しなのさかいの駅前広場

四季島に旅情は感じない

第14回国際鉄道模型コンベンション(その5・完)

(その4からつづく)


【カトー・後編】

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路面電車用プラットホーム。
モデモ製品の援護射撃となってしまったようです
(なってしまったって???)
カトーのストラクチャーは久しぶりですから、こうしたアイテムが出てくること自体、楽しいです。
線路が直交するように、高架駅の下に置いてみると面白そうですね。



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LRT用のプラットホーム!
氷河特急用のホームを応用して作ったそうです。
ユニトラムのボードを集めていくには、少々しんどさを感じていたのですが、これなら手持ちのユニトラックで遊べます。
ちょっと価値観をゆさぶられた気持ち。

すでにご紹介しましたとおり、当方はモデモの江ノ電シリーズも別腹で集めていますので、同じようなノリで、こうした「とりあえず」的な緩い感じで、富山のLRTシリーズも遊んでみたくなりました。
となりのスロープ状の部分にはバスを置けばいいのかな。



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こんなレイアウトもお出ましに。
芝生区間ですか。



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ボケましたが、あのクローズドナックルです。
アメリカのカトーでは、少ない人員なのに日本からの受注ばっかりで発送作業にテンテコマイになってしまい「それなら日本でやってよ(やるよ、でしたっけ?)」となったそうです。
落語のネタのような、ちょっとオカシイ話ですよね。

やっぱり正面からの連結は厳しいそうです。
クローズドのセオリーどおり、上からかみ合わせてほしいとのこと。



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で、この連結間隔なのですよ。
ため息が出ますねー。
セキ3000やホキ2500なんかはほとんど専用列車なので、他形式との連結を考えずにやっちまえます。
初回で大量買い行動が起こるでしょうが、継続して生産していくとのこと。
まずは自分なりに交換計画を考えてみようと思いました。
自分のセキ3000は何両になる予定なのかな(!?)



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サウンドボックスは前々回のセールスミーティングで出したマル秘ネタだったようです。
この日、あらゆる人が気にしていたような。
やっぱりトミックスのS2CLは高すぎて指をくわえざるを得なかったのです。
車両に加工することなく、コントローラー付近から音が出る。
ちょっと前に発売されたポケットライン用の音の箱が想定外で好評だったそうで、それならばと開発が進んだという話は、いかにもカトーらしいなと。

大きいダイヤルがボリュームで、左にある小さい6つのスイッチが汽笛などの効果音のためのもの。
緑の箱がサウンドコンテナです。



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コントローラ横にあるおなじみのコネクターにボックスを連結。
レールからのフィーダー線は、コントローラーではなく、サウンドボックスにつなげます。
こうすることで、コントローラーとレールの間にサウンドボックスがサンドされることになります。
残る2つのジャックは音声出力かな?
聞き忘れまてしまいました。

大井川鉄道のC56の音源でC56小海線のデモ走行が行われていましたけど、とても満足できました。
ちゃんと動輪の動き(モーターの動き)に合せて「シュッシュッ」と音が出ていましたので。

課題は、ディーゼル車のアイドリング音のような、モーターの回転と連動しない(関係ない)音をどうやって表現するか、とのこと。
そうなると蒸気機関車が一番簡単らしいそうです。
C56とC62の音を「SL」とひっくるめてもいいのか(ユーザーに許してもらえるのか)といった音源の集め方も検討課題だとか。
着眼点がおもしろいだけに、開発がとん挫しないように見守らせていただきたいと思います。



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発売時期、価格は未定。
仮の話として、本体を3万円程度、サウンドコンテナ=1つの音源(仮に「インバータ電車」「SL」とかで)数千円程度??と想定しているそうですが「高い!」という反応が強いようで。
まあ、とりあえず高いと言いたくなるのが人情かな。

でも。
すぐにリニューアルされたり、ホコリ等のエラーでがっかりするような10両編成の電車の値段や価値と比べれば、同じような価格でも長く遊べるこちらの方を買ってもイイのでは。
もちろん当方も低価格を望みますけど。
「遊び」に投資するなら、車両をちょっとだけ我慢してこちらを選ぶという選択もあっていいのかなと思いました。



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飯田線シリーズ!
クハ47を除く、正面のクリーム色の部分は別パーツとなるそうです。
塗り分けを考えると、ホロ枠を利用したこのような割切りはイイと思います。
今後の飯田線シリーズは、このクモハ53のお友達だとか、そうじゃないやつだとか、いろいろと構想があるみたい。
旧国時代だけを見ていると、いい意味で裏切られるかもしれませんよ。

