しなのさかいの駅前広場

荷物車がいっぱい

KATO 165系 飯田線急行「こまがね」「伊那」

おはようございます。しなのさかいです。




ついにカトーの165系がフルリニューアル。
みんなこの日を待っていたんですよね。

6/28の問屋出荷日の翌日、6/29の午前中には近所の量販店へ出撃し、予約していた「こまがね」と「伊那」を1セットずつ…
という予定でしたが「こまがね」をさらに1セット積み増して入線させちゃいました。あちゃー。
モハ164-800が入った3連は、JR時代でも中央西線のローカル運用でお世話になった思い出があるため、そんなことを考えての積み増しです。
165系の3連というのも実にいい。


さて、静岡ホビーショーのレポートでもいろいろと書いてしまいましたから、案の定、此の期に及んで書くことがあまりないような気がしてどうしようもありません(笑)

でも、これもやっぱりお祭りですから。
京急2100系のときと同じように、ここに来てくださった方々の「しゃべり場」という具合で、簡易な記事を置きます。
当方と同じように「この日を待っていた」と思われている方は、どうぞその感動をコメントに残してください。

では、2016年版165系を見てみましょうか。





新しい165系の顔。
こうしてハイライトがつくと手すりも浮いて見えるので、もはや16番のそれと変わらない佇まい。

ライトケースの別パーツ感が全く感じられません。ちゃんとボディから生えているように見えます。
ライトレンズのカットが効いてます。点灯具合も良し。
ワイパーはオレンジ色に印刷。
窓はデフロスター付き。
もちろん運行番号表示器付き。
「急行」という種別幕がホンワリと点灯。
そして、711系で実現した新型カプラー。
などなど。

ところで、テールライトやステップ、タイフォンは別パーツ化されていません。
つまり今回の金型は、この「湘南色」の165系のためのものであって、JR時代の様々なカラーへの転換、汎用性を意識していない、実に直球ストレートなものだと推察します。
ここ、試験に出ます。


前述したとおりライトケースは別パーツですから、ライト下に塗り漏れや緑色の吹込みがなくて実に綺麗に仕上がっています。
緑色の発色もいいですね。トミックスHG製品ではボディ成形色の黒が見えている個体がよくありました。初回品は特に酷かったような。





ライトを消灯して斜め上から見るとこうなる。
155系で実現したとおり、消灯しても光で反射してギラギラしています。





運転台付近も確認しておきましょう。
もうすっかりお馴染みのパーツ構成です。
やはり155系に続いて今回もライトのプリズムの形に注目しておきましょうか。
LED室内灯クリアの導光材は、クラフトノコで1ブロックをカットしてヤスリをかけています。





そういえば、スノープロー付きTR69は結構な量を予約してしまいました。
それでも手元にある485系初期形「雷鳥」はビス留めタイプなので取り付けられないそうです。無念。
最近はASSYパーツの発表をスルーしてしまうと後々で大変な目にあうため、気が抜けません。
新型カプラーのASSYも発売になりましたけど、計画的に今後発売される問屋流通パーツで手持ち車両のアップデートを図るつもり。





トイレ臭気窓Hゴムも印刷済み。
カトーとしてはこういうことが出来てしまうのです。
「こまがね」なので所属標記も「長モト」。





細かい標記類も印刷済み。
ユーザーが加えるとすれば、あとは「乗務員室」くらいかな。







屋根上機器たち。
ベンチレーターは115系のものですが、クーラーは新規のようです。
そのベンチレーター類も金型に手を加えたとのことでしたよね(静岡ホビーショーのときのレポートを参照してください)。



(おまけ・その1)





ジャンパ栓パーツは付属品を使うだけでなく、こうしたものを使う手もあります。
このクモユニ74用は、ケーブル部分が黒く着色されているので、それなりの効果は得られると思います。
しかし、今回の付属品と同じ金型であるとは思うのですが、何回やってもキツくて簡単には入りませんでした。
削ったりしながら入れるのも好みではないので、この車両に取り付けた時点でギブアップしています。



(おまけ・その2)



「こまがね」の運行番号。
「伊那」などについても同じことが言えますが、これらの番号がいつの時代のそれなのかを調べてみると、西落合からのメッセージを拾えるようになっています。
運行番号シールを解読してみるのも、楽しみのひとつでしょう。



