いまこそちくま(その1)
2017-03-16 (Thu) 08:10
おはようございます。しなのさかいです。

最近は、鉄道模型業界を意識したような、重みのある特集を組む雑誌、あるいはムック本の発売が続いています。
そのうち『J-train』No.65は、自分の手元にある客車たちを見直すイイきっかけになりました。
最近の同誌では、葬式っぽい特集を組むときが多々あり、そんな号には見向きもしませんでしたけど、たまにこうして資料性が高い特集を組むときがあります。
ネットの情報が溢れている今、雑誌媒体に対しては、こういう内容にしか財布の中身の対価を感じなくなりました。
みなさんはいかがでしょうか。

客車に興味が向いたので、少しいたずら。
先月末にカトーから発売された寝台急行「つるぎ」は、ASSYパーツにも使い途があり、当方はその中から座席車の床下パーツを仕入れました。
スハ43の床下は300円、ライトユニット入りで集電バネ入りでもあるスハフの床下は600円ですから、パーツの大きさに反して「お手頃価格」です。

これらは、リニューアルされたときに単品販売されたスハ43とスハフ42の床下パーツと交換しようというねらい。
ご存知の方も多いでしょうが、なんとこやつらは(このときだけなのでしょうか)座席パーツが茶色だったのです。
茶色いボディの方はニス塗りかもしれないと考えてそのままにするとして(予算もありますからね)、青色のボディの方6両はこの機会に交換します。
最近は魅力的な機関車が製品化され続けているので、鈍行列車を編成するとなると、何かと「サッ」と出せる単品たちの出番が多めです。
室内灯も取り付けていますから、車内の色に違和感があると、どうもいけませんでした。

室内灯を点灯させても車内に違和感がなくなりました。
これでスチームが出ていれば最高なんですが、これらの客車は2000番台なんで電暖ですな。
先ほどの雑誌の表紙のようにはいきません。
パーツ名から読めるように「能登」や「八甲田」のときに発売されたASSYパーツですから、その当時に施工すれば良かったのに。
そう思いながらようやく違和感を無くしてホッとしました。

さて、昨年のカトー・リニューアル版165系ではAU13クーラーが新規製作されました。
このパーツは従来から使われているAU13と同じ取付構造となっているため、完全な互換性があり、このことは総本山からも度々発信されています。
以前から興味があるASSYパーツでしたので、まずは12系客車のクーラーから交換しようかなと思ったのです。
それでもカトーの12系客車はバリエーションが豊富であり、当方もほぼ全てを持っています。
その中で優先順位をつけて、まずは急行「ちくま」の12系客車の屋根上をリニューアルすることとしました。
単一カラーの屋根上がクーラーだけライトグレーになり、簡単にグレードアップさせることができました。


ついでに、この急行「ちくま」セットを振り返りますと…
2006年に発売されたこのセットは、12系と20系の混結編成を再現しており、その時期は2009年末に発売された客車急行シリーズ第1弾・急行「能登」セットのだいぶ前になります。
今から見れば、客車急行シリーズのご先祖様となりますが、その当時としては、20系客車のバリエーション展開という位置づけだったようです。
1980年代からのロングセラー製品である12系客車は、車掌室側にホロ付が付いて貫通扉のHゴムが無くなったスハフ12と、車掌室窓を50系客車と同じ窓にして小型化したスハフ12-100後期形をぶち込んでくるという、とても意欲の高いセットでした。

12系客車だけではありません。
20系客車(ナハネフ22、ナハネ20)にも客ドア横にサボ受を再現するという凝り方。
このボディは「ちくま」の他に使用された記憶がありません。
少しもったいない気もします。

ナンバーは実車どおりインフレ。
ちなみに1000番台は12系客車の電源を使えるように改造したやつで、2000番台は1000番台の間に入れて使うやつ。
したがって、後者はナハネ20しか存在しません。

ナハネフ22には、当方の標準工事である車間短縮ナックルカプラー(黒)です。
12系との併結改造を施された20系は、1980年代半ばから上部のクリーム線が省略されてしまいました。
このセットでは、まだ省略されていない頃を再現しています。
20系客車はこうでないといけません。

12系と20系の併結列車については、記念すべき『Nゲージマガジン』No.1にこんな記事が掲載されていました(確か『プレイモデル』にも同じような記事がありました)。
この当時、鉄道旅行に行けるか行けないかというギリギリの頃だった自分は、誌面に見る国鉄末期の“掟破り編成”にとても魅了されていました。

なので、その当時。
この記事に触発されて20系客車を切継加工したんです。
確かこれは2作目で、意外と「サクサク」切れるボディだったと記憶しています。
こんな風にして、鉄道少年だった頃のおもひではポイントを押さえて持ち続けています。
いわゆる骨董コレクターではありませんが、あくまでもポイントを押さえて、です。
(おまけコーナー)

『Nゲージマガジン』は1984年から約30年間、半年スパンで買い続けました。
『プレイモデル』の再編集版である『NゲージBOOK』No. 1~No.3もその当時に買いましたし、数年前にマガジンがNo.64で休刊となって『Nゲージファインマニュアル』へ移行してからもフォローしていますから、30年どころではないことに驚き。
SIN企画さんには、今後も頑張ってもらいたいです。
雑誌の特集に触発されて、ASSYパーツを買って、そんでもって「ちくま」。
機関車が出てきていないので、もう少し続けます。

