しなのさかいの駅前広場

久しぶりにワクワクする発表でした。

KATO ED62・タキ25000+ホキ5700 飯田線貨物列車

こんばんは。しなのさかいです。




少々更新が途絶えてしまいました。
毎日来ていただいた方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

10月に入ってから、うまく週末の自由時間を確保できなかったり、また、気温の変化に対応できないまま外で仕事をして風邪をひいて寝込んだりしていて、鉄道模型趣味からの距離が自然と発生していたのでした。

とはいえ、既に10月の初日にはカトーのED62が配備されているのです。
このことは「これを機会にして、再び飯田線の風景を楽しむべし」というメッセージかと。
この小さくて青い機関車が配備されたことで、かつての飯田線のスナップ風景はだいたいカトー製品で再現できるようになりました。





前置きが長くなりました。
カトーの飯田線シリーズ・ED62の登場です。
振り返ること2014年1月。
正月の気分が抜けた頃に投稿した記事はトミックス製のED62についてで、それはちょうどクモハ53007などの飯田線シリーズ第1弾に大きく影響を受けたことが原因でした。

それから約4年が経ちました。





トミックス製品(左)と比べてみました。
今回の比較では、意外にもトミックス製品の健闘ぶりに気づきまして、今回のカトー製品がなければ、おそらくこのトミックス製品がレイアウト上で活躍し続けたであろうということ。

確かにカトー製品では、ED70のようにはめ込んだ跡が目立たないナンバーパーツ、両サイドの窓から見える淡緑色のカバーパーツなど、後攻・カトーらしい特徴、改善点が目立つのですが、それら以外ではトミックス製品もなかなか。
ED75譲りの動力ユニットも相まって「トミックスのリニューアル版ED62も捨てがたいな」と気づく結果となりました。
ワム80000やヨ8000のように、TNカプラー化したトミックス製の貨車も多く持っているので、しばらくは保険のつもりで持っていると思います。

なお、トミックスのナンバーパーツははまり具合が雑ですが、これで精一杯。
同社製品で一向に改善されない仕様です。
こういう部分があるので、トミックスの機関車があってもカトーの機関車を必要とする声が絶えないのでしょう。

それにしても、トミックスが昔からED62をラインナップし続けている理由は謎(笑)





それから、ED62と同時に発売された「タキ25000+ホキ5700 飯田線貨物列車」についても見てみましょう。
セット構成は、タキ25000×1、ホキ5700×2、ヨ5000×1。
4両セットのウレタンには機関車が1両収納できるようになっています。





「ホキ5700」という貨車のNゲージ模型も、いにしえよりトミックス香港製貨車の時代から存在し続けてきましたが、なかなか自分のテリトリーには入ってこず、趣味生活には縁がないものでした。
具体的な活用方法を見出せない貨車、活躍シーンが見えない貨車、というのが本当のところだったんです。

秩父セメント所有、常備駅は武州原谷駅(こういうところは必ずチェックしておきましょう)。
総延長23kmの地下ベルトコンベアなんてスケールが大きすぎで面白いですよね。
ずいぶん前に秩父セメントのセメント製造が無くなっており、このため同駅でホキ5700を使って出荷するシーンを見ることは叶わなくなっているわけですが、今、鉄道によるセメント輸送ルートを指でなぞる作業は、高度経済成長期の鉄道シーンを再現する上での「近道」と言えそうです。

そういうわけで、飯田線を走るホキ5700は、この武州原谷駅から、セメント輸送の終着駅・ストックターミナルである元善光寺駅を目指していたということ、さらには定石どおり秩父産の石灰石が伊那谷のインフラや建物を支えていたということが理解できるようになっています(この「武州原谷」という文字に視線を合わせると、です)。


今回のホキを手に取ると、車高が意外と低くて上下に潰れたスタイル。
こんなスマートなスタイルだったのかと。
外観にカッ飛んだ特徴があるため、連なる編成には面白みを感じます。
単品設定の2両セットも購入して、ホキは4両にしました。





一方、タキ25000は、日本陸運産業所有で(京葉臨海鉄道)北袖駅常備となっています。
こういう沿岸部、工業地域から内陸の田舎へ、精製されたLPガスを運んでいたということを学べます。