******





最初に「伊那」のケースを開けた瞬間、こじんまりとした4両ブックケースには、それなりの価値が漂っているなと思うことができました。


20世紀の終わりにトミックスがHG製品として世に送り出そうとしたときの記憶がよみがえります(確か169系長野色からのリリースでした)。
キハ58系に続く急行形HGは、カトー製品で遊び尽くされた1990年代の「大165系ブーム」が終わりを迎えた頃にポロリと転がり出たような、遅すぎる大物アイテムだったと思います。

しかし、その出来は…。
特にボディの塗装と印刷が絶望的で「これならカトーの方が良かった」と思うしかないようなシロモノだったのです。ホコリの巻き込み方もスゴイものでした。
その後もトミックスでは断続的に生産していましたけど、どれも湘南色の仕上げがイマイチ。そうなる宿命なのでしょうか。
必要な形式でしたが、買わない月日が経過していきました。

こうして「塗装などはいいけど今さら的な165系」と「金型はいいけどボディがヒドい165系」のクロスカウンターパンチ状態が16年くらい続き、2016年、ようやくその不満を今度はカトーが汲み取ってくれたという訳です。


50系客車のときもそうでしたが、ユーザーが既存品や他社先行品をどのように捉えているのかを聞いてもらえたような気がします。
今回の製品は「優れた仕様」という点だけでなく「もっといい165系を」というユーザーの声が届いたと思える点で、多くの支持を集めているのではないでしょうか。





新しい165系同士のすれ違い。
「飯田線急行」ということを完全に忘れています。





夜間の駅留置。





夜の辰野駅みたいにしておしまいです。

165系って、なんとなく夜汽車のイメージがありますよね。それと冷凍ミカンのイメージかな。
この後、いろいろとバリエーション展開を求める声が聞こえてきそうですけど、まずは当然の8両をやっていただきたいというのが人情でありましょう。
しかし、当然の8両が当然に8両かどうかは、信仰心によって左右されると思います。
やっぱり修行は厳しいですね。


ではまた。


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  1. 2016/07/04(月) 08:00:00|
  2. 鉄道模型(車両)
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  4. | コメント:15
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コメント

HOかと思う出来栄え

隠密です。
ついに発売になりましたね~、新165系。
KATOの技術が惜しみなく注がれた製品ですよね~(^^)
細部の仕上がりのすばらしさ。
各パーツの組み合わせの細密さ…。
さりげない箇所のコダワリ…。
ヘッドライトはスゴイですよね~。
アップで撮るとHOかと思うくらいの細密さ。

昔々のHO製品は、筒形のライトケースに直接麦球が入っていましたよね。
それが今ではNでこのリアルさですから、スゴイとしか言葉がありません。

台車スノープロウ、やっと国鉄直流急行型にも付くようになりました(^^)
スカートの裏側ですし、目立たないかも知れませんが、意外と重要なパーツなんですよね~。

夜景の駅、イイですね~。
ローカルホームと165系、とっても似合います。

ポワ~と点灯しているヘッドライト、間違いなく白熱球の光ですね(^^)

「こまがね」は9~12号車ですので、当然のことながら1~8号車がないと新宿に帰れません。
この先、KATOはコレに対する答えを出してくれると信じています(^^)
  1. 2016/07/04(月) 19:10:57 |
  2. URL |
  3. 隠密 #oKzxZbq2
  4. [ 編集 ]

ようやく 安心して見ることの出来るオレンジ色湘南カラーの急行電車の発売です。
既にトミッチから出ているから…と言う懸念を払拭するくらい 売れているみたいです
何処から見ても国鉄165系ですよね!
走らせて幸福感すらもたらしてくれるこの製品が、どのように成長してゆくのか?
楽しみにしたいですね
  1. 2016/07/04(月) 20:43:25 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

国鉄型

まさにこの顔なんですよね、各部のディテールは決定版という以外にふさわしい表現が見つかりません。

記事の画像がまたいい!(中島誠之助調に)
主抵抗器のブロワー、MGの音に交じってジャカジャカとコンプレッサーが思い出したように回る・・・
そこまで再現できたら卒倒してしまうでしょう。
国鉄時代はかなりの長時間停車でもブロワーを止めなかったと記憶しています。

