しなのさかいの駅前広場

ぐったりやくも

第37回鉄道模型ショウ2015(その2)

(その1からつづく)


【グリーンマックス】



E653系の情報量が突出して多いのが、今回のグリーンマックスの特徴でした。
新型動力のデビューと兼ねていますから、いろいろと運命が掛かっているのでしょう。

一方…
既に発表されている大糸線のブルーの旧型国電の話題は完全に消えていました。
また、マルタイのテスト品は、あることはありましたが、地味に置いてあるだけ。
なにかと「春頃」からリセットボタンが押され続けている様子が伺えます。





ボディを拝見してみました。
以前指摘したフロントの黒い部分。
この裏にはデカいダボがあるため、ドーナツ状のヒケが発生するのかなと心配しています。
今回見たところでは、そんな現象は見られませんでしたが…
それと、黒い部分は印刷でいくそうです。
そして貫通幌はナシ。再現したいなら接着剤で付けるしかなさそうです。





動力の上に被せるであろう座席パーツは、ちょっと折れそうで怖いなあ。粘り気のある材質を使わないと危険な感じ。
床下機器も、板キット時代と変わらない1列に繋がったパーツを床下に取り付ける仕様です。





トレーラー車両の床下の情報は、プロトタイプと共に静岡のときよりもかなり進んで開示されました。
床下の中央に機器をはめ込むポイントがあるのが見て取れます。
床下機器がこれまでの仕様のままではダメだという認識はあるみたいです。





動力ユニット。
こちらは静岡でも見られた内容ですね。
台車の表面を別パーツにして、トレーラー台車も同じように芯だけのパーツにつける着せ替え仕様。
台車表面のパーツだけで一定の強度が求められそうなので、厚みが気になります。
厚すぎてガニ股台車とならないように祈ります。





ところで。
床下はボディマウントTNカプラーへの対応仕様をやめたそうです(もっともこれまでの対応仕様も「対応」と言えませんね)。

これからは台車マウントカプラーだけで車間への対応をしなければなりません。


平たい車端パーツに飛び出て見える半円状の箇所は、床下パーツへぶら下げたときに垂れ下がりを防ぐための配慮とお聞きしました。
グリーンマックス製品はスカートが垂れ下がってアゴが外れたような悲惨な姿をしていたので、その対策だそうです。

しかし、床下パーツの前面の中央下にツメを設けて引っ掛けるようにすればいいだけの話なので、どうしてそうなるのか不思議。
先行他社はずうっと前からそんな仕様を採用していますぞい。
垂れ下がり防止策として、床下パーツをへの字にならないよう「逆のへの字気味にしてみる」との話もあり、調整にご苦労されている様子が伺えました。
うーん。





これは動力ユニットのモーター部のカバーに床下機器パーツを付けたところ。
念のためにお聞きしたところ、床下機器パーツは動力車もトレーラー車も接着剤による取付けで出荷するそうです。


その他、室内灯が透過しないかとか気になることは多かったのですけど、前向きな姿勢にエールを送って退散しました。



台車や床下に、なるべく共通部材を作っておいてそこへはめ込んでいくというポリシーを見ました。
パズル的に組み合わせる構成は、なるほどと言えます。

その一方、一部に接着剤を使うとか、相変わらず貫通幌が無いとか。屋根上機器のプラの材質も一昔前のプラモデルのスチロール樹脂のままで。
完成品を目指す姿勢に頼もしさを感じながらも、既存の他社製品から感じる「完成品の品質」をあまり理解されていないようで当方としてはとても気になるのです。

ユーザーは細かい手すりや配管の表現よりも、もっとこう「手にしたときの嬉しさ=手を離れたお金の価値がちゃんと手元に戻ってくること」を気にしているんじゃないかなと。
そうしたとき、先行他社との比較が出てくることは、残念ながら当然のことなのでは。
そうしたユーザーの気持ちを読んでいただいて、さらに前向きに市場へ止まっていただきたいな。
本当にそう思いました。そうでないと開発が無駄になってしまうようで。
「ここまで頑張ったんだからあとは」という品質では、昨今のユーザーも財政的についていけないでしょう。









小田急テクノインスペクター。
ざまねこさん、出番ですよ。




【マイクロエース】

ユーザーから価格のことをガーガー言われている担当の方を横目に、ちょっとだけ見て来ました。
初日からこれじゃあ、月曜日にはヘロヘロでしょう。お見舞い申し上げます。




ハイ、その価格を撮影してきました。




ハイ。
こんなお値段です。





都営新宿線。
この価格も凄かった。
今回の京王6000系と同じ8両セットなのに違いが大きすぎるのです。
グローバル経済となると価格は魔物のように制御できなくなるのですね。

だから当方はもう価格で文句は言いません。
買えないものは買えない。ただそれだけです。
「高いけど買った」という選択肢は無いかなと。







夏の間に出す会場限定品でマイクロエースは終わりです。
これは流通に乗せないのでしょうから、売れなければ即メーカー在庫品になるのでしょうか。
それでも夏のイベントに出せる「作れる何か」を見つけてきたということなのでしょう。
いろいろと想像しています。
スカートは金型を変えたようです。いつものマイクロエースキハ40とは違う感じがしますね。


(その3・完へつづく)




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  1. 2015/07/31(金) 23:40:00|
  2. 鉄道模型イベント
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コメント

ナンダカンダで試作品が、走る姿を見る事が出来る所まで来た グリーンマックス E653系は、まずまずな仕上がりでしょうか。
但し 運転台窓下の黒い部分のマッド感に違和感があり 改善を望みます。
意外にもTN非対応との事で 発売後の改造ネタになるかもしれませんね
マイクロエースの価格に 中国ビジネスモデルのリスクをリアルに見せつけられました。
これから大変なんでしょうね〜
  1. 2015/08/02(日) 07:26:18 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

つくっとけー

線路際の住民さん

中国からの撤退が、N市場からの撤退になりかねないからか、「それなら作っておけ」というシナリオを勝手に読んでいます。
秀逸なモデルも多いですから、なんとかまた楽しませてもらいたいですね。
グリーンマックスについては、無事を祈るだけです。
  1. 2015/08/03(月) 07:25:16 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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