しなのさかいの駅前広場

欲しいのは、ふるさとだけ。

冬の伊那谷の風景に憧れて

こんばんは。しなのさかいです。


先日、長野県下伊那郡阿智村・園原へ行った話をしました。
実は、その後には、車で伊那谷を北上したという多少のつづきがあって、「そんなことも軽くおしゃべりしたいなぁ」というのが今回の趣旨なんです。





もう一度、駒ヶ根駅前からこの風景を見てみたかったんです。
しかも、晴れた冬の日に見たかったんですね。
どことなくありふれた駅前の風景かもしれません。

だけど、アーケードと昭和っぽい低層のビルが立ち並び、その後ろには雪山…。
どこかチグハグで、でも不思議と懐かしさがこみあげてくる、そんな風景です。

飯田線は地方交通線ながら、起点又は終点への経済的依存度が比較的少なくて、長大な路線の中にあるいくつかの主要駅がそれぞれ経済的な中心を担っています。
駒ヶ根市もその中心の1つと言えそうで、それ故にこんな風景がある。
伊那谷や飯田線の沿線について思いをめぐらせていると、非常に味わい深いことに気づきます。





駒ヶ根名物ソースカツ丼。
玉龍飯店のソースヒレカツ丼も再びご覧いただきましょう。もう何回目かしら。
娘たちに言わせると、デパ地下やスーパーの総菜のようにコロモが立ってなく、さらに油ぎってなくて、食べやすいんだそうです。
そう言われるとそうかと。
関東平野で見かけるソースかつ丼は、口の中を切ってしまうくらいコロモがザクザクしています。
この玉龍さんも飯田線の線路のすぐそばですから、このソースかつ丼も飯田線沿線の風景として認定(笑)





JR最勾配地点にやってきました。
碓氷峠から見れば「たかだか40パーミルか」と思いがち。
でも、実際に来てみると、結構な勾配に見えました。
Nゲージのリレーラー程度はありそう。





あわわわわ。
架線柱がああああああ~(大笑)





奇跡的に柱の間から213系。
撮影に関してはド素人ですので、ご容赦くださいね。

しかし飯田線で213系とは時代も変わりました。
これ、90年代に関西本線でよくお世話になった電車なのです。
したがって、213系は木曽川橋梁を渡っていた頃のビジュアルの方が似合うので、どうか「現代の飯田線シリーズ」では119系を先にお願いしますね。





北上していく姿を1枚。
カーキ色の草と車両。乾ききった空。
冬の飯田線の色彩的要素は、こういった組み合わせで足りているでしょう。





伊那市駅近くまでやってきました。
RMモデルス2017年2月号・p.32でED62が顔を出している写真と同じ場所。
伊那電気鉄道の入舟駅があった場所ということです。
どことなく江ノ電のような建物とのクリアランス。





結局来たのはまたもや213系なのですが、こうした街に溶け込んだ(?)ような風景も飯田線ならでは。
電車ならまだしも、かつてはED62が突っ走っていたのですから。
面白いですよね。





入舟バス停から、今度は南アルプス方面を。

雪の山を仰ぎ見ながらの暮らし。
それなりの寒さなど苦労があると思いながらも、こういう土地での暮らしにあこがれてしまいます。
なぜなら、関東平野に住んでいると、こうした故郷を感じるランドマークが無いのです。


都会人があこがれる要素。
この伊那谷には、都会で暮らす人々が求める要素、原石がたくさん散らばっているんです。
カトーの「飯田線シリーズ」がヒットする背景には、こうした「都会人の感情のメカニズム」があったように思えてなりません。
車体を手にするだけで景色を感じる模型。こういう視点に立てば、製品化されていないものはまだまだたくさんあります。


余談ですが、この日の2日前に安曇野のカフェ(兼結婚式場)で結婚式のアルバムを見ていたときのこと。
うち1組のアルバムに目が留まりました。夫婦の出身地が実に興味深く、新郎は駒ヶ根、新婦は高遠でした。
地方の隣町の間でどんな交流、行き来があったのか。
想像が膨らむばかりですが、とにもかくにも地方都市同士、伊那谷の中での出来事というところが、どこかドラマチックであり、今のトレンドのような気がします。



