しなのさかいの駅前広場

ぐったりやくも

能登の奥まで 2017(その3)

(その2からつづく)




輪島に泊まれば、翌朝は朝市に行っておきたくなるもので、今回も「スルーして後悔するくらいなら…」と考えて偵察してみました。

それにしても、朝市を歩くときは日差しが強い(そういえば昨年もそうだったなー)。
関東平野は雨続きだというのに、コレハナンナンダ。
したがって買い物は、食べ物ではなくて4000円の帽子となりました。
朝市で賑わう通りから脇へ伸びる路地を一本一本観察してみると、奥にお寺が見える路地がありまして、景色を見て清涼感をもらいました。


さて、3日目はこれまでどおり時計回りに海岸線を辿って、能登半島の先の先、珠洲を目指す行程です。
昨年、輪島から珠洲まではコンビニのような流通の要素が全く見られない、本当の「さいはて」であることを経験済み。
そうなんです。この区間、どことなく離島のムードが漂っているんです。





輪島を出てから立ち寄るのは「道の駅千枚田ポケットパーク」。
ココだけは、そんな「さいはて」に一歩踏み出した場所ですが、一級観光地と言えそうな混雑ぶりでした。
まだ輪島観光の地域内で、ここまで来て引き返す車やバスも多いのでしょう。





千枚田からしばらく走って、御陣乗太鼓伝承の地・名舟を過ぎたところで「輪島製塩」に寄りました。
目の前の海から釜茹でして出来た塩は、塩辛さが鋭くなくて、その証拠にこれをまぶしたソフトクリームがとてもおいしくて。
実験してみて分かりまして(いやいや塩ソフトクリームも一応商品です)、カウンターから見える景色と共に感動。
そんなこともあってか、今回の旅では、総じてここで見た海のブルーが一番の好みでした。





垂水の滝。
そのまま海に落ちる滝です。
こんな滝が首都圏にあったら大変な混雑となるでしょうね。
我が家以外には誰もいませんでした。





滝から海へ振り返ってこれから行く先を見れば、ポッカリと青く抜けた、向こう側が見えるトンネルが。
これ、「真浦隧道」という廃トンネルだそうです。
うまく言えませんが、抜けた先が青く見えるところに「さいはて」を感じてしまいました。





海岸線を走るため、内陸へそれる国道249号から県道28号へ入ると、峠道になりました。
「椿の展望台」という場所で輪島方面を振り返りました。
この日も朝からずいぶん走りました。
暑くて大変なので、同乗者たちは走り続けている方がイイそうで、下の娘は朝から「いつ宿に着くの?」ばかり。
朝からチェックインなどできるわけなかろうと小さい頃から言い聞かせているのに、小6の今でもわからないみたいで、旅行中というのに将来が不安になりました。





その展望台からしばらくして、木ノ浦のカフェで休憩。
昔は数件の民宿があるだけの寂しい集落でしたが、ココも最近は映画のロケ地となり、コーヒー店のセットが残されています。
なので勢いで、猛暑なのにホットコーヒーを頼んでしまいました。
相変わらず日差しは強かったですが、風が抜けて吹いていて気持ちよかったナ。
ここら辺で「さいはて」感、MAXです。





禄剛崎灯台と「道の駅狼煙(のろし)」は昨年立ち寄ったのでスルーして、須須(すず)神社へ寄ってみることにしました。
珠洲市の東海岸側なので、ここら辺も「さいはて」と言えそうで、あらためて思うに、直線距離にするとそうでもないのに、関東平野からはるばる来たという満足感は、鳥居を見てこみ上げてきます。





珠洲市街へ入って「道の駅すずなり」の裏をのぞくと、旧国鉄・のと鉄道珠洲駅のプラットホームが残されていました。





駅名板を見ていると、今でも2両編成のキハ58系が滑り込んでくる予感が。
1986年、急行「能登路」ではるばるここまで来ていたんです。

それにしても、ここまで鉄道で来ることができた時代って、本当に素晴らしい。
国鉄ネットワークの線路があるというだけで、中学を卒業したばかりの少年2人が、周遊券と時刻表を片手に“とにかく”ここまでやって来るんですから。
観光のあてもなく「とにかく蛸島まで行こう」なのです。
そして、大人になってからも、こうして自分の家族を連れて再び来る…。
昔の日本には当たり前に存在した、都市と地域の交流システムでした。





能登半島のシンボル・見附島。
肌色に見えるのは能登半島の地質の特徴である珪藻土です。
オシャレな家では、調湿機能が素晴らしいので壁の素材に使っていますよね。
そういえば、旅の途中のあちこちで見た地層でした。
それから、急行「能登路」のヘッドマークもこの見附島がデザインされていましたので参考まで。
あの青地のヘッドマーク、文字のフォントも美しくて、キハ58系のマークの中では一番じゃないかと思っています。





「すずなり」に紹介してもらった珠洲市の民宿に泊まって、おいしい御飯を楽しんだ後は、月が出ていたので珠洲の港まで夜間ドライブ。
思ったとおり、月の光が海水面に反射してキラキラしていました。
これもまた観光資源。しかも無料(笑)

〈3日目・珠洲泊)


(その4・完へつづく)


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  1. 2017/08/29(火) 23:00:00|
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