しなのさかいの駅前広場

覆い隠すアイデア

水田と山林の組み合わせを考える

おはようございます。しなのさかいです。

年末年始から走り続けていた2編成の165系たち、それとその仲間たちは一旦ケースに戻しました。「お疲れ様でした」と声をかけてフタを閉めたところです。
またしばらくしたら活躍してもらいましょう。


今日はレイアウト工事のお話になります。





着工当初は「田園モジュール」と呼んでいた「ロ」の字型のモジュールの最後の1辺。なぜか、ここは風景が定まらない、自分の中では不安定な土地でした。
ただ、線路のコンセプトだけはブレないでいて、それは「“複線電化”というNゲージの王道を行く」ということです。
485系や583系が堂々と行き交う「特急街道」は、やっぱりどこかに作って置きたい。そういうレイアウトに対する憧れ、新鮮な思いは大切にしておいた方がいい、という結論なんです。



ここでおさらいです。
当方のレイアウトの「ロ」の字の4辺は、その中から見て反時計回りに、
①特急や急行が止まる井中温泉駅(2550㎜ストレート)
②山岳モジュール(1200㎜ストレートを外線R480“超”のカーブモジュールでサンド)
③北海道の風景(2550㎜ストレート)
④田園モジュール(1200㎜ストレートを外線R480のカーブモジュールでサンド)
となっています。

2002年の着工から実に15年目。
撮影する写真の見栄えの悪さから、一刻も早くバラスト撒きとか緑化工事に取り掛かりたくても、ここ数年は「まずは地形を」と考えて控えてきました。
地形やコンセプト、見たい風景を決めずに細かいディテールを進めると、過去の経験ではだいたいやり直すことが多かったのです。





この田園モジュールの直線区間は山岳モジュールと同じように壁と接しているため、平坦な地形とすると否応なく部屋の壁紙が背景となります(笑)
今のところ、背景ボードの設置は考えていないので(設置してもいいんですが)、さてどうしようかと考えていました。
というのも、この直線区間は手前も奥も「水田」にしようと企んでいたのです。

ただ、山林に接したところにだって平地はあるし、水田もあります。
だったら背景をさりげない山にしてみるのもアリかと、最近は考え直すようになっていました。





スタイロフォームでそれらしく山を削って仮置きしてみました。
少々急峻な斜面としているのは、後々にフォーリッジクラスターを接着するときに、少しでも山林っぽく見せたいため。
木を1本ずつ植えるのではなく、地山の形をうまく利用できないかと企んでいます。どうなるかはわからないながらも、とりあえずの措置。
こうして見ると、精密な複線架線柱と山の斜面との組み合わせが、1/150というミニチュア感をわからせてくれて面白そうですね。
水田を手前にして線路、そして背景を山林とするのは、まあまあ良さそうです。







さて、ここで新たな課題。
駅の隣の“第4コーナー”に当たるカーブモジュールには、駅の貨物線から続く貫通型の“隠しヤード”を設けてあり、この直線区間の端にはその出口があります。
ここは壁とのクリアランスが5㎝しかなく、地山の斜面を表現するのには狭すぎます。
スタイロフォームの山とこのトンネル抗口との整合性を考えると「擁壁」でつなぐしかない…。





でも、模型で擁壁を作るのは簡単ですが、仮に現実の世界で大仰な擁壁を設けるとなると、そんな工事までして妙なところに出口を設けることにしたこの「ヒゲ」のような線路は「一体何なのか」ということも考証し整理しておかなければなりません。

本線ではない線路に接していて、工事費が高価そうな擁壁…。
鉄道会社というよりも、どこか工業的な会社でないとできないような大仰な工事です。





思考を巡らすこと数日。
ガラクタ箱に入っていたストラクチャーに目が止まりました。
「あー、こんなのもあった」と手にしたのは、ジオコレの「給炭ホッパー」の小屋です。この鉄骨の脚(だけ)を利用して山岳モジュールのスノーシェッドを作ったときに余らせていた部品です。

ジオコレ製品としては比較的近年のものなので、金型も良いのか、歪みもありません。
「もったいないことをしたな」とにやけたその直後、これを使ってみようかと考えるようになっていました。

どうでもいいことですが、どことなく、犯人が立てこもっている小屋のようです。





謎の物体、出現。
立てこもっていた犯人は、あまりにも高い位置にいることに気づいて抵抗する気をなくしたかも。

わずか土日の二日間でここまで持っていきました。
今のところイメージどおりです。


ではまた。

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  1. 2017/02/21(火) 08:00:00|
  2. 鉄道模型(レイアウト)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

