しなのさかいの駅前広場

きのくにシーサイドがバラシ売りに

20年後に見る西の世界

こんにちは。しなのさかいです。

いつも申し訳ございません。
再び長いブランクを発生させてしまいました。

しかしながら、今回は「レイアウト工事に夢中になっていたから」ということではありません…。
まずは、その辺から説明させていただきます。



□      □      □



当方の勤務先は、年々人から伝わる温かみが失われてきていて、反比例的に殺伐で荒涼としたメカニカルな空気で覆いつくされてきています。
まぁ、どこもそうです。

そんな中であるにもかかわらず、「あんたは結構長い間勤めたから、5日間の連続休暇を取っていいよ」と言われました。
しかも3万円の旅行券付きで。
昨年の秋のことでした。


でも、連続5日間というのは結構長いです。
日々の生活、職場との往復でクタクタですから「家でグダグダな生活を送って過ごすのもアリかな」と思っていたら、女房から「ダメ。どこでもいいから行ってきな」との仰せ。
5日間、土日を合わせれば実に9日間、悶々と家にいて模型やレイアウトばかりいじる亭主を見るのも嫌なのでしょう。
反対の立場に立てばなるほどわかる話です。

となると、マイカーは女房が通勤で使っていますから、否応なく公共交通機関で旅をすることになる訳で、結婚と子育てをしてきた身としては、実に20年ぶりの「鉄道旅行」とになります。
そんなこと、本当にしていいものなのかな…。

でも、せっかく女房にそう言われた訳ですし、下の娘もこの春には中学生になりますから、子守りについては問題なさそう。
いや、むしろ女3人で仲良くしていられるでしょう。
次第に「そんな旅も悪くないかな」と思うようになり、気が付いたら、今の仕事の1年を俯瞰して「2月の終わりに決行するしかない」と覚悟するようになっていました。
その覚悟以降は、頭の中で旅程をデッサンしてはやり直すことの繰り返し…。

詳細なプランが浮かばずに2018年を迎え、決断のタイムリミットである2月の半ば過ぎ、近くの旅行会社で見つけたパンフレットは、こんなものでした…。


IMG_20180304_0001.jpg

4泊5日の同一ホテル滞在・フリープランで、その滞在先は京都。
なにも5日間ずっと京都にいる必要はなく、夜になったら京都に戻ればいい訳です。

そういえば、関西方面の乗り歩きは1997年12月を最後にしており、以降はこの辺に全く足を踏み入れていません。
その間の変貌ぶりを見ておらず、とても興味がありました。
さらには、Nゲージの世界で急速に広がった関西方面の車両の製品化。
模型の世界の魅力を実際の世界で確かめてみるのも悪くなさそうです…。

そういう動機の整理があり、20年ぶりに関西方面へ旅立つことを決めました。
“2泊以上の一人旅”としては、なんと1993年の四国旅行以来、実に25年ぶりとなります。


それから…。
フィルムカメラがデジタル一眼レフに、ウォークマンがiPhoneに代わり、数多のカセットテープ、CD、MDの類は全てiPhoneに吸い込まれてしまいました。
そして、時刻表や「るるぶ」は持ち物から消えました。
それだけの年月を経た後における鉄道旅行とは、どういうスタイルなのか。
そんな変化を感じることも、この旅の中の隠れたミッションとしてみることとしました。



今回から、そんな5日間の一人旅の模様をレポートさせていただきます。
このブログは、ありがたいことに関西方面の方々にもご覧いただいいているようです。
そんな方々には退屈な内容(あたりまえのことをキャーキャー言いますので)となるでしょうが、もしよろしければお付き合いください。
それから、いわゆる撮影派ではありませんから、写真も駄作ばかりとなりますことをご容赦ください。



□      □      □



2月25日(日)。




新横浜発7時9分「のぞみ7号」は、旅行会社から用意された早朝時間帯の中の最終列車でした。
これ以上遅く旅立つためには、追加料金を支払う必要があります。
早朝の列車で乗りにくくはありますが、それだけ旅先でウロチョロする時間が増えますから、素直に指定された範囲内で乗ることとしました。





ヘッドフォンでいろいろと音楽を聴いていたら、あっという間に京都。
20年間のブランクは、僅か2時間弱で埋まってしまいました。
最後に京都駅に降り立ったのは、確か1996年3月。
当時の駅舎は景観論争を経て、建て替え事業の真っ最中でした。





まだ9時台なので、ホテルに荷物を預けることはせずに、そのまま在来線の旅を始めることにしました。
日曜日ということで「郵便貯金の旅」もすることができませんから、初日はとにかくJR線でウロチョロすることに決めていたのです。

