こんばんは。しなのさかいです。

先週の金曜日。関東平野は暑い1日でしたねー。
しかし、夏らしい日もそろそろおしまい。
明日の火曜日頃には超大型台風がやってくるそうで、困った感じになってきました。
台風が来ると、もう年末までのカウントダウンです。「仕上げのビックサイト」の頃には涼しい風を感じられることでしょう。
少し間が空きましたので、近況報告から。
Nゲージ趣味はちゃんとやっていますョ。


北陸方面の旅行から帰ってきた後は、手元のカトー製683系で遊んでいました。
木ノ本付近をかっ飛ばす「しらさぎ」を見てしまい、シビれてしまいましたので(笑)
模型の方は「サンダーバード」と「しらさぎ」となります。
681系は再生産されるたびに買い忘れてしまい、「はくたか」しか持っていません。
そうそう、683系といえば「289系」。
カトーから直流用途固定化工事が施された289系「くろしお」が発売となりました。
289系は「こうのとり」が発売されたら買ってみようと思います。当方「4+3」という少しバランスのとれた、というか併結部分が中央に近いスタイルが好きなんです。
あかね色の帯も似合いますよね。気長に待つことにしましょう。

もうひとつ近況報告をするとすれば、カトー・西武5000系〈レッドアロー〉初期形です。
発売からしばらく経ちましたが、故あって2セットを入線。
フロントの化粧パネルの手摺りがなく、運転台上のアンテナも設置されていない頃の、とてもプレーンな登場時スタイルです。
それと今回は、トイレ設置前の偶数先頭車が新規で作られました。
先に発売された6両セットは行灯式マークで運行させていますので、看板式のみの顔も常時スタンバイさせておくことができる、という訳。

先頭車同士の連結状態。
見事にライトを消し忘れています。

カラフルな座席パーツ。
カトーの定番メニューですが、このような配慮に模型としての質の良さというか、持ってみたときの顔のニヤケ方(変態ではありません)を感じるのです。
室内灯を入れてこその楽しみ方。6両セットとは差別化された「持つ喜び」があります。
この「初期形」は時代的にはかなり遡り、また時間的にもナローな活躍でした。
しかし、ここに西武らしい味わい方があります。
まだまだ「東京の郊外」が土埃っぽい、泥で汚れたような時代。
この時代の楽しみ方を研究してみます。
また前置きが長くなりました…。

ついに発売。KATOカプラー密連形 #2 新性能電車用。
飯田線シリーズ第1弾から採用されたというべきなんでしょう。いわゆる電連形フックが廃された新型カプラーです。
飯田線シリーズでは旧型国電タイプとしてのものでしたが、155系での採用は間に合わなかったものの、711系からは新性能電車用としても作られ、続く165系でも採用されました。
皆さんはどれだけ買いましたか?
当方、近所の量販店で店員さんに大声を出されるくらいの数量を買い求めました(笑)
1袋10個入り。
カプラー本体の外、交換時にツメを破損した場合の予備用カプラー受けパーツ、それとカプラースプリングが同封されています。
カプラースプリングはいつも「やるまい」と思っていても、案の定、今回も分解したときに異次元空間へ飛ばしてしまいましたので、やっぱりありがたい配慮だと思います。

黒いパーツなので画像のコントラストを調整しています。
フックが無くなりました。カプラー自体もやや大型化されましたが、これは比べてみないと気づかない程度です。
新旧同士の連結ができないというのは散々アナウンスされていますよね。

左が「長」で、右が「短」。
パーツを混ぜてしまっても慌てずに。カトーのこのようなパーツは、外見ですぐに判別できる配慮がなされています。
カプラーの反対側を見ると、左がつるんとラウンドしていて、右が出っ張っていますよね。ここで見分けるのですよ。
トミックスのTNカプラーと決定的に違うのは、カプラーが“ワンパーツ構成”となっていること。
TNカプラーは「コ」の字形のパーツが本体に食いついて構成されています。このことが電連アリと電連ナシとを選択できるメリットをもたらしていますが、あくまでもそれは「ついでの話」。
ワンパーツにすると、組立てに要する時間も短縮される訳なので、そのような配慮も考えた上での設計でなないのかなと、ひとりで勝手な推理をしています。

