しなのさかいの駅前広場

ぐったりやくも

能登の奥まで 2017(その2)

(その1からつづく)




2日目から本格的に能登の奥を目指して、まずは、氷見から石川県の羽咋へ抜けることとしました。
昨年とは逆回り、“時計回り”で能登半島の海岸線を走るというのが今回のもう1つのテーマで、その方が沿岸の景色や海の色も違って見えるだろう、新しい発見もあるだろうということなんです。

写真は梅雨明けしたばかりの氷見のコメどころを眺めながら富山・石川県境を目指しているところ。
都会の人間にとっては、青と緑だけで塗られた風景ってものすごく貴重に見えるものなんですよ。





羽咋に着いて、やっぱり気になるので千里浜なぎさドライブウェイを威力偵察しました。
北陸の海もようやく夏らしい風景になり、立ち並ぶお店も商売繁盛かと。
ドライブウェイは昨年に全線走破しているので、今回はほんの挨拶程度でやめておきます。
それにしても、水平線近くまで空が青いなぁ。





羽咋からは国道249号を北へ進みました。
稲が並んだその奥には日本海ブルーがくっきりと。
こうした景色も立派な観光資源で、もしかしたらそのうち、京都とか金沢に飽きた外国からの観光客がこちらの方へ押し寄せるかもしれません。
そうならないうちにしっかりと見ておくことも、我が家の旅行のミッションです。

そういえば、氷見のホテルに泊まっていた中国人客のツアーバスは「それ以上北へ上がることはない」んだそうです(フロント氏に聞きました)。
やっぱりね。そんなものなんです。だから「奥」まで行かねばならぬのです。





昨年に見落とした旧福浦灯台に到着。
ここも能登半島のシンボルと言えましょう。





それよりも魅力的に映ったのは、福浦の家並みでした。
民家に囲まれた坂を下りていくと港があって、そこにはクロネコヤマトのトラックが走っていて…。
日本の原風景、こういうところにもあるんです。
数年前には、今の朝ドラで主役をやっていらっしゃる方がやはり主役となって作られた映画のロケ地、となったそうです。





能登金剛・巌門を遊覧船で巡りました。
2日目で“遊び”らしいお金の使い方をしたのはココだけ。
あとはひたすら“無料”の景色を眺めながらの旅を続けました。
一見、退屈そうな旅でも、娘たちにとってはこれでよいそうで、それは長い間、こんな旅を繰り返してきた「成果」でしょうか。





さらに海沿いを北上して、風無漁港までやってきました。
ここも昨年は気になりながらスルーした場所で、1990年代のとあるドラマでロケが行われた場所です。
それこそ今の朝ドラで主人公のお姉さん的な役の方が主役で、その実家がここの民宿という設定でした(ややこしい)。
そういう場所はそれなりに絵になるところなのだろうと信じて来たら、確かにその通りでした。
前にも書きましたが、あの時代のドラマは、一見チャラいノリのようでいて、絵の切り取り方、ロケ地の選び方、地方への尊敬の眼差しがしっかりと入っており、今のそれよりもずっと深いものだったのかもしれませんね。





行けども行けども、波状攻撃のように繰り返し現れる漁村の風景。
志賀町赤崎で見つけたカゴを付けたスクーター。スクーターの後ろには、青く広がる日本海。
ごちそうです。





だから、大笹波水田(棚田)を眺められる展望台に上がったら、なぜか前浜漁村とその先の海の方へと目が移ってしまいました。
あらためてご確認ください。これ、平成29年、2017年の風景です。
コンビニとかガソリンスタンドの看板なんかがニョキっと見えても良さそうですが、そういうコマーシャル系のブツが全くありません。
それ故に貴重であり、レイアウトで作る昔の風景そのまんまなんですよ。





さらに北へ進んで輪島市域へ入って、門前町黒島町(重要伝統的建造物群保存地区)に寄ってみました。
保存地区の指定は平成21年、2009年ということで、今まで見てきた地区と比べると比較的新しい時代からの保存事業スタートとなります。

北国廻船の寄港があって繁栄した場所です。
江戸時代までは船の寄港地を中心にして経済区域が形成されていましたから、能登半島の奥でも最新のトレンドを得ていたのでしょう。
今で言うと、カトーの新製品はこういうところじゃないと手に入らなかった、ということカナ?

海を眺める位置にある神社というのも、能登半島で繰り返し現れる風景です。





あらためて、黒島の街並み。
海風で白くなった杉板の外壁。この地方の特徴とも言える外壁を持った民家の街並みは、やはり数十年前と少しも変わっていないと思われ、停めてある車を見なければ昭和時代そのものです。





17時過ぎに輪島に着いて、民宿でお刺身の盛り合わせをいただきしました。
あ、これは出掛ける前にお願いしていたオプションですからねー。
4人で突っついたらすぐになくなっちゃいましたが、これとは別に、とてつもない量の夕食があるのですから。
最近「民宿は偉大だ」と思うようになりました。





夜は、20時30分からキリコ会館前で開演される御陣乗(ごじんじょう)太鼓。
正真正銘の能登の奥、名舟で継がれてきた御陣乗太鼓は、見ているだけで空気がピンとしてきて引き込まれます。
昨年もそうでしたが、気がつくと誰もがジーッと見ているんですよね。
輪島まで来たら一度は御覧あれ。間違いなく奥能登の旅の味付けには必要です。

〈2日目・輪島泊〉


(その3へつづく)

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  1. 2017/08/26(土) 09:40:00|
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