しなのさかいの駅前広場

細かいことばかりでよく分かりません。

国道7号の旅

こんばんは。しなのさかいです。




ちょっと所用がありまして、津軽まで行っていました。
車での移動なんで基本的に鉄分ゼロですが、こうして駅に立ち寄ってみたりしてソコソコ楽しんだような、そんなところです。

数十年ぶりに奥羽本線・北常盤の駅前に立って、青森から乗った普通列車のことを思い出しました。
大釈迦に停車中のスハ32のトイレから見た線路の記憶がフラッシュバックのように蘇ってきたりしましてね。
自分の人生の中の、ほんの一瞬の出来事なんだけど、一生忘れない記憶になっている経験って誰にでもありますよね。
以来、当方にとってスハ32系客車は特別な存在であり続けています。
カトーから2000番台で出してもらいたいなぁ…



所用が終わった後は、せっかくなんで日本海側を下ることにしました。





秋田市土崎では有名なうどん・そばマシーンを体験。
300円であの味は「お得!」としか言いようがありませんね。
ファンが多い理由がよく分かりました。





そのマシーンの上空100mからみた景色。
線路の撤去が終わっていましたよ。





本荘竜巻(たつまき)簡易郵便局で貯金をしました。
国道7号を南下している途中で偶然見かけた簡易郵便局で、なんの予備知識もなく寄らせていただいたところ、改めて確認するとなんとも強そうな局名じゃないですか。
局員の方からは「よく言われるんですよー」とのお言葉を頂戴しました。





象潟(きさかた)。
1804年の地震で2m隆起するまでは、宮城県の松島のような風景が広がっていました。
「松島は笑ふがごとく、象潟はうらむがごとし」とは、地震の前にこの地を訪れた松尾芭蕉の『奥の細道』の一文。
日本海側の「スケッチ」としては令和の今にも通じる秀逸な表現です。

ここまでが秋田県。





山形県酒田市でも定番スポット「山居倉庫」を見学。

当方にとっての酒田は『おしん』のおしんの奉公先、そして『西部警察 PARTⅢ』第23話「走る炎!! 酒田大追跡」で舘ひろしがミサイルMX-83(ナンダソレハ)を積んだトラ70000に飛び乗った場所として強く記憶されております。
この山居倉庫も、ミサイルの持ち主のアジトでした。





土門拳記念館。





続いて鶴岡市に入って、藤沢周平記念館。





新潟県に入って、笹川流れ。
ちなみに、川ではなくて海なのに「笹川流れ」?
「笹川」とはこの地にある集落の名ですので、そこんとこヨロシクです。





佐渡の山並みに沈む夕陽。


こんなところです。
青森県前から新潟県の出雲崎まで日本海側を一般道で南下し、往復の走行距離は約1,700kmでした。




訪問した土地の模型店には立ち寄れませんでしたが、ブックオフ等の模型コーナーには都合5店寄ることができました。

でも、収穫はゼロ。
珍しいモノは確かにあったんですが、旅先では目が効かなくなるものでして、欲しくなくても手を伸ばしがちなんですよね。
冷静になるように努力して、結局何も買いませんでした。
これで正解だと思っています。

こうしたお店の模型コーナーだけでは推し量ることは無茶ですが、東北地方の市場規模は決して大きくはなさそうで、逆に関東地方のそれが大きすぎるのかもしれません。



何を書いているんだか分からない稿となり申し訳ございません。
つまるところ、とりあえずの生存報告でございます(^^)

ではまた。



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  1. 2023/09/30(土) 23:50:00|
  2. 駅ノート
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もう一度、近鉄10100系。

こんばんは。しなのさかいです。




いきなりですが、今回はカトーの近鉄10100系〈ビスタカー〉ですね。

11年前に室内灯を取り付けたときに「難しい」と申しまして、実際にそう思い続けていましたが、この度「LEDクリア」に交換するために再び分解してみたところ、案外簡単に取り付けられたので、そのついでにレイアウト上を走行させましたよっていう些細な話です。
よろしくお願いします。