そーいえば予約を忘れていました。
このあとすぐに予約します。



その他。

ターンテーブルは、もう少しお待ちくださいとのこと。
年末発売は厳しくなってきたけど、開発は止まっていないそうです。
その証拠もちょっとだけ見せていただき、なるほどと思いました。
角度10°で進行中です。
受注を始めれば、とてつもない数を受けてスケジュールがガタガタになることも考えられるので、ある程度作りだめをしてからの受注開始とすることも考えているとのお話がありました。
1年前のC56小海線と同じですね。


発売予定としている車両ラインナップについては、HO・E5系のスケジュールを優先させたため、9月と10月がちょっと寂しくなってしまったというお話が。
この夏から秋にかけては財政出動が穏やかになるでしょうが、12月からカトーの年度末である5月にかけては、毎月覚悟してもらうこととなるので、今のうちにお金を貯めておいてほしい、とのことでした。
それと12月にはもうひとつ、小さなお楽しみがあるみたいですよ。



◆カトーのブースを見て

「見て」というか、お話を聞きましたので、その感想。

今回もいろいろとながながとこまごまとお話をうかがいました。
ありがとうございました。


ホントに遊び方の提案にはヤラレ続けています。
「自分には関係ないなー」と思い続けていたLRTですが、あんなプラットホームが出てくることでグラついちゃって(最近、実物を見てしまったということもありますが)。
サウンドボックスについては「ECS-1を捨てないで良かった」の一言に尽きます。
1998年のロットを2回程度使っただけで箱ごとピンピン状態のまま保存中なのです。
ECS-1とボックスをつなぐ日を楽しみに待たせていただきます。


5月の静岡ホビーショーの報告で書いたことの繰り返しになりますが、市場の両極にいるメーカーとユーザーが対話をすることができるのは、やっぱりありがたいです。
会場を見回しても、ただチラシを配るだけの人とか、つっけんどんな受け答えしかしない人とか、そんなメーカーや担当氏も見ますから。
別にそれでもいいんですけどね。
そんなふうに出展し続けて、経営がおかしくなって退場するメーカーもありましたから(別のイベントでのことです)。

昔のようにじゃんじゃん買えればいいのですが、そんな時代は完全に懐かしい過去となりました。
それでも手に入れたい模型ってどんなものなのか?
時間とお金が少なくなった中で、どういう遊び方ならちゃんと楽しめるのか?
メーカーとユーザーとでアイデアを出し合う機会は、貴重だと思いますヨ。



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来週はコレを手に入れるため、再びビッグサイトへ向かいます。
コンテストでは、あのブルトレの絵が描かれたトラック野郎がライトをつけたまま突入して、緑の箱を次々とバラまくそうですから(?)、ますます行かない訳にはいかなくなりました。
そのトラック、加藤社長に運転してもらいたいです(笑)



*      *      *



その他、会場内では中古模型や限定品の物販が行われていました。
当方は何も買わず。
若干通路が広くなったような気がしましたが、どうなんでしょう。

JAMもお盆の終盤の開催が定着?
出展する側としてはお盆休みを返上して準備、となるでしょうから負担も大きいのでは。
模型クラブのようなパフォーマンス部門の方々には、当方のような身動きの鈍い方も多いでしょうから、家族の理解を得るのに大変なのではと心配してしまいます。

趣味は家族の理解がなければできません。



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鉄ちゃん倶楽部さんだけは、毎年楽しみにしています。
今年もお疲れ様でした。
しっかりと楽しませていただきました。



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16時頃に会場を出ましたら、例によって東京湾の海のにおいが風にのってきました。
このあと、線路際の住民さんと駅前のココスでコーヒーブレイクしてから帰宅。
年末からの財政出動が大変だとの意見で一致しました。
なーんでだ?


