。





マイテ58は青大将の「1」ではなくて「2」にするそうです。
とてもこだわりがあるように見えても、やはり「そうですか、はい」と言うしかなく(受け身です)、それ以上のコミュニケーションのチャネルは開きそうにありません。



C62東海道形のリニューアルの必要性「だけ」に違和感があるのではありません。
往年の列車に着眼することはイイとしても、今回の1955(昭和30)年という設定はどこか「古すぎ」ますし、オーバーシュート、やり過ぎという感が否めないのです。

かつてのカタログには掲載されていた列車だとしても、その頃からは40年近く経っている訳で、仮に2007年には(かろうじて)受け入れられていた企画だとしても、それから13年という年月は確実に経過しているのです。
この時代に活躍した、この「はと」と並べられる列車はカトーのラインナップから見ることができず、「これから何かを」とキボンを考えても思い出せませんし分かりません。

今回の企画はどちらかと言えば、マイクロエースの「あじあ号」「弁慶号」と似た立ち位置、ジャンルに見えます。
もちろんそういうジャンルもアリだけど、それならそれでもっと相応しい列車がありました(ミキ20とかね)。


当方は18号機を持っていますので、これを置き換える形で買い直しますが、それでも2号機だけ「買います」というところ。
これで十分、おなかいっぱいです(2両も要りません)。
そして客車は、2007年の「つばめ」編成があるのでこれで可。
愛着がありますしね。
だから「買いません」。
お店にASSYパーツがぶら下がっていたとしてもマイテ58は要りませんね。




⬜︎ ⬜︎ ⬜︎




飯田線シリーズの再開とその後には期待を寄せつつ、C62と「はと」については、2020年のユーザーに65年も前の列車の存在価値を伝えたいというポジティブな情熱、そして仕掛け(ユーザーが買いたくなるワナ)が見られず、ひたすらにマイテのベンチレーターやら窓、ドアの有無、違いといったことしか聞こえてこない点が残念です。

「佐渡」の雨樋の長さや「きそ」のナハ10の台車と同じように、ユーザーに見せようとするポイントがどこか近視眼的なんですよね。
昔過ぎてイメージがハッキリしない列車を企画するときは、そんなことよりも「今、この列車を再現しておかないと」と語っていただかなければならない。
語らないのであれば、長い時間をかけてその企画が出てくる必然のような流れを演出してもらわないとユーザーとしては「?」なワケで、今回はそうなっちゃったなぁという感想です。




「1~3月」というように、発売時期に幅のある予定もちらほら増えてきました。
なんでだろう。
果たして2月のポスターには何がやってくるのか、それとも「やってくる」ものはもう発表しちゃっていたりしてはいないかなどなど、妙な興味は尽きません。


ではまた。
  1. 2020/09/07(月) 20:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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8620から花輪線、そして五能線へ

おはようございます。しなのさかいです。

都合2回の記事にお付き合いいただきました。
そろそろ残した話題を箇条書きにしながら「まとめ」に入ります。



①9600のこと



繊細な8620を見ることができたのですから、贅沢を言えば、カトー製9600のフルリニューアルも期待します。

まさかのカトー、トミックス、マイクロエース3社の競作発売から20年経っていますし、スケールも「ワラビのオーパーツ」と言われるマイクロエースと比べれば若干オーバーのようです(立石産もある意味でオーパーツでした)。

8620と9600は、共にゆとりのある大正時代の設計であり、どこか優雅なスタイル。
今回の8620の完成度での9600を見てみたくなったのは当方だけではないはずです。
なんと言っても9600は、バリエーション展開だけで20年間はご飯を食べられますから(笑)



②オハユニ61のある風景



それから、我々はこのタイミングで10-1370「オハ61系客車4両セット」を思い出さなければなりません。





ローカル線の象徴である「ユニ」。
旧型客車の中ではオハユニ61が代表格です。
しかし残念なことに、この4両セットに収録されているだけの存在で、単品販売はありません。
8620の発売を機にオハユニ61を必要と思う人は単品生産を要望しましょう。





花輪線ではなくて、客車を引いて五能線っぽく遊んでもサマになります。
機関車の後ろ、客車の前には有蓋貨車を挟んでもいいのですが「客車の暖房」を考えるといろいろと問題があるので連結を省略してしまいました。

妄想ですが「花輪線貨物列車セット」に続いて「五能線混合列車セット」が製品化されるなら、おそらくヴェバスト・ヒーター装置付のオハ61系客車が作られることでしょうから、さらに夢が広がります。
偶然にもネーミングの語呂が合いますし、車両ケースを並べれば面白そう。
新しい貨車も引っ提げて製品化されないでしょうか。
この方面の趣味は「混合列車」を文化的に感じるところまでいかなければ、それは本物ではないでしょう。



③サウンドカードにも変化が?