最近は、鉄道模型業界を意識したような、重みのある特集を組む雑誌、あるいはムック本の発売が続いています。
そのうち『J-train』No.65は、自分の手元にある客車たちを見直すイイきっかけになりました。
最近の同誌では、葬式っぽい特集を組むときが多々あり、そんな号には見向きもしませんでしたけど、たまにこうして資料性が高い特集を組むときがあります。
ネットの情報が溢れている今、雑誌媒体に対しては、こういう内容にしか財布の中身の対価を感じなくなりました。
みなさんはいかがでしょうか。

客車に興味が向いたので、少しいたずら。
先月末にカトーから発売された寝台急行「つるぎ」は、ASSYパーツにも使い途があり、当方はその中から座席車の床下パーツを仕入れました。
スハ43の床下は300円、ライトユニット入りで集電バネ入りでもあるスハフの床下は600円ですから、パーツの大きさに反して「お手頃価格」です。

これらは、リニューアルされたときに単品販売されたスハ43とスハフ42の床下パーツと交換しようというねらい。
ご存知の方も多いでしょうが、なんとこやつらは(このときだけなのでしょうか)座席パーツが茶色だったのです。
茶色いボディの方はニス塗りかもしれないと考えてそのままにするとして(予算もありますからね)、青色のボディの方6両はこの機会に交換します。
最近は魅力的な機関車が製品化され続けているので、鈍行列車を編成するとなると、何かと「サッ」と出せる単品たちの出番が多めです。
室内灯も取り付けていますから、車内の色に違和感があると、どうもいけませんでした。

室内灯を点灯させても車内に違和感がなくなりました。
これでスチームが出ていれば最高なんですが、これらの客車は2000番台なんで電暖ですな。
先ほどの雑誌の表紙のようにはいきません。
パーツ名から読めるように「能登」や「八甲田」のときに発売されたASSYパーツですから、その当時に施工すれば良かったのに。
そう思いながらようやく違和感を無くしてホッとしました。

さて、昨年のカトー・リニューアル版165系ではAU13クーラーが新規製作されました。
このパーツは従来から使われているAU13と同じ取付構造となっているため、完全な互換性があり、このことは総本山からも度々発信されています。
以前から興味があるASSYパーツでしたので、まずは12系客車のクーラーから交換しようかなと思ったのです。
それでもカトーの12系客車はバリエーションが豊富であり、当方もほぼ全てを持っています。
その中で優先順位をつけて、まずは急行「ちくま」の12系客車の屋根上をリニューアルすることとしました。
単一カラーの屋根上がクーラーだけライトグレーになり、簡単にグレードアップさせることができました。


ついでに、この急行「ちくま」セットを振り返りますと…
2006年に発売されたこのセットは、12系と20系の混結編成を再現しており、その時期は2009年末に発売された客車急行シリーズ第1弾・急行「能登」セットのだいぶ前になります。
今から見れば、客車急行シリーズのご先祖様となりますが、その当時としては、20系客車のバリエーション展開という位置づけだったようです。
1980年代からのロングセラー製品である12系客車は、車掌室側にホロ付が付いて貫通扉のHゴムが無くなったスハフ12と、車掌室窓を50系客車と同じ窓にして小型化したスハフ12-100後期形をぶち込んでくるという、とても意欲の高いセットでした。

12系客車だけではありません。
20系客車(ナハネフ22、ナハネ20)にも客ドア横にサボ受を再現するという凝り方。
このボディは「ちくま」の他に使用された記憶がありません。
少しもったいない気もします。

ナンバーは実車どおりインフレ。
ちなみに1000番台は12系客車の電源を使えるように改造したやつで、2000番台は1000番台の間に入れて使うやつ。
したがって、後者はナハネ20しか存在しません。

ナハネフ22には、当方の標準工事である車間短縮ナックルカプラー(黒)です。
12系との併結改造を施された20系は、1980年代半ばから上部のクリーム線が省略されてしまいました。
このセットでは、まだ省略されていない頃を再現しています。
20系客車はこうでないといけません。

12系と20系の併結列車については、記念すべき『Nゲージマガジン』No.1にこんな記事が掲載されていました(確か『プレイモデル』にも同じような記事がありました)。
この当時、鉄道旅行に行けるか行けないかというギリギリの頃だった自分は、誌面に見る国鉄末期の“掟破り編成”にとても魅了されていました。

なので、その当時。
この記事に触発されて20系客車を切継加工したんです。
確かこれは2作目で、意外と「サクサク」切れるボディだったと記憶しています。
こんな風にして、鉄道少年だった頃のおもひではポイントを押さえて持ち続けています。
いわゆる骨董コレクターではありませんが、あくまでもポイントを押さえて、です。
(おまけコーナー)

『Nゲージマガジン』は1984年から約30年間、半年スパンで買い続けました。
『プレイモデル』の再編集版である『NゲージBOOK』No. 1~No.3もその当時に買いましたし、数年前にマガジンがNo.64で休刊となって『Nゲージファインマニュアル』へ移行してからもフォローしていますから、30年どころではないことに驚き。
SIN企画さんには、今後も頑張ってもらいたいです。
雑誌の特集に触発されて、ASSYパーツを買って、そんでもって「ちくま」。
機関車が出てきていないので、もう少し続けます。
- Trackback URL
- http://sinanosakai.blog100.fc2.com/tb.php/1494-8f2db95c