こうして115系300番台に組み込んでみると、電連形フック付きよりもややタイトに連結されるようです。
これまではフックの部分がやや遊び気味でしたが、今回は確かなクリック感がありました。
この辺は気のせいかもしれませんので、参考の参考程度に。
だけど、同じクリック感をトミックスではツーパーツで実現しているところを、カトーはワンパーツで実現してしまうのですから。
TNカプラーが誕生してから23年近く経ちますので、そうなるのでしょう。

クモニ83800にも取り付けて、シンガリをやってもらいました。
年末には165系と共に新たな運用に就いてもらう必要があります。このような需要を考えている方は、このカプラー交換は必須と言えましょう。

115系800番台。
こちらには、カプラーだけでなく、ひと足お先にライトのレンズも交換を施してみました。
リム厚が気になるかもしれないけど、レンズのカットが効いていて当方としては好きな顔に変身。
165系と同様、ライトの灯りのボヤケ具合がたまりませんね。


この800番台は、手にしてから僅か3年程度です。
それなのに、ベンチレーターをつや消しパーツに交換し、カプラーも全交換。さらにはライトレンズまで交換。
進化が止まりません。
なのでレイアウト上の運用に就くことも多くなっています。
今回の新型カプラー。
多くのユーザーの間で「どれだけ交換しようか」「俺は先頭車だけにしておく」という思考や談義が繰り返されていることと思います。
当方は神経質なので、先頭部分のみで済ますことができません。クモヤ90の存在とその活躍のさせ方もありますので、同じ黒いカプラーを使っている車両であれば、中間部分も根こそぎ交換することに決めました。
近所の量販店で店員さんに大声を出されたのは、当方が必要とした「長」が僅かな数量なのに対して「短」がケタ違いに大量だったからです。
ところで。
当方として気になるのは、今後カトーが様々な製品を再生産するときに、この新型カプラーを採用するのか、どうか。
「たかがカプラー」でも、仕様は大きく変わるので(再生産品が既製品と連結できなくなりますから)、ライトユーザーや既製品の在庫を抱える小売店のことを考えると悩ましい選択かもしれません。場合によっては品番を変える??
再生産してもカプラーが従来どおりの旧タイプであれば、今回のようにカトーブランド(緑ラベル)での交換パーツのみの販売も継続されるかもしれませんね。なのでのんびりとしていればよろしい。
もし今回のカプラーに変えて再生産されるのであれば、今回の製品を「救済パーツ」と捉えて、今すぐに迷いを断ち切る行動に出るべきなのでしょう。
今回の11-730、11-731があくまでもカプラー「の交換パーツ」であり、カプラーそのものではないところに注目です。
* * *
先日は、当ブログの共同運行者で集まって、久しぶりのオフ会。顧問に加わっていただき「Nゲージ趣味に豊かさを感じるために」というテーマで夜の8時まで話し合いました(ホンマかいな?)。
楽しかったなあ。是非またやりましょう。

これからはいよいよ「自分なりの価値を磨く時代」へ。そういう方向で間違っていないようです。
カプラーの交換もそうですが、マイコレクションをどのように揃えて、どのような状態にしておいて。
そして、どのような風景の中を走らせるのか。
発売されている模型の種類が増えたので、自分なりの振り方、寄せ方を選択できる時代なのです。まずはその事実に気づく…。
そこからです。
「飯田線に帰ろう。」
それにしても、いいコピーですよね。
このコピーを読んで「カトーに飯田線の趣味を強要されている」と思っていてはいけないのですよ。
そーゆーことではないのです。
ではまた。
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- 2016/08/29(月) 17:00:00|
- 鉄道模型(車両)
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オフ会 お疲れ様でした、オフ会で話題になった残雪の南アルプスと土ボコリの立つ武蔵野の雑木林の風景を行く電車って良いですよね!
中央本線は重要な役割を担ってゆく事でしょう。
我が家の荷電もアルプス入線に備えて カプラー交換をしないと…
- 2016/08/30(火) 07:16:30 |
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- 線路際の住民 #-
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線路際の住民さん
お疲れ様でした。
沿線の風景に特徴があると、車両だけを手にしてもその風景が見えてきます(頭の中で)。こんな楽しみ方を持っていると「飯田線に帰ろう。」は飯田線だけに限らないコピーとして受け止められる訳で。
どこへ帰ろうと自由なのです。土ボコリや泥で汚れた東京近郊の風景へ帰ろうとも。
- 2016/08/30(火) 17:22:47 |
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- しなのさかい #-
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