室内灯は、単に車体をひっくり返しながら(ユニットが落ちないように)取り付ければ良かったようで、大きな反省点がありました。





後輩の30000系(立石謹製)とのすれ違い。

実際にはこの仕様の10100系とのすれ違いはないはずですので、スカートが付いて2階建車の裾が紺色となった全盛期(晩年?)仕様での再発売が期待されます。
ていうか、2007年の発売時からそうした要望は大きいんですよ。
もちろん、私鉄電車の原形仕様は必要だと考えている人間なので、これはこれでアリです。


ただ、再生産、再発売で問題となりそうなのは、平屋車に入れる室内灯プリズムで、いわゆる「クリア」のものではライトユニット本体に干渉するような気がします(飽くまでも「気がします」ということで)。

あいにく旧LED室内灯のプリズムは流通していませんから、2階建て車と同じように専用のプリズムが必要かもしれませんね。
そんな気づきがありまして、今回はその旧LED室内灯のプリズムを存置させました。
明るさに問題はありませぬ。

余談ですが、カトーにおかれましては、室内灯のプリズムだけを流通させてくれると、短くなったプリズムとのペアでは使えない手持ちのユニットを再利用できて助かるんですが…





昭和30年代の〈カッコよさ〉が観察できる。
私鉄特急の趣味的面白さはそこに(も)あると思っています。
曲面を多用したボディ、湘南電車のような正面の塗り分け、151系のような突き出たライトケース、などなど。
当時の流行はおおよそ取り入れられている、のかな。







「VISTA CAR」のロゴ、特に「S」をポイントとしたデザインを見ると、模型としての所有欲も満たされてしまいます。
ルーバー付きの蓋なんか、メカニック性が濃くて。





「レジェンドコレクションNo.3」。
最近Nゲージを始めた方にはよく分からないカテゴリーとなっていることと思いますが、ちょっと前のカトーでは、歴史に残る車両を特別なパッケージで製品化していて、それはそれは楽しいものでした。

このシリーズが2017年にNo.9(東急7000系)を発売した後に途切れ、かれこれ6年は経とうとしています。
もうこのシリーズの再開はなさそうなので、バックナンバーを楽しむ段階に入ったと言えそう。

でもまぁ、それもそれでイイじゃないですか、ね(^^)





あ、C編成のパンタを上げ忘れました(^^)

2007年に発売されてから16年。
この間、あまり走らせることもなく眠らせていたかもしれません。
これじゃダメですよね。
集電性能も優れているようで、とても良く走行してくれます。
室内灯も明るくなったので、しばらくはレイアウト上の主力列車として走り回ってもらいましょう。











(おまけコーナー)

最近、各方面をパトロールしている中で、鉄道模型趣味との付き合い方、Nゲージ趣味との付き合い方をリセットしようとしている諸先輩方をチラホラ見るようになりました。

特に、今までどおりのお金の使い方を立ち止まって考え始めている方が多いようで、かつてこのブログで取り上げてきたテーマともシンクロしています。

もちろん直接的なトリガーは、模型店に並ぶ商品の価格の高騰ぶりと企画のチープさを巡るそのバランスの悪さだと思いますが、よくよく気持ちを察すると「買えない」という次元を通り越しているようなんですよ。

なんと言うのかな、「数を増やすだけでは豊かな気持ちになれないかも」と気づき始めたと言いますか。



鉄道模型趣味って、学生時代を終えて社会人になれば、大抵は自宅で1人で楽しむ(しかない)趣味となってしまいますでしょう。
それ故に、趣味生活に新しい刺激を求めて模型店へ足を運び、お金を何かに換えてそれを自宅へ持ち帰って、自分の中に何らかの新しいインパクトを加える。
こういうサイクルが何年も続くと、そのうち「遊べていない」と気づくようなんです。

持ち帰ったモノを上手く消化できていない、持て余しているようなんですね。
でも、その閉塞感の突破口は「再びお金を使うこと」に見い出そうとして…


難しいことを申しました。
「今後、鉄道模型はゼロ円で遊ぶべし」なんて言っているのではありません(そこは誤解なきように)。
ユーザー各人がそれぞれに、自分が今までにしてきた「お金の使い方」に違和感を持ち始めている、そんな胎動を感じ取っている次第です。

