こんにちは。しなのさかいです。
関東平野は早くも桜の季節が終わろうとしており、また新しい「1年」が始まりました…
そんなタイミングで、東京の中心部では鉄道模型市場における「大事件」が発生。
実にいろいろなことを考えさせられました。
身の上のこと以外にも考えること多かった今年の桜の季節だった、と言えそうです。
とにもかくにも、家族と趣味のために、また「ほどほど」に働こうと思います。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

先週の日曜日。
下の娘を誘って、自転車で近くの県立公園で行ってみたらとてもいい具合に咲いていて「これを見るときはいつもいろいろ大変なんだよなぁ」と思ってみたり。
本当に穏やかな気持ちで桜を見ることができるように、あともう少し(どのくらい?)は頑張らないといけません。
とりあえず、GWまでが一つの山でありますので、ひたすらに4週間を乗り切ってみようと思います。

遡りまして3月26日のことです。
カトーから大物アイテム、E353系「あずさ・かいじ」が発売されました。

紙ケース(ベストセレクション)の基本セット(4両)、ブックケースの増結セット(5両)、そして同じくブックケースの付属編成セット(3両)。
これらに「E353系 付属編成用動力装置」なる赤ラベル製品が加わっての導入でして、大変な買い物となってしまい、財政危機真っしぐらです。
既に多くの方がレポートされていますが、中央東線のネタでもありますので、備忘録を兼ねて当ブログでも触れておくこととしましょう。

いきなり先頭車のボディを外した画像で申し訳ありません。
当鉄道標準仕様でありますから、LED室内灯を組み込むことから始めないと、レイアウト本線に置けないのです(笑)
導光プリズムが緩く動くこともなくキッチリハマりました。
最近の設計を長く見ていると、座席パーツにはめ込んだLEDクリアのプリズムが緩く動くことがあり、いわゆる「ツノ」の寸法にばらつきがあるように感じます。

運転台付近をアップで撮影。
そんなに細かな彫刻がなされることもなく、とても大味です。
でも、これでいいんだと思います。

ボディの裏側を拝見すると、先頭部のブラックフェイス部が別パーツ化されていることに気づきました。
誤って傷をつけてしまってボディを交換する必要に迫られたときは、こういう最小限のパーツだけで済む分離措置がありがたかったりします。

「車体傾斜装置」とアナウンスされている仕組みは見たところ従来の「振り子機構」と同じで、台車側には集電シューと共に立ち上がる突起、床下側には変形した集電板という具合。
台車が首を振れば、変形した(斜めになった)集電板に沿って台車の上にあるボディが傾くという仕組みです。

LED室内灯クリアを組み込んで点灯テスト。
キハ181つばささんと話したのは、青白いなと思えたLED室内灯も、こうしたイマドキの電車には実感的な色に見える、ということ。
グリーン車であるサロE353形には電球色を組み込みました。

ヘッドライトは「少し暗い」との指摘が多いみたいです。
でも、あんまりそうした声が大きくなると、カトーはマイナーチェンジをしますから、そうなるとASSY争奪戦が始まるのですよ。
それもそれでしんどいので、悩みます。
それでは深夜の運転会スタート。

「ガスタンク・カーブ」で1枚。
そばに置傍にいた車は、また時代考証を間違えましたね。

タキ1000(トミックス製)の貨物列車とのすれ違い。
E353系はスタイリッシュでありながら、ひたすらに山の中を走り抜ける列車なので、当方のレイアウトには最適なアイテムです。

季節の風景を切り取るだけならば「春」のにおいは大好きです。
1日中こんな風景を見て過ごせたらいいんですが。

車体傾斜の具合をチェック。
カントのついたカーブの上ではありますが、減速せずに傾いて突っ走る感じが伝わるかなと。
「E353」の「E]の文字は実車と違って、上が欠けているように見えます。
色の選択って難しいものです。
□ □ □

3月16日のダイヤ改正でE257系の定期列車撤退、完全なるE353系化が図られて「スーパーあずさ」が「あずさ」に統一、その他富士急行線へ乗り入れる定期列車「富士回遊」のデビューと、なにかと話題があった中央東線。
E353系は2年前のデビュー時から「カッコイイ」と話題になっていましたから、そろそろ気も熟してきたところです。
そんな経緯があった上での、本格的な運用開始でした。
そのダイヤ改正からわずか10日後に模型としてもリリースされたためか、近所の量販店ではまず付属編成と動力化装置から売り切れ、発売から1週間も経たずに全てのセットが店頭から消えたそうです。
聞けば子どもからお年寄りまで、まんべんなく手にして帰っていったとか。
主だった旧国鉄の幹線が整備新幹線の開業によりズタズタにされてきましたが、平成の時代が終わろうとしているこのときであっても、旧来のように「特急街道」を維持している幹線があります。
とりわけ中央東線はその中の好事例であり、また車窓の変化も大きいわけで、乗っていても飽きません。
今回のE353系の売れ方には様々な分析がありましょうが、昔から今へつながる飽きないコンテンツ(特急街道としての中央東線)として、その価値がユーザーの中にあったのではないでしょうか。
とはいえ、カトーの「中央東線企画」は少しインターバルを空けてもらえると助かります。
あ、大切なことを言い忘れていました。
「E353系 付属編成セット用動力装置」は予約して手にしたものの、付属編成に組み込むことはやめました。
座席パーツと床下パーツが付属編成のそれとは合致しないためです。
もしかして、小売店に突き上げをくらって、慌てて施した措置だったのでは???
こういう中途半場な措置はいずれ正確に補正されるのではないでしょうか。
付属3両編成をベストセレクション化した方がよさそうなのですけど、おそらく「富士回遊」というネーミングよりは「あずさ」の方が素人には理解されますから、その辺も悩みの種かも。
難しいジレンマですが、「ユーザーフレンドリー」となるようにお願いします。

こうして列車と風景を合わせて楽しんでいると、いろんな欲も出てきます。
レイアウト工事、これで満足せずに前へ進みます。
ではまた。
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- 2019/04/14(日) 11:15:00|
- 鉄道模型(車両)
-
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| コメント:2
どうもこんにちは、E353系購入されたんですね、羨ましいものです。車体傾斜がある関係で値段は少し高いですが、品質は、さすがKATOですね、他のメーカーだと値段が高くても品質があまりよくない製品もあるので、そこがまず良いものです。またE353系の模型は行先がシールですが、側面の行先表示は穴が開いておりますか?最近のKATOはE35系では側面行先が印刷済みでしたが、E353はシールとライトユーザー向けでも使い分けているのが気になるところです。量産先行車の発表から約6年、中央線特急の統一と、模型の発売遂、長かったですが、にここまで来ましたね、そんな早くも貫禄が付いてきたE353系、今後何回も生産される製品だと思うので、私も予算を確保して入手
したいものです。
- 2019/04/14(日) 13:29:15 |
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- keio201 #-
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Keio201さん
コメントをありがとうございます。
側面の表示器はガラスパーツではありません(抜けていません)。ツライチのボディに黒く印刷してあるだけです。好みの差はある仕様ですが、走行中のことを考えるとこれでいいように思います。だからシールも使わないかも(笑)
今回はカトーがやるべき仕事でありました。これからも繰り返して生産されること間違い無いでしょうから、ゆっくりとご検討されてはいかがでしょうか。カトーは寝て待て、です(^ ^)
- 2019/04/14(日) 14:11:06 |
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