同時発売のサウンドカード「8620」をサウンドボックスに挿入して、のんびりと走らせました。
今回のカードは、これまでの蒸気機関車カードの中では違った点がありました。
それは、電子接点のカバーが半透明からグレーになった、ということではなくて、注水(インジェクタの)音が独特だということです。
警報音に近いサウンドで、あちこちの動画を見ると機関車の形式を問わずに鳴っていたようでもあります。
知識に乏しく、どういう仕組みで鳴る音なのかは分からないままですけど(情報をお待ちします)「この音を待っていました」と西落合へ向いて叫んでおきます。




それでは深夜の運転会スタート。




汽笛を鳴らしてトンネルへ。
トンネルポータルは随分と前に自作したものですので、やや考証が甘くお恥ずかしい。





貨物列車にはトラ90000も連結してみました。
カトーがその都度(機会を逃さずに)着実にラインナップを広げてきた成果がこうして結実しているわけで、この取組は続けてもらいたいですね。
金網の「ヌケ」もこうでなければ。





機関車の音が遠ざかると、その後には乾いた音だけが延々と続いて、やがてその音も消えていく。
赤いテールライトが役者を引き立てています(どこぞの巨大な橋を赤く灯すこととは大違い)。





山の中腹で野良仕事をしていたら、8620が重連で貨物列車を牽引していた、の図。
やっぱり汽笛を鳴らしているような。





重連運転。
実は、2台目は重連用カプラーにしていません。





複線区間ではありますが、そう見えなければいいな。






こんな具合で本当のエンディングです。


実にいい買い物で、とんでもない財源が一気に財布から羽ばたいていきましたが、その対価もキチンと手元に残りました。
最近はこんなこと、少なくなりました。


貨物列車セットには少々物足りなさを指摘させていただきました。
その一方、機関車についてはこの完成度で文句を言うのであれば、その人が目指すものを問い詰めたくなる程です(そんなことはしませんけど)。

機関車の再現度について細かく分析する知識は当方にはありません。
このことを前提にして、一つ大事なことを、この場をお借りして挙げておきます。
それは、この製品化をキッカケにして、初めて「8620」という蒸気機関車に向き合った、興味を持った、ということです。


国鉄形蒸気機関車の製品化を希望する上で「ハチロク」は、自分の中ではいつも順位が低く、いや正直に申せば、一度も製品化を願ったことはありませんでした。
国鉄時代の写真集や図鑑を見ても、B20と並ぶくらいの存在で「次はC58がフルリニューアルされないかナ」と思っていたくらいです。


しかし、ポスターで製品化が発表されたことで、あえてこの古典的な機関車にチャレンジすることには意味があるのだろうと推測するようになり、そうこうするうちに、ここ数か月は花輪線や五能線のことを調べることばかりでした。
8620が馴染んだ風土から興味を引き寄せたようなものでしょう。

そして実際に現れた模型を見れば、腰が低くて重々しく、スポーク動輪が備わる、そして化粧煙突という優雅なスタイル。
このことに気づくと、この機関車がゆとりのある大正時代の古典的スタイルと昭和時代の端正なスタイルの過渡的な外観を持つ、面白い存在であると知ることにもなりました。


最近のカトーのポスターでは、説教や説法のようなテイストはほとんど見られなくなり、予定調和というか、どれも見た瞬時に「仕分け」ができてしまうものばかりでした。
それでもまだ、このようにして「知らないのなら是非知ってください」という天の声がする企画が混じって流れてくる事実。
実に不思議、西落合のミステリーです。

でも、多くのユーザーが求めている企画はやっぱりこうなんですよね。
だって、数年前まではこんなことばかりだっだのですから。






1992年9月7日 花輪線・松尾八幡平にて

乗り鉄旅の途上、大館に到着するまでに時間がありましたので、松尾八幡平で途中下車して数時間ぼんやりしたときの1枚です。

ちょうど北上盆地の最北端から、画面奥に安比高原(竜ヶ森)を望んでいることになり、ホームから見える線路の先には、なんと、早くも緩やかな上り勾配が見え始めています。

この後に乗り込んだ盛岡色のキハ58系は、実にのんびりとしたスピードで、約7km、33.3‰の上り勾配を進んでいきました。
平成初期の頃に初めて体験した竜ヶ森の勾配でして、この翌々日は五能線の旅を楽しんだのでした。



ではまた。

  1. 2020/09/03(木) 08:10:00|
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KATO 花輪線貨物列車 8両セット

おはようございます。しなのさかいです。

タイトルは異なりますが、前回のつづきとしてお付き合いいただければ幸いです。





カトーからは「8620 東北仕様」の発売に合わせて「花輪線貨物列車 8両セット」なる二軸貨車の詰め合わせが発売されました。

こういうネーミングが付いたセットは買っておかないと気が治らない性格(病気)なので、定石どおりにこうして手元で写真を撮るような事態となっています(笑)





