しなのさかいの駅前広場

覆い隠すアイデア

KATO 115系1000番台 長野色・EF63 3次形 JR仕様

こんばんは。しなのさかいです。




先週末は、栃木県宇都宮市まで出掛けてきました。
発見と出会い、懐かしい空気に浸れる時間と空間が僅かながらあり…。
まだまだ鉄道模型の世界もイケるのかなあと思ったりした1泊2日のミニトリップでした。
やっぱり鉄道模型趣味が文化として存在し続けるには、アナログ的なつながりがあった方がいいみたいです。





さて、線路際の住民先生からのレポートもあるとおり、カトーから115系1000番台長野色、そしてEF63 3次形 JR仕様が発売され、既に店頭に並んでいます。
当方からもこのお話。

信越本線横川・軽井沢間の廃止から20年が経過したことに驚きながら、カトーとしては2006年以来の碓氷アイテム・再起動の第1弾を見てみることとしましょう。






115系1000番台はフルリニューアルを遂げました。
カトーとしては、2010年に旧製品のプチリニューアルを断行していて、それがE127系100番台大糸線の発売と合わせたタイミングだったことを思うと、どうしても“ついこの前”という感覚が。

でも、それでも7年は経過しているので、この趣味をやっていると月日の経ち方には動揺します。
このときのリニューアルでも一定の理解をしていたんですが、近年の表現力の向上を見れば、そのまま「碓氷アイテム」として再生産するわけにもいかなくなった、ということのようです。
そりゃ、ユーザーとしても新しくなるなら買い換えるしかないわけで(笑)





新しい115系1000番台の顔は、ほぼ完成形でして、それはどういうことかというと、300番台のときよりもさらに進化したシールドビームの形状なのです。





トミックス製品(一応LED仕様のリニューアル製品)はまだ手元にありますので、比較のつもりで横に置いてみました。
パーツが全然付いていません…。

なるほどトミックス製品のシールドビームの大きさが評価されてきた理由がわかる気がします。大きさはほぼ同じ。
さらに詳しいディテールが加わったのが今回の製品の特徴で、これが「裏からはめ込んだ別パーツ」というところにはさらにさらに2010年のプチリニューアル品と比べた「設計上の進化」を感じる訳です。
先行した300番台にも入ってしまうこのシールドビーム。今後の展開に注目です。
ちなみにライトレンズパーツ(導光材)は300番台のそれと同じでした。



その他です。
パーツ類の見直し、新規パーツがメインです。




まずは、列車無線アンテナの形状。
屋根に点ではなく線で接するよう台座部分が見直されました。当然にオデコの角度も考慮されています。
民営化直後は模型の世界でも列車無線アンテナブームが巻き起こりまして、銀河モデルのパーツをよく使ったものです。
この時点からは既に30年が経過しています。
その後、カトーやトミックスでも樹脂でのアンテナパーツが起こされましたが、どれも4本足で接するタイプでさらにボディへの差し込みは2本足(例外もありましたが)。

屋根に刺す部分が2本足タイプから変更されていますから、これをASSYで買い増ししても仕方ないでしょう。





トイレタンクの表現(裏側になってしまった)。
方向幕には「長野」の印刷。
箱を開けたら、レディ・トゥ・ランです。
こうした措置は、車両を置くと背景まで浮かんできますから大歓迎です。





AU75Gクーラーパーツはステンレスの質感を高めるための塗料の見直し。
ナンダカンダでこういうパーツの交換は、寝る前のひと作業にはモッテコイなんですよね。
問題は「一体自分はいくつ必要なのか」でして、ひたすら脳内で、手元にある該当車両をカウントし続けるのです(もちろん仕事中に)。





そしてKE76ジャンパ栓の新規パーツ。
形状が見直されました。
パーツ需要がありそうですが、材質がPOMで塗装もできませんから、即他車に流用とはいかないでしょう。
このパーツだけは大量買いには走らないで、もう少し待つこととします。





ま、とにかく走らせて遊びましょう。
基本セットと増結セット、3両ずつでの発売です。増結セットも動力化してしまえば、車番の異なる2つの編成ですれ違い運転を再現できます。
あ、こんなことを書くとASSYパーツがすぐになくなる…。
皆さん、冷静な消費行動をしましょうね。





一方、EF63 3次形 JR仕様は、カトーとしては初となる3次形でして、ブロックタイプのナンバープレートが目立つところ。
今回は22号機と23号機にしておきました(やっぱり)。