新横浜からの切符はココでおしまいで、これから先は買い貯めていたオレンジカードを使って、切符を買いながらの旅。
ちょうど「冬の関西1デイパス」の使用最終日でしたが、販売価格3,600円分も乗ることはなさそうでしたから、それなら実費による旅にしようと。
ちなみに、「青春18きっぷ」や「春の関西1デイパス」の使用開始は3月1日からということで、一般的に、旅行には不向きな日程を選んでしまったようです。





とりあえずは、新快速に乗って三宮を目指すこととしました。
221系がビュンビュン飛ばしていた時代、それから223系1000番台がデビューしたばかりの時代までの自分の記憶がどう更新されるのか。
そこを楽しみにしていました。

最初に見たのは223系2000番台で、先頭部の左右に付いた転落防止幌が定番化しているようでした。
かつての蒸気機関車に取り付けられた様々なパーツが後々に醸し出す「機能性の中の美学」。
見慣れてしまうと不思議なことに違和感を感じなくなってしまいました。
いや、むしろ付いていた方が…。





225系0番台。
2012年にトミックス製品を買ったままにしていました。
帰ってからインレタを貼る作業はしておこうと決心した、正にその瞬間です。
今回トミックスから発売された「マリンライナー」は、瀬戸大橋ファンだけでなく、223系ファンが買い支えていると読んでいますがどうでしょうか。
いずれにしても、223系や225系は人気があると思っています。





207系。
トミックス製品は先頭車のライトボックスが大きくて、そろそろリニューアルをしてもらいたいです。
そんなことを考えながらホームをウロウロしているのは、おそらく当方だけでしょう。







湖西線の電車たちは京都地区ということで緑の単色塗装。
路線をわかりやすく示す効果があるものの、味気ないようでもあります。
確か、この113系はグリーンマックスが製品化していました。





奈良線のホームに目を移せば、103系が現役で動いている。
しかも、低運転台ですからね。
日曜日の朝から、刺激が強すぎていけません。
わずか数百キロの移動で、これだけ異なる文化を感じることになるとは。

この時点で、既に入ってくる情報量が処理能力を超えていて、頭の中から“つまらないこと”は一切消えました。
旅先を関西にしてよかった、と本当にそう思いました。

京都での電車ウォッチングはこの辺で切り上げて、いよいよ新快速で三宮へ。
この後も、インプットしなければならない情報量は怒涛のように襲いかかるのでした。


(つづきまーす)

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  1. 2018/03/04(日) 15:00:00|
  2. 鉄道旅行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<関西漂流(その1) | ホーム | レイアウト上への着色率は100%>>

コメント

こんばんわ。
仕事、なんだか大変そうですね。かつての古巣もすっかり中身が変わってしまったようで、戻るのも躊躇してしまいます。そんなこともあって、せとうち企画もちょっと見送りしました。
終わってみれば25年なんてあっと言う間ですよね。私もお休みいただいてから既に6年が経ちました。
家庭の中に染まってしまうと、単独で旅をするなんて億劫になりませんか?私も何回かは1泊2日でエスケープしたことがありますが、自分の達成感、1人で旅したことによる疲れ、家族を放置した小さな罪悪感などが出てしまったりしますが、「たまには居なくても良い」と思われている、宣言されることは、逆にポジティブに考え行動することもできますので、奥さんの心遣いはありがたいですね。
まだ序章のようですが、東日本では消滅しつつある西日本の国鉄の記録は、この先大事な宝になると思います。私も全然行っていないので、隙を見て行きたいと思っています。続きを楽しみにしています。
  1. 2018/03/04(日) 20:40:15 |
  2. URL |
  3. キハ181つばさ #LWshcgts
  4. [ 編集 ]

飛び出せば…

キハ181つばささん

コメントをありがとうございます。
行って来ちゃいました。そして、行ってよかったです。
一人旅なんてもうできないなと憧れに近い思いを持っていたら、いざ行けるようになって「めんどくさ」(笑)
でも、外に飛び出せばそれなりの情報が入ってくるため、京都に着いた瞬間からフィールドワークをやる気になりました。要は外に出る気力がいつまで持てているか、なんですよね。
ご期待に添える内容になるかわかりませんが、自分がバンバン鉄道旅行をしていた時代には、デジタルカメラもこのようなブログも無かったのです。それが今ではこんな風に皆さんに、自分で撮った写真を絡めてお話できてしまう訳で、それはとてもすごいことだとあらためて気づきました。
ですから駄文なりに最後まで書き続けてみるつもりです。
ツッコミどころ満載ですが、よろしくお願いします。
  1. 2018/03/05(月) 22:30:54 |
  2. URL |
  3. しなのさかい #-
  4. [ 編集 ]

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