収録内容は、有蓋車3両(ワム70000、ワム90000、ワラ1)、カバー付きの無蓋車3両(トラ45000×2、トラ55000)、冷蔵車(レム5000)と緩急車(ワフ29500)がそれぞれ1両です。
ウレタンには切り込みが入った二軸貨車用の収納スペースがあと6両分あります。

今回新規で起こされたレム5000は、1/150の世界におけるマトモなものとしてはトミックス製品だけでした(トミックス旧香港製品→河合商会製品→ポポンデッタ製品もありますが、チョットね)。

「国鉄花輪線」の貨物列車に冷蔵車がマストかどうかは未だに謎なのですが、編成のポイント、黒の中の白というアクセント、視線を注ぐ点として青いラインが入った白いボディは有効なのでしょう。

花輪(鹿角)盆地の沿線住民の生活を支える必要があったとも思えますし。
竜ヶ森を登ってくるレム5000には、太平洋沿岸で揚がった鮮魚が満載されていたのかもしれません。
うん、とりあえずそう思うことにします。







このセットと同時に発売されたのが、単品扱いのレム5000(2両入り)。
こちらも4箱を押さえておきました。





当方は、どちらかと言うと「赤い交流機に牽かれて東北本線をかっ飛ばすレム5000」というイメージを強く持っています。
455系に被られそうな画像を撮った後で、トミックスの宣伝のようになってしまったことにちょっぴり後悔しました。
もう少し研究した方がよかったかも。
でも、当方の中でレム5000が走る風景はやっぱりこうです。


レム5000の詳細については、キハ181つばささんに、マスクの中から「いいよね」と言ったら、マスクの中から「あ、いいよ」という声が聞こえてきましたので、そちらのブログのリンクを貼らせていただいて委ねます。
生々しい「証言」に基づいて書かれていますので是非御一読を。


うさぴょんのマル鉄回顧録
「KATO レム5000購入」2020.8.29

マル鉄・鉄道写真館
「国鉄貨車 冷蔵車:レム5000 」2020.8.28
「国鉄貨車 冷蔵車:レム5000 追記」2020.8.30





「花輪線貨物列車8両セット」に話題を戻しましょう。
このセットには「伯備線石灰輸送貨物列車12両セット」と同じように、牽引機をドレスアップするパーツが含まれています。

この手法はトミックスもあからさまに「国鉄 東北本線一般貨物列車セット」(11月発売予定)でED75-0のナンバーを封入するという大胆なマネっこをしているので、この業界ではトレンドとなりつつあるようです。
確かにユーザーに「これは買わねばならない」と思わせるSF商法的な(笑)仕掛けにはなっています。





ただし、補助灯付の煙室扉パーツに交換してみようと、8620に付いている煙室扉を爪楊枝で外しかけたところ、なかなかツメが固いようでコワかったです(あまり爪楊枝の先に力をかけ過ぎると空振りしてそのときに煙室扉の淵をえぐってしまいそうで)。
成功例も多数報告されていますから、この作業は改めて涼しい季節になったとき、落ち着いた環境で取り組んでみましょう。





それからカプラーのことを少し。
今回導入した全てのカプラーも例外なく交換しました。
これは「やっぱりカトーカプラーNで統一しようか」と迷っていた時点の様子です。
以前にも取り上げたとおり、当方は二軸貨車についても「車間短縮ナックルカプラー」を放り込んでいまして、今回も原則どおりにそうしました(カトーとしてはボギー台車に取り付けることのみを推奨)。





放り込むやり方はこれだけ。
カプラーポケットにナックルカプラーの脚を入れる際に「バネ」を入れています。
このバネ、実はトミックス車両の台車に入れる集電スプリングなのです。
カプラーポケットのオシリからややはみ出ますが抜け出すことはなくて、サイズ的にちょうどいいみたいです。
黒いものでなくとも、かつての飴色のスプリングでもサイズは同じ。
これによりナックルカプラーには復原力が生まれて、適度な首振りをしてくれます。
いろいろな詰め物の報告がありますので、こちらもそのバリエーションということで。





輪郭線が長い有蓋車同士で見ると効果はよく分かるはずです。





ただしレム5000はボディの厚みがナックルカプラーの「シャンク」を寸足らずにしてしまうため、不適合でした。
なのでレムだけは「カトーカプラーN」で解決です。
隣は「車間短縮ナックルカプラー」にしたワフ29500。
ワフのようにカプラーポケットの端面と貨車のボディ妻面がツライチになるようなら、ナックルは適合するはずです(諸説あります)。