急行電車といえば私もカップアイスや冷凍ミカンが旅の楽しみでした。
分割併合の際には必ずと言っていいほどホームや車内から作業を見に行ったものでした。
  1. 2016/07/04(月) 20:49:06 |
  2. URL |
  3. ホビぽっぽ #qPQyGfck
  4. [ 編集 ]

こんばんは。2枚目の前面アップの写真にしばらく釘付けになりました。これが本当にNゲージの165系か?と。前照灯の点灯具合も芸術的な美しさです。私は今回予算の都合がつかず泣く泣く諦めましたが、いつか手にしたいです。
  1. 2016/07/04(月) 21:33:03 |
  2. URL |
  3. やまだ #LLR6AlOk
  4. [ 編集 ]

はじめまして、旭屋と申します。
素晴らしい記事を拝見して思わずコメントしてしまいました。
最後の夜の写真にはシビれましたねぇ。
まさに165系です。ボンヤリと光るヘッドライトがたまりません。
送風機の音が聞こえてきそうです。
私めも早速この165系を入手しましたがすばらしい出来に驚愕。
TOMIX製品が大量に中古市場に出てくるような気がします。
  1. 2016/07/04(月) 21:55:31 |
  2. URL |
  3. 旭屋 #-
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当方、経済的にこまがねのみ購入でしたが、前評判通りですね。種別表示につき、711系を踏襲してくれたらと思いましたが。早く8両を発表して欲しいですね。トミーは昨年、増結Cセットを含むアルプス編成が旅立ちましたが、先頭車なんてドアに緑色の塗料が巻き込んでで、それは悲惨なものでした。なのに中古店で高額な買い取りでした。C来月でしたっけ?東海道仕様が出るようですが、大丈夫ですかね?高みの見物です。
  1. 2016/07/04(月) 22:31:28 |
  2. URL |
  3. 鉄人1028号 #-
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すごいです

いつも愛読させていただいています
息をのみながら今回の記事とコメントを読ませていただきました
「何十年か前に出ていた1/80スケール並みのすごさ」「ヘッドライトの点き方」「コレだ!と思わせるお顔」に驚きました
13両編成でほしいです!
特別企画として便所の位置が変則的なパンタ車や売店車両もぜひ、です
  1. 2016/07/04(月) 23:25:59 |
  2. URL |
  3. 駅前広場の愛読者 #-
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ライトとスノープロー

隠密さん

ヘッドライトは模型を実物に近づけるための演出には手っ取り早いというか、近道だったようですね。
これだけのこだわりでユーザーは狂喜乱舞です。
台車スノープローパーツはASSYで流通し始めています。今後発売されるTR69の車両にはデフォルトで取り付けられそうですが、これまでの手持ちの車両を救済するならASSYパーツの取り寄せしかないかもしれません。もっとも、今後の安定供給は見込める訳でもあります。
「こまがね」に合体する8両。この8両がどうやって登場するのかが楽しみで仕方がありません。
そして、信越本線の方も期待したいですね。
  1. 2016/07/06(水) 19:15:39 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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幸福感をもたらす模型

線路際の住民さん

「あの夜」から時が経ちまして、こうなった訳です。しみじみとしてしまいます。
おっしゃるとおり「幸福感すらもたらしてくれる」模型であることを、当方も指摘しておきたいと思います。
フタを開けてみれば、2016年の今でも多くのユーザーがもっと出来のいい165系を必要としていたんですね。この後に予定されているトミックスの165系再生産(?)の行方が気になります。
  1. 2016/07/06(水) 19:21:34 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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完成品モデルの意義

ホビぽっぽさん

おほめをいただきましたが、今回ばっかりはカトーの設計担当者氏の妥協ない仕事こそ評価されるべきでしょう。写真はその設計の良さを映したまでということで(笑)

分割するときの緊張感、ホーム上のちょっとしたあわただしさ。国鉄時代だからこその風景でした。模型で振り返ることができるのも、しっかりした車体表記、乱れのない塗装、ボワンと光るライトなどなど、ユーザーが手にして「そうそう」と思える仕掛けがあるからこそ。
模型を手にして、「もっとあそこをこーしないと」「ここをいじらないと」という次元で議論しないで済むこと、あの頃の話で盛り上がることのできること…。
これこそが完成品モデルのあるべき姿だと思いました。
  1. 2016/07/06(水) 20:44:56 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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財政規律は大事ですよね