当方は、これまでのメタルインレタによる表現を支持しています(これまでの1次形と2次形を所有しています)が、新規ユーザーフレンドリーな時代の流れには逆らえず、さらには3次形がブロックタイプということから、はめ込み式のパーツ仕様へ変更となりました。
この後に控えている2次形 JR仕様もそうなるということはJAMにて確認済みです。
したがって今後2次形は、メタルインレタ仕様とパーツ仕様とが混在することとなりそうです(並べるかどうかは別として)。

画像ではナンバーパーツがちゃんとハマっていないように見えますが、いえいえこれでハマっているのですよ。3次形はこれでいいのです。


当方としてはC'無線アンテナが的確な色で成形され、さらに支えている部分がクリーム色になったところに武者震いのような感動を覚えました。

材質はあえてトミックス製品のようなPOMではなくABSとしたと伺っています。強度的に破損する確率が高くなりますが、それでも着色可能となることに重要性を感じていただいたことにひたすら感謝です(なぜかココだけ低姿勢)。
ココ、1997年にトミックス製品が発売されてからずーっと不満でしたので。
やっぱり「顔」って手を抜くとダメなんですよ。

今回のASSYパーツは破損交換用とトミックス製品への交換用(!)にということで結構な数を確保しました(冷静でないのは当方です)。
EF63は3か月に渡って継続して生産される訳ですから、このASSYパーツも断続的にリリースが繰り返されるのでしょうか。





2次形と異なるジャンパ栓のたるみ方がまた良いです。
C'無線アンテナと相まって重々しい、精悍な顔つき。
これはこれで碓氷線廃止直前は人気がありましたね。






高崎から長野へ向かう115系が入線。
EF63が一段と高くうなりだして、ゆっくりとクモハへ近づいていきます。





横川駅でのバルブ撮影シーン、のつもり。
この駅が夜行列車を迎えていた時代があったんです。それも真夜中に。
ボヤボヤしていないで489系白山色も出さないといけないですね。
もちろんヘッドマークは「能登」で。


◻︎ ◻︎ ◻︎


碓氷峠の鉄道シーンが消えてから20年、というタイミングを捉えて企画された今年の年末まで続くシリーズの第1弾。
今回はまさに廃止される頃の仕様が選ばれた訳ですが、この仕様、御存知のとおりトミックスが先行して続けてきたものです。
当方、その製品化し尽くされた果ての製品化発表を耳にして「買う理由」を探すしかありませんでした。
そう考えているところで、115系のシールドビームやEF63のC'無線アンテナが興味深い仕様であることを知り、めでたくその「理由」となった訳ですが、気持ちとしては“ギリギリセーフ”であり、こうした改善点がなければ“アウト”としていたところです。

最近のカトーの企画には、製品(列車)が醸し出すストーリーの提案(この列車のどこが面白いのか、というプレゼンテーション)が見えにくかったり、今回のようなユーザーがまだ残している記憶に乗っかるような、薄くて軽めな側面を見てしまいます…。
「斜め上」と言われるような、ユーザーを驚かせるような仕掛けを期待せずにはいられません。
そういう視点に立てば、カトーがやる碓氷アイテムはトミックスの企画の焼き直しではなくて、めがね橋を渡るアレをやるべきだったのでは、と。


とにもかくにも、カトーにはJR時代に止まらずに、軽井沢や善光寺平への輸送使命がもっと重たくて濃かった国鉄時代の姿を再現してもらいたいです。
それでこそ、鉄道模型趣味人が手元で碓氷峠を保存する意味が生まれるんだと思います。
169系「信州」の中でゴルフ弁当を食べた思い出。こんな思い出に浸ることができる日が来ることを楽しみにしています。



ここのところレイアウト上の列車を次々と入れ替えていて忙しくしています。

ではまた。
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  1. 2017/09/16(土) 00:30:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

カトーのロクサンのアンテナは秀逸ですね、我が家のトミックス製ロクサンとロクニに取り付けねニコニコしています。
唯、カトーのロクサンの造形が潰れた様に見えてしまうのは 相変わらずでサイドの明かり取り窓が妙に細い様に感じます、正面窓枠を僅かに細くそれば改善する様な気がします
  1. 2017/09/20(水) 19:30:50 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

似顔絵

線路際の住民さん

大手2社の競作となると似顔絵に違いも出てきてしまうのはやむを得ないことで、ここらへん、どちらにも似ているところと似ていないところがあるようです。
トミックス製品も、果たして高さが適正なのか怪しいところがあり、結局のところ、トミックス製品とカトー製品は共にキープしています。こういうことは当方としては珍しいのですが、今回だけはそうしようかなと。トミックスの189系もそれなりによいですから、そのためのロクサンは必要ですし。
これもまた碓氷アイテムの魅力、でしょうか。
  1. 2017/09/26(火) 08:13:33 |
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  3. しなのさかい #-
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