IMG_9479.jpg

その後は、またまた伊那のグリーンファームから、高遠方面を見て、





そして、諏訪湖へ到達。
伊那谷を旅する時は、どうしても南から北へ行きたくなります。
どうしてだかわかりませんが、旅の終わりが三河となるよりは、この諏訪となる方が心地よいのです。





諏訪湖の夜景を見て、今回の家族旅行も大団円を迎えました。

ここらか見る夜景は「ぜんぜんぜんせ」ってな感じで、今ではすっかり全国区。
結局のところ、この場所と映画とは無関係なんですが、そんなことが引き金となって「でもさ、ここの夜景、よくね?」となったみたいです。
だから小さい駐車場には、あふれることはないものの都会のナンバーのクルマが大集合。
はいそうです。ウチのクルマもその1台。

しかしですね。
この日のちょうど2年前に家族4人で来たときは、誰もいませんでしたのよ。
超巨大すべり台もすべり放題で、二人の娘はおおはしゃぎでしたし。
最近「ぜんぜんぜんせ」的にすべった方が事故を起こしたそうで、これが原因なのか、そのすべり台は閉鎖されていました。

大切なのは、普段から自分で探して自分なりの価値に気づき、そして磨き続けることなのです。

ではまた。

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  1. 2017/01/28(土) 19:00:00|
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  4. | コメント:12
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コメント

そういえばそうですね~

お早う御座います

飯田線に拘って製品をリリースしているK社
そうですね~119系のリリースも考えられると言う事ですね?

やっとMAや鉄コレ以外の正統な製品が見られるかもしれませんね
でも、そろそろK社さんの211系のリニューアルも見たいと思う
今日この頃の拙者です。

情報有り難う御座います
あの後我慢できずうちも入れてまいました、E257.
  1. 2017/01/29(日) 07:20:50 |
  2. URL |
  3. 海山鉄 #-
  4. [ 編集 ]

いつも楽しく拝見しています。特にしなのさかいさんの記事、趣味的指向性が近いのか、うなずける所がとても多くて(^^) 
T公園、全国区になってしまいましたか。
よい景色なのに知名度低め。上諏訪駅西方を発着する中央東線も望めるし気に入ってたのですが。
何が流行りになるのかわからない世の中です。
「甲斐・信濃の国」は、居心地のいい所が多くて大好きですね(○´∀`○)
  1. 2017/01/30(月) 05:59:58 |
  2. URL |
  3. たぼきち #-
  4. [ 編集 ]

建物の間からニュッて顔を出す211系顔に違和感…
しかし 此れも偉大なるローカル線らしい光景だと思います。
南アルプスを背景にしたイメージですが、街中を縫うように行く様に飯田線の存在意義を感じさせられます。
小淵沢から始まるロースカツの旅になんとなくお腹が空いてきました
  1. 2017/01/30(月) 07:39:05 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

地方感

旅行記の記事にはいつも癒されます
その地方の特色・特徴的な景色を切り取る視点に共感しています。
飯田線、もともとが私鉄ですから込み入った街中に突然フルサイズの車両が現れることに驚きます。
それでも現地の住人にとってはそれが毎日の「普通のこと」なんですよね。
そう考えると都会の画一的な風景と、地方といえども都会の真似をしてガラスが多くて四角い駅舎に建替えたがる指向には疑問を感じます。
  1. 2017/01/30(月) 16:17:43 |
  2. URL |
  3. ホビぽっぽ #DHiWGXHI
  4. [ 編集 ]

平成時代の飯田線

海山鉄さん

コメントをありがとうございます。
211系顔もそろそろ懐かしさが感じられるようになりましたね。デビュー当時にトミックスもカトーも早々と製品化したため、今となっては仕様面で不満な点があります。
斜め上で213系から…なんてことがあると事件ですが、何れにしても平成の飯田線を再現できるようなアイテムがもう少し欲しいです。あ、313系1700番台は導入していますので。
  1. 2017/02/01(水) 21:53:15 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

大変光栄です!

