おはようございます。しなのさかいです。

先日(と言っても昨年末のこととなりますが)、滋賀県まで行って帰ってくるという機会がありました。
昨年の4月に関東から北近江へ移住した古い友人を訪ねる2泊3日の一人旅です。
移住直前には年内の訪問を約束し、その後に訪問計画を11月に決めていたんですが、いろいろとありまして中止、延期に。
そして、年末ギリギリというタイミングが急浮上。
降雪の心配があるものの「行くしかない」っていう決断に至りました。
さて、決行日は固めたとして、次は利用する交通機関の検討です。
当方は、もう新幹線での移動に面白みを感じることができなくなっていて、できるだけその土地へ行くプロセスにも楽しみを求めています。
そこで。
延期したことでちょうどシーズンに入ったことでもありますから、20年以上も使用を封印してきた「青春18きっぷ」を往復に使うこととし、久しぶりに普通・快速列車のみによる乗り継ぎ旅のプランを立ててしまったんですね。
今回はそんなことで、その令和版乗り継ぎプランの実行報告となりますがお付き合いください。
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往路は12月22日(木)。
八王子からの出発ということにさせていただき、そこからのお話とさせていただきます。
【第1ランナー】795T
八王子 8:38頃?→高尾 8:45頃?第1ランナーはオレンジ帯のE233系で、東京口の中央線快速としては不思議でもない、いつものような10分程度の絶賛遅延運転中でした。
トタT31編成というのかな。
後から調べると2007年製の貫通10連のようです。
カトーの10-1311と10-1312はT21編成をプロトタイプにしていましたので、コイツではありません。
トタのT編成には12年ぶりに2020年製の「T71編成」が仲間に加わるという珍しい出来事があって記憶に新しく、そしてまた(T編成に限らずに)これからはグリーン車の連結が大きな話題となっていくはずです(サービスの開始が一体いつになるか分かりませんけど)
E233系のうち中央線仕様だけは前面のカラー帯の纏い方が違うんですが、とうとうそのままで約15年が過ぎました。
グリーン車の組込みが果たされたときには変化があるのかしら。
車齢が大きく異なるモノ同士の連結は、将来どうなっていくんでしょうね。

八王子では、緑色のタキ1000を観察するためには最適のようで、鉄道ファンだけでなく素人さんもよく凝視しています。
タンク車がたたずむ駅の風景は国鉄時代から基本的に変わっておらず。
【第2ランナー】529M
高尾9:18→甲府10:55211系6両編成中、乗車した松本寄りの3両はN322編成。
セミクロスシートの1000番台でした。
旅をする上ではボックス席の方が助かるので、この第2ランナーは当方にとっては「当たり」ということになります。

ここから北近江まで線路がつながっているんだなと、しみじみ。
鉄道ネットワークは素晴らしいなと改めて考えた瞬間の画像です。
車内は年末の寒い時期だというのにハイキング・登山客が目立っていて、大月でどっと降りて行きました。
好きな人は季節を選ばず。
当方にも当てはまることであります。

笹子トンネルを抜けて、石和温泉を過ぎても雨。
この日、関東地方は朝から激しい降雨で、甲府盆地に入っても空の変化はありませんでした。
勝沼ぶどう郷からは甲府盆地を見渡せるかと期待していたので少々残念。
ただ、スマホのアプリを見ると、小淵沢付近で雨雲が切れていたので、車窓を楽しむことはそこら辺までの我慢と割り切りました。
大月以降はスカスカだった車内は山梨市で乗客が増えてたことで、そこそこの混雑となって、県庁所在地である甲府へ。
【第3ランナー】435M
甲府10:59→塩尻12:37甲府ではダイヤ上4分の接続だったところ、第2ランナーの529Mにやはり数分の遅れが発生したため、この第3ランナーも発車時刻を過ぎて接続待ちをしてくれていました。
跨線橋を走って乗り込んだ車内には、2学期末のカリキュラムだからか、午前の早い時間でも帰宅する高校生たちがワンサカ。
座る場所もないまま発車しましたので、かぶりつきスタイルでしばらく過ごしました。
結局その混雑は韮崎までの短い時間だけでした。

やはりスマホのお天気系アプリは素晴らしいですね。
小淵沢付近で雨が止みましたが、レーダー画像によれば自分が雨雲がかからない地域に出ただけのことと分かる訳であって、甲府盆地ではまだ雨が降り続けていることを確認しました。
今ではこういう事実を認識しながら旅行できる時代なのです。

すずらんの里まで来ると、諏訪盆地の降雪跡が目立ってきました。
中央本線は車窓の変化がおもしろい。


そして岡谷まで来ると相当な降雪の跡が。

しかし、塩嶺トンネルを越えて松本盆地へ入ると、雪が降った形跡は見当たらないのですからさらに面白い。
つまり「北か南か」ではなくて、冷たい空気がぶつかる山との微妙な位置関係で雪が降る、ということの証なのでしょう。

塩尻に着いて第3ランナーとはお別れ。
N335編成はロングシートタイプの3000番台3連でした。
6両編成でしたから、後ろの3両にも何らかの211系が連結されていたはずです。
カトーは10-1197(N302)と10-1212(N306)で3000番台で製品化していました。
これらもロングシート車を選んでいるようです。
そろそろ模型の世界では211系もフルリニューアルの頃合いでしょうか。
旅先でそんなことも考えるのも一興。

塩尻駅構内の激狭な立ち食いそば店を見学。
こちらは飽くまでも改札内にいるお客さん用の出入口です。
ちょうどお昼の時間だったので改札外のカウンターも混んでいまして、やむを得ずその隣のNewDaysでパンを買って空腹を満たしました。
でも、一人旅ですから気楽さを楽しんだ気がします。
同行者がいれば「えー、パン?」と言われること必定ですからね。
たまには一人旅も良いのかも。
この中央本線経由の往路は列車の接続が良過ぎで、唯一の余裕がある接続はココ塩尻のみでした。
再びシビアな乗り継ぎが続きます。
(その2へつづく)
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- 2023/01/10(火) 09:30:00|
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