おはようございます。しなのさかいです。
事実上、前回に書ききれなかったメモを続けたものになります。
御容赦ください。

1973年7月以降の、電化完成後の中央西線を再現するには381系が不可欠で、NゲージではカトーのレジェンドコレクションNo.5を使うこととなります。
さすがにトミックス製品はもう「時効」でしょう(笑)
先頭部貫通扉の天地寸法にいろいろと疑惑があるため、その評価が分かれていますけど、どうなんでしょう?
発売当時はこの寸法で合っているという声もありましたが…

このレジェンドコレクションも、その後にフルリニューアルされた485系と比べると、現在の標準的な部品構成が確立される前ということになり、運転台はボディと一体成形。
淡緑色パーツでの再現となっていません。
僅かながら非貫通先頭車のクハ381-100も数両在籍していましたので、この辺を含めながらのリニューアル措置には歓迎の意を表明しておきましょう。


一方でEF64です。
こちらにはナハネフ22と連結させて、急行「ちくま」に仕立てました。

2006年発売の急行「ちくま」セット。
この中に入っていた20系客車3両だけは処分しないで持ち続けていました。
以下は過去の記事です(^^)
2017.3.16 いまこそちくま(その1)2017.3.18 いまこそちくま(その2)このときの20系客車は、何気なくサボ受けを表現していて、専用の金型が投入されているんです。
さらにナハネフ22については、
先の「7両セット」リニューアルのときの寝台&床下パーツをASSYパーツで手に入れていたのでこれに換装してあります。
現行品レベルには劣りませんぞ(たぶん)

さらにさらに12系客車もフルリニューアルを遂げていますので、機関車を含めてなんだかんだで新しい「ちくま」ができてしまいました。
このフルリニューアル12系。
ようやく当鉄道でのデビュー戦となりました。
トミックスのロクヨンにはさよならしてあります(爆)

ロクヨンと20系客車の組み合わせなんて「ちくま」くらいですから、これも国鉄時代の象徴か。
日差しが明る過ぎてダメですね。
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎

今回のエンディングです。
車両を取っ替え引っ替えして遊んでいるうちに、気がついたら「きそ」が消えていて、本線上はすっかり「しなの」と「ちくま」の天国になっていました。

「電化完成後の国鉄・中央西線」と言われれば、先ずは「381系・しなの」でして、この列車が脳内で走り回らなければ他の列車を描くことが難しいようです。
その「しなの」を置いた後には何か別のものを…となりますが、当方にとってそれは「12系+20系・ちくま」かなぁと。
こんな脳内作業が行われた後で、誰かに耳元で「実はね、『きそ』なんていう夜行急行もあったんだよ」とささやかれれば「それもいいかもね」となります。
今回は、以上のような思考プロセスのラストに当たる列車を、企画として先(なのか?)に持ってこられてしまったような気がしていて、自分にとって必要かどうか分からない、「仕方がない、これも買おう」という流れがないままでの選択肢となってしまいました。
このような意味から、前回の記事の冒頭で「保険」と申したのです。
ユーザーの気持ちの高揚を誘引せずに、誰かが急に大型車の“ハンドル”を握る、「今度は俺に運転させろ」とやるからこうなるのか…
ユーザーとしては“中のこと”など分かりませんが、強烈なアイコンであるクモハ53007・008から〈飯田線シリーズ〉が始まったように、また、C62急行「安芸」から同じ呉線の急行「音戸」へつながったように、さらには「ニセコ」を置いたからこそオロハネ10を入れた「大雪」も置けたように、企画の紡ぎ方、順序をもう少し戦略的に練ってもらいたいですね。
イイ意味でユーザーをその気にさせてもらいたいのです。
そう指摘して、本稿をおしまいにします。
(おまけコーナー)

生産過程における品質については置いておいて。
トミックスの部品設計面での野心とこれに伴う製品化の意欲、つまり「ネタ」のぶっ込み意欲は高まる一方のようで、一昨日も「あやめ砲」が火を噴いていました。
その中で、トミックスが未だに突破できていないジャンルが「振り子車」です。
カトーが振り子車を次々と製品化する中で、これまでトミックスは、振り子車の製品化要望を受け付けることができなかっだのではないかと推察します。
適切な言葉ではないかもしれませんが、トミックスはこのギミックについては「コンプレックス」のようなものをお持ちなんじゃないでしょうか。
しかし、最近の製品化アンケートには選択肢として振り子車も並べているようなんですョ。
中では何らかの検討はされているんじゃないかナ。
「もしもトミックスが381系をフルリニューアルしたら…」
〈ドリフ大爆笑〉ではありませんが、そのとき、当方のカトー製品の見え方は変わらないままでいられるか、非常に不安です。
動物のフィギュアなんて作っている場合なんでしょうか。
あんなに派手に打ち上げた「パトレイバー」企画はどうするんでしょう?
西落合の方々にはやるべきことはもっとたくさんあるはずですよ。
天国にいるいかりやさんに「ダメだこりゃ」と言われないように気をつけてくださいませ。
ではまた。
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- 2020/11/14(土) 10:40:00|
- 鉄道模型(車両)
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