おはようございます。しなのさかいです。

「竹」をしっかりと作ってみたいなぁと考えて撮った画像です。
そのうち製作方法を考えてみましょうか…
前回に少しばかり触れた、カトーの「地上駅舎」をどうにかするお話の、その続きです。
先日、丸1日を趣味の時間に当てることができましたので、プラ材を駅舎に貼り付けいく作業をサクサクと進めることができました。

地上駅舎があやしい倉庫に変身?
1㎜厚のプラ板で外壁を貼り直してみました。
建物の高さはグリーンマックスの「プラント工場」(のジャンクパーツ)を参考としてみたので、そんなに破綻はないと思います。
採光ガラスはカトーの「デニーズ」のもので、何故かこちらもジャンクパーツを持っていましたのでそれを流用。
ずいぶん前の「カントリーエレベーター」の製作でも使っていまして、そのときの残りものです。
正面のシャッターはエバーグリーンのスジ彫り付きの板の端材を使っていて、その上部の巻き上げ部分、それから左右のガイドレール部分も同様にエバーグリーンの端材を使いました。
どんだけ端材があるんだよっていうことですよ(^^)
建物の中には4.8㎜の(これまたエバーグリーンの)角棒を骨組みにして、裾や角の柱などに接着しています。
自作ストラクチャーで気をつけていることは「歪み」ですから。
角のエッジの出し方にも気をつけて、削りすぎて直線が弓状にならないように。

で、この週末は天気も良かったので、一気に塗装も終えてしまったんですねー。
本体はクリーム10号、シャッターはタミヤの適当なミディアムグレー(忘れました)、屋根は青22号です。
青22号を塗装に使ったのは、確か30年くらい前。
グリーンマックスの201系の板キットに吹いてみたとき以来かと。
クレオスのスカイブルーでも良かったんですけど、鉄道カラーはほぼつや消し仕上げですから何かと都合が良いのです。

側面、つまりレイアウト上に置いたときに自分の正面に位置する面には、アクセントとなる小窓とドアを備えました。
小さい二つの窓は、やはり「デニーズ」のやつで、正面の窓との統一感を求めてのことです。
ドアはプラ板で適当に。
ちなみにドアのノブは1ミリのドリルで穴を開けて、プラ棒を突っ込んで接着剤を流し込んで余分なところを切り飛ばしておしまい…という簡素な作り方です。
先ほどの塗装前の画像には付いていませんでしたが、建物の裾にはエバーグリーンの帯材を接着しておきましたので、少しだけ見栄えが変化しています。
この裾をグレーに塗装しても良かったんですけど、同じ色に塗装しちゃっている建物も多いですから。

正面から見てみました。
ストラクチャーの自作にあたっては、輪郭などに直線を出すことができるかどうかで完成度の半分くらいが決まると思います。
サーフェイサーで下地を作っておいたので、クリーム10号は難なく乗ってくれました。
屋根も含めて念のためにクレオスのスーパークリア・つや消しを吹いて。
ウェザリングまでやっちまいたいところですけど、そこはレイアウト全体を見ながらということにしましょう。
やり過ぎが怖いのです。
あ、それから基礎部分もプラ板の自作で、カラーはタミヤのAS-16ライトグレイです。
この色は乾いたコンクリートの色にイイかなということで、ローカルホームの側壁などに使っていることは以前にもお話していました。
4.8㎜の角棒を四角く接着して、上に乗せた倉庫の位置がズレないようにしています。

レイアウトの地面を基礎部分の寸法どおりにくり抜いて、基礎部分がきれいに収まるようにしました。
「使われているかどうか疑わしい倉庫」という設定なんで、正面には雑草が生えまくりということにしています(そういう場所に後から倉庫などを置くからそうなるだけのコトでして)。
娘たちに見せたら「中でヤバそうな取引をやってそう」と仰るので、まぁまぁ狙い通りのようです。

電化されている山岳モジュール(右側)から、非電化の直接モジュール(左側)へ視線を移すときの「区切り」として、線路の前にこの程度の障害物を置く、という狙いもありました。
倉庫の周りにはもう少し木(低い落葉樹?)を生やしてみましょうか。
それにしてもこの倉庫はキレイ過ぎます。
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎

久しぶりに、レイアウト上に少し目立つストラクチャーを増やしました。
2020年にも草原の中の廃事務所を製作しましたが、あれはとにかく小さなものでしたから。
ジオコレの「倉庫B」もなかなかの出来で、そちらを買ってきてドンと置いちゃうことも考えたんですけど、どうしても大きさが持て余し気味だったんです。
で、出した結論は「そんなら自分で作るか」。
とはいえ、特に屋根については何らかのステップ、流用ネタがある方が楽だと思い、この「地上駅舎」の存在を素材として思い出した…というワケでした。
こう見ると、自然ばかりの景色の中に視線の置き場としてちょうど良いようです。

ここまでやって思い出すのは、黎明期のトミックスのカタログ。
メーカー自身が(?)「橋上駅舎」や「木造駅舎」をフル活用して、さまざまな用途の建物として演じさせていました。
「なければ作る」ということなのでしょうか、大胆に切断されてから連結されたらしき木造駅舎などには「へぇー」としか言いようがなく、どんなモノにも可能性はあるのだなぁと感心したものです。
今回の改造でこの頃の気持ちを思い出したような気もして、滅入っていた気分が少し持ち直しました。
脳内は早速次のストラクチャーへと移行しています。
(おまけコーナー)

この1980年版には、今話題のアイツが載っているんですよ。
品番2002は買いましたね。
「シゴゴ」は元々トミックスの公約だったとはいえ、復活蒸気なんかに着目していないで、さっさとカトーにやってもらいたかったネタでした。
ではまた。
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- 2022/05/25(水) 09:00:00|
- 鉄道模型(レイアウト)
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