もちろん違和感を持ち始めるキッカケは、昨今の新製品などを見て、ということなのでしょうけどね。


これ以上進むと長くなりますのでこの辺で。
あー、また今日も新しいポスターが。

ではまた。




  1. 2023/09/14(木) 19:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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2両のサロ110のつかいみち

おはようございます。しなのさかいです。




5月末に発売されていたカトーの113系1000番台。
そのうちのグリーン車2両をASSYパーツで調達し、駅の端っこの留置線に置いたままにしていました。

この2両を、クモヤ90を両端に挟んで回送列車に仕立ててみる、ということは友人であるキハ181つばささんと企んでいた(?)ものです。

今の時代の電車の編成のように固定化されていないところが国鉄時代の牧歌的かつ魅力的なところでして、中間車だけを抜いて検査に回すから代替車を挿入する…ということが日常的に行われていたんですね。
そんなシーンを各員で再現すべし…という西落合からのメッセージがこのクモヤ90の発売でした。


編成全体に室内灯を入れる必要はないかもしれません。
明らかにやり過ぎですので、いずれ外しましょう。
カプラーは両端をボディマウントタイプにしていますから、最近のカトーの電車ならだいたい連結可能。





田園風景の中に突如現れた謎の列車、っていう感じでレイアウト上を快走。
畑仕事の途中の人にとっては、きっとどうでもイイ出来事なんでしょう。

国鉄時代はあちこちに存在した施設間を結ぶイレギュラーな列車がよく走っていたものです。





クモヤ90の使い方は「妄想次第」と言えそうで、ガシガシ遊ばないともったいない。
そろそろ、そう思えるようになりました。





カトーがクモヤ90を製品化したのは確か2013年。
M車とT車が用意されたとはいえ、実質的には1両だけという小さな新製品でした。
ということで地味な発売になりましたが、牽引する車両をほぼ問わない、正に「電車ごっこ」という遊び方が可能となる深いアイテムだったことも事実。

と言いますのもね、最近の新製品が高い割にアレでしょう?
こういう“ちょっと前の新製品”を見つめ直して、心ゆくまで楽しんでみるのもようござんすよねっていうことです(^^)


あえてお願いを言うお許しをいただけるとしたら、奥まって見える側面窓ガラスの改良です。
斜め前から見て、視覚的にドア窓を認識してしまうと、客窓ガラスが認識できない、というか。

「飯田線シリーズ・エピソード0」というべき本製品の側面ガラスに対するユーザーの反応から、クモハ53007に“はめ込み式”が取り入れられたようで(?)

ですのでね、飯田線シリーズの設計技術のクモヤ90へのフィードバックがあるとイイんですが(そして救済ASSYの発売も)。


今回は軽めに。






(おまけコーナー)

久しぶりにレールクリーニングのお話。
この手の話題はあちこちで盛んで、基本的には「気づき」ネタですから見ていて面白いテーマですよね。
勉強させてもらっています。

当方は最近、こんなアイテムを併用するようになりました。





ゴッドハンド「神ヤス!」10㎜厚の10000番です。

乾式ヤスリでやっちまうとレール踏面を傷つけてしまい、これがスパークを生んで…という悪循環はよく知られています。
ただし、この10000番くらいの番手になってくると「汚れを削り取る」というよりは「踏面を(ピカピカに)磨く」という考え方により近くなってきます。





正解かどうかは分かりません。
ただし、人差し指で軽く押さえてレールの上を動かしてみると、明らかに引っかかりがなく、滑るような感覚を得られます。
これが大事かと。

スポンジの硬さも、レール踏面に対して水平を保ってくれる程度で安心。
大きさもNゲージのレールにちょうど良く、駅のホームなどに接触してもスポンジなので全く問題なし。
乾式だけでは心配ですから、クリーニング液を数滴垂らしてから「磨く」ということもたまーにやります。

汚れた研磨面は二つの神ヤスを擦りながら水道水を浴びせていたら、程よく復活してくれました。


ではまた。

  1. 2023/09/05(火) 09:30:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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