やまださん

予算の都合。これは大事ですよね。
この感覚は絶対に失わないでいないと、と当方も自戒し続けていはいるんですが、なかなか(笑)
HOゲージの顔と同じような雰囲気。ライトの効き目が大きいのかもしれません。
  1. 2016/07/06(水) 21:15:02 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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この165系を見た後のユーザーの買い物の仕方

旭屋さん

ようこそお越しくださいました。
トミックス製品との比較は、この模型を目にしてしまった誰もが頭の中で行う作業となることでしょう。
その比較の結果は当方も気になるところで、もしトミックスの165系が大量に中古市場に出てくるようなことになれば、この原因をトミックスとしても分析をしてもらいたいですよね。
今、ユーザーが欲しいと思っている車両は、「車種の拡大」よりも「今の技術でやり直せる車両」なのかもしれません。その技術力の差が、メーカー間で拡大してきているようでもあり。

いずれにしても、この165系が「これからはこんな風に製品化できてしまいますよ」と主張していることは確かです。この主張を受け止めた後、ユーザーの買い物の仕方が変わるのか変わらないのか。そのあたりにも注目していきたいとなと考えました。
  1. 2016/07/06(水) 21:31:52 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

ガッカリしてしまわないように…

鉄人1028号さん

トミックスの165系アルプス編成。ほんの数年前の比較的新しい製品だったと思いますが、塗装はそんな具合だったんですね。
もし手にしていたら、当方もガッカリしていたはずです。
たまたまの個体だったかもしれない一方で、「仕様」ということもあります。もし後者ならば、送り出し手であるメーカーの中の人には「それだけのお金を支払ってそんな模型を買いたいですか?」と言いたくなっちゃうわけで。
幸福感をもたらす模型かどうかって、そういうところで分かれるのでしょう。不幸をもたらす模型を買わないで済むようにするには、そういう製品を予約してしまわないこと。
安心して予約できるメーカーかどうか。そういう仕組みで「支持メーカー」「信者」が形成されていくのだと思いました。
お互いに、満足できる模型だけでコレクションを固めていきましょう。
  1. 2016/07/06(水) 21:41:51 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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とにかく生きてさえいれば…

駅前広場の愛読者さん

はじめまして。なんだか恐縮してしまうHNですね。
マイペースでのんびりとやってきて、すいぶんと年月が経ってしまいましたけど、今後も欲張らずに今までどおりのスタイルでやっていきますので、よろしくお願いします。
13両編成というと…ですね。
売店付き、シールドビーム車、末尾9のシリーズなどなど。壮大な展開のほんの序章に過ぎないのが今回の「こまがね」「伊那」。つらい世の中をなんとか生きてさえいれば、こうした模型たちとも会えるかもしれませんよ。
とりあえず年末までは生きていましょう。
  1. 2016/07/06(水) 21:48:52 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

KATO 165系飯田線急行「こまがね」・「伊那」を拝見して。

しなのさかいさん、こんにちは、Rosa Granceです、お久しぶりです。

KATOのNゲージ完成品車両・165系800番台・急行形直流電車 新仕様 「こまがね」・「伊那」4両セット(10-1334・10-1335)は、素晴らしいようで、写真も上手に撮影されておりますよ、気に入りました、しなのさかいさん、お見事です、今後とも大切に扱い、末永くご愛用下さい。

実は、ぼくも。KATOのNゲージ完成品車両 165系800番台・急行形直流電車 新仕様を所有しております、こちらは、「伊那」・4両編成セット(10-1335)です、8月15日・ポポンデッタ・イオンモールKYOTO店で購入・納車したもので、こちらも、室内灯(LED室内灯・クリア)を標準装備で装着しております、早速・ユニトラック・複線線路(V11・20-820 KATO)のレールに乗せて入線しており、上諏訪~美濃赤坂間の、急行「伊那」(飯田線・豊橋口 名古屋・岐阜・大垣方面)を再現運転させるのに活躍しており、今後とも大切に扱い、末永くご愛用して頂こうと想い、願っております。
  1. 2016/09/11(日) 03:30:35 |
  2. URL |
  3. Rosa Grance #yp0H2Dcc
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