こんばんは、しなのさかいです。
秋らしい季節になりまして。
予定どおり、休日であっても自分の時間が皆無です。
細かい説明は省きますが、朝から晩まで1~2時間おきに家族のだれかをのせて車を運転している感じ。
家にいてもほとんど待機状態ですから、iphoneで遊ぶくらいしかできません。
なので、作業時間は毎日夜の11時前後から。
睡眠時間を削ってねん出しています。
非常につらいです。
が、なにもしないで頭の中がカラカラになるよりはマシかなと思っています。
頭の中、趣味のことで満たしておけば精神衛生上の効果が大きいので。
余計なことを考えなくなりますからね。
そんなことも意識してやっています。
つい先日のそんな深夜。
思いついてこんなパーツを探し出しました。

ごそごそ。あったあった。
カトーのASSYパーツ。
「787系つばめリレーレンズカバー」。
“つばめリレーレンズ”というところが、まったくもう意味不明です。
1993年発売の787系は、ガイコツのようなライトまわりでガッカリでした。
しかし、2004年頃に発売された「リレーつばめ」でようやくカバーが表現されたのです。
この過程、883系ソニックも同じ。
だったらと、そのときに設定されたパーツを買いました。
でも、そのまま放置。

放置したのには理由があります。
はめてみると、どうもおかしい。
カバーが出っ張るのです。
どうやら、リレーつばめのライトのなかは、このカバーを付けるために金型を掘り変えている(修正している)みたいで。
こんな目ん玉飛び出し状態では興ざめです。
883系は大丈夫だったのにナゼ?
ライトの凹みをグリグリやっちまおうかと何度も考えましたよ。
ところが先日、神のお告げのようにヒラメキまして。
「カバーを薄くすればいいんだよ~」。

そうだったと、ゆっくりと2000番の耐水ペーパーをかけて、何度もボディにはめてチェック。
ボディとツライチにします。
仕上げはモデラーズのコンパウンド。
綿棒に少しつけて、根気よく研磨。

ASSY発売から約8年の時を過ぎて、ついにカバーがはまりました。
というか、やればすぐにでもできた工作だったんですよね。
あらためて反省するところが大きいです。

ライト点灯。よーしよーし!
カバーを付けたことで、まるっこい三角形のライト部の輪郭線も浮かび上がりまして、これこそ787系だなあとニヤリ!!

消えてしまった新宿の模型店で、他の常連のお客さんから言われたことがあります。
どんな形式にしても登場時が一番美しいと。
787系は、9両から7両、そして6両や4両と落ちぶれ感が大きいです。
前面に妙な手すりもない、スッキリしたマスクも登場時だからこそです。

登場時ならこうして3号車にサハシ787が入ります。
供食施設のある列車って、いつの時代も豪華で堂々とした編成に見えます。
このサハシだけ、室内灯LEDクリアにはオレンジフィルターを付けました。
堂々9両編成でレイアウトをぶん回すこととしましょう。
787系はこうじゃなくっちゃ、です。
* * *
1999年8月28日。
西鹿児島から女房と「つばめ10号」のグリーン車に乗車しました。
切符は博多まで。

この列車、熊本付近で気が付いたら、なぜかビュッフェやデッキにはしゃがみ込んだギャルばかりでして。
乗車率がものすごく高かったのです。
相当な混雑だったので「???」でした。
天気も良く、順調に鹿児島本線を北上。
コーヒーのサービス等に満足しながら、めったに体験できないグリーン車の窓を楽しんでいると…。
大牟田を過ぎた途端にガクンと制動がかかりましてね。
なんだか寂しい駅に止まったんです。
ホームには「せたか」と。
知らんなあ、こんな駅。

そのあと信じられない車内放送が。
な、なんと運転打ち切りと。だんだんホームは殺伐としてきて、アテンダントさんも鬼の形相に。
せっかくのグリーン車の旅があっけなく終わりました。

そんな混乱の中、なんのアナウンスも無く、すっーと大牟田に向かう下り普通列車が来ました。
改札口で喚く集団を背中に、サッと乗って大牟田へ。
そこから西鉄で博多へたどり着くことができた訳です。
しかし、着いた頃はすっかり夕方でして、予定していた観光はほとんどあきらめることとなりました。

運転打ち切りの原因は自動車との接触事故。
軽トラックが遠賀川近くの踏切で立ち往生し、813系にぶつかったのでした。
幅1.9メートルのその踏切は、小型・特殊の車両以外は通行禁止だったとか。
しかも運悪く、813系電車はそのままデッキガーター橋の上まで軽トラをお持ち帰り。
撤去することができなくなってしまい、運転再開の見込みがつかなくなったそうです。
記事によれば、運転していたおじいちゃんは手を振って列車を止めようとしたそうですが。
なんとなく修羅場が目に浮かびます。
ちなみにおじいちゃんは無事だったそうですよ。

