しなのさかいの駅前広場

ぐったりやくも

気動車からアイドリング音が聞こえてくるかも

おはようございます。しなのさかいです。




久しぶりに自分の模型いじりのことへと方向を向けることとします。
以前からお話しているトミックスのHG気動車たちへのインレタ貼りでして、もう少し「続き」をやってみることとしました。





きっかけは、8月に発売されたキハ53とキハ23の首都圏色です。
オレンジバーミリオン1色ですと、なんとものっぺりしている…
それでもトミックスの「HG」ということです。
緻密なパーツ構成(そうでもないかな)と鉄コレと比べて何もなされていない車体への印刷。
アンバランスさがハイグレードな気動車たち。これでは本線で走らせる気になりません。





これまでレボリューションファクトリーのインレタを調達して、車番と検査標記を転写していましたが、この先も徹底的に転写してみました。





ドアコックの三角マークだけは位置がわからなくて大変でした。
形式ごとに違うのは当たり前として、同じ形式でもいろいろな位置に三角マークがついているように見えるからどうにもなりません。
最後は「気合い」でやるしかなく、この辺は新しい資料が出てきたら修正するかも、というところ。




ATSマークとか、位置呼称マークとか、
所属標記とか、定員とか。
車番と所属と定員に矛盾がないようにさせることも大事なんですが、とても作業エネルギーと膨大なインレタを買うという経済的負担が必要となるので、程よいところでの妥協が必要だと思います。
うまく言えませんが「関スイ」というノリも必要かなぁということなんです。






キハ17、キユニ17、キハ20…。
かなりの両数を稼働状態にすることができました。
やっぱり、コージョンマークがある模型はリアリティが増します。
サウンドボックスの音と相まって、駅に停めているときも「カラカラカラ…」というアイドリング音がムードを高めていますし。





次はキハ40系をやりますかね。
突然たくさんの車両を手に入れた気がして、うれしくなりました。



◻︎ ◻︎ ◻︎



「安中貨物事件」。
あ、Nゲージのことですよ。
この世界に、また新しい歴史が刻まれました。




「ポポンデッタ」という、秋葉原を本店としながら全国の商業施設の中へテナントとして小売店を展開する会社が、新規製作で編成モノをリリースするというので、当ブログでも2016年の静岡ホビーショー視察記事でその情報をお知らせしていました。

同社は、2012年に経営破綻した「河合商会」の貨車たちを引き継いだことでも知られています。
このラインナップの延長として、今回の「安中貨物」という選択肢が見えてきた…、おそらくそういうことなのでしょう。
「貨車をやるポポンデッタ」という市場での立ち位置を狙ったのだとしたら、まあそれは理解できます。

発売時期が遅れ気味だったところで出荷。先週、ついに店頭に並ぶこととなりました。


しかしその途端、今の時代のNゲージとは思えないような不具合が多数見つかり、瞬く間にユーザーの非難の声が巻き起こりました。
やがては小売店のそれへと移り、そして9月1日、会社から「回収します」とのアナウンスが…。


日本国内で製造することで適切な価格を維持することが難しい以上、国外へ製造を委託することは必然と言えましょう。
新規参入組はなおさらです。
こういう場合、一般的には、現地の工場と綿密な打ち合わせをしてもなお不具合が発生するとのことであり、日本側が求めるクオリティへ高める、持っていくには相当な努力と忍耐が求められるようです。

おそらく今回の「安中貨物」にもそうした調整が繰り返されたんだと想像するのですが、その努力、大分足りなかったようで、しまいにはサジを投げた、見切り発車した感もあります。
ポポンデッタによる着荷時(出荷前)の検品不足でもありましょうが、そもそもこうした不具合が多数見つかっている以上、工場とのコミュニケーションは機能していなかったと言っていいのでは。


さて、当方が本件で懸念することは「小売店」のことです。
予約品かどうかは置いておいて、ユーザーは店頭で「買わない」「持ち帰らない」という判断をすることができますが、小売店は仕入れてしまった以上、問屋との資金決済があります。
出来の悪い製品だとして、メーカーへ送って不具合を修正させるとしても「小売店の在庫」には違いありません。
そして、こういうことが起こると、いつまでたっても在庫として残ります。つまり小売店にとってはよろしくない「不良在庫」となるのです。
こうした在庫を抱えたまま閉店することとなったお店、みなさんの街にありませんでしたか?
当方の街にはいくつかありました。

ポポンデッタは「メーカー」とは言い難いですが、河合商会の事業の一部を引き継いだことで「市場の上流に腰を据えた」と言えそうです。
こうした会社がひとたび本件のような事件を起こすと、小売店は「リスキーだ」と萎縮して店頭フリー分としての入荷を控えますから、ますます「予約販売店」化するでしょう。それもユーザーから手付金を取る形で。
「小売店が面白くなくなる」というのは、度々この市場でこうした“トリガー”が発動するからなのです。

最近の同社は、タンクコンテナシリーズも展開していましたが、普通のコンテナとは異なるため、構成部品とそのゲート処理などでもカトー製品には及ばないように見えていました。
「今までにないものを作るんだから、こんな程度でもいいでしょう」ということでは、即退場してもらわないといけません。
そういう製品の送り手、まだまだいると思います。


今回の件は「安中貨物」の模型化を待ち望んでいたユーザーに対してだけのことではなく、Nゲージ市場全体への影響がとても大きいと思いました。
小売業態をメインに、この市場で存在感と認知度を増してきたポポンデッタだけに、その責任は僅かながらあるのではないでしょうか。



ところで、この「安中貨物」。
ポポンデッタで買い取ってもらうとしたらどういう査定になるんでしょうね。
少し興味があります(笑)


ではまた。
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  1. 2017/09/05(火) 08:20:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

気動車の画像を見ているうちにアイドリング音が聞こえて来ます良い雰囲気ですね。
サウンドカード キハ58が売れる訳です。
Nゲージ界の安中事件と言ったところでしょうか、私も店頭で商品を見せてもらいましたが、 思わず …
その昔のマイクロエース 流電を初めて見た時に匹敵するくらいの衝撃でした。
歪む台車は、もう致命的で満足に走らない事を確信したくらいです。
メーカー担当者様がこれくらい大丈夫…なんて思って出荷したとは思いたくありませんし 現地メーカーとのコミニュケーションが上手く行かなかった結果でしょうね。
発売メーカーにとり少なからずのダメージにならない事を祈るばかりです。
  1. 2017/09/06(水) 10:21:37 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

第2ラウンド

線路際の住民さん

安中貨物については、不具合を修正して再出荷したところでまた波がありそうです。おっしゃるようであれば、パーツを組み替えたところでどうにもならない訳で。そのときは本当に荒れるでしょうね。
  1. 2017/09/07(木) 22:13:18 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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