前述のホキ5700とは発駅が異なりますけど、辰野では連結整理され、やはりストックターミナルだった元善光寺を目指していました。

ネット上での写真を見ると、越後関原駅のタキ25000も飯田線に入線していたようですから、ガス供給ルートは様々だったのかもしれません。
面白いです。


深くて長い伊那谷では、元善光寺駅がセメントやLPガスというインフラ原料の拠点として機能していた…、ということを学習すると、小さな貨物編成でもパッと「味」のある存在に変化します。
モノ、模型が溢れてそれぞれが薄味となっている今では、こういう「遊び方」が必要なのでしょう。





トミックス製品でED62の貨物列車編成を揃えたときに導入していた同社製品と比較。
こちらは郡山駅常備、だったんですね。
このタキもED62と同じように決定的な見劣りはなく、こうしてじっくり見てもハシゴの表現が異なることくらいでした。





このセットのシンガリはヨ5000です。
ED19のセメント貨物列車セットではワフ29500でした。
LED室内灯クリア(電球色)を組み込んで、編成の最後を締めてもらいます。

それから、カプラーのことをメモしておきます。
このヨ5000には、ご覧のとおり片方にダミーカプラーを取り付け、その反対側にはカモメナックルを。
タキとホキには車間短縮ナックルカプラーを取り付けました。
いつでも買えるかなと思っていた車間短縮ナックルカプラーは、現在、ほとんど流通していないようでして、手持ちの在庫も1個だけ。
仕方がないので、他車から外して付けたという経緯です。



◻︎ ◻︎ ◻︎





165系「こまがね」や横須賀色のクモハ61なんかと一緒に。
こうやって見ると、ED62の青とクリームのカラーリングも「飯田線色」と言えてしまいそう。





駅本屋に横付けして、発車時間を待つED62。
タキ10600やタキ1900、その他の二軸貨車を組み合わせて遊ぶこともおもしろそうです。





ということで、簡単ではありますが、カトーから発売されたED62とタキ25000+ホキ5700 飯田線貨物列車を見てきました。

先行した「ED19 + タキ10600 セメント輸送列車」は、編成内容から専用貨物と思ってしまいがちでしたが、今回は異なる駅から異なる内容物を運ぶことを示唆するようになっており、か細い飯田線の貨物輸送を学習する上ではさらによい教材となりました。

国鉄時代の貨物列車は、車両単位で使命がバラバラなので、元善光寺駅のように「あの施設で何をしているんだろう?」という疑問を潰していくプロセスは、なんと言いましょうか“趣味”という範囲を越えたなにか、地域全体を鷲掴みに理解する「鍵」のような気がします。
あ、現在のコンテナ輸送に対する興味では味わえない内容であるというのとは、申すまでもないでしょう。



かつてのハイペースと比べると、どうしても「失速感」を感じてしまう飯田線シリーズの展開。
あの頃の方がハイペース過ぎたのだと言えばそうなのですが、そのハイペースは、早いうちに“飯田線の世界”という説得力を持たせるための必要な方法だったと理解しています。

さて「これから、この世界、どうなっちゃうのでしょう?」と聞いてみたくなる気持ちは当方だけでないはずです。

この秋は久しぶりに横須賀色の旧型国電もリリースされますから、同じ季節のうちに2つもアイテムが増えるというのは素直に嬉しい。
きっと「まだまだありますよ」というアンサーなのでしょう。


ともあれ、コントローラーのボリュームを最小限に絞ってトロトロと走らせる(べき)世界は、この飯田線シリーズとレーティッシュ鉄道シリーズくらいです。
暮らしの中に、こういう時間を持てる余裕があると、鉄道模型趣味も本来の充実感をもたらしてくれることでしょう。


ではまた。


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  1. 2017/10/18(水) 18:30:00|
  2. 鉄道模型(車両)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

貨物列車セットと機関車購入してから鉄道模型を弄る時間が無く 悶々としてましたが、昨日ようやく箱から出しました。
ホキ5700の造形は秀逸ですね!
飯田線内だけじゃなく 辰野に至るまでの貨物列車に仕立てたくなりました。
カトーの貨車シリーズの恐ろしさは、貨車の発駅を想像させる様に展開して行くところでしょうか。
終着駅は始発駅と言うフレーズを思い起こされます
  1. 2017/10/29(日) 21:38:15 |
  2. URL |
  3. 線路際の住民 #-
  4. [ 編集 ]

ホキ5700に感動

線路際の住民さん

ホキ5700のスタイルは、今回のカトー製品で認識を改めたところです。やっぱりカッコイイというかスタイリッシュ。車高が低くなるだけでこんなに違うのかと。
武州原谷ゴッコをしなくてはいけませんね。
  1. 2017/10/30(月) 14:18:53 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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