しなのさかいの駅前広場

もうお腹いっぱいです。

ローカルホームに灯りを付けてみる

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 線路際の住民です、暫らく投稿しないうちに模型市場の雰囲気が変わってしまいました。
 日常の業務に追われる中でもそれなりに弄っていたわけですが、カトーのハチロクの華奢ともいえるボデーを
 よく再現できた事は同社の技術力と担当者様の熱意の賜物でしょう。


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 カトーよりローカル小型駅舎とホームが発売されました、別売の室内照明を取り付ける事が出来る設定で、この照明セットを
 購入してしまいました。

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 なかなか良い雰囲気であります、この小型駅舎・ホームセットの詳しい事は他のサイトでも紹介されているでしょうから
 ここでは、ここは何とかして欲しかった! と云う事で ホーム照明についてお話して行きます。
 煌煌と灯りのともる駅舎の隣でく暗く沈むホームは何とも異様な光景です、見方を変えれば終車後の駅とも見えなくはないのですが・・・

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 そこで1mmの真鍮板を柱に沿って貼り合わせ 照明キットの基板を取り付け屋根で隠す方法で取り付けてみると想いの他
簡単に取り付ける事が出来ました、当面の電源は我が家で余剰になったKM-1を使います。

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 画像では仮組の状態ですが、 基板をゴム系接着剤で軽く止め 真鍮板はプライマーを吹いた後にマホガニーで着色すれば
 目立たないでしょう。
  しなのさかい様とう~ん配線をどうしようかね~なんて考えた結果 このような形にしてみました。

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 小型駅舎に照明の取り付けが出来るようになったわけですから ホーム照明を考えてもよかったのではないかと思います

 
 え?電柱灯があったらいいねって・・・

 どうすんべえかな~


 
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  1. 2020/11/30(月) 18:32:58|
  2. 鉄道模型(レイアウト)
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KATO 2021年4月分・5月分ポスターを見てNゲージパイオニアメーカーらしい金型の使い方とは何かを考える。

こんにちは。しなのさかいです。




毎度のことながらカトー新ポスターのチェックです。
前回は「3・4月分」となっていたところ、今回は「4月分」となっていますので、4月の“追加分”のようです。
これまでに令和版「踊り子」シリーズの発売もその頃だとアナウンスされていますので、春頃のスケジュールがだんだん「密」になってきました。





【10-1678 223系2000番台<新快速> 8両セット】 ¥22,400+税
【10-1677 223系2000番台<新快速> 4両セット】 ¥12,800+税

当方は、長らくこの場で、2008年に発売されたカトーの223系2000番台の改良再生産を求め続けてきました。
ライトの輪郭を主とした「顔」がまるで別形式に見えますし、その下にあるスカートの丈は明らかに長過ぎです。
2000番台は1999年のデビューから20年。
その間ずっとアーバンネットワークの主力として活躍していながら、12両編成でも遊べるNゲージ製品がこのままでしたので、関西圏の鉄道の風景を楽しむためには大きなピースが欠けていて、どこか寂しい気がしていました。

そして2019年。
とうとうトミックスが立ち上がって(?)製品化。
前面幌無し仕様での発売で、もちろん当方も12両を入線させました。
この12月には幌付き仕様も発売されるので、自分にとっての「年末アイテム」だと思って既に予約して待ち焦がれていたんですわ。


カトーは、トミックスが12月に幌付きの2000番台を発売予定としていることを分かっていたはずです。
ですから、今回のポスターは、当方のようにトミックス製品を予約して発売日を待っていたユーザーに「ちょっと待って。ホントにそれでいいんですか?」と語りかけていることになります。

なんだかね。

店頭フリー分で(品質などを確かめて)トミックス製品を買おうとしていたユーザーの方々は、間違いなく立ち止まって考えるでしょうから、どうしたって年末年始の商機に水を差す形にはなるでしょうね。
もしかしたら、販売店も「やってられない」のかもしれませんョ。

最近、公式HPには「Nゲージパイオニアメーカーとしての誇りを胸に」というページが浮かび上がってきました。
その“パイオニア”が後発メーカーの商売をあからさまにカットインするようなことはなかったんじゃないかなぁって。
だいぶ前に他社が製品化したものを後からやり直すとか、春の117系のように他社とほぼ同時に製品化を告知するのとは、今回の状況は異なりますしね。


「買いません」とは言い切れないのです。
今のところ「買います」の方が強いんですけど、この年末にトミックス製品を入線させながらそんな不経済なことをやっていいんだろうかと、ポスターが発表されてからは自問自答を繰り返しているところです。

JR西日本の「新快速50周年記念プロモーション」は2020年10月1日から2021年3月31日までだそうです。
だからトミックスは、117系、153系ブルーライナーに続けて、そのキャンペーンのど真ん中に2000番台を発売することとなります。
何となくスケジュールが緻密に計算されているようで。
一方でカトー製品の発売は、プロモーションが終わった後となることで間違いないでしょう。
こういう点も「なんだかね」だったりします。





【10-1701 0系2000番台新幹線「ひかり・こだま」 8両増結セット】 ¥15,000+税
【10-1700 0系2000番台新幹線「ひかり・こだま」 8両基本セット】 ¥19,800+税

このポスターの写真は総本山のレイアウトで撮ったんですかね。
夕暮れ時の陽を思わせる照らし方と、無駄なくポスターの画像いっぱいに上手くくねらせて配置した大蛇のような16両編成に、かつて日本の大動脈と言われていた頃の〈新幹線〉を見た思いです。

