こんばんは。しなのさかいです。

月並みな言葉ですが、ゴールデンウィークはあっという間に過ぎて、普通の日常が戻ってきました。
当方はカレンダー通りの5連休となり、さらに家族全員のスケジュールも3、4、5はオールクリアー。
したがって「それなら、1日くらいはまた日帰りで遠足でもするかねー」となるのです。
で、今年もあっさりと電車で行く“熱海行き”が決定しました。
今回はそんなお話。

小田原で、小田急から乗り換え。
東海道線のホームから見ると、西武赤電カラーの伊豆箱根鉄道がいたんです。
Nゲージをやっている人にとっては、とても旬なカラーではあるものの、このカラーリングの意味を知る一般の人がどれだけいるかは気になるところです。
それと、小田原でいつも思うことは、箱根へ行くには赤い登山電車(といっても小田急1000形)で短い4両編成だということ。小田急からの乗換えも結構ギッシリで大変です。
一方、熱海へ行くには最大15両編成の東海道線がやってくるのです。小田原・熱海間はいわゆる“末端輸送”ですから車内もガラガラ。
アンバランスな輸送力が、このジャンクションでは観察することができるということで、箱根のブランド力って、やっぱりすごいですよねと。

工事が続いていた熱海駅は、とうとう箱型の駅舎になってしまいました。
やはりというか、駅の中には「熱海初の」と言えるようなテナントがたくさん。
様々な地方を見ると、廃墟寸前の駅ビルがたくさんありますから、資本力のある手堅いテナントを入れることにも説得力がありますが、熱海のイメージがひっくり返っていくようでもあり…。
難しいです。

サンビーチから熱海の街を見ても箱型の建物がたくさん。
今の世の中、地域や土地のブランド力は、マンションという構造物により急激な人口増加を発生させるようです。
そこには質の高い賑わいがあるといいのですが。熱海の場合は、どうなんでしょうか。

熱海ビーチラインから来る車と国道135号から来る車が合流し、そして熱海の街が外来ナンバーの車でごった返していました。
ちょうど昼どきでもあり、駐車場に入れない車が右折しようとする形でウインカーを付けながら道路の真ん中で駐車待ちをするものだから、少し殺伐とした空気も。

こちらは徒歩ですから。
家族4人でサンビーチからトボトボと歩いて、ほんの数分でいつもの「あじのタタキ丼」にたどり着きました。
一昨年、情報誌にも出ていないこのお店に出会ってからは、ここが熱海の目的地となりました。
娘たちはここで近海物の魚のおいしさを覚えたそうで、親としてもお金を出した意味が(涙)
そして、オヤジさんとオカミさんがとても親切でしてね。
先客さん4人1組がいたものの、待ち時間ゼロでカウンターに座って、すぐにこれがドン。
美味しかったです。
一方、情報誌に載っているアチコチのお店の前には、1時間待ちとも思えるような長い行列ができていました。
ゴールデンウィークの熱海は何かと運命が待ち受けています。

食後は、サンビーチのお祭を見ながら起雲閣まで散歩。
大統領に怒られるようなことはしていません(たぶん)。


起雲閣まで来ると、山側から涼しい風が吹いていて、汗がスーッと引いていきました。
散歩してばかりだと疲れるので、こうした施設があると街歩きも楽になります。
起雲閣は、2000年までは旅館として営業していました。

さらに熱海銀座方面へ転進して、昭和ムードの漂う喫茶店で休憩。
今回の熱海行きでは密かにこんなところも目的地としていたのです。

女3人はドライアイスが仕込まれたパフェ。

当方は昭和ムードを楽しむべく、ホットケーキとブレンドコーヒーです。
ここも良かった。当たり。

熱海銀座からはアプローチも容易となるので、これまたいつも通りの「日航亭」(過去2回は逆側、来宮神社からのアプローチでした)。
一応、日帰り温泉施設ということで良いでしょう。
“大湯”というだけのことはあり、源泉掛け流しのお湯は「熱海」の名の通りの熱さ。
そして、毎年ここに来ると、運転に疲れた若者たちが喋りながら風呂に入っているので、そんな話を聴きながら長湯をするのも一興だと思っています。
16時半頃まで、静岡の情報番組を見ながら休憩室でダラダラしていました。

熱海駅までの途中、今度は総理大臣が。

相変わらずの激しい渋滞ですが、これとは無関係に街並みを眺めながら熱海駅へ。

階段や急な坂道も熱海名物。
フラ~っと探検してみたいけど、同行者もいるので我慢です。

熱海駅で、島田を目指すJR東海の編成を見送って。

15両編成でガラガラのE233系は、やはり渋滞の激しい国道135号を下に見ながら小田原へ。
今回だけは電車で良かったかなと思える一瞬でした(この渋滞に巻き込まれていた方には失礼な話をしました)。
家族4人、1人ずつリュックを背負った、気軽な日帰り遠足でした。
電車を選ぶ限り熱海へ行くには混雑をそれほど感じないことから、このパターンは不思議なほどに家族から絶大な支持を受けています。
毎年行き先を考える必要もなく、日帰りですから予約する作業も不要ということで、連れていく方も楽チン。
ピーク時の旅は、パターン化している方がいいのかもしれません。
ではまた。
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- 2017/05/09(火) 17:30:00|
- 駅ノート
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| コメント:2
お早う御座います
拙者も関東に居た頃は良く電車は勿論、バイクでも行っていました~
いずっぱこは拙者ブルーのイメージが強いので逆に
違和感有りまくりですね~
後は・・・
お山の上の秘密の館にも良く?(1回)
行ってましたね(笑)
- 2017/05/10(水) 07:31:54 |
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- 海山鉄 #-
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海山鉄さん
ロープウェイで熱海城…というオプションも考えましたが、否応なく娘たちの視線がシークレットハウスに集まることでしょうから、今のところは…(笑)
一昨年は、起雲閣を出たところで台湾から来たと思われる女性グループに熱海城への行き方を尋ねられました。やめておいた方がいいとも言えず、一応ロープウェイ乗り場を教えました。日本のイメージを守るためには教えない方が良かったのかもと後悔しています。
- 2017/05/10(水) 22:58:04 |
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