ではまた。
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  1. 2013/08/17(土) 19:20:00|
  2. 鉄道模型イベント
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コメント

KATOの檀家

やはり、しなのさかいさんもKATOの檀家なんですね(^^;
他社のレポートとはちょっと違い、檀家(信者^^;)ならではの記事。
やはりKATOを崇拝している隠密としてはウレシイ記事内容です。

LRTネタ、ふむふむ、ストラクチャが充実してきましたね。
富山ライトレールなどは地元以外ではウケないと思っていましたが、意外と関東でも支持されているんですね。

クロスカップリングナックルカプラー????、USAでは長い名称のようですが、やはりコレが日本上陸なんですね。
アーノルドと交換した場合、KATOカプラーNと高さが合わないようですが、昨今のコキやタキに使えそうな予感がして、期待しています。
機関車と連結する側だけKATOカプラーNにしておけば良いわけで…(^^)
スポット販売ではなく、定番化するというので安心しました。
なにしろ、大手通販店ではすでに品切れになっていますから…(;^_^A

581系(@_@;)じぇじぇじぇ!!
今回はそんな声が出ませんでしたか?(^-^;
「月光」が廃止になった昭和50年3月10日のダイヤ改正というと、当時、隠密は小学生…
知らない(馴染みのない)列車のひとつです。
583系は上野にウヨウヨしていましたので、こちらだったら「期待」ですが、581系となると…
ん~、…
発展型?として荷電顔のアレ、トースターで焼きたくなるアレ…
475系北陸色と並べると「ズバリ」になるアレ…
もし、発売になったら、速攻予約ですが…(^^;

サウンドユニット、これは楽しそうですね。
TOMIXは高価な音の出るパワーパックを、TOMYTECは簡易なサウンドユニットを…
KATOはこう出ましたか…。
音の演出、レイアウトやジオラマでは威力を発揮しますので、ぜそともKATOならではの製品を楽しみにしたいところです。

飯田線の製品化…
なぜ、またまた信濃国をターゲットに…(;^_^A
飯田線ということは、ちょっと投球フォームを変えれば大糸線にもなりそうですし…
KATOが田舎のゲタ電に手を出すとは恐れ入谷の鬼子母神です。

加藤社長、自ら説法に出て、確実に檀家を増やしているKATO。
某メーカーみたいなズルイ商法を使わず地道にやっていく姿、これからも大いに期待したいと思います。
  1. 2013/08/17(土) 21:51:11 |
  2. URL |
  3. 隠密 #oKzxZbq2
  4. [ 編集 ]

隠密さん

カトーはこうした会場でいろいろとお話ができる唯一のブースになりましたから。
それだけ他社よりもレポートする内容が多くなりまして。
最近の企画方針のウハウハ感も、こうしてお話ができるようになってからかな。不思議と時期が一致します。なんでだろ?
昔のような車種選定のガッカリ感は無いですね。
待ち望んだ車両がそのものズバリで出てくることはもちろんですが、そうでなくても「え、アレをやるの? カトーがやるなら買う」というものも。
守備範囲外でスルーしても、後から出てくる車両によってストーリー性が出てきて急に欲しくなったり。
価格と仕様のバランスってのもあるかな。ベンチレーターは屋根と一体だけど、車体標記がすごいとか。ユーザーに支持される仕様ってのをうまくやっているんだと思います。
なので「次はなにをやってくれるのかな」と期待しちゃうんですね。
こうした期待ってどうして湧くのかなと考えると、そんな要素が浮かんできます。
12月からは大変だそうですよ。
  1. 2013/08/19(月) 09:00:30 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

しなのさかい様。レポお疲れ様です。今回は行けずじまいでした。飯田線、初めて一眼レフを購入したのがAE1プログラム。これを持って、初めての遠征が、飯田線でした。新宿から、急行アルプス1号&こまがね1号で伊那松島へ。伊那松島機関区影の方々が親切でした。その後、田切の大カーブで撮影。53008が来たときは、感動しました。翌月に豊橋口に遠征。53007も捕まえました。とても懐かしいです。
スカ色が別パーツですか。丸の内線で実績が有りますね。間違いなく予約です。
  1. 2013/08/19(月) 09:35:18 |
  2. URL |
  3. 鉄人1028号 #-
  4. [ 編集 ]

鉄人1028号さん

まさかカトーが飯田線の旧国をやるなんて、ちょっと前までは思いもしなかったですよね。
おっしゃるような思い出と潜在的な製品化要望を持つユーザーは多数いるけど、なかなか腰を上げない…マスプロ製品メーカー故、不得手があるのは仕方ない…。それが今までのカトーだったのかなあと。
でも、じゃあそんなみんなが目を丸くするような大ネタをずーっとスルーし続けちゃうのか、という疑問に「否」とするようになったんじゃないでしょうか。
バンダイのプラモデルのギミックはここ20年で恐ろしい進化を遂げました。
Nゲージのマスプロ品だってまだまだいけるんじゃないかなと思います。
  1. 2013/08/19(月) 12:23:09 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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