たぼきちさん

とても嬉しいコメントをいただいたと思っています。
80年代に始めたNゲージなんですが、その頃はなんと言うか、もっと優雅な価値が漂う趣味でしたよね。ちょうどその頃のトミックスのカタログには、そんな方向性がにおう写真もありましたし。おしゃれな部屋にレイアウトとか(笑)
「このままではこの趣味が嫌になるなあ」と自問自答していたら、こんなブログとなって現在に至り、時には今回の内容のように外の空気を吸って、景色を見て、そこで感じたことを再びNゲージ趣味はフィードバックしたいなとも。
これからも大した変化はないブログだと思います。よろしければまたお越しくださいませ。
  1. 2017/02/01(水) 22:07:50 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

江ノ電みたい…

線路際の住民さん

ごちゃごちゃした街中の線路、ってな感じは江ノ電の世界にしか無いのかなと思っていたら、実は信州の田舎にもあったという訳です。飯田線のシーンには多様性がありますので、ミニレイアウトを作るんだったらちょいと面白そうです。
  1. 2017/02/01(水) 22:19:23 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

Nゲージ趣味の視線で土地の光に気づく

ホビぽっぽさん

模型が出てこないこんな記事ですから、正直なところ皆さんの反応がとても心配でしたし、毎回心配なんですョ。ですから共感していただけているとの御感想はホントに嬉しいです。あらためてありがとうございます。
観光資源だの地域おこしだのと奮闘している地方がいたるところにありますが、結局のところ、住んでいる方々自身がその地の価値に気づかないと大きなムーブメントにはならないし、息切れすると思うのです。逆に言えば、どんなところだって自分なりの価値を見出せば、観光資源にもなるかもしれない。古い駅舎だってそうです。
風景を切り取るNゲージの世界は、自然とこんな作業にハマり、そして繰り返しているのかも。そう考えると結構奥深い趣味をやっているのかもしれませんね(笑)
  1. 2017/02/01(水) 22:38:50 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

これですねよね。

こんばんわ。
ちょうどバタバタしてしまい、コメントのタイミングが遅くなってしまいました。
40パーミルって1箇所ですよね?ちょっと雰囲気が違うような気がするんですが、上からと下からの違いかな?
飯田線には数多く訪問していますが、こんな窮屈な場所があるのを知りませんでした。風景の良いところを選んでしまうので、あまり市街地では撮りませんでしたからね。今だったらこういう選択肢もあるんですが、昔はとにかく家の無いところを選んでました。
リンクに写真貼っておきます。
  1. 2017/02/06(月) 23:27:12 |
  2. URL |
  3. キハ181つばさ #LWshcgts
  4. [ 編集 ]

模型の無い記事にこそ味もある

撮影に関してド素人とおっしゃられる何気ない写真が本来のそこに立ち止まった時の風景をかすめて映る車両ですね。
架線柱だらけの垣間に映る車両たち・。・
枯れたススキに見え隠れする車両たち・。・
車両を撮る撮影ではイマイチかもしれませんが、レイアウトを走る車両たちを眺めるに時には業とそのようなシーン越しに眺めたくなるものです。
形式的な写真はフィルム時代のカメラで終わりにしてデジカメが当たり前のこの時代には気の向くままにシャッターがきれますから、このような本来の風景が残されることも多くなると思います。
是非これからも、このような記事が出てくることも期待しております。
  1. 2017/02/06(月) 23:46:16 |
  2. URL |
  3. PIN #-
  4. [ 編集 ]

酒場のトナリは飯田線

キハ181つばささん

毎度どうもです。
リンクで見せていただいた写真と同じ地点だと思います。そちらは上から、こちらは下から(笑)
他人の迷惑にならない程度で余興で撮影していますので、お恥ずかしい限り。
市街地を抜ける飯田線の風景は、意外性があるでしょうか?
飲み屋の看板と写せる213系ってのもイイでしょ?
当方も、スカ色との組み合わせで撮りたかったなぁと思います。恥ずかしながら119系の世代です。
  1. 2017/02/07(火) 21:19:01 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

切り取って、持ち帰って。

PINさん

ありがとうございます。お褒めの言葉をいただきました。
デジタルカメラの時代ですから、フィルムも不要ですし、その場でチェックもできてしまう。なので当方のような輩もカメラマンさんの真似ごとをしてしまったり。マナー違反も多くなる訳ですよね。
ただ、真似ごとといっても、気取ったりするつもりはなく、ただ単に、いい風景とそこの空気感をみなさんとココで共有できればいいなと。そう思いながらファインダーで切り取って持ち帰って、の繰り返しです。ただそれだけ。
そんな作業に共感していただけたのなら嬉しいです。
  1. 2017/02/07(火) 21:27:26 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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