しかし…


これもトミックスの動きとの比較にならざるを得ません。

数年前のトミックス製大窓仕様で全面的に刷新されたNゲージの「ゼロ」は、今年の冬、さらにトミックスによる1000番台の製品化に至りました。
さらにこの1月にはトミックスが再び大窓仕様を、リニューアルの上で発売することとなっています。
こうした流れがあるので、ユーザーは0系としてあるべき仕様をトミックス現行製品を基準にして考えるようになっていると思うんです。
それゆえに、今さら車両同士の連結部分が〈あのまま〉という、基本的な仕様が1980年代のままである製品を焼き直されても反応するはずがありません。
たとえ、ライトユニット付近を改良するにしても、です。

カトーは、企画としていくらでも活かしようがありそうな0系をこんな風に捉えていて、少なくとも「フルリニューアルにより刷新する気はない」とアナウンスする形になってしまったように見えます。
当方のように新幹線車両を集めていないユーザーでも「0系なら…」と考えることはありそうなものなのに。

外観は基本的に同じでしょうから(あたりまえ)、先頭部の内部パーツだけを刷新するのでしょう。
「買いません」。





【5240 マニ60 200】 ¥1,900+税
【10-034-1 旧形客車 4両セット(ブルー)】 ¥7,000+税

マニ60 200。
これは「つるぎ」セットに入っていた車両をベースに単品販売化したもの?

最近は新しく企画される客車急行セットにかつてのような勢いがなくなってきたので、既存セットから引っこ抜くやり方が目立ってきました。
だけどマニ60やマニ36を増やすばかりでは、集める方もそろそろ苦痛でして、もう少し単品でも需要が高くて遊び方の要となるような車両を引っこ抜いてもらいたいのです。
ひょっとしたらオハユニ61、スユニ50なんて、もっと必要とされているんじゃないでしょうか。
まぁ、価格も小さいので「買っておくか」という姿勢ですが、とりあえず、念のため、使いみちは後で考える、という消極的な買い物になりませう。


一方でブルーの旧型客車の詰め合わせ。
茶色い方の店頭在庫が増えることは、蒸気機関車のバリエーションが増え続けていますし、今年は8620の発売という目標がありましたからまだ分かりましたけどね。
ブルーの客車にはそうした企画として用意されたピークが見えてこないので、このセットが目指している方向が分かりません。

「茶色が売れたんだから次はブルーだろう…」
そんなことで企画されたのだとは思いませんけど、もう少しセット化してまで販売する意図を教えてほしいです(もちろんHPに編成表がたくさん掲載されていることは知っていますけど)。
それと、非冷房のオユ10は単品でやって欲しかった…。

電気機関車が牽引する列車とするならば、既に単品で需要が満たされているブルーの2000番台よりはオハ61系やスハ32系の2000番台が必要です。
トミックスは東北本線普通列車セットを企画していて「オハフ61 2616」(車番印刷済で)を入れるそうですから、その辺の需要をしっかりつかんでいるようですなぁ。
「買いませーン」。





5月分として。
「氷河特急」シリーズに続く鉱脈ということなのでしょうか。
ドイツ、アメリカ、イギリス…と、あちこちの海外の列車の製品化が続いています。
何か勝算があってのことなのでしょう。
素人にはさっぱり分かりません。
当方にとっては「買う必要のない製品」となります。





今月のまな板コーナー。
スルーしようと思っていましたが、やっぱり気になるので少々話題にしておきます。

「今のカトー」「これからのカトー」として、創業者の視点とは異なる「今までとは全く違う何か」をやろうとする姿勢には(どうかなーとは思いながらも)意見はありません。
創業者がやられてきたようにユーザーを楽しませ続けてくれるのならば、ユーザーの見えないところで新しい事業を立ち上げたって、ユーザーとしては「頑張ってください」となります。

ただそれを、今までずーっと鉄道模型を買っていたユーザーに買わせようと仕向けるのはどうかなと考えます。

「のら猫拳」というモノがなんなのか、よく存じ上げないのですけど、例えば、動物園の売店とか、百貨店の玩具売り場とか(動物フィギュアと並べて)、鉄道模型とは違う販路を開拓するつもりで営業をすればいいのに、と。
なにゆえ鉄道模型店に貼られるポスターの上に掲載するのかがよく分からないのです。
説明文を読むと、本気で鉄道模型との親和性を考えている節がありますが、それはいささか乱暴というものでしょう。
こういうことが多くなると、カトーはこれからどうなっていくのだろうと、とても心配になります。



□     □     □



ポスターを見て「なにこれ、おもしろそう!」と叫んでしまう仕組み、メカニズムは「新しい金型の使い方」に直結していると言えます。

ボディシェルもひと組の金型によるものであれば、ボディの中にスッポリと収められてしまう部品もひと組の金型によるものなのです。
そのどちらの方がユーザーの心にグサッときて、楽しめる金型か、と問われれば、当方は迷わずに前者だと答えるでしょう。

最近はユーザーに買い直しを迫るような焼き直し企画が続いていて、この場合は、たとえボディの中にスッポリと収まらないパーツでも、後者寄りの新規金型の使われ方が強く見られます(「そこまでは頼んでいない」というか…)。
長い間ユーザー稼業をやっていると「あそこさえ変えちゃえばアレ(別形式)ができちゃうじゃない」というネタは見えているんですけど、どうもそういう新規金型の使い方には至っていないんですよね。

カトーが製造する金型をこの趣味の世界の「公共財」とまで定義するつもりはありませんけど、それに近い位置付けで、ユーザーを楽しませて、他社を含む市場全体を、そしてNゲージ趣味全体を活性化させる目的で存在し続けてもらいたいものです。
「Nゲージパイオニアメーカー」と自ら標榜しているのですから。

ではまた。



  1. 2020/11/30(月) 12:30:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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