夜、タクシーの運転手さんに聞きました。
その夜、なんと福岡市内では、SMAP、野猿、浜崎ひとみのコンサートがあったのでした。
つばめ10号のギャルたちは、九州全土から博多へ向かう移動集団のひとつだったんですね。
まるで旅順へ向かう日本陸軍のようです。
ギャルたちは瀬高駅からどうしたのか、13年経った今でも謎のままであります。
ではまた。
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- 2012/10/29(月) 00:00:00|
- 鉄道模型(車両)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:10
787系もビュッフェが、あった時が絶頂期だったと思います、 供食設備のない今の姿に一抹の寂しさを感じます。
assyパーツは、少し手を掛けると色々と使い易く カトーの人気を支える一助になっているのでしょう。
レンズの付いた787系 良い感じです
- 2012/10/29(月) 04:55:47 |
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- 線路際の住民 #-
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おはようございます。
お気に入りの模型がまた増えたご様子で、うらやましい限りです。
> どんな形式にしても登場時が一番美しいと。
私は逆に、傷付きながら長年働いた、末期の姿が好きだったりします。
確かに登場時はピカピカで格好良くて、新車のオーラを感じるのですが、
その姿からは悲壮感が感じられず、感情移入することが出来ないのです。
例えば EF63 で考えるならば、茶色 1 色時代と、青 15 号 で
C' アンテナを装備した姿とだと、私は後者の方に惹かれます。
対になる 189 系も、GU あさま色の方が格好良いと感じます。
原型派の方は、特急色+文字のみの HM なのでしょうか?
かといって、ボロ雑巾のようにされてしまうのも駄目なので、難しいですよね。
※ 西日本の末期色や、銀河・日本海の終焉時はボロ雑巾の典型かと。
朝から下らない話を、失礼致しました。
- 2012/10/29(月) 07:54:00 |
- URL |
- 上野大熊猫 #6BVMSIUM
- [ 編集 ]
なんだか最近はこんなパーツいじりばかりです。これもASSYさまさまでして、ちょうどよい工作時間で終えられます。
ASSY表をますます見入ってしまいます。
- 2012/10/29(月) 21:58:28 |
- URL |
- 線路際の住民さん #-
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上野大熊猫さん
こんばんは。
新宿の模型店であった話題については、確か車両のデザインについてだったと記憶しています。私鉄車両の屋根上は、非冷房でベンチレーターが整然と並んだ姿がいいんだよな〜とか。
たぶん、登場時の姿にデザイナーの全力投球した結果を見ることができる、てな意味だったと思います。
車両の見方それぞれで、記憶に残る姿もさまざまですね。当方もCダッシュアンテナの付いたロクサンやニューカラーの183系あずさが好きだったりしますから(笑)
模型店での話は、現行又は晩年仕様だけでなく、登場時仕様にもちゃんと需要があるんだなと、蕨方面の戦略に改めて感心させられた機会だったのでした。
- 2012/10/29(月) 22:15:59 |
- URL |
- しなのさかい #-
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デザインの美しさもあれば、機能性を追求した結果としての美しさもありますね。蒸気機関車は後者かな。人吉区のD51なんかは究極でしょうか。
あとはおっしゃるとおり、歴史的なピークに輝きを見ればそれも。カトーはこのあたりを巧みに企画製品化していると思います。
20系さくら。足りない1ピースがありました(笑)
- 2012/10/30(火) 19:30:18 |
- URL |
- しなのさかい #-
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assyパーツは本当に重宝な部品ですが、本体の製造時期が違ったりすると今回のように合わないなんて落とし穴も有るんですね。
assyパーツの中でも汎用パーツなんかは既に持っていてもそのことを忘れていて、見かけた時にまた買ってしまう事も偶に有ります。
- 2012/11/01(木) 23:39:51 |
- URL |
- 北の扇形庫から #Wd3nJgFU
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非常にご無沙汰しております。
平日の仕事と休日の家事に追われて完全に鉄がその犠牲になっております。
九州の車両は地元でもないのに大好きです。やはり実際に乗ったからなのでしょうか。乗るは見るより強し!その都度購入してしまってます。
私も休暇をとって常磐線の二階建て先頭車だったクハ415-1900に上野から乗ったところ、三河島でちょースローに、南千住で途中打ち切り('_')余韻もクソもありませんでした。それが最後。。
しかし鉄としては運転打ち切りの悲しさとその憤りを他の一般人のように非のない乗務員や駅員の方にぶつけるわけにはいかないし(;_;)ぶつけるところが無いそのストレスが模型購入により軽減されているようです。
旅順へ向かう日本陸軍!
先日息子の歴史の授業の参考にと見た東宝映画二百三高地。私の人生初の劇場で見た大人向け映画でした。
鉄とは関係ないこと長々と申し訳ございませんでした。
- 2012/11/06(火) 17:27:58 |
- URL |
- 612M #-
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?さん
こんばんは。コメントをありがとうございます。
ASSYパーツは一喜一憂です。だからハマっちゃうのかもしれません。
最近はASSY表を見ることが大事だと思っています。
- 2012/11/06(火) 22:01:28 |
- URL |
- しなのさかい #-
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612Mさん
こんばんは。おひさしぶりです。
なかなか自由な時間って確保できないですねー。
仕方ないと思いつつ、こんな毎日だと神経がすりきれちゃいそうで。
深夜の部活動をちまちまと続けていますが、1日ぐらい思いっきり趣味をやりたいと。
こんな単純な願いがなかなか叶いません。ただ自宅にいたいという願いが。
「二百三高地」、見ましたか。
あのころの東映の戦争映画って、なぜか必ずお色気シーンがありますよね。
先日も、家族で2回目の記念館三笠に行ったのですが、船首にある講堂で「日本海海戦」を上映してまして。
「見ていってください」と係の方に言われたので、休憩を兼ねて着席したとたん、男と女が裸でぐるぐるーってな感じではじまりまして(笑)
まわりの大人の方々が真剣に見ているので、出ていくわけにもいかず、少々困りました。
娘たちは何を考えたのだろう???
こわくて聞けません。
- 2012/11/06(火) 22:17:48 |
- URL |
- しなのさかい #-
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