しなのさかいの駅前広場

やっと来るのは、青い空。

安曇野の蕎麦屋と公民館、そして木曽路。

おはようございます。しなのさかいです。

昨日からもう仕事。年末年始の休みは完全な過去となりました。
そして、また家族のために、そして鉄道模型趣味のために働かなくてはなりませぬ。



ところで。
ちょびちょびと妙なところで撮影した写真をアップし続けていましたので、そろそろその全貌を明らかにしようと思っていたところです(笑)

年末は信州におりました。特に年末を安曇野で過ごすのは5年ぶりのことです。
二泊三日のミニトリップでした。



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今回のツアーの最初のターゲットは、安曇野・有明の「くるまや」さん。
場所は有明山神社の鳥居の隣。
普段はなかなかの行列が出来る蕎麦屋さん、と伺っています。
昼前というタイミングが良かったのか、難なく座れたのはラッキー。



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“通っている”と意識している信州の蕎麦屋は、上田市の「刀屋」さんだけでした。
実際にこちらの盛り方を見てみると「刀屋」さんのような量(ただしこれは二人前ということを付け加えておきます。1人でなんとかするには多過ぎました)。
蕎麦屋とはこうでなければいけません。もっと庶民的な存在でいて欲しいのです。確か池波正太郎もそんなことを言っていましたっけ。

家族には「温かい方」が好評のようでした。
ご紹介いただいたSさんにはあらためて御礼申し上げます。台ヶ原宿の「薹眠」に続いてありがとうございました。




さて、その「くるまや」さんへ向かう途中のこと。
運転中に信号待ちをしていたら、右側にどこか見覚えある物件が目に入ったのです。
蕎麦を食べた後も気になって仕方がないのでお店を出てから、安曇野のカフェへ行くことを口実に少々来た道を引き返しました。









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「新屋公民館」(あらやこうみんかん)といいます。
1951(昭和26)年に建築された公民館。文化庁の登録有形文化財になっています。
Nゲージをやっている方なら、この建物を見ただけでピンとくるはず…。





そうなのです。
カトーが製品化しているストラクチャー「公民館」(品番23-455)。





新屋公民館の正面を見てみます。





カトーの「公民館」の正面。



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新屋公民館は、紛れもなくカトーが製品化している「公民館」のプロトタイプでした。

安曇野あたりにプロトタイプがあると認識していたものの、下調べもしないで偶然通りかかったところに模型が1/1スケールで現れたのですから、そりゃビックリする訳です。
普段からそんなところばかり見て運転していることがバレてしまいますね。



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木製ドアの退色、風化具合が良く、エイジングの参考にもなります。



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文化財登録のプレート。
登録は2012年8月13日。
ということは、カトーがストラクチャーとして製品化してから、だいぶ後に登録…ということがわかる訳です。



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いろいろな角度から観察しました(不審者そのものです)。模型がよく再現されていることを理解しました。
既に、レイアウト上に配置すべく持っていたものですが、あらためて自分だけの「安曇野みやげ」となりました。
現地で販売していたらバンバン売れそうです。



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詳しい実状は不勉強ですが、正月飾りがあることを見れば、地元のランドマーク、シンボルとして愛されていることは伺えます。
そして、カトーは実在する建物を設計し、製品化しているのですから、その形状に説得力があるのも納得。
様々な運転会、レイアウト上で見るのは、どこかで見たような懐かしい姿だからなんですね。
プロトタイプの選び方が重要だということがわかりました。


蕎麦屋に行く途中にある公民館。
「そういうことだったのかー」と、理解不能となっている家族をおいてきぼりにしながら1人でニヤニヤしてしまったのでした。



◻︎ ◻︎ ◻︎





その夜は、国営アルプスあずみの公園(堀金)でLEDの点灯具合を確認。
5年前に比べると規模が小さくなり、人出も…。この手のイベントの集客力の息切れ感を感じました。
別会場(松川)とこのイベントを分け合ったことが原因?
この公園は昨年に拡大を果たしており、今後の成り行きが気になります。





翌朝になると安曇野の山奥は積雪。





渚駅近く。アルピコ電車はゆっくりと走っていました。





こういう絵は、実際にマンガを読む子どもたちにはウケないみたい。「面白い看板があるぞ」と促して見に来たものの「ふーん」で終わり。
この看板、いったいどういう層にウケているんでしょう?





