KATO 2019年4月分ポスターを見て「むむむ」となる。

2018-12-11 (Tue) 08:10
鉄道模型(車両) 10
おはようございます。しなのさかいです。

カトーから2019年4月分のポスターが発表されています。
今回はこの内容を見て、あれこれ考えてみようと思います。






【43系 急行「みちのく」】

「一時期は上り列車をC62が重連で牽引する姿も見られました。」というコメントで企画の狙いが明かされています。

当方としては、この「みちのく」という列車の情報に不足感を持っており、少なくとも自宅の資料を見ても列車の輪郭がはっきりと見えてきません。
今回はターゲットとした年代がいつもの客車急行シリーズ(せいぜい昭和40年代の姿)よりやや古いようで、本棚にある雑誌の記事を探しても昭和40年代半ば頃の客車急行の姿が限度。

重連運転に関する情報も、いわゆる「SLブーム」以前のことであるため、ネコパブの『国鉄時代』を定期購読していないとつかむことができないような気がします。

それならば、目ぼしい客車が含まれているか…
新しい金型による客車はオロ61、スシ48、オハフ45の3形式だそうです。
オハフ45はローカル運用の“雑客編成”を再現するために単品設定があるといいなぁと思う程度。
オロ61とスシ48については今までに必要と思ったことがまるでありません。
以前の「安芸〈1967〉」にはマシ38という食堂車が含まれて大いに歓喜しましたが、それは昭和40年代に入ってもカニ38等のゲテモノを連結していた「安芸」という列車(編成)全体に大きな魅力を感じたからです。

ちらっと接した小売店からの情報によると、メーカーが今回の「みちのく」製品化発表に合わせて、C62常磐形(ゆうづる牽引機)の受注を「まだ可能」と伝えているとか。
客車の企画を立ち上げておいて、牽引機の入手が絶望的…ということではパニックが起こりますから、まぁそういうことなのでしょう。
このことは残念ながら、今回のC62(+ゆうづる)に思いのほかユーザーが反応しなかったことを示しています。
これまで、カトーの蒸気機関車は受注が多過ぎて「2か月に渡る分納」ということばかりでしたから、そうではない事態になっているということは異例と言えそう。
「ゆうづる」を牽引したC62は、「ニセコ」並にそれなりの人気を誇っていた有名な列車だと思っていたのですが。

20系客車とC62の生産時期、いやポスターでの製品化発表の仕方が分断され、ユーザーが「ゆうづる」に対するイメージをつかみ損ねたという側面もあろうかと思います。
もし、今回の「みちのく」がこうした在庫のダブつきを解消するために急遽浮上した企画であるとすれば、ちょっと行き当たりばったりのようで…。

例の有名な記録映画の時代とほぼ同じ「みちのく」…と見ればいいのでしょうが、いずれにしてもモヤモヤ感は残ります。
今のところ、この客車セットを手にして、さらにC62を買い足して重連運転を楽しもうとする考えには至っていません。



【ワキ50000 2両セット】
【EF66 前期形】(再生産)
【コキ50000/コキフ50000】(再生産)

「ワキ10000丸屋根車からの改造車で…」というアナウンス文がありますから、おそらく既存のワキ10000のボディを利用するのでしょう。
というか、台車もTR203ですから、これはおそらく単なるワキ10000の塗替え製品…

EF66前期形の再生産に合わせた、ちょっとしたスパイスのようなものでしょうか。
まずは「再生産」を目的とした「新製品」の企画のように見えてしまいます。
再び国鉄時代の高速貨物列車を企画する意図が見えなくて、どこかモドカシイですね。
こういう企画って以前は、破壊力のある新製品ネタの脇役アイテムとして使われていたように思うのですが。
「だからどうした?」と反応してしまうのは当方だけかしら。






【E231系0番台 中央・総武緩行線】

「あれ、今までにやっていなかったっけ?」というのが当方の条件反射でした。
つい先日、近所の量販店で「大和路快速」を手にしているとき、他のお客さんが「久しぶりの再生産なんですよー」と嬉しそうにトミックスのコレを買って帰っていきました。
なるほど、この形式は長い間トミックスの独壇場だったんですね。
当方は冒頭の感想のように無味無臭な列車(失礼)と思っていますが、秋葉原、東京の象徴のように捉えているユーザーも多いのかもしれません。
「存在しないのも困る」アイテムでしょうから、これはこれで。



【えちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン)ET122系】

ほぼ同時に「3市の花号」の製品化が、こちらはホビーセンターカトー製品として発表されました。
大阪から新快速の225系100番台等、JR西日本の521系、IRいしかわ鉄道の521系、あいの風とやま鉄道の521系と続いて、泊まで到達していた日本海縦貫線の旅は、さらにその先へと進むそうです。
直江津から妙高高原への車両(ET127系)は先日発売されたばかりですから、こうした遊びをしたいユーザーにとっては“足りないワンピース”でした。
ただ短期間に「北陸」という特定の地域への集中的なこだわりが度を過ぎているように見られます(この調整の無さは碓氷峠や中央東線に関する企画でも同じ傾向が見られますよね)。
北陸は好きだけど少ないインターバルでそこまで揃えるというのはしんどいし。
適度な生産間隔がないと、結局はその地域への興味を持っているユーザーさえ「そこまで買えません」という気持ちにさせてしまわないかと、老婆心ながら心配しています。

両運転台の気動車は小型レイアウトにも向いているし…というなのでしょう。
これも最近よくあるメッセージ。
間違ってはいないけどアイテムの選び方はもう少し考えてもらいたいなぁ。
例えばキハ22とかだったら「別の鉱脈」にぶち当たりそうじゃないですか。



【キハ85系〈ワイドビューひだ・ワイドビュー南紀】(再生産)

昨年に買い逃したユーザーが多くいると聞きますから、それなりに需要がある再生産なのでしょう。
そろそろ引退が近づいてきましたから、カミンズエンジンの音に感動したことがあるユーザーは手に入れておきましょう。
サウンドカード、出ませんかねぇ。





カトーの年度末は確か5月末でして、2018年度はその5月分の発表を残すのみとなりました。
カタログ既発表分の中では、大物であるJR四国2000系気動車が完全に宙に浮いており、その動向が気になります。
「年度末アイテム」とするのであれば理解しますけど、どうなんでしょう。
同じくカタログで発表されている新規ローカルホームシリーズの動きも見えてきません(もっとも当方はコレをやられるとつらい面もあり…)。
あと数日で2019年のカタログも発売されますから、そこでの発表をまた話題としてみたいですね。


ただ、企画同士のつながりは相変わらず感じられなくなっており、練られたストーリーも見られません。
打ち出された企画に場当たり的なにおいも漂っています。
地域性も偏っており、陣地転換というか振り幅も小さい。
たまには北海道とか九州とか、その辺りも模型で旅をしてみたいのですが。


勝手なつぶやきを失礼しました。
ではまた。

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