しなのさかいの駅前広場

スカ色がたくさんやってくる月末

2022年 あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
しなのさかいでございます。




2021年12月18日 山梨県北杜市にて


「2022年」。
毎年のことながら、こんな数字で書き表す時代を自分が生きていることがなんとも不思議で、どこかSFの世界にいるようです。

その割には、街の風景は1990年代と大差ありませんし、人類が火星に降り立っているわけでもありません。
EVが席巻する国も出てきてはいるものの、日本においてはまだまだガソリン車。
結局のところ、文明の進歩もこれまでのような劇的な右肩上がりにはなり得ない、そんなフェーズに到達してしまっているのかもしれません。

分かりませんが(^^)



さて。
100年に一度と言われる厄災が全世界を覆うこととなってから、ほぼ2年。
経済的な打撃で劇的な生活の変化を受け入れざるを得ない方が多い中で、おそらくココにお越しいただいている方々は、幸いにも以前と変わらずに鉄道模型趣味を続けていられるのかな…、と勝手に想像したりしています。

とはいえ、日常の中におけるこの趣味の向き合い方を再考しようと動き始めている方々も含まれているようで、「このままでいいのかしらん」として変化を求める空気感は、こちらとしてもしっかりと受け止めています。


こんな流れで当方の昨年の趣味生活を振り返ってみると…




 
前半は、自分でもよくまぁやったものだと言いたくなるくらいレイアウト工事に邁進していました。
その成果もあってか、現状、まずまずの風景を眺めてニンマリすることができています。

もちろん「レイアウトに完成なし」。
まだまだやりたいことは脳内にリストアップされていて、その工作準備もしているんですが、とりあえず8月頃まではひたすら地面に向かって思考を繰り返すことがメインだった、と振り返ることができます。





ところが、そんな趣味生活は9月頃から一変してしまいます。
かねてよりレポートしています「インレタ転写」です。





トミックスの新ポスターに興味を向けているうちに、自分の手元にある買ってきたままの車両、つまりインレタ転写をしていない未完成車両の数の多さが気になり出しました。
「こやつらをセットアップして、カトー製品と同レベルに持っていくまでには、これから先どのくらいの時間がかかるのだろう…?」
漠然とした不安から早速作業を始めてみたところ、想像していた以上に全く終わらないという(笑)





時間の問題だけならばまだ良くて、サードパーティのインレタを調達するという想定外の財政負担もジワジワとフトコロを痛めまして、なんだかヘロヘロな気分での締めくくりとなりました。

とまぁ、こんなところが2021年の真相なんですネ。




他の趣味とも共通して。
この趣味に向き合うためには、①時間、②場所、③お金といった考慮すべきポイントがいくつかあるようです。
それも、これらのいずれかが長けていればイイということではなく、これらがバランスよく消費されたり、機能し続けることで趣味生活をより豊かに感じられるような気がしているんです。

せっかくの場所を確保しても、お金を使い過ぎてモノに埋もれ、手狭になってしまっては趣味全体が台無しです。
お金をたくさん持っていたとしても、交換したモノを使いこなしたり愛でたりする時間のゆとりを伴わなければ、消費したお金は活きません。
これだけ各社から毎月のように新製品が溢れ出せば、お金と交換するモノに対する目利きやセンス、新企画の捉え方、受け止め方も重要となってくるでしょう。

「◯◯マニア」という言葉があるように、どうしても趣味って自分の中で過熱していくものですから。
どこかで自分自身が消火剤を吹き掛けながら飛び続ける必要がありそうです。
その消火剤、ちゃんと自分の中に持てているかどうか…

当ブログではこんなことを考えながら、ホビーショーへ足を運び、その発展として「Nゲージとお金の使い方」を考える集いを催してきました。
おかげさまでたくさんの方々に御意見をいただくことができました。
改めて御礼申し上げます。
当方としても考え方を転換するキッカケとなるコメントを数多く読ませていただくことができました。
そしてまた、ここ数年繰り返してきたこともあって、既に皆さんもお気づきのとおり、大方この場における意見は収斂されてきたようです。

そこで、新年となったことを契機として、ひとまず「集い」形式はリセットしてみようと思います。
とはいえ、適当な機会を見計らいながら「上流」のやり方に対する「下流」の捉え方についてはコメントし続けていきたいナとも。
そのためには、オリンピック以前、コロナ禍以前のように模型ショーなどが再開されることがマストですね。


さて、1年後にはどんな模型を手に入れて、コタツの中でホッコリとしていることでしょう。


それでは、2022年のスタートでございます。





スポンサーサイト



  1. 2022/01/01(土) 00:01:00|
  2. 駅ノート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8