モジュールレイアウトにインチキが含まれていることがバレてしまいますが、仕方がありません。
こんな横長の画像を御覧いただきながら今回のエンディングです。



こうして貨物列車全体を見ると、何故かこじんまりとした雰囲気に癒されます。
「タンタン、タンタン…」と乾いた音を立ててのんびりと走っているであろう、この「大人のメルヘン」と言うべき二軸貨車だらけの編成の意味をユーザーにぶつける意味は、このセットには間違いなくあるでしょう。

しかしながら「花輪線」と名乗りながら花輪線であることを示すシンボルが見えないところは「残念」という感想です。
できることならば、秋田の山奥で林業が盛んだった頃を惹起させるような、原木を積んだチキなどが製品化されればよかったですし、今回の無蓋車には既存のカバーパーツではなくてそれなりの荷物(砂利でもいいし、製木材でもいい。えーいもうなんでもいい)が積まれてもよかったですね。

今回はどうしても三重連の8620のイメージが強烈ですので(仕方のないことです)「三重連イコール下り列車イコール積荷ナシ」という概念がユーザーの中でも先行しがち。
でも、本来の花輪線沿線の産業を観察しようとする意思があるのであれば、実は宝船のように山から生まれた荷物をドッサリ積んだ「上り列車」にこそ価値があったし、メーカーとしては(機関車のナンバーや煙室扉だけに頼らずに)そこへユーザーの視線を向けるべき仕掛けを作るべきだったような気がします。
伯備線の石灰石パーツのような仕掛けがなくて、今回はその役割がレム5000ということだったようですが…
ココ、ユーザーとして見過ごしてはいけません。

繰り返しになりますが「花輪線イコールレム5000」というイメージはまるでなく、どうしてそうなのかという謎は残ったままです。


そんなことでして、積荷が具体的に見えないニュートラルなコンセプトのセットですから、逆手にとって花輪線に限定せずに使うことも有効かも。
カトーからは幾つかの貨物列車セットが発売されていますが、これらは単なる色違い車の詰め合わせの側面が強かったので(失礼)、こうしたスパルタンなセットは新鮮で貴重。
特別企画品として終わらせてしまうのはもったいない、かな。



あと少しだけ、 8620と貨物列車のまとめを続けておしまいにします。

ではまた。

  1. 2020/09/02(水) 08:50:00|
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KATO 8620 東北仕様

おはようございます。しなのさかいです。




ついにカトーから8620 東北仕様が発売されました。
とんでもない精密感を兼ね備えた「工芸品」で、機関車を持ち上げると思わず手が震えてしまいます。





この週末、近所の量販店で引き取ってきました。
ポスター発表があった段階で早々に3両を予約していましたので、相次ぐネット上での入線報告にも焦ることなく、落ち着いてお店へ向かうことができました。

扇動は禁物ですが、市場から消えなくなる日が近いと思えてなりません。
それだけ訴求力のある製品です。
1990年代にこの趣味をやりながら過ごした者としては、カトーの蒸気機関車が手に入らないことの辛さが身に染みついてしまっているので(再生産なんて期待できませんでしたから)、どうしても複数買いを前提にした「引き算」で購入数を決めてしまうことが多いのでした。
今回、当方はその引き算ができなかったというワケですネ。





まずは外観を。
デフレクターに点検穴はなくて、シールドビーム、化粧煙突、キャブ屋根延長、というところでしょうか。





ボイラー下のシースルーは、なんとその先のスポーク動輪のシースルーまでを兼ね備えた「ダブルシースルー」。
これ、本当にプラスチックがメインであるNゲージの車両なんでしょうか。

9ミリというオーバーな線路幅がそのままボディ形状に伝わってしまうことから「ハチロクの製品化は無理だ」と言われていた(?)ランボード上に飛び出た動輪カバーがキチンと再現されました。

先行したマイクロエース製8620が異次元のものであることを示してしまいましたが、マイクロエース製品にもオーパーツと言えるものがありますから、そこはドンマイということで。









配管類、リベット、機炭間などなど。
蒸気機関車の専門家はまだまだ多いので細かいことは委ねるとして、どうなんでしょう、このレベル。

動輪の間に見える台枠付近も再現されていて、ここら辺はマイクロエース製品ではダイキャストむき出しであるところ。





サイドビュー。
グッと下がったランボードが安定した(重々しい)スタイルを見せており、ハチロクの予備知識がなくても、この製品が今までにないものであることがよく分かります。





これがカトーがやる蒸気機関車の設計なのであり、他のメーカーには見られない芸当なのです。
梯子がなければそれでも通じてしまうような炭水車のリア。
パーツの分割と結合が自由自在、お手のモノのように見えます。





ここまでで、もうお腹いっぱいです。
が、もう少し続けます(画像を多く用意してしまい、1つの記事にまとめるのも不親切な気がしましたので)。

まずは「感動した」という報告まで。
またすぐに更新すると思います。
とりあえず、ではまた。

  1. 2020/09/01(火) 09:40:00|
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