松本の「ナワテ通り」からは、こんな風に雪化粧した山が近くに感じられるのです。
山が近い街というのもうらやましい。
それにしても寒くて寒い松本でした(山が近いからですね)。





村井の「珈琲哲学松本店」で名古屋グルメ。
「今年の年末も名古屋に行かない?」と娘たちに持ちかけたところ、下の娘が頑なに「嫌だ」と言うのです。
理由を問い詰めたところ、一昨年の名古屋の朝、プリンセス大通りで酔っぱらいの男たちがカラーコーンを蹴っ飛ばしている場面を見て「名古屋は怖いところ」というイメージが染み付いたんだとか。
土地のイメージって案外簡単なことで植え付けられるんですね(笑)

この松本店の近くにある鉄道模型店はあいにく定休日でした。カタログを買おうと思ったのに、無念。





その後は、雪の残る国道19号へ入り、木曽福島で休憩。
福島宿は「七笑酒造」の糀の香りで覆われていて。
運転手たるものお酒は飲めませんが「せめて酒まんじゅうくらいは売ってないかな」と酒造の周りをウロウロ。訳のわからない欲望が当方を不審者たらしめていました。


それにしても、まだ日没前なのに宿場町は「日没後」。
家々には石油ストーブが。V字状の谷の斜面や底に人々の暮らしがあります。
この木曽路の冬のせつなさがたまらなく愛おしいのでした。





そんな理由から逆光で撮影しても当方としてはOKとなります。

冬の中央西線。D51もキハ91系もこうして木曽路を登っていったはず。キハ181系も381系も、そして165系も。
383系を見ていても、自然とそういう風景が見えてくるのです。
模型化する車種の選択って、そういうことなのかもしれません。





その後。
昼神温泉に行く前に、やっぱり馬籠宿へ寄ってしまいました。
あいにくタッチの差で日没後となりましたが、冬の夕方を味わうことができてホッとした瞬間。
「次はいつ見ることができるかなあ…」なんてことを思いながら、誰もいない宿場町の坂に立ち続けました。


(つづく?)


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  1. 2017/01/05(木) 08:10:00|
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コメント

信州回の定期巡回お疲れ様でした(笑)、その都度新しい発見や確認する事で 今年もレイアウトに生かせるのでしょう。
さて安曇野の公民館いい味を出してますね〜
公共建築なのか、同じ様な建物を学校の体育館として使われているのを白馬村へ行く途中でみました、このドアの感じが まだ小学生だった頃によく見たのですが…
さて年末から出勤が続き 購入した車両達で遊ぶ間がないのですが、そこは時間のやり繰りなんでしょうね
  1. 2017/01/07(土) 07:32:29 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
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名古屋は怖い所ですよ~(笑)

お早う御座います

年末年始は決まって色んな所にミニトリップ?ミニツアー??
出来て羨ましい限りです。

信州蕎麦(じゅるり)
日本蕎麦は難しいと謂いますが、確かにその通りで
拙者は更科は余り得意では無く山形や信州等の
そば粉多め田舎蕎麦が好物です。
温蕎麦よりも冷やザルで、最後は蕎麦湯で〆て・・・

公民館こんなプロトタイプとは・・・知らなんだ。

名古屋は怖いですよ~
言葉使いは汚いですし~喰う物のジャンクばかり!
でも、実際は人見知りで虚勢を張っていて、
お友達になると優しいですよ~
お嬢さんはピュアなんですよ~

もう少し大きくなって強くなったら又おいで~!
  1. 2017/01/08(日) 08:14:20 |
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  3. 海山鉄 #-
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視察旅行

線路際の住民さん

やはりそちらも時間が足りませんか。
お互いに限られた時間をより豊かなものにしたいですね。
最近、旅の途中で見るものの興味が増幅してきました。国道と線路の並走具合、神社を囲んだ杉の生え方、野立て看板などなど。
信州旅行は家族には内緒にしていますが、レイアウト作業のための視察でもあります。
  1. 2017/01/09(月) 11:53:34 |
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  3. しなのさかい #-
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不良っぽさとオリコウっぽさ

海山鉄さん

90年代のことですが、名岐バイパスを一発のウインカー操作でレーンチェンジし続けるマジェスタを見て「怖いところだなー」と思いました。もちろナンバーは「尾張小牧」。
その一方で、名駅エスカ付近は20時で完全にシャッター街。怖さとおりこうさんの共存する社会が「大名古屋」なんだと理解しました。なのでおっしゃる解説は理解しました。ありがとうございました。
そんな文化を小5の娘が理解するには、あと10年くらいはかかるでしょうが、地道にやります。
当方、名古屋のそんなところこそが観光資源だと思っています(市長、聞いとる~?)
  1. 2017/01/09(月) 12:00:52 |
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  3. しなのさかい #-
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