ジオコレの給炭ホッパーを見事に目的外で使い切りましたね。
トンネル坑口に建つ小屋を見ると 排煙設備の様で、煙まみれのD51が顔を出すシーンを想像してしまいます。
丁度 煙の出るプラレールが発売される様ですから 組み合わせれば、楽しいギミックになるかも。
数ヶ月もすれば、実際に田植えの季節ですから製作意欲も高まるでしょう。
  1. 2017/02/23(木) 19:20:40 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

レイアウトボードについて

こんばんは。
以前しなのさかいさんのグレインペイントによる河川製作に感動して、いくつか質問させていただいたものです。あれから6年になりますが、何年たっても初心者気分から脱しない青二才であります。隠れてこっそりブログを拝見しておりました。いろいろ考察されていてとても参考になります。
ありがとうございます。
今日は、レイアウトボードについての質問です。2002年からロの字レイアウトを作られたと書かれておりましたが、そのコンセプトといいますか、はじめはどのように製作されたのか、原点に帰って教えていただきたいです。今年、模型鉄人生ではじめて、ロの字レイアウトに挑戦してみたいと考えています。勉強したいのですが、なにぶん、しなのさかいさんのブログをさかのぼってみると最古の記録が2009年ということで、製作苦労話がまったくわからないのです。下地を作るのにはかなりたいへんだったのだろうと察します。
ベースの寸法、特に奥行きの長さは何センチなのでしょうか? ボードの足はイレクターパイプで作られていて可動式、あるいは木の板などで作られた固定式なのでしょうか? ポイントの配線処理などはどのようにされたのでしょうか? といったようなことを教えていただけないでしょうか?
ひょっとすると、原点に帰るという意味でしなのさかいさんが手がけている田園レイアウトのヒントがいろいろと思い浮かぶかもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
長々とすみません。
  1. 2017/02/26(日) 00:28:57 |
  2. URL |
  3. さぶりな工房 #-
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煙の立つところ

線路際の住民さん

どーもです。
煙の出るプラレールですか。幼児が扱う玩具だけに安全なんでしょう。温泉街の風景にも似合いそうかしら(^^)温泉やぐらからプシューッと。
もうすぐ春なんで、おっしゃるとおり、田植えをしたいんですが、まだ先かなぁ。
地形って考え始めると整理が難しいもんです。
  1. 2017/02/26(日) 18:51:01 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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ありがとうございます!

さぶりな工房さん

コメントをありがとうございます。
レイアウトにご興味があるというのは素晴らしいことです。お互いに気に入った景色を目指して試行錯誤を繰り返しましょう(^^)
確かにこのレイアウトを作り始めてから数年経過したところでブログをスタートさせたので、ボードの製作時期はわかりませんよね。
今後、そうした頃の画像も混ぜながらやってみます。

とりあえず、です。
直線部分のボードはカトーの1200㎜×300㎜の製品です。これを長辺に2本、短辺に1本としています。
短辺は左右にコーナーボードを接続します。これは希望するカーブに合わせて自作しました。
脚はイレクターパイプ。手前を開口させた「コ」の字型にパイプを組んでその上にボードを載せています。
ボードの下の配線処理は結構ぐじゃぐじゃかもしれません。そんなところです。

不明な点があるかと思いますが、またコメントを入れてください。画像による説明の方がいい場合もあるでしょうから、そのときは記事化しちゃいます(^^)
  1. 2017/02/26(日) 19:06:12 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
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ロの字レイアウト 事始め

こんばんは。
たいへん貴重なコメントを頂きありがとうございます。
直線部分はボードを横長に2枚つないだということでよろしいのでしょうか?
ということはメンテナンスなどの時に分解できるような構造なのでしょうか?
足になる部分はイレクターパイプということですが、車両ブックケースがキレイに収納されていて、几帳面さが伺えます。
コーナー部分のボードは自作されたとのことですが、山ありストラクチャーありで引き寄せられますね。制御機器は駅のところにあったかと思いましたが、走っている間はぐるぐる回って首が痛くなりませんか?
(笑)
ということで、しなのさかいさんのレイアウト事始めの記事を熱望致します。製作の動機から場所の選定、コンセプトとプランから15年かけてこれだけのものがバーンと出来上がりましたと発表して下さいませんか?
どうぞ、よろしくお願い致します。
  1. 2017/02/26(日) 23:30:57 |
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  3. さぶりな工房 #-
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